JP5744265B1 - 冷蔵庫 - Google Patents

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    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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Abstract

【課題】蒸発器に付着した霜が多くても、使用者の使い勝手を損ねることなく、除霜装置の異常な発熱を抑制しながら良好に除霜できる除霜システムを備えた冷蔵庫を提供する。【解決手段】除霜装置13の駆動継続時間が予め定める第1の時間TM1に達したと判定した際、および、蒸発器11の温度が予め定める第1の温度TXになったと判定した際に、除霜装置13の駆動を停止する基本除霜操作機能を有すると共に、第1の時間TM1に達した際に検知される蒸発器11の温度情報に基づいて追加の除霜操作の要否を判定し、停止後の予め定める第2の時間TM2経過後に除霜装置13を再駆動する追加除霜操作機能を有する冷蔵庫1とした。【選択図】図2

Description

本発明は、蒸発器の霜取りを行う除霜装置を備えた冷蔵庫に関する。
従来、冷蔵庫は、食料や飲料などを低温で貯蔵する冷蔵室や、食料を冷凍保存したり冷凍食品などを貯蔵したりするための冷凍室、および、肉類や魚介類などの生鮮食品を冷蔵温度よりも低い温度で貯蔵するチルド室などの複数の貯蔵室が設けられている。
また、所定の冷気を生成するための蒸発器(冷却器)、この生成された冷気を冷凍室やチルド室および冷蔵室に送る送風ファンと冷気通路を備えた構成とされる。冷気通路を介して供給される冷気は、冷気通路に設けられる複数の吐出口から分岐されて、それぞれの貯蔵室に吐出される。
各貯蔵室に吐出された冷気は、それぞれの貯蔵室から戻り通路を経由して蒸発器に戻される。すなわち、蒸発器で生成される冷気は冷蔵庫内を循環するように構成されており、これにより、生成した冷気の有効利用を図ることができて、冷却のためのコストを低減している。
また、蒸発器表面に霜が付着して冷気通路を塞いでしまうと所定の冷気が流れなくなってしまうので、蒸発器表面に付着する霜を溶かすための霜取りヒータを備えた冷蔵庫が広く採用されている。例えば、霜取りヒータと蒸発器表面の着霜を検出するセンサや蒸発器の温度を検出する温度センサを備えた除霜装置を備えた冷蔵庫が一般に用いられている。
また、霜取りヒータが異常に発熱するのを防止するために温度ヒューズを備えた冷蔵庫も既に提案されており、例えば、蒸発器近傍に設置する温度センサの検出温度に基づいて霜取りヒータへの通電を制御すると共に、所定温度以上で溶断して霜取りヒータへの通電を遮断する温度ヒューズを備えた冷蔵庫が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、霜取りヒータの通電時間が長くなると、庫内温度が上昇して貯蔵物に悪影響を及ぼしたり、温度ヒューズが溶断して冷蔵庫が運転不能になったりして問題となるので、こられの不具合を防止するために、霜取りヒータへの通電時間を制限するタイマーを備えた冷蔵庫も既に提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−35483号公報 特開昭63−201475号公報
霜取りヒータと蒸発器表面の着霜を検出するセンサや蒸発器近傍の温度を検出する温度センサなどを備えた除霜装置を用いることにより、蒸発器表面に付着する霜を溶かす除霜操作を行うことが可能になる。また、所定温度で溶断して霜取りヒータへの通電を遮断する温度ヒューズを用いることにより、霜取りヒータを過剰に駆動することに起因して生じる異常な発熱を防ぐことが可能になる。
しかしながら、温度ヒューズが溶断してしまうと冷蔵庫の機能が損なわれたり停止したりして問題となる。また、特許文献2に記載のタイマーを用いて霜取りヒータへの通電時間を制限することにより温度ヒューズの溶断を防ぐことは可能になるが、除霜装置が正常に作動しても、所定の時間内に霜が取りきれない場合があり問題となる。
例えば、庫内に高湿の食品を入れた場合や、高湿環境下で冷蔵庫を使用し扉を長時間または頻繁に開けた場合などが相当する。このような場合には、蒸発器に着霜する霜の量が通常よりも多くなり、通常の除霜運転では霜が取りきれない場合が生じて問題となる。
そのため、蒸発器に着霜する霜の量が多い場合であっても、使用者の使い勝手を損ねることなく着霜した霜を確実に除霜できることが望ましく、除霜装置の異常な発熱を抑制しながら所定の除霜効果を発揮する除霜システムであることが望ましい。
そこで本発明は、上記問題点に鑑み、蒸発器に付着した霜が多くても、使用者の使い勝手を損ねることなく、除霜装置の異常な発熱を抑制しながら良好に除霜できる除霜システムを備えた冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、冷気を生成する蒸発器と、冷気が流通する冷気通路と、蒸発器の除霜を行う除霜装置と、冷気通路を介して流通する冷気によって冷却される貯蔵室と、蒸発器の温度を検知する温度検出器と、を備え、温度検出器による温度検出機能とタイマー機能とを有して除霜装置の駆動を制御する制御部を具備した冷蔵庫であって、制御部は、除霜装置の駆動継続時間が予め定める第1の時間に達したと判定した際、および、蒸発器の温度が予め定める第1の温度に達したと判定した際に、除霜装置の駆動を停止する基本除霜操作機能を有すると共に、第1の時間に達した際に検知される蒸発器の温度情報に基づいて追加の除霜操作の要否を判定し、前記停止後の予め定める第2の時間経過後に除霜装置を再駆動する追加除霜操作機能を有することを特徴としている。
この構成によると、除霜装置の基本除霜操作終了後に、蒸発器の温度情報に基づいて追加の除霜操作が必要と判定した際には、所定時間経過後に除霜装置を再駆動するので、除霜装置の異常な発熱を抑制しながら溶け切っていない霜を良好に溶かすことができる。また、蒸発器の温度情報に基づいて追加の除霜操作は必要ないと判定した際には追加の除霜操作は行わないので、除霜装置の過剰な駆動に起因する不具合を防止できる。すなわち、本発明によれば、蒸発器に付着した霜が多くても、使用者の使い勝手を損ねることなく、除霜装置の異常な発熱を抑制しながら良好に除霜できる除霜システムを備えた冷蔵庫を得ることができる。
また本発明は上記構成の冷蔵庫において、前記追加除霜操作機能は、所定時間経過後に除霜装置を再駆動する延長除霜操作を行うことでよく、延長除霜操作後の所定時間経過後に除霜装置を再々駆動する再延長除霜操作を行うことでもよい。また、次回の除霜操作を行う基本除霜操作の設定変更を行うことでもよく、これらを適宜組み合わせた構成であってもよい。
本発明によれば、基本除霜操作を行った際に着霜が溶け切らずに残存している状況であっても、蒸発器の温度情報に基づいて追加の除霜操作の要否を判定し除霜装置を再駆動する追加除霜操作機能を介して、追加の除霜操作が必要と判定した際に、除霜装置を一旦停止した後の所定時間経過後に再駆動して延長除霜操作を実行するので、使用者の使い勝手を損ねることなく、除霜装置の異常な発熱を抑制しながら良好に除霜できる除霜システムを備えた冷蔵庫を得ることができる。
本発明に係る冷蔵庫の一例を示す概略側面断面図である。 本発明に係る冷蔵庫が備える除霜システムの基本構成を示すブロック図である。 除霜システムの概要を示すタイムチャートである。 除霜操作工程の実施例1を示すフローチャートである。 実施例1の除霜操作工程のタイムチャートである。 除霜操作工程の実施例2を示すフローチャートである。 実施例2の除霜操作工程のタイムチャートである。 除霜操作工程の実施例3を示すフローチャートである。 実施例3の除霜操作工程のタイムチャートである。 除霜操作工程の実施例4を示すフローチャートである。 実施例4の除霜操作工程のタイムチャートである。 除霜操作工程の実施例5を示すフローチャートである。 除霜システムの全体構成を示すブロック図である。
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。また、同一構成部材については同一の符号を用い、詳細な説明は適宜省略する。まず本実施形態に係る冷蔵庫の一例について、図1を用いて説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る冷蔵庫1は、本体部を構成する断熱箱体2の上部に冷凍室4が設けられ、この下に冷蔵室3や野菜室5などが設けられる。冷蔵室3は貯蔵物を冷蔵保存し、冷凍室4は貯蔵物を冷凍保存する。冷蔵室3および冷凍室4は一端を枢支される回動式の扉3a、4aによってそれぞれ開閉される。
冷凍室4の背面には第1冷気通路7が配設されており、この第1冷気通路7に蒸発器(冷却器)11と送風ファン12が設置されている。また、蒸発器11の下方に蒸発器11の除霜を行う除霜ヒータを備えた除霜装置13が設置されている。また、冷凍室4には第1冷気通路7から冷気が流入する吐出口7aと、冷気を第1冷気通路7に戻す戻り口7bが設けられる。
冷蔵室3の背面上部には第2冷気通路8が配設されており、断熱壁9に設けられるダンパ(不図示)を介して第1冷気通路7に連通する。第2冷気通路8には、冷蔵室3に臨む吐出口(不図示)が開口し、また、冷蔵室3には冷気を第1冷気通路7に戻す戻り口(不図示)が設けられる。そのために、蒸発器11により生成された冷気は、送風ファン12を介して、図中の矢印E1に示すように、冷凍室4の上部に設ける吐出口7aから流入し、下部に設ける戻り口7bから流出する。また、第2冷気通路8に設ける吐出口を介して冷気が冷蔵室3に流入し、冷蔵室3の内部を流通した冷気は戻り口から第1冷気通路7に戻る。
断熱箱体2の下部後方には機械室6が設けられ、機械室6には冷凍サイクルを運転する圧縮機10が設置される。圧縮機10には冷媒管を介して凝縮器、キャピラリチューブ、蒸発器11が順に接続される。圧縮機10の駆動により冷媒が冷媒管を流通し、冷凍サイクルが運転される。
送風ファン12を駆動すると第1冷気通路7に空気が流通し、冷凍サイクルの低温部に配置される蒸発器11と熱交換する。これにより冷気が生成され吐出口7aから冷凍室4内に流入して冷凍室4内を冷却する。冷凍室4を流通した冷気は戻り口7bを介して蒸発器11に戻る。また、ダンパを開くと第2冷気通路8に冷気が流通し、吐出口から冷蔵室3や野菜室5などに流出し、別に設ける戻り口を介して蒸発器11に戻る。
冷蔵室3の上部にはフレッシュケース20が設けられており、フレッシュケース20の横には電装部品を収納する電装ボックス21が配設されている。電装ボックス21内には、圧縮機10、蒸発器11、送風ファン12などの各装置を駆動するための回路基板が装着される。本実施形態における除霜装置13の駆動を制御する制御部24もこの回路基板に含まれる。また、冷蔵室3や冷凍室4内には、冷蔵室3内の温度を設定するスイッチ22や、冷凍室4内の温度を設定するスイッチ23などが設けられている。
上記したように、冷蔵室3、冷凍室4、野菜室5などの各貯蔵室に吐出された冷気は、それぞれの貯蔵室から戻り通路を経由して蒸発器11に戻される。すなわち、蒸発器11で生成される冷気は冷蔵庫内を循環するように構成されており、これにより、生成した冷気の有効利用を図ることができる。
冷蔵庫内を循環して戻された冷気は食品などから放出された水分を含むため、この冷気が蒸発器11によって冷却されると蒸発器11の表面に霜が付着する。蒸発器11の表面に霜が付着して冷気通路を塞いでしまうと所定の冷気が流れなくなってしまうので、蒸発器表面に付着する霜を溶かすための除霜装置13を設置している。除霜装置13は蒸発器11を除霜するための除霜ヒータ(ガラス管ヒータ)と、除霜により生じるドレン水を受けるドレンパンを備える。また、冷蔵庫1は、除霜ヒータに通じる電源線に介在する温度ヒューズ14と、蒸発器11の温度を検出するための温度検出器15とを備える。
温度検出器15は、蒸発器11の表面の着霜状態を検出するためのものであり、蒸発器11に接触する状態だけでなく、蒸発器の表面近傍に配される場合も含む。そして、蒸発器11の温度とは、蒸発器の表面の着霜状態を検出するための温度を示す。また、温度検出器15は除霜ヒータから離れた位置に配置されることで、除霜ヒータを駆動しても霜が残りやすい部分の着霜状態を確実に検出できる。したがって、除霜ヒータに対して、温度検出器15は温度ヒューズ14よりも離れている場合が多く、温度ヒューズ14は温度検出器15に比べて加熱されやすい。
従来の除霜装置は、除霜装置を駆動開始して駆動継続時間が予め定める第1の時間に達した時、および、蒸発器11の温度が予め定める第1の温度に達した時に除霜装置の駆動を停止するように構成される。
しかし、蒸発器11に着霜する霜の量が通常よりも多い場合は、通常の除霜運転では霜が取りきれない虞が生じるので、本実施形態においては、除霜運転開始後の駆動継続時間、および、蒸発器11の温度に応じて駆動停止する基本除霜操作機能に加えて、基本除霜操作終了後の蒸発器11の温度情報に基づいて追加の除霜操作の要否を判定し、必要と判定した時に除霜装置13を再駆動する追加除霜操作機能を有する構成としている。
すなわち、図2に示すように、本実施形態に係る除霜システムは、除霜操作が開始されると、まず基本除霜操作機能FK1を介して基本除霜操作工程OP1が作動される。そして、基本除霜操作終了後に検知される蒸発器11の温度情報に基づいて、追加除霜操作機能FK2を介して、追加除霜操作要否判定を行い、基本除霜操作工程OP1により良好な除霜効果が得られたと判断した場合には追加の除霜操作は不要と判定し除霜操作は停止される。しかし、基本除霜操作工程OP1により良好な除霜効果が得られなかったと判断した場合には追加の除霜操作が必要と判定して追加除霜操作工程OP2を実行するように構成される。
