JP5756900B2 - 蒸留装置 - Google Patents

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Description

本発明は、作動媒体の自己熱再生技術を利用した蒸留装置および蒸留方法に関し、詳しくは、廃棄される熱を抑えて、系全体のエクセルギー率を向上した蒸留装置および蒸留方法に関する。
従来、発電装置や加熱装置において、種々のプラントが提案されている。蒸気プラントは、ボイラーで燃料を燃焼させて蒸気を発生させ、この蒸気が蒸気タービンに導かれ、発電機を駆動して発電する(例えば、特許文献1参照)。蒸気タービンを出た蒸気は、復水器に導かれ、凝縮されて水に戻る。蒸気を凝縮する冷媒には、海水が使われることが多い。
ガスタービンは、天然ガスを高圧に圧縮した後、燃焼器で燃焼させて、高温高圧の燃焼ガスを生成する。そして、燃焼ガスはガスタービンに導かれ、発電機が駆動され、発電される。ガスタービンを出た排気ガスは、蒸気発生器に導かれた後、大気に放出される(例えば、特許文献2参照)。
ディーゼルエンジンは、液体燃料をエンジン内部で燃焼させて、発生した動力により発電機が駆動され、発電される。ディーゼルエンジンから出た排気ガスは、蒸気発生器に導かれてそのエネルギーが回収されることもあるが、最終的には大気に放出される(例えば、特許文献3参照)。
特開2003−269113号公報 特開2004−022230号公報 特開2008−115723号公報
蒸気タービン、ガスタービンおよびディーゼルエンジンに代表される原動機は、作動流体を燃焼させることにより駆動動力を得ている。原動機において、その作動流体の有する熱エネルギーは、最終的には廃棄されている。すなわち、蒸気タービンにおいては、排気蒸気の有する潜熱は、復水器で廃棄される。ガスタービン、ディーゼルエンジンにおいては、排気ガスは、最終的に大気に放出されて、十分有効に利用されているとはいえない。
(1.従来の多重効用蒸発缶)
図1Bに示す従来の多重効用蒸発缶110は、各蒸発缶を異なる圧力で運転して、蒸発潜熱を次の缶の蒸発潜熱として利用するカスケード利用方法をとる。
入力流体が、順次、蒸発缶111、112、113に流入して、気体である出力流体が、順次、蒸発缶111、112、113の塔頂から出力される。このとき、蒸発缶111は、加熱源であってボイラーとして機能する。
蒸発缶111、112の塔頂から出た出力流体は、次段の蒸発缶112、113に流入して、蒸発缶112、113を加熱し、その後廃棄される。最終的には、蒸発缶113の塔底から出力される液体である出力流体は、配管115から回収される。一方、第三蒸発缶113の塔頂から出た出力流体は、冷却器114で冷却された後、回収される。
このように、多重効用蒸発缶110は、加熱した熱量(エネルギー)の多くが、蒸発缶を加熱後に、低温の廃熱として系外に捨てられる。
(2.従来のフラッシュ蒸留装置)
図2Bに示す従来のフラッシュ蒸留装置120は、ベンゼン50%とトルエン50%の混合液を入力流体aとする。この入力流体aが、加熱炉126で加熱され、フラッシュカラム127に導入される。フラッシュカラム127の塔頂から低沸点成分であるベンゼンを多く含んだ蒸気b1と、塔底からトルエンを多く含んだ液b2とが得られる。
フラッシュカラム127の塔頂から出た蒸気b1は、第一熱交換器124で入力流体aと熱交換された後、冷却器128で冷却されて、液化される。フラッシュカラム127の塔底から出た液b2は、第二熱交換器125で入力流体aと熱交換された後、回収される。
図2Bの例では、それぞれ、第一熱交換器124で120kW,第二熱交換器125で131kWの顕熱が回収される。しかし、加熱炉126で潜熱分の488kWの加熱を必要とする。
(3.従来の海水淡水化プラント)
図3Bに示す従来の海水淡水化プラント130は、多段フラッシュ法による海水淡水化プラントの一例である。
