JP5747629B2 - 光伝送装置および光スイッチ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光ネットワークにおいて光通信の経路を切り替え可能な光伝送装置および光スイッチ装置に関する。
現在の光波長多重伝送(WDM:Wavelength Division Multiplexing)光ネットワークは、メッシュ状で複雑に入り組んだ構成になっているため、目的地にたどり着くための経路が複数にわたって存在することが多い。そのため、現用回線に障害が発生した場合の迂回経路(予備回線)の候補も複数存在することになる。このように、現在のWDM光ネットワークは、たとえば、2次,3次といった障害に対して対応できる面で非常に有利なネットワーク構成といえる。
一方で、光ファイバーには、波長分散(以後、分散と呼ぶ)と呼ばれる伝送信号を劣化させる要因がある。このような伝送信号の劣化を回避するため、たとえば、多スパンの長距離伝送時においては、各中継サイトで全波長に対し一括で分散補償を行うことが一般的である。なお、上記中継サイトとしては、OADM(Optical add-drop multiplexer:光分岐挿入装置)ノード,ILA(In-Line Amplifier:インライン増幅器)ノード等がある。
大黒將弘 「敷設光伝送路における超高速光信号の偏波モード分散抑圧技術」 2008年2月
しかしながら、40G位相変調等の分散に対する耐力が悪い信号種の場合には、上記一括分散補償だけでは分散を補償しきれず、ネットワークを通ってきた後の総分散量(以後、残留分散)に応じて波長ごとにさらに個別に補償を行っている。そのため、ネットワークにて障害が発生し迂回経路に切り替えた場合には、残留分散も当然変わるため、個別の分散補償量も変わることになり、この個別補償が最適になるまでは信号が疎通せず、エラーが発生した状態となる、という問題があった。
一方で、障害発生時の迂回経路において残留分散の値が事前にわかっていれば、迂回経路に切り替わった瞬間に個別の分散補償量を最適値に設定することが可能である。すなわち、たとえば、迂回経路が1つの場合は、予め現用経路と迂回経路のそれぞれの残留分散値を用意しておき、瞬時に個別分散補償量を設定することが可能である。しかしながら、メッシュネットワークの場合は、迂回経路が複数または無数に存在するため、すべての経路において残留分散値を用意しておくことは現実的ではない。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、メッシュ型の光ネットワークのように迂回経路が複数または無数に存在する場合であっても、簡易な回路で光受信器に残留分散量を通知可能な光伝送装置および光スイッチ装置を提供することを目的とする。
本願の開示する光伝送装置は、光信号を通過させる処理や、光信号を分岐および挿入する処理を行う光伝送装置であって、上流の装置から自装置までの区間における残留分散に応じた低周波信号を発生する低周波発生部と、上流からの光信号に前記低周波信号を重畳して下流に伝送する重畳部と、を有する。
本願の開示する光伝送装置の一つの態様によれば、メッシュ型の光ネットワークのように迂回経路が複数または無数に存在する場合であっても、簡易な回路で光受信器に残留分散量を通知することができる、という効果を奏する。
図1は、OADMノードの構成例を示す図である。 図2は、メッシュ型の光ネットワークの一例を示す図である。 図3は、メッシュ型の光ネットワークの一例を示す図である。 図4−1は、光ネットワークにおける光信号の経路の一例を示す図である。 図4−2は、実施例1のWSSの構成例を示す図である。 図4−3は、実施例1のWSSの構成例を示す図である。 図5は、実施例1のWSSの動作を示すフローチャートである。 図6−1は、実施例2のWSSの構成例を示す図である。 図6−2は、実施例2のWSSの構成例を示す図である。 図7は、2の補数に変換した後の残留分散値と周波数との関係を示す図である。 図8は、実施例2のWSSの動作を示すフローチャートである。 図9は、実施例3のWSSの構成例を示す図である。 図10は、実施例3のWSSの構成例を示す図である。 図11−1は、残留分散値と周波数の関係を示す図である。 図11−2は、残留分散値と周波数の関係を示す図である。
