JP5745582B2 - アンテナ及びセクタアンテナ - Google Patents
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Description
本発明の目的は、複数の周波数帯の電波の送受信にて、第1の周波数帯の電波の送受信による他の周波数帯における指向性などに対する影響を抑制しつつ小型化できるアンテナ等を提供することにある。
この構成によれば、この構成を有しない場合に比べ、偏波を共用にできる。
この構成によれば、アンテナが無給電素子を備えない場合に比較して、ビーム幅、反射減衰量などの制御がより容易にできる。
この構成によれば、この構成を有しない場合に比べ、セクタアンテナをより小型にできる。
[第1の実施の形態]
<基地局アンテナ1>
図1は、第1の実施の形態が適用される移動体通信用の基地局アンテナ1の全体構成の一例を示す図である。図1(a)は、基地局アンテナ1の斜視図であり、図1(b)は、基地局アンテナ1の設置例を説明する図である。
図1(a)に示すように、基地局アンテナ1は、例えば鉄塔20に保持された3個のセクタアンテナ10−1〜10−3を備えている。そして、図1(b)に示すように、基地局アンテナ1は、セル2内において電波(ビーム)を送受信する。すなわち、セル2は、基地局アンテナ1が送信する電波が到達する範囲であり、基地局アンテナ1が電波を受信する範囲である。
セクタアンテナ10−1〜10−3は、それぞれの外形(後述する図2におけるレドーム500)が例えば円筒状であって、その円筒の中心軸が大地に対して垂直(鉛直)に設けられている。
ここで、セクタアンテナ10−1〜10−3をそれぞれ区別しないときは、セクタアンテナ10と表記する。また、セクタ3−1〜3−3をそれぞれ区別しないときは、セクタ3と表記する。
ここでは、セクタアンテナ10は、2つの周波数帯の異なる信号を送受信できる周波数共用であるとし、送受信ケーブル31は低い側の周波数帯(第1の周波数帯の一例としての低周波数帯)の信号に対応し、送受信ケーブル32は高い側の周波数帯(第2の周波数帯の一例としての高周波数帯)の信号に対応する。
送受信ケーブル31、32は、基地局(不図示)内に設けられた送信信号及び受信信号を送受信する送受信部(不図示)に接続されている。送受信ケーブル31、32は、例えば同軸ケーブルである。
図2は、第1の実施の形態が適用されるセクタアンテナ10の構成の一例を示す図である。図2では、セクタアンテナ10を横に置いて、斜めから見た斜視図で示している。
セクタアンテナ10は、垂直方向に配列されたアンテナユニット110−1、110−2、110−3を備えるアレイアンテナ100と、アレイアンテナ100を包むように収納するレドーム500とを備えている。
図2では、レドーム500を破線で示し、レドーム500の内部に設けられたアレイアンテナ100が見えるようにしている。
アンテナユニット110−1、110−2、110−3は、垂直方向に予め定められた間隔PLで並べられている。
レドーム500は、例えば円筒状であって、壁部501、蓋部502、底部503を備え、壁部501、蓋部502、底部503で囲まれた内部に、アレイアンテナ100を格納している。
アンテナユニット110は、低周波数帯の垂直偏波を送受信する2個の低周波垂直偏波アンテナ120a、120bと、高周波数帯の垂直偏波を送受信する2個の高周波垂直偏波アンテナ130a、130bとを備えている。なお、「低周波」及び「高周波」の用語は、2種類のアンテナを区別するために使用する。
低周波反射板150は、図2においては、複数のアンテナユニット110(図2ではアンテナユニット110−1、110−2、110−3)において連続している。ここでは、図2に示すように、低周波反射板150が複数のアンテナユニット110の間で連続していても、アンテナユニット110毎に設けられているとする。
低周波反射板150は、アンテナユニット110の間で連続している状態において、垂直方向が水平方向に比べて長い長方形の板状の部材であって、例えばアルミニウム、アルミニウム合金、銅などの導電性材料により構成されている。
高周波反射板160は、図2においては、低周波反射板150の水平方向(幅方向)の中央部に、アンテナユニット110毎に設けられている。高周波反射板160も、板状の部材であって、例えばアルミニウム、アルミニウム合金、銅などの導電性材料により構成されている。
なお、低周波反射板150が高周波反射板160を兼ねてもよい。すなわち、高周波反射板160を設けなくともよい。