追加除霜操作要否判定は、基本除霜操作工程OP1終了後の蒸発器11の温度情報に基づいて制御部24が行う。すなわち、制御部24は、温度検出器15が検出する蒸発器11の温度を記憶する機能とタイマー機能を有して除霜装置13の駆動を制御すると共に、基本除霜操作工程OP1終了の際に検知される蒸発器11の温度および温度変化を含む温度情報から追加の除霜操作の要否を判定し、追加の除霜操作が必要と判定したときに、追加除霜操作工程OP2を実行する。
ここで言う温度情報とは、基本除霜操作工程OP1終了時の蒸発器11の温度が予め設定される設定温度よりも低いか否かを示す温度情報であり、また、蒸発器11の温度が基本除霜操作工程OP1終了時の温度から低下するか否かを示す温度情報である。従って、追加除霜操作機能FK2は、除霜運転開始後の第1の時間に達した際に検知される蒸発器11の温度に基づいて除霜装置13を再駆動する第1の操作機能と、第1の時間に達した後の温度低下に基づいて除霜装置13を再駆動する第2の操作機能との少なくとも一方を有する。
すなわち、本実施形態に係る冷蔵庫1は、冷気を生成する蒸発器11と、冷気が流通する冷気通路と、蒸発器11の除霜を行う除霜装置13と、冷気通路を介して流通する冷気によって冷却される貯蔵室と、蒸発器11の温度を検知する温度検出器15と、を備え、温度検出器15による温度検出機能(温度検出器15が検出する温度を記憶する機能)とタイマー機能を有して除霜装置13の駆動を制御する制御部24を具備した冷蔵庫1であって、制御部24は、除霜装置13の駆動継続時間が予め定める第1の時間に達したと判断した際に、および、蒸発器11の温度が予め定める第1の温度に達したと判断した際に除霜装置13の駆動を停止する基本除霜操作機能FK1を有すると共に、第1の時間に達した際に検知される蒸発器11の温度情報に基づいて、追加の除霜操作の要否を判定し、前記停止後の予め定める第2の時間経過後に除霜装置13を再駆動する追加除霜操作機能FK2を有することを特徴としている。
この構成であれば、除霜装置13の基本除霜操作終了後に、蒸発器11の温度情報に基づいて追加の除霜操作が必要と判定した際には、所定時間経過後に除霜装置13を再駆動するので、除霜装置13の異常な発熱を抑制しながら溶け切っていない霜を良好に溶かすことができる。また、蒸発器11の温度情報に基づいて追加の除霜操作は必要ないと判定した際には追加の除霜操作は行わないので、除霜装置13の過剰な駆動を抑制して、温度ヒューズ14の溶断や、蒸発器11を通る冷媒の温度が上昇して冷凍サイクルの運転効率が低下するなどの不具合を防止できる。すなわち、本実施形態によれば、蒸発器11に付着した霜が多くても、使用者の使い勝手を損ねることなく、除霜装置13の異常な発熱を抑制しながら良好に除霜できる除霜システムを備えた冷蔵庫1を得ることができる。
例えば、温度情報は、第1の時間に達した際に検知された蒸発器11の温度が第1の温度より低い温度であり予め定める第2の温度より低いか否かの情報であって、追加除霜操作機能FK2を介して、当該温度が第2の温度よりも低い場合に追加の除霜操作が必要と判定して、除霜装置13を再駆動する延長除霜操作を行う。また、温度情報は、基本除霜操作終了の際の蒸発器11の温度と、この後の所定時間経過後の蒸発器11の温度を比較し、温度が低下しているか否かの情報であって、追加除霜操作機能FK2を介して、当該温度が低下していることが確認された場合に追加の除霜操作が必要と判定して、除霜装置13を再駆動する延長除霜操作を行う構成でもよい。
また、追加除霜操作機能FK2は、制御部24を介して、再駆動中の蒸発器11の温度が第1の温度に達したと判定した場合、または、除霜装置13の再駆動時間が予め設定され第1の時間よりも短い第3の時間を経過したことが確認された場合に、再駆動を停止する。そして、第3の時間経過後に再駆動を停止した場合には、再駆動停止後の予め定められる第4の時間経過後に除霜装置13を再々駆動できる再延長除霜操作機能を有する構成であってもよい。
次に、図3を用いて本発明に係る冷蔵庫の除霜システムの基本構成について説明する。図3には、本発明に係る冷蔵庫の除霜システムの基本的なタイムチャートを示しており、温度ヒューズ14の溶断を防止可能にできる除霜システムである。
図3に示す太線L1は、除霜装置13のオン・オフの駆動状態を示し、曲線STは温度検出器15により検出される蒸発器11の温度を示し、曲線FTは温度ヒューズ14の温度を示す。また、縦軸に示すTXは除霜終了温度であり、予め設定される第1の温度である。最上部のFTCはヒューズ溶断温度である。
図の下部の横軸方向に示すH1は除霜装置13の基本除霜操作期間(第1の時間、例えば70分)を示し、SP1は基本除霜操作が停止して延長除霜操作が開始されるまでの停止期間(第2の時間、例えば5分)を示し、H2は延長除霜操作期間(第3の時間、例えば6分)を示す。また、TM1〜TM5は各時刻を示し、例えば、時刻TM1は、除霜装置13の基本除霜操作期間が終了した第1の時間H1経過後の時刻であり、TM2は、時刻TM1から第2の時間SP1経過後の時刻であり、TM3は、第3の時間H2経過後の時刻である。
曲線FTが示すように、温度ヒューズ14の温度は、基本除霜操作期間H1の間は徐々に昇温する。第1の時間H1が経過後の時刻TM1にて除霜装置13が停止すると温度ヒューズ14の温度は徐々に低下する。そして、第2の時間SP1が経過後の時刻TM2にて除霜装置13が再駆動された後、停止される第3の時間H2が経過後の時刻TM3まで徐々に昇温する。このように、TM1〜TM2の間は除霜装置13を停止するためTM2においては一旦低下した温度になっているので、除霜装置13を再駆動しても、ヒューズ溶断温度FTCには容易には達しないようにできる。
また、蒸発器11の温度は、除霜装置13が駆動されている間は徐々に昇温していくのは同じであるが、付着した霜の量に応じて、その昇温程度が異なる。また、除霜装置13が停止された後の温度変化も、残存する霜の量に応じて異なる。
例えば、図中のCA1に示すケースは、基本除霜操作が終了した時刻TM1において、蒸発器11の温度Te1は除霜終了温度(第1の温度TX)に達していないケースを示す。この例は、例えば、蒸発器11に付着した霜の量が多い場合が相当する。
