JP5760362B2 - カバー開閉機構および画像形成装置 - Google Patents
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Description
内蔵されている装置のうちで交換や保守対象となる装置が位置する筐体の側部には、その部分を外部に露呈できるように開閉カバーなどの開閉部材が設けられている。
開閉カバーは、装置筐体との間のロックを解除したうえで開放されるが、ロックを解除する際の引き動かしの力が強いとその勢いで開閉カバーが開放された際の慣性により開放され終わった時点で開閉カバーに強い衝撃が作用することがある。
しかし、この構成では、開放習性を付与する弦巻コイルバネが開閉カバーの開放状態を維持する部材として用いられているために、筐体側から弦巻コイルバネの捲装部に向けて張り出す部分が開放角に対応させて長くなる。このため、開閉カバーを閉じた際には、この張り出した部分を収容するための大きなスペースが必要となり、装置の大型化を招く虞がある。
請求項1に記載の発明は、装置本体の筐体に対して下部を支点として起倒可能に設けられた開閉カバーの開閉機構であって、前記開閉カバーを開放位置に保持するために前記装置本体の筐体と前記開閉カバーとの間に延長方向端部がそれぞれ固定されているストッパ部材を備え、前記ストッパ部材は、柔軟性および伸縮性を有する材質からなるバンド部材が用いられ、該バンド部材の延長方向途中には、開放終期に至るに従い開放速度を抑制可能な制動部材が設けられ、前記制動部材には、前記バンド部材を挿通可能な環状部が軸方向両端に形成された弦巻コイルバネが用いられることを特徴とする。
しかも、バンド部材の延長方向途中に設けられている制動部材は、開閉カバーが開放終期に至るに従い開放速度を減衰させることができるので、このバンド部材が用いられるストッパ部材にダンパ機能を持たせることが可能となる。
図1は、本発明によるカバー開閉機構が適用される画像形成装置の外観図を示している。
図1において画像形成装置1は、画像形成処理に係る装置や部材を収納している装置本体2と、装置本体2の上方に配置されている原稿走査部3とを備えている。
このような柔軟性および伸縮性をバンド部材7に持たせることにより、バンド部材7自身が弛んで折り畳めることになる。
これにより、先行技術における弦巻コイルバネを用いた場合と違って、弦巻コイルバネの張り出し部全体を筐体内に収容する場合に比べ、筐体内でのバンド部材7の収容スペースを少なくすることができるので、伸張する部分を収納するための特別なスペースを設ける必要がない。
図3は、制動部材8の一例を示す図であり、同図において制動部材8には、弦巻バネ(以下、捻りコイルバネと称する)が用いられており、捻りコイルバネの軸方向両端に環状部8Aが設けられている。
従って、バンド部材7は、開閉カバー4が最大開放角に達するとほぼ直線状に伸張しようとするが、その前の段階で鈍角になると、ほぼ直線状に変態するまでの間に、制動部材8として用いられる捻りコイルバネ側に発生する捻り力(トルク)が反力として作用することになり、直線状に伸張するまでの速度が減衰される。これにより、開閉カバー4も、最大開放角に至る直前では、開放速度が減衰されて、いわゆるダンパ機能の作用を受けながら最大開放角に達することになる。
図7には、制動部材80として、板バネを用いた例が示されている。
つまり、板バネ80は、ストッパ部材に用いられるバンド部材7の延長方向途中でバンド部材7の一面にバンド部材7の延長方向と平行する長手方向両端を一体化されており、その端部間には開閉カバー4が最大開放角に達した際のほぼ直線状となるバンド部材4を所定角度で曲折させる凹状部80Aが形成されている。
開閉カバー4の開放終期には、バンド部材7が直線状に伸張しようとするが、制動部材80として用いられる板バネの凹状部80Aが直線状に変化する際に生じる、バンド部材7の直線状への変化に対する抗力によって開閉カバー4の開放速度が減衰される。これにより、開放初期での操作力の軽減と開放終期でのダンパ機能が得られることになる。
制動部材81として用いられるコイルバネは、軸方向一端がバンド部材7に連結され、軸方向他端が図示しないバンド部材あるいは開閉カバー4側に設けられた支持部に連結されるようになっている。これにより、制動部材81として用いられるコイルバネは、開閉カバー4の開放初期に牽引作用が生じないようになっている。
一方、バンド部材7が伸張し、開閉カバー4が開放位置に達する直前には、制動部材81であるコイルバネが開閉カバー4側の開放動作に連動して伸張し始めるので牽引力が生じ、開閉カバー4の開放速度を減衰させることになる。
なお、図2には、開閉カバー4の幅方向一方側にのみを対象として図3に示した構成のバンド部材7および制動部材8を設けた例が示されているが、開閉カバー4の幅方向両側に設けること勿論可能である。
2 装置本体
20 筐体
4 開閉カバー
7 バンド部材
8 制動部材としての一例である捻りコイルバネ
80 制動部材の他の例である板バネ
81 制動部材の別の例であるコイルバネ
Claims (3)
- 装置本体の筐体に対して下部を支点として起倒可能に設けられた開閉カバーの開閉機構であって、
前記開閉カバーを開放位置に保持するために前記装置本体の筐体と前記開閉カバーとの間に延長方向端部がそれぞれ固定されているストッパ部材を備え、
前記ストッパ部材は、柔軟性および伸縮性を有する材質からなるバンド部材が用いられ、該バンド部材の延長方向途中には、開放終期に至るに従い開放速度を抑制可能な制動部材が設けられ、前記制動部材には、前記バンド部材を挿通可能な環状部が軸方向両端に形成された弦巻コイルバネが用いられることを特徴とするカバー開閉機構。 - 装置本体の筐体に対して下部を支点として起倒可能に設けられた開閉カバーの開閉機構であって、
前記開閉カバーを開放位置に保持するために前記装置本体の筐体と前記開閉カバーとの間に延長方向端部がそれぞれ固定されているストッパ部材を備え、
前記ストッパ部材は、柔軟性および伸縮性を有する材質からなるバンド部材が用いられ、該バンド部材の延長方向途中には、開放終期に至るに従い開放速度を抑制可能な制動部材が設けられ、前記制動部材には、前記バンド部材の延長方向に沿って直列配置された弾性体が用いられ、該弾性体として弦巻コイルバネが用いられていることを特徴とするカバー開閉機構。 - 請求項1または2に記載のカバー開閉機構を用いる画像形成装置であって、前記カバー開閉機構が開閉可能な側壁の一部を対象として設けられていることを特徴とする画像形成装置。
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