海水である入力流体aは、複数の熱交換器131を通過した後、加熱器133で加熱されて、最も端のフラッシュドラム132に流入する。そして、フラッシュドラム132に流入した入力流体aは、フラッシュドラム132の塔頂から出力される蒸気b1と、フラッシュドラム132の塔底から出力される液c1とに分離される。
これらの操作が複数段おこなわれて、各フラッシュドラム132の塔頂から出た蒸気bnは、最終的に冷却器134で冷却されて、生産物たる淡水として回収される。一方、フラッシュドラム132の塔底から出た液cnは、最終的に冷却器135で冷却され、副生産物として回収される。
この従来の海水淡水化プラント130は、加熱器133により追い焚きする必要がある。そして、加えられた熱は、最終的に低温の廃熱として系外に捨てられる。
(4.従来のバイオエタノール共沸蒸留装置)
図4Bに示す従来のバイオエタノール共沸蒸留装置(以下、共沸蒸留装置と略す)は、共沸剤としてベンゼンを用いた共沸蒸留が用いられている。共沸蒸留装置140において、第一精留塔141の塔頂からベンゼン−水混合物が取り出され、第一精留塔141の塔底から純度の高いエタノールが取り出される。第一精留塔141の塔頂から取り出されたベンゼン−水混合物は、第一デカンタ143および第二精留塔142で、ベンゼンと水とに分離される。なお、ベンゼンは、第一精留塔141に循環して再利用される。しかしながら、共沸蒸留装置140は、消費されるエネルギー量が大きく、図4Bに示す条件では、2つの精留塔141、142の加熱器145、146で合計395kWの大きなエネルギーを必要とする。
化学反応を利用して電力を取り出す場合、燃料が本来有するエネルギーをΔHとすれば、ΔGを電気として取り出すことができ、TΔSを熱として取り出すことができる。ΔGは、仕事として取り出すことができるエネルギーであり、有効なエネルギーとしてエクセルギーと呼ばれている。TΔSは、反応に伴って発生する熱である。そして、有効なエネルギーを取り出す能力として、ΔG/ΔHは、エクセルギー率と呼ばれている。エクセルギー率は、可逆的なエネルギーに変換される割合である。しかし、熱が発生した時点で可逆的なエネルギーに変換される割合が下がることとなり、エクセルギー率が低下する。
本発明の目的は、上記課題を解決するためになされたものであり、エクセルギー率ΔG/ΔHを向上させることにある。別な表現をすれば、無駄に廃棄される熱エネルギーを極力少なくする装置および方法を提供することを解決課題とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る蒸留装置は、第一物質を含む第一入力流体(A1)と、第二物質および第三物質を含む第二入力流体(A2)とが供給される第一蒸留塔(63)と、前記第一蒸留塔(63)の塔頂から出た第一出力流体(B1)を圧縮する第一圧縮機(68)と、前記第一圧縮機(68)から出た前記第一出力流体(B1)により、前記第一蒸留塔(63)の塔底から出た第二出力流体(B2)を加熱するとともに、前 記第二出力流体(B2)を前記第一蒸留塔(63)に向けて排出する、第一熱交換器(65)と、前記第一熱交換器(65)から出た前記第一出力流体(B1)から前記第一物質を分離し、前記第一物質を前記第一蒸留塔(63)に戻すデカンタ(77)と、前記デカ ンタ(77)にて前記第一物質が分離された前記第一出力流体(B1)が流入する第二蒸 留塔(64)と、前記第二蒸留塔(64)の塔頂から出た第三出力流体(B3)の一部を圧縮する第二圧縮機(69)と、前記第二圧縮機(69)から出た前記第三出力流体(B3)により、前記第二蒸留塔(64)の塔底から出た第四出力流体(B4)を加熱するとともに、前記第三出力流体(B3)を前記第二蒸留塔(64)に向けて排出する、第二熱交換器(67)と、前記第一蒸留塔(63)の塔底から出た前記第二出力流体(B2)に含まれる前記第二物質を回収するための第一排出口(78)と、前記第二蒸留塔(64)の塔底から出た前記第四出力流体(B4)に含まれる前記第三物質を回収するための第二排出口(79)と、を有している。また、本発明に係る蒸留装置は、前記第二蒸留塔(64)の塔頂から出た前記第三出力流体(B3)の残りの一部を圧縮する第三圧縮機(70)と、前記デカンタ(77)によって前記第一物質が分離された前記第一出力流体(B1 を、前記第三圧縮機(70)から出た前記第三出力流体(B3)により加熱するとともに、前記第三出力流体(B3)を前記第一蒸留塔(63)に向けて排出する、第三熱交換器(66)と、を更に備えている。
