JP5761437B2 - トラクタ - Google Patents
トラクタ Download PDFInfo
- Publication number
- JP5761437B2 JP5761437B2 JP2014175958A JP2014175958A JP5761437B2 JP 5761437 B2 JP5761437 B2 JP 5761437B2 JP 2014175958 A JP2014175958 A JP 2014175958A JP 2014175958 A JP2014175958 A JP 2014175958A JP 5761437 B2 JP5761437 B2 JP 5761437B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clutch
- brake
- pressure
- gear
- speed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
請求項1に記載の発明は、エンジン(5)から前輪(2)と後輪(3)等の走行装置への動力伝動経路に前後進と中立を切り替える前後進クラッチ(48)を設け、ブレーキペダル(19L),(19R)の踏み込みに操作に伴って走行装置にブレーキ(135)を作動させる共に前後進クラッチ(48)の接続作動圧を低下させる構成とし、機体が走行停止状態では前後進クラッチ(48)を所定の低圧の停止作動圧で保持する構成とし、前記前後進クラッチ(48)の停止作動圧を、副変速レバー(15)の変速位置が高速側であるほど高めに設定する構成とし、
クラッチペダル(1002)の操作で前記前後進クラッチ(48)の動力断続を可能に構成とし、クラッチペダル(1002)を踏まなくても前記ブレーキペダル(19L),(19R)の操作のみで機体の停止ができる状態を報知する報知手段(146)を設け、
前記ブレーキペダル(19L),(19R)の踏み込み操作解除後は、副変速レバー(15)の変速位置が高速側であるほど高い昇圧率で停止作動圧を全圧の接続作動圧に戻し、所定時間後にアクセルペダル(18)の踏み込み操作を行うと、前記副変速レバー(15)の変速位置による昇圧圧力とアクセルペダル(18)の踏み込み操作時の昇圧圧力とを比較し、時間の経過とともに高い方の昇圧圧力を選択しながら全圧の接続作動圧に戻す構成としたことを特徴とするトラクタとする。
また、ブレーキペダル19L,19Rの踏み込み操作解除後は、副変速レバー15の変速位置が高速側であるほど高い昇圧率で停止作動圧を全圧の接続作動圧に戻し、所定時間後にアクセルペダル18の踏み込み操作を行うと、副変速レバー15の変速位置による昇圧圧力とアクセルペダル18の踏み込み操作時の昇圧圧力とを比較し、時間の経過とともに高い方の昇圧圧力を選択しながら全圧の接続作動圧に戻す構成としたので、適正な昇圧ができる。
なお、本明細書において作業車両の前進方向に向かって左右方向をそれぞれ左、右といい、前進方向を前、後進方向を後という。
ハンドルポスト6上部のステアリングハンドル7の前側に図1に示すフロントメータパネル16が設けられており、このフロントメータパネル16の中央部に液晶表示部1001を設けている。液晶表示部1001の左側にタコメータ136を設け、液晶表示部1001の右側に表示灯パネル145を設けている。
図2は、フロントケース8Fとリアケース8Rを一体に組み付けたミッションケース8内の変速装置の動力伝動機構を示す伝動線図で、エンジン5から前輪2と後輪3及びロータリ作業機17へのPTO出力軸111への変速伝動機構を説明する。
図2に示す第一クラッチ軸28に固着の第一ギヤ113が低速伝動軸34に固着の第二ギヤ35と噛み合って減速して伝動され、第二クラッチ軸29に固着の第三ギヤ149が高速伝動軸32に固着の第四ギヤ33と噛み合って増速して伝動される。
低速伝動軸34と高速伝動軸32の回転がそれぞれ第一シンクロチェンジ42と第二シンクロチェンジ36に伝動され、第一シンクロチェンジ42の第一シンクロ小ギヤ43と第二シンクロチェンジ36の第二シンクロ小ギヤ37が第一伝動軸39の第五ギヤ40と噛み合い、第一シンクロチェンジ42の第一シンクロギヤ大44と第二シンクロチェンジ36の第二シンクロ大ギヤ38が第一伝動軸39の第六ギヤ41と噛み合って伝動する。
次に、副変速部154を説明する。
従って、主変速部150で変速された低速四段と高速四段が、副変速部154で四段に変速されることで、低速十六段と高速十六段に変速(合計32段)されることになる。これにより、前記前後進クラッチ48を切り換えることで、前進32段、後進32段変速となる。
また、第四シンクロチェンジ71を装着した第一筒軸73は、第三シンクロチェンジ58を装着した第5伝動軸60の下側に配置されており、ミッションケース8の長さを短く出来る。第三シンクロチェンジ58と第四シンクロチェンジ71については、副変速レバー15とリンク機構等で接続してメカチェンジに構成してもよい。
前記第二入力ギヤ23にPTOメインクラッチ97のメインクラッチギヤ96を噛み合わせて、PTOメインクラッチ97で動力の断続を行うようにしている。このPTOメインクラッチ97は、図5に示す如く、第一高・低クラッチ24と第二高・低クラッチ25の下側に位置して、ミッションケース8の内部に溜まる潤滑オイルで冷却・潤滑される。
