JP7087529B2 - 膜厚計の位置合わせ治具 - Google Patents
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Description
まず図1とともに電磁誘導式膜厚計の測定原理について説明する。膜厚計は、例えば、素地21の表面に被膜22が施された測定対象物2の膜厚の測定に用いられる。ここで素地21は、例えば、鉄、鋼、フェライト系ステンレス等の磁性体であり、被膜22は、例えば、メッキ(亜鉛メッキ等)、ペイント、樹脂膜等の非磁性被膜である。
図2に電磁誘導式膜厚計(以下、膜厚計5と称する。)の外観を示している。膜厚計5は携帯型であり、ユーザが現場に持ち込んで使用することができる。同図に示すように、膜厚計5は、本体装置51、プローブ52、及びケーブル53(コード)を備える。プローブ52は、ケーブル53(コード)を介して本体装置51と電気的に接続される。
図8にプローブ52の他の構成を示している。同図に示すように、プローブ52は、その外筒体611に複数の同心円環状の凸部617を有している。これら複数の凸部617のうち、最下部の凸部617aは他の凸部617bに比べてその外径がやや大きくなっている。
以下、図10乃至図15とともに、膜厚計5のプローブ52に装着して用いる測定治具1について説明する。測定治具1は、図10等に示すスライド部材11と図11Aや図11B等に示す位置合わせ治具7とを含む。プローブ52は、図10に示すロック部材13を用いてスライド部材11に固定される。
膜厚計5を用いた膜厚の測定に際して測定精度を確保するには、プローブ52の先端を測定対象物2の測定対象部位(以下、測定ポイントPとも称する。)に正確に当てる必要がある。また特定の測定ポイントPについて繰り返し膜厚を測定する必要が場合はプローブ52の先端を同じ測定ポイントPに繰り返し正確に当てる必要がある。
続いて、図12A乃至図12Cを参照しつつ、スライド部材11にプローブ52を取り付ける際の手順について説明する。
図13は、スライド部材11を位置合わせ治具7に装着しようとしている様子を示す図である。前述したように、収容部12を構成する第1側面板715a及び第2側面板715bの夫々には、嵌合溝712a及び嵌合溝712bが形成されている。スライド部材11を収容部12に装着する際は、凸条116aについては嵌合溝712aに、凸条116dについては嵌合溝712bに、夫々嵌まるようにしてスライド部材11を収容部12にスライド式に挿入する。
図15は、スライド部材11を装着した状態の位置合わせ治具7を上方(+z方向)から眺めた図である。膜厚の測定に際し、作業者は同図に示すように位置合わせ治具7の開口面717(第2平坦面)を下にして位置合わせ治具7を平面上に載置して測定対象物2に位置合わせ治具7をセットする。
Claims (10)
- 棒状の磁心の端部を測定対象物に接近させた際に前記磁心に巻回されたコイルを貫く磁束の変化に基づき膜厚を測定するプローブを有する膜厚計の位置合わせ治具であって、
前記プローブが固定されるスライド部材が前記磁心の軸の方向にスライド可能に収容される収容部を有し、
前記スライド部材が前記収容部に嵌め合わされた状態で前記プローブの先端を通過させる貫通孔が形成され、
前記磁心の測定対象物に接近させる側に前記磁心の軸に対して垂直な第1平坦面を有し、
前記第1平坦面は、前記磁心の軸と交差し、前記磁心の軸に対して垂直な方向に前記第1平坦面の面内を貫く、外形形状の異なる前記測定対象物の夫々に嵌合する、夫々異なる断面形状の複数の溝部を有する、
膜厚計の位置合わせ治具。 - 棒状の磁心の端部を測定対象物に接近させた際に前記磁心に巻回されたコイルを貫く磁束の変化に基づき膜厚を測定するプローブを有する膜厚計の位置合わせ治具であって、
前記プローブが固定されるスライド部材が前記磁心の軸の方向にスライド可能に収容される収容部を有し、
前記スライド部材が前記収容部に嵌め合わされた状態で前記プローブの先端を通過させる貫通孔が形成され、
