JP5744609B2 - 電気化学素子用セパレータ及び電気化学素子用セパレータの製造方法 - Google Patents
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Description
1.シート表面に無機層を備えてなる基材を、欠点を発生させることなくある程度の長さをもつ長尺状の態様で製造して、電気化学素子用セパレータとする方法、
2.シート表面に無機層を備えてなる基材を、欠点を発生させることなく複数枚製造した後、前記基材の端部同士を積層して接合することである程度の長さをもつ長尺状の態様にして、電気化学素子用セパレータとする方法、
3.シート表面に無機層を備えてなる基材を、ある程度の長さをもつ長尺状の態様で製造し、前記基材から欠点部分を除去した後、分断された基材の端部同士を積層して接合して、電気化学素子用セパレータとする方法、
などの方法が検討されている。
「シート表面に、粒子形状の無機化合物からなる無機層を備えてなる短冊形状の基材同士が、長辺方向の長さを長くするように端部で接合してなる、少なくとも一方の表面に無機層を備えた電気化学素子用セパレータであり、前記基材同士の間に、接着性樹脂が介在していることを特徴とする、電気化学素子用セパレータ。」
である。
「1.シート表面に、粒子形状の無機化合物からなる無機層を備えてなる短冊形状の基材の端部に、接着性樹脂層を形成する工程、
2.前記接着性樹脂層に、シート表面に、粒子形状の無機化合物からなる無機層を備えてなる別の短冊形状の基材の端部を、長辺方向の長さを長くするように積層する工程、
3.前記接着性樹脂層を構成する接着性樹脂を溶融させて、前記基材同士を端部で接合する工程、
を備えることを特徴とする、少なくとも一方の表面に無機層を備えた電気化学素子用セパレータの製造方法。」
である。
2.前記接着性樹脂層に、シート表面に無機層を備えてなる別の基材の端部を、積層する工程、
3.前記接着性樹脂層を構成する接着性樹脂を溶融させて、前記基材同士を端部で接合する工程」を備えていることによって、接着性樹脂を介在させることで基材同士を接合できるため、接合部分で基材同士が剥離しにくい、電気化学素子用セパレータの製造方法である。
更には、ポリマーを混ぜ合わせたものでも良く、特に限定されるものではない。
1.シート(4、4’)表面に無機化合物が部分的に埋没している態様、
2.シート(4、4’)表面に無機化合物が付着あるいは接着している態様、
3.シート(4、4’)表面に無機化合物が薄膜状態で存在している態様、
などを挙げることができる。
そして、前記短冊形状の接着性樹脂素材を昇温速度5℃/minで加熱して、TMA取り付け器具間の長さが15mmとなるまでの挙動を計測し、前記短冊形状の接着性樹脂素材の長辺方向における長さが最も短くなった時の長さB(mm)を測定する。
このようにして測定した値(A、B)を、以下の式に算入することで、接着性樹脂(3)の熱収縮率(%)を算出する。
熱収縮率(%)={(A−B)/A } ×100
そして、前記短冊形状の接着性樹脂素材を昇温速度5℃/minで加熱して、前記短冊形状の接着性樹脂素材の厚さが実質的に0mmとなるまでの挙動を計測して、前記短冊形状の接着性樹脂素材の厚さが最も厚くなった時の厚さD(mm)を測定する。
このようにして測定した値(C、D)を、以下の式に算入することで、接着性樹脂(3)の熱膨張率(%)を算出する。
熱膨張率(%)={(D−C)/C } ×100
1.無機化合物を溶媒に分散させたスラリー溶液、あるいは無機化合物とバインダを混合した混合物をシート(4、4’)へ噴霧又は塗工する、あるいは前記スラリー溶液や前記混合物中にシート(4、4’)を含浸する方法、
2.シート(4、4’)を構成する素材の融点以上の高い温度に加熱した粒子形状の無機化合物を、シート(4、4’)の表面に接触させて担持させる方法(特開2004-3070号公報に開示の担持方法など)、
3.シート(4、4’)の表面を、無機化合物で鍍金するなどして被覆する方法、
などの公知の方法から適宜選択することができる。
1.前記基材(1)の端部に、接着性樹脂素材を積層する方法、
2.前記基材(1)の端部に、接着性樹脂(3)の溶液を噴霧あるいは塗工する方法
などを挙げることができる。
この理由は明らかになっていないが、接着性樹脂フィルムなど空隙を有していない態様の接着性樹脂素材を用いることで、接合部分(2)における基材(1、1’)間に接着性樹脂(3)が均一に分布して、基材(1、1’)同士がより強固に一体化して接合できるためだと考えられる。
