JP5755007B2 - 図面管理サーバ、図面管理プログラム、及び図面管理システム - Google Patents
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Description
各現場では、例えば、部材を変更したり、配線や配管を変更したりなど、作業状況に応じて各種の変更がなされることがあり、この場合、現場などで設計図面に変更内容が手書きで加筆修正される。
そして、加筆修正された写しを後に回収して集結し、変更内容を元の設計図面上に手作業で筆写して、現場での変更履歴を反映した設計図面を作成している。当該筆写後の設計図面が建築物の原本図面となる。
このような設計図面の変更を容易に行い、他の作業者と変更内容を、迅速に共有する技術として特許文献1の「図面管理システム」がある。
特許文献1の実施の形態2では、サーバに記憶してある図面データをクライアント端末にダウンロードし、クライアント端末で当該図面データを変更した場合に、当該変更がサーバに記憶してある図面データに反映されるようになっている。
一方、建設現場では、情報処理能力の限られた携帯端末を用い、作業者が作業と平行しながら容易に図面データを変更できるものでなければならない。
そのため、特許文献1の技術では、作業現場で容易に設計図面を変更したり、また、変更を反映させた設計図面を作業現場で迅速に共有することができないという問題があった。
請求項2に記載の発明では、前記ユーザが行った変更操作は、手書き入力による操作であり、該図面管理サーバの前記記憶した図面データの解像度に基づいて変換した仮想的な高解像度データである前記筆跡データは、高解像度の座標系上で筆跡上の離散点をサンプリングし、これを直線や曲線で補完するなどして生成した高解像度の座標系で表現するベクトルデータであることを特徴とする請求項1に記載の図面管理サーバを提供する。
請求項3に記載の発明では、前記受信した変更履歴データを前記追加する前に表示する追加前表示手段と、前記表示した変更履歴データに対する承認を受け付ける承認受付手段と、を具備し、前記追加手段は、前記承認を受け付けた場合に前記変更履歴データを追加することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の図面管理サーバを提供する。
請求項4に記載の発明では、前記複数の端末は、複数の組に分けられており、同じ組に属する端末に対して、前記変更履歴データを追加する前であっても、前記変更履歴データが前記同じ組に属する端末で表示可能なように当該変更履歴データを送信することを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の図面管理サーバを提供する。
請求項5に記載の発明では、前記変更履歴データ受信手段で受信した筆跡データを仮想的な高解像度データに変換する変換処理手段を具備したことを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1項に記載の図面管理サーバを提供する。
請求項6に記載の発明では、前記変更履歴データ受信手段で受信した筆跡データは、前記端末で仮想的な高解像度データに変換されたデータであることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1項に記載の図面管理サーバを提供する。
請求項7に記載の発明では、図面データを記憶した図面データ記憶機能と、ユーザが使用する複数の端末に前記記憶した図面データに基づく表示用のデータを送信するデータ送信機能と、前記端末で表示した表示用のデータに対してユーザが当該端末を介して行った変更操作に応じた変更履歴を特定する変更履歴データを当該端末から受信する変更履歴データ受信機能と、前記受信した変更履歴データによる変更履歴を前記記憶した図面データに当該図面データとは別のデータとして追加する追加機能と、前記データ送信機能は、前記表示用のデータを送信する端末の表示能力に応じて、前記記憶した図面データに所定のデータ変換処理を施すことで前記表示用のデータを生成し、前記追加機能は、前記受信した変更履歴データを順次追加させることをコンピュータに実現させる図面管理プログラムであって、前記ユーザが行った変更操作は、手書き入力による操作であり、前記変更履歴を特定する変更履歴データは筆跡データであり、前記筆跡データは、前記記憶した図面データの解像度に基づいて変換した仮想的な高解像度データであることを特徴とする図面管理プログラムを提供する。
