JP5745361B2 - 軒先ユニット及び該軒先ユニットを用いた建物の施工方法 - Google Patents
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そして、このような軒先ユニットが取り付けられる建物の施工時には、軒先周囲で行われる作業における安全性を確保するために、建物の屋根部周囲において、地面等から外部足場が設置される。しかしながら、例えば、狭小地に建物を建設する場合には、このような外部足場を設置することが困難な場合がある。
また、鼻隠し部材が従来のように一枚の板材によって構成されるのではなく、複数の板材によって構成されているため、例えば、上方板と下方板との色を異なる色、形状にすることができる。このとき、上方板は、軒先ユニット取付部材や、樋受け部材等が取着されるために、剛性の高い鋼板が用いられるが、下方板補強プレートが備えられているため、下方板を構成する板材は剛性に関する制約をあまり受けることがなく、材料選定の自由度が向上する。また、下方板は板厚を薄くすることも可能であるために加工性が向上し、その形状を複雑なものにすることができる。したがって、下方板は色や形状においても自由度が向上する。
このように、本発明の軒先ユニットは、鼻隠し部材において上方板、下方板を備えることにより、建物の外観に大きく寄与する鼻隠し部材の材料、形状や色などの自由度が向上し、意匠性を高めることができる。
さらに、下方板補強プレートが、上方板と下方板とに固定され、下方板と対向するように配設されることにより、下方板と下方板補強プレートにおいて閉断面構造となるため、鼻隠し部材の強度を向上させることができる。これにより、複数の板材を組み合わせることにより意匠性を向上させた鼻隠し部材において、高い剛性を備えることもまた可能となるため、鼻隠し部材に、大きな荷重の加わる部材(例えば、転落防止部材等)を取着することもできる。
このように、本発明の軒先ユニットにおいて、柵等の転落防止部材が着脱可能な支持部材をさらに備えていると、転落防止部材を取着することができる。その結果、狭小地等の外部足場を設置することが難しい場合であっても、軒先に転落防止部材を設置可能であるため、建物の屋根葺き作業等のように軒先よりも上方で行われる作業を安全に行うことができる。
このように、上方板と下方板とを互いに固定する固定手段(ボルト−ナット等)が軒樋と同じ高さ、または軒樋よりも上方に配設されることにより、固定手段自体や、上方板と下方板との境界部分が下方から目視されることがないため、より外観が良好となる。
このような構成とすることにより、上方板の下方は側面視で略鉤状、下方板の上方は側面視で略Z字状に形成される。そして、上方板の略鉤状部分と下方板の略Z字状の部分を組み合わせることにより、上方板化粧面部と下方板化粧面部とが段差をもって配設されるため、意匠性に優れた外観とすることができる。
本発明の軒先ユニットは、上記のように、軒天部材を備えない構成である。従来、軒天部材に換気口を備えることにより、小屋裏換気を確保する技術が知られているが、本発明の軒先ユニットは、鼻隠し部材に換気口を形成することにより、十分な小屋裏換気を確保することができる。このような構成とすることにより、軒下から換気口が視認されることなく、外観上の美観が損なわれることがない。
また、上方板には、軒先ユニット取付部材及び樋受け部材が備えられているため、下方板と比較して強度が高く、換気口を形成する部材として特に好適である。上方板に換気口を備えることにより、軒樋の設置後は換気口が軒下から視認されなくなるため、外観を損なうことがなく、特に好適である。
このように、軒先ユニットにおいて保温板を取着するための部材を備えることにより、軒先において保温板を取着する作業を容易に行うことができる。
このように、本発明の軒先ユニットを用いた建物の施工方法は、上記の軒先ユニットを用いるため、軒先の張り出しがない(または、極めて小さい)建物であっても、建物の屋内側から作業することができるため、周囲に外部足場を設置することなく、軒先周囲の作業をより安全且つ正確に行うことができる。
また、複数の軒先部材を個別に建物本体に取り付ける作業を行う必要がないため、軒先の外観が作業者の熟練度に依存することなく、常に軒先の外観を一定にすることができる。このとき、複数の部材によって構成される鼻隠し部材もユニット化されているため、鼻隠し部材の外観もまた良好にすることができる。
さらに、工期の短縮化を図ることが可能である。
