JP4900180B2 - 光受信装置および光伝送システム - Google Patents

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Description

本発明は、光受信装置および光伝送システムに関し、特にWDM(Wavelength Division Multiplexing)による波長多重信号の分散補償を行って光受信処理を行う光受信装置および波長多重信号の伝送を行う光伝送システムに関する。
近年、ブロードバンドサービスによる通信需要の増大に伴って、光通信ネットワークの基幹系伝送システムの大容量化が要求されており、40Gb/sのWDM伝送システムの商用導入が徐々に始まってきている。
40Gb/sのWDM伝送システムを導入する場合においては、新規にすべての10Gb/sなどの低速チャネルを40Gb/sの高速チャネルに変更する方法よりも、既存のネットワークの一部の低速チャネルを、徐々に高速チャネルに置き換えて、必要に応じてアップグレードしていく方法の方が、低コストに40Gb/sの信号を導入できるため、後者の導入法が実際に用いられると考えられる。
一方、光ファイバにおける伝送速度は、光の波長毎に異なるので、伝送距離が長くなるにつれて、光のパルス波形が鈍る波長分散が生じる。波長分散は、波長が1nm異なる2つの単色光を1km伝搬させたときの伝搬時間差、単位はps/nm/kmで定義される。
大容量・長距離の光伝送を実現するためのWDMシステムで、波長分散によるパルス広がりが生じると、受信レベルを著しく劣化させてシステムに有害な影響を及ぼすことになる。このため、光ファイバで発生した波長分散に対しては、波長分散を等価的にゼロに(キャンセル)する分散補償が行われる。
分散補償制御としては、伝送路上に配置された光中継器に、分散補償ファイバなどを設置し、伝送路上で発生した波長分散を周期的にキャンセルして、波長分散を補償する制御が広く行われている。
ただし、WDMの場合は一般に、波長多重されている複数波長の中心波長に対して、分散値がゼロになるような分散補償マネジメントを行うので、中心波長以外の波長信号の分散は補償しきれず、受信器側で累積することになる。伝送路上に設置した分散補償ファイバで補償しきれなかった累積波長分散のことを残留分散と呼び、残留分散の許容範囲を分散トレランス(分散耐力)と呼んでいる。
具体的に分散トレランスとは、波長分散により生じる波形ひずみの許容範囲(符号誤り率の許容値)のことであり、波長分散値が分散トレランスから外れると、受信側において、信号“0”、“1”を識別することが保障できなくなる(アイ開口劣化度が大きくなり、データ識別が困難になる)。
図11、図12は分散トレランス特性を示す図である。図11は10Gb/sの分散トレランスカーブを示し、図12は40Gb/sの分散トレランスカーブを示している。縦軸はQペナルティ(dB)であり、横軸は残留分散(ps/nm)である。
ここで、光伝送の品質評価に用いられる指標としてQ値がある。Q値は、振幅方向のノイズに対する影響を定量的に示した値のことであり、値が大きいほど伝送品質が良好であることを示す。また、Qペナルティとは、理想のQ値から実際に測定したQ値を減算した値であるので、Qペナルティは、小さいほど伝送品質が良いことになる。
図11、図12に対して、例えば、10Gb/sのときの残留分散rdのQペナルティは1.8であるが、40Gb/sのときの残留分散rdのQペナルティは4であり、同じ残留分散値であっても40Gb/sになると伝送品質が極端に悪くなる。すなわち、40Gb/sの分散トレランスは、10Gb/sに比べて非常に狭いことがわかる。
10Gb/sなどの低速WDM伝送では、残留分散の許容範囲である分散トレランスは広いので、適切な分散補償値を持つ分散補償ファイバを伝送路上の中継区間毎に設置することによって、光受信器側における残留分散を許容範囲内に収めることが可能である。
ところが、40Gb/sの高速WDM伝送では、分散トレランスが10Gb/sの場合と比べて、はるかに狭いので(40Gb/sの高速チャネルは、10Gb/sの低速チャネルよりも波長分散に対する耐力が弱い)、伝送路上に配置された分散補償ファイバだけでは、残留分散を所望の分散トレランス内に収めることは難しい。
このため、40Gb/sなどの高速チャネルの光伝送を行う場合には、伝送路上に設けた分散補償ファイバだけでなく、さらに光受信器内部に可変波長分散補償器も配置して、残留分散の補償を行っている。
従来の分散補償技術として、分散補償量の異なる複数の分散補償ファイバを持つユニットから所定の分散補償ファイバを選択して分散補償量の粗調整を行い、光路長を変えて群遅延を発生させる光反射素子部で、粗調整後の信号光の分散補償量に対して微調整を行う技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−101478号公報(段落番号〔0013〕〜〔0024〕、第1図)
上述のように、40Gb/sなどの高速チャネルを導入する際には、そのチャネルの受信端に可変分散補償器を設置し、該当チャネルに対して、可変分散補償器の分散補償値を最適に設定することになる。
この場合、Qペナルティなどの伝送品質をモニタしながら調整することになるが、受信端での残留分散値が大きく、分散トレランスを超えている場合には、信号が疎通しないため、伝送品質のモニタ自体ができない。そのため、信号が疎通していないときは、まず信号が疎通する分散補償値を探すことが必要である。
なお、信号が疎通しない状態とは、受信信号から“0”、“1”の情報が全く認識できない状態のことである。例えば、図12に対して、受信信号の残留分散がrdのときは、Qペナルティがたとえ大きくて品質が悪くても、品質が悪いなりに何らかの情報を受信できていることになるが、残留分散が例えば、+500ps/nmのときは、該当のQペナルティが存在しなく、Qペナルティが測定できないことになり(Qペナルティが測定できないということは、“0”、“1”の情報が全く認識できていない)、残留分散が+500ps/nmでは、信号が疎通していない状態といえる。すなわち、分散トレランス特性のグラフ上で、分散トレランスカーブとの接点がない残留分散を持つ信号は、分散トレランスから完全に外れており、疎通していないことになる。
ここで、光伝送の変調方式として、NRZ(Non-Return to Zero)などの強度変調方式を用いた場合では、可変分散補償器の分散補償値を変化させながら、信号が疎通するかどうかを観測することにより、分散補償値を見つけることができる。
一方、変調方式にDPSK(Differential Phase Shift Keying)やDQPSK(Differential Quadrature Phase Shift Keying)等の位相変調を用いた場合、光受信器には、信号の位相変調の情報を強度変調の情報に復元する遅延干渉計が備えられており、信号疎通の確認を行うためには、この遅延干渉計の位相調整制御が完了している必要がある。
このような光受信器では、可変分散補償器の分散補償値の調整と、遅延干渉計の位相調整制御との両方の兼ね合いで分散補償値を探すことになるので、NRZなどの強度変調方式に比べると、信号疎通の確認までに非常に長い時間を要してしまうといった問題があった。
図13は従来の分散補償値設定の調整フローを示す図である。位相変調により伝送される光信号を受信して復調する光受信器に設置された可変分散補償器に対して、作業者によって実施される従来の分散補償値調整フローを示している。
〔S1〕可変分散補償器の分散補償値を初期値に設定する。
〔S2〕遅延干渉計の位相調整制御を実施する。
〔S3〕40Gb/s信号が疎通したか否かを判断する。疎通していない場合はステップS4へいき、疎通した場合はステップS5へいく。
〔S4〕可変分散補償器の分散設定値を変更し、ステップS2へ戻る。
〔S5〕伝送品質をモニタしながらの可変分散補償器の調整を行って、最適な分散補償値を決定する。
なお、信号が疎通するのに必要な大まかな分散補償値を求めるまで、すなわち、残留分散が分散トレランスの範囲内に収まるまでの、ステップS1〜S4における調整操作は粗調整に該当する。また、信号疎通後(残留分散が分散トレランスの収まった後)に、さらに伝送品質が最良になるような(例えば、Qペナルティがゼロになるような)最適分散補償値を求めるまでの、ステップS5における調整操作は微調整に該当する。
このように、従来では、信号が疎通する分散補償値を探す粗調整時に、可変分散補償器の分散補償値を可変→遅延干渉計の位相調整制御→疎通確認→可変分散補償器の分散補償値を可変→遅延干渉計の位相調整制御→・・・というような作業を繰り返して行うことになるので手間がかかり、結局、可変分散補償器の分散補償値の設定終了までに、非常に長い時間を要していた。このため、迅速に立ち上げることができず、運用性および利便性の低下を引き起こしていた。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、粗調整時の分散補償値の設定をすみやかに完了し、迅速な高速チャネルの導入を可能として、運用性および利便性の向上を図った光伝送装置を提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、粗調整時の分散補償値の設定をすみやかに完了し、迅速な高速チャネルの導入を可能として、運用性および利便性の向上を図った光伝送システムを提供することである。
本発明では上記課題を解決するために、図1に示すような、光信号の受信処理を行う光受信装置20において、受信された波長多重信号を構成する低速チャネルの伝送品質を測定し、低速チャネルの波長と、低速チャネルの波長毎の実測伝送品質との対応関係を表す波長対伝送品質特性C1を取得する波長対伝送品質特性取得部21と、残留分散と伝送品質との対応関係を表す残留分散対伝送品質特性C2を保持する残留分散対伝送品質特性保持部22と、波長対伝送品質特性C1と残留分散対伝送品質特性C2とにもとづいて、低速チャネルの残留分散を測定せずに、低速チャネルの波長と残留分散との対応関係を推測し、波長対残留分散特性C3を生成する波長対残留分散特性生成部23と、低速チャネルを高速チャネルへ変更する際に、変更されるチャネル受信端に設置されて、高速チャネルの可変分散補償を行う可変分散補償器25と、可変分散補償器25に設定すべき分散補償値の設定制御を行う可変分散補償制御部24と、を有し、可変分散補償制御部24は、高速チャネルの導入時、高速チャネルとなった波長に対応する残留分散値を波長対残留分散特性C3から取得し、取得した残留分散値に対して、符号が逆の同じ値を可変分散補償器25へ送信し、可変分散補償器25は、可変分散補償制御部24から送信された値を設定して、高速チャネルの残留分散値が分散トレランスに収まるように分散補償することを特徴とする光受信装置20が提供される。
ここで、波長対伝送品質特性取得部21は、受信された波長多重信号を構成する低速チャネルの伝送品質を測定し、低速チャネルの波長と、低速チャネルの波長毎の実測伝送品質との対応関係を表す波長対伝送品質特性C1を取得する。残留分散対伝送品質特性保持部22は、残留分散と伝送品質との対応関係を表す残留分散対伝送品質特性C2を保持する。波長対残留分散特性生成部23は、波長対伝送品質特性C1と残留分散対伝送品質特性C2とにもとづいて、低速チャネルの残留分散を測定せずに、低速チャネルの波長と残留分散との対応関係を推測し、波長対残留分散特性C3を生成する。可変分散補償器25は、低速チャネルを高速チャネルへ変更する際に、変更されるチャネル受信端に設置されて、高速チャネルの可変分散補償を行う。可変分散補償制御部24は、可変分散補償器25に設定すべき分散補償値の設定制御を行う。また、可変分散補償制御部24は、高速チャネルの導入時、高速チャネルとなった波長に対応する残留分散値を波長対残留分散特性C3から取得し、取得した残留分散値に対して、符号が逆の同じ値を可変分散補償器25へ送信し、可変分散補償器25は、可変分散補償制御部24から送信された値を設定して、高速チャネルの残留分散値が分散トレランスに収まるように分散補償する。
本発明の光受信装置は、低速チャネルの波長と、低速チャネルの波長毎の実測伝送品質との対応関係を表す波長対伝送品質特性を取得し、残留分散と伝送品質との対応関係を表す残留分散対伝送品質特性を保持し、波長対伝送品質特性と残留分散対伝送品質特性とにもとづいて、低速チャネルの残留分散を測定せずに、低速チャネルの波長と残留分散との対応関係を推測して、波長対残留分散特性を生成する。そして、高速チャネルの導入時、高速チャネルとなった波長に対応する残留分散値を波長対残留分散特性から取得し、取得した残留分散値に対して、符号が逆の同じ値を可変分散補償器に自動的に設定する構成とした。これにより、粗調整時の分散補償値の設定をすみやかに完了することができ、迅速な高速チャネルの導入が可能となるので、運用性および利便性の向上を図ることが可能になる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は光受信装置の原理図である。第1の実施の形態の光受信装置20は、波長対伝送品質特性取得部21、残留分散対伝送品質特性保持部22、波長対残留分散特性生成部23、可変分散補償制御部24、可変分散補償器25から構成されて、WDM信号の分散補償を行って光受信処理を行う装置である。
