JP5762259B2 - 空気清浄装置および空気調和機 - Google Patents
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Description
殺菌力を有する殺菌用液を除菌エレメントに滴下して含浸させる滴下装置と、殺菌用液を貯留する第1の貯留部とが備えられ、
滴下装置は第1の貯留部よりも上方に設けられ、
除菌エレメントの一部が第1の貯留部内の殺菌用液に浸漬され、
除菌エレメントは、乾燥してくると、毛細管現象によって第1の貯留部内の殺菌用液を吸い上げるものである。
これによると、運転停止中において除菌エレメントが乾燥してくると、除菌エレメントは毛細管現象により上下各段の第1の貯留部内の殺菌用液を吸い上げるため、背が高い除菌エレメントであっても、除菌エレメントは殺菌用液を十分且つ速やかに吸い上げることができ、殺菌用液は除菌エレメントの上下において均等に含浸される。
第2の貯留部は、第1の貯留部から溢流した殺菌用液と、噴霧装置から噴霧された殺菌用液とを受けるものである。
これによると、空気清浄装置の運転中に滴下装置から除菌エレメントの上端部に滴下された殺菌用液は、一旦蓄水部に蓄えられた後に、蓄水部から除菌エレメント内に含浸される。このため、空気清浄装置の運転を停止している際、除菌エレメントは、毛細管現象により、第1の貯留部内の殺菌用液を吸い上げると共に、蓄水部に蓄えられている殺菌用液を吸い込む。これにより、運転停止中であっても、十分な量の殺菌用液を除菌エレメントに含浸させることができ、除菌エレメントの乾燥を確実に防止することができる。
(第1の実施の形態)
先ず、第1の実施の形態を、図1,図2を参照して説明する。
空気清浄装置9は、外気流入口3および還気流入口4から流入した空気Aをろ過するプレフィルタ14と、プレフィルタ14の下流側に設けられたワッシャメディア15と、ワッシャメディア15の下流側に設けられた除菌エレメント16と、殺菌力を有する殺菌用液17を除菌エレメント16の上端部に滴下して含浸させる滴下装置18と、除菌エレメント16の下方に設けられ且つ殺菌用液17を貯留する浸漬槽19(第1の貯留部の一例)と、浸漬槽19の下方に設けられ且つ殺菌用液17を貯留する受液槽20(第2の貯留部の一例)と、受液槽20に貯留された殺菌用液17を上流側からワッシャメディア15(除菌エレメントの上流側の一例)に向けて噴霧する噴霧装置21とを有している。
図1に示すように、ファン13を稼動すると、外気流入口3および還気流入口4からケーシング2内に流入した空気Aは、プレフィルタ14でろ過されて粗大粒子の塵埃が除去され、その後、空気清浄装置9において除菌され、さらに、中性能フィルタ10でろ過されて微細粒子の塵埃が除去され、冷却コイル11で露点温度に冷却され、加熱コイル12で所定の温度に温められた後、送出口5から室内に送り出される。
空気調和機1を運転している際、滴下装置18の電磁弁26が開かれ、殺菌用液17が滴下用ノズル24から除菌エレメント16の上端部に滴下されることにより、殺菌用液17が除菌エレメント16内に吸収されて含浸される。そして、含浸し切れずに除菌エレメント16から染み出した殺菌用液17が浸漬槽19内に補給されて貯留される。
また、供給ポンプ31の稼動により、受液槽20内の殺菌用液17が供給配管30を通って噴霧用ノズル29からワッシャメディア15の全面にかかるように噴霧され、ワッシャメディア15に水膜が形成される。この噴霧ノズル29からの噴霧とワッシャメディア15の水膜効果との相乗効果により空気Aは飽和状態の近くまで効率良く加湿されるため、殺菌用液17と空気Aとの接触効率が高まる。
次に、第2の実施の形態を、図3を参照して説明する。
受液槽20内の殺菌用液17中の殺菌成分の濃度を検出する第2の濃度検出装置39が設けられている。また、制御部40は、第2の濃度検出装置39で検出された濃度に基づいて滴下装置18の電磁弁26を制御する。
空気調和機1を運転し、受液槽20内の殺菌用液17が噴霧用ノズル29から噴霧されてワッシャメディア15や空気Aに接触した際、噴霧された殺菌用液17中の殺菌の主成分が消費されるため、殺菌用液17の濃度が低下する。したがって、受液槽20内の殺菌用液17が繰り返し循環しながら噴霧用ノズル29から噴霧されることにより、受液槽20内の殺菌用液17の濃度が次第に低下していく。
次に、第3の実施の形態を、図4を参照して説明する。
受液槽20は浸漬槽19の上流側前方に設けられており、受液槽20の上方にワッシャメディア15と噴霧用ノズル29とが設けられている。空気清浄装置9には、浸漬槽19内の殺菌用液17の液位を検出する第1の液位検出装置33が設けられている。また、制御部40は、第1の液位検出装置33で検出された液位に基づいて滴下装置18の電磁弁26を制御する。
空気調和機1を運転している際、滴下装置18の電磁弁26が開かれ、殺菌用液17が滴下用ノズル24から除菌エレメント16の上端部に滴下されることにより、殺菌用液17が除菌エレメント16内に吸収されて含浸される。そして、含浸し切れずに除菌エレメント16から染み出した殺菌用液17が浸漬槽19内に補給されて貯留される。
次に、第4の実施の形態を、図5を参照して説明する。
浸漬槽19内の殺菌用液17中の殺菌成分の濃度を検出する第1の濃度検出装置35が設けられている。例えば、殺菌用液17として微酸性電解水を使用した場合、微酸性電解水中に含まれる次亜塩素酸が殺菌成分となる。また、制御部40は、第1の濃度検出装置35で検出された濃度に基づいて滴下装置18の電磁弁26を制御する。
空気調和機1を運転している際、浸漬槽19内の殺菌用液17の濃度は第1の濃度検出装置35により検出され、検出された浸漬槽19内の濃度が所定の濃度よりも低下すると、制御部40が電磁弁26を開く。これにより、殺菌用液17が滴下用ノズル24から除菌エレメント16に滴下され、除菌エレメント16から染み出した殺菌用液17が浸漬槽19に補給されて、浸漬槽19内の殺菌用液17の濃度が上昇する。
上述した第1〜第4の実施の形態では、浸漬槽19と受液槽20とが個別に設けられているが、第5の実施の形態では、図6に示すように、浸漬槽19は受液槽20を兼用している。すなわち、浸漬槽19は除菌エレメント16の下方からワッシャメディア15の下方を経て噴霧用ノズル29の下方へ達する大きさを有している。
空気調和機1を運転している際、除菌エレメント16に含浸されている殺菌用液17が除菌エレメント16を通過する空気Aと接触することにより、殺菌用液17中の殺菌の主成分が消費されて濃度が低下する。このようにして殺菌の主成分の濃度が低下した殺菌用液17が除菌エレメント16から染み出して浸漬槽19内に貯留される。
次に、第6の実施の形態を、図7〜図9を参照して説明する。
除菌エレメント16は上下複数段に分割された第1〜第3分割エレメント16a〜16cからなる。また、第1〜第3分割エレメント16a〜16cに対応して、上下複数段の第1〜第3浸漬槽19a〜19c(第1の貯留部の一例)が設けられている。このうち、上段の第1浸漬槽19aは上段の第1分割エレメント16aと中段の第2分割エレメント16bとの間に設けられ、中段の第2浸漬槽19bは中段の第2分割エレメント16bと下段の第3分割エレメント16cとの間に設けられ、下段の第3浸漬槽19cは下段の第3分割エレメント16cの下方に設けられている。
以下、上記構成における作用を説明する。
空気調和機1の運転を停止している際、除菌エレメント16が次第に乾燥してくると、毛細管現象により、第1分割エレメント16aが第1浸漬槽19aの上部貯留室50内の殺菌用液17を吸い上げ、第2分割エレメント16bが第2浸漬槽19bの上部貯留室50内の殺菌用液17を吸い上げ、第3分割エレメント16cが第3浸漬槽19c内の殺菌用液17を吸い上げるため、運転停止中であっても、十分な量の殺菌用液17を除菌エレメント16に含浸させることができる。
次に、第7の実施の形態を、図10を参照して説明する。
除菌エレメント16は上下複数段に分割された第1〜第3分割エレメント16a〜16cからなる。また、第1〜第3分割エレメント16a〜16cに対応して、上下複数段の第1〜第3浸漬槽57a〜57c(第1の貯留部の一例)が設けられている。
以下、上記構成における作用を説明する。
