JP2009206707A - 光分岐挿入装置、光クロスコネクト装置、光クロスコネクトシステム、及び光クロスコネクト装置の制御方法 - Google Patents

光分岐挿入装置、光クロスコネクト装置、光クロスコネクトシステム、及び光クロスコネクト装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】光分岐挿入装置間で適切に波長クロスコネクト機能を実現する光分岐挿入装置、光クロスコネクト装置、光クロスコネクトシステム並びに光クロスコネクト装置の制御方法を提供する。
【解決手段】一対の方路において任意の波長成分の光信号を分岐挿入するROADM端局装置B1は、他のROADM端局装置との間で、光信号の任意の波長成分を授受するための光スイッチング部1b1と、光信号を分岐挿入するためのOSC制御情報を生成するOSC制御情報生成部2b1と、OSC制御情報を他のROADM端局装置と授受するためのOSC制御情報入出力I/F3b1とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の波長の光信号を分割多重可能な光分岐挿入装置、光クロスコネクト装置及び光クロスコネクトシステム、並びに光クロスコネクト装置の制御方法に関する。
図15に示すような複数の波長の光信号を分割多重(DWDM、Dense Wavelength Division Multiplexing)するシステムでは、ROADM(Re-configurable Optical Add Drop Multiplexer)局をThoroughする光信号の経路に従った二つの方路(光信号の伝送方向)が対を形成する。図示する例においては、方路1と方路2との対から方路2m−1と方路2mとの対まで合計m個の方路対が存在する。このようなシステムでは、m個の方路対に関して、ROADM端局装置B1〜Bmは、OSC(Optical Supervisor Channel)送受信部やOSC制御情報を用いたDWDM制御を行っていた。
このようなDWDMシステムでは、特許文献1に開示される「光分岐挿入ノード装置」のようなROADM端局装置(光分岐挿入装置)を個別に制御することとなるため、方路対ごとに独立したシステム構成となる。すなわち、ROADM局内ROADM端局装置B1〜Bmの制御・管理は個別に行われていた。
同一ROADM局内でROADM端局装置間を接続して特許文献2に開示されるような波長クロスコネクト機能を実現しようとする場合、ROADM局内には多方路の一つのネットワークが形成されるため、ROADM局内で統一された管理を行う必要が出てくる。しかし、図15に示したDWDMシステムは、上記のように各ROADM端局装置の制御・管理を個別に行っているため、波長クロスコネクト機能を適切に実現できない。
信号光の方路切り替えに関連する技術として特許文献2に開示される「フォトニックネットワークにおいて監視制御情報を転送するノード装置」がある。
特開2000−354006号公報 特開2006−186407号公報(図14) 特開2006−262385号公報
しかし、特許文献3に開示される発明は、監視制御情報を信号光と合成して次段の端局装置へ送信するものであり、同一のROADM局内でROADM端局装置を接続するために適用可能な構成ではない。また、特許文献3に記載の技術においては、各光分岐挿入装置が他の光分岐挿入装置のOSC制御情報を知ることができない。従って、光分岐挿入装置間で適切に波長クロスコネクト機能を実現することができないという問題があった。
本発明は係る問題に鑑みてなされたものであり、光分岐挿入装置間で適切に波長クロスコネクト機能を実現する光分岐挿入装置、光クロスコネクト装置、光クロスコネクトシステム並びに光クロスコネクト装置の制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、第1の態様として、一対の方路において任意の波長成分の光信号を分岐挿入する光分岐挿入装置であって、他の光分岐挿入装置との間で、光信号の任意の波長成分を相互に授受するための光スイッチング手段と、光信号を分岐挿入するためのOSC制御情報を生成するOSC情報生成手段と、OSC制御情報を他の光分岐挿入装置と相互に授受するための入出力インタフェースとを有することを特徴とする光分岐挿入装置を提供するものである。
また、上記目的を達成するため、本発明は、第2の態様として、上記本発明の第1の態様に係る光分岐挿入装置を複数備え、複数の方路対において光波長分割多重を行う光クロスコネクト装置を提供するものである。
上記目的を達成するため、本発明は、第3の態様として、上記本発明の第2の態様に係る光クロスコネクト装置を用いた光クロスコネクトシステムであって、複数の方路対のそれぞれに他のノード局を接続したことを特徴とする光クロスコネクトシステムを提供するものである。
また、上記目的を達成するため、本発明は、第4の態様として、一対の方路がなす方路対において任意の波長成分の光信号を分岐挿入する光分岐挿入装置を複数備え、複数対の方路において光波長分割多重を行う光クロスコネクト装置の制御方法であって、光分岐挿入装置のそれぞれに、光信号を分岐挿入するためのOSC制御情報を、他の光分岐挿入装置と相互に授受させることを特徴とする光クロスコネクト装置の制御方法を提供するものである。
本発明によれば、光分岐挿入装置間で適切に波長クロスコネクト機能を実現する光分岐挿入装置、光クロスコネクト装置、光クロスコネクトシステム並びに光クロスコネクト装置の制御方法を提供できる。
