JP5764596B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、大面積の主画像表示装置の前面側に配置されて所定の動作を行うサブ画像表示装置を備えた遊技機の改良に関する。
パチンコ遊技機、スロットマシン等の各種遊技機においては、遊技盤面に設けた液晶表示装置等の画像表示装置に遊技内容と関わりのある絵柄、文字、符号等の種々の画像を表示して、遊技状況を表示したり、演出効果を発揮させるようにしている。
近年、大面積の主液晶表示装置の表示画面前方に、可動役物としての小面積のサブ液晶表示装置を配置し、サブ液晶表示装置を種々動作させるようにした遊技機が提案されている(特許文献1)。
このように従来のサブ液晶表示装置を備えた遊技機において、主液晶表示装置の前方にサブ液晶表示装置を移動自在に配置しようとすると、大型、複雑な動作機構が必要になるという問題が生じる。
特開2011−87664公報
従来、動作機構と、動作機構に搭載されて種々動作するサブ液晶表示装置とを備えた演出可動装置は、動作機構とサブ液晶表示装置とを容易に分離することができない構造であったため、演出可動装置を遊技機本体に取り付けた後で、サブ液晶表示装置だけを取り外して修理、交換することができない等の不利不便が多々あった。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、主画像表示装置の前面側に配置されて所定の動作を行うサブ画像表示装置を備えた遊技機において、サブ画像表示装置と、サブ画像表示装置を支持して動作させる駆動ユニットとを着脱可能に構成することにより、サブ画像表示装置単独の修理、交換を可能とし、更に駆動ユニットを遊技機本体側に取り付けた後の任意の時点でサブ画像表示装置を駆動ユニットに対して取り付けることを可能とした遊技機を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、請求項1の発明に係る遊技機は、遊技盤と、該遊技盤に着脱自在に装着されて前後方向へ貫通する開口部を有したベース枠体と、前記遊技盤、又は前記ベース枠体に配置された駆動ユニットと、該駆動ユニットに対して着脱自在に装着されて所定の軌道に沿って移動し、且つ少なくとも一部が遊技盤の前方から視認可能なサブ画像表示装置と、前記ベース枠体の開口部の少なくとも一部を塞いだ状態で該ベース枠体後部に着脱可能に装着される主画像表示装置と、を備え、前記ベース枠体を前記遊技盤から取り外すことなく、前記サブ画像表示装置を前記駆動ユニットに対して着脱可能としたことを特徴とする。
請求項2の発明は、前記主画像表示装置を前記ベース枠体から離脱させた際に、前記開口部を経由して前記駆動ユニットに対して前記サブ画像表示装置の着脱を可能とする構成を備えたことを特徴とする。
請求項3の発明は、前記ベース枠体に装着された前記主画像表示装置と前記駆動ユニットとの間に、透明板を着脱自在に配置したことを特徴とする。
本発明によれば、サブ画像表示装置と、サブ画像表示装置を支持して動作させる駆動ユニットとを着脱可能に構成することにより、サブ画像表示装置単独の修理、交換を可能とし、更に駆動ユニットを遊技機本体側に取り付けた後の任意の時点でサブ画像表示装置を駆動ユニットに対して取り付けることができる。
本発明に係る可動盤面部品を搭載した遊技機の一例としてのパチンコ遊技機の正面図である。 外枠に対して遊技盤ユニット、及び内枠を開閉自在に組み付けた状態を示す斜視図である。 遊技盤に可動盤面部品を取り付けた状態を示す正面図である。 遊技盤に可動盤面部品を取り付けた状態を示す背面図である。 遊技盤ユニットから画像表示ユニットを取り外した状態を示す背面側斜視図である。 図5の遊技盤ユニットを更に分解した状態を示す背面側斜視図である。 遊技盤と可動盤面部品とベース枠体とを分離した状態を示す正面側の斜視図である。 可動盤面部品の正面側の分解斜視図である。 可動盤面部品を構成する移動部材、ガイド部、及び駆動機構の正面側の分解斜視図である。 移動部材を駆動ユニットに対して組み付ける手順を説明するための背面側斜視図である。 駆動ユニットと移動部材の構成を示す背面側分解斜視図である。 駆動ユニットと移動部材の組立手順を示す背面側分解斜視図である。 駆動ユニットに対して移動部材を組み付けた状態を示す背面側斜視図である。 (a)及び(b)は図13のX−X断面図、及びその分解図である。 (a)及び(b)は各移動部材が最外部に停止した開放状態の正面図、及び背面図である。 (a)及び(b)は移動部材が閉止位置に到達する直前の状態を示した正面図、及び背面図である。 (a)及び(b)は各移動部材が最も内側に移動した閉止状態の正面図、及び背面図である。 各移動部材が離間した状態にある時の駆動機構、及び停止位置決め装置の状態を示す正面図である。 移動部材が閉止位置直前の状態にあるときの駆動機構、及び停止位置決め装置の状態を示す正面図である。 移動部材が閉止状態にあるときの駆動機構、及び停止位置決め装置の状態を示す正面図である。 (a)及び(b)は図18の離間状態に対応した弾性付勢部材の状態を示す横断面図(平面図)、及びラックギア部材とピニオンギアとの噛合状態を示す正面図である。 (a)及び(b)は図19の状態に対応した弾性付勢部材の状態を示す横断面図(平面図)、及びラックギア部材とピニオンギアとの噛合状態を示す正面図である。 (a)及び(b)は図20の閉止状態に対応した弾性付勢部材の状態を示す横断面図(平面図)、及びラックギア部材とピニオンギアとの噛合状態を示す正面図である。 (a)及び(b)は左側の移動部材の開放停止位置側に設けた停止位置決め装置の構成を示す斜視図、及び右側の移動部材の開放停止位置側に設けた停止位置決め装置の構成を示す斜視図である。 (a)及び(b)は左側の停止位置決め装置の構成を示す分解斜視図、及び右側の停止位置決め装置の構成を示す分解斜視図である。 左側の停止位置決め装置の構成を示す拡大斜視図である。 左側の停止位置決め装置の構成を示す拡大正面図である。 右側の停止位置決め装置の構成を示す拡大斜視図である。 右側の停止位置決め装置の構成を示す拡大正面図である。 図29の正面縦断面図である。 各移動部材が開放停止位置へ向かって移動している途中の状態を示す全体正面図である。 移動部材が開放停止位置の直前で弾性付勢部材によって部品間の遊びによるガタの分だけ閉止方向へ戻されている状態を示す全体正面図である。 モータ(駆動部)が停止することによって移動部材を開放停止位置に正しく停止させた状態を示している全体正面図である。 (a)及び(b)は他の実施形態に係る可動盤面部品の構成例を示した要部正面図である。 (a)及び(b)は他の実施形態に係る可動盤面部品の構成例を示した要部正面図である。
以下、本発明を図面に示した実施の形態により詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態に係る遊技機の一例としてのパチンコ遊技機の構成例を示した全体正面図であり、図2は外枠に対して遊技盤ユニット、及び内枠を開閉自在に組み付けた状態を示す斜視図である。
図1、図2において、遊技機1は、遊技店の島設備に取り付けられる外枠300と、外枠300により一方の縦辺を回動可能に支持された内枠310と、を備えている。外枠300には遊技球が流下する遊技領域3が形成された遊技盤2が設けられている。内枠310は、遊技盤2の前方(遊技者側)において遊技領域3を視認可能に覆うガラス板(図示しない)を支持している。
また、内枠310には、回動操作されることにより遊技領域3に向けて遊技球を発射させる操作ハンドル311と、音声出力装置(スピーカ)312と、複数のランプを有する上下の演出用照明装置313a、313bと、押圧操作により演出態様を変更させるための演出ボタン314と、左右の演出用可動照明装置320L、320Rが設けられている。
内枠310の下側には、受皿ユニット315が設けられている。受皿ユニット315には、複数の遊技球を貯留する球皿部が設けられており、この球皿部は、操作ハンドル311の方向側に遊技球が流下するように下りの傾斜を有している。そして、遊技者が操作ハンドル311を回動させると、遊技球が遊技領域3に発射されることとなる。
上記のようにして発射された遊技球がレール5a、5b間を上昇して玉戻り防止片5cを超えると、遊技領域3に到達し、その後遊技領域3内を落下する。このとき、遊技領域3に設けられた複数の釘や風車によって、遊技球は予測不能に落下することとなる。
次に、遊技盤2の遊技領域3の構成について説明する。
遊技領域3には、複数の一般入賞口18が設けられている。これら各一般入賞口18に遊技球が入賞すると、所定の賞球(例えば10個の遊技球)が払い出される。
また、遊技領域3の中央下側の領域には、遊技球が入球可能な始動領域を構成する第1始動口13および第2始動口14が設けられている。
この第2始動口14は、開閉扉14bを有しており、開閉扉14bが閉状態に維持される第1の態様と、開閉扉14bが開状態となる第2の態様とに可動制御される。従って、第2始動口14は、第1の態様にあるときには遊技球の入賞機会がなく、第2の態様にあるときには遊技球の入賞機会が増すこととなる。
ここで、第1始動口13または第2始動口14に遊技球が入球すると、特別図柄判定用乱数値等を取得し、大当たり遊技を実行する権利獲得の抽選(以下、「大当たり抽選」という)が行われる。また、第1始動口13または第2始動口14に遊技球が入球した場合には、所定の賞球(例えば3個の遊技球)が払い出される。
