JP5257888B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、振動検出機構を備えた遊技機に関する。
パチンコ機等の遊技機において、遊技機を叩いたり揺すったりして、遊技球を無理矢理大当たりが発生する特定領域に導こうとしたり、遊技機に誤動作を引き起こさせる等の不正行為が行われることがあり、その被害が大きな社会問題になっている。このため遊技施設の係員による監視強化のみならず、遊技機メーカー各社においても、このような、遊技機を叩いたり揺すったりして振動させる不正行為を早期に検知して警報を発するべく、振動検出装置の開発が進められている。このような振動検出装置としては、衝撃センサを用いた振動検出装置が周知となっており(例えば、特許文献1を参照)、また、加速度を検出し、その加速度が所定値を超えたことを検知した際に、振動が発生したと判断するものや、物理的な接触を振動と判定するものが知られている。
特開2008−39476号公報
しかしながら、上述したような衝撃センサ等を用いた振動検出装置を用いた場合、製造コスト、または消費電力等のコストが高いという問題があった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、製造コスト、または消費電力等のコストを低減させ、環境に優しい遊技機を提供することを目的とする。
このような目的を達成するため、第1の発明に係る遊技機は、枠部材(例えば、実施形態における前枠2)と、板状に形成された第1板部(例えば、実施形態における中間部材30)と、第1板部の前面側に重ねて接合された第2板部(例えば、実施形態におけるベース部材20)と、第2板部の前面側に取り付けられて遊技領域を形成する遊技構成部品とを有し、枠部材に取り付けられる遊技盤と、枠部材の裏面側に取り付けられるとともに遊技盤の裏面側を覆う閉止位置に保持されて用いられる裏セット盤とを備えた遊技機において、第2板部における遊技構成部品を避けた部分に、透明または半透明の第1透光部が形成され、第1板部における第1透光部と対応する部分に、前後に貫通する貫通穴が形成され、第1透光部に設けられ、第1透光部を通過する外光を集光光束に変換する集光レンズ(例えば、実施形態における凸レンズ63,153)と、集光レンズの集光位置に受光面を有して集光レンズからの集光光束を受光する受光手段(例えば、実施形態における受光素子71,101,121,131)と、集光レンズの焦点位置が受光面からずれることによって受光手段において検出された受光量が所定量を超えて変化したときに、集光レンズと受光手段との相対的な位置関係が変化したとみなして遊技機に生じる振動を検出する振動検出手段(例えば、実施形態における主制御装置88)とを備えて構成される。
また、受光手段は、弾性を有する支持部材(例えば、実施形態における板バネ124、U字型板バネ134)を介して前記裏セット盤に支持されていることが好ましい。
また、集光レンズは、第2板部と一体的に形成されることが好ましい。
また、集光手段は、第2板部と一体的に形成されることが好ましい。
そして、遊技構成部品を避けた部分であって、第1透光部に対応する部分に、透明または半透明の第2透光部が形成されたシート状のシート部材が、第2板部の前面側の遊技構成部品を避けた部分に重ねて接合されることが好ましい。
さらに、集光レンズと受光手段の間に、集光レンズにより集光される光を絞る絞り手段が設けられていることが好ましい。
第1の発明に係る遊技機においては、遊技機が振動したとき、遊技盤に取り付けられた集光手段が裏セット盤に取り付けられた受光手段に対して振動し、受光手段が受光する光が変化することで、パチンコ機の振動を確実に検出することができ、また、集光手段が集光する光として、外光を使用する構成となっているため、遊技盤にかかる消費電力等のコストを抑えることができる。
また、受光手段が、裏セット盤に弾性を有した支持部材で支持されていることにより、より確実に遊技機の振動を受光手段に伝えること可能となり、遊技機のより細かな振動を検出することができる。
なお、受光手段が、遊技盤に直接取り付けられていることにより、裏セット盤等に加工を加えることなく、振動検出機構を標準装備させた遊技盤を提供することが可能となる。
また、集光手段が第2板部と一体的に形成されることで、振動検出機構を遊技盤の標準装備として提供することができる。
そして、遊技構成部品を避けた部分であって第1透光部に対応する部分に第2透光部が形成されたシート状のシート部材を、第2板部の前面側の遊技構成部品を避けた部分に重ねて接合させることにより、第1透光部と第1板部との境界が遊技機の前面側から不可視とすることができる。
