JP6734502B1 - デジタルインク由来のコンテンツを共有するコンテンツ共有装置、方法、プログラム及びシステム - Google Patents

デジタルインク由来のコンテンツを共有するコンテンツ共有装置、方法、プログラム及びシステム Download PDF

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Abstract

本発明は、デジタルインク由来のコンテンツを共有するコンテンツ共有装置、方法、プログラム及びシステムに関する。コンテンツ共有装置(12)は、ユーザによる端末装置(14)の操作を通じて要求を受け付けた場合、ユーザの利用権限に応じて、メインコンテンツ(50)のみを含む第1提供データ(D1)、又は、メインコンテンツ(50)及びサブコンテンツ(52,58,60)の両方を含む第2提供データ(D2)のいずれかを選択し、選択された提供データを端末装置(14)に向けて送信する。サブコンテンツ(52)は、メインコンテンツ(50)の発行前に発生した複数のコンテンツ要素を用いて生成されるコンテンツを含む。あるいは、サブコンテンツ(58,60)は、メインコンテンツ(50)の発行後に発生した複数のコンテンツ要素を用いて生成されるコンテンツを含む。

Description

本発明は、複数のユーザによってデジタルインク由来のコンテンツを共有するためのコンテンツ共有装置、方法、プログラム及びシステムに関する。
電子ペンから生成されるデジタルインクは、従来のペンが紙の上に筆跡を残すように、電子ペンの軌跡を再現するために用いられるデータである。デジタルインクとして、特許文献1には、コンピュータ内部のデータモデルとしてオブジェクト指向に基づくデジタルインクの例が、特許文献2にはデジタルインクのシリアライズフォーマットの例がそれぞれ開示されている。
さらに、デジタルインクに、単なる筆跡を再現するためのデータという枠を超え、人間の行動の軌跡として「いつ、誰が、どこで、どんな状況で」書いたのかを記録可能としたデジタルインクデータが知られている。例えば、特許文献3には、デジタルインクとして、軌跡を示すストロークデータを誰が書いたのかを特定可能にするデジタルインクが、特許文献4には、ストロークデータを入力した際のコンテキストデータとして、著者、ペンID、時刻情報、GPS(Global Positioning System)で取得された地域情報、などの情報を取得し、それらをメタデータとして記録可能にするデジタルインクが開示されている。
非特許文献1に示すように、クリエータが制作したデジタルコンテンツを共有するSNS(Social Networking Service)が知られている。このサービスによれば、コンテンツのアップロードやブックマークを通じて、同じ嗜好の人々がつながることが期待される。
米国特許第07158675号明細書 米国特許第07397949号明細書 特許第5886487号公報 米国特許公開第2016/0224239号明細書
"イラストコミュニケーションサービス pixiv(ピクシブ)",ピクシブ株式会社[2019年4月22日検索],インターネット〈URL:https://www.pixiv.net/〉
ところで、ユーザは、それほど好きでない作家又は作品であれば、その作品のみを鑑賞したいと考える場合もある。一方、ユーザは、好みの作家又は作品であれば、単なる鑑賞だけでは物足らずその作品に深く関わりたいと考える場合もある。しかしながら、上記したサービスでは、後者のニーズに十分に応えているとは言い難い。
本発明の目的は、ユーザの嗜好に応じたきめ細かなサービスを遂行可能なコンテンツ共有装置、方法、プログラム及びシステムを提供することである。
第1の本発明におけるコンテンツ共有装置は、少なくとも一方がデジタルインクに由来するメインコンテンツ及びサブコンテンツを取得するコンテンツ取得部と、ユーザによる端末装置の操作を通じて要求を受け付けた場合、前記ユーザの利用権限に応じて、前記コンテンツ取得部により取得された前記メインコンテンツのみを含む第1提供データ、又は前記コンテンツ取得部により取得された前記メインコンテンツ及び前記サブコンテンツの両方を含む第2提供データのいずれかを選択し、選択された提供データを前記端末装置に向けて送信する送信処理部と、を備え、前記サブコンテンツは、前記メインコンテンツの発行前に発生した複数のコンテンツ要素を用いて生成されるコンテンツを含み、又は、前記メインコンテンツの発行後に発生した複数のコンテンツ要素を用いて生成されるコンテンツを含む。
第2の本発明におけるコンテンツ共有方法は、少なくとも一方がデジタルインクに由来するメインコンテンツ及びサブコンテンツを取得する取得ステップと、ユーザによる端末装置の操作を通じて要求を受け付けた場合、前記ユーザの利用権限に応じて、取得された前記メインコンテンツのみを含む第1提供データ、又は取得された前記メインコンテンツ及び前記サブコンテンツの両方を含む第2提供データのいずれかを選択し、選択された提供データを前記端末装置に向けて送信する送信ステップと、を1つ又は複数のコンピュータが実行し、前記サブコンテンツは、前記メインコンテンツの発行前に発生した複数のコンテンツ要素を用いて生成されるコンテンツを含み、又は、前記メインコンテンツの発行後に発生した複数のコンテンツ要素を用いて生成されるコンテンツを含む。