請求項8に記載の発明では、請求項1から請求項6の何れか1項に記載の図面管理サーバと、この図面管理サーバとオフラインで接続可能であり、ユーザが使用する複数の端末とからなり、該複数の端末が、前記筆跡データを、該図面管理サーバの前記記憶した図面データの解像度に基づいて変換した仮想的な高解像度データに変換する高解像度変換手段を具備することを特徴とする図面管理システムを提供する。
管理サーバ2(図1)は、設計図面を構成する図面データ4を記憶しており、端末3a〜3cから要求があると、図面データ4から端末表示用の端末用の図面データを生成して端末3a〜3cに送信する。
例えば、端末3aで設計図面に手書き修正が行われると、端末3aは、筆跡を特定する筆跡データを含む属性情報5a1を管理サーバ2に送信する。
属性ファイル6に属性情報5a1が追加されると、端末3a〜3cで、属性情報5a1による筆跡を図面データ4に重畳して表示することができる。
属性ファイル6に端末3a〜3cの属性を追加していくことにより、端末3a〜3cでの手書き修正の内容を追加していくことができる。
なお、端末3a〜3cは、通常オフラインとなっており、ユーザである作業者が管理サーバ2に接続して図面データ4や属性ファイル6をダウンロードして表示することができる。
図1は、図面管理システム1の構成を説明するための図である。
図面管理システム1は、管理サーバ2、端末3a、3b、3c、・・・、タイムスタンプサーバ8などから構成されている。以下では、端末3a、3b、3c、・・・、を特に区別しない場合は、単に端末3と記す。
管理サーバ2は、図面DB(データベース)で図面データ4を記憶している。
図面データ4は、設計図面(設計図書)を表示、印刷するためのデータであり、例えば、PDF(Portable Document Format)データやCADデータによって構成されている。
図面データ4は、属性ファイル6の属性情報5(以下、属性情報5a1などを特に区別しない場合は、属性情報5と記す)を表示するレイヤを備えており、当該レイヤにて属性情報5a1、属性情報5b1、・・・などにより手書き修正を表示することができる。
なお、この実施形態では、端末3での図面データ4に対する変更は、手書き入力による筆跡を例に説明するが、本発明は、これに限られない。例えば、マウスなどの入力装置により、一覧から所定の図形やマークを選択して貼り付けるといった変更も可能である。
本実施の形態の図面データ4は、家屋や集合住宅などの設計図面を対象とするが、高層建築の設計図面、プラント建設図面、機械の組立図面など、複数の作業者が同一の図面を用いて作業するものに広く適用することができる。
管理サーバ2は、オフラインとなっている端末3からアクセスがあり、図面データ4の送信要求があった場合、図面データ4を、所定の大きさの所定の形式の端末用の図面データを端末用の図面データに変換し、即ち、解像度を下げた端末用の図面データに変換して)、属性ファイル6と共に送信する。
一般に図面データ4は、A0サイズ、A1サイズなどの大判サイズのものがあり、また、PDFデータやCADデータで構成されている。
これをそのまま送信して端末3で使用すると、データ量が多くて送信に時間がかかるうえ、これらPDFデータやCADデータを操作するプログラムを端末3に実装しなければならず、端末3に大きな情報処理負荷をかけてしまう。
更に、手書き入力するためには、設計図面の表示解像度は150dpi程度で可能である。
管理サーバ2は、端末3で適切に図面が表示されるように、端末3の表示能力に応じた解像度に変更した図面データ4を送信するようになっている。
なお、これは一例であって、図面データ4を端末3に送信するように構成することも可能である。例えば、図面データ4がA4サイズのJPEGデータの場合、管理サーバ2から端末3に図面データ4をそのまま送信することが可能である。
管理サーバ2では、管理者が属性情報5の中身を見ることができ、承認するか否か判断する。
