JP5764024B2 - コンバイン - Google Patents
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Description
前記走行ミッションに動力を入力する走行用電動モータが、前記搭乗運転部における運転部ステップの下方側箇所に位置する状態で備えられ、
前記走行用電動モータの出力軸と前記走行ミッションの入力軸とが連動連結され、
前記走行用電動モータに電力を供給する電力供給手段と、前記走行用電動モータの作動状態と前記電力供給手段の作動状態を制御する制御手段とが備えられ、
前記電力供給手段が、エンジンと、そのエンジンにより駆動される発電機とを横幅方向に沿って並ぶ状態で備え、
前記エンジンが前記走行ミッションよりも横幅方向の一方側に寄った箇所に位置し、且つ、前記発電機が前記走行ミッションに対して横幅方向の他方側に寄った箇所に位置する状態で備えられ、前記エンジンの出力軸と前記発電機の回転軸とが連動連結されている点にある。
つまり、従来の走行ミッションを利用して、コンバインの機体の構造を大幅に改良する必要がなく、構造改良のための費用が増大して大幅なコストアップを招くおそれは少ないものとなる。
つまり、走行用電動モータが駆動停止状態になって駆動力も制動力も作用しない自由回転状態になる場合であっても、ネガティブブレーキによって入力軸の回転が阻止されることになり、走行用電動モータの自由回転により車体が運転者の意思に反して不測に移動する等の不利を回避できる。
走行ミッションにおける入力軸と走行装置との間には減速機構が備えられるので、例えば車体が傾斜しているような場合に、自重により走行装置側から逆向きの動力が掛かる場合であっても、減速機構による減速比率分だけ逆向き動力が減少された状態で入力軸すなわちネガティブブレーキに掛かるものとなる。その結果、ネガティブブレーキが走行装置に直接作用する構成に比べて制動力が小さい小型のものにすることができる。
〔全体構成〕
図1及び図2に示すように、コンバインは、左右一対のクローラ式の走行装置1,1の駆動により走行機体2が走行自在に構成され、その走行機体2の前部に、圃場の植立穀稈を刈り取るとともに刈り取った穀稈を後方に搬送する刈取処理装置としての刈取処理部3が油圧シリンダCYの操作により横軸芯P1周りに昇降揺動自在に備えられ、走行機体2には、刈取処理部3にて刈り取られた作物を脱穀処理する脱穀装置4と、脱穀装置4にて得られた穀粒を貯留する穀粒タンク5とが備えられている。
以下、コンバインの伝動構造について説明する。
図4に示すように、左右一対の走行装置1,1と刈取処理部3とを夫々駆動する走行刈取用の電動モータM1(走行用電動モータの一例)と、扱胴20を駆動する扱胴用の電動モータM2と、選別部17を駆動する選別部用の電動モータM3とが備えられ、それら各電動モータM1,M2,M3により各部が駆動される構成となっている。
つまり、この走行ミッション47は、図5に示すように、ミッションケース52内に、ギア式の減速機構53やギア咬み合い式の副変速装置54、及び、旋回走行させるための旋回用伝動機構55等が備えられている。
具体的な構成について説明を加えると、図4に示すように、選別部用の電動モータM3の動力が、ベルトテンション式の選別入切用クラッチ71を介して選別部17、具体的には、唐箕24の駆動軸24aに動力が伝えられるように構成され、唐箕24の駆動軸24aから、伝動ベルト72を介して、1番スクリュー25、2番スクリュー28、揺動選別機構23、フィードチェーン18等に動力が伝達されるように構成されている。
次に、上記した動力用の電動モータ(走行刈取用の電動モータM1、扱胴用の電動モータM2、及び、選別部用の電動モータM3)夫々に対する駆動用電力の供給構成について説明する。
図7に示すように、各動力用の電動モータ(M1〜M3)の夫々に対する駆動用電力を供給する電力供給手段PSとして、エンジン80とそのエンジン80により駆動される発電機81とが備えられ、発電機81にて発電した電力を動力用の電動モータ(M1〜M3)に供給するように構成されている。
各動力用の電動モータ(走行刈取用の電動モータM1、扱胴用の電動モータM2、及び、選別部用の電動モータM3)の作動状態と電力供給手段PS(エンジン80と発電機81)の作動状態を制御する制御手段としてのマイクロコンピュータ利用の制御装置Hが備えられている。
搭乗運転部7に備えられた主変速レバー66の前後操作によって出力値が変更操作される速度設定器88が備えられ、この速度設定器88の指令情報が制御装置Hに入力され、車速を指令することができるように構成され、制御装置Hは、指令された車速にて車体を走行させるように、走行刈取用の電動モータM1を制御するように構成されている。
制御装置Hは、各動力用の電動モータ(走行刈取用の電動モータM1、扱胴用の電動モータM2、及び、選別部用の電動モータM3)により必要とされる電力量の総和である必要総和電力量に応じた電力量を供給すべく電力供給手段PSの作動状態を制御するように構成されている。具体的には、必要総和電力量に応じた電力として、必要総和電力量よりも設定量大きい電力を発電する発電用設定回転数となるように出力調整器86を制御するように構成されている。
(1)上記実施形態では、走行刈取用の電動モータM1の動力のみにより左右一対の走行装置1,1を駆動する構成としたが、このような構成に加えて、エンジン80の動力が伝動ベルトを介して、走行ミッション47の入力軸50に伝えられる構成とし、且つ、エンジン80と走行刈取用の電動モータM1とが並列状態で動力を入力軸50に伝える構成とするものでもよい。
すなわち、主としてエンジン80の動力により走行装置1,1を駆動するようにしながら、走行刈取用の電動モータM1により動力を補助する構成である。
7 搭乗運転部
47 走行ミッション
48 運転部ステップ
49 出力軸
50 入力軸
51 連結具
67 ネガティブブレーキ
H 制御手段
M1 走行用電動モータ
PS 電力供給手段
Claims (4)
- 左右一対の走行装置を備えた車体の前部における横幅方向の一方側箇所に搭乗運転部が備えられ、車体横幅方向中央部であって且つ前記搭乗運転部の横幅方向の他方側箇所に、前記左右一対の走行装置に動力を伝える走行ミッションが備えられているコンバインであって、
前記走行ミッションに動力を入力する走行用電動モータが、前記搭乗運転部における運転部ステップの下方側箇所に位置する状態で備えられ、
前記走行用電動モータの出力軸と前記走行ミッションの入力軸とが連動連結され、
前記走行用電動モータに電力を供給する電力供給手段と、前記走行用電動モータの作動状態と前記電力供給手段の作動状態を制御する制御手段とが備えられ、
前記電力供給手段が、エンジンと、そのエンジンにより駆動される発電機とを横幅方向に沿って並ぶ状態で備え、
前記エンジンが前記走行ミッションよりも横幅方向の一方側に寄った箇所に位置し、且つ、前記発電機が前記走行ミッションに対して横幅方向の他方側に寄った箇所に位置する状態で備えられ、前記エンジンの出力軸と前記発電機の回転軸とが連動連結されているコンバイン。 - 前記走行用電動モータの出力軸と前記走行ミッションの入力軸とが連結具を介して連動連結され、前記走行用電動モータの動力により前記左右一対の走行装置を駆動するように構成されている請求項1記載のコンバイン。
- 前記走行ミッションの伝動経路中に、前記走行用電動モータの駆動停止状態で制動作用するネガティブブレーキが備えられている請求項2記載のコンバイン。
- 前記ネガティブブレーキが、前記走行ミッションの入力軸における前記走行用電動モータとは反対側の箇所に作用する状態で備えられている請求項3記載のコンバイン。
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