JP5747525B2 - 車両の制御装置 - Google Patents
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Description
次に、実施例1のコースト回生制動力変更制御処理について説明する。図8は実施例1のコースト回生制動力制御処理を表すフローチャートである。この処理は、コースト回生制動力変更部102において行われるものである。
ステップS1では、前輪の車輪速及び後輪の車輪速を演算する。
ステップS2では、前輪車輪速と後輪車輪速の差分を演算し、移動平均を実施する。移動平均とは、所定の期間内での平均値を意味するものであり、データの平滑化が行われる。これにより、車輪速にノイズ等が重畳されたとしても誤った判断を回避することができる。
ステップS3では、Mモード(マニュアルモード)が選択されているか否かを判断し、Mレンジが選択されているときはステップS4に進み、自動変速モードが選択されているときはステップS5に進む。
ステップS4では、Mモード用の車輪速−ゲインマップから、コーストカットゲインを算出する。実施例1では、Mモードが選択されているときは、基本的に運転者の意図に沿った走行状態を達成する観点から、コーストカットゲインを常時1に設定し、コースとカットを行わないようにしている。
ステップS7では、コーストカットゲイン(前回値)を1にセットする。すなわち、車両停止時もしくはドライブ状態になった後は、コーストカットを解除する必要があるからである。言い換えると、それまではコーストカットゲインは常に小さいほうの値を選択することから、一旦小さくしたコースト回生制動力を大きくすることを禁止している。これにより、コーストトルクの変化を抑制することができ、再度のタイヤスリップや、車両の減速度が変わることによる違和感を抑制できる。
ステップS9では、コーストカットゲインをコーストカットゲイン(前回値)と比較して小さいほうを選択する。すなわち、ステップS5において差分に応じ、1よりも小さなコーストカットゲインが設定されると、このコーストカットゲインが設定されることで、コーストトルクを低減する。
時刻t1において、運転者のブレーキペダル操作に応じて後輪のみに回生制動力を発生させるため、後輪でのスリップ率が大きくなり、従動輪である前輪との車輪速の差分が徐々に増大をはじめる。
時刻t2において、前輪と後輪の車輪速差分の移動平均が第1所定値を越えると、後輪でのスリップ率が大きく、コーナリングフォースが低下していると判断する。そして、後輪の回生制動力に、差分が大きくなるに連れて1から0に徐々に低下するゲイン(図7参照)を乗じ、後輪の回生制動力を低下させ、摩擦制動力にて理想制動力配分線上に移行するように制御を開始する。
(1)駆動輪に駆動力と回生制動力とを付与するモータジェネレータMG(モータ)と、各輪に摩擦制動力を発生するブレーキユニット900(ブレーキ手段)と、前輪(従動輪)及び後輪(駆動輪)の車輪速を検出する車輪速センサ902(車輪速検出手段)と、運転者に加速意図が無いときは運転者の制動要求に関わらずコースト回生制動力を付与するコースト回生制御部101(コースト回生制御手段)と、運転者のブレーキ操作時に回生制動力の変化に応じて摩擦制動力を調整する協調回生制動の制御中に、車輪速センサ902により検出された前輪車輪速よりも後輪車輪速が第1所定値以上低下したときは、後輪の回生制動力を低下しつつ従動輪の摩擦制動力を増加させるブレーキコントローラ9(協調回生制御手段)と、車輪速センサ902により検出された前輪車輪速よりも後輪車輪速が第1所定値よりも大きな第2所定値以上低下したときは、コースト回生制動力を小さくするコースト回生制動力変更部102(コースト回生制動力変更手段)と、を備えた。
CL1 第1クラッチ
MG モータジェネレータ
CL2 第2クラッチ
AT 自動変速機
1 エンジンコントローラ
2 モータコントローラ
3 インバータ
4 バッテリ
5 第1クラッチコントローラ
6 第1クラッチ油圧ユニット
7 ATコントローラ
8 第2クラッチ油圧ユニット
9 ブレーキコントローラ
10 統合コントローラ
24 ブレーキ油圧センサ
100 目標駆動力演算部
200 モード選択部
300 目標充放電演算部
400 動作点指令部
500 変速制御部
Claims (7)
- 駆動輪に駆動力と回生制動力とを付与するモータと、
各輪に摩擦制動力を発生するブレーキ手段と、
従動輪及び駆動輪の車輪速を検出する車輪速検出手段と、
運転者に加速意図が無いときは運転者の制動要求に関わらずコースト回生制動力を付与するコースト回生制御手段と、
運転者のブレーキ操作時に回生制動力の変化に応じて摩擦制動力を調整する協調回生制動の制御中に、前記車輪速検出手段により検出された従動輪車輪速よりも駆動輪車輪速が第1所定値以上低下したときは、駆動輪の回生制動力を低下しつつ従動輪の摩擦制動力を増加させる協調回生制御手段と、
前記車輪速検出手段により検出された従動輪車輪速よりも駆動輪車輪速が前記第1所定値よりも大きな第2所定値以上低下したときは、前記コースト回生制動力を小さくするコースト回生制動力変更手段と、
を備え、
前記第2所定値は、車速が高いほど大きな値に設定することを特徴とする車両の制御装置。 - 駆動輪に駆動力と回生制動力とを付与するモータと、
各輪に摩擦制動力を発生するブレーキ手段と、
従動輪及び駆動輪の車輪速を検出する車輪速検出手段と、
運転者に加速意図が無いときは運転者の制動要求に関わらずコースト回生制動力を付与するコースト回生制御手段と、
運転者のブレーキ操作時に回生制動力の変化に応じて摩擦制動力を調整する協調回生制動の制御中に、前記車輪速検出手段により検出された従動輪車輪速よりも駆動輪車輪速が第1所定値以上低下したときは、駆動輪の回生制動力を低下しつつ従動輪の摩擦制動力を増加させる協調回生制御手段と、
前記車輪速検出手段により検出された従動輪車輪速よりも駆動輪車輪速が前記第1所定値よりも大きな第2所定値以上低下したときは、前記コースト回生制動力を小さくするコースト回生制動力変更手段と、
を備え、
前記コースト回生制動力変更手段は、前記コースト回生制動力を小さくしたときは、車両停止、もしくは前記モータが駆動トルクを出力するまでは、前記小さくした所定回生制動力を大きくすることを禁止することを特徴とする車両の制御装置。 - 請求項1または2に記載の車両の制御装置において、
前記第2所定値は、駆動輪に装着されたタイヤの摩擦力最大値を越えないように設定することを特徴とする車両の制御装置。 - 請求項1ないし3いずれか一つに記載の車両の制御装置において、
前記第2所定値は、駆動輪に装着されたタイヤの種類によって可変とすることを特徴とする車両の制御装置。 - 請求項1ないし4いずれか一つに記載の車両の制御装置において、
前記駆動輪に駆動力を出力するエンジンを備え、
前記コースト回生制御手段は、前記エンジンのフリクションと前記モータのトルクとの和が前記コースト回生制動力となるように前記モータを制御することを特徴とする車両の制御装置。 - 請求項1ないし5いずれか一つに記載の車両の制御装置において、
前記車輪速検出手段は、検出された前記従動輪と前記駆動輪の車輪速データの差分の移動平均を出力することを特徴とする車両の制御装置。 - 請求項1ないし6いずれか一つに記載の車両の制御装置において、
前記モータと前記駆動輪との間に変速機を有し、
前記変速機の変速比を自動的に制御する自動変速モードと、運転者の意図に沿って変速比を決定するマニュアルモードとを切り替えて選択する選択手段を有し、
前記コースト回生制動力変更手段は、前記選択手段により前記マニュアルモードが選択されているときは、前記コースト回生制動力の変更を禁止することを特徴とする車両の制御装置。
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