以下に、本願の開示する光伝送装置および光スイッチ装置の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下では、光スイッチ装置の一例としてWSS(Wavelength Selective Switch:光波長選択スイッチ)を用いることとするが、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、本実施例のWSSを有するOADMノードの構成例を示す図である。図1において、OADMノード1は、WDM光ネットワークで使用される中継装置として動作し、前ノードから次ノードへ光信号を中継する機能および波長単位で経路を切り替える機能を有する。このOADMノード1は、1×NポートのWSS11,入出力段の光アンプ12等を有し、WSS11が、光ファイバー内の光信号を通過させる処理や、光信号を波長単位に分岐(Drop)する処理および挿入(Add)する処理を行う。
ここで、本実施例のWSSの動作を説明する前に、その前提となるメッシュ型の光ネットワークについて説明する。図2は、メッシュ型の光ネットワークの一例を示す図である。Site#1〜#9は、それぞれOADMノードである。図2に示す光ネットワークは、たとえば、定常運用時にはSite#1,#4,#7,#8,#9の経路で光信号が伝送され、障害時の迂回経路としてSite#1,#2,#3,#6,#9が設定されていることとする。この状態において、たとえば、定常運用時の経路と障害時の迂回経路の両方において障害が発生した場合であっても、図2のメッシュ型の光ネットワークにおいては、Site#1,#2,#5,#8,#9等の複数の迂回経路が存在する(図3参照)。このように、メッシュ型の光ネットワークは、たとえば、2次,3次といった障害に対して対応できる面で非常に有利なネットワーク構成といえる。
つづいて、本実施例のWSSの動作について説明する。図4−1は、光ネットワークにおける光信号の経路の一例を示す図であり、Site#1,Site#2,Site#3,Site#4の順に光信号が中継されているものとする。なお、本実施例では、一例として、Site#1とSite#2の間の残留分散値を50psとし、Site#2とSite#3の間の残留分散値を30psとし、Site#3とSite#4の間の残留分散値を20psとする。
また、図4−2は、Site#1〜#3のOADMノード内のWSSの構成例を示す図であり、図4−3は、Site#4のOADMノード内のWSSの構成例を示す図である。図4−2において、Site#1〜#3のWSSは、重畳信号抽出器21とアナログ乗算器22と低周波発生器23とメモリ24とHPF(High Pass Filter)25を有する。また、図4−3において、Site#4のWSSは、上記の構成に加えさらに、Spectrum Analyzer26を有する。
重畳信号抽出器21は、上流からの信号に重畳された重畳信号(低周波信号成分)を抽出する。メモリ24には、input情報として予め既知の残留分散値(前Siteと自Siteの間の残留分散値)が保持されている。低周波発生器23は、メモリ24に保持された残留分散値に応じた低周波信号を発生する。アナログ乗算器22は、重畳信号抽出器21により抽出された重畳信号と低周波発生器23により発生された低周波信号とを乗算する。HPF25は、光信号の高周波成分のみを通過させる。Spectrum Analyzer26は、最終段(Site#4)のWSSのアナログ乗算器22の乗算結果から最大周波数を抽出して図4−1に示す経路における残留分散量を判断する。なお、本実施例においては、Site#1〜#3のWSSとSite#4のWSSとを、説明の便宜上、別々の構成として示しているが、実際のWSSは、両方の機能を有すること(同一構成)とする。また、Site#1,#2,#3,#4のメモリ24には、それぞれの残留分散値(input情報)として、予め0ps,50ps,30Ps,20psが保持されていることを前提とする。
図4−1〜図4−3において、本実施例のWSSでは、光ネットワーク上の光信号に、スパン毎の残留分散値に応じた強度変調信号を重畳する。この際、光信号がWSS等の光スイッチを備えたOADMノードを通過する度に、前段のOADMノードにて重畳された低周波信号に対象スパン毎の残留分散値に応じた低周波信号を乗算し、光信号に対する低周波信号(乗算結果)の重畳を繰り返し実行する。そして、上記処理によって重畳された低周波信号成分から最大周波数を抽出することにより、残留分散量を求めることができる。なお、図4−2および図4−3では、WSSの内部にアナログ乗算器22,低周波発生器23,Spectrum Analyzer26を設ける場合を一例として示したが、光伝送装置としてはWSSの外部に設けてもよい。
