JP5744442B2 - 光学機器及び光学機器の制御方法 - Google Patents
光学機器及び光学機器の制御方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5744442B2 JP5744442B2 JP2010192539A JP2010192539A JP5744442B2 JP 5744442 B2 JP5744442 B2 JP 5744442B2 JP 2010192539 A JP2010192539 A JP 2010192539A JP 2010192539 A JP2010192539 A JP 2010192539A JP 5744442 B2 JP5744442 B2 JP 5744442B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- digital filter
- panning
- cutoff frequency
- output
- filter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、第1の実施形態における光学機器の構成例を示すブロック図である。図1には、第1の実施形態における光学機器を適用した撮像装置100Aを一例として示している。
ステップS301にて、A/D変換器104は、角速度センサ101から出力され、DCカットフィルタ102及びアンプ103を介した角速度信号をデジタルデータ(角速度データ)に変換する。ステップS302にて、HPF105は、A/D変換器104から出力される角速度データの低周波成分を演算によって除去し、像ブレ補正の対象となる手振れ信号のみを抽出する。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
第2の実施形態は、第1の実施形態に対して、さらに角速度センサ101から出力される角速度信号をデジタル化して得られた角速度データに基づいて、HPF105のカットオフ周波数を制御して角速度データの低周波成分を減衰させるようにするものである。図6は、第2の実施形態における光学機器の構成例を示すブロック図である。図6には、第2の実施形態における光学機器を適用した撮像装置100Bを一例として示している。また、図6において、図1に示した構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
ステップS701にて、A/D変換器104は、角速度センサ101から出力され、DCカットフィルタ102及びアンプ103を介した角速度信号をデジタルデータ(角速度データ)に変換する。ステップS702にて、パンニング制御部107Bは、内部に有するHPF制御に係るパンニング制御フラグがON(オン)であるか否かを判定する。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。第3の実施形態は、第1の実施形態および第2の実施形態と同じ機器構成で、本発明のIIRフィルタを、補正光学系を制御するための制御フィルタに適用することができる。即ち、図1または図6における制御フィルタ110をデジタルフィルタで構成して、補正部材としての補正光学系114(例えばシフトレンズ)の制御特性(たとえば位相遅れ補償)を変更可能にする。この構成は、補正光学系114の駆動に粘性のある部材(たとえばゲル)が関係するときのように、温度の変化によって粘性が変更し、補正光学系114の制御特性を変更する必要のある場合に用いることができる。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
Claims (8)
- 撮像画像のブレを補正する機能を有する光学機器であって、
前記光学機器の振れを検出する振れ検出手段と、
前記振れ検出手段の出力信号に含まれる周波数成分のうち、任意の周波数帯域の成分を通過させるデジタルフィルタと、
前記デジタルフィルタの出力に基づいて前記撮像画像に生じるブレを補正する補正手段と、
前記振れ検出手段の出力に基づいてパンニング・チルティング動作の判定を行い、パンニング状態或いはチルティング状態でないと判定した場合に前記デジタルフィルタのカットオフ周波数を第1のカットオフ周波数に設定し、前記パンニング状態或いは前記チルティング状態であると判定した場合に前記デジタルフィルタのカットオフ周波数を前記第1のカットオフ周波数より高い値に変移させる制御手段と、
前記デジタルフィルタの前記周波数帯域を変更する際に前記デジタルフィルタの出力信号に生じるオフセットを推定するオフセット推定手段とを有し、
前記制御手段は、前記デジタルフィルタの前記周波数帯域を変更する場合に、前記デジタルフィルタの出力信号に生じるオフセットを打ち消すように、前記デジタルフィルタに逐次保持され前記デジタルフィルタでの演算に用いる過去の演算結果を更新するよう前記デジタルフィルタを制御することを特徴とする光学機器。 - 前記制御手段は、前記パンニング状態或いは前記チルティング状態の判定時及び前記パンニング状態或いは前記チルティング状態の動作中及び前記パンニング状態或いは前記チルティング状態の終了時に、前記デジタルフィルタの前記周波数帯域を変更する場合に、前記デジタルフィルタの出力信号に生じるオフセットを打ち消すように、前記デジタルフィルタに逐次保持され前記デジタルフィルタでの演算に用いる過去の演算結果を更新するよう前記デジタルフィルタを制御することを特徴とする請求項1に記載の光学機器。
- 前記デジタルフィルタは、ローパスフィルタを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の光学機器。
- 前記制御手段は、前記振れ検出手段の出力を積分して得られる角変位の大きさに基づいて前記ローパスフィルタの前記周波数帯域を変更することを特徴とする請求項3に記載の光学機器。
