JP2013200084A - 冷却貯蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】蒸発器の霜取を支障無く実行しながら、霜取ヒータの発熱を効果的に抑える。
【解決手段】蒸発器の霜取を行うための霜取ヒータ46、47と、蒸発器の所定の霜取復帰温度を検出するための霜取復帰温度センサ41、42と、蒸発器への冷媒供給と霜取ヒータを制御する制御装置40を備える。制御装置40は、蒸発器への冷媒供給を制御して冷却運転を実行し、蒸発器への冷媒供給を停止し、霜取ヒータに通電することによって蒸発器の霜取運転を実行する。霜取運転に入る前の冷凍室、冷蔵室の冷却状況に基づいて蒸発器への着霜量を判断し、霜が少ないと判断した場合には、霜取運転における霜取ヒータへの通電率を低下させる。
【選択図】図5

Description

本発明は、貯蔵室を冷却する蒸発器を備え、該蒸発器の霜取運転を実行する冷却貯蔵庫に関するものである。
従来よりこの種冷却貯蔵庫では、圧縮機と、凝縮器と、キャピラリチューブと、蒸発器とから冷媒回路が構成され、圧縮機から吐出された冷媒を凝縮器にて放熱させ、キャピラリチューブで絞った後、蒸発器に流入させて蒸発させ、そのときの吸熱作用により貯蔵室内を冷却する構成とされている。
また、蒸発器には冷却運転中に着霜が成長する。この霜により空気と蒸発器との熱交換が阻害され、また、通風抵抗も増大するため、定期的に蒸発器への冷媒供給を停止して、霜取ヒータに通電し、蒸発器の霜取を行っていた(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−153378号公報
ここで、蒸発器への着霜の量は冷却貯蔵庫の周囲の環境(外気温度や湿度)や、貯蔵室内に収納された物品の量や種類によって変化してくる。特に、外気温度も低く、収納物品の量の少ない場合には、蒸発器への着霜量も少なくなる。
そのように着霜量が少ない状況では、霜取ヒータの発熱によって蒸発器周辺の樹脂部品等の温度が異常に上昇し、劣化してしまう不都合が発生する。また、霜取運転は冷却運転を停止して実行されるものであるから、貯蔵室内に収納された物品の品質保持や省エネルギーを考慮した場合、霜取ヒータの発熱量はできるだけ小さい方が好都合である。
本発明は、係る従来の技術的課題を解決するためになされたものであり、蒸発器の霜取を支障無く実行しながら、霜取ヒータの発熱を効果的に抑えることができる冷却貯蔵庫を提供する。
上記課題を解決するために本発明の冷却貯蔵庫は、貯蔵室を冷却する蒸発器を有するものであって、蒸発器の霜取を行うための霜取ヒータと、蒸発器の所定の霜取復帰温度を検出するための霜取復帰温度センサと、蒸発器への冷媒供給と霜取ヒータを制御する制御手段とを備え、この制御手段は、蒸発器への冷媒供給を制御して冷却運転を実行し、蒸発器への冷媒供給を停止し、霜取ヒータに通電することによって蒸発器の霜取運転を実行すると共に、この霜取運転に入る前の貯蔵室の冷却状況に基づいて蒸発器への着霜量を判断し、霜が少ないと判断した場合には、霜取運転における霜取ヒータへの通電率を低下させることを特徴とする。
請求項2の発明の冷却貯蔵庫は、上記において貯蔵室の温度を検出する貯蔵室温度センサを備え、制御手段は、貯蔵室温度センサが検出する貯蔵室の所定の上限温度で蒸発器への冷媒供給を開始し、所定の下限温度にて冷媒供給を停止すると共に、霜取運転の開始前、所定時間以内に貯蔵室の温度が所定の高温度に上昇したことが無いこと、又は、霜取運転の開始前、所定時間以内に貯蔵室の温度が下限温度まで低下したこと、又は、霜取運転の開始前、所定時間以内における冷却運転中に、霜取復帰温度センサと貯蔵室温度センサが検出する温度の差が所定値以内に保たれていること、のうちの何れか一つ、若しくは、それらの組み合わせ、或いは、それらの全てが発生した場合、霜が少ないと判断することを特徴とする。