さらに、遊技領域3の右側の領域には、遊技球が通過可能な普通図柄用のゲート15と、遊技球が入球可能な大入賞装置16とが設けられている。
このため、操作ハンドル311を大きく回動させ、強い力で打ち出された遊技球でないと、ゲート15と大入賞装置16には遊技球が通過または入賞しないように構成されている。
ゲート15において遊技球の通過を検出すると、普通図柄判定用乱数値を取得し、「普通図柄の当たり抽選」が行われる。
入賞装置16は、通常は大入賞装置可動片(第1開閉片)16bによって大入賞口を閉状態(入球し難い状態)に維持されており、遊技球の入球を不可能としている。これに対して、所定の特別遊技が開始されると、第1開閉片16bが開放されるとともに、この第1開閉片16bが遊技球を第1大入賞口内に導く受け皿として機能し、遊技球が第1大入賞口に入球可能となる。第1大入賞口に遊技球が入球すると予め設定された賞球(例えば15個の遊技球)が払い出される。
さらには、遊技領域3の最下部の領域には、一般入賞口18、第1始動口13、第2始動口14、大入賞装置16のいずれにも入球しなかった遊技球を排出するためのアウト口19が設けられている。
また、遊技領域3の中央には開口部3Aが形成されており、開口部3Aの周縁に沿って遊技球の流下に影響を与える飾り部材6が設けられている。この飾り部材6の略中央部分(開放部)であって遊技盤の背面側には、液晶表示装置等からなる主画像表示装置7が設けられている。この主画像表示装置7の周縁には各種演出用可動装置A、Bが設けられている。
この主画像表示装置(主表示装置)7は、遊技が行われていない待機中に画像を表示したり、遊技の進行に応じた画像を表示したりする。なかでも、後述する大当たり抽選の結果を報知するための3個の演出図柄8が表示され、特定の演出図柄8の組合せ(例えば、777等)が停止表示されることにより、大当たり抽選結果として大当たりが報知される。
具体的には、第1始動口13または第2始動口14に遊技球が入球したときには、3個の演出図柄8をそれぞれスクロール表示するとともに、所定時間経過後に当該スクロールを停止させて、演出図柄8を停止表示するものである。また、この演出図柄8の変動表示中に、さまざまな画像やキャラクター等を表示することによって、大当たりに当選するかもしれないという高い期待感を遊技者に与えるようにもしている。
各演出用可動装置A、Bは、その動作態様によって遊技者に期待感を与えるものである。各演出用可動装置は、例えば主画像表示装置の表示画面の周縁に退避した位置から中央寄りに突出した位置に移動したり、変形する等の各種動作を行う。これら演出用可動装置の動作態様によって、遊技者にさまざまな期待感を与えるようにしている。
主画像表示装置7の前方には演出用可動装置Aを構成する移動部材(移動部)60、70が配置されている。各移動部材60、70は、略水平方向へ進退して開閉動作し、その動作態様によって遊技者に期待感を与えるものである。また、各移動部材にはサブ液晶表示装置(サブ画像表示装置)62、72が搭載されており、そこに映像が表示される。移動部材の動作態様の変化と、サブ液晶表示装置による映像演出との組合せによって、遊技者にさまざまな期待感を与えるようにしている。
さらに、上記の各種の演出装置に加えて、音声出力装置312は、BGM(バックグランドミュージック)、SE(サウンドエフェクト)等を出力し、サウンドによる演出を行い、演出用照明装置313a、313bは、各ランプの光の照射方向や発光色を変更して、照明による演出を行うようにしている。
遊技盤2の左下方には、各種図柄を表示するための図柄表示装置9が設けられている。
受皿ユニット315の上面には、一般的にチャンスボタンと呼ばれる演出ボタン314が配置されている。演出ボタン314の操作は、例えば遊技中における特定のリーチ演出に際し、演出ボタン314の操作を促すガイダンスが画像表示装置7に表示されている間有効となる。
<遊技盤ユニットUの構成の説明>
次に、図3は遊技盤に可動盤面部品を取り付けた状態を示す正面図であり、図4は遊技盤に可動盤面部品を取り付けた状態を示す背面図であり、図5は遊技盤ユニットから画像表示ユニットを取り外した状態を示す背面側斜視図であり、図6は図5の遊技盤ユニットを更に分解した状態を示す背面側斜視図である。
図2に示すように外枠300には、遊技盤ユニットU、及び内枠310が開閉自在に組み付けられている。
遊技盤ユニットUは、遊技盤2の背面に、ベース枠体30及び画像表示ユニット等を組み付けた構成を有している。
図5、図6等に示すように、遊技盤2の背面(後面)には、前後方向に貫通する開口部30aを有したベース枠体(液晶ベース枠)30が組み付けられて、ベース枠体の背面側(後面側)には開口部30aを塞ぐように画像表示ユニット(画像表示装置131、及び画像表示カバー132)130が組み付けられる。画像表示カバー(液晶カバー)132の背面(後面)には、ランプ中継基板135が組み付けられ、ランプ中継基板135よりも下側の画像表示カバー132の背面下部には主制御基板を収容した主基板ケース137が取り付けられる。
ベース枠体30の背面に固定された画像表示ユニット(液晶ユニット)130の背面側には、背面側(後面側)から見たときに画像表示ユニット背面の少なくとも一部と重なるように、演出制御基板140、141が配置されている。つまり、画像表示ユニット130と各演出制御基板140、141は共にベース枠体30に配置されているが、画像表示ユニットは演出制御基板よりも前方に位置しており、背面から見たときに画像表示ユニットと演出制御基板とはオーバーラップした位置関係にある。また、画像表示ユニット130は、演出制御基板の前方に設けた画像表示ユニット収納用のギャップ(収納空間)G内に対して、ベース枠体の側方(左右方向)からスライド自在に装着できるように構成されている。つまり、画像表示ユニット130は、ベース枠体に対してその横方向から収納空間G内に着脱自在に構成されている。
ベース枠体(液晶ベース)30は前後方向へ貫通する開口部30aを有した略四角形の環状体であり、その環状の前面31は遊技盤2の背面に添設されて固定される。
また、遊技盤2に組み付けられたベース枠体30内には、演出用可動装置A、Bが組み付けられている。演出用可動装置Aは可動盤面部品40であり、その後方には演出用可動装置Bが配置されている。なお、演出用可動装置は、遊技盤側に組み付けられても良い。
演出用可動装置Bは、円形の開口部151を有した外枠150内に可動役物155を備えており、可動役物155に透明板157を組み付けることにより、開口部151を塞いでいる。可動役物155は、図3、図6に示したように星形に変形して遊技盤の開口部30a内に突出した突出状態と、図7に示したように環状に変形して遊技盤の開口部30aから退避した退避状態との間で変形可能となっている。
透明板157は、外枠の開口部151を塞ぐように可動役物155に対して、ビス止め、その他の任意の手法により着脱自在に取り付けられている。このため、遊技盤2に取り付けた状態にあるベース枠体30の後部開口を介して透明板157を可動役物155から取り外すことにより、可動役物155の前方に配置された可動盤面部品40に対してアクセスすることが可能となる。つまり、ベース枠体30を遊技盤から取り外すことなく、ベース枠体の開口部を開放した状態とすることにより、可動盤面部品40の着脱交換が可能となる構造となっている。
<可動盤面部品の実施形態の説明>
図7は遊技盤と可動盤面部品とベース枠体とを分離した状態を示す正面側の斜視図であり、図8は可動盤面部品の正面側の分解斜視図であり、図9は可動盤面部品を構成する移動部材、ガイド部、及び駆動機構の正面側の分解斜視図である。また、図10は移動部材を駆動ユニットに対して組み付ける手順を説明するための背面側斜視図であり、図11は駆動ユニットと移動部材の構成を示す背面側分解斜視図であり、図12は駆動ユニットと移動部材の組立手順を示す背面側分解斜視図であり、図13は駆動ユニットに対して移動部材を組み付けた状態を示す背面側斜視図であり、図14(a)及び(b)は図13のX−X断面図、及びその分解図である。
本発明に係るパチンコ遊技機における可動盤面部品40は、内側端縁60a、70aを対向させた状態でガイド部50によってスライド自在にガイドされつつ各内側端縁を接触(或いは、接近)させた閉止位置(接近位置)と離間させた開放位置(離間位置)との間を略水平方向へ進退する一対の移動部材(移動部)60、70と、各移動部材の適所、本例では下部を支持して互いに接近する閉止方向と、離間する開放方向へ開閉移動させる2つの駆動機構Mと、各移動部材を任意の停止位置にて確実に停止させる停止位置決め装置(停止位置決め部)90と、を備える。
停止位置決め装置(停止位置決め部)90は、各駆動機構Mによって開閉駆動される各移動部材60、70が、閉止位置(閉止停止位置)、及び開放位置(開放停止位置)に夫々到達した時にバラツキなく正規の閉止位置、及び開放位置にて停止できるように停止位置を確定させる手段である。