第一PTOギヤ98と第二PTOギヤ99と第五シンクロチェンジ151の第五シンクロ小ギヤ100と第五シンクロ大ギヤ101を装着し、第二PTO軸104に第二十ギヤ102と第二十三ギヤ152をと第二十一ギヤ103と第二十四ギヤ153を固着し、カウンタ軸106にPTO逆転ギヤ105を軸支している。
図8は、ミッションケース8内の変速を制御する自動制御の制御ブロック図で、走行系ECU120への制御データの入力は、クラッチペダルセンサ121からのオン・オフ信号、車速センサ122の走行速度と、右ブレーキセンサ123Rのオン・オフ信号と、左ブレーキセンサ123Lのオン・オフ信号と、前後進切換スイッチ124の切換信号と、ブレーキ連結センサ125のオン・オフ信号とノークラッチスイッチ126のオン・オフ信号である。
前記の如く、左ブレーキペダル19Lと右ブレーキペダル19Rは、それぞれを踏み込むことで踏み込んだ側のブレーキ135を作動させてその作動側へ旋回する。
g/cm2、高速では2.3kg/cm2とし、フィードバック制御を行う。低圧停止圧力は、外部通信機器等で変更可能にする。このクラッチ圧力のフィードバック制御は、制御出力後一定時間後から行う。図13には、この低圧保持状態を示している。B1は副変速レバー15の変速位置が中速の場合の低圧保持を示している。B2は副変速レバー15の変速位置が極低速と低速の場合の低圧保持を示している。Cは副変速レバー15の変速位置が高速の場合の低圧保持を示している。このように、低圧で保持しているので、停止状態から走行状態への移行が速やかにできる。
このフィードバック制御は、前後進クラッチ48の前進側と後進側の両方に圧力センサが装着されている場合は、それぞれの圧力センサでフィードバック制御を行い、いずれか一方(後進側)に圧力センサがない場合は、いずれか他方(前進側)の圧力センサの最新値でフィードバック制御を行う構成としてもよい。これにより、廉価な構成となる。
再び走行開始)、1段ずる元の変速位置(主変速レバー14の位置)に増速して戻す構成とする。ただし、副変速の操作があると、増速は解除する。そして、主変速レバー14の位置とミッション内の主変速の変速段の位置が一致すると、増速を解除して、その後は主変速レバー14の変速による変速に移行する。また、主変速レバー14の位置とミッション内の主変速の変速段の位置が一致するまでに主変速レバー14が操作されると、その変速位置になるように、ミッション内の主変速の変速段を切り換えるが、一段ずる増減速してもよし、一気に変速してもよい。このときは、主変速の油圧クラッチの接続を緩慢にして変速ショックを防止する。
ノークラ表示灯146は、ノークラッチブレーキ作動状態で点灯し、ノークラッチブレーキ作動状態を解除或いは中断すると消灯する。
3 後輪
5 エンジン
14 主変速レバー
15 副変速レバー
18 アクセルペダル
19L 左ブレーキペダル
19R 右ブレーキペダル
48 前後進クラッチ
135 ブレーキ
146 報知手段(ノークラ表示灯)
1002 クラッチペダル
Claims (2)
- エンジン(5)から前輪(2)と後輪(3)等の走行装置への動力伝動経路に前後進と中立を切り替える前後進クラッチ(48)を設け、ブレーキペダル(19L),(19R)の踏み込みに操作に伴って走行装置にブレーキ(135)を作動させる共に前後進クラッチ(48)の接続作動圧を低下させる構成とし、機体が走行停止状態では前後進クラッチ(48)を所定の低圧の停止作動圧で保持する構成とし、前記前後進クラッチ(48)の停止作動圧を、副変速レバー(15)の変速位置が高速側であるほど高めに設定する構成とし、
クラッチペダル(1002)の操作で前記前後進クラッチ(48)の動力断続を可能に構成とし、クラッチペダル(1002)を踏まなくても前記ブレーキペダル(19L),(19R)の操作のみで機体の停止ができる状態を報知する報知手段(146)を設け、
前記ブレーキペダル(19L),(19R)の踏み込み操作解除後は、副変速レバー(15)の変速位置が高速側であるほど高い昇圧率で停止作動圧を全圧の接続作動圧に戻し、所定時間後にアクセルペダル(18)の踏み込み操作を行うと、前記副変速レバー(15)の変速位置による昇圧圧力とアクセルペダル(18)の踏み込み操作時の昇圧圧力とを比較し、時間の経過とともに高い方の昇圧圧力を選択しながら全圧の接続作動圧に戻す構成としたことを特徴とするトラクタ。 - 前記ブレーキペダル(19L),(19R)の踏み込み操作解除後に直ぐにアクセルペダル(18)を踏み込み操作すると、アクセルペダル(18)の踏み込み操作時の昇圧率で停止作動圧を全圧の接続作動圧に戻す構成としたことを特徴とする請求項1に記載のトラクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014175958A JP5761437B2 (ja) | 2014-08-29 | 2014-08-29 | トラクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014175958A JP5761437B2 (ja) | 2014-08-29 | 2014-08-29 | トラクタ |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013128747A Division JP5668794B2 (ja) | 2013-06-19 | 2013-06-19 | トラクタ |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015004439A JP2015004439A (ja) | 2015-01-08 |