- 前記デジタルフィルタは、ハイパスフィルタを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の光学機器。
- 前記制御手段は、前記振れ検出手段の出力である角速度の大きさに基づいて前記ハイパスフィルタの前記周波数帯域を変更することを特徴とする請求項5に記載の光学機器。
- 撮像画像のブレを補正する機能を有する光学機器の制御方法であって、
前記光学機器の振れを検出する振れ検出工程と、
前記振れ検出工程で得られる信号に含まれる周波数成分のうち、任意の周波数帯域の成分を通過させるデジタルフィルタの出力に基づいて前記撮像画像に生じるブレを補正する補正工程と、
前記振れ検出工程の出力に基づいてパンニング・チルティング動作の判定を行い、パンニング状態或いはチルティング状態でないと判定した場合に前記デジタルフィルタのカットオフ周波数を第1のカットオフ周波数に設定し、前記パンニング状態或いは前記チルティング状態であると判定した場合に前記デジタルフィルタのカットオフ周波数を前記第1のカットオフ周波数より高い値に変移させる制御工程と、
前記デジタルフィルタの前記周波数帯域を変更する際に前記デジタルフィルタの出力信号に生じるオフセットを推定するオフセット推定工程とを有し、
前記制御工程では、前記デジタルフィルタの前記周波数帯域を変更する場合に、前記デジタルフィルタの出力信号に生じるオフセットを打ち消すように、前記デジタルフィルタに逐次保持され前記デジタルフィルタでの演算に用いる過去の演算結果を更新するよう前記デジタルフィルタを制御することを特徴とする光学機器の制御方法。 - 前記制御工程は、前記パンニング状態或いは前記チルティング状態の判定時及び前記パンニング状態或いは前記チルティング状態の動作中及び前記パンニング状態或いは前記チルティング状態の終了時に、前記デジタルフィルタの前記周波数帯域を変更する場合に、前記デジタルフィルタの出力信号に生じるオフセットを打ち消すように、前記デジタルフィルタに逐次保持され前記デジタルフィルタでの演算に用いる過去の演算結果を更新するよう前記デジタルフィルタを制御することを特徴とする請求項7に記載の光学機器の制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010192539A JP5744442B2 (ja) | 2010-08-30 | 2010-08-30 | 光学機器及び光学機器の制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010192539A JP5744442B2 (ja) | 2010-08-30 | 2010-08-30 | 光学機器及び光学機器の制御方法 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012048138A JP2012048138A (ja) | 2012-03-08 |
JP2012048138A5 JP2012048138A5 (ja) | 2013-09-19 |
JP5744442B2 true JP5744442B2 (ja) | 2015-07-08 |
Family
ID=45903046
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010192539A Active JP5744442B2 (ja) | 2010-08-30 | 2010-08-30 | 光学機器及び光学機器の制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5744442B2 (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6013780B2 (ja) * | 2011-09-12 | 2016-10-25 | ローム株式会社 | 信号処理装置、レンズ制御装置、撮像装置 |
JP6168748B2 (ja) * | 2012-10-23 | 2017-07-26 | キヤノン株式会社 | 像ブレ補正装置および光学機器 |
JP6257207B2 (ja) * | 2013-08-01 | 2018-01-10 | キヤノン株式会社 | 像振れ補正装置およびその制御方法、レンズ鏡筒、並びに撮像装置 |
JP6173134B2 (ja) * | 2013-09-02 | 2017-08-02 | キヤノン株式会社 | 像振れ補正装置及びその制御方法 |
JP6351246B2 (ja) * | 2013-12-12 | 2018-07-04 | キヤノン株式会社 | 像振れ補正装置及びその制御方法、光学機器、撮像装置 |
JP2016090729A (ja) * | 2014-10-31 | 2016-05-23 | 旭化成株式会社 | 手振れ補正量算出回路 |
KR102149391B1 (ko) | 2015-02-23 | 2020-08-28 | 삼성전기주식회사 | 손떨림 보정 장치 및 이를 포함하는 카메라 모듈 |
JP6613619B2 (ja) * | 2015-05-20 | 2019-12-04 | リコーイメージング株式会社 | 撮像装置および撮像装置の制御方法 |
JP7150555B2 (ja) | 2018-10-16 | 2022-10-11 | キヤノン株式会社 | 像ブレ補正装置およびその制御方法、撮像装置 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003233099A (ja) * | 2002-02-08 | 2003-08-22 | Fuji Photo Optical Co Ltd | 像ゆれ防止装置 |