このように、転落防止部材を支持部材に取着することにより、軒先よりも上方で行われる作業を安全に行うことができる。
そして、本発明の軒先ユニットは鼻隠し部材を複数の部材で形成しているため、材料選定の自由度が向上すると共に、色や形状等のデザインの自由度が向上するため、意匠性の高い軒先ユニットを提供することが可能である。
また、図6、図11及び図12は本発明の他の実施形態に係り、図6は鼻隠し部材の断面図、図11は連結部材の斜視図、図12は連結部材と、鼻隠し部材の断面図である。
図2に示すように、軒先ユニット100は、鼻隠し部材20と、軒先ユニット取付部材30と、支持部材40と、樋受け部材50とを備え、これらは工場等において予め一体的に製作される。この軒先ユニット100は建物本体1の桁行方向に沿って2以上に分割されて複数設けられている。また、軒先ユニット100は、鼻隠し部材20の下方に、建物本体1の外壁面材2と軒先ユニット100の鼻隠し部材20との間の気密を保つシール部材29を備えていても良い。
鼻隠し部材20は、建物本体1の軒先を覆う位置に配置され、複数のSUSや鉄板等からなる板材によって形成されている。
具体的には、図5に示すように、鼻隠し部材20は、上方に配設される上方板21と、上方板21に固定されてその下端部が外壁面材2に固定される下方板22と、上方板21及び下方板22に少なくとも一部が固定されると共に下方板22よりも建物本体1の屋内側に配設される下方板補強プレート23とを備えている。
この支持部材40は、軒樋70よりも上方に配置され、樋受け部材50と同様に、建物本体1の屋外方向へ突設されているとよい。支持部材40を軒樋70よりも上方に配設すると、軒下から支持部材40が極めて目視されにくくなり、支持部材40によって外観を損なうことがなく、好適である。
図5は、鼻隠し部材20の断面図である。図5に示すように、上方板21は、上記の支持部材40及び樋受け部材50等が取着される上方板化粧面部21bと、上方板化粧面部21bの上端部から建物本体1側斜め上方へ曲折して延びる上方板上面部21cと、上方板上面部21cの建物本体1側の端部から下方へ曲折して延びる上側突設部21dと、上方板化粧面部21bの下端部から建物本体1側へ曲折して延びる上方板下面部21eと、上方板下面部21eの建物本体1側の端部から上方へ曲折して延びる下側突設部21fとを有し、これらは一体的に形成されている。したがって、上方板21は、断面略コ字状に形成されている。なお、上方板化粧面部21bの下方の一部(上方板固定部21a)には、以下で詳述する下方板22の一部が重ねられ、ボルト−ナット等の固定手段28によって固定されている。
図5に示すように、下方板22は、上記の上方板21の上方板化粧面部21b(より詳細には、上方板固定部21a)に重ねられて固定される下方板固定部22aと、下方板固定部22aの下端部から建物本体1の屋内方向へ曲折して略水平に延びる下方板中間部22bと、下方板中間部22bから下方に曲折して延びる下方板化粧面部22cと、下方板化粧面部22cの下端部から建物本体1の屋内方向へ曲折して略水平に延びる下方板下面部22dと、下方板下面部22dの屋内側端部から上方へ向かって曲折して延びる下側突設部22eとを有し、これらは一体的に形成されている。したがって、下方板22は、断面が階段状に形成されている。なお、下方板22の下方板下面部22dの下方側の面には、外壁面材2との気密をとるためにシール部材29が取着されていても良い。また、下側突設部22eの作用効果は、後述する。
上記構成とすることにより、上方板化粧面部21bと下方板化粧面部22cとの間には段差が形成されるため、意匠性の高い鼻隠し部材20を形成することができる。
このように、下方板22の板厚を上方板21よりも薄くすることにより、下方板22の加工性が向上し、上記のような段差等を形成しやすくなる。また、下方板22を構成する板材は、破風板を構成する板材と同じとすると好ましい。下方板22を、破風板と同じ板材によって形成することにより、材料調達の点や、色の統一を図ることができるという点から、好適である。
さらに、上記下方板22よりも屋内側に配設される下方板補強プレート23は、下方板22を補強するために備えられるものであり、少なくともその一部がそれぞれ上方板21と下方板22とに対して固定されている。
下方板補強プレート23は、下方板22と比較して厚さが同等以上の板材によって形成されていると好ましい。一例として、下方板補強プレート23の板厚は1.2mm程度であると好ましい。
