JP2006189190A - 物品加温冷却装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 空気圧縮装置で生成した熱を無駄にすることなく、被加温物品の急速加温及び被冷却物品の急速冷却が可能で、かつ、取り扱いも簡単な物品加温冷却装置を提供する。
【解決手段】 本発明の物品加温冷却装置1は、第1収納筺体4内に被加温物品G1を収容するときは被加温物品G1を急速に加温することができ、第2収納筺体5内に被冷却物品G2を収容するときは被冷却物品G2を急速に冷却することができる。これにより、一つのサイクルで被加温物品G1の加温及び被冷却物品G2の冷却ができるので、システムが複雑化しない。また、ヒーター等の熱源が不要なので、省エネを図ることができる。さらに、加温媒体及び冷却媒体として空気を用いているので、加温媒体費用及び冷却媒体費用が不要となっているし、安全性に優れ、取り扱いも簡単なものとなっている。
【選択図】 図1

Description

従来より、空気圧縮装置で高温高圧の空気とし、これを冷却装置で冷却した後に、膨張装置で低温低圧とする空気冷媒式冷却装置が知られている。この空気冷媒式冷却装置は、環境への悪影響を抑制するために冷媒をフロン系やアンモニア系から空気へと切り換えたものである。
しかしながら、空気冷媒式冷却装置は、フロン等の冷媒を用いる冷凍サイクルと比較して効率が低く、また効率を上げるには装置が大掛かりとなってしまうという問題点があった。
そこで、このような問題点を解決するため、特開平11−132583号公報のような空気冷媒式冷却装置が提案された。この空気冷媒式冷却装置は、空気圧縮装置、空気冷却装置、及び膨張装置を順次接続した空気管路を有し、空気圧縮装置で生成した高温高圧空気を冷却装置で冷却し、更に、膨張装置によって減圧して低温空気を得る構造となっている。
特開平11−132583号公報 特開2000−257969号公報 特開2000−97507号公報
しかしながら、この空気冷媒式冷却装置では、高温高圧空気を冷却し熱を放熱しているが、この熱が回収されることはなく無駄に捨てられていた。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、空気圧縮装置で生成した熱を無駄にすることなく、被加温物品の急速加温及び被冷却物品の急速冷却が可能で、かつ、取り扱いも簡単な物品加温冷却装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1は、空気を圧縮する空気圧縮装置と、空気圧縮装置で圧縮された空気の熱を放出する少なくとも一つの放熱装置と、放熱装置の少なくとも1つを内部に備え且つ被加温物品が収容される断熱製の第1収納筺体と、放熱装置で放熱された空気を膨張させる膨張装置と、膨張装置で減圧冷却された空気が放出され且つ被冷却物品が収容される断熱製の第2収納筺体とを有する構成となっている。
請求項1の発明によれば、空気圧縮装置において空気が圧縮されることにより高温高圧の圧縮空気が生成され、この圧縮空気の熱が放熱装置で放出される。この放熱装置からの熱により、第1収納筺体内に収容される被加温物品が加温される。また、放熱装置で生成された高圧空気が膨張装置で減圧されることにより、空気の単位体積当たりの熱量が低下する。そして、この低温空気が収納筺体に放出され被冷却物品が冷却される。
なお、請求項1に記載の物品加温冷却装置機において、放熱装置と膨張装置との間に放熱装置で放熱された空気を貯留する貯留容器を設け、貯留容器から冷却用空気を供給するようにしてもよい(請求項2)。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の物品加温冷却装置機において、第1収納筺体の温度を検知する第1温度センサと、第1収納筺体への空気の流通を規制又は解除する第1開閉弁と、第1温度センサの検知温度に基づき第1開閉弁を制御する制御手段とを有する構造となっている。
