JP5752334B2 - 電気機械システムデバイス - Google Patents

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Description

本開示は、電気機械システムにおけるドライバラインのルーティングに関する。
電気機械システム(EMS)は、電気的および機械的要素と、アクチュエータと、トランスデューサと、センサーと、(ミラーを含む)光学的構成要素と、電子回路とを有するデバイスを含む。EMSは、限定はしないが、マイクロスケールおよびナノスケールを含む、様々なスケールで製造され得る。たとえば、マイクロ電気機械システム(MEMS:microelectromechanical system)デバイスは、約1ミクロンから数百ミクロン以上に及ぶサイズを有する構造を含むことができる。ナノ電気機械システム(NEMS:nanoelectromechanical system)デバイスは、たとえば、数百ナノメートルよりも小さいサイズを含む、1ミクロンよりも小さいサイズを有する構造を含むことができる。電気および電気機械デバイスを形成するために、堆積、エッチング、リソグラフィを使用して、ならびに/あるいは、基板および/または堆積された材料層の部分をエッチング除去するかまたは層を追加する、他の微細加工プロセスを使用して、電気機械要素が作成され得る。
1つのタイプのEMSデバイスは干渉変調器(IMOD:interferometric modulator)と呼ばれる。本明細書で使用するIMODまたは干渉光変調器という用語は、光学干渉の原理を使用して光を選択的に吸収および/または反射するデバイスを指す。いくつかの実施態様では、IMODは伝導性プレートのペアを含み得、そのペアの一方または両方は、全体的にまたは部分的に、透明でおよび/または反射性であり、適切な電気信号の印加時の相対運動が可能であり得る。一実施態様では、一方のプレートは、基板上に堆積された固定層を含み得、他方のプレートは、エアギャップによって固定層から分離された反射膜を含み得る。別のプレートに対するあるプレートの位置は、IMODに入射する光の光学干渉を変化させることがある。IMODデバイスは、広範囲の適用例を有しており、特にディスプレイ能力がある製品の場合、既存の製品を改善し、新しい製品を作成する際に使用されることが予期される。
いくつかの実施態様では、EMSデバイスは、1つまたは複数のドライバ回路から電気信号を受信することができる、IMODのアレイを含み得る。1つまたは複数のドライバ回路は、アレイと1つまたは複数のドライバ回路との間にルーティングされる複数のドライバラインによって、アレイに電気的に結合され得る。ドライバラインのルーティングは、アレイの活性エリアよりも大きい幾何学的面積またはフットプリントを必要とし得る。したがって、アレイの活性エリアは、いくつかの実施態様では、ドライバラインのルーティングによって制限され得る。
本開示のシステム、方法およびデバイスは、それぞれいくつかの発明的態様を有し、それらのうちの単一の態様だけが、本明細書で開示する望ましい属性に関与するとは限らない。
本開示で説明する主題の1つの発明的態様は、アレイフットプリントを画定するディスプレイ要素のアレイを含む装置において実施され得る。ディスプレイ要素のアレイは、第1の方向に延在する複数の可動層と、第2の方向に延在する複数の静止電極と、複数の電気接続パッドと、複数のドライバラインとを含む。複数の可動層および静止電極は、複数のディスプレイ要素の一部分を形成する。各接続パッドは、可動層の端部に配設される。各ドライバラインは、接続パッドに接続された第1の端部と、ドライバ回路に接続可能な第2の端部とを有する。複数のドライバラインの少なくとも一部分が、アレイの上方または下方でアレイのフットプリント内にルーティングされる。
一態様では、複数のドライバラインの少なくとも一部分が、アレイの不活性エリアの上方に配設され得、静止電極が、可動層と、アレイの不活性エリアの上に配設された複数のドライバラインの部分との間に配設され得る。一態様では、複数のドライバラインの少なくとも一部分が、アレイの活性エリアの上に配設され得る。装置は、ディスプレイの不活性エリアをマスキングするために、アレイの上に配設され、ディスプレイ要素のうちの少なくともいくつかの間に延在する、電気伝導性の光学マスク構造を含み得る。光学マスク構造は、複数のドライバラインのうちの少なくとも1つの一部分を形成することができる。一態様では、複数の可動層が、複数の静止電極と、複数のドライバラインの少なくとも一部分との間に配設され得る。一態様では、装置は、少なくとも1つのパッシベーション層を含んでもよく、複数のドライバラインの少なくとも一部分が、少なくとも1つのパッシベーション層の上に配設され得る。一態様では、ディスプレイ要素は、干渉変調器(IMOD)であり得る。
本開示で説明する主題の別の発明的態様は、アレイフットプリントを画定するディスプレイ要素のアレイを含む装置において実施され得る。ディスプレイ要素のアレイは、第1の方向に延在する複数の可動層と、第2の方向に延在する複数の静止電極と、複数の電気接続パッドと、複数の可動層の各々をドライバ回路に電気的に接続するための手段とを含む。各接続パッドは、可動層の端部に配設される。電気接続手段は、接続パッドに電気的に接続され、ドライバ回路に接続可能である。電気接続手段の少なくとも一部分は、ドライバ回路から接続パッドまで、アレイの上方または下方でアレイのフットプリント内にルーティングされる。一態様では、電気接続手段は、接続パッドに接続された第1の端部と、ドライバ回路に接続可能な第2の端部とを各々が有する、複数のドライバラインを含み得る。
本開示で説明する主題の別の発明的態様は、アレイフットプリントを画定するディスプレイ要素のアレイを形成するステップを含む、装置を製造する方法において実施され得る。ディスプレイ要素のアレイを形成するステップは、第1の方向に延在する複数の可動層と、第2の方向に延在する複数の静止電極とを形成するステップと、各可動層の端部に電気接続パッドを形成するステップと、接続パッドに接続された第1の端部と、ドライバ回路に接続可能な第2の端部とを各々が有する、複数のドライバラインを形成するステップとを含む。複数のドライバラインの少なくとも一部分は、ドライバ回路から接続パッドまで、アレイの上方または下方でアレイのフットプリント内を通る。
一態様では、複数のドライバラインの少なくとも一部分が、アレイの不活性エリア中に形成され得、静止電極が、可動層と、アレイの不活性エリアの上に配設された複数のドライバラインの部分との間に配設され得る。方法は、ディスプレイの不活性エリアをマスキングするために、アレイの上で、ディスプレイ要素のうちの少なくともいくつかの間に延在する、電気伝導性の光学マスク構造を形成するステップを含み得る。光学マスク構造を形成するステップは、複数のドライバラインのうちの少なくとも1つの一部分を形成するステップを含み得る。一態様では、複数の可動層が、静止電極と、複数のドライバラインの少なくとも一部分との間に形成され得る。一態様では、複数の可動層と複数の静止電極とを形成するステップは、複数の干渉変調器(IMOD)ディスプレイ要素を形成するステップを含み得る。
本明細書で説明する主題の1つまたは複数の実施態様の詳細を、添付の図面および以下の説明において示す。本開示で提供する例は、主に、電気機械システム(EMS)およびマイクロ電気機械システム(MEMS)ベースのディスプレイに関して説明するが、本明細書で提供する概念は、液晶ディスプレイ、有機発光ダイオード(「OLED」)ディスプレイ、および電界放出ディスプレイなど、他のタイプのディスプレイに適用され得る。他の特徴、態様、および利点は、明細書、図面、および特許請求の範囲から明らかとなろう。以下の図の相対寸法は一定の縮尺で描かれていないことがあることに留意されたい。
IMODディスプレイデバイスの一連のピクセル中の2つの隣接ピクセルを示す等角図の一例である。 3×3IMODディスプレイを組み込んだ電子デバイスを示すシステムブロック図の一例である。 図1のIMODについての可動反射層位置対印加電圧を示す図の一例である。 様々なコモン電圧およびセグメント電圧が印加されたときのIMODの様々な状態を示す表の一例である。 図2の3×3IMODディスプレイにおけるディスプレイデータのフレームを示す図の一例である。 図5Aに示すディスプレイデータのフレームを書き込むために使用され得るコモン信号およびセグメント信号についてのタイミング図の一例である。 図1のIMODディスプレイの部分断面図の一例である。 IMODの異なる実施態様の断面図の一例である。 IMODの異なる実施態様の断面図の一例である。 IMODの異なる実施態様の断面図の一例である。 IMODの異なる実施態様の断面図の一例である。 IMODのための製造プロセスを示す流れ図の一例である。 IMODを製作する方法におけるある段階の断面概略図の一例である。 IMODを製作する方法におけるある段階の断面概略図の一例である。 IMODを製作する方法におけるある段階の断面概略図の一例である。 IMODを製作する方法におけるある段階の断面概略図の一例である。 IMODを製作する方法におけるある段階の断面概略図の一例である。 ディスプレイ要素のアレイと、ドライバ回路と、アレイとドライバ回路との間でアレイの横にルーティングされた複数のドライバラインとを含む、EMSデバイスの上面図の一例である。 図9のディスプレイ要素のアレイと、ドライバ回路と、少なくとも部分的にアレイの下方で、アレイとドライバ回路との間にルーティングされた複数のドライバラインとを含む、EMSデバイスの底面図の一例である。 図9のディスプレイ要素のアレイと、第1のドライバ回路と、第2のドライバ回路と、少なくとも部分的にアレイの下方で、アレイと第2のドライバ回路との間にルーティングされた複数のドライバラインとを含む、EMSデバイスの底面図の一例である。 図9のディスプレイ要素のアレイと、第1のドライバ回路と、第2のドライバ回路と、少なくとも部分的にアレイの下方で、アレイと第1のドライバ回路および第2のドライバ回路のうちの1つとの間にルーティングされた複数のドライバラインとを含む、別のEMSデバイスの底面図の一例である。 少なくとも部分的にディスプレイ要素のアレイの下方にルーティングされた複数のドライバラインを有する、EMSデバイスを製造する例示的なプロセスの断面図である。 少なくとも部分的にディスプレイ要素のアレイの下方にルーティングされた複数のドライバラインを有する、EMSデバイスを製造する例示的なプロセスの断面図である。 少なくとも部分的にディスプレイ要素のアレイの下方にルーティングされた複数のドライバラインを有する、EMSデバイスを製造する例示的なプロセスの断面図である。 少なくとも部分的にディスプレイ要素のアレイの下方にルーティングされた複数のドライバラインを有する、EMSデバイスを製造する例示的なプロセスの断面図である。 少なくとも部分的にディスプレイ要素のアレイの下方にルーティングされた複数のドライバラインを有する、EMSデバイスを製造する例示的なプロセスの断面図である。 少なくとも部分的にディスプレイ要素のアレイの下方にルーティングされた複数のドライバラインを有する、EMSデバイスを製造する例示的なプロセスの断面図である。 少なくとも部分的にディスプレイ要素のアレイの下方にルーティングされた複数のドライバラインを有する、EMSデバイスを製造する例示的なプロセスの断面図である。 少なくとも部分的にディスプレイ要素のアレイの下方にルーティングされた複数のドライバラインを有する、EMSデバイスを製造する例示的なプロセスの断面図である。 ディスプレイ要素のアレイと、ドライバ回路と、伝導性の光学マスク構造を通して少なくとも部分的にアレイの上方にルーティングされた複数のドライバラインとを含む、EMSデバイスの部分上面図の一例である。 線12B−12Bに沿って取られた図12AのEMSデバイスの断面図の一例である。 装置を製造する例示的な方法を示す流れ図である。 複数のIMODを含むディスプレイデバイスを示すシステムブロック図の一例である。 複数のIMODを含むディスプレイデバイスを示すシステムブロック図の一例である。
様々な図面中の同様の参照番号および名称は、同様の要素を示す。
以下の説明は、本開示の発明的態様について説明する目的で、いくつかの実施態様を対象とする。ただし、本明細書の教示が多数の異なる方法で適用されてもよいことを、当業者は容易に認識されよう。説明する実施態様は、動いていようと(たとえば、ビデオ)、静止していようと(たとえば、静止画像)、およびテキストであろうと、グラフィックであろうと、絵であろうと、画像を表示するように構成され得る任意のデバイスまたはシステムにおいて実施され得る。より詳細には、説明する実施態様は、限定はしないが、携帯電話、マルチメディアインターネット対応セルラー電話、モバイルテレビジョン受信機、ワイヤレスデバイス、スマートフォン、Bluetooth(登録商標)デバイス、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレス電子メール受信機、ハンドヘルドまたはポータブルコンピュータ、ネットブック、ノートブック、スマートブック、タブレット、プリンタ、コピー機、スキャナ、ファクシミリデバイス、GPS受信機/ナビゲータ、カメラ、MP3プレーヤ、カムコーダ、ゲーム機、腕時計、クロック、計算器、テレビジョンモニタ、フラットパネルディスプレイ、電子リーディングデバイス(すなわち、電子リーダー)、コンピュータモニタ、自動車ディスプレイ(オドメータおよびスピードメータディスプレイなどを含む)、コックピットコントロールおよび/またはディスプレイ、カメラビューディスプレイ(車両における後部ビューカメラのディスプレイなど)、電子写真、電子ビルボードまたは標示、プロジェクタ、アーキテクチャ構造物、電子レンジ、冷蔵庫、ステレオシステム、カセットレコーダーまたはプレーヤ、DVDプレーヤ、CDプレーヤ、VCR、ラジオ、ポータブルメモリチップ、洗濯機、乾燥機、洗濯機/乾燥機、パーキングメータ、(電気機械システム(EMS)、マイクロ電気機械システム(MEMS)および非MEMS適用例などにおける)パッケージング、審美構造物(たとえば、1つの宝飾品上の画像のディスプレイ)、ならびに様々なEMSデバイスなど、様々な電子デバイス中に含まれるかまたはそれらに関連付けられ得ると考えられる。また、本明細書の教示は、限定はしないが、電子スイッチングデバイス、無線周波フィルタ、センサー、加速度計、ジャイロスコープ、動き感知デバイス、磁力計、コンシューマーエレクトロニクスのための慣性構成要素、コンシューマーエレクトロニクス製品の部品、バラクタ、液晶デバイス、電気泳動デバイス、駆動方式、製造プロセスおよび電子テスト機器など、非ディスプレイ適用例において使用され得る。したがって、本教示は、単に図に示す実施態様に限定されるものではなく、代わりに、当業者に直ちに明らかになるであろう広い適用性を有する。
いくつかの実施態様では、複数のディスプレイ要素は、ラインセグメント(行など)中に配置された複数の可動層によって、および、可動層に重なるラインセグメント(列など)中に配置された複数の静止電極によって形成された、アレイ中に構成され得る。得られたアレイは、光学ディスプレイを形成し得る。そのような実施態様では、各ディスプレイ要素は、可動層ラインセグメントと静止電極ラインセグメントとに電気的に結合される1つまたは複数のドライバ回路によって、少なくとも緩和状態と作動状態との間で駆動され得る。このようにして、電圧が、単一のディスプレイ要素の可動層と静止電極との間に印加されて、可動層が選択的に駆動され得る。1つまたは複数のドライバ回路を、可動層および静止電極と電気的に結合するために、複数のドライバラインが、各可動層ラインセグメントとドライバ回路との間、および各静止電極ラインセグメントとドライバ回路との間にルーティングされ得る。いくつかの実施態様では、可動層および静止電極は、単一のドライバ回路に電気的に結合され得る。いくつかの他の実施態様では、EMSデバイスは、可動層ラインセグメントの各々に電気的に結合される第1のドライバ回路と、静止電極ラインセグメントの各々に電気的に結合される第2のドライバ回路とを含み得る。
既存のEMSデバイスでは、ドライバラインは、典型的には、アレイのフットプリントの周囲の「ルーティング境界(routing border)」となる、ディスプレイ要素のアレイの側面にルーティングされる。言い換えれば、ドライバラインは、典型的には、アレイの上方または下方にルーティングされないが、代わりにアレイの横にルーティングされて、1つまたは複数のドライバをアレイの側面と電気的に結合する。本明細書で使用するアレイのフットプリントは、アレイのディスプレイ要素によって形成されたアレイの面積を指す。たとえば、アレイのフットプリントは、アレイのディスプレイ要素によって形成されたアレイの外側境界であり得る。可動層のラインセグメントおよび/または静止電極のラインセグメントの数が増すにつれて、より多くのルーティングラインが必要とされるので、そのようなルーティング境界の面積または幅は、ディスプレイのサイズが増大するにつれて増大し得る。いくつかの実施態様では、ディスプレイエリアが所与の面積またはフットプリント内で最大化され得るように、EMSデバイスのルーティング境界のサイズを最小化することが有用であり得る。本明細書で開示するいくつかの実施態様では、ドライバラインが、少なくとも部分的にディスプレイ要素のアレイの上方または下方にルーティングされて、ディスプレイの側面のルーティング境界のサイズが低減される。すなわち、いくつかの実施態様では、ドライバラインは、ディスプレイの側方面に沿うのみであるものとは対照的に、アレイのディスプレイ要素のうちの少なくともいくつかの上方または下方にルーティングされ得る。このようにして、関連するルーティング境界が、より小さい空間を必要とするので、より大きいアレイが、所与の面積またはフットプリント内に適合し得る。
本開示で説明する主題の特定の実施態様は、以下の潜在的な利点のうちの1つまたは複数を実現するように実施され得る。たとえば、少なくとも部分的にアレイ内にルーティングされたドライバラインを含むEMSデバイスは、アレイに関連付けられた任意のルーティング境界の幅を低減することができる。ディスプレイ要素のアレイに関連付けられたルーティング境界の幅を低減することで、より大きいアレイが所与のフットプリントまたは面積内に位置することが可能になる。加えて、ディスプレイ要素のアレイに関連付けられたルーティング境界の幅を低減することで、所与のアレイが、アレイの完全に外部にルーティングされるドライバラインによってドライバ回路に電気的に結合される同様のサイズのアレイよりも、小さいハウジング内に配置されることが可能になる。ディスプレイハウジングのサイズを低減することもまた、EMSデバイスを製作するためのより低い材料費につながり得、(ディスプレイの周囲のよりスリムなハウジング境界および/またはトリム(trims)をもたらすなど)ユーザにとってより審美的に美しくなり得る。ディスプレイ要素のアレイに関連付けられたルーティング境界の幅を低減することで、より小型および/またはよりスリムなディスプレイ設計も可能になり得る。そのような設計は、デバイスのコストを低減しながら、所与のサイズの基板上でより多くのEMSディスプレイデバイスを生じ得る。さらに、そのような設計は、ディスプレイ市場における他の既存の製品に適合するフォームファクタをもつEMSディスプレイデバイスをもたらし得る。
説明する実施態様が適用され得る好適なEMSまたはMEMSデバイスの一例は、反射型ディスプレイデバイスである。反射型ディスプレイデバイスは、光学干渉の原理を使用してそれに入射する光を選択的に吸収および/または反射するためにIMODを組み込むことができる。IMODは、吸収体、吸収体に対して可動である反射体、ならびに吸収体と反射体との間に画定された光共振キャビティを含むことができる。反射体は、2つ以上の異なる位置に移動され得、これは、光共振キャビティのサイズを変化させ、それによりIMODの反射率に影響を及ぼすことがある。IMODの反射スペクトルは、かなり広いスペクトルバンドをもたらすことができ、そのスペクトルバンドは、異なる色を生成するために可視波長にわたってシフトされ得る。スペクトルバンドの位置は、光共振キャビティの厚さを変更することによって、すなわち、反射体の位置を変更することによって調節され得る。
図1は、IMODディスプレイデバイスの一連のピクセル中の2つの隣接ピクセルを示す等角図の一例を示す。IMODディスプレイデバイスは、1つまたは複数の干渉MEMSディスプレイ要素を含む。これらのデバイスでは、MEMSディスプレイ要素のピクセルが、明状態または暗状態のいずれかにあることがある。明(「緩和」、「開」または「オン」)状態では、ディスプレイ要素は、たとえば、ユーザに、入射可視光の大部分を反射する。逆に、暗(「作動」、「閉」または「オフ」)状態では、ディスプレイ要素は入射可視光をほとんど反射しない。いくつかの実施態様では、オン状態の光反射特性とオフ状態の光反射特性は逆にされ得る。MEMSピクセルは、黒および白に加えて、主に、カラーディスプレイを可能にする特定の波長において、反射するように構成され得る。
IMODディスプレイデバイスは、IMODの行/列アレイを含むことができる。各IMODは、(光ギャップまたはキャビティとも呼ばれる)エアギャップを形成するように互いから可変で制御可能な距離をおいて配置された反射層のペア、すなわち、可動反射層と固定部分反射層とを含むことができる。可動反射層は、少なくとも2つの位置の間で移動され得る。第1の位置、すなわち、緩和位置では、可動反射層は、固定部分反射層から比較的大きい距離をおいて配置され得る。第2の位置、すなわち、作動位置では、可動反射層は、部分反射層により近接して配置され得る。それら2つの層から反射する入射光は、可動反射層の位置に応じて、強め合うようにまたは弱め合うように干渉し、各ピクセルについて全反射状態または無反射状態のいずれかを引き起こすことがある。いくつかの実施態様では、IMODは、作動していないときに反射状態にあり、可視スペクトル内の光を反射し得、また、作動しているときに暗状態にあり、可視範囲外の光(たとえば、赤外光)を反射し得る。ただし、いくつかの他の実施態様では、IMODは、作動していないときに暗状態にあり、作動しているときに反射状態にあり得る。いくつかの実施態様では、印加電圧の導入が、状態を変更するようにピクセルを駆動することができる。いくつかの他の実施態様では、印加電荷が、状態を変更するようにピクセルを駆動することができる。
図1中のピクセルアレイの図示の部分は、2つの隣接するIMOD12を含む。(図示のような)左側のIMOD12では、可動反射層14が、部分反射層を含む光学スタック16からの所定の距離における緩和位置に示されている。左側のIMOD12にわたって印加された電圧Vは、可動反射層14の作動を引き起こすには不十分である。右側のIMOD12では、可動反射層14は、光学スタック16の近くの、またはそれに隣接する作動位置に示されている。右側のIMOD12にわたって印加された電圧Vbiasは、可動反射層14を作動位置に維持するのに十分である。
図1では、ピクセル12の反射特性が、概して、ピクセル12に入射する光13と、左側のピクセル12から反射する光15とを示す矢印を用いて示されている。詳細に示していないが、ピクセル12に入射する光13の大部分は透明基板20を透過され、光学スタック16に向かうことになることを、当業者なら理解されよう。光学スタック16に入射する光の一部分は光学スタック16の部分反射層を透過されることになり、一部分は反射され、透明基板20を通って戻ることになる。光学スタック16を透過された光13の部分は、可動反射層14において反射され、透明基板20に向かって(およびそれを通って)戻ることになる。光学スタック16の部分反射層から反射された光と可動反射層14から反射された光との間の(強め合うまたは弱め合う)干渉が、ピクセル12から反射される光15の波長を決定することになる。
光学スタック16は、単一の層またはいくつかの層を含むことができる。その層は、電極層と、部分反射および部分透過層と、透明な誘電体層とのうちの1つまたは複数を含むことができる。いくつかの実施態様では、光学スタック16は、電気伝導性であり、部分的に透明で、部分的に反射性であり、たとえば、透明基板20上に上記の層のうちの1つまたは複数を堆積させることによって、作製され得る。電極層は、様々な金属、たとえば酸化インジウムスズ(ITO)など、様々な材料から形成され得る。部分反射層は、様々な金属、たとえば、クロム(Cr)、半導体、および誘電体など、部分的に反射性である様々な材料から形成され得る。部分反射層は、材料の1つまたは複数の層から形成され得、それらの層の各々は、単一の材料または材料の組合せから形成され得る。いくつかの実施態様では、光学スタック16は、光吸収体と導体の両方として働く、金属または半導体の単一の半透明の厚みを含むことができるが、(たとえば、光学スタック16の、またはIMODの他の構造の)異なる、より伝導性の高い層または部分が、IMODピクセル間で信号をバスで伝達するように働くことができる。光学スタック16は、1つまたは複数の伝導性層または伝導性/吸収層をカバーする、1つまたは複数の絶縁層または誘電体層をも含むことができる。
いくつかの実施態様では、光学スタック16の層は、以下でさらに説明するように、平行ストリップにパターニングされ得、ディスプレイデバイスにおける行電極を形成し得る。当業者によって理解されるように、「パターニング」という用語は、本明細書では、マスキングプロセスならびにエッチングプロセスを指すために使用される。いくつかの実施態様では、アルミニウム(Al)などの高伝導性および反射性材料が可動反射層14のために使用され得、これらのストリップはディスプレイデバイスにおける列電極を形成し得る。可動反射層14は、(光学スタック16の行電極に直交する)1つまたは複数の堆積された金属層の一連の平行ストリップとして形成されて、ポスト18の上に堆積された列とポスト18間に堆積された介在する犠牲材料とを形成し得る。犠牲材料がエッチング除去されると、画定されたギャップ19または光キャビティが可動反射層14と光学スタック16との間に形成され得る。いくつかの実施態様では、ポスト18間の間隔は約1〜1000μmであり得、ギャップ19は10,000オングストローム(Å)未満であり得る。
いくつかの実施態様では、IMODの各ピクセルは、作動状態にあろうと緩和状態にあろうと、本質的に、固定反射層および可動反射層によって形成されるキャパシタである。電圧が印加されないとき、可動反射層14は、図1中の左側のピクセル12によって示されるように、機械的に緩和した状態にとどまり、可動反射層14と光学スタック16との間のギャップ19がある。しかしながら、電位差、たとえば、電圧が、選択された行および列のうちの少なくとも1つに印加されたとき、対応するピクセルにおける行電極と列電極との交差部に形成されたキャパシタは帯電し、静電力がそれらの電極を引き合わせる。印加された電圧がしきい値を超える場合、可動反射層14は、変形し、光学スタック16の近くにまたはそれに対して移動することができる。光学スタック16内の誘電体層(図示せず)が、図1中の右側の作動ピクセル12によって示されるように、短絡を防ぎ、層14と層16との間の分離距離を制御し得る。その挙動は、印加電位差の極性にかかわらず同じである。いくつかの事例ではアレイ中の一連のピクセルが「行」または「列」と呼ばれることがあるが、ある方向を「行」と呼び、別の方向を「列」と呼ぶことは恣意的であることを、当業者は容易に理解されよう。言い換えれば、いくつかの配向では、行は列と見なされ得、列は行であると見なされ得る。さらに、ディスプレイ要素は、直交する行および列に一様に配置されるか(「アレイ」)、または、たとえば、互いに対して一定の位置オフセットを有する、非線形構成で配置され得る(「モザイク」)。「アレイ」および「モザイク」という用語は、いずれかの構成を指し得る。したがって、ディスプレイは、「アレイ」または「モザイク」を含むものとして言及されるが、その要素自体は、いかなる事例においても、互いに直交して配置される必要がなく、または一様な分布で配設される必要がなく、非対称形状および不均等に分布された要素を有する配置を含み得る。
図2は、3×3IMODディスプレイを組み込んだ電子デバイスを示すシステムブロック図の一例を示す。電子デバイスは、1つまたは複数のソフトウェアモジュールを実行するように構成され得るプロセッサ21を含む。オペレーティングシステムを実行することに加えて、プロセッサ21は、ウェブブラウザ、電話アプリケーション、電子メールプログラム、または他のソフトウェアアプリケーションを含む、1つまたは複数のソフトウェアアプリケーションを実行するように構成され得る。
プロセッサ21は、アレイドライバ22と通信するように構成され得る。アレイドライバ22は、たとえば、ディスプレイアレイまたはパネル30に、信号を与える行ドライバ回路24と列ドライバ回路26とを含むことができる。図2には、図1に示したIMODディスプレイデバイスの断面が線1−1によって示されている。図2は明快のためにIMODの3×3アレイを示しているが、ディスプレイアレイ30は、極めて多数のIMODを含んでいることがあり、列におけるIMODの数とは異なる数のIMODを行において有し得、その逆も同様である。
図3は、図1のIMODについての可動反射層位置対印加電圧を示す図の一例を示す。MEMS IMODの場合、行/列(すなわち、コモン/セグメント)書込みプロシージャが、図3に示すこれらのデバイスのヒステリシス特性を利用し得る。IMODは、可動反射層またはミラーに緩和状態から作動状態に変更させるために、たとえば、約10ボルトの電位差を必要とし得る。電圧がその値から低減されると、電圧が低下して、たとえば、10ボルトより下に戻ったとき、可動反射層はそれの状態を維持するが、電圧が2ボルトより下に低下するまで、可動反射層は完全には緩和しない。したがって、図3に示すように、印加電圧のウィンドウがある電圧の範囲、約3〜7ボルトが存在し、そのウィンドウ内でデバイスは緩和状態または作動状態のいずれかで安定している。これは、本明細書では「ヒステリシスウィンドウ」または「安定性ウィンドウ」と呼ばれる。図3のヒステリシス特性を有するディスプレイアレイ30の場合、行/列書込みプロシージャは、一度に1つまたは複数の行をアドレス指定するように設計され得、その結果、所与の行のアドレス指定中に、作動されるべきアドレス指定された行におけるピクセルは、約10ボルトの電圧差にさらされ、緩和されるべきピクセルは、ほぼ0ボルトの電圧差にさらされる。アドレス指定後に、それらのピクセルは、それらが前のストローブ状態にとどまるような、約5ボルトの定常状態またはバイアス電圧差にさらされる。この例では、アドレス指定された後に、各ピクセルは、約3〜7ボルトの「安定性ウィンドウ」内の電位差を経験する。このヒステリシス特性の特徴は、たとえば、図1に示した、ピクセル設計が、同じ印加電圧条件下で作動または緩和のいずれかの既存の状態で安定したままであることを可能にする。各IMODピクセルは、作動状態にあろうと緩和状態にあろうと、本質的に、固定反射層および可動反射層によって形成されるキャパシタであるので、この安定状態は、電力を実質的に消費するかまたは失うことなしに、ヒステリシスウィンドウ内の定常電圧において保持され得る。その上、印加電圧電位が実質的に固定のままである場合、電流は本質的にほとんどまたはまったくIMODピクセルに流れ込まない。
いくつかの実施態様では、所与の行におけるピクセルの状態の所望の変化(もしあれば)に従って、列電極のセットに沿って「セグメント」電圧の形態のデータ信号を印加することによって、画像のフレームが作成され得る。次に、フレームが一度に1行書き込まれるように、アレイの各行がアドレス指定され得る。第1の行におけるピクセルに所望のデータを書き込むために、第1の行におけるピクセルの所望の状態に対応するセグメント電圧が列電極上に印加され得、特定の「コモン」電圧または信号の形態の第1の行パルスが第1の行電極に印加され得る。次いで、セグメント電圧のセットは、第2の行におけるピクセルの状態の所望の変化(もしあれば)に対応するように変更され得、第2のコモン電圧が第2の行電極に印加され得る。いくつかの実施態様では、第1の行におけるピクセルは、列電極に沿って印加されたセグメント電圧の変化による影響を受けず、第1のコモン電圧行パルス中にそれらのピクセルが設定された状態にとどまる。このプロセスは、画像フレームを生成するために、一連の行全体、または代替的に、一連の列全体について、連続方式で繰り返され得る。フレームは、何らかの所望の数のフレーム毎秒でこのプロセスを断続的に反復することによって、新しい画像データでリフレッシュおよび/または更新され得る。
各ピクセルにわたって印加されるセグメント信号とコモン信号の組合せ(すなわち、各ピクセルにわたる電位差)は、各ピクセルの得られる状態を決定する。図4は、様々なコモン電圧およびセグメント電圧が印加されたときのIMODの様々な状態を示す表の一例を示している。当業者によって容易に理解されるように、「セグメント」電圧は、列電極または行電極のいずれかに印加され得、「コモン」電圧は、列電極または行電極のうちの他方に印加され得る。
図4に(ならびに図5Bに示すタイミング図に)示すように、開放電圧(release voltage)VCRELがコモンラインに沿って印加されたとき、コモンラインに沿ったすべてのIMOD要素は、セグメントラインに沿って印加された電圧、すなわち、高いセグメント電圧VSおよび低いセグメント電圧VSにかかわらず、代替的に開放または非作動状態と呼ばれる、緩和状態に入れられることになる。特に、開放電圧VCRELがコモンラインに沿って印加されると、そのピクセルのための対応するセグメントラインに沿って高いセグメント電圧VSが印加されたときも、低いセグメント電圧VSが印加されたときも、変調器にわたる潜在的な電圧(代替的にピクセル電圧と呼ばれる)は緩和ウィンドウ(図3参照。開放ウィンドウとも呼ばれる)内にある。
高い保持電圧VCHOLD_Hまたは低い保持電圧VCHOLD_Lなどの保持電圧がコモンライン上に印加されたとき、IMODの状態は一定のままであることになる。たとえば、緩和IMODは緩和位置にとどまることになり、作動IMODは作動位置にとどまることになる。保持電圧は、対応するセグメントラインに沿って高いセグメント電圧VSが印加されたときも、低いセグメント電圧VSが印加されたときも、ピクセル電圧が安定性ウィンドウ内にとどまることになるように、選択され得る。したがって、セグメント電圧スイング(voltage swing)、すなわち、高いVSと低いセグメント電圧VSとの間の差は、正または負のいずれかの安定性ウィンドウの幅よりも小さい。
高いアドレス指定電圧VCADD_Hまたは低いアドレス指定電圧VCADD_Lなどのアドレス指定または作動電圧がコモンライン上に印加されたとき、それぞれのセグメントラインに沿ったセグメント電圧の印加によって、データがそのコモンラインに沿った変調器に選択的に書き込まれ得る。セグメント電圧は、作動が印加されたセグメント電圧に依存するように選択され得る。アドレス指定電圧がコモンラインに沿って印加されたとき、一方のセグメント電圧の印加は、安定性ウィンドウ内のピクセル電圧をもたらし、ピクセルが非作動のままであることを引き起こすことになる。対照的に、他方のセグメント電圧の印加は、安定性ウィンドウを越えるピクセル電圧をもたらし、ピクセルの作動をもたらすことになる。作動を引き起こす特定のセグメント電圧は、どのアドレス指定電圧が使用されるかに応じて変動することができる。いくつかの実施態様では、高いアドレス指定電圧VCADD_Hがコモンラインに沿って印加されたとき、高いセグメント電圧VSの印加は、変調器がそれの現在位置にとどまることを引き起こすことがあり、低いセグメント電圧VSの印加は、変調器の作動を引き起こすことがある。当然の結果として、低いアドレス指定電圧VCADD_Lが印加されたとき、セグメント電圧の影響は反対であり、高いセグメント電圧VSは変調器の作動を引き起こし、低いセグメント電圧VSは変調器の状態に影響しない(すなわち、安定したままである)ことがある。
いくつかの実施態様では、常に変調器のにわたって同じ極性電位差を引き起こす保持電圧、アドレス電圧、およびセグメント電圧が使用され得る。いくつかの他の実施態様では、変調器の電位差の極性を交番する信号が使用され得る。変調器にわたる極性の交番(すなわち、書込みプロシージャの極性の交番)は、単一の極性の反復書込み動作後に起こることがある電荷蓄積を低減または抑止し得る。
図5Aは、図2の3×3IMODディスプレイにおけるディスプレイデータのフレームを示す図の一例を示す。図5Bは、図5Aに示すディスプレイデータのフレームを書き込むために使用され得るコモン信号およびセグメント信号についてのタイミング図の一例を示す。それらの信号は、たとえば、図2の3×3アレイに印加され得、これは、図5Aに示すライン時間60eディスプレイ配置を最終的にもたらすことになる。図5A中の作動変調器は暗状態にあり、すなわち、その状態では、反射光の実質的部分が、たとえば、閲覧者に、暗いアピアランスをもたらすように可視スペクトルの外にある。図5Aに示すフレームを書き込むより前に、ピクセルは任意の状態にあることがあるが、図5Bのタイミング図に示す書込みプロシージャは、各変調器が、第1のライン時間60aの前に、開放されており、非作動状態に属すると仮定する。
第1のライン時間60a中に、開放電圧70がコモンライン1上に印加され、コモンライン2上に印加される電圧が、高い保持電圧72において始まり、開放電圧70に移動し、低い保持電圧76がコモンライン3に沿って印加される。したがって、コモンライン1に沿った変調器(コモン1,セグメント1)、(1,2)および(1,3)は、第1のライン時間60aの持続時間の間、緩和または非作動状態にとどまり、コモンライン2に沿った変調器(2,1)、(2,2)および(2,3)は、緩和状態に移動することになり、コモンライン3に沿った変調器(3,1)、(3,2)および(3,3)は、それらの前の状態にとどまることになる。図4を参照すると、コモンライン1、2または3のいずれも、ライン時間60a中に作動を引き起こす電圧レベルにさらされていないので(すなわち、VCREL−緩和、およびVCHOLD_L−安定)、セグメントライン1、2および3に沿って印加されたセグメント電圧は、IMODの状態に影響しないことになる。
第2のライン時間60b中に、コモンライン1上の電圧は高い保持電圧72に移動し、コモンライン1に沿ったすべての変調器は、アドレス指定または作動電圧がコモンライン1上に印加されなかったので、印加されたセグメント電圧にかかわらず、緩和状態にとどまる。コモンライン2に沿った変調器は、開放電圧70の印加により、緩和状態にとどまり、コモンライン3に沿った変調器(3,1)、(3,2)および(3,3)は、コモンライン3に沿った電圧が開放電圧70に移動するとき、緩和することになる。
第3のライン時間60c中に、コモンライン1は、コモンライン1上に高いアドレス電圧74を印加することによってアドレス指定される。このアドレス電圧の印加中に低いセグメント電圧64がセグメントライン1および2に沿って印加されるので、変調器(1,1)および(1,2)にわたるピクセル電圧は変調器の正の安定性ウィンドウの上端よりも大きく(すなわち、電圧差は、あらかじめ定義されたしきい値を超えた)、変調器(1,1)および(1,2)は作動される。逆に、高いセグメント電圧62がセグメントライン3に沿って印加されるので、変調器(1,3)にわたるピクセル電圧は、変調器(1,1)および(1,2)のピクセル電圧よりも小さく、変調器の正の安定性ウィンドウ内にとどまり、したがって変調器(1,3)は緩和したままである。また、ライン時間60c中に、コモンライン2に沿った電圧は低い保持電圧76に減少し、コモンライン3に沿った電圧は開放電圧70にとどまり、コモンライン2および3に沿った変調器を緩和位置のままにする。
第4のライン時間60d中に、コモンライン1上の電圧は、高い保持電圧72に戻り、コモンライン1に沿った変調器を、それらのそれぞれのアドレス指定された状態のままにする。コモンライン2上の電圧は低いアドレス電圧78に減少される。高いセグメント電圧62がセグメントライン2に沿って印加されるので、変調器(2,2)にわたるピクセル電圧は、変調器の負の安定性ウィンドウの下側端部(lower end)を下回り、変調器(2,2)が作動することを引き起こす。逆に、低いセグメント電圧64がセグメントライン1および3に沿って印加されるので、変調器(2,1)および(2,3)は緩和位置にとどまる。コモンライン3上の電圧は、高い保持電圧72に増加し、コモンライン3に沿った変調器を緩和状態のままにする。
最後に、第5のライン時間60e中に、コモンライン1上の電圧は高い保持電圧72にとどまり、コモンライン2上の電圧は低い保持電圧76にとどまり、コモンライン1および2に沿った変調器を、それらのそれぞれのアドレス指定された状態のままにする。コモンライン3上の電圧は、コモンライン3に沿った変調器をアドレス指定するために、高いアドレス電圧74に増加する。低いセグメント電圧64がセグメントライン2および3上に印加されるので、変調器(3,2)および(3,3)は作動するが、セグメントライン1に沿って印加された高いセグメント電圧62は、変調器(3,1)が緩和位置にとどまることを引き起こす。したがって、第5のライン時間60eの終わりに、3×3ピクセルアレイは、図5Aに示す状態にあり、他のコモンライン(図示せず)に沿った変調器がアドレス指定されているときに起こり得るセグメント電圧の変動にかかわらず、保持電圧がコモンラインに沿って印加される限り、その状態にとどまることになる。
図5Bのタイミング図では、所与の書込みプロシージャ(すなわち、ライン時間60a〜60e)は、高い保持およびアドレス電圧、または低い保持およびアドレス電圧のいずれかの使用を含むことができる。書込みプロシージャが所与のコモンラインについて完了されると(また、コモン電圧が、作動電圧と同じ極性を有する保持電圧に設定されると)、ピクセル電圧は、所与の安定性ウィンドウ内にとどまり、開放電圧がそのコモンライン上に印加されるまで、緩和ウィンドウを通過しない。さらに、各変調器が、変調器をアドレス指定するより前に書込みプロシージャの一部として開放されるので、開放時間ではなく変調器の作動時間が、必要なライン時間を決定し得る。詳細には、変調器の開放時間が作動時間よりも大きい実施態様では、開放電圧は、図5Bに示すように、単一のライン時間よりも長く印加され得る。いくつかの他の実施態様では、コモンラインまたはセグメントラインに沿って印加される電圧が、異なる色の変調器など、異なる変調器の作動電圧および開放電圧の変動を相殺するように変動し得る。
上記に記載した原理に従って動作するIMODの構造の詳細は大きく異なり得る。たとえば、図6A〜図6Eは、可動反射層14とそれの支持構造とを含む、IMODの異なる実施態様の断面図の例を示している。図6Aは、金属材料のストリップ、すなわち、可動反射層14が、基板20から直角に延在する支持体18上に堆積される、図1のIMODディスプレイの部分断面図の一例を示している。図6Bでは、各IMODの可動反射層14は、概して形状が正方形または長方形であり、コーナーにおいてまたはその近くでテザー32に接して支持体に取り付けられる。図6Cでは、可動反射層14は、概して形状が正方形または長方形であり、フレキシブルな金属を含み得る変形可能層34から吊るされる。変形可能層34は、可動反射層14の外周の周りで基板20に直接または間接的に接続することがある。これらの接続は、本明細書では支持ポストと呼ばれる。図6Cに示す実施態様は、変形可能層34によって行われる可動反射層14の機械的機能からのそれの光学的機能の分離から派生する追加の利益を有する。この分離は、反射層14のために使用される構造設計および材料と、変形可能層34のために使用される構造設計および材料とが、互いとは無関係に最適化されることを可能にする。
図6Dは、可動反射層14が反射副層(reflective sub−layer)14aを含む、IMODの別の例を示している。可動反射層14は、支持ポスト18などの支持構造上に載る。支持ポスト18は、たとえば、可動反射層14が緩和位置にあるとき、可動反射層14と光学スタック16との間にギャップ19が形成されるように、下側静止電極(すなわち、図示のIMODにおける光学スタック16の一部)からの可動反射層14の分離を可能にする。可動反射層14は、電極として働くように構成され得る伝導性層14cと、支持層14bとをも含むことができる。この例では、伝導性層14cは、基板20から遠位にある支持層14bの一方の面に配設され、反射副層14aは、基板20の近位にある支持層14bの他方の面に配設される。いくつかの実施態様では、反射副層14aは、伝導性であることがあり、支持層14bと光学スタック16との間に配設され得る。支持層14bは、誘電材料、たとえば、酸窒化ケイ素(SiON)または二酸化ケイ素(SiO)の、1つまたは複数の層を含むことができる。いくつかの実施態様では、支持層14bは、たとえば、SiO/SiON/SiO3層スタックなど、複数の層のスタックであり得る。反射副層14aと伝導性層14cのいずれかまたは両方は、たとえば、約0.5%の銅(Cu)または別の反射金属材料を用いた、アルミニウム(Al)合金を含むことができる。誘電支持層14bの上および下で伝導性層14aおよび14cを採用することは、応力のバランスをとり、伝導の向上を与えることができる。いくつかの実施態様では、反射副層14aおよび伝導性層14cは、可動反射層14内の特定の応力プロファイルを達成することなど、様々な設計目的で、異なる材料から形成され得る。
図6Dに示すように、いくつかの実施態様はブラックマスク構造23をも含むことができる。ブラックマスク構造23は、周辺光または迷光を吸収するために、光学不活性領域において(たとえば、ピクセル間にまたはポスト18の下に)形成され得る。ブラックマスク構造23はまた、光がディスプレイの不活性部分から反射されることまたはそれを透過されることを抑止し、それによりコントラスト比を上げることによって、ディスプレイデバイスの光学的特性を改善することができる。さらに、ブラックマスク構造23は、伝導性であり、電気的バス層として機能するように構成され得る。いくつかの実施態様では、行電極は、接続された行電極の抵抗を低減するために、ブラックマスク構造23に接続され得る。ブラックマスク構造23は、堆積およびパターニング技法を含む様々な方法を使用して形成され得る。ブラックマスク構造23は1つまたは複数の層を含むことができる。たとえば、いくつかの実施態様では、ブラックマスク構造23は、それぞれ、約30〜80Å、500〜1000Å、および500〜6000Åの範囲内の厚さをもつ、光吸収体として働くモリブデンクロム(MoCr)層と、反射体として働くアルミニウム合金層と、バス層とを含む。1つまたは複数の層は、たとえば、MoCr層およびSiO層の場合は、四フッ化炭素(CF)および/または酸素(O)、ならびにアルミニウム合金層の場合は、塩素(Cl)および/または三塩化ホウ素(BCl)を含む、フォトリソグラフィおよびドライエッチングを含む、様々な技法を使用してパターニングされ得る。いくつかの実施態様では、ブラックマスク23はエタロンまたは干渉スタック構造であり得る。そのような干渉スタックブラックマスク構造23では、伝導性吸収体は、各行または列の光学スタック16における下側静止電極間で信号を送信するかまたは信号をバスで運ぶために使用され得る。いくつかの実施態様では、スペーサ層35が、ブラックマスク23中の伝導性層から吸収層16aを概して電気的に絶縁するのに、役立つことができる。
図6Eは、可動反射層14が自立している、IMODの別の例を示している。図6Dとは対照的に、図6Eの実施態様は支持ポスト18を含まない。代わりに、可動反射層14は、複数のロケーションにおいて、下にある光学スタック16に接触し、可動反射層14の湾曲は、IMODにわたる電圧が作動を引き起こすには不十分であるとき、可動反射層14が図6Eの非作動位置に戻るという、十分な支持を与える。複数のいくつかの異なる層を含んでいることがある光学スタック16は、ここでは明快のために、光吸収体16aと誘電体16bとを含む状態で示されている。いくつかの実施態様では、光吸収体16aは、固定電極としても、部分反射層としても働き得る。
図6A〜図6Eに示す実施態様などの実施態様では、IMODは直視型デバイスとして機能し、直視型デバイスでは、画像が、透明基板20の正面、すなわち、変調器が配置された面の反対の面から、閲覧される。これらの実施態様では、デバイスの背面部分(すなわち、たとえば、図6Cに示す変形可能層34を含む、可動反射層14の背後のディスプレイデバイスの任意の部分)は、反射層14がデバイスのそれらの部分を光学的に遮蔽するので、ディスプレイデバイスの画質に影響を及ぼすことまたは悪影響を及ぼすことなしに、構成され、作用され得る。たとえば、いくつかの実施態様では、バス構造(図示せず)が可動反射層14の背後に含まれ得、これは、電圧アドレス指定およびそのようなアドレス指定に起因する移動など、変調器の電気機械的特性から変調器の光学的特性を分離する能力を与える。さらに、図6A〜図6Eの実施態様は、パターニングなどの処理を簡略化することができる。
図7は、IMODのための製造プロセス80を示す流れ図の一例を示しており、図8A〜図8Eは、そのような製造プロセス80の対応する段階の断面概略図の例を示している。いくつかの実施態様では、製造プロセス80は、図7に示されていない他のブロックに加えて、たとえば、図1および図6に示す一般的なタイプのIMODを製造するために実施され得る。図1、図6および図7を参照すると、プロセス80はブロック82において開始し、基板20上への光学スタック16の形成を伴う。図8Aは、基板20上で形成されたそのような光学スタック16を示している。基板20は、ガラスまたはプラスチックなどの透明基板であり得、それは、フレキシブルであるかまたは比較的固く曲がらないことがあり、光学スタック16の効率的な形成を可能にするために、事前準備プロセス、たとえば、洗浄にかけられていることがある。上記で説明したように、光学スタック16は、電気伝導性であり、部分的に透明で、部分的に反射性であることがあり、たとえば、透明基板20上に、所望の特性を有する1つまたは複数の層を堆積させることによって、作製され得る。図8Aでは、光学スタック16は、副層16aおよび16bを有する多層構造を含むが、いくつかの他の実施態様では、より多いまたはより少ない副層が含まれ得る。いくつかの実施態様では、副層16aおよび16bのうちの1つは、組み合わせられた導体/吸収体副層16aなど、光吸収特性と伝導特性の両方で構成され得る。さらに、副層16a、16bのうちの1つまたは複数は、平行ストリップにパターニングされ得、ディスプレイデバイスにおける行電極を形成し得る。そのようなパターニングは、当技術分野で知られているマスキングおよびエッチングプロセスまたは別の好適なプロセスによって実行され得る。いくつかの実施態様では、副層16aおよび16bのうちの1つは、1つまたは複数の金属層(たとえば、1つまたは複数の反射層および/または伝導性層)上に堆積された副層16bなど、絶縁層または誘電体層であり得る。さらに、光学スタック16は、ディスプレイの行を形成する個々の平行ストリップにパターニングされ得る。
プロセス80はブロック84において続き、光学スタック16上への犠牲層25の形成を伴う。犠牲層25は、キャビティ19を形成するために後で(たとえば、ブロック90において)除去され、したがって、犠牲層25は、図1に示した得られたIMOD12には示されていない。図8Bは、光学スタック16上で形成された犠牲層25を含む、部分的に作製されたデバイスを示している。光学スタック16上での犠牲層25の形成は、後続の除去後に、所望の設計サイズを有するギャップまたはキャビティ19(図1および図8Eも参照)を与えるように選択された厚さの、モリブデン(Mo)またはアモルファスシリコン(a−Si)など、二フッ化キセノン(XeF)エッチング可能材料の堆積を含み得る。犠牲材料の堆積は、物理堆積(PVD、たとえば、スパッタリング)、プラズマ強化化学堆積(PECVD)、熱化学堆積(熱CVD)、またはスピンコーティングなど、堆積技法を使用して行われ得る。
プロセス80はブロック86において続き、支持構造、たとえば、図1、図6および図8Cに示すポスト18の形成を伴う。ポスト18の形成は、支持構造開口を形成するために犠牲層25をパターニングし、次いで、PVD、PECVD、熱CVD、またはスピンコーティングなど、堆積方法を使用して、ポスト18を形成するために開口中に材料(たとえば、ポリマーまたは無機材料、たとえば、酸化ケイ素)を堆積させることを含み得る。いくつかの実施態様では、犠牲層中に形成された支持構造開口は、ポスト18の下側端部が図6Aに示すように基板20に接触するように、犠牲層25と光学スタック16の両方を通って、下にある基板20まで延在することがある。代替的に、図8Cに示すように、犠牲層25中に形成された開口は、犠牲層25は通るが、光学スタック16は通らないで、延在することがある。たとえば、図8Eは、光学スタック16の上側表面(upper surface)と接触している支持ポスト18の下側端部を示している。ポスト18、または他の支持構造は、犠牲層25上に支持構造材料の層を堆積させること、および犠牲層25中の開口から離れて配置された支持構造材料の部分をパターニングすることによって形成され得る。支持構造は、図8Cに示すように開口内に配置され得るが、少なくとも部分的に、犠牲層25の一部分の上で延在することもある。上述のように、犠牲層25および/または支持ポスト18のパターニングは、パターニングおよびエッチングプロセスによって実行され得るが、代替エッチング方法によっても実行され得る。
プロセス80はブロック88において続き、図1、図6および図8Dに示す可動反射層14などの可動反射層または膜の形成を伴う。可動反射層14は、1つまたは複数のパターニング、マスキング、および/またはエッチングステップとともに、1つまたは複数の堆積ステップ、たとえば、反射層(たとえば、アルミニウム、アルミニウム合金)堆積を採用することによって、形成され得る。可動反射層14は、電気伝導性であり、電気伝導性層(electrically conductive layer)と呼ばれることがある。いくつかの実施態様では、可動反射層14は、図8Dに示すように複数の副層14a、14b、および14cを含み得る。いくつかの実施態様では、副層14aおよび14cなど、副層のうちの1つまたは複数は、それらの光学的特性のために選択された高反射性副層を含み得、別の副層14bは、それの機械的特性のために選択された機械的副層を含み得る。犠牲層25は、ブロック88において形成された部分的に作製されたIMOD中に依然として存在するので、可動反射層14は、一般にこの段階では可動でない。犠牲層25を含んでいる部分的に作製されたIMODは、本明細書では「非開放」IMODと呼ばれることもある。図1に関して上記で説明したように、可動反射層14は、ディスプレイの列を形成する個々の平行ストリップにパターニングされ得る。
プロセス80はブロック90において続き、キャビティ、たとえば、図1、図6および図8Eに示すキャビティ19の形成を伴う。キャビティ19は、(ブロック84において堆積された)犠牲材料25をエッチャントにさらすことによって形成され得る。たとえば、MoまたはアモルファスSiなどのエッチング可能犠牲材料が、ドライ化学エッチングによって、たとえば、一般に、キャビティ19を囲む構造に対して選択的に除去される、所望の量の材料を除去するのに有効である期間の間、固体XeFから派生した蒸気などの気体または蒸気エッチャントに犠牲層25をさらすことによって、除去され得る。他のエッチング方法、たとえば、ウェットエッチングおよび/またはプラズマエッチングも使用され得る。犠牲層25がブロック90中に除去されるので、可動反射層14は、一般に、この段階後に可動となる。犠牲材料25の除去後に、得られた完全にまたは部分的に作製されたIMODは、本明細書では「開放」IMODと呼ばれることがある。
図9は、ディスプレイ要素916のアレイ910と、ドライバ回路920と、アレイ910とドライバ回路920との間でアレイ910の横にルーティングされた複数のドライバライン922、924aおよび924bとを含む、EMSデバイス900の上面図の一例を示す。いくつかの実施態様では、アレイ910は、複数の行912と、複数の列914とを含む。上記で説明したように、いくつかの事例ではアレイ910の各部分が「行」または「列」と呼ばれることがあるが、ある方向を「行」と呼び、別の方向を「列」と呼ぶことは恣意的であることを、当業者は容易に理解されよう。言い換えれば、いくつかの配向では、行912は列と見なされ得、列914は行であると見なされ得る。さらに、ディスプレイ要素916は、(図示のように)直交する行912および列914に一様に配置されるか、または、たとえば、互いに対して一定の位置オフセットを有する、非線形構成で配置され得る(「モザイク」)。「アレイ」および「モザイク」という用語は、いずれかの構成を指し得る。したがって、EMSデバイス900は、「アレイ」910を含むものとして言及されるが、ディスプレイ要素916自体は、いかなる事例においても、互いに直交して配置される必要がなく、または一様な分布で配設される必要がなく、非対称形状および不均等に分布された要素を有する配置を含み得る。
図9をさらに参照すると、行912および列914の重なる部分は、アレイ910の個々のディスプレイ要素916を画定し得る。いくつかの実施態様では、行912は、電圧がそれらの間に印加されるとき、列914に対して移動するように構成された可動層を含み得る。このようにして、各ディスプレイ要素916の可動層は、異なる波長の光を反射するために、少なくとも緩和状態と作動状態との間で移動し得る。いくつかの実施態様では、ドライバ回路920が1つまたは複数の行912へ、および1つまたは複数の列914へ信号を印加することができるように、ドライバ回路920は、行912および列914の各々に電気的に結合される。このようにして、電圧が、単一のディスプレイ要素916の行912と列914との間に印加されて、行912または列914が他方に対して選択的に駆動され得る。
いくつかの実施態様では、行912は、複数のドライバライン924aおよび924bによって、ドライバ回路920に電気的に結合される。図示のように、各ドライバライン924aおよび924bは、ドライバ回路920と接続パッド926との間にルーティングされる。接続パッド926は、信号がドライバライン924aおよび924bを介して各行912に印加され得るように、各行912の端部に電気的に接続される。
いくつかの実施態様では、第1のグループのドライバライン924aは、アレイ910の第1の側方面に沿ってドライバ回路920からあるグループの行912へルーティングされ得る。図9に示すように、アレイ910の第1の側面に沿ったドライバライン924aのルーティングは、幅寸法Wを有するルーティング境界931aを作り出す。加えて、第2のグループのドライバライン924bは、アレイ910の第2の側方面に沿ってドライバ回路920からあるグループの行912へルーティングされ得る。アレイ910の第2の側面に沿ったドライバライン924bのルーティングは、幅寸法Wを有するルーティング境界931bを作り出す。別のグループのドライバライン922は、アレイ910の第3の側方面に沿ってドライバ回路920から列914へルーティングされ得る。アレイ910の第3の側面に沿ったドライバライン922のルーティングは、幅寸法Wを有するルーティング境界933を作り出す。上記で説明したように、行912の数および/または列914の数が増すにつれて、より多くのルーティングライン922、924aおよび924bが必要とされるので、ルーティング境界931a、931bおよび933の幅寸法W、WおよびWは、アレイ910のサイズが増大するにつれて増大し得る。したがって、EMSデバイスのアレイの面積が所与の面積またはフットプリント内で最大化され得るように、EMSデバイスの任意のルーティング境界のサイズを最小化することが有用であり得る。
図10Aは、図9のディスプレイ要素916のアレイ910と、ドライバ回路1021と、少なくとも部分的にアレイ910の下方で、アレイ910とドライバ回路1021との間にルーティングされた複数のドライバライン1024aとを含む、EMSデバイス1000aの底面図の一例を示す。図9のEMSデバイス900と同様に、列914は、複数のドライバライン922によってドライバ回路1021に電気的に結合される。ドライバ回路1021と列914との間のドライバライン922のルーティングは、幅寸法Wを有するルーティング境界1033を作り出す。
いくつかの実施態様では、行912は、複数のドライバライン1024aによって、ドライバ回路1021に電気的に結合される。図9のEMSデバイス900とは対照的に、各ドライバライン1024aの少なくとも一部分は、(たとえば、少なくとも部分的にその面積のフットプリント内の)アレイ910の下で、ドライバ回路1021から、行912の端部に電気的に結合される接続パッド926へルーティングされる。図9および図10Aを比較することによって示されるように、EMSデバイスのためのルーティング境界によって必要とされる総面積は、アレイの側面のみではなく、少なくとも部分的にディスプレイ要素のアレイの上方または下方にドライバラインをルーティングすることによって、低減され得る。たとえば、ドライバライン1024aが、少なくとも部分的にアレイ910の下にルーティングされるので、ドライバライン1024aは、接続パッド926が配設されるアレイ910の側方面のルーティング境界1031aおよび1031bの幅寸法WおよびWに寄与しない。結果として、ルーティング境界1031aおよび1031bの幅寸法WおよびWは、図9のEMSデバイス900のルーティング境界931aおよび931bの幅寸法よりも著しく小さい。したがって、図10AのEMSデバイス1000aは、各デバイスのアレイ910が同様のサイズであるとしても、図9のEMSデバイス900よりも小さいフットプリントまたは面積内に適合し得る。代替的に、図10Aのドライバライン1024aのルーティングは、より小さい面積がルーティング境界1031aおよび1031bのために必要とされるので、図9のEMSデバイス900と同じフットプリントまたは面積内でより大きいアレイを適合させるために使用され得る。
図10Bは、図9のディスプレイ要素916のアレイ910と、第1のドライバ回路1027と、第2のドライバ回路1029と、アレイ910と第2のドライバ回路1029との間で少なくとも部分的にアレイ910の下方にルーティングされた複数のドライバライン1024bとを含む、EMSデバイス1000bの底面図の一例を示す。図10AのEMSデバイス1000aとは対照的に、EMSデバイス1000bは、2つのドライバ回路、すなわち、複数のドライバライン1022bによって列914に電気的に結合された第1のドライバ回路1027と、複数のドライバライン1024bによって行912に電気的に結合された第2のドライバ回路1029とを含む。結果として、EMSデバイス1000bは、第1のドライバ回路1027とアレイ910との間に配設され、第1のドライバ回路1027とアレイ910との間の距離によって画定された幅寸法Wを有する、ルーティング境界1053aを含む。EMSデバイス1000bの反対側に、ルーティング境界1053bが、第2のドライバ回路1029とアレイ910との間に配設され、第2のドライバ回路1029とアレイ910との間の距離によって画定された幅寸法Wを有する。EMSデバイス1000bはまた、各行912の端部で接続パッド926の横寸法によって画定された幅寸法WおよびWをそれぞれ有する、ルーティング境界1051aおよび1051bを含む。
図10AのEMSデバイス1000aの場合と同様に、ドライバライン1024bが、少なくとも部分的にアレイ910の下にルーティングされるので、ドライバライン1024bは、接続パッド926が配設されるアレイ910の側方面のルーティング境界1051aおよび1051bの幅寸法WおよびWに寄与しない。結果として、ルーティング境界1051aおよび1051bの幅寸法WおよびWは、図9のアレイ910のルーティング境界931aおよび931bの幅寸法よりも著しく小さい。したがって、図10BのEMSデバイス1000bは、図9のEMSデバイス900よりも小さいフットプリントまたは面積内になお適合しながら、アレイ910の行912および列914のために別々のドライバ回路1027および1029を組み込むことができる。
図10Cは、図9のディスプレイ要素916のアレイ910と、第1のドライバ回路1026と、第2のドライバ回路1028と、アレイ910と第1のドライバ回路1026および第2のドライバ回路1028のうちの1つとの間で、少なくとも部分的にアレイ910の下方にルーティングされた複数のドライバライン1024cとを含む、別のEMSデバイス1000cの底面図の一例を示す。図10BのEMSデバイス1000bとは対照的に、第1のドライバ回路1026および第2のドライバ回路1028の各々は、ディスプレイ要素916のアレイ910の行912のうちの少なくともいくつかに、および、アレイ910の列914に接続される。このようにして、第1のドライバ回路1026および第2のドライバ回路1028は、アレイ910の1つもしくは複数の行912に、および/または1つもしくは複数の列914に信号を印加することができる。結果として、EMSデバイス1000cは、第1のドライバ回路1026とアレイ910との間に配設され、第1のドライバ回路1026とアレイ910との間の距離によって画定された幅寸法Wを有する、ルーティング境界1063aを含む。EMSデバイス1000cの反対側に、ルーティング境界1063bが、第2のドライバ回路1028とアレイ910との間に配設され、第2のドライバ回路1028とアレイ910との間の距離によって画定された幅寸法Wを有する。EMSデバイス1000cはまた、各行912の端部で接続パッド926の横寸法によって画定された幅寸法WおよびWをそれぞれ有する、ルーティング境界1061aおよび1061bを含む。
図10BのEMSデバイス1000bの場合と同様に、ドライバライン1024cが、少なくとも部分的にアレイ910の下にルーティングされるので、ドライバライン1024cは、接続パッド926が配設されるアレイ910の側方面のルーティング境界1061aおよび1061bの幅寸法WおよびWに寄与しない。したがって、図10CのEMSデバイス1000cは、図9のEMSデバイス900よりも小さいフットプリントまたは面積内になお適合しながら、アレイ910の行912および列914のうちの少なくともいくつかにそれぞれ接続された、別々のドライバ回路1026および1028を組み込むことができる。
図11A〜図11Hは、少なくとも部分的にディスプレイ要素のアレイの下方にルーティングされた複数のドライバラインを有する、EMSデバイスを製造する例示的なプロセスの断面図を示す。図11Aは、前面基板層1101上に配設された例示的なアレイ1103を示す。いくつかの実施態様では、前面基板層1101は、ガラスまたはプラスチックなどの透明基板であり得、それは、フレキシブルであるかまたは比較的固く曲がらないことがあり、その上のアレイ1103の効率的な形成を可能にするために、事前準備プロセス、たとえば、洗浄にかけられていることがある。さらに、アレイ1103は、個々のディスプレイ要素として構成された複数のIMODを含み得る。いくつかの実施態様では、アレイ1103のIMODは、たとえば、図8Eの犠牲層25の開放、または図7のキャビティ形成ブロック90より前に、図7の流れ図および図8A〜図8Dの例示的なプロセスに従って製造され得る。
図11Bは、犠牲層1105がアレイ1103の上に堆積され、第1のパッシベーション層1107が犠牲層1105および前面基板層1101の上に堆積された、図11Aのアレイ1103と前面基板層1101とを示す。犠牲層1105は、犠牲層25と同じ材料、たとえば、Moまたはa−Siなど、二フッ化キセノン(XeF)でエッチング可能な材料を含み得る。第1のパッシベーション層1107は、耐食性材料、たとえば、酸化ケイ素(SiO)、酸窒化ケイ素(SiON)、窒化ケイ素(SiN)、または低い水透過速度(water permeation rate)をもつ任意の無機材料を含み得る。犠牲層1105および/または第1のパッシベーション層1107の堆積は、物理気相堆積(PVD、たとえば、スパッタリング)、プラズマ強化化学気相堆積(PECVD)、熱化学気相堆積(熱CVD)、またはスピンコーティングなど、堆積技法を使用して行われ得る。
図11Cは、アレイ1103に堆積され、電気的に結合された接続パッド1109を示す。接続パッド1109は、伝導性材料、たとえば、金属または合金を含み得る。いくつかの実施態様では、接続パッド1109は、アルミニウム(Al)、アルミニウム−銅(AlCu)、アルミニウム−ケイ素(AlSi)、モリクロム(MoCr:molychrome)、金(Au)、銅(Cu)、クロム(Cr)、ニッケル(Ni)、および/または他の低抵抗金属を含む。接続パッド1109はまた、(前面基板層1101に関して)アレイ1103の少なくとも一部分の下方に延在するドライバライン1110aにも電気的に結合される。そのような実施態様では、ドライバライン1110aの部分は、フォトレジストパターニング、ドライまたはウェット金属エッチング、レジスト除去など、一連の処理ステップを通して、個別および別々のドライバライン1110を設けるために、他のドライバライン1110から電気的に絶縁されなければならない。他のドライバライン1110もまた、少なくとも部分的にアレイ1103の下方に延在するようにルーティングされ、図示した断面図の外部でアレイ1103の他の部分に電気的に結合される他の接続パッドに電気的に結合され得る。このようにして、ドライバライン1110は、アレイ1103の下方にルーティングされ、ドライバライン1110をアレイ1103の側方面で接続パッドにルーティングすることと比較して、アレイ1103の側方面のルーティング境界が低減され得る。いくつかの実施態様では、ドライバライン1110は、アルミニウム(Al)、アルミニウム合金、および/または任意の低抵抗金属を含み得る。
図11Dは、ドライバライン1110と、接続パッド1109と、前面基板層1101との上方に堆積された、第2のパッシベーション層1111を示す。第2のパッシベーション層1111は、第1のパッシベーション層1107と同じ材料、または異なる耐食性材料を含み得る。図11Eに示すように、第2のパッシベーション層1107は、第1のパッシベーション層1107および第2のパッシベーション層1111を通して開放ホール1113を作成するために、パターニングおよびエッチングされ得る。犠牲層1105は、開放ホール1113を通して犠牲層25と同時に開放され、図示のように、アレイ1103と第1のパッシベーション層1107との間に空間をもたらすことができる。
次に図11Fを参照すると、いくつかの実施態様では、アレイ1103は、封入ハウジング内に気密シールされ得る。シールプロセスの一部として、シールリング1115が、アレイ1103の周囲で円周方向に前面基板層1101上に堆積され得る。いくつかの実施態様では、アンチスティクションコーティングが基板層1101上に堆積され、シールリング1115が堆積されることになるロケーションで選択的に除去された後、シールリング1115が堆積され得る。いくつかの実施態様では、アンチスティクションコーティングは、炭化水素またはフッ化炭素クロロシランベースの自己組織化単分子膜(SAM)を含み得る。いくつかの実施態様では、シールリング1115は、金(Au)、銀(Ag)、または共晶はんだ付けに好適な任意の金属を含む。シールリング1115がアレイ1103の周囲に堆積されると、アレイ1103のための封入ハウジングの後部がシールリング1115に結合され得る。
図11Gは、アレイ1103のための封入ハウジング1123の一部分を示す。いくつかの実施態様では、封入ハウジング1123は、水平に延在する背面基板層1121と、下方へ延在するリング1117とを含み得る。任意の乾燥材料1119が、リング1117内で背面基板層1121に配設、結合され得る。いくつかの実施態様では、リング1117は、インジウム(In)またはスズ(Sn)共晶はんだから作られ得る。いくつかの実施態様では、背面基板層1121は、ガラス、プラスチック、ステンレス鋼、または、EMSデバイスの信頼性および接触損傷を考慮して、低い水透過速度と十分な機械的強度とをもつ任意の耐食性材料から作られ得る。図11Hに示すように、リング1117は、リング1117と、シールリング1115と、前面基板層1101と、背面基板層1121との間でアレイ1103を気密シールするために、シールリング1115に結合され得る。この構成から、1つまたは複数の回路ドライバ(図示せず)が、ドライバライン1110に電気的に結合されて、接続パッドを介してアレイ1103の列および/または行に信号が与えられ得る。いくつかの実施態様では、シールリング1115の下のドライバライン1110は、無機材料または有機材料(図示せず)を用いてシールリング1115から電気的に絶縁され得る。
上記で説明したように、いくつかの実施態様では、EMSデバイスは、周辺光または迷光を吸収するために、ディスプレイ要素またはピクセル間で光学不活性領域において形成された光学マスク構造(たとえば、ブラックマスク構造)を含み得る。光学マスク構造は、光がディスプレイの不活性部分から反射されることまたはそれを透過されることを抑止し、それによりコントラスト比を上げることによって、ディスプレイデバイスの光学的特性を改善することができる。図12Aは、ディスプレイ要素1216のアレイ1210と、ドライバ回路1221と、伝導性の光学マスク構造1230を通して少なくとも部分的にアレイ1210の上方にルーティングされた複数のドライバライン1224とを含む、EMSデバイス1200の部分上面図の一例を示す。図示のように、複数のドライバライン1224は、ドライバ回路1221を行1212と電気的に結合するように、アレイ1210の行1212の端部に配設された接続パッド1226に電気的に結合され得る。EMSデバイス1200はまた、アレイ1210の列1214とドライバ回路1221との間にルーティングされた、複数のドライバライン1222を含み得る。このようにして、ドライバ回路1221は、1つまたは複数の行1212および1つまたは複数の列1214に信号を印加して、アレイ1210の1つまたは複数のディスプレイ要素1216を駆動することができる。
いくつかの実施態様では、光学マスク構造1230は、アレイ1210の上方で(たとえば、EMSデバイス1200の閲覧者に最も近いアレイ1210の側面で)ディスプレイ要素1216の中間に配設される。このようにして、ドライバライン1224は、少なくとも部分的にアレイ1210の上方またはその上で、接続パッド1226へルーティングされ得る。このルーティング構成の結果として、ドライバライン1224のためのルーティング境界Wが、接続パッド1226の幅に制限される。したがって、ドライバライン1224をルーティングするために必要とされる空間は、アレイ1210の上方またはその上とは対照的に、ドライバライン1224がアレイ1210の側面でルーティングされることになった場合よりも小さい。図12Aでは、ドライバライン1224は、アレイ1210の不活性エリアの上に(たとえば、ディスプレイ要素1216間に)配設されるものとして示されているが、いくつかの実施態様では、ドライバライン1224は、少なくとも部分的にアレイ1210の活性エリアの上に(たとえば、1つまたは複数のディスプレイ要素1216の上に)ルーティングされ得る。そのような実施態様では、ドライバライン1224の少なくとも一部分はまた、少なくとも部分的にアレイ1210の1つまたは複数の不活性エリアの上にルーティングされ得る。
図12Aをさらに参照すると、いくつかの実施態様では、光学マスク構造1230は、ドライバライン1224のための伝導性経路を与える。言い換えれば、光学マスク構造1230の構造は、ドライバ回路1221を接続パッド1226に電気的に結合するために使用され得る。以下で説明するように、いくつかの実施態様では、光学マスク構造1230は、接続パッド1226およびドライバ回路1221に電気的に結合されてそれらの間で電気経路を与え得る、1つまたは複数の伝導性層を含み得る。そのような実施態様では、光学マスク構造1230の各部分は、光学マスク構造1230を通して個別および別々のドライバライン1224を設けるために、互いから電気的に絶縁されなければならない。光学マスク構造1230の各部分を電気的に絶縁するために、別々のドライバライン1224として利用され得る光学マスク構造1230の各部分間にブレークを設けるために、非伝導性空間または空隙1270が、光学マスク構造1230中に配設され得る。たとえば、図示のように、第1のドライバライン1224aは、少なくとも部分的に光学マスク構造1230を通して延在し得、第2のドライバライン1224bは、少なくとも部分的に光学マスク構造1230を通して延在し得る。第1のドライバライン1224aの少なくとも一部分を形成する光学マスク構造1230の部分は、光学マスク構造中に配設された非伝導性空間1270によって、第2のドライバライン1224bの少なくとも一部分を形成する光学マスク構造1230の部分から電気的に絶縁され得る。このようにして、光学マスク構造1230は、ドライバ回路1221と接続パッド1226との間でアレイ1210の上のドライバライン1224のルーティングのための構造を与えながら、上記で説明したように、EMSデバイス1200の光学的特性を改善することができる。そのような実施態様では、光学マスク構造1230は、追加の堆積ステップを必要とせずに、絶縁したドライバライン1224を組み込むように形成され得る。
図12Bは、線12B−12Bに沿って取られた図12AのEMSデバイス1200の光学マスク構造1230の断面図の一例を示す。光学マスク構造1230は、吸収層1250と、スペーサ層1252と、反射層1254とを含み得る。スペーサ層1252は、吸収層1250と反射層1254との間に形成され得る。
いくつかの実施態様では、吸収層1250を照らす光1240の一部分は、吸収層1250によって反射され、光1240の別の部分は、吸収層1250を透過される。吸収層1250を透過される光1240の部分は、スペーサ層1252を伝搬し、反射層1254によって、スペーサ層1252を通って吸収層1250に戻るように反射され、局所的なピークおよびヌルを有する定在波を作り出すことができる。光のピークおよびヌルのロケーションは、少なくとも部分的に光の波長に依存し得る。特定の波長の光が反射層1254によって反射されるために、吸収層1250(たとえば、クロム(Cr)の6nm層)は、特定の波長の光のエネルギーをほとんど吸収しないように定在波に対してヌル位置に配置され得るが、吸収層1250は、(ヌルにはない波長を有する光など)他の波長の光が有するエネルギーをより多く吸収することになる。吸収されない反射光の少なくとも一部分は、吸収層1250を通過し、デバイスから反射された有色光として見える。
反射層1254のための好適な材料には、モリブデン(Mo)および/またはアルミニウム(Al)が含まれ得る。反射層1254は、可視光を実質的に反射するために十分な厚さのものであり得る。いくつかの実施態様では、反射層1254は、約500オングストロームと6,000オングストロームとの間の厚さを有し得る。いくつかの実施態様では、スペーサ層1252は、酸化インジウムスズ(ITO)、酸化亜鉛(ZnO)、インジウムガリウム亜鉛酸化物(InGaZnO)など、透明伝導性材料から作られる。いくつかの他の実施態様では、スペーサ層1252は、二酸化ケイ素(SiO)など、透明絶縁材料から作られる。スペーサ層1252は、光を不可視波長へと干渉的に変調する、吸収層1250と反射層1254との間の干渉キャビティを形成するために、十分な厚さのものであり得る。いくつかの実施態様では、スペーサ層1252は、約400オングストロームと1000オングストロームとの間の厚さを有し得る。吸収層1250のための好適な材料には、たとえば、クロム(Cr)およびモリクロム(MoCr)が含まれる。吸収層1250は、光を実質的に吸収するために十分な厚さのものであり得る。いくつかの実施態様では、吸収層1250は、約30オングストロームと80オングストロームとの間の厚さを有し得る。図1を参照しながら上記で説明したように、吸収層1250、スペーサ層1252、および反射層1254の材料および寸法は、そこからの可視光の反射を制限するために、光学マスク構造1230に入射する光を干渉的に変調するように選択され得る。たとえば、いくつかの実施態様では、光学マスク構造1230は、図6Dを参照しながら上記で説明したブラックマスク23と同様に構成され得る。
図13は、装置を製造する例示的な方法1300を示す流れ図を示す。方法1300は、ドライバ回路と複数の接続パッドとの間でアレイの上方または下方にルーティングされた複数のドライバラインを有する、EMSデバイスを製造するために使用され得る。たとえば、方法1300は、上記で説明した図10A〜図12BのEMSデバイスを製造するために使用され得る。
ブロック1301に示すように、方法1300は、ディスプレイ要素のアレイを形成することを含む。いくつかの実施態様では、ディスプレイ要素のアレイを形成することは、行中に配設された複数の可動層と、列中に配設された複数の静止電極とを形成することを含み得る。上記のように、ある方向を「行」と呼び、別の方向を「列」と呼ぶことは恣意的であることを、当業者は容易に理解されよう。したがって、可動層は、水平ラインセグメント以外の配向に配設され得、静止電極は、垂直ラインセグメント以外の配向に配設され得る。いくつかの実施態様では、ディスプレイ要素のアレイは、図7の流れ図に従って製造され得る。ディスプレイ要素のアレイを形成することはまた、各行の端部に電気接続パッドを形成することを含み得る。
次にブロック1303を参照すると、いくつかの実施態様では、方法1300は、接続パッドに接続された第1の端部と、アレイの外部に配設されたドライバ回路に接続可能な第2の端部とを各々が有する、複数のドライバラインを形成することを含み得、ドライバラインの少なくとも一部分は、ドライバ回路から接続パッドまで、アレイの上方または下方を通ることができる。ブロック1303で行われるように複数のドライバラインを形成した結果として、方法1300を使用して製造されたEMSデバイスのルーティング境界は、少なくとも部分的にアレイの上方または下方とは対照的に、ドライバラインがアレイの横にルーティングされる同様のEMSデバイスよりも、小さくなり得る。このようにして、方法1300を使用して製造されたEMSデバイスは、図10A〜図12Bのデバイスと同様に、低減されたルーティング境界を有することができる。
いくつかの実施態様では、方法1300は、ドライバ回路から接続パッドまでアレイの上方を通るドライバラインの少なくとも一部分を有する、EMSデバイスを製造するために使用され得る。そのような実施態様では、複数のドライバラインの少なくとも一部分は、可動層の、静止電極と同じ側面で、アレイの不活性エリア中に形成され得る。たとえば、方法1300は、場合によっては、ディスプレイの不活性エリアをマスキングするために、アレイの上でディスプレイ要素のうちの少なくともいくつかの間に延在する、電気伝導性の光学マスク構造を形成することを含み得、光学マスク構造を形成することは、複数のドライバラインのうちの少なくとも1つの一部分を形成することを含み得る。このようにして、方法1300は、たとえば、図12AのEMSデバイス1200を製造するために使用され得る。
他の実施態様では、方法1300は、ドライバ回路から接続パッドまでアレイの下方を通るドライバラインの少なくとも一部分を有する、EMSデバイスを製造するために使用され得る。たとえば、複数のドライバラインは、場合によっては、複数の可動層が静止電極と複数のドライバラインの少なくとも一部分との間に形成されるように、形成され得る。このようにして、方法1300はまた、たとえば、図10Aおよび図10BのEMSデバイス1000aおよび1000bを製造するためにも使用され得る。
図14Aおよび図14Bは、複数のIMODを含むディスプレイデバイス40を示すシステムブロック図の例を示している。ディスプレイデバイス40は、たとえば、スマートフォン、セルラー電話または携帯電話であり得る。ただし、ディスプレイデバイス40の同じ構成要素またはディスプレイデバイス40の軽微な変形も、テレビジョン、タブレット、電子リーダー、ハンドヘルドデバイスおよびポータブルメディアプレーヤなど、様々なタイプのディスプレイデバイスを示す。
ディスプレイデバイス40は、ハウジング41と、ディスプレイ30と、アンテナ43と、スピーカー45と、入力デバイス48と、マイクロフォン46とを含む。ハウジング41は、射出成形および真空成形を含む様々な製造プロセスのうちのいずれかから形成され得る。さらに、ハウジング41は、限定はしないが、プラスチック、金属、ガラス、ゴム、およびセラミック、またはそれらの組合せを含む、様々な材料のうちのいずれかから製作され得る。ハウジング41は、異なる色の、または異なるロゴ、ピクチャ、もしくはシンボルを含んでいる、他の取外し可能な部分と交換され得る、取外し可能な部分(図示せず)を含むことができる。
ディスプレイ30は、本明細書で説明する、双安定またはアナログディスプレイを含む様々なディスプレイのうちのいずれかであり得る。ディスプレイ30はまた、プラズマ、EL、OLED、STN LCD、またはTFT LCDなど、フラットパネルディスプレイ、あるいはCRTまたは他の管デバイスなど、非フラットパネルディスプレイを含むように構成され得る。さらに、ディスプレイ30は、本明細書で説明するIMODディスプレイを含むことができる。
ディスプレイデバイス40の構成要素は図14Bに概略的に示されている。ディスプレイデバイス40は、ハウジング41を含み、それの中に少なくとも部分的に密閉された追加の構成要素を含むことができる。たとえば、ディスプレイデバイス40は、トランシーバ47に結合されたアンテナ43を含むネットワークインターフェース27を含む。トランシーバ47はプロセッサ21に接続され、プロセッサ21は調整ハードウェア52に接続される。調整ハードウェア52は、信号を調整する(たとえば、信号をフィルタリングする)ように構成され得る。調整ハードウェア52は、スピーカー45およびマイクロフォン46に接続される。プロセッサ21は、入力デバイス48およびドライバコントローラ29にも接続される。ドライバコントローラ29は、フレームバッファ28に、およびアレイドライバ22に結合され、アレイドライバ22は次にディスプレイアレイ30に結合される。いくつかの実施態様では、電源50が、特定のディスプレイデバイス40設計において実質的にすべての構成要素に電力を与えることができる。
ネットワークインターフェース27は、ディスプレイデバイス40がネットワークを介して1つまたは複数のデバイスと通信することができるように、アンテナ43とトランシーバ47とを含む。ネットワークインターフェース27はまた、たとえば、プロセッサ21のデータ処理要件を軽減するための、何らかの処理能力を有し得る。アンテナ43は信号を送信および受信することができる。いくつかの実施態様では、アンテナ43は、IEEE16.11(a)、(b)、または(g)を含むIEEE16.11規格、あるいはIEEE802.11a、b、g、nを含むIEEE802.11規格、およびそれらのさらなる実施態様に従って、RF信号を送信および受信する。いくつかの他の実施態様では、アンテナ43は、BLUETOOTH規格に従ってRF信号を送信および受信する。セルラー電話の場合、アンテナ43は、3Gまたは4G技術を利用するシステムなどのワイヤレスネットワーク内で通信するために使用される、符号分割多元接続(CDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、時分割多元接続(TDMA)、Global System for Mobile communications(GSM)、GSM/General Packet Radio Service(GPRS)、Enhanced Data GSM Environment(EDGE)、Terrestrial Trunked Radio(TETRA)、広帯域CDMA(W−CDMA)、Evolution Data Optimized(EV−DO)、1xEV−DO、EV−DO Rev A、EV−DO Rev B、高速パケットアクセス(HSPA)、高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)、高速アップリンクパケットアクセス(HSUPA)、発展型高速パケットアクセス(HSPA+)、Long Term Evolution(LTE)、AMPS、または他の知られている信号を受信するように設計される。トランシーバ47は、アンテナ43から受信された信号がプロセッサ21によって受信され、プロセッサ21によってさらに操作され得るように、その信号を前処理することができる。トランシーバ47はまた、プロセッサ21から受信された信号がアンテナ43を介してディスプレイデバイス40から送信され得るように、その信号を処理することができる。
いくつかの実施態様では、トランシーバ47は受信機によって置き換えられ得る。さらに、いくつかの実施態様では、ネットワークインターフェース27は、プロセッサ21に送られるべき画像データを記憶または生成することができる画像ソースによって置き換えられ得る。プロセッサ21は、ディスプレイデバイス40の全体的な動作を制御することができる。プロセッサ21は、ネットワークインターフェース27または画像ソースから圧縮された画像データなどのデータを受信し、そのデータを生画像データに、または生画像データに容易に処理されるフォーマットに、処理する。プロセッサ21は、処理されたデータをドライバコントローラ29に、または記憶のためにフレームバッファ28に送ることができる。生データは、一般に、画像内の各ロケーションにおける画像特性を識別する情報を指す。たとえば、そのような画像特性は、色、飽和およびグレースケールレベルを含むことができる。
プロセッサ21は、ディスプレイデバイス40の動作を制御するためのマイクロコントローラ、CPU、または論理ユニットを含むことができる。調整ハードウェア52は、スピーカー45に信号を送信するための、およびマイクロフォン46から信号を受信するための、増幅器およびフィルタを含み得る。調整ハードウェア52は、ディスプレイデバイス40内の個別構成要素であり得、あるいはプロセッサ21または他の構成要素内に組み込まれ得る。
ドライバコントローラ29は、プロセッサ21によって生成された生画像データをプロセッサ21から直接、またはフレームバッファ28から取ることができ、アレイドライバ22への高速送信のために適宜に生画像データを再フォーマットすることができる。いくつかの実施態様では、ドライバコントローラ29は、生画像データを、ラスタ様フォーマットを有するデータフローに再フォーマットすることができ、その結果、そのデータフローは、ディスプレイアレイ30にわたって走査するのに好適な時間順序を有する。次いで、ドライバコントローラ29は、フォーマットされた情報をアレイドライバ22に送る。LCDコントローラなどのドライバコントローラ29は、しばしば、スタンドアロン集積回路(IC)としてシステムプロセッサ21に関連付けられるが、そのようなコントローラは多くの方法で実施され得る。たとえば、コントローラは、ハードウェアとしてプロセッサ21中に埋め込まれるか、ソフトウェアとしてプロセッサ21中に埋め込まれるか、またはハードウェアにおいてアレイドライバ22と完全に一体化され得る。
アレイドライバ22は、ドライバコントローラ29からフォーマットされた情報を受信することができ、ビデオデータを波形の並列セットに再フォーマットすることができ、波形の並列セットは、ディスプレイのピクセルのx−y行列から来る、数百の、および時には数千の(またはより多くの)リード線に毎秒何回も適用される。
いくつかの実施態様では、ドライバコントローラ29、アレイドライバ22、およびディスプレイアレイ30は、本明細書で説明するディスプレイのタイプのうちのいずれにも適している。たとえば、ドライバコントローラ29は、従来のディスプレイコントローラまたは双安定ディスプレイコントローラ(IMODコントローラなど)であり得る。さらに、アレイドライバ22は、従来のドライバまたは双安定ディスプレイドライバ(IMODディスプレイドライバなど)であり得る。その上、ディスプレイアレイ30は、従来のディスプレイアレイまたは双安定ディスプレイアレイ(IMODのアレイを含むディスプレイなど)であり得る。いくつかの実施態様では、ドライバコントローラ29はアレイドライバ22と一体化され得る。そのような実施態様は、高集積システム、たとえば、モバイルフォン、ポータブル電子デバイス、ウォッチまたは小面積ディスプレイにおいて、有用であることがある。
いくつかの実施態様では、入力デバイス48は、たとえば、ユーザがディスプレイデバイス40の動作を制御することを可能にするように、構成され得る。入力デバイス48は、QWERTYキーボードまたは電話キーパッドなどのキーパッド、ボタン、スイッチ、ロッカー、タッチセンシティブスクリーン、ディスプレイアレイ30と一体化されたタッチセンシティブスクリーン、あるいは感圧膜または感熱膜を含むことができる。マイクロフォン46は、ディスプレイデバイス40のための入力デバイスとして構成され得る。いくつかの実施態様では、ディスプレイデバイス40の動作を制御するために、マイクロフォン46を介したボイスコマンドが使用され得る。
電源50は様々なエネルギー蓄積デバイスを含むことができる。たとえば、電源50は、ニッケルカドミウムバッテリーまたはリチウムイオンバッテリーなどの充電式バッテリーであり得る。充電式バッテリーを使用する実施態様では、充電式バッテリーは、たとえば、壁コンセントあるいは光起電性デバイスまたはアレイから来る電力を使用して充電可能であり得る。代替的に、充電式バッテリーはワイヤレス充電可能であり得る。電源50はまた、再生可能エネルギー源、キャパシタ、あるいはプラスチック太陽電池または太陽電池塗料を含む太陽電池であり得る。電源50はまた、壁コンセントから電力を受け取るように構成され得る。
いくつかの実施態様では、制御プログラマビリティがドライバコントローラ29中に存在し、これは電子ディスプレイシステム中のいくつかの場所に配置され得る。いくつかの他の実施態様では、制御プログラマビリティがアレイドライバ22中に存在する。上記で説明した最適化は、任意の数のハードウェアおよび/またはソフトウェア構成要素において、ならびに様々な構成において実施され得る。
本明細書で開示する実施態様に関して説明した様々な例示的な論理、論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または両方の組合せとして実施され得る。ハードウェアとソフトウェアの互換性が、概して機能に関して説明され、上記で説明した様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路およびステップにおいて示された。そのような機能がハードウェアで実施されるか、ソフトウェアで実施されるかは、特定の適用例および全体的なシステムに課された設計制約に依存する。
本明細書で開示する態様に関して説明した様々な例示的な論理、論理ブロック、モジュール、および回路を実施するために使用される、ハードウェアおよびデータ処理装置は、汎用シングルチップまたはマルチチッププロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本明細書で説明した機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実施または実行され得る。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサ、あるいは任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいは任意の他のそのような構成としても実装され得る。いくつかの実施態様では、特定のステップおよび方法が、所与の機能に固有である回路によって実行され得る。
1つまたは複数の態様では、説明した機能は、本明細書で開示する構造を含むハードウェア、デジタル電子回路、コンピュータソフトウェア、ファームウェア、およびそれらの上記構造の構造的等価物において、またはそれらの任意の組合せにおいて実施され得る。また、本明細書で説明した主題の実施態様は、1つまたは複数のコンピュータプログラムとして、すなわち、データ処理装置が実行するためにコンピュータ記憶媒体上に符号化された、またはデータ処理装置の動作を制御するための、コンピュータプログラム命令の1つまたは複数のモジュールとして、実施され得る。
本開示で説明した実施態様への様々な修正は当業者には容易に明らかであり得、本明細書で定義した一般原理は、本開示の趣旨または範囲から逸脱することなく他の実施態様に適用され得る。したがって、特許請求の範囲は、本明細書で示した実施態様に限定されるものではなく、本開示と、本明細書で開示する原理および新規の特徴とに一致する、最も広い範囲を与えられるべきである。「例示的」という単語は、本明細書ではもっぱら「例、事例、または例示の働きをすること」を意味するために使用される。本明細書に「例示的」と記載されたいかなる実施態様も、必ずしも他の実施態様よりも好ましいまたは有利であると解釈されるべきではない。さらに、「上側」および「下側」という用語は、図の説明を簡単にするために時々使用され、適切に配向されたページ上の図の配向に対応する相対位置を示すが、実施されたIMODの適切な配向を反映しないことがあることを、当業者は容易に諒解されよう。
また、別個の実施態様に関して本明細書で説明されたいくつかの特徴は、単一の実施態様において組合せで実施され得る。また、逆に、単一の実施態様に関して説明した様々な特徴は、複数の実施態様において別個に、あるいは任意の好適な部分組合せで実施され得る。その上、特徴は、いくつかの組合せで働くものとして上記で説明され、初めにそのように請求されることさえあるが、請求される組合せからの1つまたは複数の特徴は、場合によってはその組合せから削除され得、請求される組合せは、部分組合せ、または部分組合せの変形形態を対象とし得る。
同様に、動作は特定の順序で図面に示されているが、これは、望ましい結果を達成するために、そのような動作が、示される特定の順序でまたは順番に実行されることを、あるいはすべての図示の動作が実行されることを必要とするものとして理解されるべきでない。さらに、図面は、流れ図の形態で1つまたは複数の例示的なプロセスを概略的に示し得る。ただし、図示されていない他の動作が、概略的に示される例示的なプロセスに組み込まれ得る。たとえば、1つまたは複数の追加の動作が、図示の動作のうちのいずれかの前に、後に、同時に、またはそれの間で、実行され得る。いくつかの状況では、マルチタスキングおよび並列処理が有利であり得る。その上、上記で説明した実施態様における様々なシステム構成要素の分離は、すべての実施態様においてそのような分離を必要とするものとして理解されるべきでなく、説明するプログラム構成要素およびシステムは、概して、単一のソフトウェア製品において互いに一体化されるか、または複数のソフトウェア製品にパッケージングされ得ることを理解されたい。さらに、他の実施態様が以下の特許請求の範囲内に入る。場合によっては、特許請求の範囲に記載の行為は、異なる順序で実行され、依然として望ましい結果を達成することができる。
12 干渉変調器、IMOD、ピクセル
13、15、1240 光
14 可動反射層、層、反射層
14a 反射副層、伝導性層、副層
14b 支持層、誘電支持層、副層
14c 伝導性層、副層
16 光学スタック、層
16a 吸収層、光吸収体、副層、導体/吸収体副層
16b 誘電体、副層
18 ポスト、支持体、支持ポスト
19 ギャップ、キャビティ
20 透明基板、基板
21 プロセッサ、システムプロセッサ
22 アレイドライバ
23 ブラックマスク構造、ブラックマスク
24 行ドライバ回路
25 犠牲層、犠牲材料
26 列ドライバ回路
27 ネットワークインターフェース
28 フレームバッファ
29 ドライバコントローラ
30 ディスプレイアレイ、パネル、ディスプレイ
32 テザー
34 変形可能層
35、1252 スペーサ層
40 ディスプレイデバイス
41 ハウジング
43 アンテナ
45 スピーカー
46 マイクロフォン
47 トランシーバ
48 入力デバイス
50 電源
52 調整ハードウェア
60a 第1のライン時間、ライン時間
60b 第2のライン時間、ライン時間
60c 第3のライン時間、ライン時間
60d 第4のライン時間、ライン時間
60e ライン時間、第5のライン時間
62 高いセグメント電圧
64 低いセグメント電圧
70 開放電圧
72 高い保持電圧
74 高いアドレス電圧
76 低い保持電圧
78 低いアドレス電圧
900、1000a、1000b、1000c、1200 EMSデバイス
910、1103、1210 アレイ
912、1212 行
914、1214 列
916、1216 ディスプレイ要素
920、1021、1221 ドライバ回路
922、924a、924b ドライバライン、ルーティングライン
926、1109、1226 接続パッド
931a、931b、933、1031a、1031b、1033、1051a、1051b、1053a、1053b、1061a、1061b、1063a、1063b ルーティング境界
幅寸法、ルーティング境界
、W、W 幅寸法
1022b、1024a、1024b、1024c、1110、1110a、1222、1224 ドライバライン
1026 第1のドライバ回路
1027 第1のドライバ回路、ドライバ回路
1028 第2のドライバ回路
1029 第2のドライバ回路、ドライバ回路
1101 前面基板層、基板層
1105 犠牲層
1107 第1のパッシベーション層
1111 第2のパッシベーション層
1113 開放ホール
1115 シールリング
1117 リング
1119 乾燥材料
1121 背面基板層
1123 封入ハウジング
1224a 第1のドライバライン
1224b 第2のドライバライン
1230 光学マスク構造
1250 吸収層
1252 スペーサ層
1254 反射層
1270 非伝導性空間または空隙

Claims (24)

  1. 装置であって、
    アレイフットプリントを画定するディスプレイ要素のアレイであって、
    第1の方向に延在する複数の可動層、および、第2の方向に延在する複数の静止電極であって、複数の前記ディスプレイ要素の一部分を形成する、複数の可動層および静止電極と、
    複数の電気接続パッドであって、各接続パッドは、可動層の端部に配設された、複数の電気接続パッド
    を含む、ディスプレイ要素のアレイと、
    接続パッドに接続された第1の端部と、ドライバ回路に接続可能な第2の端部とを各々が有する、複数のドライバライン
    を備え、
    前記複数のドライバラインの少なくとも一部分が、前記ディスプレイ要素のアレイの上方または下方でアレイフットプリント内にルーティングされる、装置。
  2. 前記複数のドライバラインの少なくとも一部分が、前記ディスプレイ要素のアレイの不活性エリアの上方に配設され、前記静止電極が、前記可動層と、前記ディスプレイ要素のアレイの前記不活性エリアの上に配設された前記複数のドライバラインの前記部分との間に配設される、請求項1に記載の装置。
  3. 前記複数のドライバラインの少なくとも一部分が、前記ディスプレイ要素のアレイの活性エリアの上方に配置される、請求項1に記載の装置。
  4. 前記装置が、前記ディスプレイの不活性エリアをマスキングするために、前記ディスプレイ要素のアレイの上に配設され、前記ディスプレイ要素のうちの少なくともいくつかの間に延在する、電気伝導性の光学マスク構造をさらに備え、前記光学マスク構造が、前記複数のドライバラインのうちの少なくとも1つの一部分を形成する、請求項2に記載の装置。
  5. 前記光学マスク構造が、伝導性の第1の反射層と、伝導性の第2の反射層と、前記第1の反射層と前記第2の反射層との間に配設された非伝導性層とを含む、膜スタックを含み、前記複数のドライバラインのうちの少なくとも1つの一部分を形成する、請求項4に記載の装置。
  6. 前記光学マスク構造が、前記光学マスク構造によって形成された前記少なくとも1つのドライバラインを、前記光学マスク構造の残部から電気的に絶縁するために、少なくとも1つの非伝導性空間を含む、請求項4に記載の装置。
  7. 前記複数の可動層が、前記複数の静止電極と前記複数のドライバラインの少なくとも一部との間に配置される、請求項1に記載の装置。
  8. 少なくとも1つのパッシベーション層をさらに含み、前記複数のドライバラインの少なくとも一部が、前記少なくとも1つのパッシベーション層の上に配置される、請求項7に記載の装置。
  9. 前記複数のドライバラインの前記第2の端部に接続され、前記複数のドライバラインを通して前記可動層に信号を送るように構成された、ドライバ回路をさらに備える、請求項1に記載の装置。
  10. 前記ディスプレイ要素のアレイと通信するように構成され、画像データを処理するように構成されたプロセッサと、
    前記プロセッサと通信するように構成されたメモリデバイスと
    をさらに備える、請求項1に記載の装置。
  11. 前記ディスプレイ要素のアレイに少なくとも1つの信号を送るように構成されたドライバ回路と、
    前記ドライバ回路に前記画像データの少なくとも一部分を送るように構成されたコントローラ
    をさらに備える、請求項10に記載の装置。
  12. 前記装置が、前記プロセッサに前記画像データを送るように構成された画像ソースモジュールをさらに備え、前記画像ソースモジュールが、受信機、トランシーバ、および送信機のうちの少なくとも1つを含む、請求項10に記載の装置。
  13. 入力データを受信し、前記プロセッサに前記入力データを通信するように構成された入力デバイスをさらに備える、請求項12に記載の装置。
  14. 装置であって、
    アレイフットプリントを画定するディスプレイ要素のアレイであって、前記ディスプレイ要素のアレイが、
    前記複数のディスプレイ要素の一部を形成する、第1の方向に延設する複数の可動層及び第2の方向に延設する複数の静止電極と、
    それぞれが可動層の端部に配置される、複数の電気接続パッドと、
    を含む、ディスプレイ要素のアレイと、
    前記複数の可動層のそれぞれを駆動回路に電気的に接続するための複数の手段であって、前記電気的接続手段のそれぞれが接続パッドに電気的に接続され、駆動回路に接続可能である、複数の手段と、
    を備え、
    前記複数の電気的接続手段の少なくとも一部が、前記ディスプレイ要素のアレイの上方または下方で前記アレイフットプリント内にルーティングされる、装置。
  15. 前記複数の電気的接続手段が、接続パッドに接続される第1の端部および前記駆動回路に接続可能である第2の端部をそれぞれ有する複数のドライバラインを含む、請求項14に記載の装置。
  16. 装置を製造する方法であって、
    アレイフットプリントを画定するディスプレイ要素のアレイを形成するステップであって、
    第1の方向に延在する複数の可動層と、第2の方向に延在する複数の静止電極とを形成するステップと、
    各可動層の端部に電気接続パッドを形成するステップと
    を含む、前記ディスプレイ要素のアレイを形成するステップと、
    接続パッドに接続された第1の端部と、ドライバ回路に接続可能な第2の端部とを各々が有する、複数のドライバラインを形成するステップであって、前記ドライバラインの少なくとも一部分が、前記ディスプレイ要素のアレイの上方または下方で前記アレイフットプリント内を通るステップと
    含む、方法。
  17. 前記複数のドライバラインの少なくとも一部分が、前記ディスプレイ要素のアレイの不活性エリアの上方に形成され、前記静止電極が、前記可動層と、前記ディスプレイ要素のアレイの前記不活性エリアの上に配設された前記複数のドライバラインの前記部分との間に配設される、請求項16に記載の方法。
  18. 前記方法が、前記ディスプレイの不活性エリアをマスキングするために、前記ディスプレイ要素のアレイの上で、前記ディスプレイ要素のうちの少なくともいくつかの間に延在する、電気伝導性の光学マスク構造を形成するステップをさらに含み、前記光学マスク構造を形成するステップが、前記複数のドライバラインのうちの少なくとも1つの一部分を形成するステップを含む、請求項17に記載の方法。
  19. 前記光学マスク構造を形成するステップが、伝導性の第1の反射層と、伝導性の第2の反射層と、前記第1の反射層と前記第2の反射層との間に配設された非伝導性層とを含む、膜スタックを形成するステップを含み、前記複数のドライバラインのうちの前記少なくとも1つを形成するステップが、前記第1の反射層または第2の反射層を形成するステップを含む、請求項18に記載の方法。
  20. 前記光学マスク構造を形成するステップが、前記光学マスク構造によって形成された前記少なくとも1つのドライバラインを、前記光学マスク構造の残部から電気的に絶縁するために、少なくとも1つの非伝導性空間を形成するステップを含む、請求項18に記載の方法。
  21. 前記複数の可動層が、前記静止電極と前記複数のドライバラインの少なくとも一部との間に形成される、請求項16に記載の方法。
  22. 前記複数のドライバラインの前記第2の端部を駆動回路に電気的に接続するステップをさらに含み、前記駆動回路が、前記複数のドライバラインを通って前記可動層に信号を送るように構成される、請求項16に記載の方法。
  23. 前記方法が、前記複数の可動層の上に犠牲層を形成するステップをさらに含み、前記複数のドライバラインを形成するステップが、前記犠牲層の上で、前記ディスプレイ要素のアレイの上方または下方を通る前記ドライバラインの前記部分を形成するステップを含む、請求項16に記載の方法。
  24. 第1の基板と第2の基板との間で前記ディスプレイ要素のアレイを封入するステップをさらに含む、請求項16のいずれか一項に記載の方法。
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