JP6470382B1 - 周波数共用アレイアンテナ - Google Patents

周波数共用アレイアンテナ Download PDF

Info

Publication number
JP6470382B1
JP6470382B1 JP2017216604A JP2017216604A JP6470382B1 JP 6470382 B1 JP6470382 B1 JP 6470382B1 JP 2017216604 A JP2017216604 A JP 2017216604A JP 2017216604 A JP2017216604 A JP 2017216604A JP 6470382 B1 JP6470382 B1 JP 6470382B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
array
antenna element
sharing
polarization
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017216604A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019087942A (ja
Inventor
敬峰 上野
敬峰 上野
由紀 寺島
由紀 寺島
和哉 服部
和哉 服部
友則 向井
友則 向井
英二 天川
英二 天川
晃 長手
晃 長手
吉田 昌弘
昌弘 吉田
泰介 井原
泰介 井原
木村 泰子
泰子 木村
龍彦 吉原
龍彦 吉原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denki Kogyo Co Ltd
NTT Docomo Inc
Original Assignee
Denki Kogyo Co Ltd
NTT Docomo Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denki Kogyo Co Ltd, NTT Docomo Inc filed Critical Denki Kogyo Co Ltd
Priority to JP2017216604A priority Critical patent/JP6470382B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6470382B1 publication Critical patent/JP6470382B1/ja
Publication of JP2019087942A publication Critical patent/JP2019087942A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】既存構成の一部を変更しながらも既存周波数帯の電気特性を維持しつつ、新たに複数のアンテナを追加し、更に全体のサイズの増加も抑えることが可能な周波数共用アンテナを提供する。
【解決手段】周波数共用アレイアンテナA2は、第1周波数帯に共振する複数の垂直偏波用ダイポール素子対10が配列されてなる第1のサブアレイと、第1周波数帯に共振する1以上の垂直偏波用ダイポール単素子13が配列されてなる第2のサブアレイとを有する第1のアンテナ素子アレイと、第1周波数帯に共振する複数の水平偏波用ダイポール素子20が配列されてなる第2のアンテナ素子アレイと、第2周波数帯に共振する複数の偏波共用素子30が配列されてなる第3のアンテナ素子アレイと、第3周波数帯に共振する複数の偏波共用素子40が配列されてなる第4のアンテナ素子アレイとを備えている。
【選択図】図6

Description

本発明は周波数共用アレイアンテナに関する。
移動通信における通信容量の増大に対応するために、移動通信システムには複数の周波数帯が割り当てられており、今後も新たな周波数帯の追加が見込まれる。また、送信及び受信に複数のアンテナを使用して通信路容量を上げるMIMO(Multi−Input Multi−Output)通信も一般的となってきている。
移動通信用の基地局においても複数の周波数帯に対応したアンテナを設置する必要がある。しかし、設置スペースには限りがあるため、各周波数帯に対応したアンテナを1つのアンテナカバー内に配置して共用する複数周波数帯共用化は必須となってきている。例えば、周波数共用アンテナの一例は特許文献1に記載されている。また、MIMO通信を行うためには、ある周波数帯に対応した複数のアンテナを備えることが求められる。MIMO通信の一例は非特許文献1に記載されている。設置スペースの観点から、やはり、複数のアンテナを1つのアンテナカバー内に配置することが望ましい。
特開2008−153967号公報
社団法人電子情報通信学会編、「アンテナ工学ハンドブック」、第2版、株式会社オーム社、2008年7月25日、p.521
本発明は、既存構成の一部を変更しながらも既存周波数帯の電気特性を維持しつつ、新たに複数のアンテナを追加し、更に全体のサイズの増加も抑えることが可能な周波数共用アンテナを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明に係る周波数共用アレイアンテナは、第1のアンテナ素子アレイと第2のアンテナ素子アレイと第3のアンテナ素子アレイと第4のアンテナ素子アレイとを備えている。第1のアンテナ素子アレイは、第1の周波数帯に共振する複数の垂直偏波用ダイポール素子が垂直方向に配列されてなる。第1のアンテナ素子アレイは、第1のサブアレイと第2のサブアレイとを有する。第1のサブアレイは、水平方向に間隔を置いて配置された2つの垂直偏波用ダイポール単素子からなる複数の垂直偏波用ダイポール素子対が垂直方向に配列されてなる。第2のサブアレイは、前記第1のサブアレイと垂直方向に隣接し、少なくとも1つの垂直偏波用ダイポール単素子が垂直方向に配列されてなる。第2のアンテナ素子アレイは、前記第1の周波数帯に共振する複数の水平偏波用ダイポール素子が、前記第1のアンテナ素子アレイの近傍に、かつ前記第1のアンテナ素子アレイと重ならない形態で、垂直方向に配列されてなる。第3のアンテナ素子アレイは、第2の周波数帯に共振し、2つの異なる偏波を共用した複数の偏波共用素子が、前記第1のサブアレイの近傍に、かつ前記第1のサブアレイ及び前記第2のアンテナ素子アレイと重ならない形態で、垂直方向に配列されてなる。第4のアンテナ素子アレイは、第3の周波数帯に共振し、2つの異なる偏波を共用した複数の偏波共用素子が、前記第2のサブアレイの近傍に、かつ前記第2のサブアレイ及び前記第2のアンテナ素子アレイと重ならない形態で、垂直方向に配列されてなる。
本発明によれば、既存構成の一部を変更しながらも既存周波数帯の電気特性を維持しつつ、新たに複数のアンテナを追加し、更に全体のサイズの増加も抑えることが可能な周波数共用アンテナを提供することができる。
第1の実施形態に係る周波数共用アレイアンテナを示す斜視図である。 第1の実施形態に係る周波数共用アレイアンテナを示す側面図である。 第1の実施形態に係る周波数共用アレイアンテナを示す正面図である。 0.8GHz帯についての水平面内指向性を示す説明図である。 2GHz帯についての水平面内指向性を示す説明図である。 第2の実施形態に係る周波数共用アレイアンテナを示す斜視図である。 第2の実施形態に係る周波数共用アレイアンテナを示す側面図である。 第2の実施形態に係る周波数共用アレイアンテナを示す正面図である。 第2の実施形態に係る周波数共用アレイアンテナを示す底面図である。 0.8GHz帯についての水平面内指向性を示す説明図である。 3.5GHz帯についての水平面内指向性を示す説明図である。 第1の比較例に係る周波数共用アレイアンテナを示す斜視図である。 第1の比較例に係る周波数共用アレイアンテナを示す側面図である。 第1の比較例に係る周波数共用アレイアンテナを示す正面図である。 3.5GHz帯についての水平面内指向性を示す説明図である。 第2の比較例に係る周波数共用アレイアンテナを示す斜視図である。 第2の比較例に係る周波数共用アレイアンテナを示す側面図である。 3.5GHz帯についての水平面内指向性を示す説明図である。 第3の実施形態に係る周波数共用アレイアンテナを示す斜視図である。 第3の実施形態に係る周波数共用アレイアンテナを示す側面図である。 第3の実施形態に係る周波数共用アレイアンテナを示す底面図である。 第4の実施形態に係る周波数共用アレイアンテナを示す斜視図である。 第4の実施形態に係る周波数共用アレイアンテナを示す側面図である。 第4の実施形態に係る周波数共用アレイアンテナを示す正面図である。 0.8GHz帯についての水平面内指向性を示す説明図である。 2GHz帯についての水平面内指向性を示す説明図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。ただし、本発明は、以下の実施形態によって限定されるものではない。なお、図面において、x軸はアンテナの左右方向に延び、右方向を正の方向とする。y軸はアンテナの前後方向に延び、前方を正の方向とする。z軸は垂直方向に延び、上方を正の方向とする。