波長対伝送品質特性取得部21は、受信された波長多重信号(WDM信号)を構成する低速チャネル(低速光信号)の伝送品質を測定し、低速チャネルの波長と、低速チャネルの波長毎の実測伝送品質との対応関係を表す波長対伝送品質特性C1を取得する。
残留分散対伝送品質特性保持部22は、受信した光信号に残留分散がある場合に、残留分散に対して、光信号の伝送品質がどの程度の値になるかといった、あらかじめ認識している、残留分散と伝送品質との対応関係を表す残留分散対伝送品質特性C2を登録・保持する。
波長対残留分散特性生成部23は、波長対伝送品質特性C1と残留分散対伝送品質特性C2とにもとづいて、低速チャネルの残留分散を実際に測定せずに、低速チャネルの波長と残留分散との対応関係を推測し、推測結果から波長対残留分散特性C3を生成する。
可変分散補償器25は、波長多重化されている低速チャネルの中で、任意の低速チャネルを高速チャネル(高速光信号)へ変更する際に、変更されるチャネル受信端に設置され、チャネル変更後に送信された高速チャネルを受信して、受信した高速チャネルの可変分散補償を行う。可変分散補償制御部24は、可変分散補償器25に設定すべき分散補償値の設定制御を行う。
ここで、すべてのチャネルが低速チャネルで運用されていた状態で、任意の低速チャネルの一部を高速チャネルに変更して、新しく高速チャネルが導入される運用形態となる場合に、可変分散補償制御部24は、高速チャネルの導入時、高速チャネルとなった波長に対応する残留分散値を波長対残留分散特性C3から取得し、取得した残留分散値に対して、符号が逆の同じ値を可変分散補償器25へ送信する。
可変分散補償器25では、可変分散補償制御部24から送信された値を設定することで、高速チャネルの残留分散値が分散トレランスに収まるように分散補償する。
次に光受信装置20を含むWDMシステムにおける分散補償について説明する。なお、低速チャネルは10Gb/sのチャネルとし、高速チャネルは40Gb/sのチャネルとして説明する。
図2はWDMシステムの構成を示す図である。WDMシステム1は、光送信装置10、光受信装置20および光中継器30−1〜30−mから構成される。光送信装置10と光受信装置20は、光ファイバ伝送路Fで接続し、光ファイバ伝送路F上に光中継器30−1〜30−mが配置する。
なお、図では、1つの10Gb/sチャネルが40Gb/sチャネルに置き換えられて、40Gb/sチャネルが導入されている状態を示しており、3チャネル目の10Gb/sが40Gb/sに変更された構成になっている。
光送信装置10は、10Gb/s送信部11−1、11−2、11−4〜11−n、40Gb/s送信部11−3、波長多重化部12から構成される。運用当初の10Gb/s送信部11−1、11−2、11−4〜11−nは、10Gb/sの光信号の送信処理を行い、新規導入の40Gb/s送信部11−3は、40Gb/sの光信号の送信処理を行う。
また、WDM伝送における互いに異なる波長λ1〜λnの割り当てとしては、10Gb/s送信部11−1、11−2はそれぞれ、λ1、λ2の10Gb/s光信号を出力し、40Gb/s送信部11−3は、λ3の40Gb/s光信号を出力し、10Gb/s送信部11−4〜11−nはそれぞれ、λ4〜λnの10Gb/s光信号を出力する。波長多重化部12では、λ1〜λnの光信号の波長多重化を行って、WDM信号を生成し、光ファイバ伝送路Fへ出力する。
光中継器30−1〜30−mのそれぞれは、光増幅器31と、分散補償ファイバ32とから構成される。光増幅器31は、受信したWDM信号を増幅して出力する。分散補償ファイバ32は、光ファイバ伝送路Fの中継区間で発生した波長分散を補償する分散値を持ち、中継区間毎に分散補償を行う。
なお、WDMシステム1は、当初の構築時、10Gb/sのみのWDM伝送を行うシステムであったならば、光中継器内の分散補償ファイバ32は、WDMシステム1に40Gb/sが導入されていないときの、10Gb/sのn波長が多重化されたWDM信号の中心波長に対する波長分散を補償する分散値を持っていることになる。
光受信装置20は、波長対伝送品質特性取得部21、残留分散対伝送品質特性保持部22、波長対残留分散特性生成部23、可変分散補償制御部24、可変分散補償器25、波長分離部26、10Gb/s受信部27−1、27−2、27−4〜27−n、40Gb/s受信部27−3から構成される。
波長分離部26は、伝送されてきたWDM信号を受信して、波長毎に分離し、n本の光信号を出力する。10Gb/s受信部27−1、27−2はそれぞれ、λ1、λ2の10Gb/s光信号の受信処理を行う。10Gb/s受信部27−4〜27−nはそれぞれ、λ4〜λnの10Gb/s光信号の受信処理を行う。
一方、可変分散補償器25は、高速チャネルが導入されたチャネル受信端に配置されるが、図では、波長分離部26の出力段の3チャネル目に配置されている。可変分散補償器25は、可変分散補償制御部24から出力される制御信号にもとづいて、40Gb/s光信号の残留分散の補償を行う。40Gb/s受信部27−3は、分散補償後の波長λ3の40Gb/s光信号の受信処理を行う。
波長対伝送品質特性取得部21は、40Gb/sが導入される前に受信されたWDM信号を構成する10Gb/s光信号の伝送品質を測定し、10Gb/sの各チャネルの波長λ1〜λnと、これらの波長毎に実測した伝送品質との対応関係を表す波長対伝送品質特性を取得する。残留分散対伝送品質特性保持部22は、あらかじめ認識している、残留分散と伝送品質との一般的な対応関係を表す残留分散対伝送品質特性を保持する。
波長対残留分散特性生成部23は、波長対伝送品質特性と残留分散対伝送品質特性とにもとづいて、10Gb/s光信号の残留分散を測定せずに、10Gb/s光信号のチャネルの波長λ1〜λnと残留分散との対応関係を推測し、波長対残留分散特性を生成する。