JP2015004439A5 JP2015004439A5 (ja) | 2015-02-19 |
JP5761437B2 true JP5761437B2 (ja) | 2015-08-12 |
Family
ID=52300496
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014175958A Active JP5761437B2 (ja) | 2014-08-29 | 2014-08-29 | トラクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5761437B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016200274A (ja) * | 2015-10-30 | 2016-12-01 | 井関農機株式会社 | トラクタ |
JP2016200204A (ja) * | 2015-04-09 | 2016-12-01 | 井関農機株式会社 | トラクタ |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7444542B2 (ja) * | 2019-03-07 | 2024-03-06 | 株式会社コロプラ | ゲームプログラム、方法、および情報処理装置 |
-
2014
- 2014-08-29 JP JP2014175958A patent/JP5761437B2/ja active Active
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016200204A (ja) * | 2015-04-09 | 2016-12-01 | 井関農機株式会社 | トラクタ |
JP2016200274A (ja) * | 2015-10-30 | 2016-12-01 | 井関農機株式会社 | トラクタ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015004439A (ja) | 2015-01-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5668794B2 (ja) | トラクタ | |
JP5696453B2 (ja) | 動力車両の制動制御装置 | |
JP5761437B2 (ja) | トラクタ | |
JP2015004439A5 (ja) | ||
JP5857985B2 (ja) | 車両 | |
JP6503854B2 (ja) | トラクタ | |
JP2017180773A (ja) | トラクタの走行制御装置 | |
JP6164174B2 (ja) | トラクターの制御装置 | |
JP2013011335A (ja) | 作業車両の走行変速装置 | |
JP5962618B2 (ja) | 車両 | |
JP6202070B2 (ja) | トラクタ | |
JP2010096214A (ja) | 作業車両の走行変速装置 | |
JP4389047B2 (ja) | 移動車両 | |
JP6044668B2 (ja) | トラクタ | |
JP4396468B2 (ja) | 移動車両の変速制御装置 | |
JP6260646B2 (ja) | 車両 | |
JP5958279B2 (ja) | 作業車両 | |
JP5954289B2 (ja) | 作業車両 | |
JP5280220B2 (ja) | 作業車両の制御装置 | |
JP5838618B2 (ja) | 作業車両の走行変速装置 | |
JP2010210016A (ja) | 作業車輌 | |
JP4760788B2 (ja) | 移動車両 | |
JP4947091B2 (ja) | 移動車両 | |
JP5851775B2 (ja) | 作業車両の走行変速装置 | |
JP2010096213A (ja) | 作業車両の走行変速装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140919 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20141112 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150430 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150512 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150525 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Ref document number: 5761437 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |