JP5745037B2 - 光学調整フィルム及びそれを用いた透明導電性フィルム - Google Patents

光学調整フィルム及びそれを用いた透明導電性フィルム Download PDF

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Description

本発明は、光学調整フィルム及びそれを用いた透明導電性フィルムに係り、特に、タッチパネル用透明導電性フィルムを作製する際に有利に用いられる光学調整フィルム、及び、それを用いてなる透明導電性フィルムに関するものである。
近年、液晶パネル等の表示装置の表面にタブレット型の位置入力装置が配置され、液晶パネルにおける画像表示領域に表示された指示画像を参照しながら、この指示画像が表示されている箇所を指などで触れることにより、指示画像に対応する情報の入力が行える機器が増えてきている。このような、表示装置(液晶パネル等)と位置入力装置とを組み合わせた電子部品は、タッチパネルと称されて、携帯電話、カーナビゲーション、パーソナルコンピュータ、各種券売機や銀行の端末等において幅広く採用されている。
そして、タッチパネルの位置入力装置においては、一般に、表面に入力された位置を効率的に検出するために、所定のパターン形状を有する透明導電層を最外層に備えた透明導電性フィルムが採用されている。
ここで、透明導電性フィルムにおいて、透明導電層をパターン化すると、パターンが存在する部位(パターン部)と存在しない部位(パターン開口部)との間において、光の屈折率が相違することに起因して、タッチパネルの使用者がパターンの存在を看取し得る恐れがあった。タッチパネルは表示装置からの情報のみを正確に表示すべきものであり、使用者がパターンの存在を看取し得る状況は、好ましいものとは言えない。特に、所謂、静電容量方式のタッチパネルにおいては、パターン化された透明導電層が表示部の全面に形成されているため、パターン化された透明導電層を有する透明導電性フィルムであって、そのパターンが目視で認識され得ないもの、即ち、視認性に優れた透明導電性フィルムが求められているのである。
かかる状況の下、近年、パターン化された透明導電層を有する透明導電性フィルムであって、そのパターンが目視で認識され得ないもの(視認性に優れた透明導電性フィルム)として、様々なものが提案されている(特許文献1〜6を参照)。
しかしながら、昨今の液晶パネル等の表示技術の進歩に伴い、位置入力装置に用いられる透明導電性フィルムに対しても、従来以上の視認性が求められているのであり、この点において、従来の透明導電性フィルムにあっては、未だ解決すべき問題を内在するものであった。
特開2010−23282号公報 特開2010−27294号公報 特開2008−98169号公報 特開2010−15861号公報 特開2009−76432号公報 特開2009−259203号公報
ここにおいて、本発明はかかる事情を背景にして為されたものであって、その解決すべき課題とするところは、パターン化された透明導電層を設けて透明導電性フィルムを作製する際に、視認性に優れたフィルムを有利に作製することが出来る光学調整フィルムを提供することにある。また、本発明は、かかる光学調整フィルムを用いて得られる透明導電性フィルムを提供することも、その課題とするところである。
そして、本発明は、そのような課題を有利に解決するために、透明フィルム基材の少なくとも一方の面に、直接若しくは一以上の機能層を介して、該基材側から順に高屈折率層及び低屈折率層が積層形成されてなる光学調整フィルムにして、波長:200〜800nmにおける正反射率の最小値が、波長:230〜265nmの範囲内において与えられることを特徴とする光学調整フィルムを、その要旨とするものである。
なお、そのような本発明に従う光学調整フィルムにあっては、好ましくは、波長:400〜650nmにおける正反射率の平均値が6.16%〜6.90%である。
また、本発明に係る光学調整フィルムは、より好ましくは、前記高屈折率層の光学膜厚が59〜89nmであり、前記低屈折率層の光学膜厚が40〜51nmである。
一方、本発明は、上記した各態様の光学調整フィルムにおける、前記高屈折率層及び前記低屈折率層が設けられた面に、直接若しくは一以上の機能層を介して、パターン部及びパターン開口部からなる透明導電層が設けられてなる透明導電性フィルムをも、その要旨とするものである。