可変分散補償制御部24は、40Gb/s光信号となったチャネルの波長λ3に対応する残留分散値を、波長対残留分散特性から取得し、取得した残留分散値に対して符号が逆の同じ値を制御信号として可変分散補償器25へ送信する。
可変分散補償器25は、制御信号を受信し、可変分散補償制御部24から送信された値を設定して、3チャネル目の波長λ3の40Gb/s光信号の残留分散値が分散トレランスに収まるように分散補償する。
次に波長対伝送品質特性、残留分散対伝送品質特性および波長対残留分散特性について、WDMシステム1を例にして説明する。なお、以降では、伝送品質は、Qペナルティを扱うものとして説明する。
図3は波長対伝送品質特性を示す図である。縦軸はQペナルティ(dB)であり、横軸は波長(nm)である。波長対伝送品質特性取得部21は、40Gb/sが導入される前に運用されていた、10Gb/sの波長λ1〜λnのWDM信号を受信したときに、10Gb/sの波長λ1〜λnの光信号のそれぞれからQペナルティを前もって測定しておく。
図3の例では、波長が1525nmの10Gb/s光信号チャネルのQペナルティは3.2dBと測定し、波長が1535nmの10Gb/s光信号チャネルのQペナルティは1dBと測定し、波長が1548nmの10Gb/s光信号チャネルのQペナルティは0dBと測定し、波長が1565nmの10Gb/s光信号チャネルのQペナルティは2dBと測定している。波長対伝送品質特性取得部21では、図3に示すような、波長と、実測したQペナルティとの対応関係である波長対Qペナルティ特性を取得して記憶する。
図4は残留分散対伝送品質特性を示す図である。縦軸はQペナルティ(dB)であり、横軸は残留分散(ps/nm)である。残留分散対Qペナルティ特性は、受信した何らかの光信号の残留分散に対して、その残留分散の値と、該当光信号のQペナルティとの対応関係を示すおおよその特性を示す、あらかじめ認識しているデータであって、残留分散対伝送品質特性保持部22で保持されるものである。
図4の例では、残留分散が−200ps/nmならQペナルティが1dB、残留分散が300ps/nmならQペナルティが0dB、残留分散が1000ps/nmならQペナルティが2dBなどとなっており、こられの対応関係から得られる特性のグラフをあらかじめ残留分散対伝送品質特性保持部22に登録しておく。
図5は波長対残留分散特性を示す図である。波長対残留分散特性生成部23は、図3の波長対Qペナルティ特性と、図4の残留分散対Qペナルティ特性とから、Qペナルティを介して、波長対残留分散特性を生成する。
ここで、Qペナルティ=0dBのとき、図3からは波長=1548nmであり、図4からは残留分散=300ps/nmであるので、(波長、残留分散)=(1548、300)の対応関係が得られる。
同様にして、Qペナルティ=1dBのとき、図3からは波長=1535nmであり、図4からは残留分散=−200ps/nmであるので、(波長、残留分散)=(1535、−200)の対応関係が得られ、Qペナルティ=2dBのとき、図3からは波長=1565nmであり、図4からは残留分散=1000ps/nmであるので、(波長、残留分散)=(1565、1000)の対応関係が得られる。そして、これらの対応関係をプロットしたものが図5となる。
このように、波長対残留分散特性生成部23では、10Gb/s光信号の残留分散は実際には測定せずに、波長対Qペナルティ特性と残留分散対Qペナルティ特性とから、10Gb/s光信号の波長λ1〜λnと、各波長λ1〜λnに対応する残留分散との対応関係を推測し、推測結果から図5に示すような波長対残留分散特性を生成して記憶する。
次に可変分散補償制御について説明する。WDMシステム1は、図3〜図5で示した制御によって、波長λ1〜λnに対する個々の残留分散値を得ており、また、波長λ3が10Gb/sから40Gb/sへ変更されるために、可変分散補償器25が波長λ3に対応する3チャネル目の受信端に設けられる。
ここで、高速チャネルが導入された波長λ3が例えば、1565nmとすると、可変分散補償制御部24は、図5に示す波長対残留分散特性から、1565nmに該当する残留分散値1000ps/nmを取得する。そして、残留分散値1000ps/nmをキャンセルするために、符号が逆の同じ値である−1000ps/nmの設定情報を含む制御信号を、可変分散補償器25へ送信する。
可変分散補償器25では、可変分散補償制御部24から送信された制御信号にもとづいて、分散値を−1000ps/nmに設定して、受信した波長λ3の40Gb/s光信号の分散補償を行う。
図6は可変分散補償の一連の動作を示すフローチャートである。
〔S11〕波長対伝送品質特性取得部21は、既存10Gb/s光信号の波長対Qペナルティ特性をあらかじめ測定しておく。
〔S12〕残留分散対伝送品質特性保持部22は、既存10Gb/s光信号の残留分散対Qペナルティ特性をあらかじめ保持する。
〔S13〕波長対残留分散特性生成部23は、波長対Qペナルティ特性と残留分散対Qペナルティ特性とにもとづいて、波長対残留分散特性を生成する。
〔S14〕可変分散補償制御部24は、40Gb/sを導入した波長の残留分散値を波長対残留分散特性から取得する。
〔S15〕可変分散補償器25は、可変分散補償制御部24で取得された残留分散に対して、−1×残留分散値(符号が逆の同じ残留分散値)を設定する。
ここで、すべてのチャネルが10Gb/sで運用されていた状態で、任意の10Gb/sチャネルの一部を40Gb/sチャネルに変更して、新しく40Gb/sチャネルが導入される運用形態となる場合において、以上説明したような制御を行うことにより、10Gb/sから40Gb/sへチャネル変更がなされたときに、40Gb/s光信号が疎通するに必要な分散値(40Gb/s光信号の残留分散が分散トレランスの範囲内に収まる分散値)が、可変分散補償器25に自動的に設定されることになる。
これにより、作業者にとっては、従来、時間を要していた粗調整の作業がなくなり、作業としては、Qペナルティなどの伝送品質が最良になる分散補償値を求める微調整だけを行えばよいので、迅速な高速チャネルの導入が可能となり、運用性および利便性の向上を図ることが可能になる。
