JP5756181B2 - 圧力センサ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、圧力センサ装置に係り、特に、圧力センサを収納するハウジングの構造に関する。
圧力センサ装置には、外部の圧力によりダイヤフラムが撓み、この撓みがダイヤフラムに設けられるピエゾ抵抗素子等の電気抵抗を変化させる歪ゲージ方式や、ダイヤフラムからなる可動電極と固定電極との静電容量を変化させる静電容量方式等がある。そして、これらの圧力センサ装置が、携帯電話や腕時計等の機器に搭載されて用いられている。
特許文献1に開示される発明では、図22に示すように、機器筐体711に平面視円形凹状のキャビティ712が形成され、このキャビティ712の底面712aにセンサチップ(圧力センサ)721が設置される。このセンサチップ721の上面には感応部として、外部の圧力に応じて撓むダイヤフラム(図示していない)が形成されている。
このキャビティ712は、センサ保護用蓋741で塞がれている。そして、センサ保護用蓋741の中央部には、外部の圧力をキャビティ712内に導入する圧力導入口742が設けられ、外部の圧力は、この圧力導入口742を介してダイヤフラムに作用する。このセンサ保護用蓋741は機器筐体711に嵌め込まれ接着されている。
特許文献2に開示される発明では、図23に示すように、マイクロフォンチップ810(圧力センサ)がモールド樹脂体813に形成された凹部811内に収納されている。この凹部811は蓋体814に覆われ、この蓋体814には凹部811に対応する位置のほぼ中央に音響孔812が貫通状態に形成され、この音響孔812を介して凹部811は外部に連通されている。
また、マイクロフォンチップ810は、音響等の圧力変動に応じて振動するダイヤフラム電極と固定電極とが対向配置され、ダイヤフラム電極の振動に伴う静電容量変化を検出するものである。
特開2009−145267号公報 特開2010−187182号公報
特許文献1に開示される圧力センサ装置は、図22に示すように、センサ保護用蓋741の中央部に貫通する圧力導入口742が設けられている。また、特許文献2に開示される圧力センサ装置は、図23に示すように、蓋体814に音響孔812(圧力導入口)が貫通状態に形成されている。このため、センサ保護用蓋741に圧力導入口742や、蓋体814に音響孔812を形成するための製造コストを要する。
特許文献2に開示される圧力センサ装置においては、図23に示すように、制御回路チップ815がモールド樹脂体813に埋設されているため、外部に連通する音響孔812は凹部811に対向する蓋体814の領域にしか、即ち圧力センサ装置の一部分にしか形成することができない。そのため、圧力センサ810を小型化し凹部811を小さくすると、音響孔812の平面サイズを小さくする必要がある。音響孔812の平面サイズを小さくすると、外部の圧力に対する応答性が劣化する。よって、特許文献2に開示される圧力センサ装置では、その小型化が難しい。
また、部品を吸着ノズルによってピックアップし所定の位置に搬送し実装する部品実装法が知られている。この部品実装法で圧力センサ装置の搬送が安全になされるためには、ピックアップする吸着ノズルの吸着口が音響孔812のない蓋体814の表面部分を完全に被うか、若しくは音響孔812の全体を完全に被うことが好ましい。
ピックアップする吸着ノズルの吸着口が音響孔812の一部分のみを被っている際は、吸着口が大気に開放されているので吸着力が弱く搬送中に圧力センサ装置は落下し易い。
よって、音響孔812のない蓋体814の部分のみを吸着する場合には、蓋体814の平面サイズは音響孔812と吸着口との合計した平面サイズより十分に大きくする必要があり、さらには、吸着口と蓋体814との位置調整は精密に行う必要がある。このことは、圧力センサ装置の小型化に反すると共に、部品実装の簡便性に反する。
吸着口が音響孔812を完全に被う場合は、十分な吸着力を得て搬送中の落下を防ぐためには凹部811内の気体を十分に排気することが必要であり、この排気に時間を要し搬送時間が長くなるという問題がある。
また、吸着口が音響孔812を完全に被う場合に、圧力センサ装置の小型化のために蓋体814の平面サイズを小さくすると、吸着口の平面サイズも小さくする必要がある。吸着口の平面サイズを小さくすると、音響孔812の平面サイズも小さくする必要がある。ところが、平面サイズの小さい吸着口を平面サイズの小さい音響孔812に位置合わせすることは困難であり、このことが圧力センサ装置の平面サイズを小さくすること、即ち圧力センサ装置の小型化を難しくしている。
本発明の目的は、このような課題を顧みてなされたものであり、部品実装が簡便であると共に部品実装の搬送時間が短く、低コストであり、且つ小型化に優れる圧力センサ装置を提供することである。
本発明の圧力センサ装置は、外部の圧力を検知する圧力センサと、前記圧力センサを収納するハウジングと、前記ハウジングに固定される蓋体と、前記外部の圧力を導入する圧力導入部と、を有し、前記ハウジングが、前記圧力センサが固着される底壁と、前記底壁の周縁に立設される側壁と、前記側壁の上面に囲まれて形成される開口部と、を有して構成され、前記蓋体は前記開口部と対向して設けられており、前記側壁の上面には切欠部が設けられており、前記蓋体は、前記蓋体の平面方向に突出する突出部を有し、前記圧力導入部は、前記突出部が前記切欠部にて固定された状態で、前記蓋体と前記ハウジングとの間に形成される間隙であることを特徴とする。
このような態様であれば、前記蓋体に外部の圧力を導入する圧力導入口や音響孔を形成する必要がなく、製造コストを低コストにすることができる。また、前記圧力導入部が前記蓋体と前記ハウジングとの間に形成される間隙によって設けられるので、圧力センサ装置の平面サイズを小さくできる。よって、圧力センサ装置の小型化が容易である。また、小型化に伴い材料費等が低コストになる。
前記蓋体に大きく開口した音響孔(圧力導入部)を形成していないので、圧力センサ装置の部品実装時に前記蓋体とピックアップする吸着ノズルの吸着口との位置関係を精密に調整する必要がなく圧力センサ装置を実装する際の部品実装を簡便にする。また、前記蓋体の平面視の大きさはピックアップする吸着ノズルの吸着口より大きければよく、音響孔が前記蓋体に形成される従来に比べて、前記蓋体の平面サイズを小さくすることが可能である。よって、圧力センサ装置の小型化が容易である。
本発明によれば、前記蓋体に音響孔は形成されていないので、吸着ノズルの内容積である小さい空間を排気することで十分な吸着力を得ることができる。よって、従来に比べて、圧力センサ装置を実装する際の吸着時間を短縮できるので、部品実装する際の搬送時間を短くすることが可能である。また、搬送時間が短くなることで、加工費等が低コストになる。
よって、本発明によれば、部品実装が簡便であると共に部品実装の搬送時間が短く、低コストであり、且つ小型化に優れる圧力センサ装置を提供することが可能である。
前記蓋体が表裏面及び側面を有して構成され、前記表裏面の一方の面が外方に面してなり、前記蓋体の前記側面と前記側壁の内周面との間に前記間隙が貫設されてなることが好ましい。
このような態様であれば、前記蓋体の厚さを薄くすることで前記間隙の貫通する長さを短くできる。また、前記側面と前記側壁の内周面との間に直線状に貫通する前記間隙を得ることができる。よって、前記外部の圧力に対して応答性の良い圧力センサ装置が可能である。
前記蓋体が表裏面及び側面を有して構成され、前記表裏面の一方の面が外方に面してなり、前記表裏面の他方の面と前記側壁の上面との間に前記間隙が貫設されてなることが好ましい。
このような態様であれば、平面視に前記蓋体を前記側壁の外周まで大きく広げることができる。そのため、圧力センサ装置の部品実装時における前記蓋体と吸着ノズルとの位置調整において優位な構造である。よって、圧力センサ装置の平面サイズを小さくできる余裕度に優れており、圧力センサ装置の小型化を容易にする。
前記表裏面の一方の面が平坦であることが好ましい。
このような態様であれば、圧力センサ装置の部品実装の際にピックアップする吸着ノズルの吸着口が平坦な面を吸着するので、安定的に確実な吸着が可能となる。よって、部品落下等のない安定な部品実装を可能とする。
本発明によれば、部品実装が簡便であると共に部品実装の搬送時間が短く、低コストであり、且つ小型化に優れる圧力センサ装置を提供することが可能である。
第1の実施形態における圧力センサ装置1の平面略図である。 図1に示す圧力センサ装置1のA−A線に沿って切断し矢印方向から視る断面略図である。 図1に示す圧力センサ装置1のB−B線に沿って切断し矢印方向から視る断面略図である。 図1に示す圧力センサ装置1の蓋体を透視して視る平面略図である。 第1の実施形態の製造方法を説明する概略図である。 第1の実施形態に対する第1の変形例の平面略図である。 第1の変形例の蓋体を透視して視る平面略図である。 第1の実施形態に対する第2の変形例の平面略図である。 第2の変形例の蓋体を透視して視る平面略図である。 第1の実施形態に対する第3の変形例の平面略図である。 第2の実施形態である圧力センサ装置の平面略図である。 第2の実施形態の図10に示すD−D線に沿って切断し矢印方向から視る断面略図である。 第2の実施形態の図10に示すC−C線に沿って切断し矢印方向から視る断面略図である。 図10に示す第2の実施形態である圧力センサ装置の蓋体を透視して視る平面略図である。 第3の実施形態である圧力センサ装置の平面略図である。 第3の実施形態の蓋体を透視して視る平面略図である。 第3の実施形態である図14に示すE−E線に沿って切断し矢印方向から視る断面略図である。 第4の実施形態である圧力センサ装置の平面略図である。 第4の実施形態の蓋体を透視して視る平面略図である。 第4の実施形態である図17に示すF−F線に沿って切断し矢印方向から視る断面略図である。 第4の実施形態の変形例である。 特許文献1に開示される従来技術における圧力センサ装置の断面略図である。 特許文献2に開示される従来技術における圧力センサ装置の断面略図である。
<第1の実施形態>
各図に示す圧力センサ装置に関しては、Y方向が左右方向であり、Y1方向が左方向でY2方向が右方向、X方向が前後方向であり、X1方向が前方向でX2方向が後方向である。また、X方向とY方向の双方に直交する方向が上下方向(Z方向;高さ方向)であり、Z1方向が上方向でZ2方向が下方向である。なお、各図面は、見やすくするために寸法を適宜異ならせて図示されている。
第1の実施形態における圧力センサ装置1は、携帯電話、腕時計、ビデオカメラ等の携帯機器に搭載されて用いられる。携帯機器に対する高機能化や薄型化等の要求のために、携帯機器に搭載される圧力センサ装置1に対して小型化や薄型化等の要求がある。
第1の実施形態について、以下に添付図を参照して説明する。図1は、第1の実施形態における圧力センサ装置1の平面略図である。図2は、図1に示す圧力センサ装置1のA−A線に沿って切断し矢印方向から視る断面略図である。図3は、図1に示す圧力センサ装置1のB−B線に沿って切断し矢印方向から視る断面略図である。
ハウジング3には、底壁3aの周縁に立設され、底壁3aを囲んで側壁3bが形成されている。そして、圧力センサ5を収容する開口部4が、ハウジング3の底壁3aと側壁3bに囲まれて形成されている。この開口部4に蓋体2が覆設されて、図1、図3に示すように、間隙7が、蓋体2の前後(X1−X2方向)の周縁に位置する側面2bと側壁3bの内周面3eとの間に貫設されている。なお、本実施例において、蓋体2の側面2bとハウジング3の内周面3eはそれぞれが面一状に形成されており、互いに対向するように所定の間隔を介して平行に配置されている。
そして、図2、図3に示すように、圧力センサ装置1は、圧力センサ5が凹型形状であるハウジング3の底壁3aの上面3cに固着されることで、ハウジング3に収納されて構成されている。
外部の圧力は、この間隙7を介して、圧力センサ装置1内に空洞状に設けられるキャビティ8内に導入される。また、キャビティ8内に設けられる圧力センサ5の上面には感応部として、外部の圧力に応じて撓むダイヤフラム6が形成されている。よって、間隙7を介して導入される外部の圧力に応じてダイヤフラム6は撓み、この撓みに応じてダイヤフラム6に設けられるピエゾ抵抗素子(図示していない)の電気抵抗が変化する。そして、この電気抵抗の変化から外部の圧力が検知される。
本実施形態の圧力センサはピエゾ抵抗素子等の歪ゲージ方式であるが、これに限定されるものではない。ダイヤフラムからなる可動電極と固定電極とを対向させてコンデンサを形成し、外部の圧力を検知する静電容量方式も可能である。
この電気抵抗の変化は、圧力センサ5のパッド電極からボンディングワイヤを介して、ハウジング3の底壁3aの上面3cに設けられるハウジング電極に出力される。そして、この電気抵抗の変化は、ハウジング電極を介して携帯機器に出力される。また、圧力センサ5、ボンディンワイヤ、及びハウジング電極は、柔軟であり低弾性な樹脂に覆われて保護されている。よって、外部の圧力は、この柔軟であり低弾性な樹脂を介してダイヤフラム6に作用する。
本実施形態では、圧力センサ5、ボンディンワイヤ、及びハウジング電極が、柔軟であり低弾性な樹脂に覆われて保護されているが、これに限定されるものではない。柔軟であり低弾性な樹脂に覆われていないことも可能である。
図2、図3に示すように、外方に面する蓋体2の上面2aは平坦に形成されている。図2に示すように、蓋体2は、ハウジング3に熱硬化性樹脂9によって固着されることで着設されている。
図1に示すように、蓋体2の左右(Y1−Y2方向)に突出した突出部2c、2dが設けられている。そして、ハウジング3の側壁3b上部の左右(Y1−Y2方向)には、突出部2c、2dが載嵌される切欠部3f、3gが設けられている。そして、切欠部3f、3gの底面と同じ高さでハウジング3の左右の内周面3eに段差が設けられ、蓋体2を透視して視る平面略図である図4に示すように、この段差がなす面と切欠部3f、3gの底面とから段差面10a、10bが形成されている。ただし、図2、図3、図4には、パッド電極、ハウジング電極、ボンディンワイヤ等を図示していない。
そして、段差面10a、10bに熱硬化性樹脂9が塗布され、この上に蓋体2が載置されて、熱硬化性樹脂9を硬化することで蓋体2はハウジング3に固着されて着設される。この際、突出部2c、2dが切欠部3f、3gに載嵌されることで、蓋体2とハウジング3とは位置調整がなされる。
例えば、ハウジング3のサイズは、左右方向(Y1−Y2方向)の幅が1〜3mm程度で、前後方向(X1−X2方向)の幅が1〜3mm程度であり、上下方向(Z1−Z2方向)の高さが0.3〜1mm程度である。蓋体2の上下方向(Z1−Z2方向)の厚さは0.1〜0.3mm程度である。また、間隙7の前後方向(X1−X2方向)の幅は0.1〜0.3mm程度であり、間隙7の左右方向(Y1−Y2方向)の幅は1〜3mm程度である。
間隙7の前後方向(X1−X2方向)の幅は、ハウジング3の内周面3eの前後方向(X1−X2方向)の間隔と蓋体2の前後方向(X1−X2方向)の幅との差からなる。よって、ハウジング3と蓋体2との寸法公差を適切に設定することで、間隙7の前後方向(X1−X2方向)の幅は所望の値にすることが可能である。
特許文献1に開示される圧力センサ装置では、図22に示すように、外部の圧力を導入するために、センサ保護用蓋741に圧力導入口742を形成する。また、特許文献2に開示される圧力センサ装置では、図23に示すように、外部の圧力を導入するために、蓋体814に音響孔812を形成する。ところが、本実施形態では、外部の圧力を導入する間隙7は、ハウジング3と蓋体2との寸法公差を適切に設定することで形成される。よって、本実施形態では蓋体2に貫通する孔(圧力導入口742または音響孔812)を形成する加工費を必要としないので、本実施形態の製造コストは従来技術に比べて低コストにすることができる。
外部の圧力は、間隙7を介してキャビティ8内に導入され、ダイヤフラム6が撓むことで検知される。よって、外部の圧力が応答性良く検知されるためには、間隙7の外部に面する面積は大きい方が好ましい。
間隙7は、平面視で矩形形状であって、蓋体2の前後方向(X1−X2方向)2つの周縁に設けられており、上述の値を使って計算すると、その総面積は0.1〜1mm程度である。また、特許文献1に開示される圧力センサ装置では、図22に示すように、センサ保護用蓋741の中央部に貫通する圧力導入口742が設けられている。この際に、圧力導入口742がハウジング3の幅寸法の1/5の半径である円とし、上述の値を使って計算すると、圧力導入口742の面積は0.12〜1.1mm程度である。
このように、間隙7の総面積は、ハウジング3の幅寸法の1/5の半径を有する円形状の圧力導入口742の面積に相当する。間隙7を蓋体2の周縁に設けることで、間隙7の長手方向の幅をハウジング3の幅寸法と同程度に大きくすることができるので、短い方の幅が0.1〜0.3mm程度と小さくても、間隙7の外部に面する総面積を大きくすることが可能である。
特許文献1に開示される圧力センサ装置では、圧力導入は、図22に示すように、センサ保護用蓋741の中央部に形成される圧力導入口742を介してなされる。また、センサ保護用蓋741は機器筐体711に嵌め込んで固着されている。本実施形態では、圧力導入は、図1に示すように、ハウジング3と蓋体2との寸法公差によって形成されるハウジング3と蓋体2との隙間である間隙7を介してなされる。
ところが、特許文献1に開示される圧力センサ装置においても、センサ保護用蓋741を機器筐体711に嵌め込んで固着するためには、センサ保護用蓋741と機器筐体711との間に寸法公差を設ける必要がある。この寸法公差によって、センサ保護用蓋741と機器筐体711との間には隙間が生じる。よって、特許文献1に開示される圧力センサ装置は、センサ保護用蓋741と機器筐体711との間に生じる隙間と圧力導入口742とを有する。なお、センサ保護用蓋741と機器筐体711との間に生じる隙間には接着剤が埋め込まれて固定されている。
ところが、本実施形態の圧力センサ装置1の圧力導入は、ハウジング3と蓋体2との寸法公差によって形成されるハウジング3と蓋体2との隙間である間隙7のみでなされる。よって、特許文献1に開示される圧力センサ装置に比べて、本実施形態の圧力センサ装置1は、平面サイズを小さくすることが可能であり、小型化に優れる。
特許文献2に開示される圧力センサ装置は、図23に示すように、制御回路チップ815がモールド樹脂体813に埋設され、マイクロフォンチップ810(圧力センサ)がモールド樹脂体813に形成された凹部811内に収納されている。図10に、第1の実施形態に対する第3の変形例の平面略図を示す。本実施形態では、キャビティ8内に圧力センサ5のみしか設置されていないが、第3の変形例ではキャビティ8内に圧力センサ5と制御回路チップ11とが設置される。
特許文献2に開示される圧力センサ装置においては、制御回路チップ815がモールド樹脂体813に埋設されているため、外部に連通する音響孔812は凹部811に対向する蓋体814の領域にしか、即ち圧力センサ装置の一部分にしか形成することができない。ところが、本実施形態の第3の変形例では、間隙7の長手方向の幅は、制御回路チップ11と圧力センサ5とが収容される空洞状態であるキャビティ8の内径に、即ち圧力センサ装置の幅寸法程度に設定することができる。
よって、圧力センサ装置の小型化のために、マイクロフォンチップ810を小型化し凹部811を小さくすると、それに応じて音響孔812の平面サイズを小さくする必要がある。ところが、本実施形態の第3の変形例では、間隙7の長手方向の幅が圧力センサ装置の幅寸法程度に設定することができるので、圧力センサ5を小型化しても、特許文献2に開示される従来技術に比べて間隙7の平面サイズは小さくならない。よって、本実施形態の第3の変形例は、特許文献2に開示される従来技術に比べて、圧力センサ装置の小型化に対する余裕度が大きい。
なお、音響手段として圧力センサ装置が応用される際には、音響による圧力変動の周波数が大きいため、圧力センサ装置の応答性が要求される。この応答性に対して、外部に面する音響孔812の面積は大きいことが好ましい。
部品実装は、一般的にチップマウンタでなされる。このチップマウンタでは、供給装置から供給される部品(圧力センサ装置1)が吸着ノズルで吸着されてピックアップされ、所定の位置に搬送されて実装基板に搭載されることでなされる。吸着ノズルが安定な吸着を行えるためには、吸着ノズルの吸着口の面積は大きくする必要があり、また、部品の吸着される面は平坦であると共に、吸着位置調整の余裕度から部品の吸着される面は大きいことが好ましい。また、搬送工程の時間短縮のためには、吸着ノズルが吸着のために気体を排気する体積は小さいことが好ましい。
本実施形態の圧力センサ装置1の圧力導入は、特許文献2に開示される圧力センサ装置が蓋体814を貫通する音響孔812を有するのに対して、ハウジング3と蓋体2との寸法公差によって形成されるハウジング3と蓋体2との隙間である間隙7のみでなされる。よって、本実施形態においては、制限されることなく蓋体2の表面全面が吸着ノズルの吸着のために用いることができる。
よって、本実施形態によれば、吸着ノズルの吸着口の面積を大きくする余裕度や、圧力センサ装置1の平面サイズを小さくする余裕度があり、部品落下等のない安定な圧力センサ装置1の部品実装を提供できると共に、圧力センサ装置1の小型化に優れる。
また、本実施形態によれば、特許文献2に開示される音響孔812のような貫通孔を蓋体2が有さないため、吸着ノズルの吸着する位置が蓋体2内で制限されることがないので、吸着ノズルの位置調整が容易となり、従来に比べ圧力センサ装置1の部品実装が簡便である。
また、本実施形態によれば、特許文献2に開示される音響孔812のような貫通孔を蓋体2が有さないので、吸着ノズルは、圧力センサ装置1を吸着する際に吸着ノズルと蓋体2の表面とからなる小さい体積を排気すれば吸着が可能であり、従来に比べ圧力センサ装置1の部品実装の搬送時間が短縮される。
本実施形態によれば、図2、図3に示すように、外方に面する蓋体2の上面2aは平坦に形成されている。よって、この平坦な上面2aを吸着するので、吸着ノズルによって安定的に十分な吸着力が得られる。
このように、本実施形態によれば、部品実装が簡便であると共に部品実装の搬送時間が短く、低コストであり、且つ小型化に優れる圧力センサ装置を提供することが可能である。
図5に第1の実施形態の製造方法を説明する概略図を示す。以下に、本実施形態の圧力センサ装置1の製造方法を、図5によって説明する。
図5(a)に示すように、インサート成形によって、一定のピッチで配置される複数のハウジング3とリードフレームとが一体に構成されるハウジング基板20が製作される。この際、各ハウジング3には複数のリード端子21が一体に成形されている。また、各リード端子21の一方の端部は、ハウジング3のキャビティ8内にあり、底壁3aの上面3cに各ハウジング電極21aを構成する。
図5(b)に示すように、各ハウジング3の底壁3aの上面3cの所定の範囲に、塗布装置のディスペンサ22によって液状の熱硬化性樹脂23を塗布する。図5(c)に示すように、この熱硬化性樹脂23を塗布した箇所に圧力センサ5を載置し、100℃〜250℃の温度で30分〜2時間程度の加熱を行い液状の熱硬化性樹脂23を硬化させて圧力センサ5を上面3cに固着する。
図5(c)に示すように、圧力センサ5の上面に設けられる各パッド電極(図示しない)とハウジング3の底壁3aの上面3cに設けられる各ハウジング電極21aとが、金ワイヤ等の各ボンディングワイヤ24によって電気的に接続される。
図5(d)に示すように、ディスペンサ25によって、各ハウジング3の側壁3bに設けられる段差面10a、10bに液状の熱硬化性樹脂9を塗布する。次に、ディスペンサ26によって、ハウジング3の上部に側壁3bに囲まれて形成される開口部4から、圧力センサ5、ボンディングワイヤ24等の上に、液状のポッティング樹脂27を滴下する。
図5(e)に示すように、各ハウジング3の段差面10a、10bの上に、所定の箇所が重なるように蓋体2を載置する。
そして、100℃〜250℃の温度で30分〜2時間程度の加熱を行なう。その結果、液状の熱硬化性樹脂9が硬化されて蓋体2は段差面10a、10bに固着され着設される。また、液状のポッティング樹脂27は柔軟であり低弾性な樹脂に変化し、圧力センサ5、ボンディングワイヤ24等を覆い、それらを保護する。
図5(e)に示すように、印字印刷(図示しない)を行った後に、スライシング装置等によってリード端子21(ハウジング基板20)を切断することで、個片化されて複数の圧力センサ装置1が製作される。
ポッティング樹脂としては、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、ポリイミド樹脂、シリコン樹脂、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、フッ素系樹脂のいずれかを主材料とする化合物であることが好ましい。
熱硬化性樹脂としては、特に耐水性に優れるエポキシ樹脂またはメラミン樹脂のいずれかを主材料とする化合物であることが好ましい。他のフェノール樹脂、ポリエステル樹脂のいずれかを主材料とする化合物を用いることもできる。
図5eにおいて、各ハウジング3の上に各蓋体2を載置することが部品実装でなされる際には、各蓋体2に圧力導入口がないことは上述と同様な議論が成り立つ。即ち、吸着ノズルの吸着口の面積を大きくする余裕度や、各蓋体2の平面サイズを小さくする余裕度があり、部品落下等のない安定な各蓋体2の部品実装を提供できると共に、各蓋体2の部品実装を簡便にする。その結果、圧力センサ装置1の小型化に優れる。
本実施形態では、図1に示すように、間隙7は、平面視で矩形形状である開口部4を蓋体2が覆設し、蓋体2の前後(X1−X2方向)2つの周縁に設けられている。しかし、間隙7は、これに限定される必要はなく、本実施形態の第1の変形例を図6と図7に示す。
図6は、第1の実施形態に対する第1の変形例の平面略図である。図7は、第1の変形例の蓋体を透視して視る平面略図である。第1の変形例では、図6に示すように、間隙7は、蓋体2の前後(X1−X2方向)2つの周縁から、蓋体2の左右(Y1−Y2方向)2つの周縁まで拡がって構成されている。また、蓋体2は、図7に示すように、ハウジング3の側壁3bに形成される段差面10a、10bに載置され、熱硬化性樹脂によってハウジング3に固着される。なお、間隙7は、蓋体2の側面と側壁3bの内周面との間に貫設されている。
このような態様であれば、間隙7の面積(平面視)を大きくできるので、外部の圧力を応答性良く検知する圧力センサ装置が可能である。
図8は、第1の実施形態に対する第2の変形例の平面略図である。図9は、第2の変形例の蓋体を透視して視る平面略図である。この第2の変形例では、間隙7は蓋体2の前後(X1−X2方向)2つの周縁に設けられている。そして、第1の実施形態に比べ間隙7の左右方向(Y1−Y2方向)の長さが短くなっている。なお、この場合も、間隙7は、蓋体2の側面と側壁3bの内周面との間に貫設されている。
ところで、この際には、図9に示すように、段差面10a、10bの面積(平面視)を大きくできる。また、蓋体2は段差面10a、10bに載置され、熱硬化性樹脂によってハウジング3に固着される。よって、蓋体2とハウジング3との接着される面積が大きくできるので、蓋体2はハウジング3により強固に固着される。
上述の例では、間隙7は、蓋体2の2つから4つの周縁に設けられたが、これに限定されるものではない。例えば、蓋体2の1つの周縁に設けることも可能である。
本実施形態の圧力センサ装置は平面視で矩形であるが、これに限定されるものではない。平面視で多角形、円形、及び楕円形等も可能である。また、開口部の平面形状が、多角形、円形、楕円形等の場合も、その形状の周縁に沿って間隙7を設けることが可能である。
ただし、図7、図9には、パッド電極、ハウジング電極、ボンディンワイヤ等を図示していない。
<第2の実施形態>
図11は、第2の実施形態である圧力センサ装置の平面略図である。図12は、第2の実施形態の図11に示すD−D線に沿って切断し矢印方向から視る断面略図である。図13は、第2の実施形態の図11に示すC−C線に沿って切断し矢印方向から視る断面略図である。図14は、図11に示す第2の実施形態である圧力センサ装置の蓋体を透視して視る平面略図である。
第2の実施形態は、第1の実施形態と同じように、間隙7は蓋体2の前後(X1−X2方向)2つの周縁に設けられている。ただし、間隙7の断面形状は、図13に示すように、L字形状をしている。図14に示すように、側壁3bには周回して段差10c(斜線を引いた領域と斜線を引かない領域とを含む)が形成されている。この段差10cによって、図12に示すように、側壁3bにL字の切り込み30が形成される。このようにして、蓋体2の側面及び下面と、L字の切り込み30とから、断面形状がL字である間隙7が形成される。