また、受光手段が受ける光の光量を調節する絞り手段を設けることにより、振動検出機構の精度を上げることができる。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照しながら説明する。本発明に係る遊技盤を備えた弾球遊技機の代表例としてパチンコ機PMの正面図を図1に示しており、まず、図1を参照しながらパチンコ機PMの全体構成について説明する。
パチンコ機PMは、外郭方形枠サイズに構成されて縦向きの固定保持枠をなす外枠1の開口前面に、これに合わせた方形枠サイズに構成された開閉搭載用の枠部材として使用する前枠2が互いの正面左側上下に配設されたヒンジ機構3a,3bにより前方に横開き開閉及び着脱が可能に取り付けられ、正面右側に設けられた施錠装置4を利用して常には外枠1と係合連結された閉止状態に保持される。
前枠2の前面側上部には、ガラス扉5が前方に横開き開閉及び着脱可能に取り付けられ、施錠装置4を利用して常には前枠2の前面を覆う閉止状態に保持される。ガラス扉5の背後に位置する前枠上部には、遊技盤10を着脱可能に収容する収容部(図示せず)が設けられており、この収容部に立設姿勢で係止保持された遊技盤10がガラス扉5を通して視認されるようになっている。
前枠2の前面における上記ガラス扉5の下側には、遊技球を貯留する上球皿6が取り付けられており、この上球皿6の下側には下球皿7および発射ハンドル8が取り付けられている。また、図示省略するが、上球皿6に前面側が覆われた前枠2の下部領域には遊技補助盤(図示せず)と称される補助機構部が形成されており、この遊技補助盤には、遊技盤10の遊技領域PA内に遊技球を発射する遊技球発射装置(図示せず)等が設けられている。
なお、前枠2の背面側には、図2に示すように、裏セット盤80がヒンジ機構(図示せず)により揺動開閉および着脱可能に取り付けられる。裏セット盤80には、遊技球を貯留する球貯留タンク81、球貯留タンク81から供給された遊技球を整列させて流下させるタンクレール82、球圧を軽減して遊技球を下方に流下させるS字レール83、入賞状態等に基づいて遊技球を払い出す球払出装置84、球払出装置84から払い出された遊技球を上球皿6に導く球払出流路85等の遊技球の処理機構が設けられている。また、裏セット盤80には、パチンコ機PMの作動を統括的に制御し、パチンコ機PMの振動を検出する主制御装置88等の各種制御装置や、回路基板(図示せず)等の各種電子部品が取り付けられており、これらが図示しないコネクタケーブルで接続されてパチンコ機PMが作動可能に構成される。
パチンコ機PMは、前枠2やガラス扉5等が閉鎖施錠された状態で遊技に供され、上球皿6に遊技球を貯留させて発射ハンドル8を回動操作することにより遊技が開始される。発射ハンドル8が回動操作されると、上球皿6に貯留された遊技球は、上球皿6の背面側に位置する遊技球発射装置により1球ずつ遊技領域PAに打ち出され、パチンコゲームが展開される。
次に、遊技盤10について図3〜図6を参照しながら説明する。ここで、図3は遊技盤10の正面図、図4は遊技盤10の背面図、図5は遊技盤10を構成するベース部材20の正面図、図6は遊技盤10を構成する中間部材30の正面図である。
遊技盤10は、ベース部材20(第2部材)と、ベース部材20の前面側に接合された中間部材30(第1部材)と、中間部材30の前面側に接着されたシート部材(セルシート)40等により構成される。図3に示すように、シート部材40の前面における外周部近傍には、左側に案内レール12を有したレール飾り13がビス止めされ、遊技構成部品の一つであるレール飾り13によって囲まれた内側に、遊技球発射装置(図示せず)より打ち出されて案内レール12に沿って上昇した遊技球が転がり落ちる略円形の遊技領域PAが区画形成される。
遊技領域PAには、遊技構成部品として、多数本の遊技釘51とともに、第1および第2の始動入賞装置60a,60bや可動入賞装置53、電動役物装置54、一般入賞装置56等の各種入賞装置と、電動役物装置54を開放作動させるゲート55と、中央に表示開口を有するセンター役物57と、センター役物57の表示開口を介して遊技展開に応じた画像を表示する液晶表示パネル58等が取り付けられる。また、遊技領域PAの下端部には、各入賞装置に落入することなく遊技領域PAを転動落下した遊技球を遊技盤10の背面側に排出させるアウト口59が設けられる。