[第1の実施形態]
図1〜図3に、本実施形態に係る周波数共用アレイアンテナA1を示す。この周波数共用アレイアンテナA1は、第1のアンテナ素子アレイと、第2のアンテナ素子アレイと、第3のアンテナ素子アレイとを備えている。
第1のアンテナ素子アレイは、第1の周波数帯に共振する複数の垂直偏波用ダイポール素子対10が垂直方向に配列されてなる。垂直偏波用ダイポール素子対10は、水平方向に間隔Sを置いて垂直に配置された2つの垂直偏波用ダイポール単素子11及び12からなる。垂直方向に隣接する2つの垂直偏波用ダイポール素子対10において、中心間の間隔はDである。
第2のアンテナ素子アレイは、第1の周波数帯に共振し、水平に配置された複数の水平偏波用ダイポール素子20が垂直方向に配列されてなる。この第2のアンテナ素子アレイは、第1のアンテナ素子アレイの近傍に、かつ第1のアンテナ素子アレイと重ならない形態で設けられている。ここでいう「重ならない」とは、第1のアンテナ素子アレイを構成するアンテナ素子と、第2のアンテナ素子アレイを構成するアンテナ素子とが、xz平面上に投影した図において交差しないという意味である。以下においてもこれと同様の意味で、「重なる」、「重ならない」という用語を用いる。垂直方向に隣接する2つの水平偏波用ダイポール素子20の間隔はDである。
第3のアンテナ素子アレイは、第2の周波数帯に共振する複数の垂直水平偏波共用ダイポール素子30が垂直方向に配列されてなる。この第3のアンテナ素子アレイは、上記第1及び第2のアンテナ素子アレイの近傍に、かつ上記第1及び第2のアンテナ素子アレイと重ならない形態で設けられている。垂直水平偏波共用ダイポール素子30は、水平に配置された水平偏波用ダイポール素子31と垂直に配置された垂直偏波用ダイポール素子32とを備えている。水平偏波用ダイポール素子31と垂直偏波用ダイポール素子32とは、互いに交差するように設けられている。垂直方向に隣接する2つの垂直水平偏波共用ダイポール素子30において、中心間の間隔はDである。
周波数共用アレイアンテナA1はさらに、第1〜第3のアンテナ素子アレイの背面に配置された第1の反射板R1と、第1〜第3のアンテナ素子アレイ及び第1の反射板R1を収容した略円筒状のカバーCを備えている。第1の反射板R1の左右方向両端部はアンテナ正面側に折り曲げられ、垂直方向に第1の反射板R1を見たときに全体として略コ字状に形成されている。
一例として、第1の周波数帯を0.7/0.8GHz帯とし、第2の周波数帯を1.5/1.7/2GHz帯とする。そして、第1の周波数帯の中心周波数における波長をλとし、第2の周波数帯における中心周波数の波長をλとする。
第1のアンテナ素子アレイにおいて、垂直偏波用ダイポール単素子11及び12の長さWが約0.45λであり、第1の反射板R1からの距離Hが約0.15λである。また、上記間隔Sが約0.32λであり、上記間隔Dが約0.67λである。
第2のアンテナ素子アレイにおいて、水平偏波用ダイポール素子20の長さWが約0.45λであり、第1の反射板R1からの距離Hが約0.18λである。また、上記間隔Dが約0.67λである。
第3のアンテナ素子アレイにおいて、水平偏波用ダイポール素子31及び垂直偏波用ダイポール素子32の長さWが約0.41λであり、第1の反射板R1からの距離Hが約0.24λである。また、上記間隔Dが約0.75λである。
第1の反射板R1の幅WR1が約0.5λである。第1の反射板R1とカバーCとの距離Hが約0.27λである。
以上のような周波数共用アレイアンテナA1において、図4(a)及び(b)にそれぞれ、0.8GHz帯における垂直偏波及び水平偏波の水平面内指向性を示す。また、図5(a)及び(b)にそれぞれ、2GHz帯における垂直偏波及び水平偏波の水平面内指向性を示す。周波数共用アレイアンテナA1によれば、両周波数帯のいずれにおいても、歪みがなく、十分なビーム幅の水平面内指向性が得られる。
[第2の実施形態]
図6〜図9に、本実施形態に係る周波数共用アンテナA2を示す。この周波数共用アレイアンテナA2は、第1のアンテナ素子アレイと、第2のアンテナ素子アレイと、第3のアンテナ素子アレイと、第4のアンテナ素子アレイとを備えている。
第1のアンテナ素子アレイは、第1の周波数帯に共振する複数の垂直偏波用ダイポール素子が垂直方向に配列されてなり、第1のサブアレイと第2のサブアレイとを有する。第1のサブアレイは、複数の垂直偏波用ダイポール素子対10が垂直方向に配列されてなる。垂直偏波用ダイポール素子対10は、水平方向に間隔Sを置いて垂直に配置された2つの垂直偏波用ダイポール単素子11及び12からなる。
第2のサブアレイは、第1のサブアレイと垂直方向に隣接し、少なくとも1つ(本例では2つ)の垂直偏波用ダイポール単素子13が垂直方向に配列されてなる。垂直偏波用ダイポール単素子13は、垂直偏波用ダイポール単素子11及び12から等距離にあって垂直方向に延びる仮想線上に配置されている。
垂直方向に隣接する2つの垂直偏波用ダイポール素子対10において、中心間の間隔はDである。また、垂直方向に隣接する、第1のサブアレイ内の垂直偏波用ダイポール素子対10と、第2のサブアレイ内の垂直偏波用ダイポール単素子13とにおいて、両中心間の垂直方向の間隔もDである。さらに、垂直方向に隣接する2つの垂直偏波用ダイポール単素子13において、中心間の間隔もDである。
第2のアンテナ素子アレイの詳細については、周波数共用アンテナA1の場合と同様であるため省略する。
第3のアンテナ素子アレイは、上記第1のサブアレイの近傍に設けられている。その他の点は、周波数共用アンテナA1の場合と同様であるため省略する。
第4のアンテナ素子アレイは、水平方向に隣接する第3のサブアレイSA3(左右方向の左側に位置)及び第4のサブアレイSA4(左右方向の右側に位置)を有する。両サブアレイは、第3の周波数帯に共振し、2つの異なる偏波を共用した複数の偏波共用素子40が垂直方向に配列されてなる。また、両サブアレイは、上記第2のサブアレイの近傍に、かつ上記第2のサブアレイ及び第2のアンテナ素子アレイと重ならない形態で設けられている。第3のサブアレイSA3と第4のサブアレイSA4との水平方向の間隔はSである。両サブアレイは、前記仮想線上との距離が等しくなるように位置している。
偏波共用素子40は、+45°偏波用ダイポール素子41と−45°偏波用ダイポール素子42とを備えている。+45°偏波用ダイポール素子41と−45°偏波用ダイポール素子42とは、互いに交差するように設けられている。垂直方向に隣接する2つの偏波共用素子40において、中心間の間隔はDである。第3のサブアレイSA3及び第4のサブアレイSA4を異なるアンテナ系統とすることにより、第3の周波数帯に関して同一の特性を備えた2系統のアンテナが構成される。給電は系統別に行うことができる。
周波数共用アンテナA2はさらに、第1〜第4のアンテナ素子アレイの背面に設けられた第1の反射板R1と、第1の反射板R1の正面かつ第3のサブアレイSA3及び第4のサブアレイSA4の各々の背面に設けられた第2の反射板R2を備えている。第2の反射板R2の左右方向両端部はアンテナ正面側に折り曲げられ、垂直方向に第2の反射板R2を見たときに全体として略コ字状に形成されている。第1の反射板R1と第2の反射板R2との間にはスペーサ(不図示)が設けられている。
一例として、第3の周波数帯を3.5GHz帯とし、第3の周波数帯における中心周波数の波長をλとする。第1の周波数帯及び第2の周波数帯については、上記と同様とする。
第4のアンテナ素子アレイにおいて、+45°偏波用ダイポール素子41と−45°偏波用ダイポール素子42の長さWが約0.46λであり、第2の反射板R2からの距離Hが約0.21λである。また、上記間隔Sが約1.2λであり、上記間隔Dが約0.55λである。
また、第2の反射板R2の幅WR2が約0.8λである。第1の反射板R1とカバーCとの距離Hが約1.2λであり、第1の反射板R1と第2の反射板R2との距離Hが約0.06λである。なお、これまでに述べたアンテナの寸法及び間隔を表す数値は一例にすぎず、別の数値に設定することも可能である。
以上のような周波数共用アレイアンテナA2において、図10(a)及び(b)にそれぞれ、0.8GHz帯における垂直偏波及び水平偏波の水平面内指向性を示す。また、図11(a)及び(b)にそれぞれ、3.5GHz帯における左側系統(第3のサブアレイSA3)の+45°偏波及び−45°偏波の水平面内指向性を示す。さらに、図11(c)及び(d)にそれぞれ、3.5GHz帯における右側系統(第4のサブアレイSA4)の+45°偏波及び−45°偏波の水平面内指向性を示す。
図4と図10の対比から、周波数共用アンテナA2によれば、0.8GHz帯の水平面内指向性に関して周波数共用アンテナA1とほぼ同等の特性が得られている。第2周波数帯で共振する第3のアンテナ素子アレイは、周波数共用アレイアンテナA1及びA2を通じて構成に相違がない。そのため、水平面指向性については図5と同等の特性が得られることは明らかである。図11より、3.5GHz帯の水平面内指向性は左右の系統でほぼ同一の特性が得られている。