第3の本発明におけるコンテンツ共有プログラムは、少なくとも一方がデジタルインクに由来するメインコンテンツ及びサブコンテンツを取得する取得ステップと、ユーザによる端末装置の操作を通じて要求を受け付けた場合、前記ユーザの利用権限に応じて、取得された前記メインコンテンツのみを含む第1提供データ、又は取得された前記メインコンテンツ及び前記サブコンテンツの両方を含む第2提供データのいずれかを選択し、選択された提供データを前記端末装置に向けて送信する送信ステップと、を1つ又は複数のコンピュータに実行させ、前記サブコンテンツは、前記メインコンテンツの発行前に発生した複数のコンテンツ要素を用いて生成されるコンテンツを含み、又は、前記メインコンテンツの発行後に発生した複数のコンテンツ要素を用いて生成されるコンテンツを含む。
第4の本発明におけるコンテンツ共有システムは、第1の本発明におけるコンテンツ共有装置と、前記コンテンツ共有装置と双方向に通信可能な少なくとも1つの端末装置と、を備える。
本発明によれば、ユーザの嗜好に応じたきめ細かなサービスが遂行される。
本発明の一実施形態におけるコンテンツ共有装置が組み込まれたコンテンツ共有システムの全体構成図である。 図1のコンテンツ要素DBが有するデータ構造の一例を示す図である。 図1のコンテンツ要素DBが有するデータ構造の一例を示す図である。 管理情報DBのユーザ情報が有するデータ構造の一例を示す図である。 管理情報DBの著作権情報が有するデータ構造の一例を示す図である。 コンテンツ共有システムの第1動作に関するシーケンス図である。 メインコンテンツの一例を示す図である。 サブコンテンツの一例を示す図である。 コンテンツ共有システムの第2動作に関するシーケンス図である。 メインコンテンツの一例を示す図である。 1番目の派生コンテンツの一例を示す図である。 2番目の派生コンテンツの一例を示す図である。 第1提供データが有するデータ構造の一例を示す図である。 変形例におけるコンテンツ共有システムの全体構成図である。
本発明におけるコンテンツ共有装置について、コンテンツ共有方法、コンテンツ共有プログラム及びコンテンツ共有システムとの関係において、添付の図面を参照しながら説明する。なお、本発明は、以下に示す実施形態及び変形例に限定されるものではなく、この発明の主旨を逸脱しない範囲で自由に変更できることは勿論である。あるいは、技術的に矛盾が生じない範囲で各々の構成を任意に組み合わせてもよい。
[コンテンツ共有システム10の構成]
<全体構成>
図1は、本発明の一実施形態におけるコンテンツ共有装置12が組み込まれたコンテンツ共有システム10の全体構成図である。コンテンツ共有システム10は、複数のユーザによってデジタルコンテンツ(以下、単に「コンテンツ」という場合がある)を共有するための「コンテンツ共有サービス」を提供可能に構成される。このコンテンツ共有システム10は、コンテンツ共有装置12と、コンテンツ共有装置12との間でネットワークNWを介して双方向に通信可能な1つ又は複数の端末装置14と、を含んで構成される。
コンテンツ共有装置12は、コンテンツ共有サービスに関する統括的な制御を行うコンピュータであり、オンプレミス型あるいはクラウド型のいずれであってもよい。ここで、コンテンツ共有装置12を単体のコンピュータとして図示しているが、これに代えて、コンテンツ共有装置12は、分散システムを構築するコンピュータ群であってもよい。このコンテンツ共有装置12は、具体的には、通信部20と、制御部22と、記憶部24と、を含んで構成される。
通信部20は、外部装置に対して電気信号を送受信するインターフェースである。制御部22は、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro-Processing Unit)を含む処理演算装置によって構成される。制御部22は、記憶部24に格納されたプログラムを読み出して実行することで、データ処理部26、コンテンツ取得部28、送信処理部30、及び会計処理部32として機能する。
記憶部24は、非一過性であり、かつコンピュータ読み取り可能な記憶媒体、例えば、ハードディスクドライブ(HDD:Hard Disk Drive)又はソリッドステートドライブ(SSD:Solid State Drive)から構成される。これにより、記憶部24は、コンテンツ共有装置12が取り扱う様々なデータを記憶する。
具体的には、記憶部24には、コンテンツ要素が蓄積されるデータベース(以下、コンテンツDB34)と、コンテンツ共有サービスを提供するための管理情報が蓄積されるデータベース(以下、管理情報DB36)が構築されている。また、記憶部24には、いずれも後述する第1提供データD1及び第2提供データD2が格納されている。
端末装置14は、例えば、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、タブレット、電子書籍リーダを含む多機能・多目的装置から構成される。端末装置14は、タッチパネルディスプレイを含むユーザインターフェースを介してコンテンツを編集又は閲覧する編集・閲覧機能と、コンテンツを有線通信又は無線通信によって送受信する通信機能と、を備える。電子ペン16は、例えば、アクティブ静電方式(AES)又は電磁誘導方式(EMR)のペン型の入力デバイスである。
図2及び図3は、図1のコンテンツ要素DB34が有するデータ構造の一例を示す図である。要素データ群40,42はそれぞれ、コンテンツを構成する複数のコンテンツ要素を示す要素データの集合体である。図2の要素データ群40は、メインコンテンツ50の発行前に発生した複数のコンテンツ要素を示す。図3の要素データ群42は、メインコンテンツ50の発行後に発生した複数のコンテンツ要素を示す。
各々の要素データは、コンテンツ要素のアップロードを通じてコンテンツ共有装置12に登録された時点を示す「登録時点」と、コンテンツ要素の編集がなされた時点を示す「編集時点」と、ユーザの識別情報である「ユーザID」と、コンテンツの発行の有無を示す「発行フラグ」と、コンテンツ要素の識別情報である「要素ID」と、コンテンツ要素の種類を示す「要素種類」と、編集の属性を示す「編集コマンド」と、要素データの内容を示す「データ内容」との間の対応関係を示している。なお、「要素種類」の例として、ストロークの他に、テキスト、画像、音声が挙げられる。また、「編集コマンド」は、コンテンツ要素の追加、変更、又は削除のうちのいずれか1つが選択される。
図2から理解されるように、ユーザAによって、登録時点T1にて10本のストローク(要素ID=0001〜0010)が、登録時点T2にて40本のストローク(要素ID=0011〜0050)がまとめて追加されている。その後、ユーザAによって、登録時点T3にて10本のストローク(要素ID=0001〜0010)がまとめて削除されている。その後、ユーザAによって、登録時点T4(後述するメインコンテンツ50の発行時点)にてコンテンツが発行されている。
図3から理解されるように、ユーザAとは別のユーザCによって、登録時点T5にて6本のストローク(要素ID=0051〜0056)がまとめて追加され、かつ後述する派生コンテンツ54が発行されている。その後、ユーザDによって、登録時点T7にて22本のストローク(要素ID=0057〜0078)がまとめて追加され、かつ後述する派生コンテンツ56が発行されている。
図4A及び図4Bは、図1の管理情報DB36が有するデータ構造の一例を示す図である。より詳しくは、図4Aはユーザを管理するためのユーザ情報44を、図4Bはコンテンツの著作権を管理するための著作権情報46をそれぞれ示している。
図4Aに示すように、ユーザ情報44は、ユーザIDと、サービスの利用権限を示す「会員種類」と、ユーザが所属する「グループ」と、著作物の利用料の支払い状況を示す「支払履歴」と、著作物の利用料の受け取り状況を示す「受取履歴」との間の対応関係を示している。「会員種類」の例として、メインコンテンツ50の制作権限を有する「クリエータ」、メインコンテンツ50の閲覧権限を有する「一般会員」、メインコンテンツ50及びサブコンテンツ52の閲覧権限を有する「特別会員」が挙げられる。
図4Bに示すように、著作権情報46は、コンテンツの識別情報を示す「コンテンツID」と、著作物の種類を示す「著作物種類」と、コンテンツの「著作者」と、著作物の利用料に関する「算定方法」との間の対応関係を示している。「著作物種類」の例として、一次著作物(Primary Works)及び二次著作物(Derivative Works)が挙げられる。
[コンテンツ共有システム10の第1動作]
続いて、コンテンツ共有システム10の第1動作について、主に図5のシーケンス図を参照しながら説明する。この「第1動作」は、メインコンテンツ50の制作及び閲覧に関わる動作を意味する。以下、クリエータであるユーザAがメインコンテンツ50を制作し、ユーザB,Cがメインコンテンツ50を閲覧するユースケースを例に説明する。
<シーケンス図の説明>
図5のステップS01において、ユーザAの端末装置14は、コンテンツ共有装置12に対してコンテンツの新規登録を要求する。具体的には、端末装置14は、ユーザAによる所定の操作を受け付けた後、ユーザIDを含む要求信号をコンテンツ共有装置12に向けて送信する。そうすると、コンテンツ共有装置12は、ネットワークNW及び通信部20を介して、端末装置14からの要求信号を受信する。
ステップS02において、コンテンツ共有装置12のデータ処理部26は、新しいコンテンツID(コンテンツ名は「The Catchy Cat」)を発行する。これにより、要素データ群40,42及び著作権情報46のレコードが追加される。以下、この発行タイミングを「制作開始時点T0」という。
ステップS03において、ユーザAは、自身が所有する端末装置14及び電子ペン16を用いてコンテンツの制作を行う。この制作の際、端末装置14は、ユーザAの筆記操作に応じて、コンテンツの要素を示す要素データ(ここでは、デジタルインク)を逐次的に生成する。ここで、「デジタルインク」とは、ストロークの集合を記述するベクトル形式のインクデータを意味する。デジタルインクのデータ形式、いわゆる「インク記述言語」は、例えば、WILL(Wacom Ink Layer Language)、InkML(Ink Markup Language)あるいはISF(Ink Serialized Format)であってもよい。
ステップS04において、ユーザAの端末装置14は、コンテンツ共有装置12に対してコンテンツの作業環境の保存を指示する。具体的には、端末装置14は、ユーザAによる所定の操作を受け付けた後、ユーザID及びコンテンツIDと紐付けた状態にてデジタルインクをコンテンツ共有装置12に向けて送信する。そうすると、コンテンツ共有装置12は、ネットワークNW及び通信部20を介して、端末装置14が生成したデジタルインクを受信する。
ステップS05において、コンテンツ共有装置12のデータ処理部26は、取得されたデジタルインクをコンテンツIDとともにコンテンツ要素DB34に供給する。これにより、コンテンツ「The Catchy Cat」に対応する要素データ群40が更新される(図2の登録時点T1)。
以下、ステップS03〜S05の動作を繰り返す度、要素データ群40が逐次的に更新される(図2の登録時点T2,T3)。なお、下書きやデザイン変更などを行う際、先に追加されたコンテンツ要素が後に削除される場合であっても、コンテンツ要素の編集履歴として残しておく点に留意する。
ステップS06において、ユーザAの端末装置14は、コンテンツ共有装置12に対して完成したコンテンツ(以下、メインコンテンツ50という)の発行を要求する。具体的には、端末装置14は、ユーザAによる所定の操作を受け付けた後、ユーザID及びコンテンツIDを含む要求信号をコンテンツ共有装置12に向けて送信する。
ステップS07において、コンテンツ共有装置12のデータ処理部26は、メインコンテンツ50の発行処理を行う。具体的には、データ処理部26は、コンテンツ「The Catchy Cat」の発行フラグが「ON」となるように要素データ群40を更新する(図2の登録時点T4)。
ステップS08において、コンテンツ取得部28は、メインコンテンツ50の制作開始時点(T0)から発行時点(T4)までの間に発生したコンテンツ要素群を用いてメインコンテンツ50を生成する。具体的には、コンテンツ取得部28は、メインコンテンツ50の発行時点より前に蓄積された要素データ群40を用いて、すべての編集履歴を反映させた完成版のメインコンテンツ50を生成する。
また、コンテンツ取得部28は、上記したコンテンツ要素群のうちの1つ又は複数のコンテンツ要素を用いて、メインコンテンツ50とは異なるサブコンテンツ52を生成する。具体的には、コンテンツ取得部28は、メインコンテンツ50の発行時点より前に蓄積された要素データ群40を用いて、メインコンテンツ50の制作過程を示す静止画像又は動画像を生成する。なお、メインコンテンツ50及びサブコンテンツ52は、コンテンツIDとそれぞれ対応付けられた状態で記憶部24に格納される。
図6Aは、メインコンテンツ50の一例を示す図である。このメインコンテンツ50は、手書きによる猫のイラストを示している。一方、図6Bは、サブコンテンツ52の一例を示す図である。このサブコンテンツ52は、複数の静止画像53を編集の時系列順に配置してなる動画像である。
なお、上記した例では、メインコンテンツ50及びサブコンテンツ52は、両方ともデジタルインクに由来する。ここで、「デジタルインクに由来」とは、デジタルインクそのものであるか、デジタルインクに基づいて生成されたことのいずれかを意味する。ここでは、メインコンテンツ50及びサブコンテンツ52の少なくとも一方がデジタルインクに由来する場合を想定する。
ステップS09において、コンテンツ共有装置12は、ユーザA,B,Cに対してメインコンテンツ50が発行された旨を通知する。具体的には、コンテンツ共有装置12は、ユーザA,B,Cの端末装置14に向けて通知信号を送信する。これにより、ユーザAは、自身が所有する端末装置14を通じて、制作したコンテンツ「The Catchy Cat」の発行を確認することができる。また、ユーザB,Cは、各自が所有する端末装置14を通じて、新作のコンテンツ「The Catchy Cat」の存在を知ることができる。
ステップS10において、ユーザB,Cの端末装置14は、コンテンツ共有装置12に対してコンテンツの閲覧を要求する。具体的には、端末装置14は、ユーザB,Cによる所定の操作を受け付けた後、ユーザID及びコンテンツIDを含む要求信号をコンテンツ共有装置12に向けて送信する。そうすると、コンテンツ共有装置12は、ネットワークNW及び通信部20を介して、端末装置14からの要求信号を受信する。
ステップS11において、コンテンツ共有装置12のコンテンツ取得部28は、ユーザ情報44を読み出して参照することで、閲覧を要求したユーザB,Cの会員種類(ここでは、一般会員又は特別会員)を確認する。
ステップS12において、コンテンツ取得部28は、ユーザの利用権限に応じたコンテンツを記憶部24から読み出して取得する。具体的には、サブコンテンツ52の利用権限を有さない「一般会員」であるユーザBからの要求があった場合、コンテンツ取得部28はメインコンテンツ50のみを取得する。一方、サブコンテンツ52の利用権限を有する「特別会員」であるユーザCからの要求があった場合、コンテンツ取得部28はメインコンテンツ50及びサブコンテンツ52の両方を取得する。なお、サブコンテンツ52の利用権限の有無(又は要否)は、端末装置14からの入力操作を通じて、メインコンテンツ50毎に選択可能であってもよい。
ステップS13において、コンテンツ取得部28は、必要に応じてコンテンツのレンダリング処理を行い、端末装置14に適したデータに変換する。このレンダリング処理は、例えば、[1]ベクトル形式からラスタ形式にデータ変換するラスタライズ処理、[2]複数の静止画像から動画像を作成する画像加工処理、[3]コンテンツの圧縮処理、又は[4]コンテンツの暗号化処理などが含まれる。
例えば、メインコンテンツ50がデジタルインクであり、かつ端末装置14がラスタライズ機能を有さない場合、コンテンツ取得部28は、端末装置14に代わってラスタライズ処理を施してもよい。また、コンテンツ取得部28は、ベクトル形式又はラスタ形式のうちデータサイズがより小さくなるデータ形式に変換してもよい。
ステップS14において、コンテンツ共有装置12の送信処理部30は、コンテンツを含む提供データをユーザB,Cの端末装置14に向けて送信する。これにより、ユーザBの端末装置14は、通信部20及びネットワークNWを介して、メインコンテンツ50のみを含む第1提供データD1を受信する。一方、ユーザCの端末装置14は、通信部20及びネットワークNWを介して、メインコンテンツ50及びサブコンテンツ52の両方を含む第2提供データD2を受信する。
なお、メインコンテンツ50がデジタルインクである場合、送信処理部30は、ラスタライズ処理後のメインコンテンツ50を含む第1提供データD1又は第2提供データD2を送信してもよい。これにより、ラスタライズ機能を有さない端末装置14であっても、メインコンテンツ50をラスタ形式のデータとして取り扱うことができる。
また、送信処理部30は、ラスタライズ処理前のメインコンテンツ50を含む第1提供データD1又は第2提供データD2を、真正性に関する対策処理を施した状態にて送信してもよい。この対策手法の一例として、電子署名、電子認証、タイムスタンプ、電子透かし、DSQR、ブロックチェーン(分散型台帳)などが挙げられる。
ステップS15において、端末装置14は、コンテンツ共有装置12からの提供データに含まれるコンテンツを表示する。一般会員であるユーザBは、自身が所有する端末装置14を用いて、図6Aに示すメインコンテンツ50のみを鑑賞することができる。一方、特別会員であるユーザCは、自身が所有する端末装置14を用いて、メインコンテンツ50のみならず、図6Bに示すサブコンテンツ52を鑑賞することができる。
ここで、端末装置14は、データの真正性が確認されたメインコンテンツ50及びサブコンテンツ52のみを表示させてもよい。例えば、端末装置14は、メインコンテンツ50を示すストロークデータ群に対して所定のハッシュ関数を作用することでハッシュ値を算出し、この算出値が比較値と一致する場合にメインコンテンツ50が真正のデータであると判定してもよい。なお、この「比較値」は、コンテンツ共有装置12が上記したハッシュ関数を用いて予め生成したハッシュ値である。また、比較値は、コンテンツ共有装置12によりアクセス可能に公開されたデータであってもよいし、提供データと一緒に送信されたメタデータであってもよい。
ステップS16において、コンテンツ共有装置12の会計処理部32は、メインコンテンツ50又はサブコンテンツ52の利用に関する会計処理を行う。具体的には、会計処理部32は、所定の算定方法に従ってユーザAの受け取り額及びユーザB,Cの支払い額をそれぞれ算出し、著作権情報46の「支払履歴」又は「受取履歴」の内容を更新する。例えば、ユーザCの支払い額は、ユーザBの支払い額と比べて、サブコンテンツ52の利用料の分だけ多く設定されてもよい。
以上のようにして、コンテンツ共有システム10は、メインコンテンツ50が公表されている間、図5に示す第1動作を続けて実行する。これにより、複数のユーザ間においてユーザAが制作したメインコンテンツ50を共有することができる。
<第1動作のまとめ>
以上のように、このコンテンツ共有システム10は、コンテンツ共有装置12と、コンテンツ共有装置12と双方向に通信可能な少なくとも1つの端末装置14を備える。上記したコンテンツ共有装置12は、少なくとも一方がデジタルインクに由来するメインコンテンツ50及びサブコンテンツ52を取得するコンテンツ取得部28と、ユーザによる端末装置14の操作を通じて要求を受け付けた場合、ユーザの利用権限に応じて、メインコンテンツ50のみを含む第1提供データD1、又は、メインコンテンツ50及びサブコンテンツ52の両方を含む第2提供データD2のいずれかを選択し、選択された提供データを端末装置14に向けて送信する送信処理部30を備える。
また、このコンテンツ共有方法及びプログラムでは、1つ又は複数のコンピュータが、メインコンテンツ50及びサブコンテンツ52を取得する取得ステップ(図5のS08,S12)と、ユーザによる端末装置14の操作を通じて要求を受け付けた場合、ユーザの利用権限に応じて、メインコンテンツ50のみを含む第1提供データD1、又は、メインコンテンツ50及びサブコンテンツ52の両方を含む第2提供データD2のいずれかを選択し、選択された提供データを端末装置14に向けて送信する送信ステップ(図5のS14)を実行する。
そして、メインコンテンツ50の発行前に発生した複数のコンテンツ要素を用いて生成されるコンテンツを含むサブコンテンツ52を、ユーザの利用権限に応じて選択的に提供するので、ユーザの嗜好に応じたきめ細かなサービスを行うことができる。
特に、コンテンツ共有装置12は、メインコンテンツ50の制作開始時点から発生するコンテンツ要素を編集時点と対応付けて逐次記憶する記憶部24をさらに備え、コンテンツ取得部28は、記憶部24に記憶されているコンテンツ要素群のうち、メインコンテンツ50の発行時点よりも編集時点が前である1つ又は複数のコンテンツ要素を用いて、メインコンテンツ50の制作過程を示す静止画像又は動画像を生成することでサブコンテンツ52を取得してもよい。これにより、ユーザは、サブコンテンツ52の鑑賞を通じてメインコンテンツ50の制作過程を疑似的に体験可能となり、メインコンテンツ50への「思い入れ」(いわゆる、エンゲージメント)をより深めることができる。
[コンテンツ共有システム10の第2動作]
続いて、コンテンツ共有システム10の第2動作について、主に図7のシーケンス図を参照しながら説明する。この「第2動作」は、メインコンテンツ50から派生したコンテンツの制作に関わる動作を意味する。以下、クリエータであるユーザAがメインコンテンツ50を制作し、ユーザC,Dがメインコンテンツ50を基調としたファンコンテンツを制作するユースケースを例に説明する。
<シーケンス図の説明>
図7のステップS21において、コンテンツ共有装置12は、ユーザC,Dに対してメインコンテンツ50が発行された旨を通知する。具体的には、コンテンツ共有装置12は、ユーザC,Dの端末装置14に向けて通知信号を送信する。これにより、ユーザC,Dは、各自が所有する端末装置14を通じて、新作のコンテンツ「The Catchy Cat」の存在を知ることができる。ここで、「特別会員」であるユーザC,Dには、ファンコンテンツの制作権限(つまり、メインコンテンツ50の編集権限)が付与されている場合を想定する。
ステップS22において、ユーザCの端末装置14は、コンテンツ共有装置12に対してメインコンテンツ50の編集を要求する。具体的には、端末装置14は、ユーザB,Cによる所定の操作を受け付けた後、ユーザID、コンテンツID及び所属グループを含む要求信号をコンテンツ共有装置12に向けて送信する。そうすると、コンテンツ共有装置12は、ネットワークNW及び通信部20を介して、端末装置14からの要求信号を受信する。
ステップS23において、コンテンツ共有装置12のコンテンツ取得部28は、ユーザ情報44を読み出して参照することで、編集を要求したユーザCの所属グループ(ここでは「A’s Fun Club」)を確認する。
ステップS24において、コンテンツ取得部28は、ユーザCの所属グループに応じたコンテンツを記憶部24から読み出して取得する。メインコンテンツ50の発行直後において、コンテンツ取得部28は、直近に発行されたコンテンツであるメインコンテンツ50を取得する。
ステップS25において、コンテンツ共有装置12は、メインコンテンツ50を含む第1提供データD1をユーザCの端末装置14に向けて送信する。なお、第1動作の場合と同様の理由から、メインコンテンツ50がベクトル形式のデジタルインクである場合、送信処理部30は、ラスタライズ処理後のメインコンテンツ50を含む第1提供データD1(又は第2提供データD2)を送信してもよい。
ステップS26において、ユーザCは、自身が所有する端末装置14及び電子ペン16を用いてメインコンテンツ50の編集を行う。この編集の際、端末装置14は、ユーザCの筆記操作に応じて、コンテンツの要素を示す要素データ(ここでは、デジタルインク)を逐次的に生成する。
ステップS27において、ユーザCの端末装置14は、コンテンツ共有装置12に対して編集済みのコンテンツ(以下、派生コンテンツ54という)の発行を要求する。具体的には、端末装置14は、ユーザCによる所定の操作を受け付けた後、ユーザID及びコンテンツIDと紐付けた状態にてデジタルインクをコンテンツ共有装置12に向けて送信する。
ステップS28において、コンテンツ共有装置12のデータ処理部26は、派生コンテンツ54の発行処理を行う。具体的には、データ処理部26は、コンテンツ「The Catchy Cat-D1」に対応する要素データを追加し、かつ発行フラグが「ON」となるように要素データ群42を更新する(図3の登録時点T5)。
同様に、ユーザCと同じグループに所属するユーザDは、ステップS22〜S28の実行を通じて、派生コンテンツ54に対する追加的な編集を行う。編集に先立ち、ステップS25において、コンテンツ共有装置12は、派生コンテンツ54を含む第2提供データD2をユーザDの端末装置14に向けて送信する点に留意する。これにより、データ処理部26は、コンテンツ「The Catchy Cat-D1」に対応する要素データを追加し、かつ発行フラグが「ON」となるように要素データ群42を更新する(図3の登録時点T6)。
図8Aは、メインコンテンツ50の一例を示す図である。このメインコンテンツ50は、図6Aと同様に、手書きによる猫のイラストを示している。ユーザCがメインコンテンツ50の手書き編集を行うことで、コンテンツの描画内容は、図8Aから図8Bに遷移される。
図8Bは、1番目の派生コンテンツ54の一例を示す図である。この派生コンテンツ54は、メインコンテンツ50に眉毛、口、及び背中の毛の模様が書き足されてなる。ユーザDが派生コンテンツ54の手書き編集を行うことで、コンテンツの描画内容は、図8Bから図8Cに遷移される。
図8Cは、2番目の派生コンテンツ56の一例を示す図である。この派生コンテンツ56は、派生コンテンツ54の「背中の毛の模様」に対するコメントが書き足されてなる。
図9は、第2提供データD2が有するデータ構造の一例を示す。本図の例では、第2提供データD2は、図8Cの派生コンテンツ56の描画内容を示している。この第2提供データD2は、下側から上側にわたって、メインコンテンツ50に対応するレイヤL1と、サブコンテンツ58に対応するレイヤL2と、サブコンテンツ60に対応するレイヤL3と、を重ねてなるレイヤ構造データを有する。
このようなデータ構造を有するので、メインコンテンツ50とサブコンテンツ58,60を分離して管理可能となり、その分だけデータの取扱性が向上する。例えば、表示対象であるレイヤL1〜L3の組み合わせを変更することで、コンテンツの再作成を行うことなく、メインコンテンツ50、派生コンテンツ54,56又はサブコンテンツ58,60を選択的に表示することができる。
このようにして、コンテンツ共有システム10は、メインコンテンツ50の編集が許可されている間、図7に示す第2動作を続けて実行する。これにより、複数のユーザは、メインコンテンツ50を基調とした派生コンテンツ54,56の制作に関与することができる。
なお、上記した例では、グループ「A’s Fun Club」が派生コンテンツ54,56を制作しているが、他のグループ(例えば「Freaks of A」)が別の派生コンテンツ「The Catchy Cat-D2」を制作してもよい。この場合、記憶部24は、派生コンテンツ54,56の制作に関与する複数のユーザを構成員とするグループ毎にコンテンツ要素群を記憶する。そして、送信処理部30は、ユーザが属するグループが制作する派生コンテンツを含む第2提供データD2を送信すればよい。
また、送信処理部30は、第1実施形態の場合と同様に、ラスタライズ処理前のメインコンテンツ50を含む第1提供データD1又は第2提供データD2を、真正性に関する対策処理を施した状態にて送信してもよい。また、端末装置14は、第1実施形態の場合と同様に、データの真正性が確認されたメインコンテンツ50及び派生コンテンツ54,56のみを表示させてもよい。
また、複数の端末装置14からメインコンテンツ50又は派生コンテンツ54,56を同時に編集することでコンテンツの一貫性が損なわれる可能性がある。そこで、一定期間のコンテンツ要素をブロック単位にまとめ、端末装置14同士で検証し合いながら正しい記録を蓄積するブロックチェーン技術を用いて、要素データ群40,42を管理してもよい。
また、派生コンテンツ54,56の制作に伴って、著作権の帰属関係がより複雑になる可能性がある。そこで、会計処理部43は、メインコンテンツ50、サブコンテンツ58,60又は派生コンテンツ54,56の著作物としての利用料に関する会計処理を行ってもよい。また、コンテンツが一次著作物であるか、二次著作物であるかに応じて、著作権の持ち分(つまり、利用料の分配率)が変化する場合がある。そこで、会計処理部32は、第1提供データD1に関する著作物の利用料を第1規則に従って決定し、第2提供データD2に関する著作物の利用料を第1規則とは異なる第2規則に従って決定してもよい。ここで、「規則が異なる」とは、全体の利用料を決定する算定式、算定式の係数、及び利用料の分配率のうち少なくとも1つを異ならせることを意味する。
<第2動作のまとめ>
以上のように、このコンテンツ共有装置12は、メインコンテンツ50及びサブコンテンツ58,60を取得するコンテンツ取得部28と、ユーザによる端末装置14の操作を通じて要求を受け付けた場合、ユーザの利用権限に応じて、メインコンテンツ50のみを含む第1提供データD1、又はメインコンテンツ50及びサブコンテンツ58,60の両方を含む第2提供データD2のいずれかを選択し、選択された提供データを端末装置14に向けて送信する送信処理部30を備える。
また、このコンテンツ共有方法及びプログラムでは、1つ又は複数のコンピュータが、メインコンテンツ50及びサブコンテンツ58,60を取得する取得ステップ(図7のS24)と、ユーザによる端末装置14の操作を通じて要求を受け付けた場合、ユーザの利用権限に応じて、メインコンテンツ50のみを含む第1提供データD1、又はメインコンテンツ50及びサブコンテンツ58,60の両方を含む第2提供データD2のいずれかを選択し、選択された提供データを端末装置14に向けて送信する送信ステップ(図7のS25)を実行する。
そして、メインコンテンツ50の発行後に発生した複数のコンテンツ要素を用いて生成されるコンテンツを含むサブコンテンツ58,60を、ユーザの利用権限に応じて選択的に提供するようにしたので、ユーザの嗜好に応じたきめ細かなサービスを行うことができる。
特に、コンテンツ共有装置12は、メインコンテンツ50の制作開始時点から発生するコンテンツ要素を編集時点と対応付けて逐次記憶する記憶部24をさらに備え、コンテンツ取得部28は、記憶部24に記憶されているコンテンツ要素群のうち、メインコンテンツ50の発行時点よりも編集時点が後である1つ又は複数のコンテンツ要素を用いて、メインコンテンツ50から派生した派生コンテンツ54,56を生成するためのサブコンテンツ58,60を取得してもよい。これにより、ユーザがメインコンテンツ50を基調とした派生コンテンツ54,56の制作に関与可能となり、この共同制作を通じてユーザ同士の一体感を共有することができる。
<変形例>
上記した実施形態において、コンテンツ共有装置12のコンテンツ取得部28は、記憶部24に逐次記憶された要素データ群40を用いてメインコンテンツ50を生成して取得する。この取得方法に代えて、例えば、既に制作されているメインコンテンツ50を外部の装置から直接取得してもよい。
図10は、変形例におけるコンテンツ共有システム80の全体構成図である。このコンテンツ共有システム80は、コンテンツ共有装置12及び端末装置14の他に、クラウド82上に構築されたSNSサーバ84をさらに含んで構成される。このSNSサーバ84は、複数のユーザ同士で様々な情報を交換可能に構成される1つ又は複数のサーバコンピュータである。交換可能な情報として、例えば、メッセージ、スタンプ、画像、文書、電子書籍、アノテーションなどが挙げられる。
ここで、コンテンツ共有装置12のコンテンツ取得部28は、SNSサーバ84からメインコンテンツ50を含む第1提供データD1を取得してもよい。さらに、コンテンツ取得部28は、提供者を匿名にするか否かを選択してメインコンテンツ50を取得してもよい。開示を希望しない提供者を匿名にすることで、SNSサーバ84が提供するSNSの匿名性が確保され得る。
[符号の説明]
10,80…コンテンツ共有システム、12…コンテンツ共有装置、14…端末装置、16…電子ペン、20…通信部、22…制御部、24…記憶部、26…データ処理部、28…コンテンツ取得部、30…送信処理部、32…会計処理部、34…コンテンツ要素DB、36…管理情報DB、40,42…要素データ群、44…ユーザ情報、46…著作権情報、50…メインコンテンツ、52,58,60…サブコンテンツ、53…静止画像、54,56…派生コンテンツ、82…クラウド、84…SNSサーバ、L1〜L3…レイヤ、NW…ネットワーク

Claims (15)

  1. 少なくとも一方がデジタルインクに由来するメインコンテンツ及びサブコンテンツを取得するコンテンツ取得部と、
    ユーザによる端末装置の操作を通じて要求を受け付けた場合、前記ユーザの利用権限に応じて、前記コンテンツ取得部により取得された前記メインコンテンツのみを含む第1提供データ、又は、前記コンテンツ取得部により取得された前記メインコンテンツ及び前記サブコンテンツの両方を含む第2提供データのいずれかを選択し、選択された提供データを前記端末装置に向けて送信する送信処理部と、を備え、
    前記サブコンテンツは、前記メインコンテンツの発行前に発生した複数のコンテンツ要素を用いて生成されるコンテンツを含み、又は、前記メインコンテンツの発行後に発生した複数のコンテンツ要素を用いて生成されるコンテンツを含むことを特徴とするコンテンツ共有装置。
  2. 前記メインコンテンツの制作開始時点から発生するコンテンツ要素を編集時点と対応付けて逐次記憶する記憶部をさらに備え、
    前記コンテンツ取得部は、前記記憶部に記憶されているコンテンツ要素群のうち、前記メインコンテンツの発行時点よりも編集時点が前である1つ又は複数のコンテンツ要素を用いて、前記メインコンテンツの制作過程を示す静止画像又は動画像を生成することで前記サブコンテンツを取得する
    ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ共有装置。
  3. 前記メインコンテンツがデジタルインクである場合、
    前記送信処理部は、ラスタライズ処理後のメインコンテンツを含む前記第1提供データ又は前記第2提供データを送信することを特徴とする請求項2に記載のコンテンツ共有装置。
  4. 前記メインコンテンツがデジタルインクである場合、
    前記送信処理部は、ラスタライズ処理前のメインコンテンツを含む前記第1提供データ又は前記第2提供データを、真正性に関する対策処理を施した状態にて送信することを特徴とする請求項2に記載のコンテンツ共有装置。
  5. 前記メインコンテンツの制作開始時点から発生するコンテンツ要素を編集時点と対応付けて逐次記憶する記憶部をさらに備え、
    前記コンテンツ取得部は、前記記憶部に記憶されているコンテンツ要素群のうち、前記メインコンテンツの発行時点よりも編集時点が後である1つ又は複数のコンテンツ要素を用いて、前記メインコンテンツから派生した派生コンテンツを生成するための前記サブコンテンツを取得する
    ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ共有装置。
  6. 前記メインコンテンツがデジタルインクである場合、
    前記送信処理部は、ラスタライズ処理後のメインコンテンツを含む前記第1提供データ又は前記第2提供データを送信することを特徴とする請求項5に記載のコンテンツ共有装置。
  7. 前記メインコンテンツがデジタルインクである場合、
    前記送信処理部は、ラスタライズ処理前のメインコンテンツを含む前記第1提供データ又は前記第2提供データを、真正性に関する対策処理を施した状態にて送信することを特徴とする請求項5に記載のコンテンツ共有装置。
  8. 前記第2提供データは、前記メインコンテンツに対応するレイヤと前記サブコンテンツに対応するレイヤを重ねてなるレイヤ構造データであることを特徴とする請求項5に記載のコンテンツ共有装置。
  9. 前記記憶部は、前記派生コンテンツの制作に関与する複数のユーザを構成員とするグループ毎にコンテンツ要素群を記憶し、
    前記送信処理部は、前記ユーザが属するグループが制作する前記派生コンテンツを含む前記第2提供データを送信する
    ことを特徴とする請求項5に記載のコンテンツ共有装置。
  10. 前記メインコンテンツ、前記サブコンテンツ又は前記派生コンテンツの利用料に関する会計処理を行う会計処理部をさらに備えることを特徴とする請求項5に記載のコンテンツ共有装置。
  11. 前記会計処理部は、前記第1提供データに関する著作物の利用料を第1規則に従って決定し、前記第2提供データに関する著作物の利用料を前記第1規則とは異なる第2規則に従って決定することを特徴とする請求項10に記載のコンテンツ共有装置。
  12. 前記コンテンツ取得部は、提供者を匿名にするか否かを選択して前記メインコンテンツを取得することを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ共有装置。
  13. 少なくとも一方がデジタルインクに由来するメインコンテンツ及びサブコンテンツを取得する取得ステップと、
    ユーザによる端末装置の操作を通じて要求を受け付けた場合、前記ユーザの利用権限に応じて、取得された前記メインコンテンツのみを含む第1提供データ、又は、取得された前記メインコンテンツ及び前記サブコンテンツの両方を含む第2提供データのいずれかを選択し、選択された提供データを前記端末装置に向けて送信する送信ステップと、
    を1つ又は複数のコンピュータが実行し、
    前記サブコンテンツは、前記メインコンテンツの発行前に発生した複数のコンテンツ要素を用いて生成されるコンテンツを含み、又は、前記メインコンテンツの発行後に発生した複数のコンテンツ要素を用いて生成されるコンテンツを含むことを特徴とするコンテンツ共有方法。
  14. 少なくとも一方がデジタルインクに由来するメインコンテンツ及びサブコンテンツを取得する取得ステップと、
    ユーザによる端末装置の操作を通じて要求を受け付けた場合、前記ユーザの利用権限に応じて、取得された前記メインコンテンツのみを含む第1提供データ、又は、取得された前記メインコンテンツ及び前記サブコンテンツの両方を含む第2提供データのいずれかを選択し、選択された提供データを前記端末装置に向けて送信する送信ステップと、
    を1つ又は複数のコンピュータに実行させ、
    前記サブコンテンツは、前記メインコンテンツの発行前に発生した複数のコンテンツ要素を用いて生成されるコンテンツを含み、又は、前記メインコンテンツの発行後に発生した複数のコンテンツ要素を用いて生成されるコンテンツを含むことを特徴とするコンテンツ共有プログラム。
  15. 請求項1〜12のいずれか1項に記載のコンテンツ共有装置と、
    前記コンテンツ共有装置と双方向に通信可能な少なくとも1つの端末装置と、
    を備えることを特徴とするコンテンツ共有システム。
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