JP5761317B2 - 車載機 - Google Patents

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Description

本発明は、送信部、受信部を備えた車載機に関する。
無線で車両外部と通信を行うための送信部、受信部を備えた車載機が知られている。特許文献1には、前走車が前走車位置情報を送信し、後続車は、その前走車位置情報を受信し、それに基づいて運転支援制御を行う技術が開示されている。
特許第3457577号公報
上記運転支援制御として、周辺車両の走行軌跡を利用する制御がある。たとえば、周辺車両の一つである先行車の走行軌跡と自車両の現在位置とから、先行車と自車両の相対位置を算出し、算出した相対位置をもとに先行車に追従する先行車追従制御が、走行軌跡を利用する運転支援制御の一例である。自車両に追従する追従車が先行車追従制御を行うには、自車両は走行軌跡を送信する必要がある。
しかし、自車両の走行軌跡を周囲に送信してしまうことは、自車両の運転者にとって自分の過去の行動を周囲に知らせてしまうことになり、嫌がる運転者も存在することが懸念される。
本発明は、この事情に基づいて成されたものであり、その目的とするところは、自車両の実際の走行軌跡を送信することを抑制しながらも、周辺車両が自車両の走行軌跡に基づく運転支援制御を行うことができる車載機を提供することにある。
その目的を達成するための第1発明は、自車両の周辺に存在する周辺車両が自車両の走行軌跡に基づく運転支援制御を行うことができるようにするため、自車両の走行軌跡を含む車両情報を自車両の周辺へ逐次送信する送信部(121)を有する車載機(100)であって、周辺車両のうち車載機を搭載した周辺車両が送信した車両情報を受信する受信部(122)と、自車両の現在位置を逐次取得する位置取得部(112)と、周辺車両から先行車を識別する先行車識別部(114)と、先行車識別部が識別した先行車に搭載された車載機が送信し、受信部が受信した車両情報に含まれている走行軌跡と、位置取得部が取得した自車両の現在位置とに基づいて、自車両の所定点数の走行軌跡点が特定される走行軌跡である正規走行軌跡に代えて送信する代用走行軌跡を作成する第1の代用軌跡作成部(115a)と、代用走行軌跡を、自車両の走行軌跡として車両情報に含ませて送信部から送信させる送信制御部(116)と、自車両が向いている方位角を逐次決定する方位角決定部(113)を備え、第1の代用軌跡作成部は、受信部が受信した先行車の車両情報に含まれている走行軌跡のうち、位置取得部が取得した自車両の現在位置と方位角決定部が決定した方位角とに基づいて定まる自車両の後方にある部分と、位置取得部が検出した自車両の現在位置とに基づいて、代用走行軌跡を作成することを特徴とする。
第2発明は、自車両の周辺に存在する周辺車両が自車両の走行軌跡に基づく運転支援制御を行うことができるようにするため、自車両の走行軌跡を含む車両情報を自車両の周辺へ逐次送信する送信部(121)を有する車載機(100)であって、周辺車両のうち車載機を搭載した周辺車両が送信した車両情報を受信する受信部(122)と、自車両の現在位置を逐次取得する位置取得部(112)と、周辺車両から先行車を識別する先行車識別部(114)と、先行車識別部が識別した先行車に搭載された車載機が送信し、受信部が受信した車両情報に含まれている走行軌跡と、位置取得部が取得した自車両の現在位置とに基づいて、自車両の所定点数の走行軌跡点が特定される走行軌跡である正規走行軌跡に代えて送信する代用走行軌跡を作成する第1の代用軌跡作成部(115a)と、代用走行軌跡を、自車両の走行軌跡として車両情報に含ませて送信部から送信させる送信制御部(116)と、代用走行軌跡を送信する代用軌跡モードか、正規走行軌跡を送信する正規軌跡モードかをユーザが指示するために操作する切替スイッチ(20)を備え、送信制御部は、代用軌跡モードに設定されているときは代用走行軌跡を車両情報に含ませる走行軌跡とし、正規軌跡モードに設定されており、所定点数の自車両の走行軌跡点を決定済みである場合には、正規走行軌跡を車両情報に含ませる走行軌跡とすることを特徴とする。
このように、本発明では、正規走行軌跡の代用となる代用走行軌跡を作成して、この代用走行軌跡を自車両の走行軌跡として車両情報に含ませて送信する。この代用走行軌跡は、先行車の走行軌跡と自車両の現在位置から作成しているので、この代用走行軌跡は、自車両の実際の走行軌跡に似た軌跡となる。そのため、この代用走行軌跡を自車両の走行軌跡として車両情報に含ませて送信しても、周辺車両は自車両の走行軌跡に基づく運転支援制御を行うことができる。また、自車両は実際の走行軌跡を送信しなくてもよい。
