JP5748214B2 - 二重化情報処理システム - Google Patents
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Description
動作系主記憶装置と動作系キャッシュメモリと動作系CPUとを有する動作系情報処理システムと、待機系主記憶装置と待機系キャッシュメモリと待機系CPUとを有する待機系情報処理システムとから構成される二重化情報処理システムであって、
上記動作系キャッシュメモリの内容を上記待機系キャッシュメモリにコピーするキャッシュコピー手段と、
上記動作系主記憶装置の内容を上記待機系主記憶装置にコピーする主記憶コピー手段と、
上記主記憶コピー手段によるコピーが完了するまでの間、上記動作系CPUおよび上記待機系CPUからのリードおよびライトを上記動作系主記憶装置に対するリードおよびライトとして処理する主記憶アービタ手段とを有し、
上記動作系CPUと上記待機系CPUとは、上記キャッシュコピー手段によるコピーの完了時、上記主記憶コピー手段によるコピーの完了を待たずに、同一タイミングで同一の処理の実行を開始する、
といった構成を採る。
図1を参照すると、本発明の第1の実施形態にかかる二重化情報処理システムは、動作系の情報処理システム1aと、待機系の情報処理システム1bとを有する。動作系の情報処理システム1aは、動作系の主記憶装置2a、キャッシュメモリ3a、およびCPU4aを有する。待機系の情報処理システム1bは、待機系の主記憶装置2b、キャッシュメモリ3b、およびCPU4bを有する。また本実施形態にかかる二重化情報処理システムは、キャッシュコピー手段5と、主記憶コピー手段6と、主記憶アービタ手段7とを有する。
図2を参照すると、本発明の第2の実施形態にかかる二重化情報処理システムは、図1に示した第1の実施形態にかかる二重化情報処理システムと比較して、主記憶アービタ手段7の代わりに主記憶アービタ手段8を備えている点と、新たに照合手段9を備えている点でのみ相違する。
図3を参照すると、本発明の第3の実施形態にかかる二重化情報処理システムは、実際に処理を行う動作系の情報処理システム100aと、情報処理システム100aに障害が発生した際に処理を引き継ぐ待機系の情報処理システム100bとから構成されている。
次に、本発明の第4の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図5は、本発明の第4の実施形態による二重化情報処理システムの全体構成を示すブロック図である。第3の実施形態においては、動作系と待機系とに主記憶制御装置103a、103b、キャッシュメモリ転送装置106a、106bならびに主記憶アービタ装置107a、107bを有していたが、本実施形態ではCPU102a,102bと主記憶装置104a,104b間にCPUと同数のバスBus02,Bus03を配置し、そのバスに動作系と待機系で共通に使用する主記憶制御装置103と主記憶アービタ装置107とを接続し、またCPU102a,102bとキャッシュメモリ105a,105b間にCPUと同数のバスBus00,Bus01を配置し、そのバスに動作系と待機系で共通に使用するキャッシュメモリ転送装置106を接続している。
2a、2b…主記憶装置
3a、3b…キャッシュメモリ
4a、4b…CPU
5…キャッシュコピー手段
6…主記憶コピー手段
7…主記憶アービタ手段
8…照合手段
Claims (7)
- 動作系主記憶装置と動作系キャッシュメモリと動作系CPUとを有する動作系情報処理システムと、待機系主記憶装置と待機系キャッシュメモリと待機系CPUとを有する待機系情報処理システムとから構成される二重化情報処理システムであって、
前記動作系キャッシュメモリの内容を前記待機系キャッシュメモリにコピーするキャッシュコピー手段と、
前記動作系主記憶装置の内容を前記待機系主記憶装置にコピーする主記憶コピー手段と、
前記主記憶コピー手段によるコピーが完了するまでの間、前記動作系CPUおよび前記待機系CPUからのリードおよびライトを前記動作系主記憶装置に対するリードおよびライトとして処理する主記憶アービタ手段とを有し、
前記動作系CPUと前記待機系CPUとは、前記キャッシュコピー手段によるコピーの完了時、前記主記憶コピー手段によるコピーの完了を待たずに、同一タイミングで同一の処理の実行を開始する
ことを特徴とする二重化情報処理システム。 - 前記主記憶アービタ手段は、前記動作系CPUと前記待機系CPUとから前記動作系主記憶装置の同一アドレスにライトされるデータどうしを比較し、不一致を検出した場合には前記動作系主記憶装置へのライトは行わない
ことを特徴とする請求項1に記載の二重化情報処理システム。 - 前記主記憶アービタ手段は、前記動作系CPUと前記待機系CPUとから前記動作系主記憶装置の同一アドレスにライトされるデータどうしを比較し、不一致を検出すると前記動作系CPUおよび前記待機系CPUに対して二重化運転を停止させるエラー信号を出力する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の二重化情報処理システム。 - 前記エラー信号による二重化運転の停止後、前記キャッシュコピー手段および前記主記憶コピー手段によるコピー処理を最初からやり直す
請求項3に記載の二重化情報処理システム。 - 前記動作系情報処理システムだけが動作している非二重化運転中は、前記動作系CPUから出力されるデータを二重化情報処理システムの出力データとして外部に出力し、前記動作系情報処理システムと前記待機系情報処理システムとが同期して同一の処理を二重に実行している運転中は、前記動作系CPUから出力されるデータと前記待機系CPUから出力されるデータとを照合し、一致する場合に限り、前記動作系CPUから出力されるデータを二重化情報処理システムの出力データとして外部に出力する照合手段を有する
請求項1乃至4の何れかに記載の二重化情報処理システム。 - 前記動作系キャッシュメモリおよび前記待機系キャッシュメモリは、ライトバック方式のキャッシュメモリである
請求項1乃至5の何れかに記載の二重化情報処理システム。 - 動作系主記憶装置と動作系キャッシュメモリと動作系CPUとを有する動作系情報処理システムと、待機系主記憶装置と待機系キャッシュメモリと待機系CPUとを有する待機系情報処理システムとから構成され、キャッシュコピー手段と、主記憶コピー手段と、主記憶アービタ手段とを有する二重化情報処理システムが実行する二重化運転方法であって、
前記キャッシュコピー手段が前記動作系キャッシュメモリの内容を前記待機系キャッシュメモリにコピーすると共に、前記主記憶コピー手段が前記動作系主記憶装置の内容を前記待機系主記憶装置にコピーし、
前記主記憶アービタ手段が、前記主記憶コピー手段によるコピーが完了するまでの間、前記動作系CPUおよび前記待機系CPUからのリードおよびライトを前記動作系主記憶装置に対するリードおよびライトとして処理し、
前記動作系CPUと前記待機系CPUとが、前記キャッシュコピー手段によるコピーの完了時、前記主記憶コピー手段によるコピーの完了を待たずに、同一タイミングで同一の処理の実行を開始する
ことを特徴とする二重化運転方法。
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