前記磁心の測定対象物に接近させる側に前記磁心の軸に対して垂直な第1平坦面を有し、
前記第1平坦面は、前記磁心の軸と交差し、前記磁心の軸に対して垂直な方向に前記第1平坦面の面内を貫く、前記測定対象物に嵌合する断面形状の溝部を有し、
前記溝部は、切込角の異なる複数のV字状溝を段階的に重ねた形状を有する、
膜厚計の位置合わせ治具。 - 請求項2に記載の膜厚計の位置合わせ治具であって、
前記V字状溝の少なくとも一つは、前記測定対象物である断面が長方形状の部材の角部の形状に合わせた形状であり、前記V字状溝の少なくとも一つは、前記測定対象物である断面が六角形状の部材の角部の形状に合わせた形状である、
膜厚計の位置合わせ治具。 - 棒状の磁心の端部を測定対象物に接近させた際に前記磁心に巻回されたコイルを貫く磁束の変化に基づき膜厚を測定するプローブを有する膜厚計の位置合わせ治具であって、
前記プローブが固定されるスライド部材が前記磁心の軸の方向にスライド可能に収容される収容部を有し、
前記スライド部材が前記収容部に嵌め合わされた状態で前記プローブの先端を通過させる貫通孔が形成され、
前記磁心の測定対象物に接近させる側に前記磁心の軸に対して垂直な第1平坦面を有し、
前記第1平坦面は、前記磁心の軸と交差し、前記磁心の軸に対して垂直な方向に前記第1平坦面の面内を貫く、前記測定対象物に嵌合する断面形状の溝部を有し、
前記収容部は筒状であり、前記収容部の前記スライド部材を挟んで対向する2つの側面位置の夫々から延出する、測定対象物の周囲を周回させるバンドを固定するためのバンド掛けが形成されている、
膜厚計の位置合わせ治具。 - 棒状の磁心の端部を測定対象物に接近させた際に前記磁心に巻回されたコイルを貫く磁束の変化に基づき膜厚を測定するプローブを有する膜厚計の位置合わせ治具であって、
前記プローブが固定されるスライド部材が前記磁心の軸の方向にスライド可能に収容される収容部を有し、
前記スライド部材が前記収容部に嵌め合わされた状態で前記プローブの先端を通過させる貫通孔が形成され、
前記磁心の測定対象物に接近させる側に前記磁心の軸に対して垂直な第1平坦面を有し、
前記第1平坦面は、前記磁心の軸と交差し、前記磁心の軸に対して垂直な方向に前記第1平坦面の面内を貫く、前記測定対象物に嵌合する断面形状の溝部を有し、
前記スライド部材は、前記測定対象物が存在する側の端部に対向する端部の近傍に形成された把持部を有する、
膜厚計の位置合わせ治具。 - 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の膜厚計の位置合わせ治具であって、
前記第1平坦面の幅方向の長さは前記収容部の幅方向の長さよりも長い、
膜厚計の位置合わせ治具。 - 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の膜厚計の位置合わせ治具であって、
前記収容部の側面を構成する前記第1平坦面に垂直な第2平坦面を有する、
膜厚計の位置合わせ治具。 - 請求項7に記載の膜厚計の位置合わせ治具であって、
前記スライド部材を挟んで前記第2平坦面と対向する、前記第2平坦面と平行な第3平坦面を有する、
膜厚計の位置合わせ治具。 - 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の膜厚計の位置合わせ治具であって、
前記プローブは、その先端部が前記測定対象物に接触又は押圧されることにより膜厚を測定するタイミングを示す信号を生成する機構を有する、
膜厚計の位置合わせ治具。 - 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の膜厚計の位置合わせ治具であって、
前記膜厚計は、電磁誘導式膜厚計又は渦電流式膜厚計である、
膜厚計の位置合わせ治具。
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