本発明は、n波長(n:n≧2を満たす整数)の光波長分割多重が可能で、任意の波長の分岐挿入機能を有する光分岐挿入装置を備えた光クロスコネクト装置を光ファイバ伝送路で接続して構成した光クロスコネクトシステムである。そして、同一光クロスコネクト装置内に光分岐挿入装置をm台(m:m≧2を満たす整数)配置して、波長クロスコネクト機能を実現する合計2m方路の光クロスコネクト装置を構成する際、各光分岐挿入装置を接続し、各光分岐挿入装置間でOSC制御情報を受け渡す。そして、自装置において生成したOSC制御情報と他の光分岐挿入装置から受信したOSC制御情報とに基づいて光スイッチングを行うことにより、適切な波長クロスコネクト機能を実現するものである。
図1及び図2に示すように光クロスコネクト装置としてROADM局Bを、光分岐挿入装置としてROADM端局装置B1〜Bmをそれぞれ適用した構成を例に、本発明について説明する。ROADM局Bは、局内をThoroughする光信号の経路に従って、二つの方路(送受信経路)が対を形成している。すなわち、二つの方路(2q−1)と方路2q(q:m≧q≧1を満たす整数)とが対をなし、合計m対の方路対が存在している。ROADM局Bは、各方路対における入力光信号及び出力光信号を監視して生成した第1の制御情報と、各方路対に接続された二つの他局の少なくともいずれかから通知された第2の制御情報とに基づいて、一対の方路において再構築可能に任意の波長成分の光信号を分岐挿入するROADM端局装置B1〜Bmを備え、m対の方路において光波長分割多重を行う。
ROADM端局装置B1〜Bmのそれぞれは、他のROADM端局装置との間で、光信号の任意の波長成分を相互に授受するための光スイッチング部1と、光信号を分岐挿入するために用いるOSC制御情報生成するOSC制御情報生成部2と、OSC制御情報を他のROADM端局装置と相互に授受するためのOSC制御情報入出力インタフェース3とを有する。なお、図中に示す符号の末尾の“b1”は、ROADM局B内のROADM端局装置B1の構成要素であることを示している。同様に、符号の末尾の“b2”・・・“bm”は、ROADM局B内のROADM端局装置B2・・・Bmの構成要素であることを示す。以下、他のROADM局やROADM端局装置の同様の構成要素について区別して説明する必要がある場合には、符号の末尾を適宜変更して区別するものとする。
図3に、光スイッチング部1b1の構成を示す。光スイッチング部1b1は、光分波器101b1、103b1、111b1、113b1、光波長分離器102b1、112b1、波長選択スイッチ部104b1、105b1、114b1、115b1、光波長多重器106b1、116b1、及び光合波器107b1、117b1、108b1、118b1を有する。
光分波器101b1、111b1は、各方路対に接続された二つの他局のいずれかから受信された入力光信号に含まれるDrop信号を入力光信号から分離する。光分波器103b1、113b1は、光分波器101b1、111b1にて分離されたDrop信号のうち、他のROADM端局装置においてAdd信号とする波長成分を、自装置におけるDrop成分として光波長分離器102b1、112b1へ送る波長成分から分離する。波長選択スイッチ部104b1は、光分波器103b1、113b1が分離した波長成分のうちのいずれの波長成分を他のROADM端局装置のいずれに出力するかを切り替える。波長選択スイッチ部105b1は、他のROADM端局装置のいずれからいずれの波長成分を自装置においてAdd信号となる波長成分として受信するかを切り替える。光合波器107b1、117b1は、他のROADM端局装置から受信した波長成分を、光波長多重器106b1、116b1から入力される自装置におけるAdd信号に合成する。光合波器108b1、118b1は、光合波器107b1、117b1において合成した光信号をThrough信号に合成して出力光信号を生成する。なお、光スイッチング部1b2〜1bmも同様の構成である。
上記のROADM局の複数対の方路のそれぞれに他のノード局を接続することにより、図4に示すようにDWDMシステムを構成できる。
図5に、本発明に係るDWDMシステムの構成を示す。このDWDMシステムは、複数台のROADM局A〜Yが光ファイバ伝送路で接続された構成である。ROADM局Bは、ROADM端局装置B1〜Bmのm台のROADM端局装置を備えている。ROADM端局装置B1は、方路1側でROADM局Aと、方路2側でROADM局Cとそれぞれ接続されている。同様に、ROADM端局装置Bmは、方路2m−1側でROADM局Xと、方路2m側でROADM局Yと接続されている。
隣接ROADM局であるA、C、X、Yは、一般的なROADM局装置以外にも、ROADM機能を有しない端局装置や光増幅機能のみを有するIL−AMP(インラインアンプ)局などの公知の構成を適用できる。
ROADM端局装置B1〜Bmの構成について説明する。ここではROADM局Bが備えるm台のROADM端局B1〜Bmのうち、ROADM端局B1を例として説明するが、ROADM端局装置B2〜Bmについても同様である。
ROADM端局装置B1は、光波長多重器10b1、11b1と送信側の光信号を増幅するTX−AMP部12b1、13b1とを有する。光波長多重器10b1、11b1は主信号をn波長に多重化する。そして、光合波器56b1、54b1は、他のROADM端局装置B2〜Bmから入力されたAdd成分と光波長多重器10b1、11b1によって多重化された主信号とを合成してAdd信号とする。光合波器55b1、53b1は光合波器56b1、54b1によって合成されたAdd信号とThrough信号とを合成する。TX−AMP部12b1、13b1は、光合波器55b1、53b1によって合成された信号を増幅した上で隣接するROADM局A、Cへ出力光信号として送信する。
また、ROADM端局装置B1は、光波長分離器14b1、15b1と受信側の光信号を増幅するRX−AMP16b1、17b1とを有する。RX−AMP16b1、17b1は、隣接するROADM局A、Cから受信した光入力信号を増幅する。装置制御・管理部20b1は、主信号の各波長成分に関して、Drop信号とするかThrough信号とするかを選択する。Drop信号とする成分は、光分波器51b1、57b1でThrough信号とする成分から分離される。光分派器52b1、58b1は、Drop信号成分を、自装置でDropする成分と、他のROADM端局装置においてAdd信号とする成分とにさらに分離する。自装置でDropする成分は、光波長分離器14b1、15b1でそれぞれn波長の主信号に分離される。一方、Through信号の場合は、他方路のTX−AMP部13b1、12b1に渡され、ADD信号と合成された上で隣接するROADM局C、Aへ送信される。
なお、光分波器36b1、38b1は、主信号とは別の波長帯を用いてROADM端局装置A、Cから入力される情報を主信号から分離し、OSC送受信部22b1へ入力する。また、OSC送受信部22b1は、ROADM端局装置A、Cへ通知する情報を光合波器35b1、37b1へ出力し、主信号とは異なる波長帯を用いて光ファイバ伝送路41b1、43b1を伝送させる。
ROADM端局装置B1は2方路であり、方路ごとにTX−AMP部12b1、13b1及びRX−AMP部16b1、17b1を有し、隣接するROADM局A、Cと接続されている。また、ROADM端局装置B1は、DWDMシステムの制御を行うための装置制御・管理部20b1、OSC送受信部22b1、及び波長モニタ部21b1をそれぞれ備えている。
ROADM端局装置B1は、光波長選択機能を持つ光波長選択スイッチ部31b1〜34b1を有する。ROADM端局装置B1は光波長選択スイッチ部31b1〜34b1を介して他のROADM端局装置(ROADM端局装置B2〜Bm)と接続されており、ROADM局Bは合計2m方路のクロスコネクト機能を実現する。
波長モニタ部21b1は、ROADM端局装置B1においてDWDM信号の各光波長をモニタする機能を有する。波長モニタ部21b1は、光波長成分ごとにDWDM信号に使用されているか否かを監視し、使用されている場合にはその光波長成分の信号のレベル及びOSNR(Optical Signal to Noise Ratio)情報を取得する(以下、この動作を単に“モニタする”という)。波長モニタ部21b1は、TX−AMP部12b1a、RX−AMP部16b1、TX−AMP部13b1、及びRX−AMP部17b1からの出力光をモニタし、各部での光波長使用数及び光波長管理情報をOSC送受信部22b1へ出力する。
OSC送受信部22b1は、光合分波器35b1〜38b1を経由して光ファイバ伝送路41〜44と接続されている。OSC送受信部22b1は、主信号とは異なる波長帯を使用してROADM局間でOSC制御情報を受け渡す。OSC送受信部22b1は、上流から転送される光波長多重可能数、光波長使用数及び光波長管理情報と、波長モニタ部21b1から入力される光波長使用数及び光波長管理情報とを基にOSC制御情報の生成及び終端を行う。
装置制御・管理部20b1は、OSC送受信部22b1が生成したOSC制御情報と他のROADM端局装置B2〜Bmから受信したOSC制御情報とに基づいて光波長選択スイッチ部31b1〜34b1を制御し、光スイッチングや信号レベルの調整を行う。また、ROADM端局装置B2〜Bmから入力される波長成分が自装置においてThrough信号に合成可能であるか否かを、ROADM端局装置B2〜Bmから入力されたOSC制御信号と自装置において生成したOSC制御情報とに基づいて判断し、合成できないと判断した場合には警報を発する。
また、ROADM端局装置B1は、(m−1)個のOSC制御情報入力ポート71b1、(m−1)個のOSC制御情報出力ポート70 b1を有する。ROADM端局装置B1は、それぞれ、ROADM局B内のROADM端局装置B2〜Bmに接続されることにより、ROADM端局装置B1〜Bm間でOSC制御情報を受け渡す。
OSC制御情報は、図6に示すような信号フォーマットであり、TX−AMP部12b1、RX−AMP部16b1、TX−AMP部13b1、RX−AMP部17b1のそれぞれにおける波長多重可能数、光波長使用数及び光波長管理情報を含む。光波長管理情報とは、光波長の使用/未使用情報、警報あり/なし情報、光レベル情報、OSNR情報などである。なお、ここに示したフォーマットはOSC制御情報の信号フォーマットの一例であり、各アンプ部の波長多重可能数、光波長使用数及び光波長管理情報をROADM端局装置B1〜Bmで授受できるのであれば、特定のフォーマットに限定されることはない。
図7に示すように、送信側の光波長選択スイッチ部32b1は、1個の光入力ポートと(m−1)個のグループに分かれた2(m−1)個の光出力ポートとを有し、ROADM端局装置B2〜Bmと接続され、DWDM信号を出力する。なお、ROADM端局装置Bk(kは1〜mの任意の整数)は、方路2k−1から方路2kの方向と、方路2kから2k−1の方向との2方向に光信号を送受信するため、それぞれの方向の対応する光波長多重器10bk、11bkに接続された光波長選択スイッチ31bk、33bkへDWDM信号を出力する二つの光出力ポートが一つのグループを形成する。光波長選択スイッチ部34b1も同様である。