即ち、各駆動機構Mは複数のギアを含んでいるため、各ギアのギア山間のバックラッシュ、その他の駆動部品の寸法公差等に起因して各移動部材が正規の閉止位置、又は開放位置にて停止できず、正規の閉止位置、又は開放位置よりもバックラッシュの分だけ開放方向、或いは閉止方向へ偏位した位置で停止する。これが、可動盤面部品の動作性能が低いという印象を遊技者に与える原因となっている。また、ギア間のバックラッシュのみならず、駆動機構を構成する部品、その他の関連部品の寸法公差や、組み付け精度誤差、経年劣化等に起因して移動部材は本来その開閉動作方向に遊びを有しているため、遊びに起因して停止位置で正しく停止できないことがある。
以下、本発明の遊技機における可動盤面部品(演出用可動装置A)について更に詳細に説明する。
図6乃至図9に示すように可動盤面部品40は、遊技盤3等に固定される固定部材としてのベース部材41と、ベース部材41に設けたガイド部50によって下部(可動ベース部85、86)をガイドされつつ水平方向へ移動する可動部材としての左右一対の移動部材(移動部)60、70と、各移動部材60、70の下部(可動ベース部85、86)に夫々水平に固定されたラックギア部材61、71と、各ラックギア部材のラックギア部61a、71aと噛合して回転することにより各移動部材60、70を開放方向、及び閉止方向へ進退させるピニオンギア(駆動伝達部)80cと、各ラックギア部材を駆動するモータ81と、モータからの駆動力をピニオンギア80cに伝達する伝達ギア(駆動伝達部)80a、80bと、を備える。伝達ギア80aは、モータ81の出力軸と一体化された出力ギアでもある。
各移動部材60、70(サブ液晶表示装置62、72)は、遊技盤、或いはベース枠体30に取り付けられた駆動ユニットDUに対して着脱自在に支持されている。
即ち、ガイド部50を有したベース部材41と、駆動機構M(ピニオンギア(伝達ギア)80c(伝達ギア80a、80b、モータ81、制御手段)と、駆動機構Mによって進退自在に支持された2つの可動ベース部85、86は、駆動ユニットDUを構成している。
駆動ユニットDUを構成する可動ベース部85、86に対して、移動部材60、70は、着脱可能に構成されている。各移動部材60、70は、各可動ベース部85、86と一体的に移動する。図8、図9は各可動ベース85、86から各移動部材60、70を分離した状態を示しており、図1乃至図7は連結した状態を示している。また、図8、図9では可動ベース部85、86を含むガイド部50は、ベース部材41から分離した状態を示しているが、図6、図7に示すようにガイド部50はベース部材41に組み付けられることにより、一つの駆動ユニットDUを構成する。
ガイド部50とベース部材41とは、各ラックギア部61a、71aと、各ピニオンギア80cとの組み付け、その他の部材間の組み付け精度を確保するために高精度に組み付けられており、一旦組み付けると分解したり組み立てることは容易ではない。また、駆動ユニットDUは、遊技盤2、或いはベース枠体30に固定されるが、ビス止め等による固定箇所、配線等が複雑であるため、ベース枠等に一旦固定すると、その後に取外したり、取付けするのに要する手数が増え、煩雑となる。
一方、サブ画像表示装置62、72を備えた各移動部材60、70は、駆動ユニットDUを構成する可動ベース部85、86に対して一対一の対応関係でビス固定されており、ビスを外すことにより各移動部材60、70を駆動ユニットDU(可動ベース部85、86)から簡単に離脱させることが可能となる。つまり、本例で言えば、ベース枠体の背面に取り付けた画像表示ユニット130を取り外すだけで各移動部材の着脱交換作業を行うことが可能となる。
次に、ベース部材41と各移動部材60、70(サブ画像表示装置62、72)との間の電気的な接続は、図8に示すようにベース部材41に搭載したプリント基板45と各移動部材60、70に設けたコネクタとの間をフレキシブルケーブル46によって接続することにより行われる。
移動部材60、70の内側端縁60a、70aは上下方向へ直線状に延びており、図1、図3、図4のように各移動部材が閉止位置にある時には、各内側端縁が垂直な姿勢となり、且つ全長に渡って接触、或いは近接することによって隙間を形成しない、或いは背後を視認できない程度の許容範囲内の僅かな隙間を形成するように構成されている。
なお、移動部材の内側端縁は垂直な直線状である必要はなく、種々の形態をとり得ることはもちろんである。
図7、図8、図9等に示すように、ガイド部50は、水平方向へ延びる左右2つのガイドレール51、52を備えており、2つのガイドレールは内側端部を、位置決め部材(位置決め部)42を兼ねる連結部材により連結されている。なお、一本の長尺ガイドレールにより各移動部材をガイドするようにしてもよい。
各移動部材(各移動部)60、70は、各ガイドレール51、52によって水平方向へ進退自在に支持された可動ベース部85、86に対して着脱自在に構成されている。
例えば、各ガイドレール51、52を、各ラックギア部材61、71に設けた被ガイド部(ガイド孔)61b、71bと係合させて水平方向へスライド自在、且つ脱落不能に支持するように構成する。
移動部材60、70を開閉動作させるための駆動機構Mは、ピニオンギア(伝達ギア)80cと、伝達ギア80a、80bと、モータ(ステッピングモータ、ブラシレスDCモータ、トルクモータ、ACサーボモータ、DCモータ等)81と、モータを制御する図示しない制御手段と、を備えている。
なお、ステッピングモータ、ブラシレスDCモータ、トルクモータ、ACサーボモータは、周知のように通電(励磁)中は勿論、非通電(非励磁)中においても静止トルクを得ることができる。特に、パルスの供給を停止するとその時点で正確に駆動力の生成を停止することができるため、正確な回転角度制御を行うことができる。
本例に係る各移動部材60、70は、小型の液晶表示装置(サブ画像表示装置)62、72と、各小型液晶装置の下部に固定されたラックギア部材61、71と、を備えている。
<駆動ユニットDUと各移動部材との着脱構造>
本発明の遊技機の一つの特徴的な構成は、遊技盤2と、遊技盤に着脱自在に装着されて前部と後部に夫々開口部を有したベース枠体30と、ベース枠体に配置された駆動ユニットDUと、駆動ユニットに対して着脱自在に装着されて所定の軌道に沿って移動し、且つ少なくとも一部が遊技盤の前方から視認可能なサブ液晶表示装置(サブ画像表示装置)62、72(移動部材60、70)と、ベース枠体の後部開口部の少なくとも一部を塞いだ状態で該ベース枠体後部に着脱可能に装着される画像表示装置(主画像表示装置=主表示装置)7と、を備えた点にある。
また、本発明の遊技機の他の特徴的な構成は、画像表示装置7をベース枠体30から離脱させた際に、遊技盤2に装着したままのベース枠体の後部開口部を経由して駆動ユニットDUに対する移動部材60、70(サブ液晶表示装置62、72)の着脱を可能とした点にある。
図10乃至図14に示すように駆動ユニットDUを構成する可動ベース部85、86の背面側に対して、各移動部材60、70の下部前面側が整合状態で組み付け可能に構成されており、図12に示すように両部材はビス87によって着脱自在に固定される。
本例では、可動ベース部86(85)の背面に設けた円筒状の螺子受け86a(85a)と、移動部材70(60)に設けた丸穴70b(60b)を連通させた状態でビス87を挿通、螺着することにより、可動ベース部に対して移動部材が取り付けられる。
各可動ベース部85、86に対する各移動部材60、70の着脱操作は、ベース枠体30の開口部30aを開放状態とすることにより、ベース枠体の背面側から実施することができる。従って、図6、図7、図10に示すようにベース枠体30の背面に配置された画像表示ユニット130を除去し、且つ透明板を可動役物155(演出用可動装置B)から取り外すことにより、ベース枠体の開口部30a内に可動盤面部品40を露出した状態とし、この状態で移動部材を着脱操作することが可能となる。
なお、透明板は必須部品ではないので、透明板が存在しない場合には画像表示装置130を取り外すだけで可動盤面部品に対する着脱作業、修理、交換が可能となる。
また、可動ベース部に対する移動部材の固定手段はビス止めに限らず、任意の固定手段によって行うことが可能であり、固定手段による固定構造によっては遊技盤の正面側からの作業によって着脱することも可能である。
サブ液晶表示装置を駆動ユニットDUによって種々動作させると、振動、衝撃等により経時的にダメージを受けて更に故障し易くなることは上述の通りである。本発明では、駆動ユニットからサブ液晶表示装置62、72(移動部材60、70)だけを取り外して修理、交換することができるので、従来のように可動盤面部品全体を交換する必要がなくなる。また、駆動ユニットの着脱交換作業も、ベース枠体30を遊技盤から取り外さなくても行うことが可能となる。
このように駆動ユニットとサブ液晶表示装置との関係を着脱可能に構成したので、可動盤面部品40を遊技盤等に取り付けた後においても、サブ液晶表示装置のみを交換することが可能となる。
即ち、精密な電子部品であるサブ液晶表示装置を備えた移動部材60、70は、駆動ユニットDUによって種々の動作を演ずるように駆動されるが、その過程で、高い頻度で振動、衝撃を受ける。具体的には、移動部材60、70が閉止位置に達して停止したときと開放位置に達して停止したときの衝撃や、短い距離間を速い速度で往復移動させるような種々の激しい演出動作によって、サブ液晶表示装置が経時的にダメージを受けて故障し易くなる。このため、遊技機を構成する他の部品やユニットに比して、サブ液晶表示装置は経時的に劣化して故障しやすくなり、交換を必要とする頻度が高くなる。