JP2005326776A (ja) * | 2004-05-17 | 2005-11-24 | Fujinon Corp | 像振れ補正装置 |
JP2006292969A (ja) * | 2005-04-08 | 2006-10-26 | Fujinon Corp | 像振れ補正装置 |
JP5183518B2 (ja) * | 2008-03-11 | 2013-04-17 | キヤノン株式会社 | 像振れ補正装置およびそれを備える光学機器、撮像装置 |
JP4969508B2 (ja) * | 2008-04-25 | 2012-07-04 | オンセミコンダクター・トレーディング・リミテッド | 振動補正制御回路およびそれを搭載する撮像装置 |
JP5268498B2 (ja) * | 2008-08-25 | 2013-08-21 | キヤノン株式会社 | 像振れ補正装置、光学機器および撮像装置、ならびに像振れ補正装置の制御方法 |
JP4893813B2 (ja) * | 2009-12-07 | 2012-03-07 | 株式会社ニコン | ブレ補正装置及び撮影装置 |
-
2010
- 2010-08-30 JP JP2010192539A patent/JP5744442B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012048138A (ja) | 2012-03-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5744442B2 (ja) | 光学機器及び光学機器の制御方法 | |
JP6124588B2 (ja) | 像ブレ補正装置、及びその制御方法、プログラム、記憶媒体 | |
US9906726B2 (en) | Image stabilization control apparatus, optical apparatus and storage medium storing image stabilizing control program | |
US8965188B2 (en) | Shake correction apparatus and control method thereof | |
JP6257207B2 (ja) | 像振れ補正装置およびその制御方法、レンズ鏡筒、並びに撮像装置 | |
JP6150655B2 (ja) | 像振れ補正装置およびその制御方法、レンズ鏡筒、光学機器、並びに撮像装置 | |
US8767079B2 (en) | Image capture apparatus and control method thereof | |
JP7277513B2 (ja) | レンズ装置、レンズ装置の制御方法およびレンズ装置の制御プログラム、 | |
US20120033091A1 (en) | Image capture apparatus and control method thereof | |
JP2015034879A (ja) | 像振れ補正装置およびその制御方法、レンズ鏡筒、光学機器、並びに撮像装置 | |
JP2006285040A (ja) | 像振れ補正装置 | |
JP2012048138A5 (ja) | ||
JP5612917B2 (ja) | 光学機器及びその制御方法 | |
JP2006292969A (ja) | 像振れ補正装置 | |
JP2012168420A (ja) | 撮像装置およびその制御方法 | |
JP4776974B2 (ja) | 像振れ補正レンズ装置及びその補正方法 | |
JP2005257919A (ja) | 像振れ補正装置 | |
JP6165052B2 (ja) | 振れ補正装置、それを有する撮像装置、振れ補正方法、およびプログラム | |
JP2012018328A (ja) | 光学機器、撮像装置、及び光学機器の制御方法 | |
JP6178573B2 (ja) | 像ブレ補正装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体 | |
JP6579900B2 (ja) | 像ブレ補正装置及び方法 | |
JP2007024957A (ja) | 像振れ補正装置 | |
JP2005326776A (ja) | 像振れ補正装置 | |
JP2016066007A (ja) | 撮像装置及びその制御方法 | |
JP7150555B2 (ja) | 像ブレ補正装置およびその制御方法、撮像装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130813 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130813 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140523 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140603 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140731 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140930 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150407 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150430 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5744442 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |