JP5764442B2 - キャップ付きテストリード収納構造及び計測機器 - Google Patents
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Description
(1)測定対象のカテゴリが異なってもテストリードそのものを交換する必要がない。
(2)テストリード先端部に対するキャップの着脱作業のみで良い。
(3)従って、計測機器の構造を複雑としたり、また、価格を著しく増大させるものでもない。
といった利点を有している。
STEP1:計測機器外箱100の収納部からテストリード3を外す。
STEP2:収納部からキャップ50を外す。
STEP3:テストリード3にキャップ50を取付ける。
STEP4:測定する。
STEP5:テストリード3からキャップ50を外す。
STEP6:キャップ50を計測機器外箱100の収納部に収納する。
STEP7:テストリード3を計測機器外箱100の収納部に収納する。
前記テストリードの先端部に着脱可能とされる前記キャップに鍔状の被保持部を形成し、前記計測機器本体には、前記キャップの被保持部を着脱可能に保持する保持部を設け、
前記テストリードの先端部に前記キャップを装着した状態で、前記キャップ部の前記被保持部を前記計測機器本体の前記保持部に保持させ、
前記保持部は、
(a)前記テストリードの前記計測機器本体に対する一方向への引抜き操作では、前記キャップを保持することにより、前記テストリードだけが前記計測機器本体から取出され、
(b)前記テストリードの前記計測機器本体に対する前記一方向に対して異なる他の方向への引抜き操作では、前記キャップを保持することがなく、前記テストリードは前記キャップを装着した状態で前記計測機器本体から取出される、
ことを特徴とするキャップ付きテストリードの収納構造が提供される。
前記キャップは、前記細長グリップの先端部に嵌合する支持部と、前記グリップの前記探針が貫通する貫通孔が形成された探針被覆部と、を有し、前記支持部に前記鍔状被保持部を形成する。
前記テストリードに対して前記キャップを装着した状態のキャップ付きテストリードを前記計測機器本体に着脱自在に収納するための収納構造を備えており、前記収納構造は、上記いずれかの構成とされるキャップ付きテストリードの収納構造とされることを特徴とする計測機器が提供される。
(計測機器の全体構成)
図1に、本発明に従って構成されるキャップ付きテストリードを備えた計測機器及びキャップ付きテストリード収納構造の一実施例を示す。
図1(a)に示すように、本発明の計測機器1は、図7に示す従来の計測機器1Aと異なり、テストリード3(3A、3B)及びキャップ50(50A、50B)の収納構造において大きく異なる。
上記実施例では、ホルダー61、62は、キャップ50Aの鍔部54と共に、キャップ50Aの支持部51及びテストリード3Aの先端部分31aを保持するものとして説明したが、これに限定されるものではない。
図3(b)に、保持部60(60A、60B)の他の実施例を示す。保持部60A、60Bは同じ構成とされるので、図3(b)には、保持部60Aのみを示す。
本実施例の計測機器1によれば、図1(a)に示すように、テストリード3(3A、3B)とキャップ50(50A、50B)とは一体に取り付けられた状態にて、計測機器本体2の側面等に保持部60(60A、60B)により収納されている。
STEP1:計測機器1の保持部60Aからテストリード3Aを外す。この時、方向1(テストリード3Aの軸線方向である矢印B方向)への引抜き操作でテストリード3Aは、キャップ無しの状態で取出される。
STEP2:測定する。
STEP3:テストリード3Aを計測機器の保持部60Aに収納する。この時、方向1(矢印B方向)とは反対方向から取付ける。テストリード3Aは、保持部60A及びキャップ50Aにより計測機器収納部に容易に収納される。
STEP1:計測機器2の保持部60Aからテストリード3Aを外す。この時、上記方向1と異なる方向2への引抜き操作で、キャップ付きの状態で取出される。
STEP2:測定する。
STEP3:キャップ付きのテストリード3Aを計測機器2の保持部60Aに収納する。この時、方向2とは反対方向から取付けることで、キャップ付きの状態で取り付けが可能とされる。
(1)測定対象のカテゴリが異なっても、即ち、測定される電圧の違いにより、テストリードそのものを交換する必要がない。
(2)テストリード先端部に対するキャップの着脱作業のみで良い。
(3)従って、計測機器の構造を複雑とし、また、価格を著しく増大させるものでもない。
といった利点をも有している。
図6に、本発明に係るキャップ付きテストリード収納構造の他の実施例を示す。実施例1においては、プラス・マイナス一対をなすキャップ付きテストリード3(3A、3B)はそれぞれ個別に、例えば、計測機器1の側面等にホルダー60(60A、60B)により収納されるものとして説明した。
2 機器本体
3(3A、3B) テストリード
4 スイッチ
5 表示部
31 グリップ
31a グリップ先端部
32 探針
33 リード線
34 バリア部
50(50A、50B) キャップ
51 支持部
52 探針被覆部
54 バリア部(鍔部、被保持部)
60(60A、60B) 保持部
61、62 ホルダー
Claims (6)
- 計測機器本体に接続されたテストリードに対してキャップを着脱することにより測定対象のカテゴリが異なる電圧測定が可能な計測機器におけるキャップ付きテストリードの収納構造であって、
前記テストリードの先端部に着脱可能とされる前記キャップに鍔状の被保持部を形成し、前記計測機器本体には、前記キャップの被保持部を着脱可能に保持する保持部を設け、
前記テストリードの先端部に前記キャップを装着した状態で、前記キャップの前記被保持部を前記計測機器本体の前記保持部に保持させ、
前記保持部は、
(a)前記テストリードの前記計測機器本体に対する一方向への引抜き操作では、前記キャップを保持することにより、前記テストリードだけが前記計測機器本体から取出され、
(b)前記テストリードの前記計測機器本体に対する前記一方向に対して異なる他の方向への引抜き操作では、前記キャップを保持することがなく、前記テストリードは前記キャップを装着した状態で前記計測機器本体から取出される、
ことを特徴とするキャップ付きテストリードの収納構造。 - 前記テストリードは、細長形状のグリップと、前記グリップの先端から突出した探針と、を有し、
前記キャップは、前記グリップの先端部に嵌合する支持部と、前記グリップの前記探針が貫通する貫通孔が形成された探針被覆部と、を有し、前記支持部に前記鍔状被保持部を形成する、
ことを特徴とする請求項1に記載のキャップ付きテストリードの収納構造。 - 前記保持部は、前記キャップ付きテストリードの軸線方向に沿って互いに所定の間隙(g)にて離間して配置され、前記計測機器本体に取り付けられた第1及び第2ホルダーを有し、前記間隙(g)に、前記鍔状被保持部が着脱自在に保持されることを特徴とする請求項2に記載のキャップ付きテストリードの収納構造。
- 前記第1及び第2ホルダーは、樹脂又は金属製とされ、前記キャップ付きテストリードの軸線方向に直交する形状が環形状とされ、更に、前記キャップ付きテストリードの軸線方向に沿って一部が切除され、前記キャップ付きテストリードを装着するための開口部を形成していることを特徴とする請求項3に記載のキャップ付きテストリードの収納構造。
- 前記保持部は、前記計測機器本体に対して垂直に突出して形成され、且つ、互いに平行に所定の間隔を持って配置された対をなす第1及び第2ホルダーを有し、前記第1及び第2ホルダーの対向面に溝を形成し、前記第1及び第2ホルダーの対向面に形成した前記溝に前記鍔状被保持部が着脱自在に保持されることを特徴とする請求項2に記載のキャップ付きテストリードの収納構造。
- 計測機器本体に接続されたテストリードに対してキャップを着脱することにより測定対象のカテゴリが異なる電圧測定が可能な計測機器において、
前記テストリードに対して前記キャップを装着した状態のキャップ付きテストリードを前記計測機器本体に着脱自在に収納するための収納構造を備えており、前記収納構造は、請求項1〜5のいずれかの項に記載のキャップ付きテストリードの収納構造とされることを特徴とする計測機器。
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JP2011197083A JP5764442B2 (ja) | 2011-09-09 | 2011-09-09 | キャップ付きテストリード収納構造及び計測機器 |
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