請求項3の発明の冷却貯蔵庫は、上記各発明において制御手段は、霜取運転中に霜取復帰温度センサが検出する蒸発器の温度上昇に応じて霜取ヒータへの通電率を低下させ、当該蒸発器の温度が霜取復帰温度まで上昇した場合、霜取運転を終了することを特徴とする。
本発明によれば、貯蔵室を冷却する蒸発器を有する冷却貯蔵庫において、蒸発器の霜取を行うための霜取ヒータと、蒸発器の所定の霜取復帰温度を検出するための霜取復帰温度センサと、蒸発器への冷媒供給と霜取ヒータを制御する制御手段とを備え、この制御手段は、蒸発器への冷媒供給を制御して冷却運転を実行し、蒸発器への冷媒供給を停止し、霜取ヒータに通電することによって蒸発器の霜取運転を実行すると共に、この霜取運転に入る前の貯蔵室の冷却状況に基づいて蒸発器への着霜量を判断し、霜が少ないと判断した場合には、霜取運転における霜取ヒータへの通電率を低下させるようにしたので、蒸発器の着霜量が少ない状況では、霜取ヒータの発熱量を抑制して過剰な加熱を防止することが可能となる。
これにより、蒸発器の霜取を支障無く行いながら、異常な温度上昇に伴う機器の劣化や、不必要な電力消費を防止し、省エネルギーにも寄与することができるようになる。
ここで、貯蔵室の扉が開放されるなどして貯蔵室内に湿気を含んだ外気が侵入した場合、貯蔵室の温度は高くなり、蒸発器の着霜量も多くなる。また、貯蔵室の温度が下限温度まで低下したことは、即ち、蒸発器の着霜量が少なく、蒸発器と空気との熱交換が滞りなく行われて貯蔵室が良く冷えているといえる。更に、蒸発器の着霜量が少なければ通気が良くなり、貯蔵室温度センサが検出する貯蔵室の温度と霜取復帰温度センサが検出する蒸発器の温度との差も小さくなる。
そこで、請求項2の発明の如く貯蔵室の温度を検出する貯蔵室温度センサを備え、制御手段が、貯蔵室温度センサが検出する貯蔵室の所定の上限温度で蒸発器への冷媒供給を開始し、所定の下限温度にて冷媒供給を停止する場合に、霜取運転の開始前、所定時間以内に貯蔵室の温度が所定の高温度に上昇したことが無いこと、又は、霜取運転の開始前、所定時間以内に貯蔵室の温度が下限温度まで低下したこと、又は、霜取運転の開始前、所定時間以内における冷却運転中に、霜取復帰温度センサと貯蔵室温度センサが検出する温度の差が所定値以内に保たれていること、のうちの何れか一つ、若しくは、それらの組み合わせ、或いは、それらの全てが発生した場合、霜が少ないと判断するようにすれば、蒸発器の着霜量が少ないことを的確に判断することが可能となる。
それにより、蒸発器の霜取を確実に行いながら、霜取ヒータの通電率を効果的に低下させることができるようになる。
また、請求項3の発明の如く制御手段が、霜取運転中に霜取復帰温度センサが検出する蒸発器の温度上昇に応じて霜取ヒータへの通電率を低下させ、当該蒸発器の温度が霜取復帰温度まで上昇した場合、霜取運転を終了するようにすれば、霜取運転の進行に伴って蒸発器の着霜が少なくなり、温度が上昇した場合には霜取ヒータの発熱量を下げていくことができるようになり、より一層の過剰加熱の防止と省エネ化を図ることが可能となるものである。