実施形態の車載機100が車両C1,C2に搭載されて互いに通信を行うことを説明している図である。 車載機100を含む車両運転支援システム1の構成図である。 送信部121から送信する車両情報を説明する図である。 車両情報に含まれているPH情報と、走行軌跡200、走行軌跡点202の関係を説明する図である。 車幅方向ずれ量Latoffset、進行方向ずれ量Longoffsetの算出方法を、追従車FVが直進している状態を例にして説明する図である。 走行軌跡200が短い場合における車幅方向ずれ量Latoffset、進行方向ずれ量Longoffsetの算出方法を説明する図である。 車幅方向ずれ量Latoffset、進行方向ずれ量Longoffsetの算出方法を、追従車FVがカーブ走行している状態を例にして説明する図である。 カーブ走行している際の曲率半径Rの算出方法を説明するための図である。 図2の先行車識別部114が実行する処理を示すフローチャートである。 代用軌跡作成部115、送信制御部116の処理、および、それに関連する演算部110の処理を示すフローチャートである。 図10のステップS25の詳細処理を示すフローチャートである。 図11のステップS254で作成する代用走行軌跡の一例を説明する図である。 図11のステップS255で作成する代用走行軌跡の一例を説明する図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1に示すように、本発明が適用された車載機100は車両C1、C2など複数の車両に搭載される。車載機100は、この車載機100が搭載された車両(以下、自車両)Cの車両情報を周囲に逐次送信するとともに、他車両に搭載された他の車載機100が送信した車両情報を受信する。車両情報の詳細は後述するが、この車両情報には自車両の走行軌跡、自車両の現在位置(緯度、経度)、車載機100の機器IDが含まれている。なお、走行軌跡はPH情報で表現する。PH情報の詳細は後述する。
<車両運転支援システム1の構成>
図2に示す車両運転支援システム1は車両Cにそれぞれ搭載されており、車載機100の他に、運転支援部10、切替スイッチ20、設定数入力部25、GPS受信機30を備え、これらが車内LAN40により相互に接続されている。この車内LAN40により、車速信号やヨーレート信号も取得できる。また、運転支援部10にはレーダ50が接続されている。
運転支援部10は、この車両運転支援システム1が搭載された車両の運転支援制御を行う。運転支援制御として、周辺車両が送信した走行軌跡を利用する制御を行う。
周辺車両が送信した走行軌跡を利用する運転支援制御の例としては、自車両と同一車線を走行する先行車に追従する先行車追従制御や、自車両と同一車線を走行する先行車が急減速した場合に、自車両の運転者に対する警告表示を行う急減速警告制御などがある。なお、急減速したことに加えて、車間距離が警告距離以下であることも条件にして警告表示を行ってもよい。
先行車追従制御では、自車両の車幅方向における自車両と先行車との間の距離(以下、車幅方向ずれ量)Latoffset、および、自車両の進行方向における自車両と先行車との間の距離(以下、進行方向ずれ量)Longoffsetを算出する。そして、車幅方向ずれ量Latoffsetが小さくなるようにしつつ、進行方向ずれ量Longoffsetが所定範囲内になるように、自車両の速度、操舵角を制御する。この先行車追従制御により先行車がカーブ走行しても、先行車に追従することができる。
急減速警告制御でも、先行車との間の進行方向ずれ量Longoffsetを算出する。この進行方向ずれ量Longoffsetは車間距離と考えることもできる。この進行方向ずれ量Longoffsetの変化量が判定値を超えたことに基づいて急減速と判定して、図示しない表示部に警告表示を行う。また、上記車幅方向ずれ量Latoffsetから、先行車の横を通過する際に、先行車に接触しないかを判断する制御を行うこともできる。
上述した車幅方向ずれ量Latoffset、進行方向ずれ量Longoffsetの算出に先行車の走行軌跡を用いる。換言すれば、自車両が先行車となり、追従車が先行車追従制御、急減速警告制御など、先行車である自車両との間の車幅方向ずれ量Latoffset、進行方向ずれ量Longoffsetを用いる制御を行う場合、自車両は走行軌跡を送信する必要がある。先行車の走行軌跡を用いた車幅方向ずれ量Latoffset、進行方向ずれ量Longoffsetの算出は後述する。なお、運転支援部10は、レーダ50を用いて先行車までの車間距離r(radar)を逐次演算する処理も行う。
切替スイッチ20は、自車両の運転者が操作するものであり、後述する代用軌跡モードとするか、正規軌跡モードとするかをユーザが車載機100に指示する際に操作する。
設定数入力部25は、代用軌跡モードにおいて送信する走行軌跡点の数を設定する際にユーザが入力操作を行う。設定できる走行軌跡点の数は、正規軌跡モードで送信する軌跡点の数よりも小さい数である。
GPS受信機30は、GPS人工衛星から送信される信号を受信し、受信した信号をもとに、現在位置の座標を逐次決定する。座標決定周期はたとえば200ミリ秒毎とする。
レーダ50は、車両の前方に向けて狭い指向角で電磁波を放射し、その反射波を検出する。電磁波の放射制御は、本実施形態では運転支援部10によって行われ、また、反射波を検出したことを示す信号は運転支援部10へ供給される。このレーダ50としては、たとえば、ミリ波レーダやレーザレーダを用いることができる。車両走行中は、自車の直近の前方物体は車両、つまり先行車であると考えられる。そこで、レーダ50によって検出した物体を先行車とする。