この構成によれば、断熱圧縮により昇温した出力流体と入力流体とを熱交換することにより、入力流体を加熱するので、エネルギーの無駄が発生しない。エクセルギー率の高いプラントもしくは装置を実現することができる。
本発明に係る蒸留装置は、前記第一熱交換器(65)と前記デカンタ(77)との間に配置された、前記第一出力流体(B1)を冷却する第一冷却器(74)を、更に備えている。
本発明に係る蒸留装置は、前記第一物質がベンゼンであり、前記第二物質がエタノールであり、前記第三物質が水であることが好ましい。
以上のように、本発明によれば、エネルギー損失を抑えて、エクセルギー率ΔG/ΔHを向上した蒸留装置および蒸留装置方法を提供することができる。
本発明の実施形態1の蒸留装置の概略構成を示す模式図である。 実施形態1の従来技術の概略構成を示す模式図である。 本発明の実施形態2の蒸留装置の概略構成を示す模式図である。 実施形態2の従来技術の概略構成を示す模式図である。 本発明の実施形態3の蒸留装置の概略構成を示す模式図である。 実施形態3の従来技術の概略構成を示す模式図である。 本発明の実施形態4の蒸留装置の概略構成を示す模式図である。 実施形態4の従来技術の概略構成を示す模式図である。
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づき説明するが、本発明は下記実施形態に限定されるものではない。
<実施形態1>
図1Aに示す実施形態1の自己熱再生蒸留装置10は、原料(入力流体)の入口となる導入口11と、製品(出力流体)の出口となる第一排出口16、第二排出口17を有している。導入口11と、第一排出口16および第二排出口17との間には、種々の装置が配管により接続されている。製品である出力流体は、例えば、第一排出口16から回収され、廃液が第二排出口17から回収される。つまり、入力流体は複数の物質を含んでおり、このうちの沸点が低い物質が第一排出口16から回収され、残りの物質が第二排出口17から回収される。
自己熱再生蒸留装置10は、2つの熱交換器と、1つの圧縮機と、1つの蒸発缶を有している。すなわち、第二熱交換器12は、入力流体Aと第一熱交換器13を出た第二出力流体B2との間で熱交換する。第一熱交換器13は、第二熱交換器12を出た入力流体Aと、蒸発缶の加熱チューブ14Aから出た第一出力流体B1との間で熱交換する。
圧縮機15は、蒸発缶14の塔頂から出た第一出力流体B1を断熱圧縮する。第一出力流体B1は、断熱圧縮されることにより、昇温する。蒸発缶14は、第一熱交換器13を出た入力流体Aを受け入れて、塔底から第二出力流体B2を排出する。なお、蒸発缶14の内部には加熱チューブ14Aが配置されている。
以下、自己熱再生蒸留装置10の構成を、入力流体の流れに沿って説明する。入力流体Aは、導入口11から、第二熱交換器12、第一熱交換器13を通過して、蒸発缶14に流入する。第一熱交換器13を出た入力流体Aは、蒸発缶14で、気体の第一出力流体B1と、液体の第二出力流体B2とに分離される。
蒸発缶14の塔頂から出た第一出力流体B1は、圧縮機15で断熱圧縮されて、蒸発缶14の缶内を通る加熱チューブ14Aに流入する。そして、第一出力流体B1は、加熱チューブを通過する間に、蒸発缶14内の入力流体と、潜熱が熱交換される。蒸発缶14内の入力流体の温度は上昇する。加熱チューブ14Aを出た第一出力流体B1は、第一熱交換器13に流れ、第二熱交換器12を出た入力流体Aと顕熱が熱交換される。これにより、入力流体Aの温度は上昇する。第一熱交換器13を出た第一出力流体B1は、第二熱交換器12に流れ、入力流体Aと顕熱が熱交換される。第二熱交換器12を出た第一出力流体B1は、第一排出口16から回収される。
一方、蒸発缶14の塔底から出た第二出力流体B2は、第二熱交換器12に流入する。第二出力流体B2は、第二熱交換器12を通過する間に、入力流体Aと顕熱が熱交換される。そして、第二出力流体B2は、第二熱交換器12を出た後、第二排出口17から回収される。
このように、入力流体Aは、第一熱交換器13と第二熱交換器12で、第一出力流体B1および第二出力流体B2と顕熱が熱交換されて加熱され、蒸発缶14に流入する。なお、第一出力流体B1が、第一熱交換器13と第二熱交換器12とで、2段階に分けて顕熱を熱交換する理由は、第一熱交換器13での温度が圧縮機15で圧縮された分だけ、蒸発缶14から流出した時の温度よりも高い温度になっているためである。すなわち、第一出力流体B1の持つ熱エネルギーを、2段階で熱交換することにより、より多くの熱エネルギーを回収することが可能である。
以上により、第一出力流体B1および第二出力流体B2の保有する熱を入力流体の加熱に利用することで、ボイラー等で別途加熱する必要がない。すなわち、これら流体の潜熱および顕熱の自己熱が循環利用され、自己熱再生蒸留装置10は、省エネルギーを実現できる。
<実施形態2>
図2Aに示す実施形態2のフラッシュ蒸留装置20は、原料(入力流体)の入口となる導入口21と、製品(出力流体)の出口となる第一排出口35と第二排出口36を有している。そして、導入口21と、第一排出口35および第二排出口36との間には、種々の装置が配管で接続されている。製品である出力流体は、例えば、入力流体の中の沸点の低い成分が、第一排出口35から回収され、沸点の高い成分が、第二排出口36から回収される。
フラッシュ蒸留装置20は、4つの熱交換器と、1つの圧縮機と、1つのフラッシュカラムとを有している。すなわち、第一熱交換器27は、第一分流路23と第一回収路37との間で熱交換をする。第二熱交換器28は、第二分流路24と第二回収路38との間で熱交換をする。第三熱交換器29は、合流路26と第一回収路37との間で熱交換をする。第四熱交換器30は、第一回収路37と第二回収路38との間で熱交換をする。
圧縮機31は、第一回収路37であって、フラッシュカラム32の塔頂と第四熱交換器30の間に配置されている。
以下、フラッシュ蒸留装置20の構成を、作動流体の流れに沿って説明する。入力流体Aは、導入口21から流入して、分流部22で、第一分流路23を流れる第一入力流体A1と、第二分流路24を流れる第二入力流体A2と、に分流する。第一入力流体A1は、第一熱交換器27にて加熱されて、合流部25に流入する。第二入力流体A2は、第二熱交換器28にて加熱されて、合流部25に流入する。合流部25において、第一入力流体A1と第二入力流体A2とが合流する(以下、合流した入力流体を入力流体A3と呼ぶこととする)。
そして、入力流体A3は、合流路26に配された第三熱交換器29にて加熱されて、フラッシュカラム32に流入する。フラッシュカラム32において、入力流体A3は、気体の第一出力流体B1と、液体の第二出力流体B2とに分離される。フラッシュカラム32の塔頂から流出した第一出力流体B1は、第一回収路37を経由して、第一排出口35から流出する。フラッシュカラム32の塔底から流出した第二出力流体B2は、第二回収路38を経由して第二排出口36から流出する。
第一出力流体B1は、圧縮機31で断熱圧縮されて、昇温する。第一出力流体B1は第四熱交換器30、第三熱交換器29、第一熱交換器27、を順次通過する。第一回収路37を流れる第一出力流体B1は、第四熱交換器30を通過する間に、第二回収路38を流れる第二出力流体B2を加熱する。潜熱による熱交換が行なわれる。また、第一出力流体B1は、第三熱交換器29を通過する時に、合流路26を流れる入力流体A3を加熱し、第一熱交換器27を通過する間に、第一分流路23を流れる第一入力流体A1を加熱する。そして、第一出力流体B1は、第一冷却器52で冷却され、液化された後、第一排出口54から回収される。回収された第一出力流体B1は淡水である。
一方、第二出力流体B2は、第四熱交換器30、第二熱交換器28、を順次通過する。第二回収路38を流れる第二出力流体B2は、第四熱交換器30を通過する間に、第一出力流体B1を加熱し、第二熱交換器28を通過する間に、第二入力流体A2を加熱する。熱交換器28、30で顕熱による熱交換が行なわれる。そして、第二出力流体B2は、第二冷却器34で冷却された後、第二排出口36から回収される。なお、導入口21と、第一排出口35と、第二排出口36とにおける各流体の温度および圧力を同一にすれば、フラッシュ蒸留装置20をモジュール化しやすい。また、このフラッシュ蒸留装置20は、ベンゼンとトルエンの分留に利用できる。また、焼酎の蒸留に用いることができる。複数のフラッシュ蒸留装置20を組み合わせて、望みの度数の焼酎を得ることができる。
このように、入力流体Aは、第一熱交換器27と第二熱交換器28と第三熱交換器29で、第一出力流体B1および第二出力流体B2により加熱され、フラッシュカラム32に流入することになる。なお、第一出力流体B1が、第一熱交換器27と第三熱交換器29と第四熱交換器30とで、3段階に分けて熱交換される理由は、まず第四熱交換器30で潜熱を交換し、第三熱交換器29および第一熱交換器27で顕熱を交換するためである。すなわち、第一出力流体B1の持つ熱エネルギーを、3段階で熱交換することにより、より多くのエネルギーを回収することができる。
以上により、入力流体A、第一出力流体B1、第二出力流体B2の自己熱を利用することで、加熱炉で加熱する必要がないフラッシュ蒸留装置を実現する。図2Bを例に取って説明すれば、488kWの加熱炉126は必要でない。もっとも、圧縮機31を駆動するために動力が必要となるが、この動力は、100kgmol/hの入力流体Aに対して45.1kWとなる。すなわち、作動流体の潜熱・顕熱が循環利用されるので、自己熱再生によるフラッシュ蒸留装置20は、従来のフラッシュ蒸留装置120と比べて、エンタルピー基準で約1/11となり、10分の1以下のエネルギーで運転が可能である。
<実施形態3>
図3Aに示す実施形態3の淡水化プラント40は、原料(入力流体)の入口となる導入口41と、製品(出力流体)の出口となる第一排出口54、第二排出口55を有している。そして、導入口41と、第一排出口54および第二排出口55との間には、種々の装置が配管で接続されている。淡水化プラント40は、例えば、入力流体の中からある成分を分離して第一排出口54から排出し、分離後の入力流体を第二排出口55から排出する。
淡水化プラント40は、3つの熱交換器と、1つの圧縮機と、1つのフラッシュカラムとを有している。すなわち、第一熱交換器47は、第一分流路43と第一回収路57との間で熱交換をする。第二熱交換器48は、第二分流路44と第二回収路58との間で熱交換をする。第三熱交換器49は、合流路46と第一回収路57との間で熱交換をする。
圧縮機50は、第一回収路57であって、フラッシュカラム51の塔頂と第三熱交換器49の間に配置されている。
以下、淡水化プラント40の構成を、作動流体の流れに沿って説明する。
入力流体Aは、導入口41から流入して、分流部42で、第一分流路43を流れる第一入力流体A1と、第二分流路44を流れる第二入力流体A2と、に分流する。第一入力流体A1は、第一熱交換器47にて加熱されて、合流部45に流入する。第二入力流体A2は、第二熱交換器48にて加熱されて、合流部45に流入する。合流部45において、第一入力流体A1と第二入力流体A2とが合流する(以下、合流した入力流体を入力流体A3と呼ぶこととする)。
