JP5747692B2 - フライトコンベア - Google Patents
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Description
例えば、図10に示すように、水分10重量%程度の銅精鉱はロータリースチームドライヤーなどの乾燥設備1に装入され、水分1重量%以下まで乾燥されて乾燥精鉱となる。乾燥精鉱はシュート2を通ってフライトコンベア3に装入され、フライトコンベア3によって流送設備4まで搬送される。そして、乾燥精鉱は流送設備4によって精鉱ビン5に流送され蓄積された後に、熔錬炉6に供給される。
ここで、流送設備4は乾燥精鉱を気流で搬送するため、流送設備4と接続されているフライトコンベア3はケーシングで囲まれた気密構造となっている。また、フライトコンベア3には、乾燥精鉱とともに、乾燥設備1からの水蒸気も装入される。そのため、フライトコンベア3はバグフィルター7と接続されており、ケーシング中に浮遊している乾燥精鉱の粉塵とともに水蒸気がバグフィルター7に吸引されるようになっている。そして、バグフィルター7に吸引された水蒸気は系外に排出され、乾燥精鉱の粉塵は再びフライトコンベア3に戻されるようになっている。
この浮上り防止ガイド150がチェーン120の上方に設けられることにより、浮き上がったチェーン120を下方へ押さえることができ、チェーン120およびフライト130が浮き上がることを防止できる。
なお、ライナ114は、側壁113を肉厚にすることにより、チェーン120の側面が側壁113に接触してケーシング110に穴があくことを防止するために設けられている。
第2発明のフライトコンベアは、第1発明において、前記浮上り防止ガイドを前記ケーシングに取り付ける取付金具を備え、前記取付金具は、間隔を開けて配置された複数のリブからなり、前記チェーンと前記ケーシングとの間の空間は、前記浮上り防止ガイドと前記ケーシングとの間の隙間、および、前記複数のリブの間の隙間を通して、前記ケーシング内の他の空間と連通していることを特徴とする。
第3発明のフライトコンベアは、ケーシングと、該ケーシングに収められたチェーンと、該チェーンに取り付けられたフライトとを備えるフライトコンベアであって、搬送方向に進行する前記チェーンの上方に設けられ、該チェーンの浮き上がりを防止する浮上り防止ガイドと、前記浮上り防止ガイドを前記ケーシングに取り付ける取付金具と、を備え、前記浮上り防止ガイドおよび前記取付金具は、所定長さを有するユニットとして構成されており、複数の前記ユニットが長さ方向に並んで前記ケーシングに取り付けられていることを特徴とする。
第4発明のフライトコンベアは、第1、第2または第3発明において、前記チェーンの側面には、該チェーンと前記ケーシングとで囲まれた空間に滞留する精鉱を掻き出す掻き板が設けられていることを特徴とする。
第2発明によれば、浮上り防止ガイドがケーシングの側壁にリブを介して取り付けられているので、チェーンとケーシングとの間の空間に滞留する精鉱から排出される水蒸気がリブの間の隙間から排出され、精鉱がケーシングに付着することを低減できる。また、チェーンとケーシングとの間の空間に滞留する精鉱をその隙間から排出できるので、精鉱の居付きの発生を低減できる。そのため、居付きによりチェーンが摩耗することを抑制し、チェーンの寿命を長くできる。
第3発明によれば、浮上り防止ガイドおよび取付金具がユニットとして構成されているので、浮上り防止ガイドの交換等のメンテナンスが行いやすくなる。
第4発明によれば、チェーンの側面に設けられた掻き板により、チェーンとケーシングとの間の空間に滞留する精鉱を掻き出して、浮上り防止ガイドとケーシングとの間の隙間から排出できる。そのため、精鉱の居付きの発生を低減できる。また、チェーンとケーシングとの間の空間に滞留する精鉱から排出される水蒸気が浮上り防止ガイドとケーシングとの間の隙間から排出され、精鉱が乾燥した状態を維持できるので、掻き板による精鉱の掻き出しが容易となる。
図6および図7に示すように、本発明の一実施形態に係るフライトコンベアAは、ケーシング10と、そのケーシング10に収められた2条のチェーン20,20と、その2条のチェーン20,20に架け渡された多数のフライト30とから構成されている。このフライトコンベアAは、例えば、ロータリースチームドライヤーなどの乾燥設備で乾燥された乾燥精鉱を、シュート2から装入し、流送設備4まで搬送するために用いられる。
また、掻き板24は、全てのチェーンコマ21に設けてもよいし、所定間隔ごとに一部のチェーンコマ21に設けてもよい。
図1、図2および図3に示すように、取付金具40は側壁13に固定される固定板41と、浮上り防止ガイド50およびシューガイド60を固定するL字金具42と、固定板41とL字金具42とを接続する複数のリブ43とから構成されている。
ここで、浮上り防止ガイド50は、その側縁とケーシング10の側壁13との間に隙間gが空けられるように設けられている。
ここで、シューガイド60とフライトシュー61とのクリアランスは、側壁13とチェーン20との間の間隔よりも小さくなるように構成されている。このように構成するためには、ケーシング10の側壁13には、従来のフライトコンベアに設けられていたライナを設けない方が、側壁13とチェーン20との間の間隔を大きくできるので好ましい。もちろん、シューガイド60とフライトシュー61とのクリアランスを、側壁13とチェーン20との間の間隔よりも小さくなるように構成できるのであれば、側壁13にライナを設けてもよい。
