JP5756492B2 - ワーク固定機構 - Google Patents

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Description

本発明は、クランクシャフト等のワークをコレットチャックを用いて固定する機構に関する。
クランクシャフト等のワークに加工を施したり、ワークに別部品を取付ける際にワークの軸を固定する機構として、従来からロックピンを用いた機構とコレットチャックを用いた機構が用いられている。
ロックピンを用いた機構は特許文献1に開示されるようにクランクシャフト等のワークを受け穴内に挿入し、受け穴の軸方向と直交する方向に出没するロックピンでワークを固定する構造である。
しかしながらこの構造ではワークの芯出し(求心)が困難である。そこで、特許文献2、3に開示されるコレットチャックを用いた機構が用いられる。
特許文献2には、ワークの軸或いは筒状部を固定する機構として、チャック本体の内側面にテーパ案内面を形成し、このテーパ案内面に当接するテーパ面を形成したコレットチャックをチャック本体の内側に配置し、このコレットチャックの内側にワークの軸部を挿入し、この状態でクランパにてワークのフランジ部をチャック本体に押し付けることで、チャック本体が内方に移動し、この移動によってコレットチャックが縮径し、このコレットチャックが縮径することで、ワークの軸部を固定する構造が開示されている。
特許文献3には、上記特許文献1にあっては、ワークの軸部の径が異なる度にチャック本体の内側に配置するコレットチャックを交換しなければならない不利を解消するため、コレットチャックの内側に容易に交換可能なストレートコレットを設けるようにしている。
この特許文献3にあっては、ワークの軸部の挿入深さについては、軸部の端部をスプリングに支持されたシャフトの先端に突き当てるようにしている。
特開平08−155708号公報 実開昭62−65532号公報 特開平07−314221号公報
上述した特許文献1及び2にあっては、ワークの求心についてはコレットチャックの軸とワークの軸は自動的に一致するため軸がずれる問題は生じない。しかしながら、ワークの軸方向の固定位置については、特許文献1にあってはワークのフランジがチャック本体に当接する位置で決まるが、チャック本体自体がスプリングを介して支持されているため、ワークの軸方向の位置を正確に決定することができない。また特許文献2にあってもワークの軸方向の位置はスプリングに支持されたシャフトによって決定しているため、正確に設定することができない。
上記の課題を解決するため、本発明に係る固定機構は、ベースプレートに対してワークを押し付けることによりワークを固定する固定治具に組み込まれるワーク固定機構であって、前記ベースプレートに形成した凹部の底部に第1のばねを介して第1のカラーが収納され、この第1のカラーの上に第2のばねを介して第2のカラーが収納され、前記第1及び第2のカラーの内側にワークに半径方向内側の力を与えるコレットが配置され、更に第2のばねの弾発力は第1のばねの弾発力よりも弱く、第1のばねの弾発力は固定治具に対するワークのクランプ力よりも弱く設定され、前記第1のカラーの内側面は上方に向かって広がるテーパ面とされ、前記第2のカラーの内側面は下方に向かって広がるテーパ面とされた構成である。
ここで、前記第1のカラーの内側面は上方に向かって広がるテーパ面とし、前記第2のカラーの内側面は下方に向かって広がるテーパ面とする。
第2のカラーの内側面を下方に向かって広がるテーパ面とすることで、クランプ時に第2のカラーが下がることでコレットは縮径しワークの軸部を保持する。また第1のカラーの内側面を上方に向かって広がるテーパ面とすることで、ワークを保持したコレットチャックの下降につれて第1のカラーが第1のばねを圧縮して軸方向位置が定まる。
本発明に係るワーク固定機構によれば、ワークを固定機構に固定する際に、ワークの求心とワークの軸方向位置の決定、即ち軸方向基準面の突き当てを行うことができる。
したがって、本発明に係るワーク固定機構を組み込んだ固定装置は、ワークの水平方向の位置決め(求心)と垂直方向の位置決め(軸方向基準面の突き当て)を一回の操作で正確に且つ自動的に行うことができる。
本発明に係るワーク固定機構の固定前の状態を示す縦断面図 同ワーク固定機構の平面図 同ワーク固定機構のワークの求心を行った時点の縦断面図 同ワーク固定機構のワークの軸方向基準面の突き当てを行った時点の縦断面図
以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて説明する。
ワークの固定治具はベースプレート1上にワークWのフランジ部を押し付けるクランプ爪2を備えている。
前記ベースプレート1には貫通穴3が形成され、この貫通穴3内にワーク固定機構が設けられている。
即ち、貫通穴3には段部3aが形成され、この段部3aに係止するようにカップ状ケース4が貫通穴3内に取付けられている。このケース4の底部にはワークWの軸部を通すための開口4aが形成されている。
ケース4の底部の内側への折返し部4b上には第1のばね5を介して第1のカラー6が収納されている。第1のばね5は例えば皿ばねから構成され、第1のカラー6の内側面6aは上方に向かって広がる雌テーパ面とされている。
前記第1のばね5の弾発力は前記クランプ爪2によるワークWのベースプレート1上への押し付け力よりも弱く設定されている。即ち、クランプ爪2によってベースプレート1上へワークWを押し付ける際に第1のカラー6は若干下降し第1のばね5は圧縮せしめられる。
前記ケース4内の第1のカラー6の上方には第2のばね7を介して第2のカラー8が収納されている。第2のばね7は第2のカラー8上にワークWが載置された際に自重で下がらない程度の弱い弾発力を有するものを選定する。したがって第2のばね7としては皿ばねではなくウェーブワッシャー(波形座金)が適当である。
第2のカラー8の内側面8aは下方に向かって広がる雌テーパ面とされ、第2のカラー8の外側部には軸方向のガイド溝8bが形成され、この溝8bにベースプレート1に取付けたガイドピン9を係合することで、第2のカラー8が軸方向に移動可能とされている。また第2のカラー8の上面にはワークWを唆位置するための凸部8cが形成されている。
また、第1及び第2のカラー6、8の内側には、コレット10が配置されている。このコレット10は前記第1のカラー6の内側面6aに対向する面を上方に向かって広がる雄テーパ面10aとし、前記第2のカラー8の内側面8aに対向する面を下方に向かって広がる雄テーパ面10bとしている。
また、コレット10には縮径を容易にするためのスリット11が形成され、スリット11の下端は円形の縮径力調整穴12が形成されている。コレット整穴12底部からコレット下端までの寸法でコレット10によるクランプ力が調整される。
以上において、コレット10の内孔にワークWの軸を挿通し、クランプ爪2でワークWを押し下げる。すると、図3に示すように、最も弾発力が弱い第2のばね7が圧縮され第2のカラー8が軸に沿って押し下げられる。
第2のカラー8が軸に沿って押し下げられると、第2のカラー8の内側の雌テーパ面に当接しているコレット10に内方への力が作用し、コレット10が縮径する。この縮径に伴って、ワークWの軸部が保持され且つ求心が同時に行われる。
次に、クランプ爪2でワークWを押し下げると、コレット10はワークWをきつく保持しているためこれ以上縮径できず、したがってコレット10は下降し位置決めされる。
ワークWは、ベースプレート1上にワークWのフランジ部の下面を受ける受座1aを設け、この受座1aにワークWのフランジ部の下面を当接させて位置決めを行う。