そして、管理者が承認した場合、管理サーバ2は、属性情報5を、最も新しい属性情報5の後ろに追加して属性ファイル6のバージョンアップを図る。
これにより、更新(バージョンアップ)された属性ファイル6をダウンロードする端末3は、最も新しい属性情報5による手書き修正を表示することができる。
端末3は、ネットワーク接続可能な携帯端末(モバイル端末)であって、作業者が作業現場に携行する。
端末3は、オフライン端末として使用され、作業者が端末3を操作して管理サーバ2にアクセスすることにより、管理サーバ2から端末用の図面データと属性ファイル6をダウンロードする。なお、端末3をオンライン端末としてもよい。
作業者は、タッチパネルを指先やスタイラスペンなどで触れることにより筆跡の入力や端末3の操作を行うことができる。
表示された設計図面は、例えば、タッチパネルを指先で触れて所定の動きを行うことにより拡大したり、移動したりすることができる。
なお、管理サーバ2が属性ファイル6によって設計図面に手書き修正を重畳した画像で端末用の図面データを作成するように構成することもできる。この場合、属性情報5による手書き修正が端末用の図面データに含まれるため、端末3は、端末用の図面データだけをダウンロードすればよい。
例えば、手書きによって、設計図面上の「棚:メラミン合板(造作)」なる記載に×印を記し、更に「シナ合板+CLに変更」なる記載を行い、当該記載の周りを曲線で囲むことができる。
作業者は、手書き入力が完了すると、端末3を操作して、管理サーバ2に属性情報5を送信する。
タイムスタンプサーバ8は、デジタルデータに対して日時刻証明を行うサーバである。
タイムスタンプサーバ8は、正確に時刻調整された時計装置と自身の秘密鍵を有している。
タイムスタンプサーバ8は、管理サーバ2から管理者の電子署名を受信すると、これに時計装置の日時刻を付与して秘密鍵で署名することによりタイムスタンプを生成し、管理サーバ2に送信する。
管理サーバ2は、CPU21、ROM22、RAM23、通信装置24、表示装置25、入力装置26、記憶装置27などを備えている。
CPU21は、各種プログラムに従って情報処理を行ったり、管理サーバ2の各部を制御する中央情報処理装置である。
ROM22は、管理サーバ2が動作するための基本的なプログラムやパラメータを記憶した読み取り専用のメモリである。
RAM23は、CPU21が図面管理処理などを行う際にワーキングメモリを提供する読み書きが可能なメモリである。
管理サーバ2は、通信装置24を介して、端末3に図面データ4の端末用の図面データや属性ファイル6を送信したり、端末3から属性情報5を受信したりする。
入力装置26は、例えば、キーボードやマウスなどの入力デバイスを備えており、作業者からの操作を受け付ける。
図面DBと端末DBについては、後ほど説明する。また、管理サーバ2が記憶する作業者DBには、作業者の社員番号、氏名、ユーザIDやパスワードなどの認証情報、操作を担当する端末3の端末IDなどが記憶されている。
端末3は、CPU31、ROM32、RAM33、通信装置34、表示装置35、画面入力装置36、記憶装置37などを備えている。
ROM32は、端末3が動作するための基本的なプログラムやパラメータを記憶した読み取り専用のメモリである。
RAM33は、例えば、CPU31が設計図面を表示したり、手書きによる変更を受け付ける際にワーキングメモリを提供する読み書きが可能なメモリである。
端末3は、通信装置34を介して、管理サーバ2から図面データ4の端末用の図面データを受信したり、管理サーバ2に属性情報5を送信したりすることができる。
画面入力装置36は、タッチパネルを備えており、作業者からの手書きによる入力を受け付ける。
タッチパネルと表示画面は、座標軸によって対応づけられており、端末3は、タッチパネルでタッチされた箇所の座標値に設定された画素を駆動することにより手書きによる筆跡を表示する。
図面データ4は、CADデータなどで構成されており、ファイル名として図面ファイル名と拡張子(拡張子Aとする)が付与されている。
属性ファイル6には、当該属性ファイル6に係る図面データ4と同じファイル名と、図面データ4と異なる拡張子(拡張子B)が付与されている。