車載機100は、演算部110、通信部120、記憶部130を備える。演算部110は、各種の演算処理を行うCPUや、演算処理に用いられるプログラム等が格納されたROMやフラッシュメモリ、演算の作業領域として機能するRAMを備える。また、外部デバイスとデータのやり取りを行うための入出力インターフェース、およびそれらを接続するバスも備える。この演算部110は、CPUがROM等に格納されたプログラムを実行することで、受信情報処理部111、位置取得部112、方位角決定部113、先行車識別部114、代用軌跡作成部115、送信制御部116として機能する。なお、代用軌跡作成部115は、第1の代用軌跡作成部115aと第2の代用軌跡作成部115bとを含む。
記憶部130は、書き込み可能な記憶媒体を備えている。この記憶媒体には、自車両の現在位置が逐次記憶される。最新の現在位置が記憶されると、それまで最新であった現在位置は、過去に車両が存在した点(以下、走行軌跡点)として記憶は保持される。なお、所定時間以上、車両が駐停車していた場合や、イグニッションがオフになった場合には、走行軌跡点が消去されるようになっていてもよい。
通信部120は、送信部121を有し、演算部110から供給される車両情報を変調、増幅して自車両の周辺に送信する。送信方式は、ここではブロードキャスト方式とする。また、通信部120は受信部122も有し、周辺車両に搭載された車載機100が送信した車両情報を受信して、復調、復号等して演算部110へ出力する。
<車両情報の詳細>
図3に、送信部121から送信される車両情報を示す。車両情報は、現在情報、機器ID、PH情報を含んでいる。現在情報には、現在の日時、現在の緯度、経度、現在の方位角、現在の速度を含んでいる。
PH情報は、走行軌跡200を表現した情報であり、走行軌跡点202の座標を決定することができる情報である。図4は、走行軌跡点202を説明する図である。各走行軌跡点202は、経度と緯度で特定される。
PH情報は、複数組の緯度差、経度差からなり、最大組数は予め設定されている。最大組数は、たとえば23組である。組数が23点である場合、23点の走行軌跡点を特定できる。本実施形態では、この23点、すなわち、最大組数に対応する最大点数が、請求項の所定点数である。
走行軌跡点202は、前述したように、車幅方向ずれ量Latoffset、進行方向ずれ量Longoffsetの算出に用いる。後述するように、走行軌跡点202が多い方が、幅方向ずれ量、進行方向ずれ量Longoffsetの算出精度を高めることができる。PH情報の最大組数は、運転支援制御において要求される車幅方向ずれ量Latoffset、進行方向ずれ量Longoffsetの精度を十分に満たすことができる組数として、実験に基づいて設定されている。
PH1は図3にも示すように、現在位置と走行軌跡点202Aの緯度差と経度差である。PH2は、走行軌跡点202Aと走行軌跡点202Bの緯度差、経度差である。このように、PH情報は、連続する2つの現在位置決定時点で車両が存在した2つの座標間の緯度差および経度差で表される。
正規軌跡モードでは、イグニッションオンあるいは車両走行開始後の走行軌跡点202が、上記最大点数以上、記憶部130に記憶されていれば、最新のものから順に、その最大点数に対応する組数のPH情報を車両情報に含ませる。イグニッションオンあるいは車両走行開始後の走行軌跡点202が最大点数に満たない場合には、記憶部130に記憶されているイグニッションオンあるいは車両走行開始後の全ての走行軌跡点202に対応するPH情報を車両情報に含ませる。
これに対して、代用軌跡モードでは、ユーザにより指定された点数に対応するPH情報を車両情報に含ませる。なお、代用軌跡モードであるが、ユーザにより点数が指定されていない場合には、上記最大点数よりも小さい数に予め設定されている初期設定点数に対応するPH情報を車両情報に含ませる。
<車幅方向ずれ量Latoffset、進行方向ずれ量Longoffsetの算出方法>
次に、先行車の走行軌跡を使って上記車幅方向ずれ量Latoffset、進行方向ずれ量Longoffsetを算出する方法を図5〜図8を用いて説明する。図5〜図8の例では、自車両OVが先行車となっており、追従車FVが自車両OVの走行軌跡を使って車幅方向ずれ量Latoffset、進行方向ずれ量Longoffsetを算出する。
図5では、追従車FVは直進しており、右斜め前に自車両OVが位置している。自車両OVは、車両情報に走行軌跡200を含ませて送信している。なお、前述したように、実際に車両情報に走行軌跡として含ませているのはPH情報である。
図5において、車幅方向軸204は、追従車FVを中心とする相対座標系(以下、追従車座標系)における横軸であり、追従車FVの中心を通り、追従車FVの車幅方向に平行である。前後方向軸206は、この追従車座標系における縦軸であり、追従車FVの中心を通り、追従車FVの前後方向に平行である。また、符号208は追従車FVの進路予測線である。図5の例では、追従車FVは直進しており、進路予測線208は直線である。
図5では、自車両OVが送信する走行軌跡200は、車幅方向軸204と交差している。この場合、車幅方向軸204と走行軌跡200との交点(以下、車幅方向軸交点)203を算出する。そして、走行軌跡200において、自車両OVの現在位置から車幅方向軸交点203までの長さを算出する。この算出した値を、進行方向ずれ量Longoffsetとする。
次に、車幅方向ずれ量Latoffsetの算出方法を説明する。車幅方向ずれ量Latoffsetの算出においては、走行軌跡を送信している車両である自車両OVの現在位置CPの車幅方向距離Dw(CP)を算出する。また、走行軌跡点202のうち、追従車FVよりも前方の走行軌跡点202A、202Bについても、車幅方向距離Dw(A)、Dw(B)を算出する。車幅方向距離Dwは、図5に示すように、現在位置CPや各走行軌跡点202から進路予測線208への垂線の距離である。換言すれば、車幅方向距離Dwは、追従車座標系における自車両OV、走行軌跡点202A、202Bの車幅方向座標である。
現在位置CP、走行軌跡点202A、202Bについて車幅方向距離Dwを算出したら、算出した全ての車幅方向距離Dwの平均値を算出する。この平均値を、車幅方向ずれ量Latoffsetの第1候補値LatC1とする。
また、上記第1候補値LatC1とは別に、追従車座標系における自車両OVの車幅方向座標を、車幅方向ずれ量Latoffsetの第2候補値LatC2とする。そして、第1候補値LatC1と第2候補値LatC2とを比較し、小さい側を、運転支援制御に用いる車幅方向ずれ量Latoffsetとする。
図6に示すように、自車両OVが送信する走行軌跡200が追従車座標系の前後方向軸206と交差していない場合、走行軌跡200において自車両OVの現在位置から車幅方向軸交点203までの長さは、算出することができない。そこで、この場合には、追従車座標系における自車両OVの前後方向座標を、進行方向ずれ量Longoffsetとする。
一方、車幅方向ずれ量Latoffsetの第1候補値LatC1は、母数が少なくなる可能性はあるが、走行軌跡200が追従車座標系の車幅方向軸204と交差していなくても算出することができる。したがって、車幅方向ずれ量Latoffsetは、走行軌跡200が追従車座標系の車幅方向軸204と交差していなくても、第1候補値LatC1と第2候補値LatC2をそれぞれ算出して、小さい側を、運転支援制御に用いる車幅方向ずれ量Latoffsetとする。
図7は、追従車FVがカーブ走行している例である。この場合、進路予測線208は曲線となる。この進路予測線208は、速度/ヨーレートで算出できる。その理由を説明する。
中心角度Δφが十分に小さい場合、図8に示す円弧ΔLと、曲率半径Rと、中心角度Δφの関係は次の式1で表される。
(式1) ΔL=R×Δφ
式1は下記式2のように変形できる。
(式2) R=ΔL/Δφ=(ΔL/Δt)/(Δφ/Δt)=速度/ヨーレート
したがって、速度/ヨーレートをもとに、追従車FVがカーブ走行しているときの進路予測線208を算出することができる。なお、追従車FVが直進しているときも、追従車FVがカーブ走行しているときと同様、速度/ヨーレートをもとに進路予測線208を算出することができる。よって、追従車FVは、直進しているかカーブ走行しているかによらず、速度/ヨーレートをもとに進路予測線208を算出すればよい。
図7に説明を戻す。進路予測線208が曲線である場合にも、車幅方向距離Dwは、現在位置CPや各走行軌跡点202から進路予測線208への垂線の距離である。また、それ以外も、進路予測線208が曲線である場合の処理と、進路予測線208が直線である場合の処理は同じである。
<演算部110の各部の説明>
次に演算部110が備える各部111〜116の説明をする。受信情報処理部111は、通信部120が受信した他車両の車両情報を運転支援部10に送る。位置取得部112は、GPS受信機30が決定した自車両の現在位置を取得して記憶部130に保存する。方位角決定部113は、自車両の方位角を逐次決定する。決定方法はたとえば、位置取得部112が逐次取得する現在位置から進行方向を決定し、この進行方向に基づいて方位角を決定する。また、図示しないジャイロセンサからの信号に基づいて方位角を決定してもよい。
先行車識別部114は図9に示す処理を実行することで、レーダ50が検出している先行車が車両情報を受信できている周辺車両のうちのどれであるかを特定する。ステップS11では、運転支援部10が逐次演算している車間距離r(radar)を用いて、車間距離変化率dr(radar)を演算する。
ステップS12では、通信部120から取得した周辺車両の車両情報に含まれている現在位置(緯度、経度)と、自車両のGPS受信機30から取得した現在位置(緯度、経度)の差を演算し、演算結果を、その周辺車両との車間距離r(GPS)とする。複数の周辺車両から車両情報を取得している場合には、車両毎にこの車間距離r(GPS)を演算する。なお、複数の車両情報が同一車両から送信されたものであるか、異なる車両から送信されたものであるかは、車両情報に含まれている機器IDから判断する。車両毎に演算した車間距離r(GPS)は記憶部130に記憶する。
ステップS13では、上記ステップS12を実行することで周期的に演算・記憶している車間距離r(GPS)を用いて、車間距離変化率dr(GPS)を車両毎に演算する。
ステップS14では、車両別の2乗残差d2を下記式3から演算する。2乗残差d2は、車間距離r(radar)と車間距離r(GPS)がどのぐらい離れているか、車間距離変化率dr(radar)と車間距離変化率dr(GPS)とがどのぐらい離れているか、車幅方向ずれ量Latoffsetがどれぐらいであるか、をまとめて示す値である。