図8に示すように、受信側の光波長選択スイッチ部31b1は、(m−1)個のグループに分かれた2(m−1)個の光入力ポートと1個の光出力ポートとを有し、ROADM端局装置B2〜Bmと接続され、DWDM信号が入力される。なお、ROADM端局装置Bk(kは1〜mの任意の整数)は、方路2k−1から方路2kの方向と、方路2kから2k−1の方向との2方向に光信号を送受信するため、それぞれの方向の対応する光波長分離器14bk、15bkに接続された光波長選択スイッチ32bk、34bkからDWDM信号が入力される二つの光入力ポートが一つのグループを形成する。光波長選択スイッチ33b1も同様である。
OSC制御情報出力ポート70b1、OSC制御情報入力ポート71b1の番号と、光波長選択スイッチ部31b1、32b1の(m−1)個のポートグループの番号とはそれぞれ対応している。OSC制御情報出力ポート70b1の(k−1)ポート(kは2〜mの任意の整数)及びOSC制御情報入力ポート71b1の(k−1)ポートにて送受信されるOSC制御情報は、光波長選択スイッチ部32b1、34b1の出力ポートグループ(k−1)、光波長選択スイッチ部31b1、33b1の入力ポートグループ(k−1)の制御に使用される。また、光波長選択スイッチ部31b1〜34b1は、内部に光レベル調整機能を持ち、OSC送受信部22b1から装置制御・管理部20b1を通して設定されるOSC制御情報に基づいて各波長の入出力レベルを調整する。
ROADM端局装置B2〜BmのそれぞれもROADM端局装置B1と同様の構成を備え、他方路のROADM端局装置と接続されている。
このように、同一のROADM局B内で接続されたROADM端局装置B1〜Bm間でOSC制御情報を受け渡すことにより、ROADM端局装置B1〜Bm間でOSC制御情報を共有し、多方路の波長クロスコネクト機能を適切に実現できる。
本発明に係るDWDMシステムは、ROADM端局装置間で光波長ごとの使用/未使用の情報、警報あり/なしの情報、光レベル情報、OSNR情報を受け渡せるため、下記(1)〜(3)のような効果を奏する。
(1)自装置がサポートしていない光波長が他のROADM端局装置から入力されるようにROADM端局装置同士が接続された場合に警報を検出できる。
(2)自装置の光波長選択スイッチ部での選択可能な光波長を他のROADM端局装置に通知できる。
(3)光波長選択スイッチ部での光波長使用数に応じた光レベル調整を行える。
しかも、特許文献3に開示される発明とは異なり、監視制御情報を信号光と合成しないため、監視制御情報を利用する際に電気信号に変換する必要はない。同一のROADM局内において電気信号から光信号へ変換した後で再び電気信号へと戻す必要がないため、変換時に変換ロスが発生せず、誤変換が生じる恐れもない。
以下、本発明の好適な実施の形態について説明する。
〔第1の実施形態〕
本発明を好適に実施した第1の実施形態について説明する。図9に、本実施形態に係るDWDMシステムの構成を示す。このDWDMシステムは、自局内で2台のROADM端局装置B1、B2間を接続し、4方路の波長クロスコネクト機能を実現するROADM局Bを有する80波長のDWDMシステムである。すなわち、図5に示す構成においてm=2、n=80の場合に相当する。
図9において、ROADM端局装置B1の波長モニタ部21b1は、DWDM信号の各光波長をモニタする機能を有する。波長モニタ部21b1は、TX−AMP部12b1、RX−AMP部16b1、TX−AMP部13b1、及びRX−AMP部17b1からの出力光をモニタし、各部の光波長使用数及び光波長管理情報をOSC送受信部22b1へ出力する。同様に、ROADM端局装置B2の波長モニタ部21b2は、DWDM信号の各光波長をモニタする機能を有し、TX−AMP部12b2、RX−AMP部16b2、TX−AMP部13b2、及びRX−AMP部17b2からの出力光をモニタし、各部の光波長使用数及び光波長管理情報をOSC送受信部22b2へ出力する。
なお、ROADM端局装置B1のTX−AMP部12b1には“1”、TX−AMP部13b1には“2”という番号が、RX−AMP部16b1には“1”、RX−AMP部17b1には“2”という番号がそれぞれ設定されている。同様に、ROADM端局装置B2のTX−AMP部12b2には“1”、TX−AMP部13b2には“2”という番号が、RX−AMP部16b2には“1”、RX−AMP部17b2には“2”という番号がそれぞれ設定されているものとする。
OSC送受信部22b1は、光合分波器35b1〜38b1を経由して光ファイバ伝送路41b1〜44b1とそれぞれ接続されている。OSC送受信部22b1は、主信号とは異なる波長帯を使用して、ROADM局間でOSC制御情報を受け渡し、上流から転送される光波長多重可能数、光波長使用数及び波長管理情報と、波長モニタ部21b1から入力された光波長使用数及び光波長管理情報とを基に、OSC制御情報の終端及び生成を行う。同様に、OSC送受信部22b2は、光合分波器35b2〜38b2を経由して光ファイバ伝送路41b2〜44b2とそれぞれ接続されている。OSC送受信部22b2は、主信号とは異なる波長帯を使用して、ROADM局間でOSC制御情報を受け渡し、上流から転送される光波長多重可能数、光波長使用数及び波長管理情報と、波長モニタ部21b2から入力された光波長使用数及び光波長管理情報とを基に、OSC制御情報の終端及び生成を行う。