なお、10Gb/sに関する波長対伝送品質と、10Gb/sに関する残留分散対伝送品質とから波長対残留分散特性を生成し、この波長対残留分散特性から40Gb/sの残留分散を取得しているが、40Gb/s光信号が疎通する程度の大まかな分散補償値が求まればよいので、10Gb/sを元にした波長対伝送品質および残留分散対伝送品質から得られた残留分散値(10Gb/sの特性から推測した40Gb/sの残留分散値)を補償するように制御することで問題はない。
また、上述した図4の残留分散対伝送品質特性は、非線形光学効果などにより伝送条件(光ファイバ伝送路Fの物理パラメータや光ファイバ伝送路Fを流れる光信号のパワーなど)によって変化するため、図5の波長対残留分散特性の対応関係も変化するが、40Gb/s光信号が疎通することができればよいので、40Gb/sの分散トレランス範囲内の誤差であれば問題ない。
次に第2の実施の形態について説明する。第1の実施の形態では、WDM伝送の最初の運用において、すべてのチャネルが低速チャネルで運用されており、その後、高速チャネルが導入されたとき、高速チャネルの粗調整による分散補償を自動的に実行して早期に立ち上げを行うものであった。
これに対し、第2の実施の形態では、低速チャネルを変更して新規に高速チャネルを導入する際には、システム上ではすでに高速チャネルが複数導入されていることを前提するものであり、既設の可変分散補償器に設定されている分散補償値の情報から、あらたな高速チャネルの分散補償値を取得する構成とするものである。
図7はWDMシステムの構成を示す図である。WDMシステム1aは、光送信装置10a、光受信装置40および光中継器30−1〜30−mから構成される。光送信装置10aと光受信装置40は、光ファイバ伝送路Fで接続し、光ファイバ伝送路F上に光中継器30−1〜30−mが配置する。
なお、図では、1チャネル目とnチャネル目が40Gb/sであり、他のチャネルが10Gb/sとして、10Gb/sと40Gb/sとが混在したWDM伝送が運用されていた状態に対して、新しく3チャネル目の10Gb/sが40Gb/sに変更された構成を示している。
光送信装置10aは、40Gb/s送信部11a−1、10Gb/s送信部11a−2、40Gb/s送信部11a−3、10Gb/s送信部11a−4〜11a−(n−1)、40Gb/s送信部11a−n、波長多重化部12aから構成される。
10Gb/s送信部11a−2、11a−4〜11a−(n−1)は、10Gb/sの光信号の送信処理を行い、40Gb/s送信部11a−1、11a−3、11a−nは、40Gb/sの光信号の送信処理を行う。
また、WDM伝送における互いに異なる波長λ1〜λnの割り当てとしては、10Gb/s送信部11a−2、11a−4〜11a−(n−1)はそれぞれ、λ2、λ4〜λ(n−1)の10Gb/s光信号を出力し、既設の40Gb/s送信部11a−1は、λ1の40Gb/s光信号を出力し、新規導入の40Gb/s送信部11a−3は、λ3の40Gb/s光信号を出力し、既設の40Gb/s送信部11a−nは、λnの40Gb/s光信号を出力する。波長多重化部12aでは、λ1〜λnの光信号の波長多重化を行って、WDM信号を生成し、光ファイバ伝送路Fへ出力する。
光中継器30−1〜30−mについては、図2で上述したので説明は省略する。光受信装置40は、旧可変分散補償器41−1、41−2、新可変分散補償器42、波長対分散補償値特性生成部43、可変分散補償制御部44、40Gb/s受信部45−1、10Gb/s受信部45−2、40Gb/s受信部45−3、10Gb/s受信部45−4〜45−(n−1)、40Gb/s受信部45−n、波長分離部46から構成される。
波長分離部46は、伝送されてきたWDM信号を受信して、波長毎に分離し、n本の光信号を出力する。10Gb/s受信部45−2、45−4〜45−(n−1)はそれぞれ、λ2、λ4〜λ(n−1)の10Gb/s光信号の受信処理を行う。
旧可変分散補償器41−1、41−2は、既に導入されている40Gb/sチャネルの受信端に設置され、受信した40Gb/sチャネルの可変分散補償を行う既設の可変分散補償器であって、旧可変分散補償器41−1は、波長分離部46の1チャネル目の出力段に設置され、波長λ1の40Gb/s光信号の分散補償を行い、旧可変分散補償器41−2は、波長分離部46のnチャネル目の出力段に設置され、波長λnの40Gb/s光信号の分散補償を行う。
40Gb/s受信部45−1は、旧可変分散補償器41−1で分散補償された後の波長λ1の40Gb/s光信号の受信処理を行う。40Gb/s受信部45−nは、旧可変分散補償器41−2で分散補償された後の波長λnの40Gb/s光信号の受信処理を行う。
一方、新可変分散補償器42は、10Gb/sチャネルの一部を新しく40Gb/sチャネルへ変更する際に、変更されるチャネル受信端に設置されて、受信した新たな40Gb/sチャネルの可変分散補償を行う新設の可変分散補償器である。
ここでは3チャネル目が新規の40Gb/sチャネルとなるので、新可変分散補償器42は、波長分離部46の3ャネル目の出力段に設置され、可変分散補償制御部44から出力される制御信号にもとづいて、新規の40Gb/s光信号の残留分散の分散補償を行う。
波長対分散補償値特性生成部43は、旧可変分散補償器41−1に既に設定されている、波長λ1に対応した40Gb/s光信号チャネルの分散補償値である旧分散補償値を取得する。さらに、旧可変分散補償器41−2に既に設定されている、波長λnに対応した40Gb/s光信号チャネルの分散補償値である旧分散補償値を取得して、波長対分散補償値特性を生成する。
可変分散補償制御部44は、新規導入の40Gb/s光信号の波長に対応する分散補償値である新分散補償値を、波長対分散補償値特性から推測して取得し、取得した新分散補償値を制御信号によって新可変分散補償器42へ送信する。
新可変分散補償器42は、可変分散補償制御部44から送信された新分散補償値を設定して、新規導入の40Gb/s光信号の残留分散値が分散トレランスに収まるように分散補償する。
次に波長対分散補償値特性について説明する。図8は波長対分散補償特性を示す図である。縦軸は分散補償値(ps/nm)、横軸は波長(nm)である。波長対分散補償値特性生成部43は、2台以上の旧可変分散補償器から旧分散補償値を取得して、波長対分散補償値特性を生成する。