一方、高周波垂直偏波アンテナ130a、130bは、高周波反射板160の表面(低周波反射板150から遠い側の面)上に、垂直方向に並べて設けられている。
なお、低周波垂直偏波アンテナ120a、120bは構成が同じであるので、それぞれを区別しないときは、低周波垂直偏波アンテナ120と標記する。同様に、高周波垂直偏波アンテナ130a、130bも構成が同じであるので、それぞれを区別しないときは、高周波垂直偏波アンテナ130と標記する。
また、アレイアンテナ100の垂直方向において、高周波垂直偏波アンテナ130は、間隔PHにて配列されている。この間隔PHは、高周波数帯の電波の送受信におけるセクタアンテナ10に求められる特性で設定される。
ここでは、間隔PLが間隔PHの2倍であるとして説明する。なお、間隔PLが間隔PHの2倍未満であってもよく、2倍超であってもよい。
また、高周波反射板160は、図2においては、アンテナユニット110毎に設けられているが、低周波反射板150と同様に、複数のアンテナユニット110間で連続していてもよい。また、高周波反射板160は、低周波反射板150と同様に、平板であるが、水平方向の両端部が表面側又は裏面側に折り曲げられていてもよい。さらに、水平方向の両端部に別の導電性材料により構成された板状部材が垂直方向に沿って設置されていてもよい。
高周波垂直偏波アンテナ130は、ダイポールアンテナを構成する2個の素子部131、132(後述する図3参照)が、低周波垂直偏波アンテナ120と同様に、垂直方向に直線状に並ぶように配置されている。素子部131、132それぞれから反射板に向けて設けられている導体133、134(後述する図3参照)は、低周波垂直偏波アンテナ120と異なって、高周波反射板160に近づくほど互いが離れていくように、高周波反射板160に向けて設けられている。
また、導体133、134は、高周波反射板160に接続されてもよい。
さらに、高周波反射板160は、低周波反射板150に接続(固定)されてもよい。
図3は、第1の実施の形態が適用される低周波垂直偏波アンテナ120及び高周波垂直偏波アンテナ130の一例を説明する図である。図3(a)は図2において低周波垂直偏波アンテナ120を水平方向右方から見た図、図3(b)は図2において高周波垂直偏波アンテナ130を水平方向右方から見た図である。
図3(a)の低周波垂直偏波アンテナ120は、低周波垂直偏波アンテナ120a、120bのいずれであってもよい。前述したように、これらは同形である。同様に、図3(b)の高周波垂直偏波アンテナ130は、高周波垂直偏波アンテナ130a、130bのいずれであってもよい。前述したように、これらは同形である。
図3(a)、(b)において、網点で示す部分が、導電性材料で構成された導体パタンである。
なお、図2(後述する図4〜図6、図7(a)、図8(a))においては、導体パタンのみを示している。
また、低周波垂直偏波アンテナ120は、誘電体基板141の表面上に設けられた導体パタンにより構成され、それぞれの一端部が素子部121、122の対向するそれぞれの部分に接続される導体123、124を備えている。
そして、導体123、124のそれぞれの他端部は、低周波反射板150に向って垂直に延びて、誘電体基板141とともに低周波反射板150を貫通して低周波反射板150の裏面から突き出している。
すなわち、素子部121と導体123とは連続した導体パタンにより構成され、素子部122と導体124とは連続した導体パタンにより構成されている。
なお、導体123、124及び誘電体基板141は、低周波反射板150を貫通していなくてもよい。
図示しないが、誘電体基板141及び導体123、124は、低周波反射板150に設けられた開口に埋め込まれた誘電体(電気的絶縁体)により固定され、導体123、124と低周波反射板150とが接触しないようになっている。
なお、誘電体基板141及び導体123、124は、低周波反射板150に接触していてもよい。
また、高周波垂直偏波アンテナ130は、誘電体基板142の表面上に設けられた導体パタンにより構成され、それぞれの一端部が素子部131、132の対向するそれぞれの部分に接続される導体133、134を備えている。
そして、導体133、134のそれぞれの他端部は、高周波反射板160に近づくにしたがって、高周波反射板160に向かって距離が互いに離れるように、延びている。導体133、134のそれぞれの他端部は、誘電体基板142とともに高周波反射板160を貫通して高周波反射板160の裏面から突き出している。