請求項3の発明によれば、請求項1又は請求項2の作用に加え、第1収納筺体の温度を第1温度センサで常時監視することによって、第1収納筺体内を被加温物品用の温度に常時維持することができる。
請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の物品加温冷却装置機において、第2収納筺体の温度を検知する第2温度センサと、第2収納筺体への空気の流通を規制又は解除する第2開閉弁と、第2温度センサの検知温度に基づき第2開閉弁を制御する制御手段とを有する構造となっている。
請求項4の発明によれば、請求項1乃至請求項3の何れか一項の作用に加え、第2収納筺体の温度を第2温度センサで常時監視することによって、第2収納筺体内を被冷却物品用の温度に常時維持することができる。
請求項5の発明は、請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載の物品加温冷却装置機において、第1収納筺体を自動販売機の商品収納搬出装置から搬出された商品を受容する商品加温室として用いた構造となっている。
請求項5の発明によれば、請求項1乃至請求項4の何れか一項の作用に加え、自動販売機で販売される商品が第1収納筺体(商品加温室)で加温できるため、商品収納搬出装置に収納された商品を販売適正温度に加温しておく必要がない。
請求項6の発明は、請求項1乃至請求項5の何れか一項に記載の物品加温冷却装置機において、第2収納筺体を自動販売機の商品収納搬出装置から搬出された商品を受容する商品冷却室として用いた構造となっている。
請求項6の発明によれば、請求項1乃至請求項5の何れか一項の作用に加え、自動販売機で販売される商品が第2収納筺体(商品冷却室)で冷却できるため、商品収納搬出装置に収納された商品を販売適正温度に冷却しておく必要がない。
請求項7の発明は、請求項1乃至請求項6の何れか一項に記載の物品加温冷却装置機において、第2収納筺体の内圧を調整する圧力調整弁を有する構造となっている。
請求項7の発明によれば、請求項1乃至請求項6の何れか一項の作用に加え、圧力調整弁を有することによって、第2収納筺体内の過圧を防止することができる。
本発明によれば、圧縮空気の熱によって被加温物品を急速加温できると同時に、減圧空気により被冷却物品を急速冷却できることから、一つのサイクルで商品の加温及び冷却ができるので、システムが複雑化しない。また、ヒーター等の熱源が不要なので、省エネを図ることができる。さらに、加温媒体及び冷却媒体として空気を用いるので、加温媒体費用及び冷却媒体費用が不要となり、安全性に優れ、取り扱いも簡単なものとなる。
図1乃至図3は本発明に係る物品加温冷却装置の第1実施形態を示すもので、図1は第1実施形態に係る物品加温冷却装置の回路図、図2は圧縮機と膨張装置との連係構造を示す概略図、図3は空気に関する圧力P−熱量hの変化線図である。
本実施形態に係る物品加温冷却装置は、図1に示すように構成されている。即ち、空気圧縮装置1と放熱装置2と膨張装置3と第1及び第2収納筺体4,5と各電磁弁(第1開閉弁)SV1,SV2及び各電磁弁(第2開閉弁)SV3,SV4を有している。
空気圧縮装置1は空気圧縮用の圧縮機であり、図3に示すように、0.1MPa(大気圧)を約8倍の0.8MPaに圧縮可能な圧縮機、例えば後述するようにスクロール式圧縮機が用いられる。この空気圧縮装置1は、除湿器1a、及び電磁弁SV1,SV2を介して放熱装置2と接続されている。
放熱装置2は空気圧縮装置1で生成された高温高圧空気を冷却する機器であり、図1に示すように、空気圧縮装置1に対して並列に2個接続されている第1放熱装置2aと第2放熱装置2bとから構成されている。第1放熱装置2aは、第1収納筺体4内に配置されており、第1放熱装置2a内を通る高温高圧空気と第1収納筺体4内に収納された筺体内空気との間で熱交換し、被加温物品G1を加温するようになっている。また、第2放熱装置2bは、送風機2cを有し、第2放熱装置2b内を通る高温高圧空気と送風機2cから強制送風される空気とを熱交換をさせて、高温高圧空気から熱を強制放熱させている。この放熱装置2は、逆止弁2dと逆止弁2eを介して膨張装置3と接続されている。