一方、駆動ユニットDUは耐久性が高く、サブ液晶表示装置ほど故障発生率が高くない。また、駆動ユニットは上述のように分解、組立が容易ではなく、遊技盤2、或いはベース枠体30に対して一旦固定してしまうと、取外し、取付が極めて煩雑である。
そこで本発明では、故障頻度、交換頻度が高いサブ液晶表示装置を備えた移動部材を駆動ユニットに対して着脱自在に構成し、且つ着脱操作をビスによって容易に行えるようにした。このため、駆動ユニットを遊技機側に残しつつ、遊技機を構成する他の部品を必要最小限の範囲で取り外すことにより(ベース枠体から画像表示ユニットを取り外すだけで)、サブ液晶表示装置の交換という要請に対して容易に対応することが可能となる。
また、駆動ユニットとサブ液晶表示装置との相性を予め確認した上で、必要であれば遊技機本体に既に組み付けられた駆動ユニットに対して、適宜、且つ容易に、サブ液晶装置を交換することができる。
<停止位置決め装置の構成>
図15(a)(b)は各移動部材が最も離間した位置に停止した開放状態の正面図、及び背面図であり、図16(a)(b)は移動部材が閉止位置に到達する直前の状態を示した正面図、及び背面図であり、図17(a)及び(b)は各移動部材が最も内側(接近位置)に移動した閉止状態の正面図、及び背面図である。
また、図18は各移動部材が離間した状態にある時の駆動機構、及び停止位置決め装置の状態を示す正面図であり、図19は移動部材が閉止位置直前の状態にあるときの駆動機構、及び停止位置決め装置の状態を示す正面図であり、図20は移動部材が接近した閉止状態にあるときの駆動機構、及び停止位置決め装置の状態を示す正面図である。また、図21(a)及び(b)は図18の離間状態に対応した弾性付勢部材の状態を示す平面視横断面図、及びラックギア部材とピニオンギアとの噛合状態を示す正面図であり、図22(a)及び(b)は図19の状態に対応した弾性付勢部材の状態を示す平面視横断面図、及びラックギア部材とピニオンギアとの噛合状態を示す正面図であり、図23(a)及び(b)は図20の閉止状態に対応した弾性付勢部材の状態を示す平面視横断面図、及びラックギア部材とピニオンギアとの噛合状態を示す正面図である。
制御手段がモータ81を制御して各伝達ギア80a、80b、80cを正転方向(閉止方向へ)回転駆動することにより、ラックギア部材61、71を介して各移動部材60、70を閉止方向へ移動させる。各移動部材を開放方向へ移動させるには、制御手段がモータ81を制御して各伝達ギア80a、80b、80cを逆転方向(開放方向へ)回転駆動することにより、ラックギア部材61、71を介して各移動部材60、70を開放方向へ移動させる。
本発明に係る遊技機の特徴的な構成は、停止位置に向けて移動する移動部と、駆動力を生成する駆動部(モータ)と、該駆動部の駆動力を移動部(ラックギア部材)に伝達する駆動力伝達部(伝達ギア)と、移動部を停止位置に停止させる停止位置決め装置(停止位置決め部)90と、を備え、停止位置決め装置は、移動部の所定部位が停止位置に達する手前、或いは停止位置に達した後において、移動部を停止位置へ向かうそれまでの移動方向とは異なった方向へ付勢する弾性付勢部材(付勢部)100を備えた点にある。
即ち、本発明の遊技機は、所定の軌道(移動経路)に沿って移動(一方向へ移動、又は往復移動)し、少なくとも一方向への移動中に該軌道上に設けた停止位置に停止する少なくとも一つの移動部材(移動部)60、70と、移動部材の停止位置を確定させる停止位置決め装置90と、移動部材を移動させるために駆動するモータ(駆動部)81、及びモータから各移動部材へ駆動力を伝達する伝達ギア(駆動力伝達部)80a、80b、80cを備えた駆動機構Mと、有する。
停止位置決め装置90の特徴的な構成は、移動部材の所定部位(例えば、移動方向先端部)が停止位置に達する手前(或いは、停止位置に達した後)において、移動部材を前記一方向とは異なった方向(逆方向、戻し方向、その他の方向を含む)へ弾性付勢する(弾性付勢開始する)弾性付勢部材100を備えている点にある。弾性付勢部材100としては、コイルバネ、板バネ、圧縮バネ、引張りバネ、ゴム、弾性樹脂等々、任意の弾性部材を使用することができる。
図18乃至図23に示すように、本例では、コイルバネからなる各弾性付勢部材100は、各ガイドレール51、52の外周に対して軸方向へ相対移動可能となるように配置された状態で、各移動部材60、70と共にガイドレールに沿って移動するように構成されている。各弾性付勢部材は、一部を各移動部材に支持されると共に、他部に円筒状の接触片102を保持したコイルバネ(弾性部材)101から構成されている。接触片102は閉止停止位置(移動経路上)に配置された位置決め部材42と当接(圧接)することによりコイルバネ101を圧縮変形させて、移動部材をそれまでの移動方向とは異なった方向(異方向)へ押圧する力を生成する。なお、コイルバネ101は、必ずしもガイドレール外周に配置する必要はなく、各移動部材の内側端部近傍のどこに配置してもよい。
また、弾性付勢部材100を移動部材の移動方向先端部近傍に設けた場合に、図18に示した移動部材の開放状態において弾性付勢部材の先端部(接触片102の先端部)を移動部材の先端縁よりも移動方向(閉止方向)先方に突出させておく必要は必ずしもない。開放状態における弾性付勢部材の先端部を移動部材の内側端縁よりも外側(開放方向)に引っ込めた位置に配置したとしても、閉止時に位置決め部材の接触部が移動部材の先端縁よりも外側に入り込むように構成すればよいからである。
次に、停止位置決め装置90は、移動部材60、70の所定部位、本例では移動方向先端部(閉止方向への移動時には左端部、開放方向への移動時には右端部)が図17等に示した正規の閉止位置(閉止停止位置)、或いは図15に示した正規の開放位置(開放停止位置)に達する手前で(或いは、一旦開放位置に達してから)弾性付勢部材100を作動させて各移動部材をそれまでの移動方向とは逆方向(その他の異なった方向)へ付勢することにより、従動側のギア部材(ラックギア部材61、71)のギア部(ラックギア部61a、71a)を逆転(逆戻り)させて、噛合する相手方である駆動側のギア部材(ピニオンギア80c)の回転角度を移動部材の遊びの存在による移動可能範囲の限界まで戻し、その限界角度以上戻し方向へ回転できなくしてその状態を保持させる手段である。
移動部材は、駆動機構等を構成する部品の寸法公差等によりその移動方向に沿って遊び(ガタ)を有するのが普通であり、この遊びは、移動部材が停止した時の跳ね返り(反力)等により停止位置にばらつきをもたらし、正規の停止位置に停止できなくする原因となる。
本実施形態では、停止位置の手前で(或いは、停止位置に達した後に)、弾性付勢部材100の戻し作用によりそれまでの移動方向とは異なった方向(本例では、逆方向)に移動部材(ラックギア部材)を押圧することにより、移動部材を駆動するピニオンギア80cを押圧して遊び分だけ逆転させてその状態を維持する。ピニオンギアは、ラックギア部材によってそれ以上戻り方向へ回動できない限界状態となるまで押圧された状態となり、遊びによる移動部材のがたつきが解消された状態となっている。この遊び解消状態では、従動側ギア部材であるラックギア部材61a、71aのギア山と、駆動側ギア部材であるピニオンギア80cのギア山とが接触し続けて離れない状態を維持しており、移動部材に戻り方向への力を更に加えてもピニオンギアは戻り方向へはそれ以上回動できない。この状態でピニオンギアを元の移動方向(停止位置へ向かう方向)へ回転させると、移動部材は遊びのない状態で停止位置に向かって移動することができ、ピニオンギアからの駆動力の伝達を停止すると、モータの静止トルクによりその停止位置で確実に(遊びによる戻りが生じることなく)停止することができる。
なお、弾性付勢部材100が各移動部材をそれまでの移動方向とは逆方向に付勢して戻すことにより遊びによるがたつきが解消されるのは、ラックギア部材のラックギア部61a、71aとピニオンギア80cのギア山との間だけではなく、ピニオンギア80cと伝達ギア80bとの間、伝達ギア80bと伝達ギア80aとの間でも同様に遊びによるがたつき(限界位置を越えての更なる逆戻りの可能性)も解消される。つまり、弾性付勢部材は、駆動機構に含まれる全てのギア同士の噛合部において、従動側のギア山によって駆動側のギア山を逆戻りさせることができる。つまり、弾性付勢部材によって解消される移動部材の遊び量は、駆動機構を構成する全てのギア間のバックラッシュ、その他に起因した遊び分を累積した合計の遊び量(停止位置において移動部材が逆戻りする原因となる全ての遊び量)に相当する。
制御手段は、移動部材が停止位置に達したことがセンサーSにより検知されるまで、モータ81を閉止方向、或いは開放方向へ駆動し続ける。これにより、弾性付勢部材の付勢力に抗して各移動部材60、70が完全に閉止停止位置、或いは開放停止位置に達するまで各ギア部材61、71、80a、80b、80cを駆動させ続け、閉止停止位置、或いは開放停止位置に各移動部材が達したことをセンサーSが検知した時にモータを停止させる。
これにより、ギア山間のバックラッシュ、部品公差などに起因した移動部材の遊びと、移動部材が停止位置に達した時のバウンドに起因した移動部材の後戻りにより、移動部材が閉止停止位置、及び開放停止位置に正しく停止できなくなるという不具合を解消することができる。
