JP5904805B2 - 整形ビームアンテナ - Google Patents
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Description
また、本発明では、送信または受信が行われるべき無線信号の波長λに適応して、所望の帯域および方向に無線伝送路が安定に形成される。
したがって、本発明が適用された無線伝送系や無線通信系では、コスト、実装性、置局条件の制約に阻まれることなく、伝送品質や通信品質に併せて、信頼性が高められ、かつ安定に維持される。
〔第一の実施形態〕
図1は、本発明の第一の実施形態を示す図である。
本実施形態は、以下に列記される要素(1)〜(7)で構成される。
(2) 長さが上記波長λ(円筒状導体11T、11Bの直径に応じて定まる係数(例えば、「0.8」ないし「0.99」の値)との積として与えられる。)および実数αに対してLB (=(λ/2)+α)である円筒状導体11B
(6-1) 同軸ケーブル13の一端P0から長手方向に長さL1に亘って隔たった点P1に至る区間S1では、その同軸ケーブル13の外被、外部導体および絶縁体(ポリエチレン等の誘電体として構成される。)が取り除かれることによって、中心導体のみが露出する。なお、区間S1では、例えば、図1(a)の上部に示すように、外部導体のみが取り除かれ、かつ絶縁体は中心導体と共に残されてもよい。
=t+LT +d+LB
=t+((λ/2)/12)+d+((λ/2)/8)
L2=(3λ/16)+(α/2)
=(((λ/2)+α)/2)−LB
=(((λ/2)+α)/2)−((λ/2)/8)
(a) 点X0:円筒状導体11Tの底部より(λ/24=(λ/2)/12=LT )隔たった点
(b) 点X1:円筒状導体11Bの頂部より(λ/16=(λ/2)/8=LB )隔たった点
(c) 点X2:円筒状導体11Bの頂部より((λ/4)+t+(α/2)=LB +t+L2)隔たった点
(1) 円板導体12B-2の貫通孔12Bh-2に、同軸ケーブル13を一端P0から順に挿通させることによって、その円板導体12B-2の外部導体を既述の点P3に緩嵌させる。
(3) 円板導体12B-1の貫通孔12Bh-1に、同軸ケーブル13を一端P0から挿通させることによって、その円板導体12B-1の外部導体を既述の点P2に緩嵌させる。
(5) 円板導体12Tの貫通孔12Thに、既述の通りに露出した同軸ケーブル13の中心導体の先端部を遊嵌(挿嵌)させ、かつ円板導体12Tをかしめ、あるいは半田付けを施すことにより、その貫通孔12Thを同軸ケーブル13の中心導体の先端部に固定する。
本実施形態では、点X0(P0)、X1(P1)の位置は、同軸ケーブル13の諸元(絶縁体の比誘電率、中心導体の寸法・形状等)と、円筒状導体11T、11Bの断面や中空部の形状およびサイズとで定まる下記の移相量ΦT 、ΦB の差の絶対値がπラジアンとなる値に予め設定される。なお、このような設定は、例えば、電磁界シミュレータ等の利用により実現性が確認された後に、設計的パラメータの微調整が図られることによって行われてもよい。
本実施形態に係るダイポールアンテナの主ローブは、円筒状導体11T、11Bからそれぞれ個々の方向に放射される電磁界のベクトル和として形成される。したがって、このような主ローブの方向は、アンテナ素子である円筒状導体11T、11Bの長さLT 、LB に差(=|α|)があると、水平方向に対して偏る。また、このような差は、一般に、垂直方向における放射角の最大値を決定する主要なファクターとなる。
本実施形態に係るダイポールアンテナでは、上記主ローブの垂直方向における幅は、アンテナ素子である円筒状導体11T、11Bの垂直方向における距離(既述の開口AT と開口AB との距離d)が広いほど狭くなる。
本実施形態では、同軸ケーブル13の外部導体は、既述の貫通孔12Bh-2の内壁において円板導体12B-2に接続され、その円板導体12B-2の外側壁に接続される。このような円板導体12B-2の外側壁に接続された円筒状導体11Bの内壁は、既述の通りに約半波長(=(((λ/2)+α)/2))隔たったその円筒状導体11Bの開口(既述の開口AB と対向する。)縁部で解放される。
(2) 距離d
(3) 円板導体12T、12Bの厚み(≒t)
(4) 同軸ケーブル13の中心導体の太さ、絶縁体の比誘電率、形状、寸法
(1) 点X1に対応する円筒状導体11Bの内部に、同軸ケーブル13に代えて配置される。
(3) 外部と連係することなく単独で作動し、無線伝送路、光伝送路の何れかを介して外部と連係する。
(5) このようなダイポールアンテナに対する給電は、上記無線装置に直結され、かつ既述の加工によって露出した同軸ケーブル13の中心導体および外部導体をそれぞれ代替する線路および端子が源となる平衡給電または不平衡給電として行われる。
(1) 3層基板の内層(第2層)に形成された以下のプリント回路
(1-2) そのプリント回路Ccが有する2つの側端の双方に個別に平行に形成され、同軸ケーブル13の外部導体に相当する板状のプリント回路Ce-1、Ce-2
図4は、本発明の第二の実施形態を示す図である。
本実施形態は、既述の第一の実施形態に係るダイポールアンテナ21に併せて、そのダイポールアンテナ21のアンテナ素子である円筒状導体11T、11Bの側面に平行なパラボロイド等の導体板である反射器22が備えられることによって、構成される。さらに、その反射器22は、円筒状導体11T、11Bに対して約(λ/4)隔たった位置に配置され、かつ支持される。なお、反射器22の反射面の位置、形状および寸法については、所望のビーム形成が実現されるならば、如何なるものであってもよい。
図7は、本発明の第三の実施形態を示す図である。
図において、図4に示すものと機能が同じものについては、同じ符号を付与して示す、ここでは、その説明を省略する。
本実施形態と既述の第二の実施形態との構成の相違点は、アンテナ素子である円筒状導体11T、11Bの側部に平行に支持された棒状の導体(以下、「棒体」という。)の組み合わせからなる格子として、反射器22が構成された点にある。
したがって、本実施形態に係るアンテナを介して形成される無線伝送路では、安価にかつ安定に、しかも柔軟に所望の伝送品質や通信品質が高められる。
12T,12B 円板導体
13 同軸ケーブル
21 ダイポールアンテナ
22 反射器
31T,31B 支持部材
Claims (3)
- 半波長(λ/2)と実数α((−λ/2)<α<(λ/2))との和に長さが等しい筒体として構成された第一のアンテナ素子と、
前記半波長(λ/2)と前記実数αとの差に長さが等しい筒体として構成された第二のアンテナ素子と、
前記第一のアンテナ素子に挿嵌された第一の円板導体と、
前記第二のアンテナ素子に挿嵌された第二の円板導体と、
前記第一のアンテナ素子および前記第二のアンテナ素子に緩挿または遊挿されて、前記第一の円板導体に設けられた第一の給電点に外部導体が接続され、前記第二の円板導体に設けられた第二の給電点に中心導体が接続されて給電を行う給電線と、
を備えており、
前記第一の給電点は、前記第一のアンテナ素子の開口から長さL B (=(λ/2)/8)の位置にあり、
前記第二の給電点は、前記第二のアンテナ素子の開口から長さL T (=(λ/2)/12)の位置にあり、
前記第1の給電点から、前記第一の円板導体および前記第一のアンテナ素子の内壁を介して前記第一のアンテナ素子の前記開口に至る移相量Φ B と、前記第1の給電点から、前記第二の給電点、前記第二の円板導体および前記第二のアンテナ素子の内壁を介して前記第二のアンテナ素子の開口に至る移相量Φ T との差の絶対値がπラジアンである、
ことを特徴とする整形ビームアンテナ。 - 請求項1に記載の整形ビームアンテナにおいて、
前記第一のアンテナ素子と前記第二のアンテナ素子とは、
前記第一および前記第二のアンテナ素子により構成されたダイポールアンテナによって形成される主ローブの幅が所望の値となる距離および姿勢で配置された、
ことを特徴とする整形ビームアンテナ。 - 請求項1または請求項2に記載の整形ビームアンテナにおいて、
前記第一のアンテナ素子に挿嵌されて、前記第一のアンテナ素子の内壁とともに前記給電線に接続されたシュペルトップとして機能する第三の円板導体を有する、
ことを特徴とする整形ビームアンテナ。
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