この場合には、基本除霜操作期間H1経過後の蒸発器11の温度情報から制御部24が追加除霜操作機能FK2を介して延長除霜操作の要否を判定する。そして、延長除霜操作が必要と判定した場合は、所定時間経過後の時刻TM2に除霜装置13を再駆動して延長除霜操作を開始する。延長除霜操作は延長除霜操作期間H2が終了する時刻TM3で終了する。もちろん、この延長除霜操作期間H2中であっても蒸発器11の温度が第1の温度TX(除霜終了温度)に達した場合には延長除霜操作を停止する。
また、延長除霜操作終了後の蒸発器11の温度情報に応じて再延長除霜操作を行ってもよい。例えば、図中の破線に示すように、時刻TM3から所定時間(第4の時間SP2)経過した時刻TM4から時刻TM5までの間を再延長除霜操作期間H3(第5の時間)として再延長除霜操作を行ってもよい。
次に、追加除霜操作機能FK2により実施される各操作内容に対応した実施例1〜実施例5について図4〜図13を用いて順に説明する。
〈実施例1〉
まず、図4に示すフローチャートと図5に示すタイムチャートを用いて実施例1について説明する。実施例1は、除霜運転開始後の第1の時間に達した際(時刻TM1)に検知される蒸発器11の温度Te1が第2の温度TAよりも低い温度情報に基づいて追加の除霜操作が必要と判定して除霜装置13を再駆動する第1の操作機能に関する実施例である。また、図5の縦軸に表示している0は温度0℃の位置を示しており、第1の温度TXは0℃以上に設定されている。
除霜操作が開始されるとステップS1の基本除霜操作開始(時刻TM0)となる。続いてステップS2にて駆動継続時間が第1の時間に達した(時刻TM1)か否かが判定され、第1の時間に達したと判定された場合にはY方向に進み、基本除霜操作停止(ステップS4)となる。また、ステップS2において駆動継続時間が第1の時間に達していないと判定された時はN方向に進み、蒸発器11の温度Teが第1の温度TXに達したか否かが判定され(ステップS3)、第1の温度TXに達したと判定された場合にはY方向に進み、基本除霜操作を停止(ステップS4)してステップS8の通常制御に戻る(図5のCA11に相当)。第1の温度TXに達していない場合にはN方向に進みステップS2に戻る。
基本除霜操作停止(ステップS4)の後は、時刻TM1における蒸発器11の温度Te1が第2の温度TAよりも低いか否かの判定を行い(ステップS5)、YESの場合にはY方向に進み、所定時間経過後(第2の時間経過後)の時刻TM2に延長除霜操作開始(ステップS6)となる(図5のCA13に相当)。また、ステップS5でNOであればN方向に進み延長除霜操作は実施せずにステップS8の通常制御に戻る(図5のCA12に相当)。
ステップS6の延長除霜操作開始が実行された後は、ステップS6Aにて、蒸発器の温度Teが第1の温度TX以上か否かを判定し、YESであればY方向に進み延長除霜操作を停止(ステップS7)して通常制御に戻ってもよい(ステップS8)。
ステップS6AにてNOであればN方向に進み、駆動継続時間が第3の時間経過後の時刻TM3に達したか否かを判定する(ステップS6B)。ステップS6BでNOであれば図のN方向に進みステップS6Aに戻り、YESであればY方向に進み、延長除霜操作を停止(ステップS7)する。
すなわち、本実施例は、基本除霜操作期間が終了する時刻TM1における蒸発器11の温度Te(Te1)が第2の温度TAよりも低いときに追加の除霜操作が必要と判定する。また、本実施例のステップS1〜ステップS4が基本除霜操作機能FK1に相当し、ステップS5〜ステップS7が追加除霜操作機能FK2に相当する。
例えば、図5に示すCA11のように、基本除霜操作工程中に第1の温度TXに達した場合にはその時点で基本除霜操作が停止され、延長除霜操作は行わず、通常制御に戻る。また、CA12のように、基本除霜操作終了時の時刻TM1における蒸発器11の温度Te1が第2の温度TAよりも高くなっている場合には、延長除霜操作は行わず、通常制御に戻る。
ただし、CA13の場合は、基本除霜操作が終了した時刻TM1において、蒸発器11の温度Te1は除霜終了温度(第1の温度TX)に達しておらず、それよりも低い設定温度(第2の温度TA)にも達していない。この例は、例えば、蒸発器11に付着した霜の量が多い場合が相当する。
この場合には、基本除霜操作期間H1経過後の蒸発器11の温度Te1が第2の温度TAよりも低いことから制御部24が追加除霜操作機能FK2を介して延長除霜操作が必要と判定する。そして、所定時間経過後(第2の時間SP1経過後)の時刻TM2に除霜装置13を再駆動して(図中のON表示に相当)延長除霜操作を開始する。延長除霜操作は延長除霜操作期間が終了する第3の時間H2経過後の時刻TM3で終了する。もちろん、この延長除霜操作期間中であっても蒸発器11の温度が第1の温度TX(除霜終了温度)に達した場合には延長除霜操作を停止する。
延長除霜操作期間H2は基本除霜操作期間H1よりも短い時間に設定される。本実施形態では、基本除霜操作期間H1(第1の時間)は70分であり、延長除霜操作期間H2(第3の時間)は6分としている。延長除霜操作期間H2を短く設定することにより、蒸発器11の温度が上がり過ぎることを防ぐことができる。また、これらの設定期間は使用者が適宜変更可能であることが好ましい。
上記した第2の温度TAは氷の融点よりも高く、且つ、冷蔵室3の目標設定温度(例えば5℃)よりも低いことが好ましい。すなわち、第2の温度TAは0〜3℃程度がよい。また、除霜終了温度(第1の温度TX)は、第2の温度TAより高い5〜10℃程度が好ましい。
第2の温度TAを氷の融点よりも高くすることにより、氷が融解中(潜熱熱交換中)の状態では蒸発器11の温度に達しないので延長除霜操作が必要と判断でき、残存している着霜を確実に除霜可能になる。また、冷蔵室3の目標設定温度よりも低くすることにより、蒸発器11の温度が冷蔵室3以上となっているにもかかわらずに延長除霜操作してしまい、除霜操作時の熱が冷蔵室3内に伝わってしまうことを防止可能になる。
なお、本実施例では、基本除霜操作期間H1経過後の蒸発器11の温度Te1が第2の温度TAよりも低いときに追加の除霜操作が必要と判定しているが、これに限らず、例えば、Te1は基本除霜操作が終了してから所定の時間が経過後であってもよい。この場合は、基本除霜操作の終了時に、除霜装置13の駆動を停止した際のノイズによって温度検出器15の検出値が揺れてしまうことがあっても、その揺れが収まってからの温度検出器15の検出値を使用することで、より正確に蒸発器11の温度を検出できる。また、除霜装置13の駆動を停止しても若干の間はヒータが熱を有していることがあり、これによる温度変化を過ぎた後に蒸発器11の温度を検出することができる。
〈実施例2〉
次に、図6に示すフローチャートと図7に示すタイムチャートを用いて、第1の時間に達した(時刻TM1)後、蒸発器11の温度が低下する温度情報に基づいて追加の除霜操作が必要と判定して再駆動する第2の操作機能に関する実施例を実施例2として説明する。図6は、基本除霜操作工程に相当する初期の工程は実施例1と同様のため省略しておりステップS5からステップS8までの追加除霜操作工程のみを表示している。
本実施例においては、基本除霜操作停止(ステップS4)の後に、時刻TM1における蒸発器11の温度Te1を記憶する(ステップS5A)。次に、ステップS5Bに進み、所定時間経過後、すなわち、停止期間SP1(第2の時間)経過後の時刻TM2における温度Te2と、ステップS5Aで記憶された時刻TM1の蒸発器の温度Te1と、を比較して、温度が低下したか否か(Te1≧Te2)を判定する。このステップS5BにおいてYESの場合にはY方向に進み、時刻TM2に延長除霜操作開始(ステップS6)する(図7のCA23に相当)。また、ステップS5BでNOであればN方向に進み延長除霜操作は実施せずにステップS8の通常制御に戻る(図7のCA22に相当)。
例えば、停止期間SP1(第2の時間)が5分であれば、この5分経過後の温度Te2が温度Te1よりも低下したか否かを確認して、延長除霜操作が必要か否かを判定する。すなわち、5分経過後の温度Te2が温度Te1よりも低下していることが確認される(図7のCA23に相当)と延長除霜操作が必要と判定し、5分経過後の温度Te2が温度Te1よりも上がっていることが確認される(図7のCA22に相当)と延長除霜操作は不要と判定する。
上記の構成であれば、基本除霜操作が終了した後、追加除霜操作機能FK2を介して蒸発器11の温度が低下したことを検知した際に追加の除霜操作が必要と判定し第2の時間経過後に除霜装置13を再駆動する延長除霜操作を行うので、溶け切っていない霜を良好に溶かすことができる。これは、基本除霜操作が終了しても霜が未だ溶けきっていない状態では、除霜装置13の駆動を停止した後、残った霜によって蒸発器11の温度が徐々に低下するからである。
また、基本除霜操作が終了した時に霜がほとんど溶けきっている状態では、除霜装置13の駆動を停止した後であってもヒータ余熱により蒸発器11の温度は低下しない。そのために、第1の時間経過後(時刻TM1)の蒸発器の温度Te1と所定時間経過後(第2の時間経過後の時刻TM2)の温度Te2とを比較して、Te1≧Te2であることが確認されたときに、延長除霜操作が必要と判定すればよい。
また、ステップS6の延長除霜操作開始の後、ステップS6Aにて、蒸発器の温度Teが第1の温度TX以上か否かを判定し、YESであればY方向に進み延長除霜操作を停止(ステップS7)して通常制御に戻ってもよい(ステップS8)。
ステップS6AにてNOであればN方向に進み、駆動継続時間が第3の時間に達した(時刻TM3)か否かを判定する(ステップS6B)。ステップS6BでNOであれば図のN方向に進みステップS6Aに戻り、YESであればY方向に進み、延長除霜操作を停止(ステップS7)する。
例えば、図7に示すCA21のように、基本除霜操作工程中に第1の温度TXに達した場合には基本除霜操作が停止される。また、CA22のように、基本除霜操作終了時の時刻TM1における蒸発器11の温度Te1が第1の温度TXに達していないが、第2の時間経過後の時刻TM2における蒸発器11の温度Te2が温度Te1よりも高くなっている場合には、除霜装置13が停止した後であっても余熱効果で蒸発器の温度が上昇できるほどの残霜量しかない状態に相当するため、延長除霜操作は行わず、通常制御に戻る。
ただし、CA23の場合は、基本除霜操作が終了した時刻TM1における蒸発器11の温度Te1は除霜終了温度に達しておらず、除霜装置13の停止期間中に蒸発器11の温度が低下するケースであり、これは、除霜装置13が停止した後の余熱では溶かせないほど残霜量が多い状態に相当する。この場合には、追加除霜操作機能FK2を介して、基本除霜操作が終了した時刻TM1から所定時間経過した第2の時間経過後の時刻TM2に除霜装置13を再駆動して延長除霜操作を開始する。このケースにおいても蒸発器11の温度が除霜終了温度(第1の温度TX)に達した場合には延長除霜操作を停止することは同じである。
なお、本実施例では、基本除霜操作が終了した時刻TM1における蒸発器11の温度Te1と、所定時間経過後(第2の時間経過後の時刻TM2)の蒸発器11の温度Te2とを比較した結果に基づいて、延長除霜操作の要否を判定しているが、これに限らず、例えば、Te1は基本除霜操作が終了してから所定の時間が経過後であってもよく、また、Te2は第2の時間が経過するよりも所定の時間だけ前であってもよい。また、Te1とTe2との比較に代えて、時刻TM1から時刻TM2の間の所定の時刻における蒸発器11の温度の温度変化傾向に基づいて、延長除霜操作の要否を判定してもよい。
次に、延長除霜操作後の制御の各実施形態について説明する。実施例3は、延長除霜操作後にさらに再延長除霜操作を行う実施例であり、実施例4は、延長除霜操作後に次回の除霜プログラムを変更する実施例であり、実施例5は、再延長除霜操作後に次回の除霜プログラムを変更する実施例である。従って、これらの実施例3〜5は、前述した実施例1、2のいずれとも組み合わせ可能である。
〈実施例3〉
次に、図8に示すフローチャートと図9に示すタイムチャートを用いて、延長除霜操作終了時に霜がまだ溶け切っていない温度情報を検知した場合に、さらに追加の除霜操作が必要と判定して再延長除霜操作を行う実施例を実施例3として説明する。図8は、ステップS6の延長除霜操作開始からステップS8の通常制御までの追加除霜操作工程のみを表示している。
ステップS6の延長除霜操作開始の後、ステップS6Aにて、蒸発器の温度Teが第1の温度TX以上か否かを判定し、YESであればY方向に進み延長除霜操作を停止(ステップS7)して通常制御に戻る(ステップS8)。
ステップS6AにてNOであればN方向に進み、駆動継続時間が第3の時間に達した(時刻TM3)か否かを判定する(ステップS6B)。ステップS6BでNOであれば図のN方向に進みステップS6Aに戻り、YESであればY方向に進み、延長除霜操作を停止(ステップS7)する。
延長除霜操作停止(ステップS7)の後は、時刻TM3における蒸発器11の温度Te3が第2の温度TAよりも低いか否かの判定を行い(ステップS7A)、YESの場合にはY方向に進み、所定時間経過後(第4の時間SP2経過後)の時刻TM4に再延長除霜操作開始(ステップS7B)となる(図9のCA33に相当)。また、ステップS7AでNOであればN方向に進み再延長除霜操作は実施せずにステップS8の通常制御に戻る(図9のCA32に相当)。
ステップS7Bの再延長除霜操作開始からステップS7Cの再延長除霜操作停止までの実行手順は、ステップS6〜ステップS7と同様で、駆動継続時間を変更した手順とすればよい。
このように、図9のCA33に示す如く、延長除霜操作終了時の時刻TM3に達しても、蒸発器の温度Te(Te3)が第2の温度TAを超えない場合には、時刻TM3から所定時間(停止期間SP2)経過後の時刻TM4から最長で第5の時間経過後の時刻TM5までの間、すなわち、延長除霜操作期間H3の間、再延長除霜操作を行う。