本発明を適用した冷却貯蔵庫の扉を開放した状態の斜視図である。 図1の冷却貯蔵庫の縦断側面図である。 図2のドレンパン部分の拡大図である。 図1の冷却貯蔵庫の冷媒回路図である。 図1の冷却貯蔵庫の制御装置の電気回路のブロック図である。 図5の制御装置が実行する通常冷却運転を説明するフローチャートである。 図5の制御装置が実行する霜取運転を説明するフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。図1は本発明を適用した冷却貯蔵庫1の扉を開放した状態の斜視図を示している。実施例の冷却貯蔵庫1は、ホテルやレストランの厨房等に設置される縦型業務用冷凍冷蔵庫であり、前面に開口する断熱箱体2により構成されている。
図1の冷却貯蔵庫1は、断熱箱体2内を断熱性の仕切壁2A、2Bにて区画することにより貯蔵室としての冷凍室(F)3と冷蔵室(R)4とが形成されている。本実施例では、断熱箱体2の上部を仕切壁2Aにて左右に区画し、仕切壁2Aにて区画された一側(この場合図1の向かって左側)を更に仕切壁2Bにて上下に区画することにより、断熱箱体2内の一側(向かって左側)上部が冷凍室3、それ以外の他側(向かって右側)上部から下部全域(冷凍室3の下側)が連続した冷蔵室4とされ、向かって左上の冷凍室3とそれ以外の冷蔵室4とは相互に冷気の流通が不能に構成される。
そして、冷凍室3の前面開口は、断熱箱体2の一側上部に枢支された断熱扉8にて開閉自在に閉塞されると共に、冷蔵室4の前面開口は、断熱箱体2の他側上部、他側下部、一側下部のそれぞれに独立して枢支された各断熱扉9にて開閉自在に閉塞される。これにより、断熱箱体2の前面開口は、上下に設けられた二組の観音開き式の扉8、9、9、9にて開閉自在に閉塞されることとなる。
尚、図中10は、仕切壁2Bと同じ高さの位置で断熱箱体2の前面開口部を上下に区画し、扉8、9が閉じたときにそれらの裏面と当接して密着させるための中仕切である。
冷凍室3の上部には、冷却貯蔵庫1の冷却装置16を構成する冷凍室蒸発器5が配設されており、この冷凍室蒸発器5及びその前側近傍に取り付けられた冷凍室送風機7F(図5)により、冷凍室3内は所定の冷凍室冷却温度範囲に冷却される。また、冷蔵室4の上部にも同じく冷却装置16を構成する冷蔵室蒸発器6が配設されており、この冷蔵室蒸発器6及びその前側近傍に取り付けられた冷蔵室送風機7Rにより、冷蔵室4内は所定の冷蔵室冷却温度範囲に冷却される。
尚、冷凍室3、冷蔵室4の配置や容積比率は、これに限定されるものではなく、相互に冷気の流通が不能とされる構成とされ、冷凍室3及び冷蔵室4のそれぞれに冷凍室蒸発器5及び冷蔵室蒸発器6が配設される冷却貯蔵庫であればよい。
ここで、図2は断熱箱体2の他側(向かって右側)に位置する冷蔵室4側の冷却貯蔵庫1の縦断側面図を示しており、当該図中において冷蔵室蒸発器6及び冷蔵室送風機7Rの下方に取り付けられた20は、冷蔵室蒸発器6が配置された冷却室21と冷蔵室4とを区画して冷蔵室蒸発器6からのドレン水を受けて排出するためのアルミニウム製のドレンパンである。このドレンパン20部分の詳細構造を図3の拡大図に示す。この図において50はドレンパン20の下側に配置された樹脂製の蒸発器カバーである。これらドレンパン20及び蒸発器カバー50は後方が開放されている。また、冷蔵室送風機7Rはファンケース55内に収納されており、当該冷蔵室送風機7Rの下側に対応する部分のドレンパン20及び蒸発器カバー50は開口し、特に冷蔵室送風機7Rに対応する部分の蒸発器カバー50はスリット状のファンカバー50Aとされている。そして、冷蔵室送風機7Rによって冷蔵室4内から冷却室21に吸い込まれた冷気は、冷蔵室蒸発器6と熱交換した後、冷却室21後方から冷蔵室4内に吐出される。