以下、図6を参照して、他の実施形態に係る鼻隠し部材120に関して説明する。なお、上記実施形態の鼻隠し部材20と同じ構成である部分は、その説明を省略する。
図6は、鼻隠し部材120の断面図である。図6に示すように、上方板121は、上記実施形態の上方板21と比較して、下側突設部21fを備えていないが、下側突設部21fの替わりに、突設片121fを備えている。この突設片121fは、断面略鉤状に形成されており、その一片が上方に突出するように、上方板下面部121eに固定されている。
さらに、図6では図示していないが、上方板121の1上方板化粧面部21bの建物本体1側の面において、上記実施形態の上方板21と同様に、防火ダンパーや、換気口経路カバーが取り付けられていても良い。
下方板122は、上記実施形態の下方板22と同様の構成である。
すなわち、下方板122は、図6に示すように、上記の上方板121の上方板化粧面部121b(より詳細には、上方板固定部121a)に重ねられて固定される下方板固定部122aと、下方板固定部122aの下端部から建物本体1の屋内方向へ曲折して略水平に延びる下方板中間部122bと、下方板中間部122bから下方に曲折して延びる下方板化粧面部122cと、下方板化粧面部122cの下端部から建物本体1の屋内方向へ曲折して略水平に延びる下方板下面部122dとを有し、下方板下面部122dの屋内側端部から上方へ向かって曲折して延びる下側突設部122eと、を有し、これらは一体的に形成されている。したがって、下方板122は、断面が階段状に形成されている。なお、下方板122の下方板下面部122dには、シール部材29が取着されていても良い。また、下側突設部122eの作用効果は、後述する。
さらに、上記下方板122よりも屋内側に配設される下方板補強プレート123は、下方板122を補強するために備えられるものであり、少なくともその一部がそれぞれ上方板121と下方板122とに対して固定されている。
本実施形態に係る軒先ユニット100は、図2に示すように、軒先ユニット取付部材30を備えており、軒先ユニット取付部材30を軒桁3に固定された腕木部材10に固定することにより、軒先ユニット100が建物本体1の軒先に取着される。
例えば、略L字状に形成された板材を組み合わせることにより軒先ユニット取付部材30を構成し、ボルト−ナット等の固定部材によって腕木部材10に固定される構成としても良い。
また、軒先ユニット100と軒桁3との相対位置や取付角度が適宜調節可能な構成としても良い。
図1及び図2に示すように、支持部材40は、鼻隠し部材20(より詳細には、上方板21)の建物本体1の屋外方向側に取り付けられる略板形状のプレート支持部41と、プレート支持部41から建物本体1の屋外方向へ突出して設けられる転落防止部材500取付用の取付部42と、を備えている。支持部材40は、転落防止部材500の一対の下端部504が挿入可能なように、鼻隠し部材20の桁行方向の端部にそれぞれ配置されている。
樋受け部材50は、鼻隠し部材20の上方板化粧面部21bの建物本体1の屋外方向側の外面に、建物本体1の桁行方向に沿って所定間隔をあけて複数取り付けられており、建物本体1の桁行方向に沿って配置される軒樋70を上方から支持するように構成されている。樋受け部材50は、鼻隠し部材20に対してビス等により固定されるプレート部51と、プレート部51から建物本体1の屋外方向に突設される突設部52と、突設部52の建物本体1の屋外方向側の先端部53と、突設部52の下端部に設けられる弾性係止部54と、を備えている。
軒樋70の樋受け部材50に対する取り付けは、先ず、軒樋70のフック部72を樋受け部材50の先端部53に嵌合させる。次に、この状態で、軒樋70の建物本体1側を上方へ移動させる。軒樋70を上方へ移動させると、弾性係止部54が軒樋70の突部73の進入により建物本体1の屋外方向へ弾性変形する。さらに、軒樋70を上方へ移動させると、弾性係止部54が軒樋70の突部73に嵌合して、その状態が保持される。このように、軒樋70は、樋受け部材50の先端部53と軒樋70のフック部72、及び樋受け部材50の弾性係止部54と軒樋70の突部73をそれぞれ嵌合させることにより、樋受け部材50に対して取り付けられる。軒樋70が樋受け部材50に対して取り付けられた状態では、支持部材40は、軒樋70によって下方から覆われる位置で、且つ軒樋70の底面部71から上方へ所定距離離間した、軒樋70の排水機能を阻害しない高さ位置に配置される。