つづいて、本実施例のWSSの動作を図面に従い詳細に説明する。図5は、本実施例のWSSの動作を示すフローチャートである。本実施例では、一例として、各OADMノードがメモリ24に保持している残留分散値(前段のOADMノードから自OADMノードの区間における残留分散値)を、所定の周波数(低周波信号)に変換して光信号に重畳する。たとえば、低周波発生器23は、一例として、残留分散値が10psであれば10Hzの低周波信号を、100psであれば100Hzの低周波信号を発生する。
図5において、まず、各SiteのWSSの重畳信号抽出器21は、上流からの信号から低周波の重畳信号を抽出する(S1)。たとえば、WSSにフィルタを設けて低周波の重畳信号を抽出する。なお、Site1#1では重畳信号は抽出されない。
一方、低周波発生器23は、メモリ24に保持された残留分散値(input情報)に応じて低周波信号を発生する(S2)。なお、Site#1では、メモリ24に保持された残留分散値が0psなので、低周波信号を発生させない。また、Site#2〜#4では、それぞれ50Hz,30Hz,20Hzの低周波信号を発生させる。
そして、アナログ乗算器22は、重畳信号抽出器21が抽出した重畳信号と低周波発生器23が発生した低周波信号とを乗算する(S3)。すなわち、重畳信号抽出器21により抽出された、自ノードより上流で重畳された低周波信号成分に、低周波発生器23が発生した低周波を乗算する。たとえば、上流で重畳された低周波信号を「Asin(x)t(残留分散値:x[ps])」とし、自ノードで重畳する低周波信号を「Asin(y)t(残留分散値:y[ps])」とすると、乗算後の周波数信号は、下記(1)のように表すことができる。これにより、「x+y」の周波数成分(Site#2では50Hz,Site#3では80Hz,Site#4では100Hz)が発生する。なお、下記Cは差の周波数成分(差周波)を表す。
Asin(x)t×Asin(y)t=Bcos(x+y)t+C …(1)
その後、WSSでは、HPF25出力の信号にアナログ乗算器22による乗算結果(低周波信号)を重畳し(S4)、低周波信号が重畳された信号を次のOADMノードへ出力する。たとえば、WSSでは、光パワーを減衰させることができるので、所定の周波数で光パワーを変化させることで、強度変調された低周波信号を重畳することができる。以降、本実施例では、図4−1の経路において、光信号がOADMノードを通過する度に上記S1〜S4が繰り返し実行され、Site#4のSpectrum Analyzer26が、アナログ乗算器22によって出力される信号の最大周波数を検出する。そして、その最大周波数から残留分散量(残留分散量=最大周波数)を求める。その後、Spectrum Analyzer26は、Site#4のWSSにおいて信号をDropした光受信器に対し、上記で求めた残留分散量を提供する。
上述したように、本実施例では、各OADMノード内のWSSが、光ネットワークの経路上の光信号に、スパン毎の残留分散値に応じた低周波信号(強度変調信号)を重畳する。この際、各OADMノードのWSSでは、前段のOADMノードにて重畳された低周波信号に、対象スパン毎の残留分散値に応じた低周波信号を乗算する。そして、光信号がOADMノードを通過する度に、その光信号に対して上記乗算結果である低周波信号を重畳する処理を繰り返し実行する。これにより、メッシュ型の光ネットワークのように迂回経路が複数または無数に存在する場合であっても、簡易な回路で光受信器に残留分散量を通知することができる。
前述した実施例1では、WDM伝送におけるほとんどの区間で残留分散が「+」の値になるため、残留分散が「−」の値になることを想定していない。本実施例では、残留分散に関し「+」,「−」の符号を表現する。
図6−1は、Site#1〜#3のOADMノード内のWSSの構成例を示す図であり、図6−2は、Site#4のOADMノード内のWSSの構成例を示す図である。なお、図6−1および図6−2において、前述の実施例1と同様の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。また、光信号の経路は、前述した実施例1の図4−1を使用する。本実施例のWSSは、実施例1の構成に加えて、変換部27およびlimit処理部28を有する。変換部27は、メモリ24から読み出した残留分散値(input情報)を2の補数に変換し、2の補数に変換した後の値を低周波発生器23に出力する。図7は、2の補数(8ビットの場合)に変換した後の残留分散値と周波数との関係を示す図である。limit処理部28は、アナログ乗算器22による乗算結果の桁落ち等に対するlimit処理を行う。
つづいて、本実施例のWSSの動作を図面に従い詳細に説明する。図8は、本実施例のWSSの動作を示すフローチャートである。本実施例では、一例として、メモリ24内の残留分散値に対して2の補数処理を行った後の値を、所定の周波数(低周波信号)に変換して光信号に重畳する。たとえば、低周波発生器23は、図7に示すような低周波信号を発生する(8ビットの場合)。
図8において、まず、各SiteのWSSの重畳信号抽出器21は、上流からの信号から低周波の重畳信号を抽出する(S1)。一方、変換部27では、メモリ24に保持された残留分散値(input情報)を読み出して、2の補数処理を行う(S5)。また、低周波発生器23は、残留分散値に対して2の補数処理を行った後の値に応じて低周波信号を発生する(S6、図7参照)。そして、アナログ乗算器22が、重畳信号抽出器21が抽出した重畳信号と低周波発生器23が発生した低周波信号とを乗算し(S3)、さらに、limit処理部28が、所定のlimit処理を行う(S7)。その後、WSSでは、HPF25出力の信号にlimit処理を行った後の低周波信号を重畳し(S4)、低周波信号が重畳された信号を次のOADMノードへ出力する。以降、本実施例では、図4−1の経路において、光信号がOADMノードを通過する度に上記S1〜S4が繰り返し実行され、Site#4のSpectrum Analyzer26が、アナログ乗算器22によって出力される信号の最大周波数を検出する。そして、その最大周波数から残留分散量(残留分散量=最大周波数)を求める。その後、Spectrum Analyzer26は、Site#4のWSSにおいて信号をDropした光受信器に対し、上記で求めた残留分散量を提供する。
上述したように、本実施例では、さらに残留分散値の符号を表現することとした。これにより、さらに正確な残留分散量を光受信器に提供することが可能となる。
前述した実施例1,2では、任意の周波数の信号を発生可能な低周波発生器23を使用していたが、実施例3では、単一周波数発生器を使用することで低価格化を実現する。
図9は、本実施例のWSSの構成例を示す図である。なお、図9において、前述の実施例1と同様の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。本実施例では、前述した実施例と異なる構成および処理について説明する。図9において、実施例3のWSSは、単一周波数発生器23aとセレクタ29とアナログ乗算器22aを有する。
単一周波数発生器23aは、たとえば、1Hzの信号のみを発生する。セレクタ29は、メモリ24の残留分散値に応じて、重畳信号抽出器21の出力信号とアナログ乗算器22aの出力信号とを選択出力する。たとえば、残留分散値が10psの場合、セレクタ29は、重畳信号抽出器21の出力信号を1度選択出力した後、アナログ乗算器22aの出力信号を9回にわたって連続で選択出力する。アナログ乗算器22aは、メモリ24の残留分散値に応じた回数にわたって、セレクタ29の出力信号と単一周波数発生器23aが発生する1Hzの信号を乗算する。たとえば、残留分散値が10psの場合、アナログ乗算器22aは、10回にわたってセレクタ29の出力信号と1Hzの信号を乗算する。この場合、初回は、重畳信号抽出器21の出力信号と1Hzの信号が乗算され、2回目〜10回目は、自身のフィードバック信号と1Hzの信号が乗算される。これにより、残留分散値が10psの場合には、10Hzの低周波信号が重畳されることになる。
上述したように、本実施例では、単一周波数発生器を使用することとしたので、WSSの低価格化を実現しつつ、実施例1と同様の効果を得ることができる。
なお、上記図9の構成および処理は、前述した実施例2に対しても同様に適用可能である。図10は、図9とは異なるWSSの構成例を示す図である。この場合、変換部27は、メモリ24から読み出した残留分散値(input情報)を2の補数に変換し、2の補数に変換した後の値をセレクタ29およびアナログ乗算器22aに出力する。そして、セレクタ29は、2の補数の値に応じて、重畳信号抽出器21の出力信号とアナログ乗算器22aの出力信号とを選択出力する。また、アナログ乗算器22aは、2の補数の値に応じた回数にわたって、セレクタ29の出力信号と単一周波数発生器23aが発生する1Hzの信号とを乗算する。