なお、これは一例であって、図面データ4と属性ファイル6のファイル名を同じにする必要はなく、何らかの方法で図面データ4と属性ファイル6が対応づけられていればよい。
担当者情報は、手書き修正を行う作業者に関する情報であり、例えば、所属部署、氏名などにより構成されている。
署名情報は、端末3から送信されてきた属性情報(端末ID、筆跡データ、修正コメントなど)のハッシュ値に対して管理者が自身の秘密鍵で行った電子署名と、当該電子署名に対してタイムスタンプサーバ8が発行したタイムスタンプを用いて構成されている。
以下の処理は、端末A、Bに関しては、端末A、BのCPU31が図面利用プログラムに従って行い、管理サーバ2に関しては、CPU21が図面管理プログラムに従って行うものである。
端末Aは、管理サーバ2から端末用の図面データと属性ファイル6を受信すると、これを用いて設計図面を属性ファイル6による手書き修正と共に表示する(ステップ15)。そして、端末Aは、再びオフラインに戻る。
作業者Aが変更を完了すると(例えば、作業者Aが終了ボタンをタッチする)、端末Aは、オンラインとなって、属性情報5を管理サーバ2に送信する(ステップ40)。
管理者が属性情報5を閲覧して承認すると(例えば、承認ボタンをクリックするなどすると)(ステップ45)、管理サーバ2は、タイムスタンプサーバ8にアクセスして、属性情報5に対するタイムスタンプを取得する(ステップ50)。
次に、属性情報5を属性ファイル6に追加して属性ファイル6を変更(更新)する(ステップ55)。
端末Bは、更新後の属性ファイル6によって、設計図面と共に、端末Aでなされた手書き修正を表示する(ステップ70)。
また、属性ファイル6による手書きによる筆跡を反映した図面データ4を紙媒体に印刷すれば、原本設計図面となる。
変形例に係る図面管理システム1では、端末3にサブグループを設定し、サブグループ内の端末3では、属性ファイル6のレビジョンアップによって変更内容を閲覧できるようにし、バージョンアップによって、全ての端末3で閲覧できるようにするものである。
これにより、例えば、電気配線を行う複数の作業者の端末3でサブグループを設定し、これら密接にかかわる作業を行う者の間では、承認前の変更を迅速に参照することができる。
端末3a〜3cは、サブグループAに、端末3d〜3fは、サブグループBに、端末3g〜3iは、サブグループCに設定されている。
例えば、端末3a〜3iは、ある家屋について、同じ図面データ4を利用する端末3であり、そのうち、端末3a〜3cは、複数の電気配線作業者がそれぞれ所持し、端末3d〜3fは、複数の配管作業者がそれぞれ所持し、端末3g〜3iは、複数の内装作業者がそれぞれ所持している。
管理サーバ2では、承認を経ずに、属性情報5によって属性ファイル6をレビジョンアップする。
一方、サブグループB、Cの端末3d〜3iでは、レビジョンアップ前の属性ファイル6による手書き修正が表示され、レビジョンアップによって更新された属性ファイル6は、閲覧することができない。
端末3aが送信した属性情報5が管理者によって承認され、属性ファイル6が属性情報5によって正式にバージョンアップされると、サブグループB、Cに属する端末3d〜3iも端末3aで行われた手書き修正を閲覧することができるようになる。
作業者A1、A2、Bが操作する端末A1、A2、Bは、同じグループに属しており、このうち、端末A1、A2は、同じサブグループに属し、端末Bは、異なるサブグループに属している。
まず、端末A1は、端末用の図面データを表示しているものとする(ステップ105)。
すると、管理サーバ2は、属性情報5を受信して属性ファイル6をレビジョンアップして仮属性ファイルとする(ステップ130)。
端末A2は、端末用の図面データによって設計図面を表示すると共に、仮属性ファイルを用いて端末A1で行われた手書き修正を表示する(ステップ145)。
なお、異なるサブグループの端末Bが設計図面を要求したとしても、管理サーバ2は、レビジョンアップ前の属性ファイル6のみを送信し、端末A1による手書き修正は表示されない。
他のサブグループに属する端末Bが設計図面を要求すると(ステップ160)、管理サーバ2は、端末用の図面データとバージョンアップした属性ファイル6を送信する(ステップ165)。
そして、端末Bは、端末A1で行われた手書き修正を表示する(ステップ170)。
以上では、図面管理システム1の構成、及び動作について説明したが、次に、大判図面(A0、A1、長尺)を端末3で手書きにより加筆修正する際の技術的内容について説明する。
実施の形態で説明したように、大判の図面データ4をそのまま端末3に送信して使用することは困難である。
例えば紙の印刷用には400dpiのJPEGが必要でも、端末3では150dpiあれば閲覧用として実用になる。このように、図面データ4の解像度を下げた端末用の図面データを用いることにより、データ送信、及び設計図面の表示を高速化することができる(端末3で数秒程度)。
管理サーバ2は、座標管理を行うことによって、筆跡データによる筆跡を高解像度の図面データ4と重ねることにより、高解像度の図面データ4を損なうことなく、追加修正を反映することができる。
即ち、作業者が行った筆跡を端末用の図面データに合わせた低解像度(例えば、150dpi)で記録して、そのまま図面データ4に反映すると、筆跡が粗い解像度のまま図面データ4に反映されるため、線の太さや曲線の表現などが損なわれ、紙に印刷するデータとしては不十分な場合が生じる。
そして、端末3は、高解像度で管理された座標系に、低解像度の端末用の図面データを演算しながら表示を行う。演算上端数が出る場合は、四捨五入などの規則により、高解像度仮想座標への表示をするかしないかを決定する。
このように、端末3は、高解像度の筆跡データを生成して管理サーバ2に送信する。
これにより得られた筆跡データを管理サーバ2内の図面データ4と結合すれば、紙媒体への印刷に十分な品質を確保することができる。
この場合、管理サーバ2は、低解像度の筆跡データを仮想的な高解像度の座標系上に展開して高解像化を図る。
そこで、筆跡データを、高解像度の座標系で表現するベクトルデータとすると、データ量を少なくしてメモリの消費を節約することができる。
ベクトルデータの生成は、例えば、高解像度の座標系上で筆跡上の離散点をサンプリングし、これを直線や曲線で補完するなどして生成することができる。
なお、手書き修正が非常に多くなれば、端末3での表示に時間がかかることも考えられるが、一般に手書き修正量は少ないことや、仮に手書き修正が大量にある場合でも、手書き修正途中で端末3での作業を自動的に一端中断して管理サーバ2に送信し、管理サーバ2で手書き修正が反映されてから作業を再開するなどの運用を行えば、端末3では一定量のデータに抑えることが可能となる。
(1)作業現場において、端末3に表示された設計図面への変更を手書きにて行うことができる。
(2)図面データ4の他に属性ファイル6を用いることにより、端末3での手書き修正やその他の情報を、図面データ4を変更することなく当該図面データ4に対応づけることができる。
(3)属性ファイル6を更新することにより、他の端末3と共に変更を共有することができる。
(4)属性ファイル6により変更履歴が残るため、作業者は、変更履歴を確認することにより誤作業を防止することができる。
(5)属性情報5に対してタイムスタンプを付与するため、変更履歴の改竄を防止することができる。
(6)属性情報5に変更を担当した作業者と管理者の情報がタイムスタンプ付きで残るため、変更担当者及び承認者の責務の明確化と否認の防止を図ることができる。
(7)電子化された電子図面を管理サーバ2より複数の端末3にコピー配信し、それぞれの端末3にて同時並行的に追記・修正が可能となる。この追記・修正内容を管理サーバ2にアップロードし、複数の作業者による同時並行的な追記・修正内容を同一図面として閲覧が可能となる。
管理サーバ2は、図面DBに図面データ4を記憶しているため、図面データを記憶した図面データ記憶手段を備えている。
また、管理サーバ2は、ユーザが使用する複数の端末3に対して、図面データ4に基づく端末用の図面データ、あるいは、可能な場合は図面データ4を送信して図面を表示させるため、ユーザ(例えば、作業現場で作業者)が使用する複数の端末3に前記記憶した図面データ4に基づく表示用のデータを送信するデータ送信手段を備えている。
また、管理サーバ2は、端末3で入力操作(例えば手書きされた)変更履歴(例えば筆跡)を特定する変更履歴データを含む属性情報5を受信するため、前記端末3で表示した図面に対してユーザが当該端末を介して行った変更操作に応じた変更履歴を特定する変更履歴データを当該端末3から受信する変更履歴データ受信手段を備えている。
また、管理サーバ2は、受信した属性情報5による変更履歴を属性ファイル6に追加するため、前記受信した変更履歴データによる変更履歴を前記記憶した当該図面データ4とは別のデータとして追加する追加手段を備えている。
このように、管理サーバ2は、これらの手段を備えた図面管理サーバとして機能している。
また、管理サーバ2は、属性ファイル6に属性情報5を順次追加していくため、前記追加手段は、前記受信した変更履歴データを順次追加する。
また、管理サーバ2は、図面データ4から、例えば、150dpiの端末用の図面データを生成して取得するため、前記記憶した図面データから前記所定の解像度よりも低い解像度の表示用データを取得するデータ取得手段を備えている。
また、管理サーバ2は、端末用の図面データを端末3に送信するため、前記取得した表示用のデータをユーザが使用する端末に送信するデータ送信手段を備えている。
また、管理サーバ2は、端末3から変更履歴データを受信するため、前記端末で表示した表示用のデータに対してユーザが当該端末を介して行った変更操作に応じた変更履歴を特定する変更履歴データを当該端末から受信する変更履歴情報受信手段を備えている。
また、管理サーバ2は、変更履歴データが、図面データ4と同じ解像度(例えば、400dpi)で構成されている場合は、変更履歴データの変更履歴を図面データ4に追加し、図面データ4の解像度よりも低い解像度(例えば、150dpi)で構成されている場合は、図面データ4の解像度と同じ解像度に変換した上、変更履歴に適当な成形を施すなどして図面データ4に追加するため、前記受信した変更履歴データによる変更履歴を前記記憶した図面データに追加する追加手段を備えている。
また、端末3は、端末用の図面データを用いて図面を表示するため、前記受信した表示用のデータを用いて図面を表示する図面表示手段を備えている。
また、端末3は、例えば、図面の表示を150dpiで行い、仮想的に解像度を400dpiとしたレイヤで手書きによる変更を受け付けるため、と、前記表示用のデータの解像度よりも高い解像度が設定されたレイヤにおいて、前記端末で表示した図面に対してユーザが入力作業をした変更履歴を取得する変更履歴取得手段を備えている。
また、端末3は、取得した変更履歴を変更履歴データとして管理サーバ2に送信するため、前記取得した変更履歴を特定する変更履歴データを前記管理サーバに送信する変更履歴情報送信手段を備えている。
2 管理サーバ
3 端末
4 図面データ
5 属性情報
6 属性ファイル
8 タイムスタンプサーバ
21 CPU
22 ROM
23 RAM
24 通信装置
25 表示装置
26 入力装置
27 記憶装置
31 CPU
32 ROM
33 RAM
34 通信装置
35 表示装置
36 画面入力装置
37 記憶装置
Claims (8)
- 図面データを記憶した図面データ記憶手段と、
ユーザが使用する複数の端末に前記記憶した図面データに基づく表示用のデータを送信するデータ送信手段と、
前記端末で表示した表示用のデータに対してユーザが当該端末を介して行った変更操作に応じた変更履歴を特定する変更履歴データを当該端末から受信する変更履歴データ受信手段と、
前記受信した変更履歴データによる変更履歴を前記記憶した図面データに当該図面データとは別のデータとして追加する追加手段と、を具備し、
前記データ送信手段は、前記表示用のデータを送信する端末の表示能力に応じて、前記記憶した図面データに所定のデータ変換処理を施すことで前記表示用のデータを生成し、
前記追加手段は、前記受信した変更履歴データを順次追加する図面管理サーバであって、
前記変更履歴を特定する変更履歴データは筆跡データであり、前記筆跡データは、該図面管理サーバの前記記憶した図面データの解像度に基づいて変換した仮想的な高解像度データであることを特徴とする図面管理サーバ。