次に、隣接する鼻隠し部材20同士を連結する鼻隠し部材20の連結部材80について図7乃至図10を参照して説明する。なお、以下、上方板21及び下方板22からなる鼻隠し部材20に対して取着される場合を説明するが、上記の鼻隠し部材120においても、以下の趣旨に沿って適用可能である。
連結部材80は、軒先ユニット100を建物本体1の桁行方向に沿って複数個連続して配設したときに、隣接する鼻隠し部材20,20の桁行方向の端部間に跨った位置に配置される。
図8に示すように、まず、連結部材80の下方を上方板21に当接させるように、また、上方は上方板21と離間するように斜めにして配置する。
止水材86としては、耐水性及び可撓性を備えた材料を用いることができ、例えば、エチレン・プロピレン・ゴム(EPT)等を用いることができる。
以下、図12を参照して、他の実施形態に係る連結部材180に関して説明する。図12は、説明のため、連結部材180と鼻隠し部材20の上方板21、下方板22を図示しており、上方板21において、防火ダンパー24、換気口経路カバー25、下方板補強プレート23が備えられていない部分(すなわち、鼻隠し部材20の桁行方向の端部)に係る断面図を示すものである。なお、上記実施形態の連結部材80と同じ構成である部分は、その説明を省略する。
その後、連結部材180の上方を上方板21側に向かって押圧し、連結部材180の上方を上方板21に嵌合させることにより、隣り合う軒先ユニット100,100の鼻隠し部材20,20を連結することができる。
次に、本発明の軒先ユニット100を用いた建物の施工方法について図1、図2及び図13を参照して説明する。
図13に示すように、本実施形態に係る軒先ユニット100を用いた建物の施工方法は、建物躯体構築工程S1と、軒先ユニット仮固定工程S2と、軒先ユニット本固定工程S4と、を備えている。また、上記工程に加えて、さらに、軒先ユニット調整工程S3と、転落防止部材取付工程S5と、転落防止部材取外工程S6と、を備えていてもよい。
鼻隠し部材20、軒先ユニット取付部材30、支持部材40、及び樋受け部材50が、予め一体化された複数の軒先ユニット100を、建物本体1の屋外側で吊り上げて(または、屋内側から屋外側へ軒先ユニット100を吊り下げるように運搬して)、軒先ユニット100に設けられる軒先ユニット取付部材30を、建物本体1の屋内または屋外方向から腕木部材10に当接させる。
そして、軒先ユニット取付部材30を腕木部材10に当接させた後、ボルト等の締結手段を上方から軒先ユニット取付部材30と腕木部材10とに挿通させた状態とし、ナット等の締結手段を仮締めすることにより、軒桁3に対して仮固定される。この構成により、軒先ユニット100の落下が防止される。
また、この軒先ユニット調整工程S3で行われる作業は、全て建物本体1の屋内側から行われる。
なお、本実施形態では、上記の締結手段を本締めした後に、隣接する鼻隠し部材20の桁行方向の端部間に建物本体1の屋内側から、上記の連結部材80が装着される。
図1及び図2に示すように、転落防止部材取付工程S5では、各軒先ユニット100に設けられる支持部材40の取付部42に対して上方から転落防止部材500の取り付けを行う。
転落防止部材取外工程S6は、転落防止部材取付工程S5において転落防止部材500を軒先ユニット100に取り付けた後、さらに、屋根パネル4の取付作業や屋根上でのアンテナ設置作業等の屋根上での作業が行われ、全て完了した後に行われる。転落防止部材取外工程S6では、建物本体1の屋外側から転落防止部材500を軒先ユニット100から取り外す作業を行う。
2 外壁面材
3 軒桁(建物躯体)
4 屋根パネル
4a 垂木
4b 野地材
4c 屋根葺き材
4d 先端部
5 小屋梁
10 腕木部材(建物側取付部材)
20,120,20’ 鼻隠し部材
21,121 上方板
21a,121a 上方板固定部
21b,121b 上方板化粧面部
21c,121c 上方板上面部
21d,121d 上側突設部
21e,121e 上方板下面部
21f 下側突設部
121f 突設片
21g,121g 換気口
21h,121h リブ
21j 係止片
22,122 下方板
22a,122a 下方板固定部
22b,122b 下方板中間部
22c,122c 下方板化粧面部
22d,122d 下方板下面部
22e,122e 下側突設部
23,123 下方板補強プレート
23a,123a 補強プレート固定部
23b,123b 補強プレート中間部