シート部材(セルシート)40は、樹脂材料を用いて所定の模様が印刷された矩形シート状に形成され、接着剤により中間部材30の前面側に接着される。図3に示すように、シート部材40における遊技構成部品を避けた部分には、透明もしくは半透明の3つのシート側透光部41a〜41cが形成される。3つのシート側透光部41a〜41cのうち第1のシート側透光部41aは、センター役物57の左下方において斜め方向に平行に並ぶ複数の遊技釘51(道釘)同士の間隙部に設けられ、細長い長方形に形成される。また、第2のシート側透光部41bは、センター役物57の左方において遊技釘51を避けた位置に設けられ、遊技釘と同等の大きさの小さな円形に形成される。また、第3のシート側透光部41cは、センター役物57の左上方において遊技釘51を避けた位置に設けられ、斜め方向を向く楔形に形成される。
中間部材30は、図6に示すように、ブナ材やラワン材を用いた積層合板を用いて、厚さ10mmの矩形平板状に形成され、ネジ等の接合手段を用いてベース部材20の前面側に接合される。中間部材30における第1のシート側透光部41aと対応する部分には、前後に貫通する第1の貫通穴31aが形成されており、第1の貫通穴31aの断面形状は、第1のシート側透光部41aと同様の細長い長方形となっている。また、中間部材30における第2のシート側透光部41bと対応する部分には、前後に貫通する第2の貫通穴31bが形成されており、第2の貫通穴31bの断面形状は、第2のシート側透光部41bと同様の小さな円形となっている。また、中間部材30における第3のシート側透光部41cと対応する部分には、前後に貫通する第3の貫通穴31cが形成されており、第3の貫通穴31cの断面形状は、第3のシート側透光部41cと同様の楔形となっている。
ベース部材20は、図5に示すように、ポリカーボネート(PC)やABS樹脂等の樹脂等といった透明もしくは半透明の樹脂材料を用いて、厚さ9mmの矩形平板状に形成される。ベース部材20の中央部には、センター役物57を取り付けるための第1のベース側穴部21aが形成される。さらに、ベース部材20における第1のベース側穴部21aの下側には、第1の始動入賞装置60aを取り付けるための第2のベース側穴部21bや、可動入賞装置53を取り付けるための第3のベース側穴部21c、第2の始動入賞装置60bやゲート55を取り付けるための第4のベース側穴部21d、電動役物装置54を取り付けるための第5のベース側穴部21e、一般入賞装置56を取り付けるための第6のベース側穴部21fが形成される。また、ベース部材20の下端部中央には、アウト口59を設けるためのアウト口用切り欠き22が形成される。
ベース部材20の前面における第1のシート側透光部41aと対応する部分には、第1のシート側透光部41aと同様の断面形状を有する凸形の第1のベース側透光部23aが形成されており、中間部材30の第1の貫通穴31aと嵌合可能に構成される。また、ベース部材20の前面における第2のシート側透光部41bと対応する部分には、第2のシート側透光部41bと同様の断面形状を有する凸形の第2のベース側透光部23bが形成されており、中間部材30の第2の貫通穴31bと嵌合可能に構成される。また、ベース部材20の前面における第3のシート側透光部41cと対応する部分には、第3のシート側透光部41cと同様の断面形状を有する凸形の第3のベース側透光部23cが形成されており、中間部材30の第3の貫通穴31cと嵌合可能に構成される。なお、第1〜第3のベース側透光部23a〜23cはそれぞれ、ベース部材20の平坦部分の前面から9.8〜9.95mmの高さ(厚さ)を有しており、中間部材30の厚さが10mmであるため、第1〜第3の貫通穴31a〜31cとそれぞれ嵌合したときに、第1〜第3のベース側透光部23a〜23cの前面が中間部材30の前面に(わずかに凹んだ位置で)ほぼ並ぶようになっている。また、ベース部材20の前面における外周部近傍には、複数のレール取り付け部24が前方に突出して形成されている。