センサーSとしては、フォトインタラプタ、リミットスイッチ等、任意の手段を使用することができる。例えば、フォトインタラプタからなるセンサーをベース部材41に配置し、移動部材が正規の停止位置に達したときに、移動部材に設けた検知片がセンサーにより検知されるように構成する。
なお、本発明の停止位置決め装置90は、駆動機構を構成するギア部材間のバックラッシュに起因した移動部材の停止位置のバラツキに限らず、駆動機構、その他を構成する他の部品の精度誤差、組み付け精度誤差、劣化等に起因して発生する移動部材の停止位置のバラツキ(遊び)を、モータとの協働により解消して移動部材を停止位置に正確に停止させることができる。
弾性付勢部材100の付勢力をモータ81からの駆動力(静止トルク)に比して弱く設定することにより、上記の如き開閉位置の位置決めが可能となる。つまり、弾性付勢部材のバネ圧はモータの静止トルクよりも小さく設定する。
<駆動機構、停止位置決め装置等の動作>
以上の構成を備えた停止位置決め装置90、及び駆動機構Mを備えた可動盤面部品40は以下のように動作する。
まず、図18、図21に示した移動部材の開放状態において、モータ81が閉止方向へ駆動を開始すると、駆動側のギアである各ピニオンギア80cのギア山が、従動側のギアであるラックギア部材のラックギア部61a、71aに先行して閉止方向へ回転する。このため、図18中の要部詳細図A、D、及び図21(a)に示すように各ピニオンギア80cのギア山がラックギア部材のラックギア部61a、71aを閉止方向(移動方向内側)へ押圧し、各ラックギア部材と一体の各移動部材が閉止方向へ移動し、各移動部材の内側端縁60a、70aが互いに接近して行く。
なお、モータ81が閉止方向へ回転開始した時には、図18中の各要部詳細図B、C、E、Fに示したように伝達ギア80a、80b、80c同士の噛合部でも同様に、駆動側ギアのギア山が従動側ギアのギア山を閉止方向へ押圧した状態となっている。
この時、各弾性付勢部材100は、図18中の要部詳細図G、及び図21(a)に示すように、最も伸長した非作動状態にあり、各接触片102の先端部は何れの部材とも接触していない。
本実施形態では、各移動部材の内側端縁60a、70aの近傍に夫々設けた弾性付勢部材100は、閉止停止位置の直前に達したときに同位置に設けた位置決め部材42と当接して圧縮変形することにより弾発力を発揮し、各移動部材をそれまでの移動方向とは異なった方向へ戻すように付勢する。
図19、図22は両移動部材が閉止停止位置に達する直前の状態であり、この段階では既に各弾性付勢部材100が位置決め部材42と接触して圧縮し始めており(図19中のGの状態、及び図22(a))、各移動部材60、70を開放方向へ付勢し始めている。このため、図19中の要部詳細図Aに示すように、従動側のギア部材であるラックギア部材61、71の各ラックギア部61a、71aが開放方向へ付勢され始めており、駆動側ギアであるピニオンギア80cのギア山と接触した状態でこれを開放方向へ付勢する。このため、ラックギア部とピニオンギアのギアとは、圧接した状態を維持することができ、且つピニオンギアは遊びの範囲内で限界まで開放方向へ回動し切っており、これ以上開放方向へ回動できない状態となっている。
なお、弾性付勢部材100が移動部材を開放方向へ付勢した時には、図19中の各要部詳細図B、C、E、Fに示したように他の伝達ギア80b、80c同士の噛合部でも同様に、従動側のギア部が駆動側のギア部を遊びの範囲内で限界まで開放方向へ押圧した圧接状態となっており、従動側のギアはそれ以上開放方向へ回転できない状態となっている。
なお、他の伝達ギア80b、80cが開放方向への限界まで逆駆動されたか否かに関係なく、ラックギア部材によりピニオンギア80cが限界角度まで逆回転していれば、本発明の停止位置決め装置とモータとの協働による遊び解消機能を発揮することができる。
この時、各弾性付勢部材100の接触片102は、図19中の要部詳細図G、及び図22(a)に示すように、位置決め部材42と当接することにより最も伸長した状態よりも圧縮した状態にあり、各移動部材60、70(ラックギア部材61、71)を開放方向へ付勢した状態(或いは、付勢開始した状態)となる。
なお、この時点でモータ81は駆動を停止している訳ではなく、移動部材を閉止させる方向へ駆動を継続している。
図19の状態に移行した後も引き続きモータ81を閉止方向へ駆動することにより、駆動側ギアである各ピニオンギア80cは図19中に示したラックギア部61a、71aとの接触状態を維持したままで閉止方向へ回転を続ける。ピニオンギア80cは、図19の状態においてそれ以上開放方向への回動ができない限界位置(遊び分が解消された状態)にあるため、ピニオンギアが閉止方向への回転を開始した後で回転を停止すると(図20、図23の状態)、停止した角度を維持し、開放方向へ回動することがない。
つまり、図20、図23に示したように各移動部材の内側端縁60a、70aが閉止停止位置に達したこと、或いは接触(或いは、接触に近い程度に近接)した状態となったことを検知したセンサーSからの信号を受けたモータ81が駆動を停止することにより、図20のように閉止停止位置に両移動部材を停止させることができる。モータ81は駆動を停止することにより、静止トルクによりその出力軸の回転が固定されるため、何れのギア80a、80b、80c(特に、ピニオンギア80c)も正逆何れの方向にも回転できなくなり、駆動側のギアが噛合する従動側のギアを閉止方向へ押さえ付けた状態で停止する。従って、移動部材が停止したときの反力によって移動部材の遊びの距離分だけラックギア部材が開放方向へ移動する余地がなくなる。
図20中の要部詳細図A乃至F、及び図23(b)は、この時点における各ギアの噛合部の状態を示している。
この時、各接触片102は、図20中の要部詳細図G、図23(a)に示すように位置決め部材42と当接することにより弾性付勢部材を最も圧縮させた状態にある。この時、各移動部材60、70(ラックギア部材61、71)は、遊びを解消された状態で閉止停止位置に停止しており、内側端縁60a、70aは接触、或いは近接状態を維持することができる。
<移動部材を開放停止位置に停止させる場合の実施形態>
上記実施形態では停止位置決め装置90により開閉移動する2つの移動部材の停止位置を遊びによるずれがない状態に確定させる構成例を示したが、本発明の停止位置決め装置は所定の軌道に沿って移動する移動部材を遊びの影響によるずれなく、任意の停止位置に正確に停止させる場合一般に適用することができる。
従って、例えば移動部材を図15に示した開放停止位置に停止させる場合にも停止位置決め装置90を利用することができる。この場合には、図15中に示したように停止位置決め装置を構成する弾性付勢部材100を移動部材60、70の外側に設けて、弾性付勢部材が開放停止位置に配置した位置決め部材42と接触することにより圧縮して、移動部材(ラックギア部材)を移動部材の遊び分の距離だけ閉止方向へ戻すように構成してもよい。
移動部材が開閉移動方向への遊びの分だけ閉止方向へ戻ったことにより、ラックギア部材61、71のラックギア部61a、71aがピニオンギア80cのギア部を閉止方向へ押圧してこれ以上閉止方向へ回動できない限界状態とする。この状態でモータを開放方向へ駆動し続けることにより移動部材の外側端部を正規の開放停止位置にまで移動させることができ、更に開放停止位置への移動後にモータを停止することにより遊びに起因した停止位置のバラツキを解消して当該開放停止位置で移動部材を停止させ、その状態を維持することができる。
図24乃至図30は停止位置決め装置90を移動部材の開放停止位置側に配置した場合の構成例を示し、図31乃至図33は移動部材を開放停止位置に停止させる手順を示した説明図である。
即ち、図24(a)及び(b)は左側の移動部材60の開放停止位置側に設けた停止位置決め装置の構成を示す斜視図、及び右側の移動部材70の開放停止位置側に設けた停止位置決め装置の構成を示す斜視図であり、図25(a)及び(b)は左側の停止位置決め装置の構成を示す分解斜視図、及び右側の停止位置決め装置の構成を示す分解斜視図であり、図26は左側の停止位置決め装置の構成を示す拡大斜視図であり、図27は左側の停止位置決め装置の構成を示す拡大正面図であり、図28は右側の停止位置決め装置の構成を示す拡大斜視図であり、図29は右側の停止位置決め装置の構成を示す拡大正面図であり、図30は図29の正面縦断面図である。
図24(a)、図25(a)、図26、図27に示した左側の停止位置決め装置90Lは、ベース部材41に固定された取付部材110によって支持された弾性付勢部材100を備えている。弾性付勢部材は、コイルバネ(弾性部材)101と、弾性部材の端部に配置された円筒状の接触片102と、を備えている。接触片102は、ガイドレール51に沿って外側(左側)にある開放停止位置に移動してくる移動部材60の適所に当接してコイルバネ101を圧縮変形させることができるように、移動部材60の移動経路に沿った位置(移動部材と接触可能な位置)に配置されている。本例では、コイルバネ101、及び接触片102は、ガイドレール51の上方にガイドレールと並行に配置されている。符号115は、ガイドレール51の端部を取付部材110に固定すると共に、接触片102をその軸方向に進退自在にガイドするガイド筒115aを備えたブラケットである。ブラケット115は、取付部材110に対してネジ止め固定される。