また、OSC送受信部22b1は、OSC制御情報入力ポート221b1とOSC制御情報出力ポート222b1とを有する。さらに、OSC送受信部22b2は、OSC制御情報入力ポート221b2とOSC制御情報出力ポート222b2とを有する。OSC送受信制御部22b1とOSC送受信部22b2とが接続されることにより、ROADM端局装置B1とB2との間でOSC制御情報を受け渡す。
ROADM端局装置B1におけるOSC制御情報は、図10(a)に示すような信号フォーマットであり、TX−AMP部12b1、RX−AMP部16b1、TX−AMP部13b1、RX−AMP部17b1のそれぞれにおける波長多重可能数、光波長使用数及び光波長管理情報を含む。なお、図10においてTX−AMP部、RX−AMP部に付されている<1>、<2>は、TX−AMP部やRX−AMP部に設定されている番号を示している。例えば、“TX−AMP部<1>情報”は、TX−AMP部12b1からの出力光をモニタして得た情報であることを示している。図10(b)に示すように、光波長管理情報は、光波長ごとの使用/未使用情報、警報あり/なし情報、光レベル情報、OSNRの制御情報を含む。
一方、ROADM端局装置B2におけるOSC制御情報は、ROADM端局装置B1におけるOSC制御情報と同様に、TX−AMP部12b2、RX−AMP部16b2、TX−AMP部13b2、RX−AMP部17b2のそれぞれにおける波長多重可能数、光波長使用数及び光波長管理情報を含む。
ROADM端局装置B1の装置制御・管理部20b1は、OSC制御情報を基にDWDMシステムでの光波長ごとの使用/未使用情報、警報あり/無し情報、光レベル情報、OSNR情報や、光波長選択スイッチ部31b1〜34b1での選択可能な光波長などの情報を、光合波器35b1や37b1へ出力し、主信号とは異なる波長帯で伝送させることにより、方路1、2に設置されたROADM端局装置A、Cへこれらの情報を通知できる。
同様に、ROADM端局装置B2の装置制御・管理部20b2は、OSC制御情報を基にDWDMシステムでの光波長ごとの使用/未使用情報、警報あり/無し情報、光レベル情報、OSNR情報や、光波長選択スイッチ部31b2〜34b2での選択可能な光波長などの情報、光合波器35b2や37b2に出力し、主信号とは異なる波長帯で伝送させることにより、方路3、4に設置されたROADM端局装置D、Eへこれらの情報を通知できる。
図11に示すように、送信側の光波長選択スイッチ部32b1、34b1、32b2、34b2のそれぞれは、1個の光入力ポートと、一つのグループを構成する2個の光出力ポートとを有し、他方のROADM端局装置B2、B1と接続され、DWDM信号を出力する。
図12に示すように、受信側の光波長選択スイッチ部31b1、33b1、31b2、33b2は、一つのグループを構成する2個の光入力ポートと、1個の光出力ポートとを有し、多方のROADM端局装置B2、B1と接続され、DWDM信号が入力される。
OSC送受信部22b1、22b2のOSC制御情報出力ポート221b1、221b2、及びOSC制御情報入力ポート222b1、222b2のポート番号と、図11、図12の光波長選択スイッチ部31b1〜34b1、31b2〜34b2のポートグループ番号とは対応している。OSC制御情報出力ポート<1>、OSC制御情報入力ポート<1>で送受信されるOSC制御情報は、光波長選択スイッチ部31b1〜34b1、31b2〜34b2の出力ポートグループ<1>、入力ポートグループ<1>の制御に使用される。また、ポート番号は、接続されるROADM端局装置の光波長選択スイッチが接続されているRX−AMP部の番号と対応している。RX−AMP部16b1から光波長選択スイッチ32b1を通して出力されるDWDM信号は、光波長選択スイッチ部33b2の入力ポート番号1に入力される。また、RX−AMP部17b1から光波長選択スイッチを通して出力されるDWDM信号は、光波長選択スイッチ33b2の入力ポート番号2に入力される。
光波長選択スイッチ部31b1〜34b1、31b2〜34b2は、内部に光レベル調整機能を持ち、OSC送受信部22b1、22b2から装置制御・管理部20b1、20b2を介して設定されるOSC制御情報に基づいて各波長の入出力レベルを調整する。なお、光波長選択スイッチ部の光レベル調整機能には公知の構成を適用可能であるので説明は省略する。
光波長多重器10b1、11b1、10b2、11b2は、公知のものを適用可能である。光波長分離器14b1、15b1、14b2、15b2も同様である。光合分波器35b1〜38b1、35b2〜38b2も同様である。TX−AMP部12b1、13b1、12b2、13b2も同様である。RX−AMP部16b1、17b1、16b2、17b2も同様である。これらは公知のものを適用可能であるため、その詳細な構成については説明を省略する。
本実施形態に係るROADM局のROADM端局装置の動作について説明する。
《1》ROADM端局装置B1の波長モニタ部21b1は、TX−AMP部12b1、RX−AMP部16b1、TX−AMP部13b1、及びRX−AMP部17b1からの出力光をモニタし、各部の光波長ごとの使用/未使用情報、光レベル情報、OSNR情報をOSC送受信部22b1へ出力する。
《2》OSC送受信部22b1は、上流から光ファイバ伝送路上を主信号とともに伝送される光波長多重可能数、光波長使用数及び光波長ごとの使用/未使用情報、警報あり/なし情報と、波長モニタ部21b1から入力された光波長ごとの使用/未使用情報、光レベル情報、OSNR情報とを基にOSC制御情報を生成する。