前述した実施例1,2では、低周波発生器23が、残留分散値に1対1に対応した低周波信号(1psの場合は1Hz,10psの場合は10Hz)を出力していたが、実施例4では、1つの周波数信号で表現可能な残留分散値に幅を持たせることとした。
図11−1は、残留分散値と周波数の関係を示す図であり、たとえば、実施例1に対応するものである。ここでは、一例として、残留分散値が0〜50psの場合に低周波発生器23が周波数fo(foは任意の周波数)の信号を出力し、残留分散値が51〜100psの場合に周波数2×foの信号を出力する。すなわち、50psステップ毎に1つの周波数信号を出力する。これにより、周波数を効率的に使用することが可能となる。
図11−2は、残留分散値と周波数の関係を示す図であり、たとえば、実施例2に対応するものである。ここでは、一例として、2の補数を4ビットで表現した場合が記載され、残留分散値が0〜50psの場合に低周波発生器23が周波数foの信号を出力し、残留分散値が−1〜−50psの場合に周波数15×foの信号を出力する(50psステップ)。これにより、実施例2と比較して2の補数のビット数を大幅に低減することができ、周波数を効率的に使用することが可能となる。
このように、本実施例は、1つの周波数信号で表現可能な残留分散値に幅を持たせることにより、周波数を効率的に使用することを可能とした。なお、上記の図11−1および図11−2の関係は、実施例3にも適用可能である。本実施例を実施例3に適用した場合には、50ps単位毎に、同一回数の乗算が行われることになる。
1 OADMノード
11 WSS
12 光アンプ
21 重畳信号抽出器
22 アナログ乗算器
23 低周波発生器
23a 単一周波数発生器
24 メモリ
25 HPF
26 Spectrum Analyzer
27 変換部
28 limit処理部
29 セレクタ

Claims (6)

  1. 光信号を通過させる処理や、光信号を分岐および挿入する処理を行う光伝送装置において、
    上流の装置から自装置までの区間における残留分散の値の大きさに応じた周波数の低周波信号を発生する低周波発生部と、
    上流からの光信号に前記低周波信号を重畳して下流に伝送する重畳部と、
    を有し、
    前記重畳部は、
    前記上流の光信号に重畳された重畳信号を抽出し、当該重畳信号と前記低周波信号との乗算結果として得られた信号を、前記上流からの光信号に重畳し、
    前記乗算後の信号成分から最大周波数を検出し、当該最大周波数に基づいて光信号が通過してきた経路における残留分散量を求めることを特徴とする光伝送装置。
  2. 前記低周波発生部は、前記残留分散の値を2の補数に変換し、当該2の補数の値に応じた周波数の低周波信号を発生する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の光伝送装置。
  3. 前記低周波発生部は、単一の周波数信号を発生し、当該単一の周波数信号を用いて前記残留分散の値の大きさに応じた周波数の低周波信号を生成する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の光伝送装置。
  4. 前記低周波発生部は、単一の周波数信号を発生し、前記残留分散の値を2の補数に変換し、当該単一の周波数信号を用いて当該2の補数の値に応じた周波数の低周波信号を生成する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の光伝送装置。
  5. 前記残留分散の値を特定の範囲で区切り、当該範囲を処理単位とする、
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか1つに記載の光伝送装置。
  6. 光信号を通過させる処理や、光信号を分岐および挿入する処理を行う光スイッチ装置において、
    上流の装置から自装置までの区間における残留分散の値の大きさに応じた周波数の低周波信号を発生する低周波発生部と、
    上流からの光信号に前記低周波信号を重畳して下流に伝送する重畳部と、
    を有し、
    前記重畳部は、
    前記上流の光信号に重畳された重畳信号を抽出し、当該重畳信号と前記低周波信号との乗算結果として得られた信号を、前記上流からの光信号に重畳し、
    前記乗算後の信号成分から最大周波数を検出し、当該最大周波数に基づいて光信号が通過してきた経路における残留分散量を求めることを特徴とする光スイッチ装置。
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