取付部材110に固定されたセンサーSは、例えばフォトインタラプタであり、図中の溝内に発光センサーと受光センサーを対向配置している。移動部材60の外側端縁にはこのセンサーの溝内に入り込む検知片を有しており、移動部材が開放停止位置に達したときにこの検知片がセンサーの溝内に入り込むことにより開放停止位置に達したことが検知され、制御手段に検知信号が出力される。
図24(b)、図25(b)、図28、図29、図30に示した右側の停止位置決め装置90Rは、ベース部材41に固定された取付部材120によって支持された弾性付勢部材100を備えている。弾性付勢部材は、コイルバネ(弾性部材)101と、弾性付勢部材の端部に配置された円筒状の接触片102とを備えている。接触片102は、ガイドレール52に沿って外側(右側)にある開放停止位置に移動してくる移動部材70の適所に当接してコイルバネ101を圧縮変形させることができるように、移動部材70の移動経路に沿った位置に配置されている。本例では、コイルバネ101、及び接触片102は、ガイドレール52の下方にガイドレールと並行に配置されている。符号125は、ガイドレール52の端部を取付部材120に固定すると共に、接触片102をその軸方向に進退自在にガイドするガイド筒125aを備えたブラケットである。ブラケット125は、取付部材120に対してネジ止め固定される。
図30の断面図に示すように、コイルバネ101は円筒状の接触片102内に配置された状態となっており、接触片はガイド筒125aによって安定して軸方向へ進退することができる。
取付部材120に固定されたセンサーSは、例えばフォトインタラプタであり、図24(a)のセンサーSと同様の構成を有する。移動部材70の外側端縁にはこのセンサーの溝内に入り込む検知片を有しており、移動部材が開放停止位置に達したときにこの検知片がセンサーの溝内に入り込むことにより開放停止位置に達したことが検知され、制御手段に検知信号が出力される。
図31は、各移動部材が開放停止位置へ向かって移動している途中の状態を示す全体正面図であり、図32は移動部材が開放停止位置の直前で弾性付勢部材によって部品間の遊びによるガタの分だけ閉止方向へ戻されている状態を示す全体正面図であり、図33はモータ(駆動部)が停止することによって移動部材を開放停止位置に正しく停止させた状態を示している全体正面図である。
図31の段階では、モータ81の開放方向への駆動により各伝達ギア80a、80b、80cは矢印で示した開放方向へ回転し、これに伴って各ラックギア部材61、71と一体の各移動部材60、70も開放方向へ移動する。この時、弾性付勢部材100は非作動状態にある。
次いで、図32の段階では、各弾性付勢部材100を構成するコイルバネ(弾性部材)101は移動部材60、70と接触することによって圧縮変形しており、閉止方向への弾発力を発揮している。このため、各ラックギア部材61、71が各ピニオンギア80cを閉止方向へ押し戻すように付勢する。各移動部材は、駆動機構、その他の関連部品の寸法公差に起因して移動方向への遊び(ガタ)を有しているため、この遊びの分だけピニオンギア80c(及び他の伝達ギア)は、これまでの移動方向とは逆方向の閉止方向へ押し戻されて逆転する。ピニオンギア80cの回転角度が、これ以上逆転できない限界位置に達すると、ラックギア部材のギア山とピニオンギアのギア山とがこの状態で接触を維持する。
この間もモータからの開放方向への駆動力はピニオンギアに伝達されているため、前記限界位置に達すると同時にピニオンギアからラックギア部材への開放方向への駆動力伝達が再開されて移動部材は正規の開放停止位置に達するまで移動する。各移動部材が開放停止位置に達したことが各センサーSによって検知されると、制御手段はセンサーからの検知信号に基づいてモータ81を停止させる。これにより、移動部材は開放停止位置にバラツキなく正確に停止し、この停止状態を維持することができる(図33)。
<停止位置決め装置の他の実施形態>
なお、弾性付勢部材100の付勢力の設定の仕方(強弱)、或いはモータが移動部材を各停止位置に移動させる速度によっては、移動部材の移動側先端部が正規の停止位置に達した後で、弾性付勢部材の付勢力によって移動部材が遊びの分だけそれまでの移動方向とは逆方向へ戻ることもある。換言すれば、移動部材の移動側先端部が正規の停止位置に達する前に弾性付勢部材が移動部材を逆戻りさせることができずに、移動部材が正規の停止位置に達した後で逆戻りさせることもある。
この場合にも、モータ81により移動部材を元の移動方向へ移動させ続けることにより、逆戻りした位置から正規の停止位置に再び達した時点で、これを検知したセンサーからの信号に基づいて当該正規の停止位置にて停止させるようにモータを制御すれば、モータの静止トルクにより停止位置に正確に停止させることができる。このような場合を想定して、移動部材が最初にセンサーに検知されたことによる一回目の検知信号が出力された時点ではモータを停止させず、一回目の検知信号から所定の時間内に二回目の検知信号がセンサーから出力された時にモータを停止させるように制御する。この場合には、一回目の検知信号が出力された後、所定時間内に二回目の検知信号が出力されない時にモータを停止させる制御を行う。
これを更に説明すると、移動部材が閉止停止位置に達する勢いに比して弾性付勢部材100の付勢力が過小である場合には、弾性付勢部材がラックギア部材61、71を開放方向へ戻す動作をする前に移動部材の内側端縁(所定部位)が閉止停止位置に到達してしまうことがある。この場合には、移動部材が閉止停止位置に到達した後で、弾性付勢部材がラックギア部材61、71を移動部材の遊びによるガタ分だけ開放方向へ戻すように付勢する。このため、ピニオンギア80cも遊びの分だけ開放方向に回動し、これ以上開放方向へ回動できない状態となる。この場合には、一旦閉止停止位置に達した後に、短時間だけ移動部材が閉止停止位置から開放方向へ移動することになるが、モータ81からの駆動力によって直ちに閉止停止位置に戻って閉止状態を維持させるので、移動部材が開放方向へ戻る時間を遊技者が目視で認識できない程度の短い時間(一瞬)にすることにより問題はなくなる。
移動部材側とベース部材側の両方に弾性付勢部材を設けてもよい。
また、上記各実施形態では、各移動部材を停止位置決めするために一つの弾性付勢部材を設けたが、各移動部材の異なった箇所、或いはベース部材の異なった箇所に複数の弾性付勢部材を設けても良い。
<他の実施形態>
なお、図4乃至図23に示した実施形態では、弾性付勢部材100を移動部材側に設けて、ベース部材41側に設けた位置決め部材(位置決め部)42と当接させて圧縮変形させることにより開放方向への弾発力を作用させるように構成したが、弾性付勢部材を移動経路上(本例では位置決め部材42(ベース部材41))側に設けておき、この弾性付勢部材に移動部材が当接したときに圧縮変形して移動部材をそれまでの移動方向とは異なった方向(例えば、逆方向)へ、バックラッシュ、各部品の寸法公差による形成される遊びの分だけ押し戻すように構成してもよい。
弾性付勢部材を移動部材の移動方向先端部に設けた場合には、弾性付勢部材と接触する位置決め部材42の配置場所は、図15乃至図17に示したように移動経路の中央部となるが、弾性付勢部材を移動部材の移動方向先端部以外の部位、例えば移動方向中間部位や移動方向後部に配置した場合には、位置決め部材42は移動経路の中央部ではなく、各弾性付勢部材と接触してこれを圧縮変形させ得る他の位置に配置する。
また、弾性付勢部材を移動部材側ではなく、移動経路上に配置した場合にも、移動部材の停止時に当該弾性付勢部材が移動部材の移動方向先端部と接触して圧縮して移動部材を戻し方向へ付勢する構成にする必要はない。つまり、移動部材の移動方向先端部以外の箇所、例えば移動方向中間部、移動方向後端部に弾性付勢部材との接触部を設けておき、移動部材が停止位置に接近してきたときにこの接触部と弾性付勢部材とが接触することにより、移動部材を戻し方向へ付勢するように構成しても良い。
つまり、弾性付勢部材100を移動部材側に設けない場合、即ち弾性付勢部材を移動経路上に設ける場合には、移動部材が停止位置に達する手前、又は達した後で、移動部材側と接触することにより、戻し方向への付勢力を生成することができるのであれば、弾性付勢部材は移動部材のどの部位と接触してもよい。
<他の実施形態に係る停止位置決め装置の構成、及び動作説明図>
次に、図34(a)(b)は、ベース部41側に位置決め部材42を設けずに、一方の移動部材60のみに弾性付勢部材100を設け、この弾性付勢部材を他方の移動部材70の内側端縁、その他の部位と接触させることにより、一つの弾性付勢部材によって2つの移動部材を駆動機構Mを構成する各部品の寸法公差等によって形成される遊びの分だけ開放方向へ戻し、この状態で閉止停止位置に移動させることにより、停止位置ずれなく移動部材を閉止停止位置に停止させるようにした構成例を示している。弾性付勢部材によって両移動部材が開放方向へ戻った後にモータ81によって閉止停止位置に移動させ、その状態でモータを停止させるロックする制御については、上記実施形態と同様である。
なお、各移動部材に夫々弾性付勢部材を設け、移動部材の閉止時に一方の移動部材に設けた弾性付勢部材を他方の移動部材と接触させて開放方向への弾発力を確保するようにしてもよい。