その後、前記繊維ウェブに温度140℃の熱風を10秒間処理した後、80℃のロールカレンダーに供することで、不織布(厚さ25μm、目付10g/m2)を製造した。
グラビアロールを用いたキスコーター法によって、不織布の両主面へ前記セラミックススラリーを均等量となるように担持させ乾燥することで、無機層を両表面全体に備える基材(厚さ35μm、目付35g/m2、シリカ粒子の総担持量25g/m2、各表面のシリカ粒子の担持量12.5g/m2)を製造した。
接着性樹脂素材として長辺5cm、短辺2cmのポリエチレン製フィルム(ワコー樹脂(株)社製、融点:130℃、目付:30g/m2、厚さ:30μm)を用意した。なお、前記ポリエチレン製フィルムにおける、長辺方向の熱変位率は1.8%、短辺方向の熱変位率は0%であった。
次いで、前記サンプルの末端と前記ポリエチレン製フィルムの長辺とが接するようにして、前記サンプルに前記ポリエチレン製フィルムを積層した。
そして、もう一方のサンプルの末端と前記ポリエチレン製フィルムの長辺とが接するようにして、前記ポリエチレン製フィルムにもう一方のサンプルを積層して、図1および図2(a)に図示する態様で長辺38cm、短辺5cmの短冊形状の積層物を形成した。
基材同士とポリエチレン製フィルムとを積層している部分に対して、インパルス式ヒートシーラー(富士インパルス製卓上シーラーP200)を用いて、積層物における各基材とポリエチレン製フィルムを積層した部分の中央を通過するように、短辺方向へ2mm幅で直線状に前記ポリエチレン製フィルムを溶融させて基材同士の端部を接合して、両表面全体に無機層を備えた電気化学素子用セパレータ(長辺38cm、短辺5cmの短冊形状、接合部分の厚み:80μm)を製造した。
(実施例2)
接着性樹脂素材として、ナイロン樹脂(東レ(株)製、NYLON RESIN CM831)70重量部と他種のナイロン樹脂(東レ(株)製、NYLON RESIN CM833)30重量部の混合樹脂からなる、長辺5cm、短辺2cmの低融点ナイロンメルトブロー不織布(融点:80℃、目付:22g/m2、厚さ:100μm)を用意した。なお、前記低融点ナイロンメルトブロー不織布における、長辺方向の熱変位率は0%、短辺方向の熱変位率は0%であった。
以降の工程は実施例1と同様にして、両表面全体に無機層を備えた電気化学素子用セパレータ(長辺38cm、短辺5cmの短冊形状、接合部分の厚み:140μm)を製造した。
(比較例1)
接着性樹脂素材を使用することなくヒートシールを行い、基材同士を接合したこと以外は実施例1と同様にして、両表面全体に無機層を備えた電気化学素子用セパレータ(長辺38cm、短辺5cmの短冊形状)を製造した。
そのため、例えば、リチウムイオン電池、ニッケル水素電池、ニッケルカドミウム電池及びキャパシタなど電気化学素子用に使用できる、電気化学素子用セパレータ及び前記電気化学素子用セパレータの製造方法を提供できる。
1’、1’’・・・別の基材
2・・・接合部分
3・・・接着性樹脂
4、4’・・・シート
5a1、5a2、5a1’、5a2’、5b、5b’・・・無機層
10・・・電気化学素子用セパレータ
Claims (2)
- シート表面に、粒子形状の無機化合物からなる無機層を備えてなる短冊形状の基材同士が、長辺方向の長さを長くするように端部で接合してなる、少なくとも一方の表面に無機層を備えた電気化学素子用セパレータであり、前記基材同士の間に、接着性樹脂が介在していることを特徴とする、電気化学素子用セパレータ。
- 1.シート表面に、粒子形状の無機化合物からなる無機層を備えてなる短冊形状の基材の端部に、接着性樹脂層を形成する工程、
2.前記接着性樹脂層に、シート表面に、粒子形状の無機化合物からなる無機層を備えてなる別の短冊形状の基材の端部を、長辺方向の長さを長くするように積層する工程、
3.前記接着性樹脂層を構成する接着性樹脂を溶融させて、前記基材同士を端部で接合する工程、
を備えることを特徴とする、少なくとも一方の表面に無機層を備えた電気化学素子用セパレータの製造方法。
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JP2011092973A JP5744609B2 (ja) | 2011-04-19 | 2011-04-19 | 電気化学素子用セパレータ及び電気化学素子用セパレータの製造方法 |
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