23c,123c 補強プレート下面部
123d 補強プレート折曲部
24 防火ダンパー
25 換気口経路カバー
26,126 保温板固定部材
27,127 保温板
28,128 固定手段
29 シール部材
30 軒先ユニット取付部材
40,40’ 支持部材
41 プレート支持部
42 取付部
50 樋受け部材
51 プレート部
52 突設部
53 先端部
54 弾性係止部
60 水切材
70 軒樋
71 底面部
72 フック部
73 突部
80,180 連結部材
81 連結面部
181 第1の連結面部
82,182 連結部材上面部
83,183 連結部材突設部
84,184 押圧部
85,185 側面部
185a 第1の側面部
185b 第2の側面部
86,186 止水材
187 連結部材中間部
188 第2の連結面部
189 連結部材下面部
100,100’ 軒先ユニット
500,500’ 転落防止部材
501 水平部
502 鉛直部
503 中桟部
504 下端部
S1 建物躯体構築工程
S2 軒先ユニット仮固定工程
S3 軒先ユニット調整工程
S4 軒先ユニット本固定工程
S5 転落防止部材取付工程
S6 転落防止部材取外工程
R 軒天部材
Claims (8)
- 建物本体の軒先に取り付けられ、軒樋を取着可能な軒先ユニットであって、
前記軒先を覆うように配設される鼻隠し部材と、
該鼻隠し部材の前記建物本体側の内面に設けられ、前記軒先ユニットを建物躯体に固定するための軒先ユニット取付部材と、
前記鼻隠し部材から前記建物本体の屋外方向へ突設され、前記軒樋を支持する樋受け部材と、を備え、
前記鼻隠し部材は、
上方に配設されて前記軒先ユニット取付部材及び前記樋受け部材が取着される上方板と、
該上方板及び外壁面材に固定される下方板と、
前記上方板及び前記下方板に固定され、前記下方板よりも前記建物本体の屋内側に対向して配設される下方板補強プレートと、を備えてなることを特徴とする軒先ユニット。 - 前記鼻隠し部材の外面から前記建物本体の屋外方向へ突設されると共に前記軒樋の上方に配置され、転落防止部材を上方から着脱可能なように、前記転落防止部材を下方から支持する支持部材をさらに備え、
該支持部材は、前記鼻隠し部材に取り付けられてなることを特徴とする請求項1に記載の軒先ユニット。 - 前記上方板と前記下方板とを互いに固定する固定手段は、前記軒樋が配設される高さと略同じ高さ、または該高さよりも上方に配設されてなることを特徴とする請求項1または2に記載の軒先ユニット。
- 前記上方板は、
前記樋受け部材が取着される上方板化粧面部と、
該上方板化粧面部の下方端部から前記建物本体の屋内方向へ延設された上方板下面部と、を有し、
前記下方板は、
前記上方板化粧面部と重ねられる下方板固定部と、
該下方板固定部の下方端部から前記建物本体の屋内方向へ延設された下方板中間部と、
該下方板中間部から下方に延設された下方板化粧面部と、を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の軒先ユニット。 - 前記上方板には、複数の換気口が形成されてなることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の軒先ユニット。
- 前記上方板の前記建物本体の屋内側に、保温板を取着するための保温板固定部材をさらに備えてなることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の軒先ユニット。
- 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の軒先ユニットを用いた建物の施工方法であって、
前記建物本体の前記建物躯体を構築する建物躯体構築工程と、
前記建物躯体構築工程の後に、前記軒先ユニット取付部材を、前記建物躯体から前記建物本体の屋外方向へ突設された建物側取付部材に仮固定する軒先ユニット仮固定工程と、
前記軒先ユニット仮固定工程の後に、前記軒先ユニットを前記建物本体の屋内側から前記建物側取付部材に本固定する軒先ユニット本固定工程と、を備えたことを特徴とする軒先ユニットを用いた建物の施工方法。 - 前記建物躯体構築工程の後に、転落防止部材を支持部材に取り付ける転落防止部材取付工程を備えることを特徴とする請求項7に記載の軒先ユニットを用いた建物の施工方法。
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