そして、入力流体A3は、合流路46に配された第三熱交換器49にて加熱されて、フラッシュカラム51に流入する。フラッシュカラム51において、入力流体A3は、気体の第一出力流体B1と、液体の第二出力流体B2とに分離される。フラッシュカラム51の塔頂から出た第一出力流体B1は、第一回収路57を経由して、第一排出口54から流出する。フラッシュカラム51の塔底から出た第二出力流体B2は、第二回収路58を経由して第二排出口55から流出する。具体的には、第一出力流体B1は水蒸気であり、第二出力流体B2は塩分濃度の高い海水である。
第一出力流体B1は、圧縮機50で断熱圧縮されて、省温する。第一出力流体B1は、第三熱交換器49、第一熱交換器47を、順次通過する。第一回収路57を流れる第一出力流体B1は、第三熱交換器49を通過する時に、合流路46を流れる入力流体A3を加熱する。潜熱による熱交換が行なわれる。そして、第一熱交換器47を通過する時に、第一分流路43を流れる第一入力流体A1を加熱する。顕熱による熱交換が行なわれる。そして、第一出力流体B1は、第一冷却器52で冷却され液化された後、第一排出口54から回収される。回収された第一出力流体B1は、生産物たる淡水である。
一方、第二出力流体B2は、第二熱交換器48を通過する。第二出力流体B2は、第二熱交換器48を通過する間に第二入力流体A2を加熱する。第二熱交換器48にて、顕熱による熱交換が行なわれる。そして、第二出力流体B2は、第二冷却器53で冷却され、第二排出口55から排出される。
このように、入力流体Aは、第一熱交換器47と第二熱交換器48と第三熱交換器49で、第一出力流体B1および第二出力流体B2と熱交換されて加温され、フラッシュカラム51に流入する。なお、第一出力流体B1が、第一熱交換器47と第三熱交換器49とで、2段階に分けて熱交換される理由は、まず第三熱交換器49で潜熱を交換し、次に第一熱交換器47で顕熱を交換することにより、より多くエネルギーを回収するためである。
以上により、海水淡水化プラント40は、入力流体A、第一出力流体B1、第二出力流体B2の自己熱を利用するので、加熱器で加熱する必要がない。すなわち、これら流体の潜熱・顕熱が循環利用される。海水淡水化プラント40は、省エネルギーを実現できる。なお、圧縮機50を駆動するために動力が必要であるが、その動力は、生産物である淡水の単位質量あたり67.70kJのエネルギーとなる。ところが、海水淡水化プラント130では、生産物である淡水の単位質量あたり765.3kJのエネルギーが必要である。したがって、自己熱再生による海水淡水化プラント40は、従来の多段フラッシュ法による海水淡水化プラント130で必要なエネルギーの約1/10で運転が可能である。大きな省エネルギー効果が期待できる。
<実施形態4>
図4Aに示す実施形態4の自己熱再生型バイオエタノール共沸蒸留装置(以下、共沸蒸留装置と略す)60は、ベンゼンと、エタノール−水混合物から、高濃度のエタノールと高純度の水とを取り出す装置である。原料(入力流体)の入口となる2つの導入口61、62と、製品(出力流体)の出口となる2つの排出口78、79を有している。そして、導入口61、62と、排出口78、79との間には、種々の装置が配管で接続されている。
共沸蒸留装置60は、3つの熱交換器と、3つの圧縮機と、2つの精留塔を有している。すなわち、3つの圧縮機68、69、70はいずれも精留塔63、64の塔頂から出た流体を断熱圧縮する。第一熱交換器65と第二熱交換器67は、それぞれ、精留塔63、64の塔底から出た流体と、圧縮機68、69を出た流体との間で熱交換をする。第三熱交換器66は、デカンタ77を出た流体と、第二圧縮機70を出た流体との間で熱交換をする。
共沸蒸留装置60の構成を、入力流体の流れに沿って説明する。