また、受け座1aが無い場合第1のばね5が圧縮した位置でクランプ爪2をロックする。
第1のばね5が圧縮しなくなった位置でワークWの軸方向の位置決めが行われたことになる。
このように本発明によれば、ワークWを固定治具に固定する一連の動作の間に、ワークWの求心と軸方向の位置決めが自動的に行われることになる。
本発明に係るワーク固定機構は、クランクシャフトの固定以外にも軸部を有するワークの固定に広く利用することができる。
1…ベースプレート、1a…受座、2…クランプ爪、3…貫通穴、3a…段部、4…ケース、4a…ケースの開口、4b…折返し部、5…第1のばね、6…第1のカラー、6a…第1のカラーの内側面、7…第2のばね、8…第2のカラー、8a…第2のカラーの内側面、8b…ガイド溝、8c…凸部、9…ガイドピン、10…コレット、10a、10b…雄テーパ面、11…スリット、12…エア抜き用の穴、
W…ワーク。

Claims (1)

  1. ベースプレートに対してワークを押し付けることによりワークを固定する固定治具に組み込まれるワーク固定機構であって、前記ベースプレートに形成した凹部の底部に第1のばねを介して第1のカラーが収納され、この第1のカラーの上に第2のばねを介して第2のカラーが収納され、前記第1及び第2のカラーの内側にワークに半径方向内側の力を与えるコレットが配置され、更に第2のばねの弾発力は第1のばねの弾発力よりも弱く、第1のばねの弾発力は固定治具に対するワークのクランプ力よりも弱く設定され、前記第1のカラーの内側面は上方に向かって広がるテーパ面とされ、前記第2のカラーの内側面は下方に向かって広がるテーパ面とされていることを特徴とするワーク固定機構。
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