膨張装置3は、図1に示すように、放熱装置2で生成された高圧空気を減圧する機器である。膨張装置3は、例えば後述するようにスクロール式膨張機が用いられ、高圧空気を狭小の吸入口から取り込み、これを徐々に広がる膨張空間に通して減圧するようになっている。
第1収納筺体4は、被加温物品G1を収納する断熱性の筺体である。第1収納筺体4内には、前述したように空気圧縮装置1で生成された高温高圧空気からの熱が第1放熱装置2aによって筺体内に放出されるようになっている。また、第1収納筺体4には温度センサ(第1温度センサ)4cが設置されており、第1収納筺体4内の温度を常時検知している。
第2収納筺体5は、被冷却物品G2を収納する断熱性の筺体である。第2収納筺体5は膨張装置3に対して並列に2個接続しており、膨張装置3から給送された減圧空気が各第2収納筺体5内に噴射されるようになっている。各第2収納筺体5の底壁には、逆止弁5aを有するドレン管5bが設置され、各第2収納筺体5で生成された凝縮水がドレン管5bを通じて外部に排水されるようになっている。また、各第2収納筺体5には温度センサ(第2温度センサ)5cが設置されており、各第2収納筺体5内の温度を常時検知している。更に、各第2収納筺体5には、圧力調整弁5dが設置され、各第2収納筺体5内の過圧を防止している。
各電磁弁SV1,SV2,SV3,SV4は、空気の流通を規制又は解除するものである。電磁弁SV1は、空気圧縮装置1と第1放熱装置2aとの間の管路に設置され、空気圧縮装置1から第1放熱装置2aへの空気の流入を規制又は解除している。また、電磁弁SV2は、空気圧縮装置1と第2放熱装置2bとの間の管路に設置され、空気圧縮装置1から第2放熱装置2bへの空気の流入を規制又は解除している。さらに、各電磁弁SV3,SV4は、膨張装置3と各第2収納筺体5との間の管路に設置され、膨張装置3から各第2収納筺体5への空気の流入を規制又は解除している。
このように構成された物品加温冷却装置において、空気圧縮装置1及び膨張装置3は図2に示すように構成されている。即ち、空気圧縮装置1及び膨張装置3は共にスクロール式の圧縮・膨張機構を採用している。まず、空気圧縮装置1は、ガス吸入口11を外側にガス吐出口12を中央にそれぞれ有するもので、旋回スクロール13を図2の矢印方向(図2に向かって右回り)に回転してガス吸入口11から流入した空気を固定スクロール14との間で圧縮し、ガス吐出口12から吐出する構成となっている。
一方、膨張装置3は前記空気圧縮装置1とは逆の構成、即ちガス吐出口21を外側にガス吸入口22を内側に有し、旋回スクロール23を図2の矢印方向(図2に向かって左回り)に回転してガス吸入口22から流入した空気を固定スクロール24との間で膨張させ、ガス吐出口21から吐出する構成となっている。
さらに、空気圧縮装置1の回転駆動軸と膨張装置3の回転出力軸は、図2に示すように、電動機6を介してシャフト7で連結しており、電動機6によって膨張装置3及び空気圧縮装置1が駆動する構成となっている。
以上のように構成された物品加温冷却装置において、空気圧縮装置1及び各電磁弁SV1〜SV4は制御装置8により制御される。この制御装置8は、マイクロコンピュータ構成のCPU及びメモリを有するもので、電動機6、各電磁弁SV1〜SV4を各温度センサ4c,5cの検知温度に基づき制御している。
即ち、温度センサ4cの検知温度に基づき第1収納筺体4内の温度が設置温度(例えば75℃)より低くなっているときは、第1収納筺体4に対応する電磁弁SV1が開動作し、更に電動機6によって空気圧縮装置1が駆動する。
また、各温度センサ5cの検知温度に基づき各第2収納筺体5のうち何れかの第2収納筺体5内の温度が設置温度(例えば5℃)より高くなっているときは、電磁弁SV1,SV2が開動作するとともに、その第2収納筺体5に対応する電磁弁SV3,SV4が開動作し、更に電動機6によって空気圧縮装置1が駆動する。
この空気圧縮装置1の駆動により、空気圧縮装置1に吸入された空気(0.1MPa)が図3に示すように変化する。即ち、この吸入空気は空気圧縮装置1で圧縮され(0.8MPa)、高温高圧空気となる(図3のA点からB点への矢印)。この高温高圧空気は、放熱装置2で放熱される(図3のB点からC点への矢印)。この放出された熱によって、第1収納筺体4内の温度が上昇する。そして、放熱装置2で放熱された空気は膨張装置3で減圧され(0.1MPa)、これに伴い、空気の単位体積当たりの熱量が低下する(図3のC点からD点への矢印)。さらに、この低温空気が第2収納筺体5に放出され、第2収納筺体5内の温度を低下させる。一方、この加温・冷却動作により、第1収納筺体4内の温度が設定温度より上昇、又は第2収納筺体5内の温度が設定温度より低下したときは、空気圧縮装置1を停止し、また、各電磁弁SV1〜SV4を閉じる。
また、制御装置8は、被加温物品G1が第1収納筺体4内に収容されたときは、電磁弁SV1が開動作し、空気圧縮装置1が駆動する。これにより、被加温物品G1に向かって高温高圧空気の熱が放出され、被加温物品G1が放出された熱により加温される。
さらに、制御装置8は、被冷却物品G2が第2収納筺体5内に収容されたときは、電磁弁SV1,SV2が開動作するとともに、被冷却物品G2が収納の第2収納筺体5に対応するSV3,SV4が開動作し、空気圧縮装置1が駆動する。これにより、被冷却物品G2に向かって冷却空気が直接に噴射され、被冷却物品G2が噴射冷気により冷却される。
本実施形態によれば、第1収納筺体4内に被加温物品G1を収容するときは被加温物品G1を急速に加温することができ、第2収納筺体5内に被冷却物品G2を収容するときは被冷却物品G2を急速に冷却することができる。これにより、一つのサイクルで被加温物品G1の加温及び被冷却物品G2の冷却ができるので、システムが複雑化しない。また、ヒーター等の熱源が不要なので、省エネを図ることができる。さらに、加温媒体及び冷却媒体として空気を用いているので、加温媒体費用及び冷却媒体費用が不要となっているし、安全性に優れ、取り扱いも簡単なものとなっている。
尚、本実施形態では、第1収納筺体4の温度を温度センサ4cで常時監視することによって、第1収納筺体4内を被加温物品G1用の温度に常時維持し、また、第2収納筺体5の温度を温度センサ5cで常時監視することによって、第2収納筺体5内を被冷却物品G2用の温度に常時維持しているが、販売時に被加温物品G1及び被冷却物品G2の温度が販売最適温度に達するのであれば、各収納筺体4,5を予め加熱又は冷却する必要はない。例えば、第1放熱装置2aから放出される熱量が大きく、第1収納筺体4内に被加温物品G1が入ってきた瞬間に被加温物品G1を急激に加温できるものであれば、被加温物品G1の販売のタイミングで電動機6を駆動すれば良い。また、膨張装置3からの出力が大きく、第2収納筺体5内に減圧空気が給送された瞬間に被冷却物品G2を急激に冷却できるものであれば、被冷却物品G2の販売のタイミングで電動機6を駆動すれば良い。
図4は、本発明に係る物品加温冷却装置の第2実施形態を示すものである。本実施形態に係る物品加温冷却装置は前記第1実施形態に貯留容器9と電磁弁SV5を加えたものである。なお、前記第1実施形態と同一構成部分は同一符号で示し、その説明を省略する。
貯留容器9は、耐圧性金属で形成されたもので、加温装置2と膨張装置3との間の管路に配置されており、放熱装置2で放熱された空気を貯留するようになっている。また、電磁弁SV5は各温度センサ5cの検知温度に基づき開閉し、各第2収納筺体5を設置温度に保持するようになっている。
本実施形態によれば、空気圧縮装置1を駆動して予め貯留容器9に高圧空気を溜めておくことができるため、貯留容器9の空気により各第2収納筺体5を保冷でき、また、貯留容器9の空気により被冷却物品G2が直接に冷却される。これにより、被冷却物品G2を冷却する度に空気圧縮装置1を駆動する必要がなく、空気圧縮装置1の発停が少なくなり、空気圧縮装置1の長寿命化及び省エネに優れたものとなっている。なお、その他の構成、作用は前記第1実施形態と同様である。