周波数共用アレイアンテナA2によれば、第1及び第2の周波数帯のアンテナ素子との干渉を抑え、かつ電圧定在波比(VSWR)、指向性といった電気特性の劣化の可能性も低減しつつ、新たな第3の周波数帯に対応した、同一の特性を有する2系統のアンテナを配置することができる。
また、新たな周波数帯を追加する場合、その周波数帯に対応したアンテナ素子を既存の周波数帯に対応したアンテナ素子と垂直方向に隣接させて設けることができる。しかし、その場合、アンテナ全体の垂直方向のサイズが大きくなってしまう。これに対し、周波数共用アンテナA2は、周波数共用アンテナA1とほぼ同等の寸法である。つまり、アンテナ全体のサイズの増加を抑えつつ、新たな周波数帯にも対応することができる。
また、周波数共用アレイアンテナA2によれば、第1〜第3の周波数帯のいずれにおいても、歪みがなく、十分なビーム幅の水平面内指向性が得られる。
[第1の比較例]
図12〜図14に、本例に係る周波数共用アレイアンテナCP1を示す。この周波数共用アレイアンテナCP1は、周波数共用アレイアンテナA2における第2のサブアレイ内の垂直偏波用ダイポール単素子13を、垂直偏波用ダイポール素子対10に置き換えたものである。第3のサブアレイSA3及び第4のサブアレイSA4の正面にそれぞれ、垂直偏波用ダイポール素子対10を構成する2つの垂直偏波用ダイポール単素子11及び12が重なるように位置している。その他の構成は周波数共用アレイアンテナA2と同じであるため、説明を省略する。
以上のような周波数共用アレイアンテナCP1において、図15(a)及び(b)にそれぞれ、3.5GHz帯における左側系統(第3のサブアレイSA3)の+45°偏波及び−45°偏波の水平面内指向性を示す。さらに、同図(c)及び(d)にそれぞれ、3.5GHz帯における右側系統(第4のサブアレイSA4)の+45°偏波及び−45°偏波の水平面内指向性を示す。
図11との対比からも明らかなように、図15に示す水平面内指向性には歪みが生じている。これは、第4のアンテナ素子アレイの正面に第1のアンテナ素子アレイが重なって位置していることが要因である。第1のアンテナ素子アレイにおける垂直偏波ダイポール単素子の長さWは、波長λに換算すると約2.0λであり、波長λに比べて明らかに長い。つまり、第3周波数帯において第1のアンテナ素子アレイ内の垂直偏波ダイポール単素子が反射器として動作することになり、第4のアンテナ素子アレイによる電波の放射が乱れる。
これに対し、周波数共用アレイアンテナA2においては、第4のアンテナ素子アレイが第1のアンテナ素子アレイと重ならないように位置している。そのため、周波数共用アンテナに追加された第3周波数帯の指向性にも歪みが生じないという効果が得られる。
[第2の比較例]
図16及び図17に、本例に係る周波数共用アレイアンテナCP2を示す。この周波数共用アレイアンテナCP2は、周波数共用アレイアンテナA2とは異なり、第2の反射板R2を備えていない。その他の構成については、周波数共用アレイアンテナA2と同じであるため、説明を省略する。
周波数共用アレイアンテナCP2において、図18(a)及び(b)にそれぞれ、3.5GHz帯における左側系統(第3のサブアレイSA3)の+45°偏波及び−45°偏波の水平面内指向性を示す。さらに、同図(c)及び(d)にそれぞれ、3.5GHz帯における右側系統(第4のサブアレイSA4)の+45°偏波及び−45°偏波の水平面内指向性を示す。
同図に示すように、水平面内指向性に左右非対称の歪みが生じている。これは、図11に示した周波数共用アンテナA2の指向性との比較からも明らかである。この要因として、周波数共用アレイアンテナCP2には第2の反射板R2が設置されていないことにより、第4のアンテナ素子アレイは第1の反射板R1の影響を受けることが挙げられる。
第4のアンテナ素子アレイの両系統について、左右方向の位置は、それぞれ第1の反射板R1の左右方向中心から0.5Sだけずれている。このずれが、水平面内指向性が対称とならない要因である。
また、第1の反射板R1の幅WR1は、第1及び第2の周波数帯を所望の水平面内指向性にするために設定した値であるため、第3の周波数帯に対しては必ずしも最良とは言えない。特に、第3の周波数帯が上述したように3.5GHz帯である場合、その波長λに対して第1の反射板R1の幅WR1が2.2λと広いため、水平面内指向性のビーム幅が狭くなる要因となる。
これに対し、周波数共用アンテナA2においては、第4のアンテナ素子アレイの左右両系統に、それぞれ第2の反射板R2が設けられている。そのため、水平面内指向性が対称かつ所望のビーム幅(本例では約65°)が得られる(図11)。