上記したように本実施例においては、除霜装置13の再駆動を実行した後、第3の時間経過後の時刻TM3となって再駆動を停止した場合には、再駆動停止後の予め定められる第4の時間経過後(時刻TM4)に除霜装置13を再々駆動する再延長除霜操作を行う(再延長除霜操作機能を有する)ことを特徴としている。すなわち、除霜装置13の駆動を強制的に終了させる第3の時間経過後の時刻TM3に達しても、蒸発器の温度Teが第2の温度TAを超えない場合には、再延長除霜操作を行う。この構成であれば、基本除霜操作後に延長除霜操作機能が発揮されて除霜装置13を再駆動してもまだ蒸発器11の温度が上がらない場合には、さらなる追加の除霜操作が必要と判定して除霜装置13を再々駆動させることにより、溶け切っていない霜をさらに良好に溶かすことができる。
なお、本実施例では、再延長除霜操作の要否判定(ステップS7A)で、時刻TM3における蒸発器11の温度Te3が第2の温度TAよりも低いか否かを判定しているが、これに代えて、実施例2のステップS5A、S5Bと同様に、時刻TM3〜時刻TM4の間の異なる2つの時点における蒸発器11の温度変化傾向に基づいて、再延長除霜操作の要否を判定してもよい。
〈実施例4〉
次に、図10に示すフローチャートと図11に示すタイムチャートを用いて、延長除霜操作終了時に霜がまだ溶け切っていない温度情報を検知した場合に、次回の除霜プログラムを変更する実施例を実施例4として説明する。この実施形態は、図3に示す太線L1に相当する除霜装置13の駆動条件を変更して次回の除霜操作を行う実施形態である。また、図10は、ステップS6の延長除霜操作開始からステップS8の通常制御までの追加除霜操作工程のみを表示している。
ステップS6の延長除霜操作開始の後、ステップS6Aにて、蒸発器の温度Teが第1の温度TX以上か否かを判定し、YESであればY方向に進み延長除霜操作を停止(ステップS7)して通常制御に戻る(ステップS8)。
ステップS6AにてNOであればN方向に進み、駆動継続時間が第3の時間に達した(時刻TM3)か否かを判定し(ステップS6B)、NOであれば図のN方向に進みステップS6Aに戻り、YESであればY方向に進み、延長除霜操作を停止(ステップS7)した後、除霜プログラム変更操作(ステップS7D)して通常制御に戻る(ステップS8)。
例えば、実施例3で示したCA33(図9を参照)のように、延長除霜操作終了時の時刻TM3に達しても、蒸発器の温度Te(Te3)が第2の温度TAを超えない場合には、蒸発器11の着霜量がかなり多い、もしくは、蒸発器11に着霜しやすい環境(冷蔵庫内に高湿の食品が入っている、冷蔵庫扉3a、4aの開扉時間が長いなど)であると判断できる。このような状態では、次回の除霜を実施例1や2と同様の除霜手順で行っても、蒸発器11の霜を取り除くことは難しい。
そこで、本実施例では、上記の状態であると判断した場合には、基本除霜操作工程OP1や追加除霜操作工程OP2における除霜プログラムを変更することで、除霜能力を上げて、より確実に蒸発器11の霜を取り除くことを可能にする。
除霜プログラム変更操作は、除霜装置13の基本除霜操作期間H1を延長する、または延長除霜操作期間H2を延長する変更とすることができる。基本除霜操作期間H1と延長除霜操作期間H2との両方を延長してもよい。また、ヒータ出力を増加させる変更であってもよい。従って、本実施形態においては、延長除霜操作を行っても除霜が完全でない場合には、次回の除霜操作において、より長い時間除霜操作する、また、ヒータ出力を高くして除霜操作を行うようにする。
上記した除霜プログラム変更操作は制御部24自身が行う。すなわち、本実施形態に係る制御部24は、第3の時間経過後の時刻TM3に除霜装置13の再駆動が停止された場合に、依然として除霜が不十分であると判断された場合には、第1の時間H1を元の設定時間よりも長くする、第3の時間H2を元の設定時間よりも長くする、除霜ヒータの出力を高くするなどの設定変更をして次回の除霜操作を行う除霜プログラム変更操作機能を有する。
従って、本実施例の追加除霜操作機能FK2は、追加除霜操作要否判定機能と延長除霜操作機能と除霜プログラム変更操作機能とを有する。
図11に、本実施例に示す除霜プログラム変更操作機能によって除霜プログラムが変更された場合のタイムチャートを示す。図11に示すCA41は、実施例3で示したCA33と同様であり、延長除霜操作終了時の時刻TM3に達しても、蒸発器の温度Te(Te3)が第2の温度TAを超えていない。この場合に、本実施例では除霜プログラム変更操作機能によって除霜プログラムを変更する。
CA42は、基本除霜操作期間H1をH1aに延長する除霜プログラム変更を施した場合である。このように、基本除霜操作期間を延長することで、より多くの熱量が蒸発器11に与えられ、この例では、基本除霜操作期間H1aが経過後の時刻TM1aにおける蒸発器11の温度Te1aは第2の温度TAよりも高くなっている。したがって、延長除霜操作は実施されなくなる。
CA43は、基本除霜操作工程OP1での除霜ヒータの出力を高くする除霜プログラム変更を施した場合である。このように除霜ヒータの出力を高くすることでも、より多くの熱量が蒸発器11に与えられ、この例では、基本除霜操作期間H1が経過後の時刻TM1における蒸発器11の温度Te1は第2の温度TAよりも高くなっている。したがって、延長除霜操作は実施されなくなる。
このように、除霜プログラム変更操作機能によって次回の除霜能力を上げて除霜操作を行うことで、より確実に蒸発器11の霜を取り除くことができる。
なお、上記の除霜プログラム変更を行ったままでは、冷蔵庫の状態が変化して蒸発器11の着霜量が減った場合に、蒸発器11の過熱によって冷蔵庫の冷却効率が低下したり、温度ヒューズ14が溶断してしまうおそれがある。そこで、除霜プログラム変更操作機能は、変更された除霜プログラムを元に戻す機能を有している。例えば、基本除霜操作期間中に蒸発器11の温度Teが第1の温度TXに達した場合には、基本除霜操作工程OP1での除霜能力は現在の状態に対して過剰であると判断し、除霜プログラム変更操作機能は変更された除霜プログラムを元に戻すようにすることができる。他にも延長除霜操作を実施しないなどの条件で除霜プログラムを元に戻すようにしてもよい。
上記の構成であれば、基本除霜操作と延長除霜操作とを用いた1回目の除霜操作により除霜しきれなかった場合には、除霜能力を高くした新たな除霜プログラムに変更して次回の除霜操作を行うことになるので、蒸発器11に付着した霜が多くなっても良好に除霜できる除霜システムを構築できる。
〈実施例5〉