なお、かかる透明導電性フィルムにおいては、好ましくは、下記式より算出されるΔRが0.5以下である。
ΔR=|R1 −R2 | ・・・(式)
但し、R1 は、パターン開口部についての、波長:400〜
650nmにおける正反射率の平均値であり、R2 は、パター
ン部についての、波長:400〜650nmにおける正反射率
の平均値である。
このように、本発明に従う光学調整フィルムにあっては、所定範囲(200〜800nm)内の波長にて測定される正反射率における最小値が、230〜265nmの範囲内の波長により与えられるものであるところから、そのような光学調整フィルムの高屈折率層及び低屈折率層が設けられた面に、パターン部及びパターン開口部からなる透明導電層を設けて透明導電性フィルムとした場合、かかる透明導電性フィルムは、透明導電層のパターンが認識され難い、視認性に優れたものとなるのである。
本発明の光学調整フィルムを用いた透明導電性フィルムの一例を示す、厚さ方向の部分断面図である。
以下、図面を適宜、参酌しながら、本発明を更に具体的に説明する。
図1には、本発明に従う光学調整フィルムを用いてなる透明導電性フィルムの代表的な実施形態の一例について、厚さ方向の断面において概略的に示されている。そこにおいて、光学調整フィルム12は、透明性基材14における一方の面に、かかる基材14から順に高屈折率層16及び低屈折率層18が積層形成されており、そのような光学調整フィルム12における低屈折率層18の表面に、パターン開口部20a及びパターン部20bからなる透明導電層20が設けられて、透明導電性フィルム10とされている。そして、本発明においては、光学調整フィルム12が、波長:200〜800nmにおける正反射率の最小値が波長:230〜265nmの範囲内において与えられるものであるところに、大きな特徴が存するのである。このような特性を光学調整フィルム12が有していることによって、パターン開口部20a及びパターン部20bからなる透明導電層20が設けられた透明導電性フィルム10にあっては、パターンを認識し難い、即ち、視認性が優れたものとなるのである。
ここで、透明性基材14は、一般に、透明性を有する各種のプラスチックにて構成されている。透明性基材14を構成するプラスチックとしては、ポリエステル系樹脂、アセテート系樹脂、ポリエーテルスルホン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリイミド系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、(メタ)アクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ塩化ビニリデン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、ポリアリレート系樹脂、ポリフェニレンサルファイド系樹脂等を、例示することが出来る。それらの中でも、特に、ポリエステル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリオレフィン系樹脂等が有利に用いられる。
また、透明性基材14の厚さは、2〜500μmの範囲内にあることが好ましく、2〜200μmの範囲内にあることがより好ましい。この範囲内であれば、透明導電性フィルム全体の機械的強度を確保しつつ、フィルムの薄膜化が可能ならしめられるからである。
図1において透明性基材14上に設けられている高屈折率層16は、本発明の目的を阻害しない限りにおいて、従来より公知の各種材料にて形成することが可能である。例えば、無機化合物、有機化合物、及びそれらの混合物を用いることが可能である。具体的に、無機化合物としては、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化セリウム、酸化アルミニウム、酸化タンタル、酸化イットリウム、酸化イッテルビウム、酸化ジルコニウム、酸化インジウム錫等を挙げることが出来る。また、高屈折率層16を、後述するウェットコーティング法で形成する場合には、前述の無機化合物の微粒子と、硬化性単量体や重合体との混合物を用いることが好ましい。かかる硬化性単量体は特に限定されるものではないが、例えば、多官能若しくは単官能の(メタ)アクリレートエステル、テトラエトキシシラン等のケイ素化合物等を挙げることが出来る。また、重合体にあっても特に限定されるものではなく、従来より公知のものを用いることが出来る。尚、生産性及び高屈折率層16の強度の観点より、紫外線硬化性(光重合性)多官能アクリレート単量体が、特に有利に用いられる。
なお、無機化合物を微粒子として用いる場合、その平均粒子径は、高屈折率層16の厚さを超えないことが好ましく、特に100nm以下であることが好ましい。平均粒子径が大きすぎる微粒子では、散乱が生じる等、高屈折率層16の透明性が低下する恐れがあるからである。また、微粒子は、必要に応じて、その表面が各種カップリング剤等によって修飾されたものであっても良い。かかるカップリング剤としては、有機置換されたケイ素化合物、アルミニウム、チタン、ジルコニウムやアンチモン等の金属アルコキシド、有機酸塩等を例示することが出来る。
また、本発明における高屈折率層16は、その光学膜厚が、好ましくは59〜89nm、より好ましくは73〜77nmとなるように、形成される。このように高屈折率層16の光学膜厚を所定範囲内とすることにより、本発明の効果をより有利に享受することが可能である。尚、光学膜厚とは、物理的膜厚と屈折率とを乗じて算出されるものである。
図1において高屈折率層16の表面に設けられている低屈折率層18は、本発明の目的を阻害せず、且つ、高屈折率層16より低い屈折率を与える、従来より公知の各種材料にて形成することが可能である。具体的には、酸化ケイ素(シリカ)、フッ化ランタン、フッ化マグネシウム、フッ化セリウム、フッ化マグネシウム等の無機化合物や、含フッ素有機化合物、単官能若しくは多官能(メタ)アクリル酸エステル、テトラエトキシシラン等の有機化合物を、単独で、又はそれらの混合物として、用いることが可能である。また、低屈折率層18を、後述するウェットコーティング法で形成する場合には、前述の無機化合物の微粒子と、硬化性単量体や重合体との混合物を用いることが好ましい。かかる硬化性単量体は特に限定されるものではないが、生産性及び低屈折率層18の強度の観点より、紫外線硬化性(光重合性)多官能アクリレート単量体が、特に有利に用いられる。
なお、無機化合物を微粒子として用いる場合、その平均粒子径は、低屈折率層18の厚さを超えないことが好ましく、特に100nm以下であることが好ましい。平均粒子径が大きすぎる微粒子では、散乱が生じる等、低屈折率層18の透明性が低下する恐れがあるからである。また、微粒子は、必要に応じて、その表面が各種カップリング剤等によって修飾されたものであっても良い。かかるカップリング剤としては、有機置換されたケイ素化合物、アルミニウム、チタン、ジルコニウムやアンチモン等の金属アルコキシド、有機酸塩等を例示することが出来る。
また、本発明における低屈折率層18は、その光学膜厚が、好ましくは40〜51nm、より好ましくは46〜51nmとなるように形成される。特に、低屈折率層18の光学膜厚が46〜51nmであり、且つ、前述の高屈折率層16の光学膜厚が73〜77nmである光学調整フィルムを用いて得られる透明導電性フィルムにあっては、より優れた視認性が発揮され得る。
上述した高屈折率層16及び低屈折率層18は、上記した化合物等の他に、本発明の目的を阻害しない限りにおいて、その他の成分を含んでいても良い。そのような成分としては、無機充填材、無機又は有機顔料、重合体、重合開始剤、重合禁止剤、酸化防止剤、分散剤、界面活性剤、光安定剤、光吸収剤、レベリング剤等を例示することが出来る。
また、高屈折率層16及び低屈折率層18の形成方法は、ドライコーティング法やウェットコーティング法等の、従来より公知の何れの手法をも採用することが可能である。本発明においては、生産性及び経済性(低コスト)の観点より、ウェットコーティング法が好ましい。ウェットコーティング法としては、ロールコート法、スピンコート法やディップコート法等が広く知られており、それらの中でも、特に、ロールコート法等の連続的に層形成が可能な方法が、生産性の観点より有利に採用される。尚、ウェットコーティング法においては、上述した化合物等を水又は有機溶媒等に分散せしめてなる液状の材料が用いられることとなる。
上述した材料及び手法に従って、透明性基材14の表面に、基材側から順に高屈折率層16及び低屈折率層18が設けられて、光学調整フィルム12が形成されるが、各種材料の選択等は、光学調整フィルム12が、波長:200〜800nmにおける正反射率の最小値が波長:230〜265nmの範囲内において与えられるものとなるように、総合的に判断される。即ち、本発明の光学調整フィルム12は特徴的な光学特性を有するものであるところから、後述するパターン化された透明導電層20が設けられてなる透明導電性フィルム10が、透明導電層20のパターンが認識し難い、即ち、視認性に優れたものとなるのである。
ここで、「波長:200〜800nmにおける正反射率の最小値が波長:230〜265nmの範囲内において与えられる」とは、光学調整フィルムについて、波長:200〜800nmの範囲において正反射率を測定し、かかる測定において、正反射率が最小値となった際の測定波長が230〜265nmの範囲内に属することを、意味するものである。
また、本発明の効果をより有利に享受するためには、光学調整フィルム12は、上記した光学特性に加えて、波長:400〜650nmにおける正反射率の平均値が6.16%〜6.90%であることが好ましい。波長:400〜650nmにおける正反射率の平均値とは、波長:400〜650nmの範囲において測定された正反射率の算術平均を意味するものである。
そして、図1に示すように、透明性基材14、高屈折率層16及び低屈折率層18からなる光学調整フィルム12の低屈折率層18の表面に、パターン開口部20a及びパターン部20bからなる透明導電層20が設けられて、透明導電性フィルム10とされているのである。
ここで、パターン開口部20a及びパターン部20bからなる透明導電層20の形成は、先ず、低屈折率層18の全面を覆うように透明導電層20’を形成し、次いで、かかる透明導電層20’の表面を、部分的に開口した所定のマスクによって覆い、所定の酸でマスクが開口している部位に対応する透明導電層20’を分解(溶解)せしめる、所謂エッチング法が、一般に採用される。尚、かかるエッチングにおいて用いられる酸としては、塩酸、硫酸、硝酸等の無機酸の他、酢酸等の有機酸、及び、これらの混合物等を例示することが出来る。
透明導電層20(パターン部20b)は、通常、インジウム、錫、亜鉛、ガリウム、アンチモン、チタン、ケイ素、ジルコニウム、マグネシウム、アルミニウム、金、銀、銅、パラジウム又はタングステン、若しくはこれらの酸化物にて構成される。それらの中でも、酸化インジウムや、酸化錫を含有する酸化インジウム(ITO)等の酸化インジウムを主成分とするものが、透明性、導電性の観点から特に有利に用いられる。
また、パターン開口部20aを設ける前の透明導電層20’の形成方法としては、ドライコーティング法やウェットコーティング法等、公知の手法の何れをも採用することが可能である。ドライコーティング法としては、直流マグネトロンスパッタリング法、高周波マグネトロンスパッタリング法やイオンビームスパッタリング法等のスパッタリング法、電子ビーム蒸着等の真空蒸着法、イオンプレーティング法、CVD法等を挙げることが出来る。
上述してきたように、本発明に従う光学調整フィルムを用いて得られる透明導電性フィルムにあっては、光学調整フィルムが所定の光学特性を有するものであるところから、その表面にパターン化された透明導電層20が設けられても、かかる透明導電層のパターンが認識し難い、即ち、視認性に優れたものとなるのである。特に、下記式より算出されるΔRが0.5以下とされた透明導電性フィルムは、視認性がより優れたものとなり、タッチパネル等において有利に用いられ得る。
ΔR=|R1 −R2 | ・・・(式)
但し、R1 は、パターン開口部についての、波長:400〜
650nmにおける正反射率の平均値であり、R2 は、パター
ン部についての、波長:400〜650nmにおける正反射率
の平均値である。
以上、本発明の代表的な一実施形態について詳述してきたが、本発明が、そのような実施形態に限定されるものでないことは、言うまでもないところである。具体的には、本発明の目的を阻害しない限りにおいて、透明性基材と高屈折率層との間や、低屈折率層と透明導電層との間に、一又は二以上の機能層を設けることも可能である。かかる機能層としては、密着性の向上、フィルム全体の硬度の向上、防眩、ニュートンリングの発生防止等を目的として設けられる層が例示される。尚、このような種々の機能層は、従来より公知の手法によって形成することが可能である。