以上のように構成されるパチンコ機PMには、不正行為等による振動を検出するための振動検出装置70が設けられており、まず、第1実施形態の振動検出装置70について図7を参照しながら説明する。振動検出装置70は前述した裏セット盤80の背面に設けられており、集光手段として使用する凸レンズ63は、凸形に形成されたベース部材20の透光部の前部内側に、ベース部材20と一体的に形成されており、凸レンズ63に入射された光64aは、凸レンズ63により集光され、集光された光束64bは、光軸Aを軸として後方の振動検出装置70に入射されるようになっている。振動検出装置70は、受光手段として使用し、受光した光信号を電気信号に変換する受光素子71、ハウジング72、支持板73等で構成されており、受光素子71は、ハウジング72の内部に接合された支持板73に固設されており、上述した凸レンズ63の焦点距離が、凸レンズ63と受光素子71との間の距離と等しく、ちょうど受光素子71の受光面が焦点となるよう構成されている。この場合、パチンコ機PMが振動していない通常時は、凸レンズ63を通して、裏セット盤80に形成されている入射孔74から受光素子71に光が入射され、受光素子71でその光を検出することができるようになっている。また、遊技盤10が振動を受けた場合は、裏セット盤80に配設した受光素子71に対して遊技盤10が相対的に振動することにより、上述した焦点の位置が受光素子71の受光面からずれるため、受光素子71に入射される光量が変化する。受光素子71が受光する光の光量が所定量以上変化すると、光量が変化することにより受光素子71が変換する電気信号が変化し、この電気信号の変化を前述した主制御装置88が検出し、後に詳述するホールコンピュータ75に振動検出信号を送信するようになっている(後に詳述)。
また、図8のブロック図に示されるように、パチンコ機PMに内蔵されている振動検出装置70は主制御装置88を介して、振動検出時に警報を発する警告手段76や振動を検出した旨を画面等に表示させる表示手段77を有するホールコンピュータ75と、図示しない通信手段を介して電気的に接続されている。遊技場内のパチンコ機PMは、ホールコンピュータ75によって集中管理されるようになっており、振動検出時に振動検出装置70の受光素子71が受光する光量が変化することにより、主制御装置88が出力した振動検出信号は、ホールコンピュータ75内に取り込まれ、警告手段76により、ホール管理者に不正行為が発生した可能性がある旨の警報を流すとともに、表示手段77により、不正行為が発生した可能性がある旨の内容が表示されるようになっている(後に詳述)。
以上のように構成された第1実施形態の振動検出装置70を用いて、以下でパチンコ機PMで発生した振動の検出方法について説明する。例えば、遊技者が意図的に上球皿6の上部を叩き、この不正行為により、ある一定以上の大きさの振動が発生したものと仮定する。このとき、当該振動により受光素子71が受光していた光量が変化し、この光量の変化を、主制御装置88が検知する。その後、主制御装置88からホールコンピュータ75に向けて不正行為を検出した旨の振動検出信号が出力され、その信号に基づいてホールコンピュータ75が、パチンコ機PMにおいて不正行為が行われている可能性が高いものと判断し、その旨が表示手段77に表示される。具体的には、ホールコンピュータ75に接続されたディスプレイの画面上に、パチンコ機PMの台番号とともに、ホール管理者の注意を促すための所定の文字情報が表示される。また、このときに、ランプやブザー等の警告手段76を作動させて、光や音によりホール管理者に注意を促す。
以上のような第1実施形態の振動検出装置70によれば、パチンコ機PMにある一定以上の大きさの振動が発生すると、受光素子71に入射される光量が変化し、その光量の変化に伴い受光素子71が発する電子信号が変化し、その電気信号の変化を主制御装置88が検出し、ホールコンピュータ75に振動検出信号を送信するため、パチンコ機PMに発生した振動を確実に検出することができる。
また、上述したパチンコ機PMで発生した振動の検出方法について、振動を検出したとき、主制御装置88からホールコンピュータ75に向けて振動検出信号が出力される例について示したが、これに限られることなく、例えば、受光素子71が受光していた光量の変化を主制御装置88が検知したとき、不正行為が行われている旨を液晶表示パネル58に表示したり、パチンコ機PMに備えられた図示しないスピーカから警告を促す音声を出力させるようにしてもよい。
さらに、上述の第1実施形態において、振動検出装置70を裏セット盤80の背面に配設した例について説明したが、この構成に限られるものではなく、振動検出装置70を裏セット盤80の前面に配設してもよい。
次に、第2実施形態の振動検出装置100について図9を参照しながら説明する。振動検出装置100は、図6または図7に示した第1実施形態の振動検出装置70とほぼ同様の構成である。よって異なる部分についてのみ以下で説明する。まず、振動検出装置100は、受光手段として使用する受光素子101、ハウジング102、支持板103等で構成されており、ハウジング102と裏セット盤80との間に、集光される光の絞り手段として、裏セット盤80に形成されている入射孔104より面積が小さい透光部105を有する絞り110をハウジング102と裏セット盤80の間に設け、絞り110を挟みこんだハウジング102は、ネジ106により裏セット盤80に固設されている。