ベンゼンを主成分とする第一入力流体A1と、エタノール−水混合物である第二入力流体A2が、それぞれ、第一導入口61と第二導入口62から第一精留塔63に流入する。そして、これら2つの流体が第一精留塔63で混合される。そして、第一精留塔63の塔頂から第一出力流体B1が出力され、第一精留塔63の塔底から第二出力流体B2が出力される。ここで、第一出力流体B1はベンゼン−水混合物であり、第二出力流体B2は純度の高いエタノールである。
第一精留塔63の塔底から出た第二出力流体B2は、その一部が第一排出口78から回収され、その残りが第一熱交換器65で加熱されて第一精留塔63に戻る。
一方、第一精留塔63の塔頂から出た第一出力流体B1は、第一圧縮機68で断熱圧縮された後、第一熱交換器65を通過する。出力流体は断熱圧縮されることにより昇温する。第一熱交換器65において、第一出力流体B1が加熱源となり、第二出力流体B2は加熱される。第一熱交換器65を出た第一出力流体B1は、第一バルブ71で減圧され、第一冷却器74で冷却された後、デカンタ77に流入する。
このデカンタ77で、第一出力流体B1は、水を主成分とする第五出力流体B5と、ベンゼンを主成分とする第六出力流体B6とに分離される。デカンタ77を出た第六出力流体B6は、第一精留塔63に戻される。
第五出力流体B5は、第三熱交換器66において加熱され、第二精留塔64に流入する。一方、第二精留塔64の塔頂から、水を主成分とするベンゼン−水混合物である第三出力流体B3が出力され、第二精留塔64の塔底から純度の高い水である第四出力流体B4が出力される。
第二精留塔64の塔底から出た第四出力流体B4は、その一部が第二排出口79から回収され、その残りが第二熱交換器67を通過して第二精留塔64に戻される。
また、第二精留塔64の塔頂から出た第三出力流体B3は、分流して、それぞれ、圧縮機69、70に流入する。すなわち、分流した一方の第三出力流体B3は、第二圧縮機69で断熱圧縮され、第二熱交換器67を通過した後、第二バルブ72で減圧され、第二冷却器75で冷却されて第二精留塔64に戻る。分流した他方の第三出力流体B3は、第三圧縮機70で断熱圧縮され、第三熱交換器66を通過した後、第三バルブ73で減圧され、第三冷却器76で冷却されて第一精留塔63に戻る。
このようにして、第一排出口78から高濃度のエタノールが回収され、第二排出口79から純度の高い水が回収される。
以上により、共沸蒸留装置60は、入力流体および出力流体の自己熱を利用することで、加熱器で加熱する必要がない。すなわち、これら流体の潜熱・顕熱が循環利用され、共沸蒸留装置60は、省エネルギーを実現できる。なお、共沸蒸留装置60において、圧縮機68、69、70を駆動するために動力が必要である。図4Aの条件では、その動力は、合計で48.7kWとなる。一方、図4Bに示す条件では、2つの精留塔141、142の加熱器145、146で合計395kWのエネルギーを必要とする。したがって、図4Aの共沸蒸留装置60は、従来の共沸蒸留装置140で必要なエネルギーの約1/8のエネルギーで運転が可能である。
<その他の実施形態>
本発明に係る蒸留装置は、加熱または燃焼に伴うエクセルギー損失を抑える省エネルギー方法であって、外部から熱を加える加熱工程または燃焼工程の一部または全部を、前記入力流体の自己熱を有効に利用した可逆的なエネルギー変換工程に代えて、有効に利用可能なエネルギーの割合を増加させ、エクセルギー率を上昇させることを特徴としている。
この構成によれば、加熱工程または燃焼工程の一部または全部を、可逆的なエネルギー変換工程に代えることで、加熱または燃焼に伴うエクセルギー率の低い熱エネルギーの損失を抑えることができる。これにより、TΔSを減少し、ΔGを増加して、エクセルギー率ΔG/ΔHを従来よりも向上させる。ここで、可逆的なエネルギー変換工程とは、例えば、気体の圧縮・膨張などの仕事として取り出し可能なエネルギーに変更する工程をいう。
以上のとおり、図面を参照しながら本発明の好適な実施形態を説明したが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で、種々の追加、変更または削除が可能である。
本発明に係る自己熱再生技術を用いた蒸留装置は、蒸留装置だけでなく、淡水化プラントおよび共沸蒸留装置としてとしても好適に用いることができる。
10 自己熱再生蒸留装置
11 導入口
12 第二熱交換器
13 第一熱交換器
14 蒸発缶
14A 加熱チューブ
15 圧縮機
20 フラッシュ蒸留装置
21 導入口
22 分流部
23 第一分流路
24 第二分流路
25 合流部
26 合流路
27 第一熱交換器
28 第二熱交換器
29 第三熱交換器
30 第四熱交換器
31 圧縮機
32 フラッシュカラム
33 第一冷却器
34 第二冷却器
37 第一回収路
38 第二回収路
40 海水淡水化プラント
41 導入口
42 分流部
43 第一分流路
44 第二分流路
45 合流部
46 合流路
47 第一熱交換器
48 第二熱交換器
49 第三熱交換器
50 圧縮機
51 フラッシュカラム
52 第一冷却器
53 第二冷却器
57 第一回収路
58 第二回収路
60 バイオエタノール共沸蒸留装置
61 第一導入口
62 第二導入口
63 第一精留塔
64 第二精留塔
65 第一熱交換器
66 第三熱交換器
67 第二熱交換器
68 第一圧縮機
69 第二圧縮機
70 第三圧縮機
74 第一冷却器
75 第二冷却器
76 第三冷却器
77 デカンタ

Claims (4)

  1. 第一物質を含む第一入力流体(A1)と、第二物質および第三物質を含む第二入力流体(A2)とが供給される第一蒸留塔(63)と、
    前記第一蒸留塔(63)の塔頂から出た第一出力流体(B1)を圧縮する第一圧縮機(68)と、
    前記第一圧縮機(68)から出た前記第一出力流体(B1)により、前記第一蒸留塔(63)の塔底から出た第二出力流体(B2)を加熱するとともに、前記第二出力流体(B2 )を前記第一蒸留塔(63)に向けて排出する、第一熱交換器(65)と、
    前記第一熱交換器(65)から出た前記第一出力流体(B1)から前記第一物質を分離し、前記第一物質を前記第一蒸留塔(63)に戻すデカンタ(77)と、
    前記デカンタ(77)にて前記第一物質が分離された前記第一出力流体(B1)が流入す る第二蒸留塔(64)と
    前記第二蒸留塔(64)の塔頂から出た第三出力流体(B3)の一部を圧縮する第二圧縮機(69)と、
    前記第二圧縮機(69)から出た前記第三出力流体(B3)により、前記第二蒸留塔(64)の塔底から出た第四出力流体(B4)を加熱するとともに、前記第三出力流体(B3)を前記第二蒸留塔(64)に向けて排出する、第二熱交換器(67)と、
    前記第一蒸留塔(63)の塔底から出た前記第二出力流体(B2)に含まれる前記第二物質を回収するための第一排出口(78)と、
    前記第二蒸留塔(64)の塔底から出た前記第四出力流体(B4)に含まれる前記第三物質を回収するための第二排出口(79)と、を有している、蒸留装置。
  2. 前記第二蒸留塔(64)の塔頂から出た前記第三出力流体(B3)の残りの一部を圧縮する第三圧縮機(70)と、
    前記デカンタ(77)によって前記第一物質が分離された前記第一出力流体(B1)を、前記第三圧縮機(70)から出た前記第三出力流体(B3)により加熱するとともに、前記第三出力流体(B3)を前記第一蒸留塔(63)に向けて排出する、第三熱交換器(66)と、を更に備えている、請求項1に記載の蒸留装置。
  3. 前記第一熱交換器(65)と前記デカンタ(77)との間に配置された、前記第一出力流体(B1)を冷却する第一冷却器(74)を、更に備えている、請求項2に記載の蒸留装置。
  4. 前記第一物質がベンゼンであり、前記第二物質がエタノールであり、前記第三物質が水である、請求項2に記載の蒸留装置。
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