例えば、λ1=1535nm、λn=1565nmとすると、波長対分散補償値特性生成部43は、旧可変分散補償器41−1に既に設定されている、40Gb/sの波長λ1=1535nmに対応した分散補償値=200ps/nmを取得し、旧可変分散補償器41−2に既に設定されている、40Gb/sの波長λn=1565nmに対応した分散補償値=−1000ps/nmを取得する。そして、(波長、分散補償値)=(1535、200)、(1565、−1000)をプロットして、プロット点をつなげて直線を引き、波長対分散補償値特性のグラフを生成する。
ここで、40Gb/sを新規導入する波長λ3が1545nmであるとする。可変分散補償制御部44は、生成された波長対分散補償値特性から1545nmに対応する分散補償値=−250ps/nmを取得し、取得した−250ps/nmを制御信号によって新可変分散補償器42へ送信する。
新可変分散補償器42では、可変分散補償制御部44から送信された分散補償値=−250ps/nmを設定して、新規導入の40Gb/s光信号の残留分散値が分散トレランスに収まるように分散補償する(なお、λ3の40Gb/s光信号の残留分散は、+250ps/nmであることがわかる)。
以上説明したように、低速チャネルと高速チャネルとが混合した運用形態のWDM伝送を行っている際に、さらに低速チャネルの一部を高速チャネルに切り替える場合においては、既に設置されている複数台の旧可変分散補償器から、波長と分散補償値とを取得して波長対分散補償値特性を生成する。そして、新規導入の40Gb/s光信号が疎通するに必要な分散補償値を、生成した波長対分散補償値特性から推測して、新可変分散補償器に自動的に設定する構成とした。
これにより、作業者にとっては、従来、時間を要していた粗調整の作業がなくなり、作業としては、Qペナルティなどの伝送品質が最良になる分散値を求める微調整だけを行えばよいので、迅速な高速チャネルの導入が可能となり、運用性および利便性の向上を図ることが可能になる。
なお、波長対分散補償値特性を生成する場合は、2チャネル以上の高速チャネルがすでに運用されていることが必要なので、低速チャネルと高速チャネルとが混合したWDM伝送であっても、1チャネルだけが高速チャネルで運用しているようなシステムでは、第2の実施の形態は適用されない。このような場合は、低速チャネルから残留分散を推測して分散補償値を設定する第1の実施の形態が適用される。
次にOADM(Optical Add and Drop Multiplexing)機能を有する光伝送システムに第1の実施の形態を適用した場合について説明する。図9は光伝送システムの構成を示す図である。
光伝送システム2は、ノード(光伝送ノード)50−1、50−2、ネットワーク管理部100、光送信装置10、光受信装置20、光中継器30から構成される。基幹伝送路F1上にノード50−1、50−2、複数の光中継器30が設置し、ノード50−1のトリビュタリのAddポート側に光送信装置10が接続し、ノード50−2のトリビュタリのDropポート側に光受信装置20が接続している。
光送信装置10は、各チャネルの波長を多重化して生成したWDM信号をノード50−1へAdd(挿入)する。光受信装置20は、ノード50−2でDrop(分岐)された後のWDM信号を受信して、そのWDM信号を構成する各チャネルの分散補償を行う。なお、光送信装置10と光受信装置20の構成の詳細は上述したので説明は省略する。
ノード50−1、50−2は、波長分離部51、OADM部(光挿入・分岐部)52、波長多重化部53から構成される。波長分離部51は、基幹伝送路F1を流れるWDM信号を受信して波長毎に分離する。
OADM部52は、トリビュタリのAddポートから送信される光信号をAddし(基幹伝送路F1を流れるWDM信号の波長とは異なる波長の光信号をAddする)、WDM信号から分離された光信号をトリビュタリのDropポートへDropする。
図9では、ノード50−1のOADM部52は、光送信装置10から送信された3チャネル目の波長λ3の光信号のAddを行い、ノード50−2は、3チャネル目の波長λ3の光信号を光受信装置20へDropしている。波長多重化部53は、OADMされた後の異なる波長を持つ光信号を多重化してWDM信号を生成し、基幹伝送路F1へ送出する。
ネットワーク管理部100は、基幹伝送路F1上の少なくとも1台の任意のノードと接続して、ノード50−1、50−2、光送信装置10、光受信装置20の運用管理(動作監視、パラメータ設定制御など)を行う(図ではノード50−1と接続している)。
次に3チャネル目の10Gb/sを40Gb/sに変更した場合の分散補償制御について説明する。OADM機能を有するシステムの場合、伝送されている光信号がどのノードでAddされ、どのノードでDropされるかは、各チャネルによって異なるので、伝送品質も各チャネルによって異なることになる。
したがって、10Gb/s光信号の伝送品質を測定する場合は、新規に導入された40Gb/s光信号が流れる伝送路区間と同じ伝送路区間を流れる10Gb/s光信号のチャネルを用いて、伝送品質を測定した方が精度の向上を図ることができる。
ネットワーク管理部100では、新規導入される40Gb/s光信号が、どのノードから挿入され、どのノードへ分岐するかを認識して(40Gb/s光信号が挿入されるノードおよび40Gb/s光信号を分岐するノードを認識して)、40Gb/s光信号が流れる基幹伝送路F1上の伝送路区間を認識する。
この例では、ノード50−1から波長λ3の40Gb/s光信号がAddし、ノード50−2からDropするので、伝送路区間L1を新規導入の40Gb/s光信号が流れることになる。
ネットワーク管理部100は、新規導入の40Gb/s光信号が流れる区間が伝送路区間L1であることを認識すると、伝送路区間L1を流れる10Gb/s光信号がどのチャネルか(どの波長か)を認識し、認識結果を光受信装置20へ通知する。波長対伝送品質特性取得部21は、通知された10Gb/s光信号のチャネルを用いて、伝送品質を測定して波長対伝送品質特性を生成する。
例えば、伝送路区間L1を流れる10Gb/s光信号が、λ1、λ2、λ4〜λnのチャネルであるならば、波長対伝送品質特性取得部21は、これらの波長のチャネルから伝送品質をそれぞれ測定することになる。
その後の動作は、第1の実施の形態と同様であって、波長対残留分散特性生成部23は、伝送路区間L1を流れる10Gb/s光信号の伝送品質から生成された波長対伝送品質特性と、残留分散対伝送品質特性とにもとづいて、波長対残留分散特性を生成する。
そして、可変分散補償制御部24は、波長対残留分散特性からλ3の残留分散値を取得して、符号が逆の同じ値を可変分散補償器25へ送信する。可変分散補償器25では、送信された値を設定して、波長λ3の40Gb/s光信号の分散補償を行う。
次にOADM機能を有する光伝送システムに第2の実施の形態を適用した場合について説明する。図10は光伝送システムの構成を示す図である。光伝送システム2aは、ノード50−1、50−2、ネットワーク管理部100、光送信装置10a、光受信装置40、光中継器30から構成される。
基幹伝送路F1上にノード50−1、50−2、複数の光中継器30が設置し、ノード50−1のAddポート側に光送信装置10aが接続し、ノード50−2のDropポート側に光受信装置40が接続している。
光送信装置10aは、各チャネルの波長を多重化して生成したWDM信号をノード50−1へAddする。光受信装置40は、ノード50−2でDropされた後のWDM信号を受信して、そのWDM信号を構成する各チャネルの分散補償を行う。なお、ノード50−1、50−2、光送信装置10aおよび光受信装置40の構成は上述したので説明は省略する。
ネットワーク管理部100は、基幹伝送路F1上の少なくとも1台の任意のノードと接続して、ノード50−1、50−2、光送信装置10a、光受信装置40の運用管理(動作監視、パラメータ設定制御など)を行う(図ではノード50−1と接続している)。
次に3チャネル目の10Gb/sを40Gb/sに変更した場合の分散補償制御について説明する。光伝送システム2aの場合も図9と同様にして、新規導入の40Gb/sチャネルが流れる伝送路区間と同じ伝送路区間を流れるチャネルの情報を用いて、新可変分散補償器42に設定すべき分散補償値を求める。
ここで、ネットワーク管理部100は、新規導入される40Gb/s光信号が、どのノードから挿入され、どのノードへ分岐するかを認識して、40Gb/s光信号が流れる基幹伝送路F1上の伝送路区間を認識する。
この例では、ノード50−1からλ3の40Gb/s光信号がAddし、ノード50−2からDropするので、伝送路区間L1を新規導入の40Gb/s光信号が流れることになる。
ネットワーク管理部100は、新規導入の40Gb/s光信号が流れる区間が伝送路区間L1であることを認識すると、伝送路区間L1を流れている既導入の40Gb/s光信号がどのチャネルか(どの波長か)を認識し、認識結果を光受信装置40へ通知する。波長対分散補償値特性生成部43は、通知された40Gb/s光信号のチャネルの分散補償を行う旧可変分散補償器41−1、41−2から、旧分散補償値を取得して、波長対分散補償値特性を生成する。
例えば、既導入の40Gb/s光信号として、波長λ1、λnの40Gb/s光信号が伝送路区間L1を流れているのであれば、波長λ1、λnの分散補償を行っている旧可変分散補償器41−1、41−2から旧分散補償値を取得して、波長対分散補償値特性を生成することになる。
その後の動作は、第2の実施の形態と同様であって、可変分散補償制御部44は、40Gb/s光信号の波長λ3に対応する新分散補償値を、波長対分散補償値特性から取得し、新可変分散補償器42へ送信する。新可変分散補償器42は、可変分散補償制御部44から送信された新分散補償値を設定して、波長λ3の40Gb/s光信号の分散補償を行う。
以上説明したように、高速信号チャネルの予想される残留分散値を補償する分散補償値をあらかじめ可変分散補償器に設定することにより、受信器に入力される信号の残留分散値が分散トレランスの範囲内となり、信号の疎通する分散値を探す粗調整が不要となる。これにより、迅速な高速信号の導入が可能となる。
光受信装置の原理図である。 WDMシステムの構成を示す図である。 波長対伝送品質特性を示す図である。 残留分散対伝送品質特性を示す図である。 波長対残留分散特性を示す図である。 可変分散補償の一連の動作を示すフローチャートである。 WDMシステムの構成を示す図である。 波長対分散補償特性を示す図である。 光伝送システムの構成を示す図である。 光伝送システムの構成を示す図である。 分散トレランス特性を示す図である。 分散トレランス特性を示す図である。 従来の分散補償値設定の調整フローを示す図である。
符号の説明
20 光受信装置
21 波長対伝送品質特性取得部
22 残留分散対伝送品質特性保持部
23 波長対残留分散特性生成部
24 可変分散補償制御部
25 可変分散補償器
C1 波長対伝送品質特性
C2 残留分散対伝送品質特性
C3 波長対残留分散特性

Claims (6)

  1. 光信号の受信処理を行う光受信装置において、
    受信された波長多重信号を構成する低速チャネルの伝送品質を測定し、前記低速チャネルの波長と、前記低速チャネルの波長毎の実測伝送品質との対応関係を表す波長対伝送品質特性を取得する波長対伝送品質特性取得部と、
    残留分散と伝送品質との対応関係を表す残留分散対伝送品質特性を保持する残留分散対伝送品質特性保持部と、
    前記波長対伝送品質特性と前記残留分散対伝送品質特性とにもとづいて、前記低速チャネルの前記残留分散を測定せずに、前記低速チャネルの波長と前記残留分散との対応関係を推測し、波長対残留分散特性を生成する波長対残留分散特性生成部と、
    前記低速チャネルを高速チャネルへ変更する際に、変更されるチャネル受信端に設置されて、前記高速チャネルの可変分散補償を行う可変分散補償器と、
    前記可変分散補償器に設定すべき分散補償値の設定制御を行う可変分散補償制御部と、
    を有し、
    前記可変分散補償制御部は、前記高速チャネルの導入時、前記高速チャネルとなった波長に対応する残留分散値を前記波長対残留分散特性から取得し、取得した前記残留分散値に対して、符号が逆の同じ値を前記可変分散補償器へ送信し、
    前記可変分散補償器は、前記可変分散補償制御部から送信された値を設定して、前記高速チャネルの前記残留分散値が分散トレランスに収まるように分散補償する、
    ことを特徴とする光受信装置。
  2. 前記波長対伝送品質特性取得部は、前記低速チャネルの伝送品質として、前記低速チャネルの波長毎にQペナルティを測定して、波長対Qペナルティ特性を取得し、
    前記残留分散対伝送品質特性保持部は、残留分散と伝送品質との対応関係として、残留分散対Qペナルティ特性を保持することを特徴とする請求項1記載の光受信装置。
  3. 低速チャネルと高速チャネルとが混在した波長多重信号の受信処理を行う光受信装置において、
    既に導入されている旧高速チャネルの受信端に設置されて、受信した前記旧高速チャネルの可変分散補償を行う既設の旧可変分散補償器と、
    前記低速チャネルの一部を新しい前記高速チャネルへ変更する際に、変更されるチャネル受信端に設置されて、受信する新高速チャネルの可変分散補償を行う新設の新可変分散補償器と、
    前記旧可変分散補償器に既に設定されている、前記旧高速チャネルの波長に対応した分散補償値である旧分散補償値を、2台以上の前記旧可変分散補償器から取得して、波長対分散補償値特性を生成する波長対分散補償値特性生成部と、
    前記新可変分散補償器に設定すべき分散補償値である新分散補償値の設定制御を行う可変分散補償制御部と、
    を有し、
    前記可変分散補償制御部は、前記新高速チャネルの導入時、前記新高速チャネルとなった波長に対応する前記新分散補償値を、前記波長対分散補償値特性から取得し、取得した前記新分散補償値を前記新可変分散補償器へ送信し、
    前記新可変分散補償器は、前記可変分散補償制御部から送信された前記新分散補償値を設定して、前記新高速チャネルの残留分散値が分散トレランスに収まるように分散補償する、
    ことを特徴とする光受信装置。
  4. 波長多重信号の伝送を行う光伝送システムにおいて、
    基幹伝送路を流れる前記波長多重信号に、トリビュタリから送信される光信号を挿入し、または前記波長多重信号から分離された光信号を前記トリビュタリへ分岐する光挿入・分岐部を含み、前記基幹伝送路上に配置される複数の光伝送ノードと、
    前記光伝送ノードで分岐された後に受信された波長多重信号を構成する低速チャネルの伝送品質を測定し、前記低速チャネルの波長と、前記低速チャネルの波長毎の実測伝送品質との対応関係を表す波長対伝送品質特性を取得する波長対伝送品質特性取得部と、残留分散と伝送品質との対応関係を表す残留分散対伝送品質特性を保持する残留分散対伝送品質特性保持部と、前記波長対伝送品質特性と前記残留分散対伝送品質特性とにもとづいて、前記低速チャネルの前記残留分散を測定せずに、前記低速チャネルの波長と前記残留分散との対応関係を推測し、波長対残留分散特性を生成する波長対残留分散特性生成部と、前記低速チャネルを高速チャネルへ変更する際に、変更されるチャネル受信端に設置されて、前記高速チャネルの可変分散補償を行う可変分散補償器と、前記可変分散補償器に設定すべき分散補償値の設定制御を行う可変分散補償制御部と、から構成され、前記トリビュタリに位置して前記光伝送ノードと接続し、分岐後の光信号を受信する光受信装置と、
    前記光伝送ノードおよび前記光受信装置の運用管理を行うネットワーク管理部と、
    を有し、
    前記ネットワーク管理部は、前記高速チャネルが挿入されてから分岐するまでの、前記高速チャネルが流れる前記基幹伝送路上の伝送路区間を認識して、前記伝送路区間を流れる前記低速チャネルを前記光受信装置へ通知し、
    前記波長対伝送品質特性取得部は、通知された前記伝送路区間を流れる前記低速チャネルから伝送品質を測定して前記波長対伝送品質特性を取得し、
    前記可変分散補償制御部は、前記高速チャネルの導入時、前記高速チャネルとなった波長に対応する残留分散値を前記波長対残留分散特性から取得し、取得した前記残留分散値に対して、符号が逆の同じ値を前記可変分散補償器へ送信し、
    前記可変分散補償器は、前記可変分散補償制御部から送信された値を設定して、前記高速チャネルの前記残留分散値が分散トレランスに収まるように分散補償する、
    ことを特徴とする光伝送システム。
  5. 前記波長対伝送品質特性取得部は、前記低速チャネルの伝送品質として、前記低速チャネルの波長毎にQペナルティを測定して、波長対Qペナルティ特性を取得し、
    前記残留分散対伝送品質特性保持部は、残留分散と伝送品質との対応関係として、残留分散対Qペナルティ特性を保持することを特徴とする請求項4記載の光伝送システム。
  6. 低速チャネルと高速チャネルとが混在した波長多重信号の伝送を行う光伝送システムにおいて、
    基幹伝送路を流れる前記波長多重信号に、トリビュタリから送信される光信号を挿入し、または前記波長多重信号から分離された光信号を前記トリビュタリへ分岐する光挿入・分岐部を含み、前記基幹伝送路上に配置される複数の光伝送ノードと、
    既に導入されている旧高速チャネルの受信端に設置されて、前記光伝送ノードで分岐された後に受信した前記旧高速チャネルの可変分散補償を行う既設の旧可変分散補償器と、前記低速チャネルの一部を新しい前記高速チャネルへ変更する際に、変更されるチャネル受信端に設置されて、前記光伝送ノードで分岐された後に受信する新高速チャネルの可変分散補償を行う新設の新可変分散補償器と、前記旧可変分散補償器に既に設定されている、前記旧高速チャネルの波長に対応した分散補償値である旧分散補償値を、2台以上の前記旧可変分散補償器から取得して、波長対分散補償値特性を生成する波長対分散補償値特性生成部と、前記新可変分散補償器に設定すべき分散補償値である新分散補償値の設定制御を行う可変分散補償制御部と、から構成され、前記トリビュタリに位置して前記光伝送ノードと接続し、分岐後の光信号を受信する光受信装置と、
    前記光伝送ノードおよび前記光受信装置の運用管理を行うネットワーク管理部と、
    を有し、
    前記ネットワーク管理部は、前記新高速チャネルが挿入されてから分岐するまでの、前記新高速チャネルが流れる前記基幹伝送路上の伝送路区間を認識して、前記伝送路区間を流れる前記旧高速チャネルを前記光受信装置へ通知し、
    前記波長対分散補償値特性生成部は、通知された前記伝送路区間を流れる前記旧高速チャネルの分散補償を行う前記旧可変分散補償器から、前記旧分散補償値を取得して、前記波長対分散補償値特性を生成し、
    前記可変分散補償制御部は、前記新高速チャネルの導入時、前記新高速チャネルとなった波長に対応する前記新分散補償値を、前記波長対分散補償値特性から取得し、取得した前記新分散補償値を前記新可変分散補償器へ送信し、
    前記新可変分散補償器は、前記可変分散補償制御部から送信された前記新分散補償値を設定して、前記新高速チャネルの残留分散値が分散トレランスに収まるように分散補償する、
    ことを特徴とする光伝送システム。
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