尚、当該ドレンパン20、蒸発器カバー50、ファンケース55及び冷却室21の構成は、図示しないが冷凍室3における冷凍室蒸発器5、冷凍室送風機7Fについても同様とされている。
そして、断熱箱体2の天面には、前面、両側面、後面を構成するパネル11にて機械室12が画成されており、この機械室12内には、上記各蒸発器5、6と共に冷却装置16を構成する圧縮機13や凝縮器14、更には、凝縮器用送風機15等が配設される。
また、冷凍室蒸発器5には当該冷凍室蒸発器5への着霜を融解して霜取を行うための冷凍室霜取ヒータ46が取り付けられ、更に当該冷凍室蒸発器5の所定の霜取復帰温度(例えば+10℃)を検出するための冷凍室霜取復帰温度センサ41が取り付けられている。更に、冷凍室蒸発器5下側に位置するドレンパン20には当該ドレンパン20及び冷凍室送風機7Fの氷結を融解、若しくは、融解に寄与する氷結融解ヒータとして機能する冷凍室ドレンパンヒータ48(図5)が取り付けられており、冷凍室送風機7Fが取り付けられたファンケース55には、これも冷凍室送風機7Fの氷結を融解、若しくは、融解に寄与する氷結融解ヒータとして機能する冷凍室ファンケースヒータ49が取り付けられている。
一方、冷蔵室蒸発器6には当該冷蔵室蒸発器6への着霜を融解して霜取を行うための冷蔵室霜取ヒータ47が取り付けられ、更に当該冷蔵室蒸発器6の所定の霜取復帰温度(例えば+10℃)を検出するための冷蔵室霜取復帰温度センサ42が取り付けられている。更に、冷蔵室蒸発器6下側に位置するドレンパン20の裏(下)面には当該ドレンパン20及び冷蔵室送風機7Rの氷結を融解、若しくは、融解に寄与する氷結融解ヒータとして機能する冷蔵室ドレンパンヒータ51が取り付けられており、冷蔵室送風機7Rが取り付けられたファンケース55には、これも冷蔵室送風機7Rの氷結を融解、若しくは、融解に寄与する氷結融解ヒータとして機能する冷蔵室ファンケースヒータ52が取り付けられている。
更に、仕切壁2A、2Bの冷蔵室4側の面の内側には冷蔵室結露防止ヒータ(ヒータ)53が取り付けられている。この冷蔵室結露防止ヒータ53は、仕切壁2A、2Bの冷蔵室4側の面を加熱するヒータであり、温度の低い冷凍室3からの冷却作用により、仕切壁2A、2Bの冷蔵室4側の面に結露が発生することを防止するものである。
ここで、図4の冷媒回路図を参照して冷却貯蔵庫1の冷媒回路について説明する。圧縮機13の冷媒吐出側に凝縮器14が接続され、この凝縮器14の冷媒下流側には、上記冷凍室3を冷却する冷凍室蒸発器5と、冷蔵室4を冷却する冷蔵室蒸発器6がそれぞれ減圧手段としてのキャピラリチューブ18、19を介して接続されている。各キャピラリチューブ18、19は、それぞれ冷凍室3、又は、冷蔵室4における蒸発温度を考慮し、任意の口径、長さのものに選定されている。
本実施例では、各蒸発器5、6への冷媒供給を制御する流路切換手段としての三方弁17により、圧縮機13にて圧縮された冷媒をキャピラリチューブ18を介して冷凍室蒸発器5、若しくは、キャピラリチューブ19を介して冷蔵室蒸発器6に分配供給可能とされる。即ち、三方弁17を切換制御することによって、各蒸発器5、6の内の何れか一方のみに選択的に冷媒を供給する状態と、冷凍室蒸発器5及び冷蔵室蒸発器6の双方に冷媒を供給する状態とを実現可能とされる。
また、本実施例では、三方弁17によって各蒸発器5、6のうちの何れか一方のみに冷媒が供給された場合、必ず、供給された側の蒸発器が設けられた室の温度が所定時間内に冷却温度範囲から下に逸脱し、逸脱した方の蒸発器5、又は、6への冷媒の流入が停止(サーモオフ)される設定とされているものとする。