このように、停止位置に弾性付勢部材を圧縮変形させるための位置決め部材を設けずに、一方の移動部材60の適所、例えば移動方向先端部のみに弾性付勢部材100を設け、閉止時にこの弾性付勢部材を他方の移動部材70の適所(非弾性部材)と当接させることにより圧縮変形させるように構成してもよい。この場合には、一方の移動部材60に設けた一つの弾性付勢部材100によって当該移動部材60のみならず、他方の移動部材70をも、駆動機構を構成する部品類の遊び分だけ開放方向へ戻してその状態を保持し続ける機能を発揮させることができる。
<他の実施形態に係る停止位置決め装置の構成、及び動作説明図>
次に、図35(a)(b)は、位置決め部材42を設けずに、各移動部材60、70の内側端縁の近傍に夫々設けた弾性付勢部材100の先端部同士を移動部材の閉止時に当接させて双方を圧縮させることにより、2つの移動部材を駆動機構Mを構成する各部品の寸法公差等によって形成される遊びの分だけ開放方向へ戻し、この状態で閉止停止位置に移動させることにより、停止位置ずれなく移動部材を閉止停止位置に停止させるようにした構成例を示している。弾性付勢部材によって両移動部材が開放方向へ戻った後にモータ81によって閉止停止位置に移動させ、その状態でモータを停止させるロックする制御については、上記実施形態と同様である。
このように2つの移動部材60、70の内側端縁の対向する位置に夫々弾性付勢部材100を設け、各移動部材が閉止位置に達したときに夫々の弾性付勢部材同士が接触して各移動部材を開放方向へ逆戻りさせるように構成してもよい。
或いは、2つの移動部材60、70の内側端部の対向しない位置に夫々弾性付勢部材100を設け、各移動部材が閉止位置に達したときに各弾性付勢部材が他方の移動部材と接触して各移動部材を開放方向へ逆戻りさせるように構成してもよい。
<停止位置決め方法の説明>
次に、上記各実施形態に係る停止位置決め装置によれば、次の如き移動部の停止位置決め方法を実現することができる。
即ち、本実施形態に係る停止位置決め方法は、駆動部81により少なくとも一つの移動部60(70)を停止位置に向けて移動開始させるステップと、移動部の所定部位(例えば、移動方向先端部)が停止位置に達する手前、或いは停止位置に達した後において、付勢部100が移動部をそれまでの移動方向とは異なった方向(逆方向を含む)へ付勢するステップと、付勢部による付勢力に抗して駆動部が移動部を停止位置に移動させるステップと、移動部の所定部位が停止位置に達した時点で駆動源を停止させるステップと、を備えた構成が特徴的である。
<他の実施形態に係る停止位置決め装置の構成、及び動作説明図>
以上の各実施形態では、移動部材が停止位置にて停止し、その後異なった方向(逆方向)へ戻る動作を想定しているが、本発明の可動盤面部品は移動部材が停止位置での停止後に停止位置を通過して同方向へ前進し続けるように構成することもできる。即ち、停止位置に配置した位置決め部材(位置決め部)42を移動経路から進退自在に構成し、移動経路内に位置している時には移動部材に設けた弾性付勢部材と接触してこれを圧縮変形させる。また、位置決め部材が移動経路から退避した時には移動部材を停止位置を越えて同方向へ通過させることを可能とする。
なお、弾性付勢部材を移動部材の停止位置、その他の移動経路上に配置する場合には、弾性付勢部材を移動経路内から進退自在に構成することによって、移動部材を停止位置を越えて同方向へ移動させることが可能となる。
このように付勢部材、位置決め部を移動部材以外の位置に配置した場合には、これらを移動部材の移動経路から退避自在に構成することにより、付勢部材、位置決め部を移動経路上に位置させている時には移動経路の終端部以外の任意の位置を停止位置とすることができる。また、付勢部材、位置決め部を移動経路上の停止位置から退避させた時には、当該停止位置を越えて移動部を移動させることができる。
位置決め部材、弾性付勢部材を移動経路から進退自在に移動させる手段としては、ソレノイド、モータ等の駆動源を利用することができる。
<本発明の遊技機の作用、効果のまとめ>
本発明の駆動ユニットDUと各移動部材との着脱構造は、遊技盤2と、前部と後部を貫通する開口部を有したベース枠体30と、遊技盤、或いはベース枠体に配置される駆動ユニットDUと、駆動ユニットに対して着脱自在に装着されて所定の軌道に沿って移動し、且つ少なくとも一部が遊技盤の前方から視認可能なサブ液晶表示装置(サブ画像表示装置)62、72(移動部材60、70)と、ベース枠体の後部開口部の少なくとも一部を塞いだ状態で該ベース枠体後部に着脱可能に装着される画像表示装置(主画像表示装置=主表示装置)7と、を備えている。
このため、ベース枠体を遊技盤から取り外すことなく、可動盤面部品40の交換、修理が可能となる。
また、画像表示装置7をベース枠体30から離脱させた際に、遊技盤2に装着したままのベース枠体の後部開口部を経由して駆動ユニットDUに対する移動部材60、70(サブ液晶表示装置62、72)の着脱を可能とした。
このため、画像表示装置7をベース枠体から取り外すだけで、可動盤面部品40の交換、修理が可能となる。
次に、本発明の遊技機においては、停止位置に移動する移動部材(移動部)が停止位置に達する前、或いは達した後において、移動部材をそれまでの移動方向とは異方向(逆方向、戻り方向、その他の方向)へ付勢する付勢部材(付勢部)を有した停止位置決め装置を備えた。この付勢部材による付勢力により移動部材は、駆動機構を構成するギア等の駆動伝達部品、その他の関連部品の寸法公差に起因して形成される遊びの分だけ逆方向、その他の異なった方向に移動する。移動部材が逆方向等へ戻る際に、駆動部であるモータとの間に位置する駆動伝達部品をその遊び分の限界まで逆転、或いは逆方向移動させる。このため、駆動伝達部品はこれ以上逆転、逆方向移動できない姿勢のままモータにより本来の方向へ正転駆動され、移動部材が停止位置に達した時には遊びに起因した逆戻りができない状態となっている。この段階でモータを停止すると、モータの静止トルクによって移動部材は停止した瞬間の位置、姿勢を維持し続けることができる。
以上の作用を、ギアを用いた駆動機構により移動部材を移動させる構成例について説明すると、移動部材に固定されたラックギア部材のラックギア部(従動側ギア部)は、ラックギア部と噛合してこれを駆動するピニオンギア(従動ギア部)が正転することによって停止位置に向けて移動される。移動部材が停止位置の手前に達した段階、或いは停止位置に達した時に、弾性付勢部材100が作動するように定置位置決め装置が配置されているため、移動部材は弾性付勢部材によって逆戻り方向に付勢される。すると、ラックギア部のギア山がピニオンギアのギア山をそれまでの正転方向とは逆方向へ押し戻そうとする。ラックギア部とピニオンギア部との間に遊びがある場合には、この逆戻り方向への付勢によってピニオンギアは遊びの限界分だけ逆方向へ回転し、それ以上逆転できない状態となる。それ以上逆転できない限界状態への移行は、弾性付勢部材からの付勢力により極めて短時間のうちに迅速に成し遂げられる。ピニオンギアが逆転の限界状態(限界角度)に達すると同時にピニオンギアはモータから継続して伝達されている正転方向への駆動力によって正転を再開する。ピニオンギアの正転再開によりラックギア部材と一体の移動部材は停止位置に向けて移動し続け、停止位置に達した時にモータをオフすると同時に移動部材は停止し、この停止状態を維持し続ける。このため、移動部材の所定部位の停止位置を、移動経路上における正規の停止位置と一致させた状態で停止状態を維持することができる。
なお、本発明の停止位置決め装置90の原理は、ギア機構によって移動部材を移動させる場合に限らず、あらゆる種類の駆動機構によって移動部材を移動させる場合に、部品公差、組み付け公差、経時的な劣化、緩み等々の種々の原因によって移動部材を正規の停止位置に停止させることができない場合(移動部材の停止位置に遊びが形成される場合)一般に適用することができる。従って駆動伝達部とは、ギア機構による伝達機構に限らない。例えば、プーリにより巻取り送り出しされるワイヤーと、ワイヤーを引き出すためのバネと、プーリを駆動してワイヤーを巻き取るモータ等を用いて移動部材を進退させる構成においても、移動部材の停止位置に遊びがあるためにバラツキが発生する場合には本発明の停止位置決め装置を活用することができる。
また、上記実施形態では2つの移動部材が互いに離間した停止位置と接近した停止位置との間で開閉移動する場合を例示したが、本発明は移動部材の数に限定はない、例えば、一つの移動部材が停止位置に向かって移動する構成の可動盤面部品に適用することができる。
また、移動部材の移動方向は水平方向に限らないし、移動部材の移動経路は直線運動に限らない。要するに移動経路、移動方向はどのような方向であってもよい。
例えば、エンドレスな移動経路に沿って周回移動(一方向移動、又は双方向移動)する移動部材を移動経路上の所定位置で停止させたい場合に、移動部材側に配置した弾性付勢部材(付勢部)を停止位置に出没自在に設けた(或いは、固定配置された)位置決め部と当接させて圧縮変形させることにより、遊び分による停止位置のバラツキを解消した正確な停止を実現できる。移動部材に同方向への周回を再開させる場合には進退可能な位置決め部を移動経路から退避させて移動部材を通過させるようにすればよい。なお、移動経路上の停止位置に弾性付勢部材を進退自在に配置し、停止位置に移動部材が移動してきたときに弾性付勢部材を移動経路上に突出させて移動部材との接触により圧縮変形させてそれまでの移動方向とは異なった方向(逆方向等)に付勢してバラツキ無く停止させるようにしてもよい。移動部材に同方向への周回を再開させる場合には弾性付勢部材を移動経路から退避させて移動部材を通過させるようにすればよい。