《3》OSC送受信部22b1は、OSC制御情報をOSC制御情報出力ポート221b1のポート1から送信する。
《4》OSC送受信部22b2は、OSC送受信部22b1から送信されてきたOSC制御情報をOSC制御情報入力ポート222b2のポート1によって受信する。
《5》ROADM端局装置B2の装置制御・管理部20b2は、受信したOSC制御情報から、光波長ごとの使用/未使用情報、警報あり/なし情報、光レベル情報、OSNR情報を取得し、これらの情報を合波器35b2や37b2へ出力することにより、方路3や方路4に設置されているROADM端局装置D、Eに通知する。
《6》ROADM端局装置B2の装置制御・管理部20b2は、受信したOSC制御情報を基に、光波長選択スイッチ部31b2〜34b2で選択可能な光波長を示す情報を合波器35b2や37b2へ出力することにより、方路3や方路4に設置されているROADM端局装置D、Eに通知する。
《7》ROADM端局装置B2の光波長選択スイッチ部31b2〜34b2は、OSC送受信部22b1から転送されたOSC制御情報に基づいて各波長の入出力レベルを把握し、光波長使用数に応じた各波長の入出力レベルが一定となるように光レベルを調整する。
《8》ROADM端局装置B2からROADM端局装置B1へのOSC制御情報の受け渡しも上記同様にして行われる。
以上のように、本実施形態に係るDWDMシステムは、同一のROADM局内の複数のROADM端局装置同士でOSC制御情報を相互に受け渡すことができるため、多方路の波長クロスコネクト機能を適切に実現できる。
〔第2の実施形態〕
本発明を好適に実施した第2の実施形態について説明する。図13に、本実施形態に係るDWDMシステムの構成を示す。第1の実施形態とほぼ同様の構成であるが、OSC制御情報出力ポート及びOSC制御情報入力ポートが装置制御・管理部20b1、20b2に設けられている。
本実施形態に係るROADM局のROADM端局装置の動作について説明する。
《1》ROADM端局装置B1の波長モニタ部21b1は、TX−AMP部12b1、RX−AMP部16b1、TX−AMP部13b1、及びRX−AMP部17b1からの出力光をモニタし、各部の光波長ごとの使用/未使用情報、光レベル情報、OSNR情報をOSC送受信部22b1へ出力する。
《2》OSC送受信部22b1は、上流から光ファイバ伝送路上を主信号とともに伝送される光波長多重可能数、光波長使用数及び光波長ごとの使用/未使用情報、警報あり/なし情報と、波長モニタ部21b1から入力された光波長ごとの使用/未使用情報、光レベル情報、OSNR情報とを基にOSC制御情報を生成する。
《3》OSC送受信部22b1は、OSC制御情報を装置制御・管理部20b1へ出力する。
《4》装置制御・管理部20b1は、OSC送受信部22b1から入力されたOSC制御情報を、OSC制御情報出力ポート201b1のポート1から送信する。
《5》装置制御・管理部20b2は、装置制御・管理部20b1から送信されてきたOSC制御情報をOSC制御情報入力ポート202b2のポート1によって受信する。
《6》ROADM端局装置B2の装置制御・管理部20b2は、受信したOSC制御情報から、光波長ごとの使用/未使用情報、警報あり/なし情報、光レベル情報、OSNR情報を取得し、これらの情報を合波器35b2や37b2へ出力することにより、方路3や方路4に設置されているROADM端局装置D、Eに通知する。
《7》ROADM端局装置B2の装置制御・管理部20b2は、受信したOSC制御情報を基に、光波長選択スイッチ部31b2〜34b2で選択可能な光波長を示す情報を合波器35b2や37b2へ出力することにより、方路3や方路4に設置されているROADM端局装置D、Eに通知する。
《8》ROADM端局装置B2の光波長選択スイッチ部31b2〜34b2は、OSC送受信部22b1から転送されたOSC制御情報に基づいて各波長の入出力レベルを把握し、光波長使用数に応じた各波長の入出力レベルが一定となるように光レベルを調整する。
《9》ROADM端局装置B2からROADM端局装置B1へのOSC制御情報の受け渡しも上記同様にして行われる。
この他の点については上記第1の実施形態と同様であるため、重複する説明は省略する。
このように、本実施形態に係るDWDMシステムは、第1の実施形態と同様に、同一のROADM局内の複数のROADM端局装置同士でOSC制御情報を相互に受け渡すことができるため、多方路の波長クロスコネクト機能を適切に実現できる。
〔第3の実施形態〕
本発明を好適に実施した第3の実施形態について説明する。図14に、本実施形態に係るDWDMシステムの構成を示す。第1の実施形態とほぼ同様の構成であるが、光波長選択スイッチ部31b1〜34b1、31b2〜34b2の光出力ポートや光入力ポートがOSC制御情報出力ポート及びOSC制御情報入力ポートとしての機能を兼ねている。すなわち、光波長選択スイッチ部31b1〜34b1、31b2〜34b2は、DWDM信号だけでなく、OSC制御信号を送信又は受信する機能を備えている。
本実施形態に係るROADM局のROADM端局装置の動作について説明する。
《1》ROADM端局装置B1の波長モニタ部21b1は、TX−AMP部12b1、RX−AMP部16b1、TX−AMP部13b1、及びRX−AMP部17b1からの出力光をモニタし、各部の光波長ごとの使用/未使用情報、光レベル情報、OSNR情報をOSC送受信部22b1へ出力する。
《2》OSC送受信部22b1は、上流から光ファイバ伝送路上を主信号とともに伝送される光波長多重可能数、光波長使用数及び光波長ごとの使用/未使用情報、警報あり/なし情報と、波長モニタ部21b1から入力された光波長ごとの使用/未使用情報、光レベル情報、OSNR情報とを基に、光ファイバ伝送路41〜44に関するOSC制御情報を個々に生成する。
《3》OSC送受信部22b1は、各OSC制御情報を光波長選択スイッチ部31b1〜34b1へ出力する。
《4》光波長選択スイッチ部31b1〜34b1は、OSC送受信部22b1から入力されたOSC制御情報をOSC制御情報出力ポート311b1〜341b1のポート1から送信する。
《5》装置制御・管理部20b2は、ROADM端局装置B1から送信されてきたOSC制御情報をOSC制御情報入力ポート311b2〜341b2のポート1によって受信する。
《6》ROADM端局装置B2の装置制御・管理部20b2は、受信したOSC制御情報から、光波長ごとの使用/未使用情報、警報あり/なし情報、光レベル情報、OSNR情報を取得し、これらの情報を合波器35b2や37b2へ出力することにより、方路3や方路4に設置されているROADM端局装置D、Eに通知する。
《7》ROADM端局装置B2の装置制御・管理部20b2は、受信したOSC制御情報を基に、光波長選択スイッチ部31b2〜34b2で選択可能な光波長を示す情報を合波器35b2や37b2へ出力することにより、方路3や方路4に設置されているROADM端局装置D、Eに通知する。
《8》ROADM端局装置B2の光波長選択スイッチ部31b2〜34b2は、光波長選択スイッチ部31b1〜34b1のそれぞれから転送されたOSC制御情報に基づいて各波長の入出力レベルを把握し、光波長使用数に応じた各波長の入出力レベルが一定となるように光レベルを調整する。
《9》ROADM端局装置B2からROADM端局装置B1へのOSC制御情報の受け渡しも上記同様にして行われる。
なお、OSC制御情報は、DWDM信号と別個に授受しても良いし、DWDM信号とともに授受するようにしても良い。
この他の点については上記第1の実施形態と同様であるため、重複する説明は省略する。
なお、上記各実施形態は本発明の好適な実施の一例であり、本発明はこれに限定されることはない。
例えば、光波長選択スイッチを用いてROADM端局装置同士を接続する構成を例としたが、光分配機能を有する光スプリッタを用いてROADM端局装置同士を接続しても良い。
このように、本発明は様々な変形が可能である。
本発明に係る光分岐挿入装置を適用したROADM端局装置の構成を示す図である。 本発明に係る光クロスコネクト装置を適用したROADM局の構成を示す図である。 本発明に係る光分岐挿入装置を適用したROADM端局装置のスイッチング部の構成を示す図である。 本発明に係るDWDMシステムの構成を示す図である。 本発明に係るDWDMシステムの構成を示す図である。 OSC制御情報の情報フォーマットの一例を示す図である。 波長選択スイッチ部の構成を示す図である。 波長選択スイッチ部の構成を示す図である。 本発明を好適に実施した第1の実施形態に係るDWDMシステムの構成を示す図である。 OSC制御情報の情報フォーマットの一例を示す図である。 波長選択スイッチ部の構成を示す図である。 波長選択スイッチ部の構成を示す図である。 本発明を好適に実施した第2の実施形態に係るDWDMシステムの構成を示す図である。 本発明を好適に実施した第3の実施形態に係るDWDMシステムの構成を示す図である。 本発明に関連するDWDMシステムを示す図である。
符号の説明
1 光スイッチング部
2 OSC制御情報生成部
3 OSC制御情報入出力インタフェース
4、20 装置制御・管理部
10、11、106、116 光波長多重器
12、13 TX−AMP
14、15、102、112 光波長分離器
16、17 RX−AMP
20 装置制御・管理部
21 波長モニタ部
22 OSC送受信部
31、32、33、34、104、105、114、115 光波長選択スイッチ
35、37、107、108、117、118 光合波器
36、38、101、103、111、113 光分波器
41、42、43、44 光ファイバ伝送路
70、201、221 OSC制御情報出力ポート
71、202、222 OSC制御情報入力ポート

Claims (19)

  1. 一対の方路において任意の波長成分の光信号を分岐挿入する光分岐挿入装置であって、
    他の光分岐挿入装置との間で、光信号の任意の波長成分を相互に授受するための光スイッチング手段と、
    光信号を分岐挿入するためのOSC制御情報を生成するOSC情報生成手段と、
    前記OSC制御情報を他の光分岐挿入装置と相互に授受するための入出力インタフェースと、
    を有することを特徴とする光分岐挿入装置。
  2. 前記他の光分岐挿入装置から入力されたOSC制御情報と、自装置において生成したOSC制御情報とに基づいて生成した情報を、前記一対の方路のそれぞれに接続された二つの他局の少なくともいずれかに通知することを特徴とする請求項1記載の光分岐挿入装置。
  3. 前記光スイッチング手段は、
    前記一対の方路それぞれに接続された二つの他局のいずれかから受信された前記入力光信号に含まれるDrop信号のうち、他の光分岐挿入装置においてAdd信号とする成分を分離する分波手段と、
    前記分波手段が分離した波長成分のうちのいずれの波長成分を前記他の光分岐挿入装置のいずれに出力するかを切り替える第1の波長選択手段と、
    前記他の光分岐挿入装置のいずれからいずれの波長成分を自装置においてAdd信号となる波長成分として受信するかを切り替える第2の波長選択手段と、
    前記他の光分岐挿入装置から受信した波長成分を、自装置におけるAdd信号とともにThrough信号に合成して前記出力光信号を生成する合波手段とを有することを特徴とする請求項1又は2記載の光分岐挿入装置。
  4. 前記入出力インタフェースを介して前記他の光分岐挿入装置から入力されたOSC制御情報と、自装置において生成したOSC制御情報とに基づいて、前記第1及び第2の波長選択手段を制御する装置制御・管理手段を有することを特徴とする請求項3記載の光分岐挿入装置。
  5. 前記装置制御・管理手段は、他の光分岐挿入装置から入力される波長成分が自装置においてThrough信号に合成可能であるか否かを、前記他の光分岐挿入装置から入力されたOSC制御信号と自装置において生成したOSC制御情報とに基づいて判断し、合成できないと判断した場合には警報を発することを特徴とする請求項4項記載の光分岐挿入装置。
  6. 前記装置制御・管理手段は、自装置のおいてAdd信号としてThrough信号に合成可能な光波長を、前記OSC制御情報として他の光分岐挿入装置に通知することを特徴とする請求項4又は5記載の光分岐挿入装置。
  7. 前記第1及び第2の波長選択手段は、装置制御・管理手段の指示に基づいて、他の光分岐挿入装置から入力される波長成分とThrough信号との光レベルを同レベルに調整することを特徴とする請求項4から6のいずれか1項記載の光分岐挿入装置。
  8. 前記OSC制御情報生成手段は、前記一対の方路における入力光信号及び出力光信号を監視して生成した第1の制御情報と、前記一対の方路のそれぞれの方路に接続された二つの他局の少なくともいずれかから通知された第2の制御情報とに基づいて前記OSC制御情報を生成することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項記載の光分岐挿入装置。
  9. 前記第2の制御情報は、前記入力光信号とは異なる波長帯を用いて前記上流の他局から伝送されることを特徴とする請求項8記載の光分岐挿入装置。
  10. 前記第1の制御情報は、前記光分岐挿入装置の一対の方路の各方向の光ファイバ伝送路にそれぞれに設けられた送信アンプ及び受信アンプにおける光波長使用数及び光波長管理情報を含み、
    前記第2の制御情報は、前記上流に位置する他局から入力される光信号に関する光波長多重可能数、光波長使用数及び光波長管理情報を含むことを特徴とする請求項8又は9記載の光分岐挿入装置。
  11. 前記光波長管理情報として、光波長ごとの使用/未使用情報、警報あり/なし情報、光レベル情報、OSNRの制御情報を含むことを特徴とする請求項10記載の光分岐挿入装置。
  12. 前記入出力インタフェースが、前記OSC制御情報生成手段に設けられていることを特徴とする請求項1から11のいずれか1項記載の光分岐挿入装置。
  13. 前記入出力インタフェースが、前記合波手段及び前記分波手段にそれぞれ設けられたことを特徴とする請求項5から11のいずれか1項記載の光分岐挿入装置。
  14. 前記入出力インタフェースが、前記装置制御・管理手段に設けられていることを特徴とする請求項6から11のいずれか1項記載の光分岐挿入装置。
  15. 請求項1から14のいずれか1項記載の光分岐挿入装置を複数備え、複数の方路対において光波長分割多重を行う光クロスコネクト装置。
  16. 請求項15記載の光クロスコネクト装置を用いた光クロスコネクトシステムであって、前記複数の方路対のそれぞれにノード局を接続したことを特徴とする光クロスコネクトシステム。
  17. 一対の方路がなす方路対において任意の波長成分の光信号を分岐挿入する光分岐挿入装置を複数備え、複数対の方路において光波長分割多重を行う光クロスコネクト装置の制御方法であって、
    前記光分岐挿入装置のそれぞれに、
    光信号を分岐挿入するためのOSC制御情報を、他の光分岐挿入装置と相互に授受させることを特徴とする光クロスコネクト装置の制御方法。
  18. 前記光分岐挿入装置のそれぞれに、一対の方路それぞれにおける入力光信号及び出力光信号を監視して生成した第1の制御情報と、前記一対の方路のそれぞれに接続された二つの他局の少なくともいずれかから通知された第2の制御情報とに基づいて、前記OSC制御情報を生成させることを特徴とする請求項17記載の光クロスコネクト装置の制御方法。
  19. 前記光分岐挿入装置のそれぞれが、
    前記方路対のそれぞれに接続された二つの他局のいずれかから受信された前記入力光信号に含まれるDrop信号のうち、他の光分岐挿入装置においてAdd信号とする成分を分離する分波工程と、
    前記分波手段が分離した波長成分のうちのいずれの波長成分を前記他の光分岐挿入装置のいずれに出力するかを切り替える第1の波長選択工程と、
    前記他の光分岐挿入装置のいずれからいずれの波長成分を自装置においてAdd信号となる波長成分として受信するかを切り替える第2の波長選択工程と、
    前記他の光分岐挿入装置から受信した波長成分を、自装置におけるAdd信号とともにThrough信号に合成して前記出力光信号を生成する合波工程と、
    前記入出力インタフェースを介して前記他の光分岐挿入装置から入力されたOSC制御情報と、自装置において生成したOSC制御情報とに基づいて、前記第1及び第2の波長選択工程を制御する装置制御・管理工程とを行うことを特徴とする請求項17又は18記載の光クロスコネクト装置の制御方法。
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