そして、各蒸発器5、6の冷媒流出側に接続された冷媒配管22、23は、対応するそれぞれのキャピラリチューブ18、19と熱交換可能に配設されて、その端部は合流部24に接続される。当該合流部24には、両蒸発器5、6から流出され、合流された冷媒を圧縮機13に帰還させる吸込配管25が接続される。
次に、図5の電気回路のブロック図を参照して冷却貯蔵庫1の制御手段を構成する制御装置40について説明する。制御装置40は汎用のマイクロコンピュータにより構成されており、記憶手段としてのメモリ26を備え、時限手段としてのタイマ27等をその機能として有している。
そして、制御装置40の入力側には、冷凍室3、冷蔵室4の設定温度TF、TRや当該設定温度を含む冷却温度範囲を任意に設定可能とするコントロールパネル(入力手段)28と、冷凍室3の温度を検出する冷凍室温度センサ(冷凍室温度検出手段。貯蔵室温度センサ)29と、冷蔵室4の温度を検出する冷蔵室温度センサ(冷蔵室温度検出手段。貯蔵室温度センサ)30と、外気温度を検出する外気温度センサ(外気温度検出手段)32が接続されている。
尚、コントロールパネル28は冷凍室3の設定温度TFを、−20℃を中心として例えば−22℃〜−18℃の冷凍温度範囲で任意に設定可能とされており、冷蔵室4の設定温度TRは、+4℃を中心として例えば+2℃〜+6℃の冷蔵温度範囲で任意に設定可能とされている。また、コントロールパネル28では、上記以外にも各種設定を変更することが可能であり、また、各種情報や警報の表示を行うための表示器(警報手段)も備えている。
また、制御装置40の出力側には、圧縮機13と、三方弁17と、冷凍室送風機7Fと、冷蔵室送風機7Rと、凝縮器用送風機15が接続されている。本実施例では、圧縮機13(圧縮機のモータ)は、インバータ装置31を介して接続されており、これによって制御装置40は圧縮機13の運転と停止に加え、圧縮機13の運転周波数を下限値(G1:例えば30Hz)から上限値(G2:例えば80Hz)の間で任意に、リニアに制御可能とされる。
更に、制御装置40の入力側には、前記冷凍室霜取復帰温度センサ41と、冷蔵室霜取復帰温度センサ42と、冷凍室送風機7Fの通電電流を検出する冷凍室送風機カレントトランス43と、冷蔵室送風機7Rの通電電流を検出する冷蔵室送風機カレントトランス44が接続されている。更にまた、制御装置40の出力側には、前記冷凍室霜取ヒータ46と、冷蔵室霜取ヒータ47と、冷蔵室結露防止ヒータ53と、冷凍室ドレンパンヒータ48と、冷凍室ファンケースヒータ49と、冷蔵室ドレンパンヒータ51と、冷蔵室ファンケースヒータ52が接続されている。
制御装置40はこれらヒータ46、47、48、49、51、52、53の通電率を0%〜100%の間で制御可能とされている。即ち、制御装置40は後述する通常冷却運転中に、所定時間毎に圧縮機13を停止し、両霜取ヒータ46、47、両ドレンパンヒータ48、51、両ファンケースヒータ49、52に通電して両蒸発器5、6の霜取運転を実行する。そして、各蒸発器5、6の温度が所定の霜取復帰温度に上昇したら霜取運転を終了する。この霜取運転については後に詳述する。また、制御装置40は冷蔵室結露防止ヒータ53に通電して仕切壁2A、2Bの冷蔵室4側の面への結露の発生を防止する。
以上の構成で、次にフローチャートを参照しながら実施例の冷却貯蔵庫1の動作について説明する。
(1)通常冷却運転
制御装置40は、電源が投入されると圧縮機13と各送風機7F、7R、15を運転して通常冷却運転を開始する。図6のフローチャートはこの通常冷却運転を示しており、制御装置40はこの通常冷却運転により冷凍室3及び冷蔵室4のそれぞれが冷却温度範囲となるように圧縮機13と三方弁17の制御を行う。