図5は、第2実施形態に係る物品加温冷却装置を自動販売機に適用した例を示している。まず、自動販売機30の構成を図5を参照して説明する。
自動販売機30は、下部の仕切板31を間にして上方には商品収納室32を形成し、また仕切板31の下方には機械室33を形成している。商品収納室32の内部には上側から下側に向かって、商品収納搬送装置(サーペンタインラック)34、商品加温室35、商品冷却室36及びベルト搬送装置37を順番に設置している。
サーペンタインラック34は前後に3列に配列され、ラック34の3列のうち1列には多数の被加温物品(缶飲料等の商品)G1が収納されている。また、ラック34の3列のうち2列には多数の被冷却物品(缶飲料等の商品)G2が収納されている。そして、このように収納された商品G1又はG2の最下位から1個ずつ落下搬出するようになっている。
商品加温室35は、前記第2実施形態に係る第1収納筺体4が用いられている。即ち、商品加温室35は第1収納筺体4となっており、第1収納筺体4の上壁及び底壁はそれぞれ板状の上扉4dと下扉4eを有している。上扉4d及び下扉4eは、図5に向かって前後方向にスライド自在で、第1収納筺体4を開閉できるようになっている。
ここで、商品加温室35の上扉4d及び下扉4eは、前述の制御装置8により以下のように制御される。即ち、ラック34から商品G1が落下搬出されるときは、そのラック34に上下に対向する上扉4dが開放するように制御される。これにより、落下商品G1を第1収納筺体4内に収納する。商品G1の受容が済んだときは、上扉4dが閉塞するよう制御され、前述した商品G1の加温運転が行われる。そして、商品G1の加温運転が終了したときは下扉4eが開放するよう制御される。これにより、加温商品G1が下方に落下する。その後、下扉4eを再度閉塞するように制御される。なお、各第1収納筺体4内には第1放熱装置2aが設置され、この第1放熱装置2aを通じて空気圧縮装置1から給送された高温高圧空気の熱が放出されるようになっている。
商品冷却室36は、前記第2実施形態に係る各第2収納筺体5が用いられている。即ち、商品冷却室36は、2室に区分された第2収納筺体5となっており、各第2収納筺体5を設置温度の上壁及び底壁はそれぞれ板状の上扉5dと下扉5eを有している。上扉5d及び下扉5eは、図5に向かって前後方向にスライド自在で、第2収納筺体5を開閉できるようになっている。
ここで、上扉5d及び下扉5eは、前述の制御装置8により、以下のように制御される。即ち、ラック34から商品G2が落下搬出されるときは、そのラック34に上下に対向する上扉5dが開放するように制御される。これにより、落下商品G2を第2収納筺体5内に収納する。商品G2の受容が済んだときは、上扉5dが閉塞するよう制御され、前述した商品G2の冷却運転が行われる。そして、商品G2の冷却運転が終了したときは下扉5eが開放するよう制御される。これにより、冷却商品G2が下方に落下する。その後、下扉5eを再度閉塞するように制御される。なお、各第2収納筺体5の側壁には空気通路5fが形成され、この空気通路5fを通じて膨張装置3から給送された減圧空気が通るようになっている。
ベルト搬送装置37は、商品加温室35又は商品冷却室36から落下された商品G1又はG2を商品取り出し扉38側に搬送する装置である。ベルト搬送装置37は、第1及び第2収納筺体4,5の下方に設置され、第1及び第2収納筺体4,5から落下した商品G1又はG2を、商品収納室32の前方に設置された商品取り出し扉38に向かって搬送する(図5は商品冷却室36から落下された商品G2を搬送する場合を示す)。
なお、機械室33には、前記第1実施形態の物品加温冷却装置を構成する各種機器が設置されている。