蓋体2の下面側の間隙7は、図12に示すように、蓋体2とハウジング3を固着する熱硬化性樹脂9の膜厚で形成されている。熱硬化性樹脂9は、例えば、図14に示す斜線を引いた領域である段差10cの左右(Y1−Y2方向)2つの面の1部分に、切欠部3f、3gを中心にして塗布されて設けられる。
ただし、図13、図14には、パッド電極、ハウジング電極、ボンディンワイヤ等を図示していない。
本実施形態では、蓋体2の下面側の間隙7は、熱硬化性樹脂9の膜厚で形成されているが、これに限定されるものではない。例えば、段差10cの斜線を引いた領域を段差10cの斜線を引かない領域より高くなるように段差を設けて形成することもできる。
本発明においては、第1の実施形態、及び第2の実施形態において、間隙7は蓋体2の前後(X1−X2方向)2つの周縁に設けられている。特許文献1に開示される従来技術では、圧力導入口742がセンサチップ721の真上に設けられる。また、特許文献2に開示される従来技術においても、音響孔812がマイクロフォンチップ810のほぼ真上に設けられる。よって、外部の圧力が大きな変動幅で変化する際や、急激に変化する際に、従来技術では、このような外部の圧力変化によって生じる衝撃が集中的に感応部であるダイヤフラムに加わり破損することがあった。
ところが、本発明の第1の実施形態、及び第2の実施形態においては、間隙7は蓋体2の前後(X1−X2方向)2つの周縁に分散され、且つ細長い形状で設けられている。よって、上述のような外部の圧力変化によって生じる衝撃は抑制されて感応部であるダイヤフラム6に伝播される。特に、第2の実施形態では、間隙7がL字形状であることにより、更に衝撃は抑制され、感応部であるダイヤフラム6の損傷は抑制される。
例えば、圧力センサ装置は、タイヤの空気圧やその異常等を監視するタイヤ空気圧監視システム、いわゆるTPMS(Tire Pressure Monitoring System)に用いられることがある。その際に、タイヤがパンクして生じる衝撃が伝播されてダイヤフラム6にクラックや、割れ等の損傷が生じることがある。
また、L字形状の間隙7は、第1の実施形態の直線状の間隙7に対して、L字形状のために外部から圧力センサ5が収納されるキャビティ8内への異物の侵入を防いでくれる。
<第3の実施形態>
図15は、第3の実施形態である圧力センサ装置の平面略図である。図16は、図15に示す第3の実施形態である圧力センサ装置の蓋体を透視して視る平面略図である。図17は、第3の実施形態の図15に示すE−E線に沿って切断し矢印方向から視る断面略図である。
本実施形態では、図16に示すように、側壁3bの上面である斜線の領域に熱硬化性樹脂9が塗布されて、蓋体2がハウジング3に固着されて着設される。そして、間隙7は、図16、図17に示すように、前後(X1−X2方向)の2つの周縁に蓋体2の下面と側壁3bの上面との隙間として形成され設けられる。
本実施形態では、間隙7は熱硬化性樹脂9の膜厚で形成されているが、これに限定されるものではない。例えば、側壁3bの上面に斜線を引いた領域を側壁3bの上面に斜線を引かない領域より高くなるように段差を設けて形成することもできる。
このような態様であることから、図15に示すように、圧力センサ装置の上面に間隙7は形成されてなく、圧力センサ装置の側壁3bの上面を含む領域まで蓋体2に覆われている。このことは、圧力センサ装置の部品実装の際に、吸着ノズルが吸着する面積を大きく確保できる構造である。よって、このような態様であることで、圧力センサ装置の平面サイズをより小型化することが可能である。
ただし、図16、図17には、パッド電極、ハウジング電極、ボンディンワイヤ等を図示していない。
<第4の実施形態>
図18は、第4の実施形態である圧力センサ装置の平面略図である。図19は、第4の実施形態の蓋体を透視して視る平面略図である。図20は、第4の実施形態である図18に示すF−F線に沿って切断し矢印方向から視る断面略図である。
本実施形態では、図19に示すように、側壁3bの上面である斜線の領域に熱硬化性樹脂9が塗布されて、蓋体2がハウジング3に固着されて着設される。そして、間隙7は、図18、図20に示すように、前後(X1−X2方向)の2つの周縁に、蓋体2の側面がなす矩形のキャビティ8側に位置する左右(Y1−Y2方向)に延出する辺2fと側壁3bの上面がなす矩形のキャビティ8側に位置する(Y1−Y2方向)に延出する辺3hとの間に形成され設けられる。
