JP2017227960A - 図面管理装置及び図面管理システム - Google Patents

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英男 吉岡
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Abstract

【課題】図面のバージョンに関する確認を容易に行う。
【解決手段】図面管理装置10は、コード情報生成サーバ40及びバージョン問い合わせサーバ50を備え、コード情報生成サーバ40は、図面データを入力する図面入力部41と、図面データのバージョンを識別可能な識別情報を生成する識別情報生成部42と、識別情報を読み取り可能なコード情報を生成するコード情報生成部43と、図面データと当該図面データに係るコード情報とをあわせて表示又は印刷するための出力用データを生成して出力する出力用データ出力部44とを有し、バージョン問い合わせサーバ50は、検証用の識別情報を入力する検証用識別情報入力部51と、検証用の識別情報と識別情報生成手段によって生成された識別情報とを比較して図面データのバージョンの検証を行う検証部52と、検証結果に応じた情報の出力を行う検証結果出力部53とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、図面管理装置及び図面管理システムに関する。
例えば建設・建築工事の現場等では、作業員は設計図等の図面に基づいて作業を行う。これらの図面は、建設・建築対象物の仕様変更等によりバージョンが更新される場合がある。仮に古いバージョンの図面に基づいて作業を行ってしまうと手戻りが発生する虞があるため、作業員は、使用している図面のバージョンが最新のものであることを確認する必要がある。
そこで、従来、図面のバージョンに関する確認を行うことができる図面管理システムが知られている。例えば、下記特許文献1において開示される図面管理システムでは、作業員に対して電子メールで図面の更新情報が送信されることにより、或いは、作業員が当該システムにログインした際に図面の更新情報が表示されることにより、図面のバージョンが更新されたことが作業員に周知される。
特開2008−282081号公報
しかしながら、実際の建設・建築工事の現場等では、作業員は、紙に印刷した図面を使用する場合も多く、この場合、一度印刷した図面を使い続けることも多い。このような状況において、上述した図面管理システムでは、作業員は、電子メール又は当該システムへのログイン画面を確認しなければ、紙に印刷した手元の図面のバージョンに関する確認を行うことができない。このため、例えば建設・建築工事の現場等において、図面のバージョンに関する確認を行うことは容易ではなかった。
そこで、本発明は、図面のバージョンに関する確認を容易に行うことができる図面管理装置及び図面管理システムを提供することを目的とする。
本発明の図面管理装置は、図面データを入力する図面入力手段と、図面入力手段によって入力された図面データに対して、当該図面データのバージョンを識別可能な識別情報を生成する識別情報生成手段と、識別情報生成手段によって生成された識別情報を読み取り可能なコード情報を生成するコード情報生成手段と、図面入力手段によって入力された図面データと、コード情報生成手段によって生成された当該図面データに係るコード情報とをあわせて表示又は印刷するための出力用データを生成して出力する出力用データ出力手段と、検証用の識別情報を入力する検証用識別情報入力手段と、検証用識別情報入力手段によって入力された検証用の識別情報と、識別情報生成手段によって生成された識別情報とを比較して、当該検証用の識別情報に係る図面データのバージョンの検証を行う検証手段と、検証手段による検証結果に応じた情報の出力を行う検証結果出力手段と、を備える。
この図面管理装置によれば、図面データのバージョンを確認したい場合には、当該図面データに係る出力用データに含まれるコード情報から、検証用の識別情報を読み取る。そして、読み取られた検証用の識別情報と、過去に生成された識別情報とを比較することによって、図面データのバージョンの検証が行われる。更に、検証結果に応じた情報が出力されることによって、図面データのバージョンが周知される。よって、図面のバージョンに関する確認を容易に行うことができる。
本発明の図面管理装置では、コード情報生成手段は、コード情報としてバーコードを生成してもよい。この構成によれば、バーコードを読み取り可能な汎用の機器を用いて、表示又は印刷された出力用データのコード情報から識別情報を容易に読み取ることができる。
本発明の図面管理装置では、コード情報生成手段は、検証用の識別情報の入力先を示す入力先情報も読み取り可能なコード情報を生成してもよい。この構成によれば、出力用データに基づいて表示又は印刷されたコード情報から入力先情報も読み取ることによって、検証用の識別情報の入力先に容易にアクセスすることができる。
本発明の図面管理システムは、上記図面管理装置と、出力用端末とを含む図面管理システムであって、出力用端末は、図面管理装置から出力された出力用データを入力する出力用データ入力手段と、出力用データ入力手段によって入力された出力用データの表示又は印刷を行う表示印刷手段と、を備える。
この図面管理システムによれば、出力用データを入力すると共に表示又は印刷を行う出力用端末を備える。このため、本発明を好適に実施することができる。
本発明の図面管理システムは、上記図面管理装置と、検証用端末とを含む図面管理システムであって、検証用端末は、表示又は印刷された出力用データのコード情報から、識別情報を読み取る識別情報読取手段と、識別情報読取手段によって読み取られた識別情報を、検証用の識別情報として図面管理装置に出力する検証用識別情報出力手段と、検証用識別情報出力手段による検証用の識別情報の出力に応じて、図面管理装置から、検証結果に応じた情報を入力する検証結果入力手段と、を備える。
この図面管理システムによれば、出力用データのコード情報から検証用の識別情報を読み取って図面管理装置に出力すると共に、当該検証用の識別情報に係る図面データのバージョンの検証結果に応じた情報を図面管理装置から入力する検証用端末を備える。このため、本発明を好適に実施することができる。