車幅方向ずれ量Latoffsetは、周辺車両が、自車両の進行方向に対して横方向にどれだけ距離があるかを示す値であり、周辺車両および自車両のGPS情報と、自車両の方位角から演算する。詳しくは、自車両のGPS情報が示す緯度、経度と、自車両の方位角から、自車両を中心とする二次元の相対座標系の縦軸、すなわち自車両の前後方向軸の、絶対座標系における位置を決定する。そして、周辺車両のGPS情報が示す絶対座標から自車両の前後方向軸までの垂線の距離を算出する。この距離が車幅方向ずれ量Latoffsetである。
また、式3において、Tは行列の転置を意味する。sは、車間距離r、車間距離変化率dr、車幅方向ずれ量Latoffsetの重み付けを調整する調整パラメータであり、s11、s22、s33のみ、0以外の数値を設定する。これらs11、s22、s33として設定する具体的数値は実験に基づいて適宜決定する。s11、s22、s33以外のsは、どのような数値であっても同じであるため0としている。
xは、車間距離r、車間距離変化率dr、0の3つが要素の3×1の行列である。yは、車間距離r、車間距離変化率dr、車幅方向ずれ量Latoffsetの3つが要素の3×1の行列である。
Figure 0005761317
ステップS15では、上記ステップS14で演算した2乗残差d2が、予め設定した閾値以下となる車両情報があるか否かを判断する。そして、閾値以下となる車両情報がなければ先行車は識別できないとする。一方、閾値以下となる車両情報があった場合には、その車両情報を送信した車両を先行車とする。ただし、車両情報には車両IDは含まれていないので、先行車の特定は、具体的には、その車両情報に含まれている機器IDを、先行車が搭載している車載機100の機器IDに決定する。
なお、2乗残差d2のみではなく、このステップS15の処理において、進行方向が自車両と同一方向であるか、および、車両情報を一定間隔以下で取得できているかも条件に加えて、先行車を特定してもよい。
また、このステップS11〜S15の処理よりも簡便な方法で先行車を特定してもよい。たとえば、レーダ50で検出している先行車までの車間距離r(radar)の履歴と、周辺車両のGPS情報から定まる車間距離r(GPS)の履歴とを比較して先行車を特定してもよい。この場合において、履歴の一致度は、たとえば、相関係数で表す。
また、それらの車間距離r(radar)、r(GPS)を微分して得られる速度の履歴を比較して先行車を特定してもよい。
代用軌跡作成部115、送信制御部116の処理は図10以下を用いて説明する。図10は、代用軌跡作成部115、送信制御部116の処理、および、それに関連する演算部110の処理を示すフローチャートである。図10に示す処理は、たとえば、前述の座標決定周期で実行する。
ステップS21は位置取得部112の処理であり、自車両の現在位置をGPS受信機30から取得する。また、取得した現在位置を記憶部130に記憶する。ステップS22は先行車識別部114の処理であり、先行車の識別を行う。
ステップS23では、代用走行軌跡を作成する機能がONになっているか否か、換言すれば、代用軌跡モードになっているか、正規軌跡モードになっているかを判断する。代用軌跡モードは、本実施形態では、切替スイッチ20が運転者により操作されたことにより開始する。運転者は、たとえば、細街路を走行しているときにこの切替スイッチ20を操作して代用軌跡モードとする。細街路を走行しているときの走行軌跡は、大きな道路を走行しているときの走行軌跡よりも、立ち寄った場所が分かりやすい。そのため、立ち寄った場所を知られたくない場合に、運転者は代用軌跡モードを利用するとよい。
上記代用軌跡モードは、代用軌跡モードの開始から所定の終了時間が経過したら自動的に終了する。代用軌跡モードが終了すると正規軌跡モードに切り替わる。なお、終了時間が経過したことに代えて、終了距離を走行したことを条件にして自動的に正規モードへ切り替えてもよい。
機能OFFである場合(S23:No)にはステップS24へ進み、機能ONである場合(S23:Yes)にはステップS25へ進む。
ステップS24を実行する場合、正規軌跡モードである。正規軌跡モードでは、過去に実際に車両が存在した走行軌跡点202を、前述した最大組数の範囲で、できるだけ用いてPH情報を作成する。なお、過去に実際に車両が存在した走行軌跡点202であっても、所定時間以上、車両が駐停車していた場合や、イグニッションがオフになった場合、それ以前の走行軌跡点202は、ここでのPH情報の作成には用いない。イグニッションがオンの状態では、現在位置を座標決定周期で取得する。従って、車両が走行を開始してから、上記最大組数のPH情報が作成できる時間が経過した以降は、上記最大組数のPH情報を作成する。このステップS24で作成した最大組数のPH情報を以下、正規PH情報とする。正規PH情報が、請求項の正規走行軌跡に相当する。
一方、代用軌跡モードであると判断してステップS25で作成する代用走行軌跡は、過去に実際に車両が存在した走行軌跡点202を全く用いないか、あるいは、正規軌跡モードよりも少ない数の走行軌跡点202に限定する。
ステップS25の詳細処理は図11に示している。ステップS251では、先行車の走行軌跡点202の座標を求める。具体的には、ステップS22で識別した先行車から受信した車両情報に含まれているPH情報を、新しいPH情報から順に、その車両情報に含まれている現在位置に加えていくことで、先行車の走行軌跡点202の座標を求める。
ステップS252では、ステップS251で求めた先行車の走行軌跡点202のうち、自車両の前方の点を除外する。自車両の前方とは、自車両の中心を通る車両幅方向線よりも、自車両の前側を意味する。自車両の幅方向線は、方位角決定部113で取得する方位角を用いて決定する。詳しくは、方位角決定部113が決定した方位角が示す自車両の前後方向線に直交し、自車両の中心を通る線を自車両の幅方向線とする。
ステップS253では、先行車の走行軌跡点202のうち、自車両の後方の点が存在するかを判断する。この判断は、ステップS252の処理の結果、除外されずに残った走行軌跡点202が存在するかどうかを判断するものである。ステップS253がYesならステップS254へ進み、NoならステップS255へ進む。
ステップS254は第1の代用軌跡作成部115aとしての処理であり、先行車の走行軌跡点202のうち自車両後方の走行軌跡点202と、自車両の現在位置から代用走行軌跡を作成する。この作成例を図12に示す。なお、図12、13では、図示の簡略化のために走行軌跡点の数202を少なくしている。
図12の例では、先行車PVの走行軌跡200は、5つの走行軌跡点202A〜202Eを含んでいる。走行軌跡点202A〜202Eのうち、ステップS252の処理により、自車両OVの現在位置よりも前方となる走行軌跡点202Aが除外される。しかし、走行軌跡点202B〜202Eが自車両後方の走行軌跡点202として残るため、ステップS253はYesとなり、これら走行軌跡点202B〜202Eと、自車両OVの現在位置とから代用走行軌跡を作成する。その結果、自車両OVの実際の走行軌跡点は、202a、202b、202c・・・であるが、代用PH情報は、図7に示すPH、PH、PH、PHとなる。この代用PH情報が、請求項の代用走行軌跡に相当する。
次に、第2の代用軌跡作成部115bとしての処理であるステップS255を説明する。ステップS255を実行する場合、先行車の走行軌跡点202は全て自車両の前方にあり、ステップS252で全ての点が除外されている。そこで、ステップS255では、自車両の現在位置と、設定数入力部25を操作してユーザが設定した数の走行軌跡点202に限定した代用走行軌跡を作成する。
図13を用いてステップS255を説明する。この図13の例では、ユーザが設定した走行軌跡点202の数は1であるとする。図13に示すように、先行車PVの走行軌跡点202A〜202Cは、いずれも、自車両OVの前方に存在する。そのため、ステップS252で先行車PVの走行軌跡点202A〜202Cは全て除外されてしまうので、先行車PVの走行軌跡点202A〜202Cを自車両OVの走行軌跡点202として代用することができない。そこで、自車両OVの現在位置と、直近の実際の走行軌跡点202である走行軌跡点202aのみを用い、代用PH情報として、図13に示すPHのみを作成する。
図11を実行して、代用走行軌跡に相当する代用PH情報を作成した場合、ステップS26では、その代用PH情報を図3に示した車両情報のPH情報とする。一方、ステップS24を実行して正規PH情報を作成した場合には、その正規PH情報を車両情報のPH情報とする。そしてこの車両情報を通信部120から車両外部へブロードキャストする。
代用PH情報を含む車両情報を受信した場合も、他車両は、正規PH情報を含む車両情報を受信した場合と同様に、受信したPH情報により表される走行軌跡に基づいて運転支援制御を行う。
<代用走行軌跡を用いた運転支援制御>
次に、代用走行軌跡であっても、走行軌跡を利用する運転支援制御が可能であることを説明する。
代用走行軌跡は、ステップS254では、先行車の走行軌跡点202のうち自車両の現在位置よりも後方の走行軌跡点202のみを用いることから、正規走行軌跡よりも走行軌跡点202の数が少なくなる。また、ステップS255を実行して作成した場合も、正規軌跡モードよりも少ない数の走行軌跡点202に限定されている。つまり、どちらの方法で作成しても、代用走行軌跡は、正規走行軌跡よりも走行軌跡点202の数が少ない。
走行軌跡点202の数が少ない場合には、走行軌跡200が車幅方向軸交点203と交差しない可能性が高くなる。そのため、進行方向ずれ量Longoffsetの精度が低下する恐れがある。しかし、走行軌跡200が車幅方向軸交点203と交差しないかどうかは、追従車FVと、その追従車FVの先行車となる自車両OVとの車間距離による。車間距離が短ければ、代用走行軌跡でも、自車両OVの現在位置から車幅方向軸交点203までの走行軌跡200の長さを、進行方向ずれ量Longoffsetとして算出できる。
また、正規走行軌跡であっても、車間距離が長い場合には、走行軌跡200が車幅方向軸交点203と交差しない可能性もある。そのため、走行軌跡200が車幅方向軸交点203と交差しないとしても、進行方向ずれ量Longoffsetを決定できるようになっている。
したがって、代用走行軌跡の走行軌跡点202が正規走行軌跡の走行軌跡点202よりも少なくても、進行方向ずれ量Longoffsetを算出することができる。