なお、浮上り防止ガイド50は、その両端部が上方に曲げられており、ユニットuの継目においてチェーン20が引っ掛からないようになっている。シューガイド60も、その両端部が側壁13の方向に曲げられており、ユニットUの継目においてフライトシュー61が引っ掛からないようになっている。
また、フライトシュー61がシューガイド60に案内されることにより、チェーン20の蛇行を抑制することができるため、ケーシング10に居付きXが発生したとしても、チェーン20の側面が居付きXに接触し摩耗することを抑制でき、チェーン20の寿命を長くできる。
そのため、チェーン20を交換するための運転の停止回数を少なくでき、操業効率が良く、また費用が安価となる。
図5に示すように、上記実施形態に係るフライトコンベアAにおいて、フライトシュー61とシューガイド60とを設けないように構成してもよい。
この場合、チェーン20の蛇行は抑制されないが、空間Sに漏れ出た乾燥精鉱Cを隙間gから排出することができ、居付きの発生を低減できるので、居付きによりチェーン20が摩耗することを防止でき、チェーン20の寿命を長くできる。
(比較例)
図12に示す従来の構成のフライトコンベアで運用したところ、チェーン120が居付きXにより摩耗するため、3〜4カ月に1回の頻度でチェーン120の交換が必要であった。
図5に示す、フライトシュー61とシューガイド60とを設けない本発明の構成のフライトコンベアで運用したところ、8カ月に1回の頻度でチェーンの交換が必要であった。
そのため、従来の構成のフライトコンベアに比べてチェーン20の寿命が2倍に長くなることが分かった。
図1に示す、フライトシュー61とシューガイド60とを設けた本発明の構成のフライトコンベアで運用したところ、14カ月経過してもチェーン20の摩耗は使用に耐えられる程度であった。
そのため、従来の構成のフライトコンベアに比べてチェーン20の寿命が3倍以上に長くなることが分かった。
13 側壁
20 チェーン
21 チェーンコマ
22 連結ピン
23 凹部
24 掻き板
30 フライト
40 取付金具
41 固定板
42 L字金具
43 リブ
50 浮上り防止ガイド
60 シューガイド
61 フライトシュー
Claims (4)
- ケーシングと、該ケーシングに収められたチェーンと、該チェーンに取り付けられたフライトとを備えるフライトコンベアであって、
搬送方向に進行する前記チェーンの上方に設けられ、該チェーンの浮き上がりを防止する浮上り防止ガイドを備え、
前記浮上り防止ガイドは、前記ケーシングとの間に隙間が空けられるように設けられており、
前記チェーンと前記ケーシングとの間の空間は、前記浮上り防止ガイドと前記ケーシングとの間の隙間を通して、前記ケーシング内の他の空間と連通している
ことを特徴とするフライトコンベア。 - 前記浮上り防止ガイドを前記ケーシングに取り付ける取付金具を備え、
前記取付金具は、間隔を開けて配置された複数のリブからなり、
前記チェーンと前記ケーシングとの間の空間は、前記浮上り防止ガイドと前記ケーシングとの間の隙間、および、前記複数のリブの間の隙間を通して、前記ケーシング内の他の空間と連通している
ことを特徴とする請求項1記載のフライトコンベア。 - ケーシングと、該ケーシングに収められたチェーンと、該チェーンに取り付けられたフライトとを備えるフライトコンベアであって、
搬送方向に進行する前記チェーンの上方に設けられ、該チェーンの浮き上がりを防止する浮上り防止ガイドと、
前記浮上り防止ガイドを前記ケーシングに取り付ける取付金具と、を備え、
前記浮上り防止ガイドおよび前記取付金具は、所定長さを有するユニットとして構成されており、
複数の前記ユニットが長さ方向に並んで前記ケーシングに取り付けられている
ことを特徴とするフライトコンベア。 - 前記チェーンの側面には、該チェーンと前記ケーシングとで囲まれた空間に滞留する精鉱を掻き出す掻き板が設けられている
ことを特徴とする請求項1、2または3記載のフライトコンベア。
Priority Applications (1)
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JP2011148812A JP5747692B2 (ja) | 2011-07-05 | 2011-07-05 | フライトコンベア |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011148812A JP5747692B2 (ja) | 2011-07-05 | 2011-07-05 | フライトコンベア |
Publications (2)
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ID=47687481
Family Applications (1)
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JP2011148812A Active JP5747692B2 (ja) | 2011-07-05 | 2011-07-05 | フライトコンベア |
Country Status (1)
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2011
- 2011-07-05 JP JP2011148812A patent/JP5747692B2/ja active Active
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