本発明によれば、図面のバージョンに関する確認を容易に行うことが可能となる。
本実施形態に係る図面管理システムを示すブロック図である。 コード情報の一例を示す図である。 出力用データを表示した表示画面の一例を示す図である。 図面管理システムにおいて実行される図面データの登録処理を示すシーケンス図である。 図面管理システムにおいて実行される出力用データの印刷処理を示すシーケンス図である。 図面管理システムにおいて実行される図面データのバージョンの検証処理を示すシーケンス図である。
以下、図面と共に本発明に係る図面管理装置及び図面管理システムについて詳細に説明する。なお、図面の説明においては同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本実施形態に係る図面管理システムを示すブロック図である。図1に示す図面管理システム1は、図面データのバージョンに関する確認を容易に行うことができるように図面データを管理するシステムである。図面管理システム1によって管理される図面データとしては、例えば、建設・建築工事のための設計図・発注図・竣工図等のデータが挙げられる。このような図面データは、建設・建築対象物の仕様変更等によりバージョンが更新される。図面管理システム1は、図面管理装置10と、出力用端末20と、検証用端末30とを備えている。
図面管理装置10は、図面データと図面データのバージョンに関する情報とを管理すると共に、図面データのバージョンの検証を行うための装置である。図面管理装置10は、外部の端末であるユーザ端末60と通信して、ユーザ端末60から図面データを受信する。出力用端末20は、出力用データの印刷を行うための端末である。検証用端末30は、紙等に印刷された手元の図面のバージョンに関する確認を行うための端末である。
まず、図面管理システム1の動作の概略について説明する。図面管理装置10は、ユーザ端末60において新規作成又は更新された図面データを、ユーザ端末60から受信する。図面データは、例えば、1又は複数のページによって構成されたファイルである。図面データは、ユーザ端末60において新規作成される際にファイル名を付与されている。なお、図面データの更新とは、ファイル名を変更せずに図面データが上書きされることを意味する。図面管理装置10は、受信した図面データに新たなバージョンを付与し、データベースに登録する。図面管理装置10は、データベースに登録された図面データの新たなバージョンに対応した識別情報を生成する。図面管理装置10は、生成した識別情報をデータベースに登録する。そして、図面管理装置10は、生成した識別情報と予め記憶している図面管理装置10のURLとを読み取り可能なコード情報(図2参照)を生成する。図面管理装置10は、生成したコード情報をデータベースに登録する。
出力用端末20は、図面管理装置10のデータベースに登録された図面データ及びコード情報を図面管理装置10からダウンロードする。出力用端末20は、図面管理装置10からダウンロードされた図面データに基づく図面を、当該図面上にコード情報が表示された状態で紙等に印刷する。そして、紙等に印刷された図面は、例えば、作業員等に配布される。作業員等は、配布された図面に基づいて作業を行う(施工する)。図面は、仕様変更等によって、更新され得る。この図面が最新のバージョンの図面データに基づくものでないと作業に手戻りが発生する虞があるため、作業員等は、手元の図面が最新のバージョンの図面データに基づくものであるか否かを確認する必要がある。
検証用端末30は、作業員等によって操作されて、紙等に印刷された手元の図面が最新のバージョンの図面データに基づくものであるか否かを確認する。具体的には、検証用端末30は、図面に表示されているコード情報から、識別情報と図面管理装置10のURLとを読み取る。そして、検証用端末30は、図面管理装置10のURLにアクセスすると共に、コード情報から読み取った識別情報を図面管理装置10に送信する。図面管理装置10は、受信した識別情報に基づいて図面データのバージョンが最新であるか否かを検証し、検証結果を検証用端末30に送信する。検証結果は、検証用端末30において、表示等の作業員等が確認できる形式で出力される。以上により、作業員等は、図面が最新のバージョンの図面データに基づくものであるか否かを確認することができる。なお、図面管理装置10にアクセスして、最新の図面を取得して作業を行うことも考えられる。本実施形態では、作業員全員が、最新の図面を取得する権限を有していない場合にも、上記の確認を行うことができる。
続いて、図面管理装置10の構成について説明する。図面管理装置10は、コード情報生成サーバ40と、バージョン問い合わせサーバ50とを有している。コード情報生成サーバ40は、図面データと図面データのバージョンに関する情報とを管理する。バージョン問い合わせサーバ50は、図面データのバージョンの検証を行う。コード情報生成サーバ40と、バージョン問い合わせサーバ50とは、互いに情報の送受信を行うことができる。
コード情報生成サーバ40及びバージョン問い合わせサーバ50のそれぞれは、例えば以下のハードウェア構成を備えている。すなわち、コード情報生成サーバ40及びバージョン問い合わせサーバ50のそれぞれは、CPU(Central Processing Unit)、主記憶装置であるRAM(Random Access Memory)、及びROM(Read Only Memory)、通信モジュール、ハードディスク等の補助記憶装置等のハードウェア等を備えている。これらの構成要素がプログラム等によって動作することにより、コード情報生成サーバ40及びバージョン問い合わせサーバ50としての各機能が発揮される。
コード情報生成サーバ40は、図面入力部(図面入力手段)41と、識別情報生成部(識別情報生成手段)42と、コード情報生成部(コード情報生成手段)43と、出力用データ出力部(出力用データ出力手段)44と、図面データベースDB1と、コード情報データベースDB2と、埋込画像データベースDB3とを含んでいる。