以下に、本発明の実施例を幾つか示し、本発明を更に具体的に明らかにすることとするが、本発明が、そのような実施例の記載によって、何等の制約をも受けるものでないことは、言うまでもないところである。また、本発明には、以下の実施例の他にも、更には、上述の具体的記述以外にも、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づいて、種々なる変更、修正、改良等を加え得るものであることが、理解されるべきである。
なお、以下の実施例及び比較例において作製した光学調整フィルム及び透明導電性フィルムの各物性は、それぞれ以下の手法に従って測定(及び算出)した。その結果を、下記表1に示す。
−光学膜厚の算出−
各層の屈折率及び厚さ(物理的膜厚)を測定し、それらを乗ずることにより(屈折率×物理的膜厚)、光学膜厚を算出した。屈折率の測定は、株式会社アタゴ製のアッべ屈折率計を用いて、各測定面に対して測定光を入射させるようにして、屈折率計に示される規定の測定方法により実施した。また、各層の厚さ(物理的膜厚)は、大塚電子株式会社製の反射分光膜厚計(商品名:FE-3000 )を用いて算出した。尚、透明導電層の光学膜厚とは、パターン部における屈折率及び厚さ(物理的膜厚)により算出されるものである。
−最小正反射率波長の測定−
株式会社日立製作所製の分光光度計(商品名:U4100 )に、付属の5°正反射ユニットを取り付け、正反射モードを用いて、入射角を5°として波長:200〜800nm(測定範囲)における反射スペクトルを測定し、この測定範囲内における正反射率の最小値を与える波長(測定波長)を最小正反射率波長とした。尚、測定に際しては、サンプルの裏面反射や裏面側からの光の入射を無くすために、サンプルの裏面側を黒色のテープで遮光した。
−正反射率の平均値の算出−
株式会社日立製作所製の分光光度計(商品名:U4100 )に、付属の5°正反射ユニットを取り付け、正反射モードを用いて、入射角を5°として波長:200〜800nmの反射スペクトルを測定し、450〜650nmの範囲内における正反射率の平均値(算術平均値)を算出した。尚、測定に際しては、サンプルの裏面反射や裏面側からの光の入射を無くすために、サンプルの裏面側を黒色のテープで遮光した。また、透明導電性フィルムについては、パターン開口部及びパターン部のそれぞれの部位について測定し、R1 (パターン開口部についての、波長:400〜650nmにおける正反射率の平均値)、及びR2 (パターン部についての、波長:400〜650nmにおける正反射率の平均値)を算出した。更に、ΔRは、以下の式より算出した。
ΔR=|R1 −R2 | ・・・(式)
先ず、以下の各材料を調製した。
−ハードコート用材料の調製−
光重合剤含有ウレタンアクリレートオリゴマー(日本化薬株式会社製、商品名:KAYANOVA FOP4000 )に、トルエンとメチルエチルケトン(MEK)とを5:5(重量比)の割合にて混合してなる混合溶媒を加えて、液状のハードコート用材料(固形分濃度:30重量%)を調製した。
−高屈折率層用材料の調製−
平均粒子径が20〜40nmである酸化ジルコニウム:16重量部と、ウレタンアクリレートオリゴマー(荒川化学工業株式会社製、商品名:ビームセット575 ):5重量部と、光重合開始剤(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ株式会社製、商品名:イルガキュア184 ):3重量部と、メチルイソブチルケトン(MIBK)とメチルエチルケトン(MEK)とを5:5(重量比)の割合にて混合してなる混合溶媒(以下、MIBK/MEK混合溶媒という)とを用いて、液状の高屈折率層用材料(固形分濃度:5重量%)を調製した。
−低屈折率層用材料の調製−
平均粒子径が10〜20nmであるコロイダルシリカ(日産化学株式会社製、商品名:MEK-ST):100重量部と、光重合剤含有ウレタンアクリレートオリゴマー(中国塗料株式会社製、商品名:オーレックス344 ):20重量部と、MIBK/MEK混合溶媒とを用いて、液状の低屈折率層用材料(固形分濃度:5重量%)を調製した。