即ち、コントロールパネル28にて冷凍室3の設定温度TF(例えば、−20℃)が設定されると、当該設定温度TFを含む該設定温度TFの上下の範囲で冷凍室冷却温度範囲が設定される。この場合、冷凍室冷却温度範囲は、例えば冷凍室下限温度TFL(設定温度TF−2℃。所定の下限温度)以上、冷凍室上限温度TFH(設定温度TF+2℃)以下の温度範囲となる。同様にコントロールパネル28にて冷蔵室4の設定温度TR(例えば、+4℃)が設定されると、当該設定温度TRを含む該設定温度TRの上下の範囲で冷蔵室冷却温度範囲が設定される。この場合、冷蔵室冷却温度範囲は、例えば冷蔵室下限温度TRL(設定温度TR−2℃。所定の下限温度)以上、冷蔵室上限温度TRH(設定温度TR+2℃)以下の温度範囲となる。尚、上記ディファレンシャル温度(2℃)はコントロールパネル28にて変更することができる。
三方弁17が両方の蒸発器5、6に冷媒を供給する状態であるものとすると、圧縮機13から吐出された高温冷媒は、凝縮器14にて凝縮された後、三方弁17を経て冷凍室蒸発器5側のキャピラリチューブ18と、冷蔵室蒸発器6側のキャピラリチューブ19とに分流されて流入する。各キャピラリチューブ18、19にて減圧された冷媒は、それぞれ対応する蒸発器5、6に流入し、そこで蒸発して冷却作用を発揮する。
また、各送風機7F、7Rが運転されると、下方の冷凍室3、冷蔵室4から冷気が吸引され、後方の蒸発器5、6に吐出される。この冷気は蒸発器5、6とそれぞれ熱交換し、冷却された後、ドレンパン20の後方から各室3、4に吐出される。これにより、冷凍室3内及び冷蔵室4内をそれぞれ冷却する。
各蒸発器5、6にて蒸発した低温冷媒は、蒸発器5、6から流出した後、各冷媒配管22、23にそれぞれ流入し、キャピラリチューブ18、19の比較的高い温度の冷媒が流れる部分と熱交換した後、合流部24にて合流して吸込配管25より圧縮機13に帰還する。
制御装置40は図6のステップS1で冷凍室温度センサ29が検出する冷凍室3の温度が前記冷凍室上限温度TFH(設定温度TF+2℃)以上か否か判断し、以上であればステップS8に進み、今度は冷蔵室温度センサ30が検出する冷蔵室4の温度が前記冷蔵室上限温度TRH(設定温度TR+2℃)以上か否か判断し、以上であればステップS11に進んで三方弁17を両蒸発器5、6に冷媒を流す状態に制御する。また、このステップS11で制御装置40は、冷凍室3と冷蔵室4の現在の温度と設定温度TF、TRとの偏差eに基づくPID演算結果から操作量を決定し(冷凍室と冷蔵室で操作量の大きい方)圧縮機13の運転周波数を制御する(PID制御)。
尚、制御装置40はステップS8で冷蔵室4の温度が冷蔵室上限温度TRHより低い場合はステップS9に進み、冷蔵室4の温度が前記冷蔵室下限温度TRL以下か否か判断し、以下である場合にはステップS13に進んで三方弁17を冷凍室蒸発器5のみに流す状態に切り換える。また、圧縮機13は冷凍室3の温度に基づくPID制御となる。尚、ステップS9で冷蔵室4の温度が冷蔵室下限温度TRLより高い場合には、制御装置40はステップS10に進み、現在冷蔵室蒸発器6に冷媒を流して冷却中か否か判断し、流している場合(即ち、下限温度まで温度を下げている途中)にはステップS11に進み、流していない場合(即ち、上限温度まで温度が上がる途中)にはステップS13に進む。