以上のように構成された第2実施形態の振動検出装置100を用いた振動検出方法は、前述した第1実施形態と同様であるが、絞り110を設けて、受光素子101が凸レンズ63から入射孔104を経て受光する光束を絞ることにより、振動検出装置100が検出する振動の基準値を変更することが可能である点において異なる。例えば、振動の感度を上げ微弱な振動をも検出したいような場合は、絞り110の透光部105の面積を小さくすることで、微弱な振動を受けた際にも受光素子101に入射される光量が変化するため、より細かな振動を検出できる。また、微弱な振動を検出する必要がないような場合は、絞りの透光部105の値を大きくすることで、当該振動を検出しないようにすることができる。
以上、第2実施形態の振動検出装置100によれば、絞り110を挿入することにより、検出する振動の感度を高くすることができ、また透光部105の面積が異なる絞り110を挿入することにより、検出する振動の感度を調節することができる。
次に、第3実施形態の振動検出装置120について図10を参照しながら説明する。振動検出装置120は、図7に示した第1実施形態の振動検出装置70とほぼ同様の構成である。よって異なる部分のみ以下で説明する。まず、振動検出装置120は、受光手段として使用する受光素子121、ハウジング122、支持板123、板バネ124、ネジ125等で構成されており、板バネ124はネジ125によりハウジング122に接合されており、また、支持板123は板バネ124に固設されている。
以上のように構成された第3実施形態の振動検出装置120を用いた振動検出方法は、前述した第1実施形態と同様であるが、板バネ124を配設することにより、パチンコ機PMに加えられた振動がより確実に支持板123に伝えられるという点で異なる。具体的には、板バネ124は、パチンコ機PMに加えられた振動力をばね定数で除した分だけ変位するため、より振動の感度を上げ微弱な振動を検出したいような場合は、ばね定数の小さい板バネ124を配設すればよく、また振動の感度を下げ微弱な振動を検出する必要がないような場合は、ばね定数の大きい板バネ124を配設すればよい。
以上、第3実施形態の振動検出装置120によれば、板バネ124を用いて受光素子121を支持する構成になっていることにより、より確実に受光素子121に振動を伝えることができ、また、ばね定数の異なる板バネ124を配設することで、振動の感度を調節することができる。
なお、上述の第3実施形態において、受光素子121を支持するバネとして板バネ124を使用したが、これに限られるものではなく、他の弾性部材を用いるようにしてもよい。また、板バネ124等の弾性部材が受光素子121に加える付勢力の大きさを、ばね定数の異なる弾性部材を配設することにより変更することができる。
次に、第4実施形態の振動検出装置130について図11を参照しながら説明する。振動検出装置130は、図7に示した第1実施形態の振動検出装置70とほぼ同様の構成である。よって異なる部分についてのみ以下で説明する。まず、振動検出装置130は、受光手段として使用する受光素子131、ハウジング132、支持板133、縦幅がD1の第1ネジ穴137と、縦幅がD2の第2ネジ穴138を有するU字型板バネ134、第1ネジ135、第2ネジ136等で構成されており、図11(c)に示すように支持板133は、U字型板バネ134に第1ネジ135により接合されており、U字型板バネ134は、ハウジング132に第2ネジ136により接合されている。
また、第4実施形態の振動検出装置130は、U字型板バネ134をハウジング132に接合する際に、第2ネジ136を第2ネジ穴138の縦幅D2の間のどこに入れるかについて、任意の場所を選択することができるように構成されている。
以上のように構成された第4実施形態の振動検出装置130を用いた振動検出方法は、前述した第1実施形態と同様であるが、U字型板バネ134をハウジング132に接合させる際に、上述した第2ネジ136を接合させる場所を変更することによって、検出する振動の感度を調整できるという点で異なる。具体的には、第2ネジ136を第2ネジ穴138の最上部に接合する場合には、U字型板バネ134が支持板133に及ぼす弾性力が最大となるため、振動を受けたときの受光素子131の振動がより大きくなり、振動検出装置130は、より微弱な振動を検出し振動の感度を上げることができる。また、第2ネジ136を第2ネジ穴138の最下部に接合する場合には、U字型板バネ134が支持板133に及ぼす弾性力が最小となるため、振動を受けたときの受光素子131の振動が小さくなり振動の感度を下げることができる。