すなわち、素子部131と導体133とは連続した導体パタンにより構成され、素子部132と導体134とは連続した導体パタンにより構成されている。
図示しないが、誘電体基板142及び導体133、134は、高周波反射板160に設けられた開口に埋め込まれた誘電体(電気的絶縁体)により固定され、導体133、134と高周波反射板160とが接触しないようになっている。
なお、誘電体基板142及び導体133、134は、高周波反射板160に接触していてもよい。
また、導体133、134のそれぞれの他端部及び誘電体基板142は、高周波反射板160を貫通していなくてもよい。その場合、高周波反射板160の表面側にて、給電線(不図示)に接続される。
ここで、低周波反射板150の表面から素子部131、132の短手方向の中央までの高さが第2の距離の一例である。
第1の実施の形態が適用されるアンテナユニット110では、低周波垂直偏波アンテナ120に給電する際に通過する導体123、124は、低周波反射板150に対して垂直に設けられている。すなわち、導体123と導体124との、低周波反射板150の表面に平行な方向における間隔は、素子部121、122に接続する側(低周波反射板150に遠い側)と低周波反射板150に近い側とで差を設けていない。
これに対して、高周波垂直偏波アンテナ130の給電する際に通過する導体133、134は、高周波反射板160に対して斜めに設けられている。すなわち、導体133と導体134との高周波反射板160の表面に平行な方向における間隔は、素子部131、132に接続する側(高周波反射板160に遠い側)の間隔DTと高周波反射板160に近い側の間隔DBとで差を設け、間隔DBが間隔DTより大きくなるように設定している。つまり、導体133、134は、素子部131、132に接続する側(高周波反射板160に遠い側)から高周波反射板160に近い側にいくにしたがって、互いに離れるように逆V字状に構成されている。
それぞれのアンテナユニット110は、低周波垂直偏波アンテナ120aが設けられた低周波反射板150の表面側において、低周波垂直偏波アンテナ120aから低周波反射板150から離れる方向の予め定められた距離の位置に、素子部121、122(図3(a)参照)に沿うように、無給電素子171aが設けられている。また、低周波垂直偏波アンテナ120bに対しても、低周波垂直偏波アンテナ120aと同様に、無給電素子171bが設けられている。
また、それぞれのアンテナユニット110は、低周波反射板150の表面側において、低周波垂直偏波アンテナ120aより水平方向の外側に、低周波反射板150から立ち上がるように設けられた無給電素子172aを備えている。同様に、低周波垂直偏波アンテナ120bより水平方向の外側に、低周波反射板150から立ち上がるように設けられた無給電素子172bを備えている。
しかし、1個の低周波垂直偏波アンテナ120と2個の高周波垂直偏波アンテナ130a、130bとを組み合わせてもよく、2個の低周波垂直偏波アンテナ120a、120bと1個の高周波垂直偏波アンテナ130とを組み合わせてもよい。さらに、1個の低周波垂直偏波アンテナ120と1個の高周波垂直偏波アンテナ130とを組み合わせてもよい。
また、複数のアンテナユニット110を組み合わせてアンテナユニット110として、2個を超える低周波垂直偏波アンテナ120又は2個を超える高周波垂直偏波アンテナ130を備えるように構成してもよい。
なお、低周波垂直偏波アンテナ120及び高周波垂直偏波アンテナ130を45°回転させると、垂直偏波でなく、45°偏波を送受信することになる。よって、「垂直」を「45°」と読み替えればよい。他の角度の偏波であっても同様である。
第1の実施の形態が適用されるセクタアンテナ10は、垂直偏波を送受信できる周波数共用であった。
第2の実施の形態が適用されるセクタアンテナ10は、周波数共用であるとともに、垂直偏波と水平偏波とを共用できる偏波共用である。
以下では、第2の実施の形態が適用されるセクタアンテナ10は、第1の実施の形態が適用されるセクタアンテナ10においてアンテナユニット110が異なる。よって、以下では、異なる部分であるアンテナユニット110を中心に説明し、同じ部分の説明を省略する。
図5は、第2の実施の形態が適用されるセクタアンテナ10の構成の一例を説明する図である。図2と同様に、図5では、セクタアンテナ10を横に置いて、斜めから見た斜視図で示している。
セクタアンテナ10は、垂直方向に配列されたアンテナユニット110−1、110−2、110−3を備えるアレイアンテナ100と、アレイアンテナ100を包むように収納するレドーム500とを備えている。
図5でも、レドーム500を破線で示し、レドーム500の内部に設けられたアレイアンテナ100が見えるようにしている。
アンテナユニット110は、図3に示した第1の実施の形態が適用されるアンテナユニット110と同様に、低周波数帯の垂直偏波を送受信する2個の低周波垂直偏波アンテナ120a、120bと、高周波数帯の垂直偏波を送受信する2個の高周波垂直偏波アンテナ130a、130bとを備えている。
さらに、アンテナユニット110は、低周波数帯の水平偏波を送受信する1個の低周波水平偏波アンテナ180と、高周波数帯の水平偏波を送受信する2個の高周波水平偏波アンテナ190a、190bとを備えている。
なお、高周波水平偏波アンテナ190a、190bをそれぞれ区別しないときは、高周波水平偏波アンテナ190と表記する。
高周波水平偏波アンテナ190は、高周波垂直偏波アンテナ130と同様な形状を有し、高周波垂直偏波アンテナ130を高周波反射板160上において、90°回転させたものである。高周波水平偏波アンテナ190の備える素子部(図3(b)の素子部131、132に対応する部分)が第4のダイポールアンテナの一例である。この素子部の低周波反射板150からの高さが、第4の距離の一例である。
なお、低周波垂直偏波アンテナ120a、120bを挟んで高周波反射板160が設けられている。よって、高周波反射板160に開口が設けられ、その開口を通して、低周波水平偏波アンテナ180の導体部(図3(a)の導体123、124に対応する部分)の他端部(図3参照)が低周波反射板150に向かって延びている。
高周波垂直偏波アンテナ130bと高周波水平偏波アンテナ190bとも同様に組み合わされている。
なお、高周波又は低周波のいずれか一方を偏波共用にしてもよい。
それぞれのアンテナユニット110は、図4で示した第1の実施の形態が適用されるアンテナユニット110と同様に、低周波垂直偏波アンテナ120aに対する無給電素子171a、低周波垂直偏波アンテナ120bに対する無給電素子171b、低周波垂直偏波アンテナ120b、低周波垂直偏波アンテナ120aより水平方向の外側に設けられた無給電素子172a、低周波垂直偏波アンテナ120bより水平方向の外側に設けられた無給電素子172bを備えている。
そして、高周波垂直偏波アンテナ130bと高周波水平偏波アンテナ190bとが組み合わされたアンテナに対しても、高周波垂直偏波アンテナ130aと高周波水平偏波アンテナ190aとが組み合わされたアンテナと同様に、十字状の無給電素子176bとが設けられている。
なお、図7(b)に示す指向性は、低周波数帯の設計周波数fLにおける計算例である。そして、低周波数帯の設計周波数fLの波長をλL、高周波数帯の設計周波数fHの波長をλHとする。
そして、図3(b)において、高周波垂直偏波アンテナ130の素子部131、132の長手方向の両外端間の長さWHが約0.5λH、素子部131、132の短手方向の中央の高周波反射板160の表面からの高さHHが約0.25λHに設定されている。
さらに、導体133、134の高周波反射板160に近い側における間隔DBが約0.27λHに設定されている。
高周波垂直偏波アンテナ130c、130dは、導体部(図3(b)の導体133、134に対応する部分)が、高周波反射板160に対して垂直に設けられている。高周波水平偏波アンテナ190c、190dも同様である。すなわち、高周波垂直偏波アンテナ130の導体部(図3(b)の導体133、134に対応する部分)の間隔(ギャップ)は、素子部131、132に接続する側(高周波反射板160に遠い側)と高周波反射板160に近い側とで差を設けていない。
アンテナユニット110における他の構成は、図7(a)に示した第2の実施の形態を適用するアレイアンテナ100のアンテナユニット110と同様である。
の場合と同じである。
図7(a)、図8(a)に示すように、低周波垂直偏波アンテナ120a、120bの構成(形状)には差がない。それにも関わらず、図7(a)に示す高周波垂直偏波アンテナ130a、130bと図8(a)に示す高周波垂直偏波アンテナ130c、130dとの構成(形状)の差によって、低周波数帯の周波数fLの垂直偏波における水平面内の指向性が影響を受けている。
これにより、低周波垂直偏波アンテナ120と高周波垂直偏波アンテナ130とを、垂直偏波の方向に交差する方向に並べて配列しても、高周波垂直偏波アンテナ130による高周波数帯の周波数fHの垂直偏波による、低周波数帯の周波数fLの垂直偏波の水平面内の指向性への影響が抑制できている。
そして、高周波垂直偏波アンテナ130に誘起される電流には、高周波垂直偏波アンテナ130の導体133と導体134の間に発生する電界が影響すると考えられる。よって、高周波垂直偏波アンテナ130における導体133と導体134の間隔を広げることで電界強度を下げることが、低周波垂直偏波アンテナ120に誘起される電流の低減に有効であると考えられる(図3参照)。
しかし、高周波垂直偏波アンテナ130における素子部131、132に接続する側(高周波反射板160に遠い側)の導体133と導体134との間隔DT(図3(b)参照)は、高周波垂直偏波アンテナ130の特性により設定されるために、広げることができない。よって、高周波反射板160に近い側における導体133と導体134との間隔DB(図3(b)参照)を広げている。
なお、上記においては、垂直偏波について説明したが、水平偏波についても同様である。
なお、低周波垂直偏波アンテナ120、低周波水平偏波アンテナ180、高周波垂直偏波アンテナ130、高周波水平偏波アンテナ190を45°回転させると、垂直偏波及び水平偏波でなく、±45°の偏波を送受信することになる。よって、「垂直」、「水平」を「45°」、「−45°」と読み替えればよい。他の角度の偏波であっても同様である。
Claims (4)
- 反射板と、
前記反射板から予め定められた第1の距離に設けられ、第1の周波数帯の電波を送受信する、第1の誘電体基板上に構成された第1のダイポールアンテナと、
前記反射板の前記第1のダイポールアンテナの設けられた側において、当該反射板から予め定められた第2の距離に設けられ、前記第1の周波数帯より高い第2の周波数帯の電波を送受信する、第2の誘電体基板上に構成された第2のダイポールアンテナと、を備え、
前記第1のダイポールアンテナは、
前記第1の周波数帯の電波を送受信する2つの素子部と、
前記2つの素子部のそれぞれから前記反射板に向けて垂直に設けられ、当該反射板に近い側と遠い側とで間隔が同じ2つの導体と、を有し、
前記第2のダイポールアンテナは、
前記第2の周波数帯の電波を送受信する他の2つの素子部と、
前記他の2つの素子部のそれぞれから前記反射板に向けて斜めに設けられ、当該反射板に近い側が遠い側に比べて間隔が広い他の2つの導体と、を有することを特徴とするアンテナ。 - 前記反射板の前記第1のダイポールアンテナの設けられた側において、当該反射板から予め定められた第3の距離に設けられ、当該第1のダイポールアンテナと交差する偏波の電波を送受信する、第3の誘電体基板上に構成された第3のダイポールアンテナと、
前記反射板の前記第1のダイポールアンテナの設けられた側において、当該反射板から予め定められた第4の距離に設けられ、前記第2のダイポールアンテナと交差する偏波の電波を送受信する、第4の誘電体基板上に構成された第4のダイポールアンテナと、の少なくともいずれか一方をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ。 - 無給電素子をさらに備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のアンテナ。
- 反射板と、当該反射板から予め定められた第1の距離に設けられ、第1の周波数帯の電波を送受信する、第1の誘電体基板上に構成された第1のダイポールアンテナと、当該反射板の当該第1のダイポールアンテナの設けられた側において、当該反射板から予め定められた第2の距離に設けられ、当該第1の周波数帯より高い第2の周波数帯の電波を送受信する、第2の誘電体基板上に構成された第2のダイポールアンテナと、を含むアンテナを、複数配列したアレイアンテナと、
前記アレイアンテナを収納するレドームと、を備え、
前記アンテナにおける前記第1のダイポールアンテナは、
前記第1の周波数帯の電波を送受信する2つの素子部と、
前記2つの素子部のそれぞれから前記反射板に向けて垂直に設けられ、当該反射板に近い側と遠い側とで間隔が同じ2つの導体と、を有し、
前記アンテナにおける前記第2のダイポールアンテナは、
前記第2の周波数帯の電波を送受信する他の2つの素子部と、
前記他の2つの素子部のそれぞれから前記反射板に向けて斜めに設けられ、当該反射板に近い側が遠い側に比べて間隔が広い他の2つの導体と、を有する
ことを特徴とするセクタアンテナ。
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