除霜プログラム変更操作は、再延長除霜操作を実行しても除霜しきれなかった場合に実行するようにしてもよい。この実施例を図12に示すフローチャートを用いて実施例5として説明する。
図12のフローチャートに示す除霜操作工程は、図8を用いて説明した実施例3の再延長除霜操作停止(ステップS7C)の後に、除霜プログラム変更操作(ステップS7D)を追加したものである。その他の構成は実施例3と同様であるので詳細な説明は省略する。
すなわち、本実施例の追加除霜操作機能FK2は、追加除霜操作要否判定機能と延長除霜操作機能と再延長除霜操作機能と除霜プログラム変更操作機能とを有する。この構成であれば、基本除霜操作と延長除霜操作に加えて再延長除霜操作を実施した場合には、次回の除霜操作を行う除霜プログラムを変更して設定される。従って、蒸発器11に付着する霜が多くなる状況であっても、次回の除霜操作は好適な除霜プログラムに変更可能になって、さらに良好に除霜できる除霜システムを構築できる。
上記した実施例1〜実施例5で説明したように、本発明に係る冷蔵庫1は、基本除霜操作機能FK1に加えて、基本除霜操作終了後の蒸発器11の温度情報に基づいて延長除霜操作を行う追加除霜操作機能FK2を備えた構成とされる。また、追加除霜操作機能FK2は、追加除霜操作要否判定機能と延長除霜操作機能と再延長除霜操作機能と除霜プログラム変更操作機能とを有し、延長除霜操作と再延長除霜操作と除霜プログラム変更操作とをそれぞれ個別に、また、組み合わせて操作可能とされる。
これらの除霜プログラム構成について図13を用いてさらに説明する。本発明に係る冷蔵庫1が備える除霜システムは、図13に示すように、基本除霜操作のみで通常制御に戻る基本除霜操作工程OP1を実施可能である。また、基本除霜操作に加えて追加の除霜操作を行う追加除霜操作工程OP2を実施可能である。
追加除霜操作工程OP2は、基本除霜操作に加えて延長除霜操作を行う第1追加除霜操作工程OP21と、基本除霜操作と延長除霜操作に加えて再延長除霜操作を行う第2追加除霜操作工程OP22と、基本除霜操作と延長除霜操作と再延長除霜操作に加えて除霜プログラム変更操作を行う第3追加除霜操作工程OP23と、基本除霜操作と延長除霜操作に加えて除霜プログラム変更操作を行う第4追加除霜操作工程OP24とを含む。
従って、これらの追加除霜操作工程OP2(第1追加除霜操作工程OP21〜第4追加除霜操作工程OP24)を適用することにより、本発明に係る冷蔵庫1は、蒸発器11に付着する霜が突発的に多くなっても、日常的に増加する状況でも、除霜装置13の異常な発熱を抑制しながら良好に除霜可能になる。
例えば、基本除霜操作工程OP1のみでは除霜完了しなかった場合には、まず、基本除霜操作に加えて延長除霜操作を実行することにより、突発的な着霜量の増加に対応可能となる。また、日常的に着霜量が増加する場合には、延長除霜操作が繰り返し実行されたり、延長除霜操作を実行しても除霜が完了しなくなったりする状況となるので、このような場合には、再延長除霜操作、および/または、除霜プログラム変更操作を採用することによりさらなる除霜効果を発揮可能になる。
上記したように、本発明の請求項1に対応した課題を解決する手段は、冷気を生成する蒸発器11と、冷気が流通する冷気通路(第1冷気通路7、第2冷気通路8)と、蒸発器11の除霜を行う除霜装置13と、冷気通路を介して流通する冷気によって冷却される貯蔵室と、蒸発器11の温度を検知する温度検出器15と、を備え、温度検出器15による温度検出機能とタイマー機能を有して除霜装置13の駆動を制御する制御部24を具備した冷蔵庫1であって、制御部24は、除霜装置13の駆動継続時間が予め定める第1の時間に達した(時刻TM1)と判定した際、および、蒸発器11の温度が予め定める第1の温度TXになったと判定した際に、除霜装置13の駆動を停止する基本除霜操作機能FK1を有すると共に、第1の時間に達した際に検知される蒸発器11の温度情報に基づいて追加の除霜操作の要否を判定し、前記停止後の予め定める第2の時間経過後(時刻TM2)に除霜装置13を再駆動する追加除霜操作機能FK2を有することである。
この請求項1に対応した効果は、除霜装置13の基本除霜操作終了後に、制御部24を介して、蒸発器11の温度情報に基づいて追加の除霜操作が必要と判定した際には、所定時間経過後に除霜装置13を再駆動するので、除霜装置13の異常な発熱を抑制しながら溶け切っていない霜を良好に溶かすことができる。また、蒸発器11の温度情報に基づいて追加の除霜操作は必要ないと判定した際には追加の除霜操作は行わないので、除霜装置の過剰な駆動に起因する不具合を防止できる。すなわち、本発明によれば、蒸発器11に付着した霜が多くても、使用者の使い勝手を損ねることなく、除霜装置13の異常な発熱を抑制しながら良好に除霜できる除霜システムを備えた冷蔵庫1を得ることができる。
請求項2に対応した課題を解決する手段は、温度情報は、第1の時間に達した(時刻TM1)際に検知された蒸発器11の温度が第1の温度TXより低い温度であり予め定める第2の温度TAより低いか否かの情報であって、追加除霜操作機能FK2は、当該温度が第2の温度よりも低い場合に追加の除霜操作が必要と判定して、除霜装置13を再駆動する延長除霜操作を行うことである。この請求項2に対応した効果は、除霜装置13の駆動継続時間が予め定める第1の時間に達した際、すなわち、時刻TM1に基本除霜操作が終了したときに、蒸発器11の温度が第2の温度TAよりも低い温度情報を示す場合には、霜が未だ溶けていない状態と判断して追加の除霜操作が必要と判定し、所定時間経過後に除霜装置13を再駆動して延長除霜操作を行うので、溶け切っていない霜を良好に溶かすことができる。
請求項3に対応した課題を解決する手段は、温度情報は、基本除霜操作終了時の蒸発器11の温度と、この後の所定時間経過後の蒸発器11の温度を比較し、温度が低下しているか否かの情報であって、追加除霜操作機能FK2は、当該温度が低下していることが確認された場合に追加の除霜操作が必要と判定して、除霜装置13を再駆動する延長除霜操作を行うことである。この請求項3に対応した効果は、除霜装置13の駆動継続時間が予め定める第1の時間に達して基本除霜操作を停止した後、蒸発器11の温度が低下している温度情報を検知した場合は、霜が未だ溶けきっていない状態を示すと判断して追加の除霜操作が必要と判定し、第2の時間経過後(時刻TM2)に除霜装置13を再駆動する延長除霜操作を行うので、溶け切っていない霜を良好に溶かすことができる。
請求項4に対応した課題を解決する手段は、再駆動は、蒸発器11の温度が第1の温度TXに達したと判定された場合に、または、再駆動の継続時間が第1の時間よりも短い時間であり予め設定される第3の時間経過した(時刻TM3)と判定された場合に、停止され、追加除霜操作機能FK2は、第3の時間経過後(時刻TM3)に再駆動が停止された場合には、再駆動停止後の予め定められる第4の時間経過後(時刻TM4)に除霜装置13を再々駆動する再延長除霜操作の要否の判定を行うことである。この請求項4に対応した効果は、基本除霜操作終了後に追加除霜操作機能を介して除霜装置13を再駆動しても、所定の駆動時間内に蒸発器11の温度が上がらずに除霜停止温度に達しない場合には、さらなる追加の除霜操作が必要かどうかを判定して、必要と判定した場合には所定時間経過後に除霜装置13を再々駆動させることにより、溶け切っていない霜を良好に溶かすことができる。
請求項5に対応した課題を解決する手段は、再駆動は、蒸発器11の温度が第1の温度TXに達したと判定された場合に、または、再駆動の継続時間が第1の時間よりも短い時間であり予め設定される第3の時間経過したと判定された場合に、停止され、追加除霜操作機能FK2は、第3の時間経過後(時刻TM3)に再駆動が停止された場合には、基本除霜操作機能の第1の時間を元の設定時間よりも長くするか、もしくは、基本除霜操作機能の除霜能力を上げるか、の少なくとも一方を設定変更して次回の基本除霜操作を行うことである。この請求項5に対応した効果は、基本除霜操作と延長除霜操作を含む1回目の除霜操作により除霜しきれなかった場合には、除霜時間か除霜能力のいずれか一方または両方を変更して次回の基本除霜操作を行うことになるので、蒸発器11に付着した霜が多くなる状態であっても良好に除霜できる除霜システムを構築できる。
また、追加除霜操作機能FK2は、延長除霜操作機能と再延長除霜操作機能と除霜プログラム変更操作機能と、を備え、延長除霜操作機能に続いて再延長除霜操作機能を発揮すると共に、再延長除霜操作機能が実行された後に除霜プログラム変更操作機能を発揮する構成であってもよい。この構成であれば、基本除霜操作と延長除霜操作に加えて再延長除霜操作を実施した場合には、次回の除霜プログラムを変更して新たなプログラムに設定されるので、蒸発器11に付着する霜が多くなる状況であっても、好適な除霜プログラムに変更可能になり、さらに良好に除霜できる除霜システムを構築できる。
上記したように本発明によれば、基本除霜操作を行った際に着霜が溶け切らずに残存している状況であっても、蒸発器11の温度情報に基づいて追加の除霜操作の要否を判定し除霜装置13を再駆動する追加除霜操作機能を介して、追加の除霜操作が必要と判定した際に、除霜装置13を一旦停止した後の所定時間経過後に再駆動して延長除霜操作を実行するので、蒸発器11に付着した霜が多くても、使用者の使い勝手を損ねることなく、除霜装置13の異常な発熱を抑制しながら良好に除霜できる除霜システムを備えた冷蔵庫1を得ることができる。
また、冷蔵庫の設定温度や外気温の変化に対しても適切な除霜工程を実現できるので、使用者にとって利便性の向上した除霜システムとなる。
そのために、本発明に係る冷蔵庫は、庫内に高湿の食品を入れることが多く、扉を長時間または頻繁に開けることが多く、蒸発器に付着する霜が多くなることが想定される冷蔵庫に好適に利用可能となる。
1 冷蔵庫
2 断熱箱体
3 冷蔵室
4 冷凍室
7 第1冷気通路
8 第2冷気通路
10 圧縮機
11 蒸発器
12 送風ファン
13 除霜装置
14 温度ヒューズ
15 温度検出器
24 制御部
FK1 基本除霜操作機能
FK2 追加除霜操作機能
OP1 基本除霜操作工程
OP2 追加除霜操作工程
TX 第1の温度(除霜終了温度)
TA 第2の温度(設定温度)
TM1 (第1の時間経過後の)時刻
TM2 (第2の時間経過後の)時刻
TM3 (第3の時間経過後の)時刻
TM4 (第4の時間経過後の)時刻
Te 蒸発器の温度

Claims (5)

  1. 冷気を生成する蒸発器と、冷気が流通する冷気通路と、前記蒸発器の除霜を行う除霜装置と、前記冷気通路を介して流通する冷気によって冷却される貯蔵室と、前記蒸発器の温度を検知する温度検出器と、を備え、温度検出器による温度検出機能とタイマー機能とを有して前記除霜装置の駆動を制御する制御部を具備した冷蔵庫であって、
    前記制御部は、前記除霜装置の駆動継続時間が予め定める第1の時間に達したと判定した際、および、前記蒸発器の温度が予め定める第1の温度に達したと判定した際に、前記除霜装置の駆動を停止する基本除霜操作機能を有すると共に、
    第1の時間に達した際に検知される前記蒸発器の温度情報に基づいて追加の除霜操作の要否を判定し、前記停止後の予め定める第2の時間経過後に前記除霜装置を再駆動する追加除霜操作機能を有することを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記温度情報は、第1の時間に達した際に検知された前記蒸発器の温度が第1の温度より低い温度であり予め定める第2の温度より低いか否かの情報であって、前記追加除霜操作機能は、当該温度が第2の温度よりも低い場合に追加の除霜操作が必要と判定して、前記除霜装置を再駆動する延長除霜操作を行うことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記温度情報は、基本除霜操作終了時の前記蒸発器の温度と、この後の所定時間経過後の前記蒸発器の温度を比較し、温度が低下しているか否かの情報であって、前記追加除霜操作機能は、当該温度が低下していることが確認された場合に追加の除霜操作が必要と判定して、前記除霜装置を再駆動する延長除霜操作を行うことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  4. 前記再駆動は、蒸発器の温度が第1の温度に達したと判定された場合に、または、再駆動の継続時間が第1の時間よりも短い時間であり予め設定される第3の時間経過したと判定された場合に、停止され、
    前記追加除霜操作機能は、第3の時間となって再駆動を停止した場合には、再駆動停止後の予め定められる第4の時間経過後に除霜装置を再々駆動する再延長除霜操作の要否の判定を行うことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の冷蔵庫。
  5. 前記再駆動は、蒸発器の温度が第1の温度に達したと判定された場合に、または、再駆動の継続時間が第1の時間よりも短い時間であり予め設定される第3の時間経過したと判定された場合に、停止され、
    前記追加除霜操作機能は、第3の時間経過後に前記再駆動が停止された場合には、前記基本除霜操作機能の第1の時間を元の設定時間よりも長くするか、もしくは、前記基本除霜操作機能の除霜能力を上げるか、の少なくとも一方を設定変更して次回の基本除霜操作を行うことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の冷蔵庫。
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