JP6122833B2 - 車両の制動システム - Google Patents

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本発明は、車両の制動システムに関する。
特許文献1には、回生制動力を少なくとも付与する制動中において、回生制動力を所定範囲内の勾配で減少させるとともにそれに対応して制御液圧制動力を増大させる制動力変更制御について開示されている。同文献の技術では、制動力変更制御を開始させる変更開始車速を、目標回生制動力および車両減速度に基づいて可変とし、回生制動力を所定範囲内の勾配で減少させている。
特開2007−276534号公報
摩擦制動と回生制動との両方が可能な車両においては、車両を減速する際に車速が十分に低くなると回生制動を停止する。これは、停車に近いような低速で車両が走行中に回生制動を行っても、電力の回収があまりできないばかりか、車両が逆走して運転者に違和感を生じさせてしまう恐れもあるからである。
このように、車速が十分に低くなった場合に回生制動を停止するときには、所定の速度まで車速が低下した時点から回生制動力の低減を開始して回生制動力を漸次低減して最終的にはゼロにし、一方で、不足する回生制動力の分を摩擦制動力で補うことが考えられる。
しかしながら、このような場合でも、可能な限り回生制動の低減を抑制することが、車両の電費や燃費の向上に資することになる。
そこで、本発明の目的は、車速が低くなると回生制動力の低減を開始して最終的に停止する場合に、車両の電費や燃費を向上させることができる車両の制動システムを提供することである。
本発明は、制動操作に基づいた回生制動を行うように当該回生制動を制御する車両の制動システムであって、前記回生制動の実行中に、前記車両の車速を検出する車速センサで検出した車速が第1車速まで低下したときには、当該低下前に比べて回生制動力が低下するように当該回生制動力の漸次の低減を開始する回生制動低減制御部と、前記回生制動低減制御部による前記回生制動力の低減の開始後、前記車速が前記第1車速より低い第2車速まで低下した際には前記回生制動を停止する回生制動停止制御部と、を備え、前記回生制動低減制御部は、前記車速が前記第1車速から前記第2車速になるまでの間、前記回生制動力の上限値を前記車速の低下に応じて漸次低減させることにより前記回生制動力の低減を行うことを特徴とする車両の制動システムである。
本発明によれば、回生制動力の上限値を漸次低減させることで回生制動力を低減させるので、第1車速に達した時点の回生制動力の上限値より、現実に低減を開始した時点の回生制動力が低ければ、不必要に回生制動力を低減することなく、十分な回生制動力を発生させることができる。
この場合に、前記回生制動低減制御部は、前記回生制動力の上限値を漸次低減させてから今回の制動が終了されるまでは前記回生制動力が増加することを禁止するようにしてもよい。
本発明によれば、回生制動力を確実に低減させることができる。
この場合に、前記回生制動低減制御部で前記回生制動力の低減を開始した場合は、前記車速が前記第2車速になるまで前記車速に応じて漸次低減させる前記上限値の増加及び前記第1車速の変更を禁止する回生上限値設定部を備えるようにしてもよい。
本発明によれば、回生制動力の上限値の低減を開始して以降に運転者によるブレーキペダルの踏み増し等が生じても、回生制動力の上限値を低減させる勾配の変化を抑えることができ、運転者に違和感を与えることを防止することができる。
この場合に、前記回生制動低減制御部は、前記車両に発生する減速度に基づいて前記第1車速を変更するようにしてもよい。
本発明によれば、車両の減速度に応じた適正な第1車速を設定して、第1車速から第2車速までの時間を十分に確保し、車速の低下に応じて回生制動の制御量を緩やかに減少させることができる。
本発明によれば、車速が低くなると回生制動力の低減を開始して最終的に停止する場合に、車両の電費や燃費を向上させることができる車両の制動システムを提供することができる。
図1は、本発明の一実施形態にかかる車両用制動システムを備えた車両の要部系統図である。 図2は、本発明の一実施形態にかかる車両用制動システムである制御装置の概要について説明する機能ブロック図である。 図3は、本発明の一実施形態にかかる車両用制動システムで、運転者がブレーキペダルを操作する際の車速の時間変化(a)と、制御装置による回生制動の制御量の時間変化(b)と、回生制動力の低減の制御を行うタイミング(c)との関係を説明するグラフである。 図4は、図3の例で第1車速を設定するための制御マップの概念図である。 図5は、比較例となる車両用制動システムで、運転者がブレーキペダルを操作する際の車速の時間変化(a)と、制御装置による回生制動の制御量の時間変化(b)と、回生制動力の低減の制御を行うタイミング(c)との関係を説明するグラフである。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図1は、本実施形態にかかる車両用制動システムを備えた車両100の要部系統図である。この車両100は、例えば、電気自動車であり、車両100の前側に設けられた左右一対の前輪2aR、2aLと、車両100の後側に設けられた左右一対の後輪2bR、2bLと、を有する。左右の前輪2aR、2aLに連結された前輪車軸4には、モータ・ジェネレータ3がトルク伝達機構で連結されている。また、車両100は、4輪駆動、後輪駆動でもよく、モータ・ジェネレータ3の他にエンジンも駆動源として備えたハイブリッド車などとして構成してもよい。なお、前輪車軸4に設けられる差動機構は図示を省略する。
モータ・ジェネレータ3は、車両駆動用の電動機と回生用の発電機とを兼ねたものである。二次電池であるバッテリ5は、モータ・ジェネレータ3の電源としてインバータ6によってモータ・ジェネレータ3に電力供給を行う。また、車両100の減速の際には減速エネルギーをモータ・ジェネレータ3が電力に変換し、バッテリ5が、この回生した発電電力を蓄電する。そして、この回生の際には、モータ・ジェネレータ3が回生制動力を発生する。
車両100は、前記の回生制動の他に摩擦制動(詳細は後述)も行う。制御装置7は、車両100における回生制動、及び摩擦制動の制御を行う車両100の制動システムである。なお、モータ・ジェネレータ3を電動機として駆動して車両を駆動する際のモータ・ジェネレータ3等の制御は図示しない別の制御装置で行っている(詳細は省略)。
車速センサ8は、車両100の車速を検出し、検出した車速情報を制御装置7に伝達する。
摩擦制動装置10は、各車輪2aR、2aL、2aR、2aLのディスクブレーキ機構30a〜30dの各ホイールシリンダに接続され、液圧(油圧)により当該ホイールシリンダを駆動して、ブレーキロータにブレーキパッドを押し当てて摩擦制動力を発生するための装置である。摩擦制動装置10としては、摩擦制動力を発生するための制動装置であれば様々な装置を適用できるが、本例では、所謂バイ・ワイヤ・ブレーキ・システムを用いている。
図2は、制御装置7の概要について説明する機能ブロック図である。
制御装置7は、前記のとおり、摩擦制動装置10による摩擦制動、及びモータ・ジェネレータ3等による回生制動の両方を制御する制動用の制御装置である。車両100の制動は、様々な条件に応じて、摩擦制動のみを行う場合、回生制動のみを行う場合、摩擦制動と回生制動との協調制御を行う場合とがある。以下では、主に回生制動について説明する。
制御装置7には、前記の車速センサ8、モータ・ジェネレータ3、バッテリ5、摩擦制動装置10等が信号線や通信線で接続されていて、制御装置7は、車速センサ8から車両100の車速情報を取得し、また、モータ・ジェネレータ3、バッテリ5、摩擦制動装置10等を制御して制動を行う。
制御装置7は、運転者が図示しないブレーキペダルを操作することによる制動操作に基づいた減速度となるように摩擦制動と回生制動を制御する。
特に、制御装置7は、回生制動低減制御部71、回生制動停止制御部72、勾配維持部73の各機能を実現する。これらの各部の機能の詳細は後述する。
ここで、制御装置7は、車両100を減速する際に、車速が十分に低くなると回生制動を停止する(摩擦制動のみにする)。これは、停車に近いような低速で車両100が走行中に回生制動を行っても、電力の回収があまりできないばかりか、車両100が逆走して運転者が違和感を生じてしまう恐れもあるからである。
このように、車速が十分に低くなった場合に回生制動を停止するときには、所定の速度まで車速が低下した時点から回生制動力の低減を開始して回生制動力を漸次低減して最終的にゼロにし、一方で、不足する回生制動力の分を摩擦制動装置10による摩擦制動力で補う。
しかしながら、このような場合でも、可能な限り回生制動の低減を抑制することが、車両の電費の向上に資することになる。
そこで、車速が十分に低くなると回生制動力の低減を開始して最終的に停止する制御を行う場合に、車両の電費を向上させることができるような、制御装置7が実行する制御の内容について説明する。
図3は、運転者がブレーキペダルを操作する際の車速の時間変化(a)と、制御装置7による回生制動の制御量の時間変化(b)と、回生制動力の低減の制御を行うタイミング(c)との関係を説明するグラフである。
運転者がブレーキペダルを制動操作するときに、どの程度の制動力を発生させるかの目標制御量(回生制動、及び摩擦制動の両方を合わせた目標制御量)は、制御装置7が決定する。図3(b)の符号C1は、この目標制御量(摩擦制動+回生制動)を示している。図3(a)では、この目標制御量C1に基づいた回生制動(摩擦制動も併用していてもよい)により、車速が時間経過に応じて漸減する。
車両の走行中に、運転者がブレーキペダルを操作すると(時刻ts)、制動力(回生制動力)が発生し、以後、車速が減速を開始する。この車速が第1車速S1まで低下する前の(車速が第1車速S1より高い)時点では、制御装置7で予め設定されている回生制動力に関する最も高い上限値である上限値CMaが、回生制動力の上限値として設定されている。この例では、この時点での目標制御量C1より、上限値CMaの方が大きく、目標制御量C1の制動力の全てを回生制動でまかなうことが可能である。
そして、車速が停車に近い低速である第1車速S1(図3(a))まで低下したときには、回生制動低減制御部71は、車速が第1車速S1から当該第1車速S1より低い第2車速S2(図3(a))になるまでの間、回生制動力の上限値CM(図3(b))を漸次低減させることにより回生制動力の低減を行う。
この際に、時刻t2の時点で(図3(b))、目標制御量C1と上限値CMが等しくなり、以後は上限値CM(CMb)が目標制御量C1を下回る。よって、時刻t2以後、回生制動力を上限値CMbの限界ぎりぎりまで発生させたとしても、時刻t2前に目標制御量C1以上の値である上限値CMaが設定されていた期間に比べると、回生制動力は低減する。時刻t2の時点以後は、上限値CMbが目標制御量C1を下回るので、以後は回生制動力のみで目標制御量C1の制動力の全てを満たすことはできず、制動力の不足分は前記の摩擦制動力で補うことになる。この時刻t2の時点で、回生制動低減制御部71は、回生制動力の漸次の低減を開始する(図3(c)でONになる)。この回生制動力の低減で、第1車速S1以上の車速であったときに比べて回生制動力が更に低下するようになる。そして、回生制動低減制御部71は、回生制動力の上限値CM(CMb)を漸次低減させてから今回の制動が終了されるまで(図3(a)で車速0になるまで、図3(b)でONからOFFになるまで)は回生制動力が増加することを禁止する。
車速の低下に応じて回生制動の制御量を緩やかに減少させるためには、第1車速S1から第2車速S2までの時間t1(図3(a))を十分に確保したい。そのためには、第1車速S1を適切に設定したい。時間t1は車両100の減速度によって増減するので、回生制動低減制御部71は、減速度に相関がある目標制御量C1等に応じて第1車速S1を決定する。具体的には、目標制御量C1が大きい場合は第1車速S1を高くする。すなわち、第1車速S1は、車両100の減速度等の条件に応じて変動しうる。なお、第1車速S1はブレーキペダルの操作量に基づいて算出される目標制御量C1以外にもエンジンブレーキや空気抵抗、ブレーキペダルの操作に応じない自動ブレーキ等を含めた車両100に発生する減速度、又は減速度と相関のある制動力若しくは減速力に基づいて算出されてもよい。
回生制動停止制御部72(図2)は、このように回生制動の制御量を漸減させていき、車速が第2車速S2まで低下した時点で、回生制動の上限値CM(CMb)をゼロにし、もって回生制動を停止する。そのため、制御装置7は、以後の目標制御量C1はすべて前記の摩擦制動力により実現する。図3(c)で回生制動力の低減を終了するタイミング(OFFにするタイミング)は、制動の目標制御量がゼロになった時点である。
本実施形態において、運転者がブレーキペダルで制動操作を開始してから車両が停止するまでに発生する回生制動力の積算値は、図3(b)に斜線で示す領域a1となる。
回生上限値設定部73(図2)は、車速の低下に応じて、回生制動力の上限値CMを減少させるように制御する。ここで、車速の低下を得るには、基準となる車速が存在する必要がある。本実施形態では、当該基準とする車速を第1車速S1としている。前記のとおり、第1車速S1は、目標制御量C1等により変化させるが、上限値CMの減少がONになるタイミング(図3(c))の前後で算出方向を変えている。
回生上限値設定部73は、ONになるタイミングの前には、目標制御量C1等により変化させる。これは、ブレーキペダルが踏み増される等して減速度が増加した場合にも第1車速S1を高速に修正することで、前記の時間t1(図3(a))を確保するためである。
回生上限値設定部73は、このONになるタイミング以降は、OFFになるまで(図3(c))、第1車速S1を保持する(変更を禁止する)とともに、回生制動量の増加を禁止する。これは、ブレーキペダルの踏み増しがなされた際にも、上限値CM(CMb)の低下の勾配が急変してしまうのを抑制するためである。
図4は、図3の例で第1車速S1を設定するための制御マップの概念図である。この制御マップでは、減速トルクが大きいほど第1車速S1を大きくしている。しかしながら、減速トルクが、ある値(T)以下になると、第1車速S1を固定値とする。
図5は、図2〜図4を参照して説明した実施形態に対する比較例を説明するグラフである。図5も、図4と同様、運転者がブレーキペダルを操作する際の車速の時間変化(a)と、制御装置7による回生制動の制御量の時間変化(b)と、回生制動力の低減の制御を行うタイミング(c)との関係を説明するグラフである。
図5(a)において、車速S2は図3の第2車速S2と同様である。しかし、本比較例では、図3の第1車速S1に代えて車速S3を用いている。車速S3は車速S2より高い所定の値であり、常に一定の値である。
運転者がブレーキペダルの制動操作を開始して以後の制動力の目標制御量はC1であり、図3の実施形態と同様である。しかし、本比較例では、運転者がブレーキペダルの制動操作を開始し、車速が低下して車速S3になるまで、前記実施形態とは異なり、回生制動の上限値を制御対象とするのではなく、回生制動力の目標制御量C2そのものを制御対象とする。すなわち、図5(b)の例では、車速が車速S3まで低下するまでは、回生制動力の目標制御量C2(C21)が制動力の目標制御量C1と一致し、必要な制動力を回生制動力だけでまかなっている。
そして、車両100が車速S3以下になると、回生制動力の目標制御量C2(C22)を漸次低下させ、車速S2になった時点で回生制動力の目標制御量C2(C22)がゼロになるように制御する。この場合も、車速S3以下で回生制動力の目標制御量C22を用いるときは、目標制御量C2に対して回生制動力だけで不足する制動力を前記の摩擦制動力で補う。車速S3になってから車速S2になるまでの経過時間は時間t3である(図5(a))。
図5(c)に示すように、回生制動力の低減を開始するタイミングは車速S3になったときで(ONのタイミング)、回生制動力の低減を終了するタイミングは目標制御量C1がゼロになったときである(OFFのタイミング)。
図3(b)の上限値CMは、図5(b)にも破線で示している(ただし、第1車速S1を車速S3としている)。図5の比較例で回生制動力の目標制御量C2の制御により発生する回生制動力の積算値は斜線で示す領域a2となる。これに対して、本実施形態の上限値CMの制御により発生する回生制動力の積算値は、領域a2に対して、領域a2とは異なる斜線で示す領域a3の分だけ更に増大する。これは、比較例の目標制御量C2に代えて上限値CMを用いることで、図5(b)に明らかなように、目標制御量C2の勾配よりも上限値CMの勾配の方が急峻であるからである。
このように、図2〜図4の本実施形態の例では、図5の比較例の場合(目標制御量C22)に比べて、回生制動力の低減(上限値CMb)を急峻にして、領域a3の分だけ回生制動力を多く発生させることができる。よって、領域a3の分だけ回生電力も多く得られることになる。そのため、前記のように車速が十分に低くなると回生制動力の低減を開始して最終的に停止する場合に、車両100の電費を向上させることができる。
また、回生制動低減制御部71は、回生制動力の上限値CMを漸次低減させてから今回の制動が終了されるまでは回生制動力が増加することを禁止するので、回生制動力を確実に低減させることができる。
さらに、本実施形態の回生上限値設定部73は、回生制動低減制御部71で回生制動力の低減を開始した場合は、車速が第2車速S2になるまで、車速に応じて漸次低減させる上限値CM(CMb)の増加及び第1車速S1の変更を禁止する。すなわち、一度、第1車速S1を設定して、上限値CM(CMb)の漸減が開始して以後は、車速が第2車速S2になるまで、運転者のブレーキペダルの踏み増しが行われる等しても、その上限値CMbの急変を抑制することができる。
よって、本実施形態によれば、回生制動力の上限値CMの低減を開始して以降(車速S1になって以降)に運転者によるブレーキペダルの踏み増し等が生じても、回生制動力の上限値CMbの急変はなく、運転者に違和感を与えることを防止することができる。
その上、回生制動低減制御部71は、車両100に発生する減速度に基づいて第1車速S1を変更するので、車両100の減速度に応じた適正な第1車速S1を設定して、第1車速S1から第2車速S2までの時間を十分に確保し、車速の低下に応じて回生制動の制御量を緩やかに減少させることができる。
なお、前記の説明では、主に電気自動車を念頭において説明したが、本発明はハイブリッド車に適用することもでき、その場合には、ハイブリッド車の燃費を向上させることができる。
7 制御装置(車両の制動システム)
71 回生制動低減制御部
72 回生制動停止制御部
73 回生上限値設定部
8 車速センサ
100 車両

Claims (2)

  1. 制動操作に基づいた回生制動を行うように当該回生制動を制御する車両の制動システムであって、
    前記回生制動の実行中に、前記車両の車速を検出する車速センサで検出した車速が第1車速まで低下したときには、当該低下前に比べて回生制動力が低下するように当該回生制動力の漸次の低減を開始する回生制動低減制御部と、
    前記回生制動低減制御部による前記回生制動力の低減の開始後、前記車速が前記第1車速より低い第2車速まで低下した際には前記回生制動を停止する回生制動停止制御部と、
    を備え、
    前記回生制動低減制御部は、前記車速が前記第1車速から前記第2車速になるまでの間、前記回生制動力の上限値を前記車速の低下に応じて漸次低減させることにより前記回生制動力の低減を行い、
    前記回生制動低減制御部で前記回生制動力の低減を開始した場合は、前記車速が前記第2車速になるまで前記車速に応じて漸次低減させる前記上限値の増加及び前記第1車速の変更を禁止する回生上限値設定部を備えたことを特徴とする車両の制動システム。
  2. 前記回生制動低減制御部は、前記車両に発生する減速度又は減速度と相関のある制動力若しくは減速力に基づいて前記第1車速を変更することを特徴とする請求項に記載の車両の制動システム。
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