図面データベースDB1は、コード情報生成サーバ40に入力された図面データを、当該図面データのファイル名及びバージョンと対応付けて登録する。また、図面データベースDB1は、図面データ以外のデータである非図面データを、当該非図面データのファイル名と対応付けて登録する。コード情報データベースDB2は、図面データのバージョンを識別可能な識別情報とバージョン問い合わせサーバ50のURLとを読み取り可能なコード情報を、当該図面データのファイル名及びバージョンと対応付けて登録する。埋込画像データベースDB3は、図面データに基づく図面にコード情報が埋め込まれて表示された埋込画像データを、当該図面データのファイル名及びバージョンと対応付けて登録する。
バージョン問い合わせサーバ50は、検証用識別情報入力部(検証用識別情報入力手段)51と、検証部(検証手段)52と、検証結果出力部(検証結果出力手段)53と、識別情報データベースDB4とを含んでいる。識別情報データベースDB4は、図面データに係る識別情報を、当該図面データのファイル名及びバージョンと対応付けて登録する。
次に、コード情報生成サーバ40の機能的な各構成要素について説明する。まず、ユーザ端末60において、図面の作成者等の操作によって図面データ又は非図面データが新規作成又は更新されると共に、当該データにファイル名が付与される。そして、ユーザ端末60が、図面の作成者等の操作に応じて、図面データ又は非図面データをコード情報生成サーバ40に送信(アップロード)する。図面データ及び非図面データのファイル名は、拡張子を除いた部分であるベース名、及び拡張子からなる。図面データ及び非図面データが更新された場合には、ファイル名を変更せずに新たなバージョンが付与される。従って、図面の系列毎に図面データには、同一のファイル名が用いられる。通常、異なる図面の系列には、異なるファイル名が付与される。すなわち、ファイル名が同一の図面データであれば、同一の系列の図面データである。拡張子は、図面データ及び非図面データのファイル形式によって予め決定されている。なお、ユーザ端末60における図面のコード情報生成サーバ40への送信等は、ユーザ端末60において実行される専用のクライアントソフトウェアによって行われてもよい。
図面入力部41は、図面データ及び非図面データを入力する。具体的には、図面入力部41は、ユーザ端末60が送信した図面データ及び非図面データを受信する。図面入力部41は、受信した図面データ又は非図面データのファイル名に含まれる拡張子から、当該データが図面データであるか非図面データであるかを判定する。例えば、図面入力部41は、Adobe(登録商標)PDF形式(拡張子は、「pdf」等)、Microsoft office(登録商標)形式(拡張子は、「doc」、「docx」、「xls」、「xlsx」、「ppt」、「pptx」等)、Auto CAD(登録商標)形式(拡張子は、「dwg」、「dxf」等)のデータを図面データであると判定する。また、例えば、図面入力部41は、テキストファイル形式(拡張子は、「txt」等)、画像ファイル形式(拡張子は、「png」、「gif」、「jpg」、「jpeg」、「tif」、「tiff」等)、動画ファイル形式(拡張子は、「mp4」、「m4v」、「mov」等)、及び上記の各形式以外の形式のデータを非図面データであると判定する。
図面入力部41は、コード情報生成サーバ40における図面データの管理を容易にするために、入力された図面データのファイル形式を所定の形式(例えば、拡張子「png」を有する画像ファイル形式)に変換する。図面入力部41は、この変換処理を、公知の手法によって実行してよい。
図面入力部41は、図面データを受信した場合に、当該図面データに対して新たなバージョンを付与する。例えば、図面入力部41は、図面データベースDB1に受信した図面データを新規登録するときに、当該図面データに対して、最初のバージョンであることを示す新たなバージョン(例えば、「1」)を付与する。なお、図面入力部41は、図面データベースDB1に登録されているファイル名を読み出して、受信した図面データのファイル名と同一のファイル名を検出しなかった場合に、図面データを新規登録すると判定する。
或いは、図面入力部41は、図面データベースDB1に受信した図面データを更新登録するときに、当該図面データに対して、直近のバージョンが繰り上がった新たなバージョンを付与する。更新登録とは、受信した図面データと同一のファイル名の図面データが図面データベースDB1に既に登録されている場合に、受信した図面データを図面データベースDB1に登録することである。ここで、直近のバージョンとは、図面データベースDB1に登録されている同一のファイル名の図面データのバージョンのうち、最も新しいバージョンを意味する。図面入力部41は、新たなバージョンを付与するため、図面データベースDB1から直近のバージョンを示す情報を読み出す。また、バージョンが繰り上がるとは、バージョンが更に新しくなることを意味する。一例として、直近のバージョンが「1」であったとすると、直近のバージョンが繰り上がった新たなバージョンとして「2」が付与されてもよい。なお、図面入力部41は、図面データベースDB1に登録されているファイル名を読み出して、受信した図面データのファイル名と同一のファイル名を検出した場合に、図面データを更新登録すると判定する。
図面入力部41は、受信した図面データを、当該図面データのファイル名及び付与された新たなバージョンと対応付けて、図面データベースDB1に登録すると共に識別情報生成部42に出力する。また、図面入力部41は、図面データを更新登録する際には、当該図面データと同一のファイル名の図面データの更新登録前の直近のバージョンを識別情報生成部42に出力する。また、図面入力部41は、受信した非図面データを、ファイル名と対応付けて図面データベースDB1に登録する。
識別情報生成部42は、図面データベースDB1に図面データが更新登録されるときに図面入力部41から出力されたファイル名及び更新登録前の直近のバージョンに対応付けられて識別情報データベースDB4に登録されている図面データの識別情報を論理削除する。論理削除は、例えば、当該識別情報に削除時刻(削除日時)を対応付けることで行われる。