- 前記ユーザが行った変更操作は、手書き入力による操作であり、該図面管理サーバの前記記憶した図面データの解像度に基づいて変換した仮想的な高解像度データである前記筆跡データは、高解像度の座標系上で筆跡上の離散点をサンプリングし、これを直線や曲線で補完するなどして生成した高解像度の座標系で表現するベクトルデータであることを特徴とする請求項1に記載の図面管理サーバ。
- 前記受信した変更履歴データを前記追加する前に表示する追加前表示手段と、
前記表示した変更履歴データに対する承認を受け付ける承認受付手段と、
を具備し、
前記追加手段は、前記承認を受け付けた場合に前記変更履歴データを追加することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の図面管理サーバ。
- 前記複数の端末は、複数の組に分けられており、同じ組に属する端末に対して、前記変更履歴データを追加する前であっても、前記変更履歴データが前記同じ組に属する端末で表示可能なように当該変更履歴データを送信することを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の図面管理サーバ。
- 前記変更履歴データ受信手段で受信した筆跡データを仮想的な高解像度データに変換する変換処理手段を具備したことを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1項に記載の図面管理サーバ。
- 前記変更履歴データ受信手段で受信した筆跡データは、前記端末で仮想的な高解像度データに変換されたデータであることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1項に記載の図面管理サーバ。
- 図面データを記憶した図面データ記憶機能と、
ユーザが使用する複数の端末に前記記憶した図面データに基づく表示用のデータを送信するデータ送信機能と、
前記端末で表示した表示用のデータに対してユーザが当該端末を介して行った変更操作に応じた変更履歴を特定する変更履歴データを当該端末から受信する変更履歴データ受信機能と、
前記受信した変更履歴データによる変更履歴を前記記憶した図面データに当該図面データとは別のデータとして追加する追加機能と、
前記データ送信機能は、前記表示用のデータを送信する端末の表示能力に応じて、前記記憶した図面データに所定のデータ変換処理を施すことで前記表示用のデータを生成し、
前記追加機能は、前記受信した変更履歴データを順次追加させることをコンピュータに実現させる図面管理プログラムであって、
前記ユーザが行った変更操作は、手書き入力による操作であり、前記変更履歴を特定する変更履歴データは筆跡データであり、前記筆跡データは、前記記憶した図面データの解像度に基づいて変換した仮想的な高解像度データであることを特徴とする図面管理プログラム。
- 請求項1から請求項6の何れか1項に記載の図面管理サーバと、
この図面管理サーバとオフラインで接続可能であり、ユーザが使用する複数の端末とからなり、
該複数の端末が、前記筆跡データを、該図面管理サーバの前記記憶した図面データの解像度に基づいて変換した仮想的な高解像度データに変換する高解像度変換手段を具備することを特徴とする図面管理システム。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011085885A JP5755007B2 (ja) | 2011-04-08 | 2011-04-08 | 図面管理サーバ、図面管理プログラム、及び図面管理システム |
PCT/JP2012/055751 WO2012137567A1 (ja) | 2011-04-08 | 2012-03-07 | 図面管理サーバ、図面管理プログラム、及び図面管理システム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2011085885A JP5755007B2 (ja) | 2011-04-08 | 2011-04-08 | 図面管理サーバ、図面管理プログラム、及び図面管理システム |
Publications (2)
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