以上、第4実施形態の振動検出装置130によれば、第1ネジ穴137、第2ネジ穴138の2つのネジ穴を有するU字型板バネ134を用いて受光素子131を支持する構成になっていることにより、第2ネジ136を止める場所を変更することで振動の感度を調節することができる。また、第4実施形態では、U字型板バネ134を受光素子131の受光面と平行な方向に開口されるよう配設した例について説明したが、これに限られることなく、例えば、U字型板バネ134を、受光素子131の受光面と直交する方向に開口させるように配設することもできる。なお、この場合、U字型板バネ134が受光素子131に加える付勢力の方向が図11における上下方向となるが、このように、配設する弾性部材の形状を変更することにより、弾性部材が受光素子131に加える付勢力の方向を変更することができる。
次に、第5実施形態の振動検出装置150について図12を参照しながら説明する。振動検出装置150は、受光手段として使用する受光素子151、受光素子151を支持する弾性板152、集光手段として使用する凸レンズ153、ネジ154等で構成されている。受光素子151は弾性板152により支持されており、弾性板152はネジ154によりベース部材20に接合されている。また、凸レンズ153は、ベース部材20の透光部の背面に、ベース部材20と一体となって形成されている。
ここで、本実施形態では、振動を検出するために、外光155aを凸レンズ153で集光させて、凸レンズ153から発せられた光155bは、光軸Aを軸として後方の受光素子151に入射されるようになっている。ここで、凸レンズ153の焦点距離は、凸レンズ153と受光素子151との間の距離と等しく、ちょうど受光素子151の受光面が焦点となるよう構成されている。この場合、パチンコ機PMが振動していない通常時は、凸レンズ153を通して受光素子151に光が入射され、受光素子151でその光を検出することができるようになっている。このように、受光素子151を弾性板152に固定させた場合、振動検出装置150をベース部材20に直接配設することもできる。
以上、上述した各実施形態で用いた遊技盤10は、樹脂性のベース部材20と、ベース部材20の前面側に重ねて接合された木製の中間部材30と、中間部材30の前面側に重ねて接合されたシート部材40とを備えて構成されるため、樹脂性のベース部材20および木製の中間部材30を用いて遊技盤10の強度を確保することにより、従来と比較して約半分の木材使用量で遊技盤10を構成することが可能になり、木材の使用量を低減させることができる。
また、中間部材30の前面側に重ねてシート部材40を接合させていることにより、パチンコ機PMの前面から、ベース部材20の透光部と中間部材30との境界を不可視とすることができる。
なお、遊技釘51がシート部材40を通して中間部材30に打ち込まれており、ベース側透光部23a〜23cを中間部材30の貫通穴31a〜31cと嵌合される凸形に形成するようにすれば、合成樹脂のように遊技釘を打ち込むための下穴を形成する必要がなく、凸形のベース側透光部23a〜23cにより中間部材30における貫通穴31a〜31cの近傍の強度が向上することから、比較的高い生産性および強度を保ちながら木材の使用料を低減させることができる。
上述した各実施形態の振動検出装置においては、外光を利用して振動を検出するよう構成されているため、衝撃センサ等を用いた従来の振動検出装置と比較しパチンコ機PMの振動検出装置にかかる電力コストを低減させることができる。
なお、上述の各実施形態においては、凸レンズからの光を受光する受光手段として受光素子を用いているが、これに限られることなく、例えばイメージセンサを用いて、凸レンズから受光する光の光量分布の変化を振動として検出するようにしてもよい。
そして、上述した各実施形態においては、受光手段がパチンコ機PMの遊技盤、またはその背面の裏セット盤に取り付けられた場合について説明したが、これに限られることなく、前枠2、または各入賞装置に落入して遊技盤10の背面側に排出された遊技球を下方へ流下させる球寄せカバー15等、光を受光できる箇所であればパチンコ機PMのどこに配設してもよい。
そして、上述の各実施形態においては、振動検出装置がパチンコ機PMに配設された例について説明したが、これに限られることなく、スロットマシン等パチンコ機以外の各種機器、各種設備等にも配設することができる。