空気調和機1の運転を停止している際、除菌エレメント16が次第に乾燥してくると、毛細管現象により、第1分割エレメント16aが第1浸漬槽57a内の殺菌用液17を吸い上げ、第2分割エレメント16bが第2浸漬槽57b内の殺菌用液17を吸い上げ、第3分割エレメント16cが第3浸漬槽57c内の殺菌用液17を吸い上げるため、運転停止中であっても、十分な量の殺菌用液17を除菌エレメント16に含浸させることができる。
次に、第8の実施の形態を、図11を参照して説明する。
除菌エレメント16は上下複数段に分割された第1,第2分割エレメント16a,16bからなり、同様に、ワッシャメディア15は上下複数段に分割された第1,第2分割ワッシャメディア15a,15bからなる。上記第1,第2分割エレメント16a,16bは、それぞれ、上端部に、殺菌用液17を蓄える蓄水部62を有している。尚、蓄水部62はスポンジ等の保水性に優れた保水材で形成されている。
第2ユニット66bに設けられた上部および下部フレーム64,65は、上述した第1ユニット66aに設けられた上部および下部フレーム64,65と同様に構成されている。尚、第1ユニット66aに設けられた下部フレーム65の排出孔83と第2ユニット66bに設けられた上部フレーム64の流入孔72とは連通している。
以下、上記構成における作用を説明する。
9 空気清浄装置
16 除菌エレメント
17 殺菌用液
18 滴下装置
19 浸漬槽(第1の貯留部)
19a〜19c 第1〜第3浸漬槽(第1の貯留部)
20 受液槽(第2の貯留部)
21 噴霧装置
33 第1の液位検出装置
35 第1の濃度検出装置
37 第2の液位検出装置
39 第2の濃度検出装置
40 制御部
62 蓄水部
57a〜57c 第1〜第3浸漬槽(第1の貯留部)
80 貯留部(第1の貯留部)
A 空気
Claims (9)
- 流入した空気が除菌エレメントを通過することによって除菌される空気清浄装置であって、
殺菌力を有する殺菌用液を除菌エレメントに滴下して含浸させる滴下装置と、殺菌用液を貯留する第1の貯留部とが備えられ、
滴下装置は第1の貯留部よりも上方に設けられ、
除菌エレメントの一部が第1の貯留部内の殺菌用液に浸漬され、
除菌エレメントは、乾燥してくると、毛細管現象によって第1の貯留部内の殺菌用液を吸い上げることを特徴とする空気清浄装置。 - 第1の貯留部は上下複数段設けられていることを特徴とする請求項1記載の空気清浄装置。
- 第1の貯留部内の殺菌用液の液位を検出する第1の液位検出装置と、検出された液位により滴下装置を制御する制御部とが備えられていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の空気清浄装置。
- 第1の貯留部内の殺菌用液中の殺菌成分の濃度を検出する第1の濃度検出と、検出された濃度により滴下装置を制御する制御部とが備えられていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の空気清浄装置。
- 殺菌用液を貯留する第2の貯留部と、第2の貯留部に貯留された殺菌用液を除菌エレメントの上流側へ噴霧する噴霧装置とが設けられ、
第2の貯留部は、第1の貯留部から溢流した殺菌用液と、噴霧装置から噴霧された殺菌用液とを受けることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の空気清浄装置。 - 第2の貯留部内の殺菌用液の液位を検出する第2の液位検出装置と、検出された液位により滴下装置を制御する制御部とが備えられていることを特徴とする請求項5記載の空気清浄装置。
- 第2の貯留部内の殺菌用液中の殺菌成分の濃度を検出する第2の濃度検出装置と、検出された濃度により滴下装置を制御する制御部とが備えられていることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の空気清浄装置。
- 除菌エレメントは、上端部に、滴下装置から滴下された殺菌用液を蓄える蓄水部を有していることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の空気清浄装置。
- 上記請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の空気清浄装置を備えたことを特徴とする空気調和機。
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