そのようにして得られた各材料を用いて、以下に述べる手法に従い、光学調製フィルム及び透明導電性フィルムを作製した。
−実施例1−
厚さ:125μmの易接着性ポリエステルフィルム(東洋紡績株式会社製、商品名:A4300 )の一方の面に、液状のハードコート用材料をロールコーターで塗工し、その塗工膜を、ドライヤーオーブンを用いて、100℃×1分の条件で加熱乾燥した。次いで、乾燥後の塗工膜に対して紫外線を照射することにより(照射量:200mJ/cm2 )、ポリエステルフィルム上に厚さ:約3μmのハードコートを設けた。ポリエステルフィルムの他方の面に対しても同一の作業を施すことにより、ポリエステルフィルムの両面に厚さ:約3μmのハードコートが設けられてなるハードコートフィルムを得た。
得られたハードコートフィルムの一方の面に、別途調製した液状の高屈折率層用材料を、ロールコーターを用いて塗工し、その塗工膜を、ドライヤーオーブンを用いて100℃×1分の条件で加熱乾燥した。次いで、乾燥後の塗工膜に対して、窒素パージ下において紫外線を照射して(照射量:200mJ/cm2 )、塗工膜に含まれるウレタンアクリレートオリゴマーを架橋することにより、ポリエステルフィルムのハードコート上に高屈折率層を設けた。尚、最終的に得られる高屈折率層の光学膜厚が85nmとなるように、高屈折率層材料からなる塗工膜の厚さを調整した。
また、別途調製した液状の低屈折率層用材料を、ロールコーターを用いて高屈折率層上に塗工し、その塗工膜を、ドライヤーオーブンを用いて100℃×1分の条件で加熱乾燥した。次いで、乾燥後の塗工膜に対して、窒素パージ下において紫外線を照射して(照射量:200mJ/cm2 )、塗工膜に含まれるウレタンアクリレートオリゴマーを架橋して低屈折率層を形成せしめることにより、光学調整フィルムを作製した。尚、最終的に得られる低屈折率層の光学膜厚が40nmとなるように、低屈折率層材料からなる塗工膜の厚さを調整した。
さらに、得られた光学調整フィルムの最外層たる低屈折率層の表面に、酸化インジウム:97重量%及び酸化スズ:3重量%からなる焼結体材料をターゲット材として用いて、DCマグネトロンスパッタリング法により、低屈折率層の全面を覆う透明導電層を形成した。具体的には、チャンバー内を5×10-4Pa以下となるまで真空排気した後に、かかるチャンバー内にArガス:95%及び酸素ガス:5%からなる混合ガスを導入し、チャンバー内圧力を0.2〜0.3Paとしてスパッタリングを実施した。尚、最終的に得られる透明導電層の光学膜厚が50nmとなるように、スパッタリングを実施した。
そして、得られた透明導電層上にパターン化されたフォトレジスト膜を形成した後、フィルム全体を25℃のHCl/HNO3 /H2O 混合溶液[HCl:HNO3 :H2O =20:1:30 (体積比)]の溶液に10分間、浸漬することにより、パターン開口部及びパターン部からなる透明導電層を最表面に有する透明導電性フィルムを得た。
−実施例2−
高屈折率層の光学膜厚が77nmとなるように、また、低屈折率層の光学膜厚が46nmとなるように、種々の条件を変更した以外は実施例1と同様にして、透明導電性フィルムを得た。
−実施例3−
高屈折率層の光学膜厚が68nmとなるように、また、低屈折率層の光学膜厚が42nmとなるように、種々の条件を変更した以外は実施例1と同様にして、透明導電性フィルムを得た。
−実施例4−
高屈折率層の光学膜厚が78nmとなるように、また、低屈折率層の光学膜厚が40nmとなるように、種々の条件を変更した以外は実施例1と同様にして、透明導電性フィルムを得た。
−実施例5−
高屈折率層の光学膜厚が89nmとなるように、また、低屈折率層の光学膜厚が46nmとなるように、種々の条件を変更した以外は実施例1と同様にして、透明導電性フィルムを得た。
−実施例6−
高屈折率層の光学膜厚が59nmとなるように、また、低屈折率層の光学膜厚が48nmとなるように、種々の条件を変更した以外は実施例1と同様にして、透明導電性フィルムを得た。
−実施例7−
高屈折率層の光学膜厚が75nmとなるように、また、低屈折率層の光学膜厚が47nmとなるように、種々の条件を変更した以外は実施例1と同様にして、透明導電性フィルムを得た。
−実施例8−
高屈折率層の光学膜厚が73nmとなるように、また、低屈折率層の光学膜厚が47nmとなるように、種々の条件を変更した以外は実施例1と同様にして、透明導電性フィルムを得た。