パチンコ機の正面図である。 図1に示すパチンコ機の側面部分断面図である。 遊技盤の正面図である。 遊技盤の背面図である。 ベース部材の正面図である。 中間部材の正面図である。 裏セット盤の背面に第1実施形態における振動検出装置を配設した際の遊技盤を表す、遊技盤と裏セット盤の断面図である。 振動検出時に作動する機器を表したブロック図である。 裏セット盤の背面に第2実施形態における振動検出装置を配設した際の遊技盤を表す、遊技盤と裏セット盤の断面図である。 裏セット盤の背面に第3実施形態における振動検出装置を配設した際の遊技盤を表す、遊技盤と裏セット盤の断面図である。 裏セット盤の背面に第4実施形態における振動検出装置を配設した際の遊技盤を表す、遊技盤と裏セット盤の断面図である。 振動検出装置を直接ベース部材に配設した際の、第5実施形態における振動検出装置周辺を表す、遊技盤と裏セット盤の断面図である。
符号の説明
PM パチンコ機
PA 遊技領域
10 遊技盤
20 ベース部材
30 中間部材
40 シート部材
51 遊技釘
63 凸レンズ
70 振動検出装置(第1実施形態)
71 受光素子(第1実施形態)
72 ハウジング(第1実施形態)
80 裏セット盤
100 振動検出装置(第2実施形態)
101 受光素子(第2実施形態)
102 ハウジング(第2実施形態)
110 絞り
120 振動検出装置(第3実施形態)
121 光学素子(第3実施形態)
122 ハウジング(第3実施形態)
124 板バネ
130 振動検出装置(第4実施形態)
131 光学素子(第4実施形態)
132 ハウジング(第4実施形態)
134 U字型板バネ
136 第2ネジ
138 第2ネジ穴
150 振動検出装置(第5実施形態)
151 受光素子(第5実施形態)
152 弾性板
153 凸レンズ(第5実施形態)

Claims (6)

  1. 枠部材と、
    板状に形成された第1板部と、前記第1板部の前面側に重ねて接合された第2板部と、前記第2板部の前面側に取り付けられて遊技領域を形成する遊技構成部品とを有し、前記枠部材に取り付けられる遊技盤と、
    前記枠部材の裏面側に取り付けられるとともに前記遊技盤の裏面側を覆う閉止位置に保持されて用いられる裏セット盤とを備えた遊技機において、
    前記第2板部における前記遊技構成部品を避けた部分に、透明または半透明の第1透光部が形成され、
    前記第1板部における前記第1透光部と対応する部分に、前後に貫通する貫通穴が形成され、
    前記第1透光部に設けられ、前記第1透光部を通過する外光を集光光束に変換する集光レンズと、
    前記集光レンズの焦点位置に受光面を有して前記集光レンズからの集光光束を受光する受光手段と、
    前記集光レンズの焦点位置が前記受光面からずれることによって前記受光手段において検出された受光量が所定量を超えて変化したときに、前記集光レンズと前記受光手段との相対的な位置関係が変化したとみなして前記遊技機に生じる振動を検出する振動検出手段とを備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記受光手段が、弾性を有する支持部材を介して前記裏セット盤に支持されていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記受光手段は、弾性を有する支持部材を介して前記遊技盤に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  4. 前記集光レンズは、前記第2板部と一体的に形成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の遊技機。
  5. 前記遊技構成部品を避けた部分であって、前記第1透光部に対応する部分に、透明または半透明の第2透光部が形成されたシート状のシート部材が、
    前記第2板部の前面側の前記遊技構成部品を避けた部分に重ねて接合されたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の遊技機。
  6. 前記集光レンズと前記受光手段の間に、前記集光レンズにより集光される光を絞る絞り手段が設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の遊技機。
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