特許文献1及び特許文献2に開示される従来技術においては、各々センサ保護用蓋741に圧力導入口742が、蓋体814に音響孔812が形成されている。圧力導入口742と音響孔812との外部と隔てる距離は、各々センサ保護用蓋741と蓋体814との厚さである。上述のように、本実施形態である間隙7は辺2fと辺3hとがなす隙間からなるので、この間隙7の外部と隔てる距離は、従来技術の外部と隔てる距離に比べて、短くすることが可能となる。
よって、間隙7の外部とキャビティ8とを隔てる距離を非常に狭く設けることができるので、外部の圧力の変化は時間の遅延が抑制されて、感応部であるダイヤフラム6に伝播される。よって、外部の圧力を時間の遅延なく検知することが要求される応用、特に音響分野に対して、本実施形態の構造は適すると言える。
図21に、第4の実施形態の変形例を示す。図21は、第4の実施形態である図18に示すF−F線に沿って切断し矢印方向から視る断面略図である。このように、この変形例では、蓋体2が、間隙7の外側に庇部2eを有している。この庇部2eの下面と側壁3bの上面との間隔は十分な距離に隔てられ、この箇所で外部の圧力の伝播が遅延しないように設定されている。
このような態様であることで、蓋体2は、圧力センサ装置の側壁3bの上面を含む領域まで覆っている。このことは、圧力センサ装置の部品実装の際に、吸着ノズルが吸着する面積が大きく確保できる構造である。よって、このような構造である圧力センサ装置はより小型化に優れる。
ただし、図19、図20、図21には、パッド電極、ハウジング電極、ボンディンワイヤ等を図示していない。
1 圧力センサ装置
2 蓋体
3 ハウジング
4 開口部
5 圧力センサ
6 ダイヤフラム
7 間隙
8 キャビティ
9、23 熱硬化性樹脂
10 段差面
11 制御回路チップ

Claims (12)

  1. 外部の圧力を検知する圧力センサと、前記圧力センサを収納するハウジングと、前記ハウジングに固定される蓋体と、前記外部の圧力を導入する圧力導入部と、を有し、
    前記ハウジングが、前記圧力センサが固着される底壁と、前記底壁の周縁に立設される側壁と、前記側壁の上面に囲まれて形成される開口部と、を有して構成され、前記蓋体は前記開口部と対向して設けられており、
    前記側壁の上面には切欠部が設けられており、
    前記蓋体は、前記蓋体の平面方向に突出する突出部を有し、
    前記圧力導入部は、前記突出部が前記切欠部にて固定された状態で、前記蓋体と前記ハウジングとの間に形成される間隙であることを特徴とする圧力センサ装置。
  2. 平面視にて直交する2方向を前後方向と左右方向としたとき、
    前記圧力導入部は、前記蓋体の前記前後方向の周縁に設けられ、前記突出部は、前記蓋体の前記左右方向に設けられることを特徴とする請求項1記載の圧力センサ装置。
  3. 前記間隙は、前記蓋体の前記前後方向における両側の周縁に沿って設けられることを特徴とする請求項2記載の圧力センサ装置。
  4. 前記間隙は、前記蓋体の前後方向から前記左右方向の一部にかけて形成されていることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の圧力センサ装置。
  5. 前記間隙は、前記蓋体の周縁に沿って細長い形状で形成されることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の圧力センサ装置。
  6. 前記蓋体は、前記突出部を除いて、平面視にて前記開口部内に位置していることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の圧力センサ装置。
  7. 前記間隙の縦断面形状は、L字形状であることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の圧力センサ装置。
  8. 前記側壁には、前記間隙が形成される位置に段差が形成され、前記蓋体の側面及び下面と前記側壁の前記段差との間に前記L字形状の間隙が形成されることを特徴とする請求項7記載の圧力センサ装置。
  9. 前記間隙は、前記蓋体の側面が前記ハウジングの前記側壁の内周面と対向することで形成されることを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の圧力センサ装置。
  10. 前記間隙は、前記蓋体の下面が前記ハウジングの前記側壁の上面と対向することで形成される特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の圧力センサ装置。
  11. 前記蓋体の上面は、前記ハウジングの前記側壁の上面と同じ高さであることを特徴とする請求項1ないし請求項10のいずれか1項に記載の圧力センサ装置。
  12. 前記蓋体の上面は、平坦であることを特徴とする請求項1ないし請求項11のいずれか1項に記載の圧力センサ装置。
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