−実施例9−
高屈折率層の光学膜厚が75nmとなるように、また、低屈折率層の光学膜厚が51nmとなるように、種々の条件を変更した以外は実施例1と同様にして、透明導電性フィルムを得た。
−比較例1−
高屈折率層の光学膜厚が90nmとなるように、また、低屈折率層の光学膜厚が48nmとなるように、種々の条件を変更した以外は実施例1と同様にして、透明導電性フィルムを得た。
−比較例2−
高屈折率層の光学膜厚が69nmとなるように、また、低屈折率層の光学膜厚が30nmとなるように、種々の条件を変更した以外は実施例1と同様にして、透明導電性フィルムを得た。
以上の如くして得られた8種類の透明導電性フィルムについて、以下の手法に従って、視認性を評価した。
−視認性(背景色:黒色)−
黒い板の上に、透明導電性フィルムを、透明導電層側が最表面となるように載置し、かかる透明導電層側より、目視にてフィルムを観察した。パターン部とパターン開口部との判別が困難な場合を〇とし、パターン部とパターン開口部との判別が可能である場合を×として、評価した。評価結果を、下記表1に示す。
−視認性(背景色:白色)−
白い板の上に、透明導電性フィルムを、透明導電層側が最表面となるように載置し、かかる透明導電層側より、目視にてフィルムを観察した。パターン部とパターン開口部との判別が困難な場合を〇とし、目視の角度によってパターン部とパターン開口部との判別が僅かに可能な場合を△とし、パターン部とパターン開口部との判別が可能である場合を×として、評価した。評価結果を、下記表1に示す。
Figure 0005745037
かかる表1からも明らかなように、本発明に従う光学調整フィルムに、パターン部及びパターン開口部からなる透明導電層が設けられた透明導電性フィルム(実施例1〜6)にあっては、パターン部とパターン開口部との判別が困難であり、視認性に優れていることが認められる。特に、光学調整フィルムとして、高屈折率層の光学膜厚が73〜77nmの範囲内であり、且つ低屈折率層の光学膜厚が46〜51nmの範囲内にあるものを用いて作製された透明導電性フィルム(実施例2、実施例7〜9)にあっては、黒色及び白色の何れの背景色についても優れた視認性が認められるのである。
10 透明導電性フィルム 12 光学調整フィルム
14 透明性基材 16 高屈折率層
18 低屈折率層 20 透明導電層

Claims (4)

  1. 透明フィルム基材の少なくとも一方の面に、直接若しくは一以上の機能層を介して、該基材側から順に高屈折率層及び低屈折率層が積層形成されてなる光学調整フィルムにして、前記高屈折率層の光学膜厚が73〜77nmであり、前記低屈折率層の光学膜厚が47〜51nmであり、波長:200〜800nmにおける正反射率の最小値が、波長:230〜259nmの範囲内において与えられることを特徴とする光学調整フィルム。
  2. 透明フィルム基材の少なくとも一方の面に、直接若しくは一以上の機能層を介して、該基材側から順に高屈折率層及び低屈折率層が積層形成されてなる光学調整フィルムにして、前記高屈折率層の光学膜厚が73〜77nmであり、前記低屈折率層の光学膜厚が47〜51nmであり、波長:200〜800nmにおける正反射率の最小値が、波長:230〜265nmの範囲内において与えられ、更に、波長:400〜650nmにおける正反射率の平均値が6.16%〜6.90%であることを特徴とする光学調整フィルム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の光学調整フィルムにおける、前記高屈折率層及び前記低屈折率層が設けられた面に、直接若しくは一以上の機能層を介して、パターン部及びパターン開口部からなる透明導電層が設けられてなる透明導電性フィルム。
  4. 下記式より算出されるΔRが0.5以下である請求項3に記載の透明導電性フィルム。
    ΔR=|R1 −R2 | ・・・(式)
    但し、R1 は、パターン開口部についての、波長:400〜650nmに おける正反射率の平均値であり、R2 は、パターン部についての、波長:4 00〜650nmにおける正反射率の平均値である。
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