識別情報生成部42は、図面入力部41によって入力された図面データに対して、当該図面データのバージョンを識別可能な識別情報を生成する。識別情報は、例えば、A〜Z、a〜z、又は0〜9の値をランダムに並べた6桁の文字列(例えば、「Aab123」等)である。なお、識別情報を構成する文字列の桁数は、6桁に限定されない。
また、識別情報生成部42は、新たに生成した識別情報が識別情報データベースDB4に既に登録されているか否かを判定する。より具体的には、識別情報生成部42は、識別情報データベースDB4に既に登録されている識別情報(論理削除されたものも含む)を読み出して、新たに生成した識別情報と同一の識別情報が存在するか否かを判定する。識別情報生成部42は、新たに生成した識別情報が識別情報データベースDB4に既に登録されていると判定した場合には、改めて別の識別情報を生成する。これにより、識別情報は、各図面データ及びバージョンに対して、互いに重複することなく(ユニークに)割り当てられる。
識別情報生成部42は、生成した識別情報を、図面入力部41から出力されたファイル名及び新たなバージョンと対応付けて、バージョン問い合わせサーバ50の識別情報データベースDB4に登録すると共にコード情報生成部43に出力する。コード情報生成部43は、識別情報生成部42によって生成された識別情報と、バージョン問い合わせサーバ50のURL(すなわち、図面データのバージョンの検証を行う際における検証用の識別情報(バージョン確認キー)の入力先を示す入力先情報)と、を読み取り可能なコード情報を生成する。バージョン問い合わせサーバ50のURLは、コード情報生成サーバ40によって予め記憶されている。
図2に示すように、コード情報Cは、バージョン問い合わせサーバ50のURLに続けて識別情報を表す文字列を配した文字情報Lと、当該文字情報Lをバーコード(ここでは、2次元バーコードであるQRコード(登録商標))に変換したコード画像Pと、によって構成されている。なお、文字情報Lをコード画像Pに変換する処理については、公知の手法を用いることができる。
図1に戻り、コード情報生成部43は、生成したコード情報を、当該コード情報に係る図面データのファイル名及びバージョンと対応付けてコード情報生成サーバ40のコード情報データベースDB2に登録する。
出力用データ出力部44は、図面入力部41によって入力された図面データと、コード情報生成部43によって生成された当該図面データに係るコード情報とをあわせて印刷するための出力用データを生成して出力する。より具体的には、出力用データ出力部44は、以下のように出力用データを生成して出力する。出力用端末20は、ユーザの操作に応じて、コード情報生成サーバ40の出力用データ出力部44に対して出力用データのダウンロードリクエストを送信する。ここで、ダウンロードリクエストには、ダウンロードしたい図面データのファイル名が含められる。これに応じて、出力用データ出力部44は、図面データベースDB1から当該ファイル名に対応付けられた図面データのうち最新のバージョンのものを取得すると共に、コード情報データベースDB2から当該ファイル名に対応付けられたコード情報のうち最新のバージョンのものを取得する。出力用データ出力部44は、取得した図面データ及びコード情報から出力用データを生成して、出力用端末20に送信する。
図3は、出力用データを表示した表示画面の一例を示す図である。図3に示すように、出力用データは、図面データDにコード情報Cが埋め込まれた埋込画像データである。埋込画像データを表示した表示画面Wでは、図面データD上の例えば空白部分にコード情報Cが重畳して配置されている。図面データD上のコード情報Cが埋め込まれる位置については、例えば、予め出力用データ出力部44が記憶している。
図1に戻り、出力用データ出力部44は、出力用データとして埋込画像データを生成すると、生成した埋込画像データを、ファイル名及びバージョンと対応付けて埋込画像データベースDB3に登録する。このように出力用データ出力部44が埋込画像データを生成した後に、出力用データ出力部44が出力用端末20から出力用データのダウンロードリクエストを受信した場合には、出力用データ出力部44は、埋込画像データベースDB3に登録されている埋込画像データのファイル名を読み出す。そして、出力用データ出力部44は、出力用端末20から受信したダウンロードリクエストに含められたファイル名と同一のファイル名を検出したときには、再び同一内容の埋込画像データを生成することなく、埋込画像データベースDB3に登録されている当該ファイル名の埋込画像データのうちの最新のバージョンのものを読み出して出力用端末20に送信する。
なお、当該ファイル名についての、埋込画像データベースDB3に登録されている埋込画像データの最新のバージョンと、図面データベースDB1に登録されている画像データの最新のバージョンとが一致していない場合には、出力用データ出力部44は、図面データベースDB1に登録されている最新のバージョンの画像データと、コード情報データベースDB2に登録されている最新のバージョンのコード情報とから新たに埋込画像データを生成する。
一方、出力用データ出力部44は、出力用端末20から受信したダウンロードリクエストに含められたファイル名と同一のファイル名を検出しないときには、上述した処理によって新たに埋込画像データを生成して出力用端末20に送信する。
次に、バージョン問い合わせサーバ50の機能的な各構成要素について説明する。検証用識別情報入力部51は、検証用端末30によって出力された検証用の識別情報を入力する。検証用の識別情報とは、バージョンが最新のものであるか否かを確認しようとする図面データに対して既に生成されている識別情報である。
検証用の識別情報は、出力用データ出力部44によって出力用端末20に送信された出力用データに含まれるコード情報から読み取られる。例えば、検証用の識別情報は、出力用端末20によって印刷された出力用データに含まれるコード情報のコード画像から、例えば検証用端末30に搭載されるカメラ等を利用したコードリーダを用いて読み取られる。この場合、コード画像からバージョン問い合わせサーバ50のURLも同時に読み取られる。このとき、検証用端末30は、バージョン問い合わせサーバ50のURLに続けて識別情報を表す文字列を配した文字情報によって表されるURLにアクセスする。その結果、検証用端末30は、バージョン問い合わせサーバ50の検証用識別情報入力部51に検証用の識別情報を送信することとなる。なお、このアクセスは、例えば、図面管理装置10にアクセスして最新の図面を取得する権限を有していないユーザにも可能としておく。
検証用識別情報入力部51は、検証用端末30から上記のURLによるアクセスを受け付けることで、検証用の識別情報を受信する。検証用識別情報入力部51は、受信した検証用の識別情報を検証部52に出力する。
或いは、検証用の識別情報は、出力用端末20によって印刷された出力用データに含まれるコード情報の文字情報から目視で読み取られてもよい。この場合、コード情報の文字情報からバージョン問い合わせサーバ50のURLもあわせて読み取られる。そして、検証用端末30は、バージョン問い合わせサーバ50のURLに続けて識別情報を表す文字列を配した文字情報によって表されるURLが入力(手入力)されることにより、当該文字情報によって表されるURLにアクセスする。その結果、検証用端末30は、バージョン問い合わせサーバ50の検証用識別情報入力部51に検証用の識別情報を送信することとなる。
検証部52は、検証用識別情報入力部51によって入力された検証用の識別情報と、識別情報生成部42によって生成されて識別情報データベースDB4に登録された識別情報とを比較して、当該検証用の識別情報に係る図面データのバージョンの検証を行う。
より具体的には、検証部52は、まず、識別情報データベースDB4に登録されている識別情報を読み出す。そして、検証部52は、検証用識別情報入力部51によって入力された検証用の識別情報と同一の識別情報が識別情報データベースDB4に有効に登録されているか否かを確認する。識別情報が識別情報データベースDB4に有効に登録されているとは、例えば識別情報が識別情報データベースDB4に登録された後に論理削除等されていないことを意味する。
検証部52は、検証用識別情報入力部51によって入力された検証用の識別情報と同一の識別情報が識別情報データベースDB4に有効に登録されていることが確認された場合に、当該識別情報に係る図面データの登録以後に同一のファイル名の別の図面データが更新登録されておらず、当該検証用の識別情報に係る図面データのバージョンが最新のものであると判定する。一方、検証部52は、検証用識別情報入力部51によって入力された検証用の識別情報と同一の識別情報が識別情報データベースDB4に有効に登録されていることが確認されなかった場合に、当該識別情報に係る図面データの登録以後に同一のファイル名の別の図面データが更新登録されている等により、当該検証用の識別情報に係る図面データのバージョンが最新のものではないと判定する。検証部52は、この検証結果を検証結果出力部53に出力する。
検証結果出力部53は、検証部52による検証結果に応じた情報の出力を行う。より具体的には、検証結果出力部53は、検証部52が、検証用識別情報入力部51によって入力された検証用の識別情報に係る図面データのバージョンが最新のものであると判定したか、当該図面データのバージョンが最新のものではないと判定したかを示す情報を、検証用の識別情報の送信元の検証用端末30に送信する。例えば、検証用の識別情報に係る図面データのバージョンが最新のものであることを示す情報は、「最新です。(OK)」との表示(レスポンスメッセージ)を行うための情報である。当該バージョンが最新のものでないことを示す情報は、「過去図面です。(NG)」との表示を行うための情報である。
次に、出力用端末20のハードウェア構成について説明する。出力用端末20は、CPU(Central Processing Unit)、主記憶装置であるRAM(Random Access Memory)、及びROM(Read Only Memory)、入力キー、タッチセンサ等の入力デバイスである入力装置、タッチパネルディスプレイ、液晶ディスプレイ等の出力装置、通信モジュール、ハードディスク等の補助記憶装置等のハードウェアを備えるコンピュータとして構成される。これらの構成要素がプログラム等によって動作することにより、出力用端末20としての各機能が発揮される。
出力用端末20の機能的な各構成要素について説明する。出力用端末20は、出力用データの印刷を行うための端末である。出力用端末20は、図面管理装置10のコード情報生成サーバ40との間で例えばHTTPS通信を行う。出力用端末20は、出力用データ入力部(出力用データ入力手段)21と、表示印刷部(表示印刷手段)22とを有している。
出力用データ入力部21は、コード情報生成サーバ40から出力された出力用データを入力する。出力用データは、出力用端末20がコード情報生成サーバ40に送信した出力用データのダウンロードリクエストに応じてコード情報生成サーバ40によって送信されたものである。出力用データ入力部21は、受信した出力用データを表示印刷部22に出力する。
表示印刷部22は、出力用データ入力部21によって入力された出力用データ(埋込画像データ)の印刷を行う。表示印刷部22によって紙等に印刷された出力用データである図面は、建設・建築工事の作業員等に受け渡される。作業員等は、この図面を携帯し、この図面に基づいて作業を行う。
次に、検証用端末30のハードウェア構成について説明する。検証用端末30は、CPU(Central Processing Unit)、主記憶装置であるRAM(Random Access Memory)、及びROM(Read Only Memory)、入力キー、タッチセンサ等の入力デバイスである入力装置、タッチパネルディスプレイ、液晶ディスプレイ等の出力装置、無線通信モジュール、ハードディスク等の補助記憶装置、カメラ等のハードウェアを備える携帯端末、タブレット端末等として構成される。これらの構成要素がプログラム等によって動作することにより、検証用端末30としての各機能が発揮される。