また、回転体を回転運動させる場合にもその停止位置が駆動機構等を構成する部品の寸法精度等に起因した遊びによってばらつく場合には、本発明の停止位置決め装置を適用することによって停止位置のバラツキを解消することができる。この場合も、移動部材側に弾性付勢部材を配置しても良いし、移動部材の移動経路側に位置決め部を配置してもよい。
また、駆動機構に使用するモータ(駆動部)として上記実施形態では、静止トルクに優れたステッピングモータ、ブラシレスDCモータ、トルクモータ、ACサーボモータ等を例示したが、通常のDCモータを用いた場合であっても停止時に励磁を行うことにより静止トルクを得ることができる。このため、使用可能なモータの範囲に制限はない。
更に、本発明に係る主要な構成、及び作用、効果を纏めると以下の通りである。
第1の発明に係る遊技機は、停止位置に向けて移動する移動部と、駆動部と、該駆動部の駆動力を前記移動部に伝達する駆動力伝達部と、停止位置決め装置と、を備え、前記停止位置決め装置は、前記移動部が前記停止位置に達する手前、或いは停止位置に達した後において、前記移動部をそれまでの移動方向とは異なった方向へ付勢する付勢部を備えていることを特徴とする。
移動部の移動方向は、一方向であってもよいし、双方向(往復移動)であってもよい。移動経路上に設けられた停止位置で移動部が停止する際に、停止位置決め装置を構成する付勢部が、移動部材が停止位置に達する手前で、或いは停止位置に達してから、移動部材を停止位置に向かってきた方向とは異なった方向(逆方向、その他の方向等)へ付勢(押圧)する。これにより、移動部の移動方向への遊びをもたせる原因となっていた駆動伝達部に存在する部品公差を解消して遊びのない状態とすることができる。駆動伝達部とは、その駆動機構の種類は問わない。
付勢部は、移動部材(可動部材)に設けても良いし、停止位置を含めた移動経路(固定部材)上に設けても良い。即ち、弾性付勢部材は、移動部材が閉止位置に向かって移動する際に作動するように移動部材の内側端縁側(或いは、対応するベース部材41側)に設けても良いし、移動部材が開放位置に移動する際に作動するように移動部材の外側端縁(或いは、対応するベース部材41側)に設けても良い。
或いは、付勢部は、移動部材と固定部材の双方に設けても良い。
付勢部は、例えば弾性付勢部材とし、その構成、材質に制限はなく、圧縮バネ、引張りバネ等々任意の手段を用いることができる。
要するに、弾性付勢部材の構成、弾性付勢部材を配置する位置に制限はなく、移動部材が停止位置に移動する手前(直前)で、或いは停止位置に移動した後で、駆動機構Mを構成する部品群の寸法公差等に起因して発生する移動部材の遊び量に相当する分の距離を、それまでの移動方向とは逆方向(その他の異方向)へ限界まで戻し、その限界状態を維持するように作用する手段であればよい。
第2の発明では、前記付勢部を、前記移動部に配置し、前記付勢部が前記停止位置に移動してきた時に該付勢部と接触する位置に位置決め部を配置し、前記付勢部は前記位置決め部と接することにより前記移動部を前記異なった方向へ付勢することを特徴とする。
付勢部を移動部に配置した場合には、停止位置、移動経路上等々の適所に設けた位置決め部と付勢部が接して圧縮変形することにより、移動部を異なった方向(逆方向等)へ付勢する力を発生する。なお、位置決め部の配置場所は、移動部が停止位置に向かって移動してきたときに付勢部と接してその付勢力を生成させる位置であればどこでもよい。
第3の本発明は、前記付勢部を、前記停止位置に移動してきた前記移動部と接触する位置に配置したことを特徴とする。
付勢部を移動部ではなく、停止位置、移動経路、その他の部位に配置した場合には、付勢部は移動部の何れかの部位と接することによって移動部をそれまでの移動方向とは異なった方向へ付勢する力を生成する。
第4の本発明は、互いに離間した停止位置と、接近した停止位置との間で移動する2つの前記移動部を備え、前記付勢部を少なくとも一方の前記移動部に配置したことを特徴とする。
接近とは、2つの移動部が接触する場合と、若干離間した状態を含むものである。両移動部に搭載した付勢部を、各付勢部と接触可能な位置に設けた位置決め部と接触させて加圧することによって、両移動部をそれまでの移動方向とは異なった方向へ付勢する場合と、一方の移動部のみに付勢部を設け、接近時に一方の移動部に設けた付勢部を他方の移動部に接触させることによって両移動部をそれまでの移動方向とは異なった方向へ付勢する場合が含まれる。
第5の発明は、互いに離間した停止位置と、接近した停止位置との間を移動する2つの前記移動部を備え、前記付勢部を前記各移動部が前記各停止位置に移動してくる過程で該各移動部と接触する位置に配置したことを特徴とする。
付勢部は移動部材に配置するとは限らない。移動部材の停止位置、又は停止位置以外の移動経路上、その他、移動部と接触して加圧される位置に付勢部を配置し、移動してきた各移動部と接触させることによって各移動部をそれまでの移動方向とは異なった方向へ付勢するようにしてもよい。
第6の発明は、前記付勢部、或いは位置決め部を、前記停止位置、又は前記移動部の移動経路上から進退自在としたことを特徴とする。
付勢部、位置決め部を移動部以外の位置に配置した場合には、これらを移動部の移動経路から退避自在に構成することにより、付勢部、位置決め部を移動経路上に位置させている時には移動経路の終端部以外の位置を停止位置とすることができる。また、付勢部、位置決め部を移動経路上の停止位置から退避させた時には、当該停止位置を越えて移動部を移動させることができる。
第7の発明では、前記移動部は、エンドレスな移動経路上を一方向、又は双方向へ周回移動する構成を備え、前記移動部材、又は前記停止位置、或いは前記移動経路上に、前記付勢部を配置したことを特徴とする。
第8の発明では、前記移動経路上に配置した付勢部を、前記移動経路上から進退自在としたことを特徴とする。
第9の発明は、前記付勢部の付勢力は、前記駆動部が前記移動部を移動させる駆動力よりも小さいことを特徴とする。
駆動部は付勢部の付勢力に抗して移動部を停止位置に移動させるため、付勢部の付勢力よりも駆動力を大きくする必要がある。
1…遊技機、2…遊技盤、U…遊技盤ユニット、3…遊技領域、3A…開口部、13…始動口、14…始動口、14b…開閉扉、15…ゲート、16…大入賞装置、16b…開閉片、17…大入賞装置、17b…開閉片、18…一般入賞口、18…各一般入賞口、19…アウト口、30…ベース枠体、30a…開口部、40…可動盤面部品、41…ベース部、41…ベース部材、42…位置決め部材(位置決め部)、50…ガイド部、51、52…ガイドレール、60、70…移動部材(移動部)、60a、70a…内側端縁、61、71…ラックギア部材、61a、71a…ラックギア部、62、71…サブ画像表示装置、DU…駆動ユニット、80a…伝達ギア(伝達ギア=駆動力伝達部)、80b…伝達ギア(伝達ギア=駆動力伝達部)、80c…ピニオンギア(伝達ギア=駆動力伝達部)、81…駆動部(モータ)、85、86…可動ベース部、90…停止位置決め装置(停止位置決め部)、90L…停止位置決め装置、90R…停止位置決め装置、100…弾性付勢部材(付勢部)、101…コイルバネ、102…接触片、110…取付部材、115…ブラケット、115a…ガイド筒、120…取付部材、125…ブラケット、125a…ガイド筒、130…画像表示ユニット、131…画像表示装置、132…画像表示カバー、300…外枠、310…内枠、311…操作ハンドル、312…音声出力装置、313a…演出用照明装置、314…演出ボタン、315…受皿ユニット、320L…演出用可動照明装置

Claims (3)

  1. 遊技盤と、該遊技盤に着脱自在に装着されて前後方向へ貫通する開口部を有したベース枠体と、前記遊技盤、又は前記ベース枠体に配置された駆動ユニットと、該駆動ユニットに対して着脱自在に装着されて所定の軌道に沿って移動し、且つ少なくとも一部が遊技盤の前方から視認可能なサブ画像表示装置と、前記ベース枠体の開口部の少なくとも一部を塞いだ状態で該ベース枠体後部に着脱可能に装着される主画像表示装置と、を備え、
    前記ベース枠体を前記遊技盤から取り外すことなく、前記サブ画像表示装置を前記駆動ユニットに対して着脱可能としたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記主画像表示装置を前記ベース枠体から離脱させた際に、前記開口部を経由して前記駆動ユニットに対して前記サブ画像表示装置の着脱を可能とする構成を備えたことを特徴とする請求項1に係る遊技機。
  3. 前記ベース枠体に装着された前記主画像表示装置と前記駆動ユニットとの間に、透明板を着脱自在に配置したことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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