[第3の実施形態]
図19〜図21に、本実施形態に係る周波数共用アンテナA3を示す。この周波数共用アレイアンテナA3は、周波数共用アンテナA2の第2の反射板R2に代えて、仕切板PLを備えている。この仕切板PLは、第1の反射板R1に接続され、略正面に向かって延びているとともに、第3のサブアレイSA3及び第4のサブアレイSA4それぞれの左右すなわち水平方向両側に設けられている。その他の構成については、周波数共用アンテナA2と同じであるため、説明を省略する。
仕切板PLは、第2の反射板R2と等価な作用を有する。よって、周波数共用アンテナA3においても、周波数共用アンテナA2と同等の特性を得ることができる。
[第4の実施形態]
図22〜図24に、本実施形態に係る周波数共用アンテナA4を示す。この周波数共用アレイアンテナA4においては、上記第3のアンテナ素子アレイが、水平方向に間隔Sを置いて隣接する2つのサブアレイを有する。各サブアレイは、第2の周波数帯に共振する複数の垂直水平偏波共用ダイポール素子30が垂直方向に配列されてなる。両サブアレイは、前記仮想線との距離が等しくなるように位置している。2つのサブアレイを設ける目的は、第3のアンテナ素子アレイによる水平面内指向性を狭くすることにある。
第3のアンテナ素子アレイに含まれるアンテナ素子数が周波数共用アンテナA2に比べて増えたことに伴い、第1の反射板R1をより後方に設けつつ、第4のアンテナ素子アレイとカバーCの距離を周波数共用アンテナA2のそれと一致させたい場合がある。そのため、第1の反射板R1において、第3のアンテナ素子アレイに対応した領域と第4のアンテナ素子アレイに対応した領域との間に、段差HR1を有する段差部STが設けられている。
周波数共用アンテナA4におけるその他の構成については、周波数共用アンテナA2と同じであるため、説明を省略する。
一例として、上記間隔Sが0.54λである。第1の反射板R1において、第3のアンテナ素子アレイに対応した領域R1a(段差部STよりも上方の領域)と、カバーCとの距離Hが約1.3λである。段差HR1が約0.12λである。第1の反射板R1において、第4のアンテナ素子アレイに対応した領域R1b(段差部STよりも下方の領域)と、第2の反射板R2との距離HR2が約0.06λである。
以上のような周波数共用アンテナA4において、図25(a)及び(b)に、0.8GHz帯における垂直偏波及び水平偏波の水平面内指向性を示す。同図より、ビーム幅は、周波数共用アンテナA2の場合(図10)と同様に約80°である。
図26(a)及び(b)に、2GHz帯における垂直偏波及び水平偏波の水平面内指向性を示す。ビーム幅は約45°であり、周波数共用アンテナA1及びA2の場合(図5)に比べて狭い特性が得られている。
なお、第3の周波数帯については、周波数共用アンテナA2と構成が変わらないため、同一の特性が得られることは明らかである。すなわち、周波数共用アンテナA4によれば、第2の周波数帯に対応した第3のアンテナ素子アレイの構成に関わらず、第3の周波数帯の特性を維持することができる。
[その他]
本発明の特定の実施形態について説明したが、本発明はこのような実施形態に限定されず、本発明の技術的思想に基づく種々の変更は本発明の概念に含まれる。
例えば、上記実施形態では、第3のアンテナ素子アレイ及び第4のアンテナ素子アレイにダイポールアンテナ素子を使用しているが、パッチアンテナ素子等の他のアンテナ素子を使用することもできる。
また、第3のアンテナ素子アレイとして、垂直水平偏波共用アンテナ素子に限らず、±45°偏波共用アンテナ素子を使用することができる。さらに、第4のアンテナ素子アレイとして、±45°偏波共用アンテナ素子に限らず、垂直水平偏波共用アンテナ素子を使用することができる。
上記各アンテナ素子アレイを構成するアンテナ素子の前方に、指向性、電圧定在波比(VSWR)を調整するための無給電素子を設けてもよい。
第1及び第2の反射板の左右方向両端部は、前方にコの字状に折り曲げられた形状に限られず、所望の特性を得るために折り曲げる向きや角度を自由に変更することができる。これと同様に、仕切板についても、第1の反射板との取付け角度を自由に変更することができる。
第4のアンテナ素子アレイを2系統ではなく1系統とすることも可能である。
0.7GHz帯及び0.8GHz帯のいずれか一方の周波数帯を第1の周波数帯とすることもできる。また、1.5GHz帯、1.7GHz帯及び2GHz帯のうち、いずれか1つの周波数帯又は任意の2つの周波数帯を第2の周波数帯とすることもできる。周波数の具体的な数値は一例に過ぎないものである。
10 垂直偏波用ダイポール素子対
11,12 垂直偏波用ダイポール単素子
13 垂直偏波用ダイポール単素子

20 水平偏波用ダイポール素子

30 垂直水平偏波共用ダイポール素子
31 水平偏波用ダイポール素子
32 垂直偏波用ダイポール素子

40 偏波共用素子
41 +45°偏波用ダイポール素子
42 −45°偏波用ダイポール素子

R1 第1の反射板
R2 第2の反射板
PL 仕切板
ST 段差部

Claims (10)

  1. 第1の周波数帯に共振する複数の垂直偏波用ダイポール素子が垂直方向に配列されてなる第1のアンテナ素子アレイであって、水平方向に間隔を置いて配置された2つの垂直偏波用ダイポール単素子からなる複数の垂直偏波用ダイポール素子対が垂直方向に配列されてなる第1のサブアレイと、前記第1のサブアレイと垂直方向に隣接し、少なくとも1つの垂直偏波用ダイポール単素子が垂直方向に配列されてなる第2のサブアレイとを有する第1のアンテナ素子アレイと、
    前記第1の周波数帯に共振する複数の水平偏波用ダイポール素子が、前記第1のアンテナ素子アレイの近傍に、かつ前記第1のアンテナ素子アレイと重ならない形態で、垂直方向に配列されてなる第2のアンテナ素子アレイと、
    第2の周波数帯に共振し、2つの異なる偏波を共用した複数の偏波共用素子が、前記第1のサブアレイの近傍に、かつ前記第1のサブアレイ及び前記第2のアンテナ素子アレイと重ならない形態で、垂直方向に配列されてなる第3のアンテナ素子アレイと、
    第3の周波数帯に共振し、2つの異なる偏波を共用した複数の偏波共用素子が、前記第2のサブアレイの近傍に、かつ前記第2のサブアレイ及び前記第2のアンテナ素子アレイと重ならない形態で、垂直方向に配列されてなる第4のアンテナ素子アレイと
    を備えた周波数共用アレイアンテナ。
  2. 前記第4のアンテナ素子アレイは、水平方向に隣接し、同一の特性を備えた2つのサブアレイを有する、請求項1に記載の周波数共用アレイアンテナ。
  3. 前記第3のアンテナ素子アレイを構成する偏波共用素子は、ダイポールアンテナ素子又はパッチアンテナ素子である、請求項1又は2に記載の周波数共用アレイアンテナ。
  4. 前記第4のアンテナ素子アレイを構成する偏波共用素子は、ダイポールアンテナ素子又はパッチアンテナ素子である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の周波数共用アレイアンテナ。
  5. 前記第3のアンテナ素子アレイを構成する偏波共用素子は、
    垂直偏波アンテナ素子と水平偏波アンテナ素子とを組み合わせた偏波共用素子と、
    +45°偏波アンテナ素子と−45°偏波素子とを組み合わせた偏波共用素子と
    のいずれかである、請求項1〜4のいずれか一項に記載の周波数共用アレイアンテナ。
  6. 前記第4のアンテナ素子アレイを構成する偏波共用素子は、
    垂直偏波アンテナ素子と水平偏波アンテナ素子とを組み合わせた偏波共用素子と、
    +45°偏波アンテナ素子と−45°偏波素子とを組み合わせた偏波共用素子と
    のいずれかである、請求項1〜5のいずれか一項に記載の周波数共用アレイアンテナ。
  7. 前記第1〜第4のアンテナ素子アレイの背面に第1の反射板をさらに備えた請求項1〜6のいずれか一項に記載の周波数共用アレイアンテナ。
  8. 前記第1の反射板の正面かつ前記第4のアンテナ素子アレイの背面に第2の反射板をさらに備えた請求項7に記載の周波数共用アレイアンテナ。
  9. 前記第4のアンテナ素子アレイの水平方向両側に、前記第1の反射板に接続され、略正面に向かって延びている仕切板をさらに備えた請求項7に記載の周波数共用アレイアンテナ。
  10. 前記第1の反射板において、前記第3のアンテナ素子アレイに対応した領域と前記第4のアンテナ素子アレイに対応した領域との間に段差部が設けられている、請求項7〜9のいずれか一項に記載の周波数共用アレイアンテナ。
JP2017216604A 2017-11-09 2017-11-09 周波数共用アレイアンテナ Active JP6470382B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017216604A JP6470382B1 (ja) 2017-11-09 2017-11-09 周波数共用アレイアンテナ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017216604A JP6470382B1 (ja) 2017-11-09 2017-11-09 周波数共用アレイアンテナ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6470382B1 true JP6470382B1 (ja) 2019-02-13
JP2019087942A JP2019087942A (ja) 2019-06-06

Family

ID=65356179

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017216604A Active JP6470382B1 (ja) 2017-11-09 2017-11-09 周波数共用アレイアンテナ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6470382B1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113540778A (zh) * 2021-07-02 2021-10-22 西南交通大学 一种超表面覆盖的垂直极化平面宽带端射天线

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20090096700A1 (en) * 2007-10-15 2009-04-16 Jaybeam Wireless Base station antenna with beam shaping structures
JP2009111662A (ja) * 2007-10-30 2009-05-21 Denki Kogyo Co Ltd 周波数共用アレイアンテナ
JP2010503356A (ja) * 2006-09-11 2010-01-28 ケーエムダブリュ・インコーポレーテッド 移動通信基地局用二重帯域二重偏波アンテナ
JP2014155226A (ja) * 2013-02-08 2014-08-25 Ace Technologies Corp 基地局通信システムに最適化されたアレイアンテナ
JP2015507869A (ja) * 2011-12-23 2015-03-12 アルカテル−ルーセント 交差偏波マルチバンド・パネル・アンテナ
JP2015050518A (ja) * 2013-08-30 2015-03-16 電気興業株式会社 アンテナ
JP2015050669A (ja) * 2013-09-02 2015-03-16 日本電業工作株式会社 アンテナ及びセクタアンテナ

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010503356A (ja) * 2006-09-11 2010-01-28 ケーエムダブリュ・インコーポレーテッド 移動通信基地局用二重帯域二重偏波アンテナ
US20090096700A1 (en) * 2007-10-15 2009-04-16 Jaybeam Wireless Base station antenna with beam shaping structures
JP2009111662A (ja) * 2007-10-30 2009-05-21 Denki Kogyo Co Ltd 周波数共用アレイアンテナ
JP2015507869A (ja) * 2011-12-23 2015-03-12 アルカテル−ルーセント 交差偏波マルチバンド・パネル・アンテナ
JP2014155226A (ja) * 2013-02-08 2014-08-25 Ace Technologies Corp 基地局通信システムに最適化されたアレイアンテナ
JP2015050518A (ja) * 2013-08-30 2015-03-16 電気興業株式会社 アンテナ
JP2015050669A (ja) * 2013-09-02 2015-03-16 日本電業工作株式会社 アンテナ及びセクタアンテナ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113540778A (zh) * 2021-07-02 2021-10-22 西南交通大学 一种超表面覆盖的垂直极化平面宽带端射天线
CN113540778B (zh) * 2021-07-02 2022-11-22 西南交通大学 一种超表面覆盖的垂直极化平面宽带端射天线

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019087942A (ja) 2019-06-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4692789B2 (ja) 金属壁付きパッチアンテナ
US10230175B2 (en) Antenna radiation element and multiband antenna
US8199063B2 (en) Dual-band dual-polarized base station antenna for mobile communication
US10033110B2 (en) Multi-band, multi-polarized wireless communication antenna
JP5351799B2 (ja) 移動通信用基地局アンテナ
JP5386721B2 (ja) 移動通信用基地局アンテナ
KR101672502B1 (ko) 이중 편파 무지향성 안테나
EP3379648B1 (en) Planar array antenna and communication device
CN111066203B (zh) 多频带天线阵列
EP3510666B1 (en) Antenna array and arrangement comprising an antenna array and a network node
KR20120086841A (ko) 격리특성이 개선된 다중밴드 다이폴 소자 배열을 갖는 기지국 안테나
JP5307651B2 (ja) アンテナ装置
CN109301459B (zh) 多频阵列天线
JP4588750B2 (ja) 周波数共用アレイアンテナ
CN112133999A (zh) 基站天线
JP6470382B1 (ja) 周波数共用アレイアンテナ
CN114520409A (zh) 具有部分共享的宽带波束成形阵列的基站天线
JP4588749B2 (ja) アレイアンテナ
JP4732321B2 (ja) アンテナ装置
US20220376407A1 (en) Base station antennas including radiating elements having outer dipole arms that conform to curved transition walls of a radome
JP2013038577A (ja) アンテナ装置
US20230006367A1 (en) BASE STATION ANTENNAS INCLUDING SLANT +/- 45º AND H/V CROSS-DIPOLE RADIATING ELEMENTS THAT OPERATE IN THE SAME FREQUENCY BAND
KR20030065609A (ko) 광대역 특성을 갖는 비대칭 평판형 다이폴 안테나 및 이를이용한 다이폴 안테나 어레이 구조
CN209766628U (zh) 基站天线
JP2014045278A (ja) 周波数共用指向性アンテナ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171109

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20171113

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181214

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181221

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190117

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6470382

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250