検証用端末30の機能的な各構成要素について説明する。検証用端末30は、識別情報読取部(識別情報読取手段)31と、検証用識別情報出力部(検証用識別情報出力手段)32と、検証結果入力部(検証結果入力手段)33とを有している。検証用端末30は、図面管理装置10のバージョン問い合わせサーバ50との間で例えばHTTPS通信を行う。検証用端末30は、建設・建築工事の作業員等によって、紙等に印刷された手元の図面のバージョンが最新のものであるか否かを確認するために操作される。
識別情報読取部31は、出力用端末20の表示印刷部22によって印刷された出力用データのコード情報から、識別情報と入力先情報とを読み取る。識別情報読取部31は、コード情報のうちのコード画像から識別情報と入力先情報とを読み取り可能な汎用の機器であってもよい。例えば、識別情報読取部31は、カメラ等を利用した汎用のコードリーダであってもよい。この場合、コード情報のうちのコード画像からバージョン問い合わせサーバ50のURLも同時に読み取られる。
検証用識別情報出力部32は、識別情報読取部31によって読み取られた識別情報を、検証用の識別情報としてバージョン問い合わせサーバ50の検証用識別情報入力部51に出力する。識別情報読取部31は、バージョン問い合わせサーバ50のURLに続けて識別情報を表す文字列を配した文字情報によって表されるURLにアクセスする。その結果、検証用識別情報出力部32は、バージョン問い合わせサーバ50の検証用識別情報入力部51に検証用の識別情報を送信することとなる。
なお、検証用端末30は、識別情報読取部31を有さなくてもよい。この場合、検証用端末30の使用者(作業員等)が目視によって、コード情報のうちの文字情報から識別情報と入力先情報とを読み取る。そして、検証用端末30は、バージョン問い合わせサーバ50のURLに続けて識別情報を表す文字列を配した文字情報によって表されるURLが入力(手入力)されることにより、当該文字情報によって表されるURLにアクセスする。その結果、検証用識別情報出力部32は、バージョン問い合わせサーバ50の検証用識別情報入力部51に検証用の識別情報を送信することとなる。
検証結果入力部33は、検証用識別情報出力部32による検証用の識別情報の出力に応じて、バージョン問い合わせサーバ50の検証結果出力部53から、当該検証用の識別情報に係る図面データのバージョンについての検証結果に応じた情報(すなわち、検証部52が、検証用の識別情報に係る図面データのバージョンが最新のものであると判定したか、当該図面データのバージョンが最新のものではないと判定したかを示す情報)を受信して入力する。検証結果入力部33は、入力した検証結果に応じた情報を、作業員等が確認できる形式で出力する。例えば、検証結果入力部33は、入力した検証結果に応じた情報をブラウザ上に表示する。
続いて、図4のシーケンス図を用いて、図面管理システム1において実行される図面データの登録処理を説明する。図4に示す図面データの登録処理は、ユーザ端末60において新規作成又は更新された図面データ又は非図面データを図面管理装置10に登録する際に実行される。
まず、図面データ又は非図面データが、ユーザ端末60からコード情報生成サーバ40の図面入力部41に送信される(S11)。
図面入力部41に送信されたデータは、図面入力部41によって、当該データが図面データであるか非図面データであるかを拡張子に基づいて判定される。図面データは、図面入力部41によって、ファイル形式を所定の形式(例えば、拡張子「png」を有する画像ファイル形式)に変換される(S12)。
図面入力部41に送信されたデータが図面データであると判定されると、図面データの新規登録が行われるのか、更新登録が行われるのかが判定される。そして、図面データは、新規登録が行われると判定された場合には、図面入力部41によって、最初のバージョンであることを示す新たなバージョンが付与される。一方、図面データは、更新登録が行われると判定された場合には、図面入力部41によって、受信された図面データと同一のファイル名の図面データの直近のバージョンが繰り上がった新たなバージョンが付与される。また、図面データは、図面入力部41によって、ファイル名及びバージョンと対応付けられて図面データベースDB1に登録される。なお、図面入力部41に送信されたデータが図面データであると判定されたときには、図4に示す図面データの登録処理は中止される。
ここで、図面入力部41によって入力された図面データが更新登録が行われるものであると判定されたときには、識別情報生成部42によって、更新登録前の直近のバージョンの図面データの識別情報が識別情報データベースDB4から論理削除される(S13)。
次に、識別情報生成部42によって、図面データに対して識別情報が生成される(S14)。そして、識別情報生成部42によって、生成された識別情報が識別情報データベースDB4に既に登録されているか否かが判定される(S15,S16)。なお、識別情報生成部42は、生成された識別情報が識別情報データベースDB4に既に登録されていると判定した場合には、改めて別の識別情報を生成する。生成された識別情報は、ファイル名及び新たなバージョンと対応付けられて、バージョン問い合わせサーバ50の識別情報データベースDB4に登録される。
次に、識別情報と入力先情報とを読み取り可能なコード情報が、コード情報生成部43によって生成される(S17)。そして、生成されたコード情報は、コード情報生成部43によって、当該コード情報に係る図面データのファイル名及びバージョンと対応付けられてコード情報データベースDB2に登録される(S18)。また、識別情報は、コード情報生成部43によってバージョン問い合わせサーバ50の識別情報データベースDB4に登録される(S19)。以上が、図面データの登録処理である。
続いて、図5のシーケンス図を用いて、図面管理システム1において実行される出力用データの印刷処理を説明する。図5に示す出力用データの印刷処理は、図面管理装置10に登録されている図面データをコード情報とあわせてダウンロードして、図面として印刷する際に実行される。
まず、出力用データのダウンロードリクエストが、出力用端末20からコード情報生成サーバ40の出力用データ出力部44に送信される(S21)。
このダウンロードリクエストに応じて、図面入力部41が受信した図面データと、コード情報生成部43によって生成された当該図面データに係るコード情報とをあわせて印刷するための出力用データが、出力用データ出力部44によって生成される(S22)。
出力用データは、図面データ上にコード情報が重畳して配置された埋込画像データである。生成された出力用データは、出力用端末20によってダウンロードされ、出力用データ入力部21に入力される(S23)。
出力用データ入力部21に入力された出力用データは、表示印刷部22に出力される。そして、出力用データは、表示印刷部22によって印刷される(S24)。以上が、出力用データの印刷処理である。印刷された図面は、例えば、作業のために作業員に配布される。
続いて、図6のシーケンス図を用いて、図面管理システム1において実行される図面データのバージョンの検証処理を説明する。図6に示す図面データのバージョンの検証処理は、紙等に印刷された図面のバージョンを確認する際に実行される。
まず、検証用端末30の識別情報読取部31によって、出力用データのコード情報から識別情報と入力先情報とが読み取られる(S31)。読み取られた入力先情報に基づいて、検証用端末30がバージョン問い合わせサーバ50のURLにブラウザアクセスする(S32)。このとき、検証用端末30は、バージョン問い合わせサーバ50のURLに続けて識別情報を表す文字列を配した文字情報によって表されるURLにアクセスする。その結果、検証用端末30は、バージョン問い合わせサーバ50の検証用識別情報入力部51に検証用の識別情報を送信することとなる。これにより、図面データのバージョンの問い合わせが行われる(S33)。
次に、検証用識別情報入力部51によって検証用端末30から受信された検証用の識別情報は、バージョン問い合わせサーバ50の検証部52によって、識別情報データベースDB4に登録されている識別情報と比較される。これにより、当該検証用の識別情報に係る図面データのバージョンが検証される。すなわち、検証部52によって、検証用の識別情報と同一内容の識別情報が識別情報データベースDB4に有効に登録されているか否かがチェックされる(S34)。
そして、図面データのバージョンの検証結果に応じた情報が、検証結果出力部53によって、検証用端末30の検証結果入力部33に送信(レスポンス)される(S35)。検証用端末30の検証結果入力部33は、受信した検証結果に応じた情報をブラウザ上に表示する(S36)。この検証結果を見て、作業員等は、紙等に印刷された手元の図面のバージョンが最新であるか否かを確認することができる。以上が、図面データのバージョンの検証処理である。
以上説明したように、図面管理装置10によれば、図面データのバージョンを確認したい場合には、当該図面データに係る出力用データに含まれるコード情報から、検証用の識別情報を読み取る。そして、読み取られた検証用の識別情報と、過去に生成された識別情報とを比較することによって、図面データのバージョンの検証が行われる。更に、検証結果に応じた情報が出力されることによって、図面データのバージョンが周知される。よって、図面のバージョンに関する確認を容易に行うことができる。具体的には、作業員等が自己の操作で日々最新の図面であるかをチェックすることができる。
また、図面管理装置10では、コード情報生成部43は、コード情報として2次元バーコードを生成する。このため、2次元バーコードを読み取り可能な汎用の機器を用いて、印刷された出力用データのコード情報から識別情報を容易に読み取ることができる。
また、図面管理装置10では、コード情報生成部43は、検証用の識別情報の入力先を示す入力先情報も読み取り可能なコード情報を生成する。このため、出力用データに基づいて印刷されたコード情報から入力先情報も読み取ることによって、検証用の識別情報の入力先に容易にアクセスすることができる。
また、図面管理システム1は、図面管理装置10と、出力用端末20とを含み、出力用端末20は、図面管理装置10の出力用データ出力部44から出力された出力用データを入力する出力用データ入力部21と、出力用データ入力部21によって入力された出力用データの印刷を行う表示印刷部22と、を備える。このように、出力用データを入力すると共に印刷を行う出力用端末20を備えることから、本発明を好適に実施することができる。
また、図面管理システム1は、図面管理装置10と、検証用端末30とを含み、検証用端末30は、表示又は印刷された出力用データのコード情報から、識別情報を読み取る識別情報読取部31と、識別情報読取部31によって読み取られた識別情報を、検証用の識別情報として図面管理装置10の検証用識別情報入力部51に出力する検証用識別情報出力部32と、検証用識別情報出力部32による検証用の識別情報の出力に応じて、図面管理装置10の検証結果出力部53から、検証結果に応じた情報を入力する検証結果入力部33と、を備える。このように、出力用データのコード情報から検証用の識別情報を読み取って図面管理装置10の検証用識別情報入力部51に出力すると共に、当該検証用の識別情報に係る図面データのバージョンの検証結果に応じた情報を図面管理装置10の検証結果出力部53から入力する検証用端末30を備えることから、本発明を好適に実施することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、各請求項に記載した要旨を変更しない範囲で変形し、又は他のものに適用したものであってもよい。
本実施形態では、図面管理システム1は、出力用端末20及び検証用端末30の両方を備えている。しかし、図面管理システム1は、出力用端末20又は検証用端末30の何れか一方のみを備えていてもよい。或いは、図面管理システム1は、出力用端末20及び検証用端末30の機能を兼ね備えた端末を備えていてもよい。
また、コード情報は、文字情報を有さずにコード画像のみによって構成されていてもよい。或いは、コード情報は、コード画像を有さずに文字情報のみによって構成されていてもよい。更に、コード画像は、2次元バーコード以外のバーコードによって構成されていてもよく、例えば1次元バーコードによって構成されていてもよい。
また、上記実施形態では、コード情報は、識別情報と入力先情報とを読み取り可能としたが、識別情報のみを読み取り可能であってもよい。この場合、例えば検証用端末30がバージョン問い合わせサーバ50のURLを予め記憶しており、検証用端末30は、バージョン問い合わせサーバ50のURLにブラウザアクセスした後に、バージョン問い合わせサーバ50の検証用識別情報入力部51に検証用の識別情報を送信してもよい。
また、上記実施形態では、図面管理装置10は、コード情報生成サーバ40とバージョン問い合わせサーバ50とに分かれているとしたが、コード情報生成サーバ40及びバージョン問い合わせサーバ50の機能を兼ね備えた一つのサーバによって構成されていてもよい。
また、上記実施形態では、出力用端末20の表示印刷部22は、出力用データ入力部21によって入力された出力用データの印刷を行うこととした。出力用データを用いたコード情報付きの図面の出力は、視覚的に確認できるものであればよいので、表示印刷部22は、出力用データの表示を行うこととしてもよく、表示及び印刷の両方を行うこととしてもよい。
また、図面入力部41は、図面管理装置10に登録されている図面データが図面管理装置10上においてコピー(データの複製)されたときにも、コピーされた図面データは原本である図面データとは別のデータであるとして、コピーされた図面データに対して、ファイル名を変更せずに新たなバージョンを付与してもよい。
また、上記実施形態では、出力用データは、図面データにコード情報が埋め込まれて表示される埋込画像データであるとしたが、図面データにコード情報がレイヤーとして表示されたレイヤー画像データであってもよい。このようなレイヤー画像データにおいて、コード情報は、図面データ上に配置される位置及び大きさを変更可能であり、また、表示/非表示の切り替えも可能であってもよい。例えば、図3に示す表示画面Wにおいて、コード情報Cをマウスポインタにてクリックすると、コード情報Cが選択状態となり、コード情報Cの位置及び大きさを変更可能としてもよい。例えば、この状態で、ドラッグ操作又はキーボードカーソル操作を行うことによってコード情報Cを移動可能としてもよい。また、この状態で、コード情報Cの枠部をドラッグすることによってサイズを変更可能としてもよい。更に、表示画面W内にコード情報Cの表示/非表示を切り替えるための表示切替ボタンを設けてもよい。
また、図面管理システム1を利用可能な対象者は、例えば、図面管理装置10の管理者、図面管理装置10の操作権限を付与された登録ユーザ、及び図面管理装置10の操作権限を付与されていない非登録ユーザに分類されてもよい。この場合、一例として、図面管理装置10の操作権限は管理者及び登録ユーザに付与され、出力用端末20の操作権限は管理者及び登録ユーザに付与され、検証用端末30の操作権限は管理者、登録ユーザ、及び非登録ユーザに付与されることとしてもよい。なお、各装置及び端末の操作権限が付与される対象者は、上記のものに限定されず、任意に設定可能としてよい。
1…図面管理システム、10…図面管理装置、20…出力用端末、21…出力用データ入力部(出力用データ入力手段)、22…表示印刷部(表示印刷手段)、30…検証用端末、31…識別情報読取部(識別情報読取手段)、32…検証用識別情報出力部(検証用識別情報出力手段)、33…検証結果入力部(検証結果入力手段)、41…図面入力部(図面入力手段)、42…識別情報生成部(識別情報生成手段)、43…コード情報生成部(コード情報生成手段)、44…出力用データ出力部(出力用データ出力手段)、51…検証用識別情報入力部(検証用識別情報入力手段)、52…検証部(検証手段)、53…検証結果出力部(検証結果出力手段)、C…コード情報、D…図面データ。

Claims (5)

  1. 図面データを入力する図面入力手段と、
    前記図面入力手段によって入力された図面データに対して、当該図面データのバージョンを識別可能な識別情報を生成する識別情報生成手段と、
    前記識別情報生成手段によって生成された識別情報を読み取り可能なコード情報を生成するコード情報生成手段と、
    前記図面入力手段によって入力された図面データと、前記コード情報生成手段によって生成された当該図面データに係るコード情報とをあわせて表示又は印刷するための出力用データを生成して出力する出力用データ出力手段と、
    検証用の識別情報を入力する検証用識別情報入力手段と、
    前記検証用識別情報入力手段によって入力された検証用の識別情報と、前記識別情報生成手段によって生成された識別情報とを比較して、当該検証用の識別情報に係る図面データのバージョンの検証を行う検証手段と、
    前記検証手段による検証結果に応じた情報の出力を行う検証結果出力手段と、
    を備える図面管理装置。
  2. 前記コード情報生成手段は、前記コード情報としてバーコードを生成する請求項1に記載の図面管理装置。
  3. 前記コード情報生成手段は、検証用の識別情報の入力先を示す入力先情報も読み取り可能なコード情報を生成する請求項1又は2に記載の図面管理装置。
  4. 請求項1〜3の何れか一項に記載の図面管理装置と、出力用端末とを含む図面管理システムであって、
    前記出力用端末は、
    前記図面管理装置から出力された前記出力用データを入力する出力用データ入力手段と、
    前記出力用データ入力手段によって入力された出力用データの表示又は印刷を行う表示印刷手段と、を備える図面管理システム。
  5. 請求項1〜3の何れか一項に記載の図面管理装置と、検証用端末とを含む図面管理システムであって、
    前記検証用端末は、
    表示又は印刷された前記出力用データのコード情報から、識別情報を読み取る識別情報読取手段と、
    前記識別情報読取手段によって読み取られた識別情報を、検証用の識別情報として前記図面管理装置に出力する検証用識別情報出力手段と、
    前記検証用識別情報出力手段による検証用の識別情報の出力に応じて、前記図面管理装置から、前記検証結果に応じた情報を入力する検証結果入力手段と、を備える図面管理システム。
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