以上のように第2実施形態に係る第1収納筺体4を商品加温室35として用いるときは、第1収納筺体4で販売商品G1を急速に加温することができるので、ラック34側は加温する必要がないか、或いは、加温するとしても例えば販売温度よりも低い温度で加温すれば足り、省エネに優れた自動販売機を提供することができる。
また、第2実施形態に係る第2収納筺体5を商品冷却室36として用いるときは、第2収納筺体5で販売商品G2を急速に冷却することができるので、ラック34側は冷却する必要がないか、或いは、冷却するとしても例えば15℃程度の常温に冷却すれば足り、省エネに優れた自動販売機を提供することができる。
なお、物品加温冷却装置の第1収納筺体4,5を自動販売機30に適用した例を説明したが、被加温物品G1を加温し、かつ、被冷却物品G2を冷却するものであれば、自動販売機30に限るものではない。
本発明の第1実施形態に係る物品加温冷却装置の空気回路図 第1実施形態に係る圧縮機と膨張機構との連係構造を示す概略図 空気に関する圧力P−熱量hの変化線図 本発明の第2実施形態に係る物品加温冷却装置の空気回路図 物品加温冷却装置を適用した自動販売機を示す一部切欠側面図
符号の説明
1…空気圧縮装置、2…放熱装置、3…膨張装置、4…第1収納筺体、5…第2収納筺体、G1…被加温物品、G2…被冷却物品。

Claims (7)

  1. 空気を圧縮する空気圧縮装置と、
    前記空気圧縮装置で圧縮された空気の熱を放出する少なくとも一つの放熱装置と、
    前記放熱装置の少なくとも1つを内部に備え且つ被加温物品が収容される断熱製の第1収納筺体と、
    前記放熱装置で放熱された空気を膨張させる膨張装置と、
    前記膨張装置で減圧冷却された空気が放出され且つ被冷却物品が収容される断熱製の第2収納筺体とを有する
    物品加温冷却装置。
  2. 前記放熱装置と前記膨張装置との間に該放熱装置で放熱された空気を貯留する貯留容器を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の物品加温冷却装置。
  3. 前記第1収納筺体の温度を検知する第1温度センサと、該第1収納筺体への空気の流通を規制又は解除する第1開閉弁と、該第1温度センサの検知温度に基づき該第1開閉弁を制御する制御手段とを有する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の物品加温冷却装置。
  4. 前記第2収納筺体の温度を検知する第2温度センサと、該第2収納筺体への空気の流通を規制又は解除する第2開閉弁と、該第2温度センサの検知温度に基づき該第2開閉弁を制御する制御手段とを有する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項記載の物品加温冷却装置。
  5. 前記第1収納筺体を自動販売機の商品収納搬出装置から搬出された商品を受容する商品加温室として用いた
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか一項記載の物品加温冷却装置。
  6. 前記第2収納筺体を自動販売機の商品収納搬出装置から搬出された商品を受容する商品冷却室として用いた
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか一項記載の物品加温冷却装置。
  7. 前記第2収納筺体の内圧を調整する圧力調整弁を有する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか一項記載の物品加温冷却装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPWO2013115073A1 (ja) * 2012-02-01 2015-05-11 国立大学法人 東京大学 自己熱再生を利用した省エネルギー装置および省エネルギー方法

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