車幅方向ずれ量Latoffsetは、代用走行軌跡の走行軌跡点202が正規走行軌跡の走行軌跡点202よりも少なくても、母数が少なくなるだけであり、車幅方向距離Dwを算出することはできる。したがって、代用走行軌跡で、車幅方向ずれ量Latoffsetも算出できる。
このように、代用走行軌跡の走行軌跡点202でも、進行方向ずれ量Longoffset、車幅方向ずれ量Latoffsetを算出することができる。よって、代用走行軌跡であっても、走行軌跡を利用する運転支援制御が可能である。
次に、代用走行軌跡を用いることによる進行方向ずれ量Longoffset、車幅方向ずれ量Latoffsetの算出精度低下について説明する。先行車の走行軌跡を利用して代用走行軌跡を作成する場合、先行車の走行軌跡と、自車両の実際の走行軌跡とのずれが問題になる。
しかし、先行車は自車両と同一レーンを走行しているので、先行車の走行軌跡と、自車両の実際の走行軌跡と車幅方向のずれは、最大でもレーン幅以下である。また、通常は、自車両、先行車ともレーンからはみ出していないので、先行車の走行軌跡と、自車両の実際の走行軌跡との車幅方向のずれは、レーン幅から車幅を引いた長さ以下となる。したがって、代用走行軌跡を用いても車幅方向ずれ量Latoffsetの精度は、それほど低下しない。
また、進行方向ずれ量Longoffsetについては、代用走行軌跡の走行軌跡点202は正規走行軌跡の走行軌跡点202よりも少ないため、走行軌跡200が車幅方向軸交点203と交差しない可能性がある。その場合でも、進行方向ずれ量Longoffsetの精度は、正規走行軌跡を用いたが、走行軌跡200が車幅方向軸交点203と交差しなかった場合と同じである。
ユーザが設定した数の走行軌跡点202に限定した代用走行軌跡の場合には、この数が少ないほど、進行方向ずれ量Longoffset、車幅方向ずれ量Latoffsetの精度が低下していく。反面、過去の自車両OVの位置を周囲に知らせたくないユーザにとっては、この数が少ないほど好ましい。よって、精度低下と、過去の自車両OVの位置を周囲に知らせたくないというユーザの思いの強さとを比較考慮して代用走行軌跡が表す走行軌跡点202の数を設定することになる。
過去の自車両OVの位置を周囲に知らせたくないという思いは、ユーザにより異なることが多いので、本実施形態では、代用軌跡モードにおいて送信する走行軌跡点202の数をユーザが設定できるようにしている。
以上、説明した本実施形態によれば、代用軌跡作成部(115、S25)は、自車両の代用PH情報を作成し、送信制御部(116、S26)は、この代用PH情報を正規PH情報に代えて車両情報に含ませて送信する。この代用PH情報は、先行車の走行軌跡点202のうち、自車後方の走行軌跡点202が存在すれば(S253:Yes)、先行車の走行軌跡点202のうち自車後方のものと自車両OVの現在位置から作成する(S254)。このようにして作成した代用PH情報が表す走行軌跡は、実際の走行軌跡に似た軌跡となる。また、代用走行軌跡は、先行車の走行軌跡点202のうち、自車後方の走行軌跡点202が存在しなければ(S253:No)、自車両OVの現在位置と直近の実際の走行軌跡点202aのみを用いて作成する(S255)。このようにして作成した代用走行軌跡は、実際には走行軌跡点202b以降があったとしても、走行軌跡点202b以降が含まれないため、正規走行軌跡ではなく、その正規走行軌跡を代用する代用走行軌跡である。しかし、走行軌跡点202が存在している部分は、実際の走行軌跡である。
そのため、ステップS254あるいはS255で作成した代用PH情報を正規PH情報に代えて車両情報に含ませて送信しても、周辺車両は自車両OVの走行軌跡に基づく運転支援制御を行うことができる。また、代用PH情報が先行車PVの走行軌跡から作成したものであれば、自車両OVは実際の走行軌跡を送信していないことになる。代用PH情報が、ユーザが設定した数の走行軌跡点202に限定した代用PH情報である場合、実際の走行軌跡点202を送信していることになるが、送信している走行軌跡点202の数は正規PH情報よりも抑制されている。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、次の実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
<変形例1>
前述の実施形態では、送信制御部116は、運転者により切替スイッチ20が操作されたことにより機能ON、すなわち、代用軌跡モードにしていた。
これに対し、この変形例1では、送信制御部116は、イグニッションスイッチがオンになってから所定の終了時間が経過するまで、あるいは所定の終了距離を走行するまで、代用軌跡モードとする。そして、終了時間が経過した、あるいは、終了距離を走行したら、正規軌跡モードに切り替える。このようにすれば、立ち寄り地から出発した時には、自動的にしばらくの間は代用軌跡モードとなるので、どこに立ち寄ったかが分かりやすい正規走行軌跡を自車両周囲に送信してしまうことを自動的に防止できる。
なお、変形例1でも、代用軌跡モードに設定されているときはステップS25を実行して代用走行軌跡を車両情報に含ませる走行軌跡とする。一方、正規軌跡モードに設定されているときはステップS24を実行して正規走行軌跡を車両情報に含ませる走行軌跡とする。
1:車両運転支援システム、 10:運転支援部、 20:切替スイッチ、 30:GPS受信機、 40:車内LAN、 50:レーダ、 100:車載機、 110:演算部、 111:受信情報処理部、 112:位置取得部、 113:方位角決定部、 114:先行車識別部、 115:代用軌跡作成部、 115a:第1の代用軌跡作成部、 115b:第2の代用軌跡作成部、 116:送信制御部、 120:記憶部、 130:通信部

Claims (4)

  1. 自車両の周辺に存在する周辺車両が前記自車両の走行軌跡に基づく運転支援制御を行うことができるようにするため、前記自車両の走行軌跡を含む車両情報を前記自車両の周辺へ逐次送信する送信部(121)を有する車載機(100)であって、
    前記周辺車両のうち前記車載機を搭載した前記周辺車両が送信した前記車両情報を受信する受信部(122)と、
    前記自車両の現在位置を逐次取得する位置取得部(112)と、
    前記周辺車両から先行車を識別する先行車識別部(114)と、
    前記先行車識別部が識別した前記先行車に搭載された前記車載機が送信し、前記受信部が受信した前記車両情報に含まれている走行軌跡と、前記位置取得部が取得した前記自車両の現在位置とに基づいて、前記自車両の所定点数の走行軌跡点が特定される走行軌跡である正規走行軌跡に代えて送信する代用走行軌跡を作成する第1の代用軌跡作成部(115a)と、
    前記代用走行軌跡を、前記自車両の走行軌跡として前記車両情報に含ませて前記送信部から送信させる送信制御部(116)と
    前記自車両が向いている方位角を逐次決定する方位角決定部(113)を備え、
    前記第1の代用軌跡作成部は、前記受信部が受信した先行車の前記車両情報に含まれている走行軌跡のうち、前記位置取得部が取得した自車両の現在位置と前記方位角決定部が決定した方位角とに基づいて定まる自車両の後方にある部分と、前記位置取得部が検出した自車両の現在位置とに基づいて、前記代用走行軌跡を作成することを特徴とする車載機。
  2. 自車両の周辺に存在する周辺車両が前記自車両の走行軌跡に基づく運転支援制御を行うことができるようにするため、前記自車両の走行軌跡を含む車両情報を前記自車両の周辺へ逐次送信する送信部(121)を有する車載機(100)であって、
    前記周辺車両のうち前記車載機を搭載した前記周辺車両が送信した前記車両情報を受信する受信部(122)と、
    前記自車両の現在位置を逐次取得する位置取得部(112)と、
    前記周辺車両から先行車を識別する先行車識別部(114)と、
    前記先行車識別部が識別した前記先行車に搭載された前記車載機が送信し、前記受信部が受信した前記車両情報に含まれている走行軌跡と、前記位置取得部が取得した前記自車両の現在位置とに基づいて、前記自車両の所定点数の走行軌跡点が特定される走行軌跡である正規走行軌跡に代えて送信する代用走行軌跡を作成する第1の代用軌跡作成部(115a)と、
    前記代用走行軌跡を、前記自車両の走行軌跡として前記車両情報に含ませて前記送信部から送信させる送信制御部(116)と、
    前記代用走行軌跡を送信する代用軌跡モードか、前記正規走行軌跡を送信する正規軌跡モードかをユーザが指示するために操作する切替スイッチ(20)を備え、
    前記送信制御部は、前記代用軌跡モードに設定されているときは前記代用走行軌跡を前記車両情報に含ませる走行軌跡とし、前記正規軌跡モードに設定されており、前記所定点数の自車両の走行軌跡点を決定済みである場合には、前記正規走行軌跡を前記車両情報に含ませる走行軌跡とすることを特徴とする車載機。
  3. 請求項において、
    前記送信制御部は、前記代用走行軌跡を送信する代用軌跡モードと、前記正規走行軌跡を送信する正規軌跡モードとを有し、前記正規軌跡モードであり、前記所定点数の自車両の走行軌跡点を決定済みである場合には、前記正規走行軌跡を前記車両情報に含ませて送信し、
    前記受信部が受信した先行車の前記車両情報に含まれている走行軌跡に自車両の後方の部分がない場合、特定される走行軌跡点が前記所定点数よりも少ない点数の自車両の実際の走行軌跡点に限定された走行軌跡を、前記代用走行軌跡として作成する第2の代用軌跡作成部(115b)を備え、
    前記送信制御部は、前記代用軌跡モードである場合には前記第1の代用軌跡作成部、前記第2の代用軌跡作成部のいずれかが作成した代用走行軌跡を前記車両情報に含ませて送信することを特徴とする車載機。
  4. 請求項1において、
    前記送信制御部は、前記代用走行軌跡を送信する代用軌跡モードと、前記正規走行軌跡を送信する正規軌跡モードとを有し、イグニッションスイッチがオンになってから、所定の終了時間が経過するまであるいは所定の終了距離を走行するまで前記代用軌跡モードとし、前記終了時間が経過したこと、あるいは、終了距離を走行したことに基づいて前記正規軌跡モードに切り替え、前記代用軌跡モードに設定されているときは前記代用走行軌跡を前記車両情報に含ませる走行軌跡とし、前記正規軌跡モードに設定されており、前記所定点数の自車両の走行軌跡点を決定済みである場合には、前記正規走行軌跡を前記車両情報に含ませる走行軌跡とすることを特徴とする車載機。
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