図6のステップS1で冷凍室3の温度が冷凍室上限温度TFH(設定温度TF+2℃)より低い場合、ステップS2に進み、冷凍室3の温度が前記冷凍室下限温度TFL(設定温度TF−2℃)以下か否か判断し、以下であればステップS4に進み、冷蔵室4の温度が冷蔵室上限温度TRH(設定温度TR+2℃)以上か否か判断し、以上であればステップS12に進んで三方弁17を冷蔵室蒸発器6のみに冷媒を流す状態に制御する。また、このステップS12で制御装置40は冷蔵室4の温度に基づいて圧縮機13の運転周波数をPID制御する。
また、制御装置40はステップS4で冷蔵室4の温度が冷蔵室上限温度TRHより低い場合はステップS5に進み、冷蔵室4の温度が冷蔵室下限温度TRL以下か否か判断し、以下である場合にはステップS7に進んで三方弁17を何れの蒸発器にも冷媒を流さない状態に閉じ、圧縮機13を停止する。尚、ステップS5で冷蔵室4の温度が冷蔵室下限温度TRLより高い場合には、制御装置40はステップS6に進み、現在冷蔵室蒸発器6に冷媒を流して冷却中か否か判断し、流している場合(即ち、下限温度まで温度を下げている途中)にはステップS12に進み、流していない場合(即ち、上限温度まで温度が上がる途中)にはステップS7に進む。
また、ステップS2で冷凍室3の温度が冷凍室下限温度TFL(設定温度TF−2℃)より高い場合、制御装置40はステップS3に進み、現在冷凍室蒸発器5に冷媒を流して冷却中か否か判断し、流している場合(即ち、下限温度まで温度を下げている途中)にはステップS8に進み、流していない場合(即ち、上限温度まで温度が上がる途中)にはステップS4に進む。このような圧縮機13と三方弁17の制御により、制御装置40は冷凍室3及び冷蔵室4の温度が前記冷凍室冷却温度範囲(設定温度TF:−20℃を中心とした−22℃〜−18℃の範囲)及び冷蔵室冷却温度範囲(設定温度TR:+4℃を中心とした+2℃〜+6℃の範囲)にそれぞれ入るように制御する。
(2)霜取運転
次に、冷却貯蔵庫1の冷凍室蒸発器5及び冷蔵室蒸発器6の霜取運転について説明する。制御装置40はタイマ27の積算により、所定時間(例えば6時間)毎に圧縮機13、凝縮器用送風機15、冷凍室送風機7F及び冷蔵室送風機7Rを停止し、各蒸発器5、6への冷媒供給を停止すると共に、冷凍室霜取ヒータ46及び冷蔵室霜取ヒータ47、冷凍室ドレンパンヒータ48及び冷凍室ファンケースヒータ49、冷蔵室ドレンパンヒータ51及び冷蔵室ファンケースヒータ52に通電して冷凍室蒸発器5と冷蔵室蒸発器6の霜取運転を開始する。
尚、後述する霜取運転中、制御装置40は冷凍室ドレンパンヒータ48及び冷凍室ファンケースヒータ49、冷蔵室ドレンパンヒータ51及び冷蔵室ファンケースヒータ52を常時通電する。また、以後は冷凍室蒸発器5の霜取について説明するが、冷蔵室蒸発器6の霜取についても各温度センサ30、42の出力に基づいて制御装置40により同様に制御されるものとする。
即ち、制御装置40は、この霜取運転を開始すると、図7のステップS14で冷凍室蒸発器5及び冷蔵室蒸発器6の着霜量が多いか少ないか判断する。ここで、制御装置40は前記通常冷却運転中、冷凍室温度センサ29及び冷凍室霜取復帰温度センサ41の出力に基づいて冷凍室3の温度及び冷凍室蒸発器5の温度を監視している。そして、下記三条件について判断し、実施例では全ての条件が満たされている場合、図7のステップS14で冷凍室蒸発器5の着霜量が少ないと判断する。
即ち、この場合の三条件とは、
条件1:霜取運転の開始前、所定時間(例えば、3時間)以内に冷凍室3の温度が、例えば冷凍室設定温度TF+20℃(前記冷凍室設定温度TFより十分高い温度)等の所定の高温度に上昇したことが無いこと
条件2:霜取運転の開始前、所定時間(例えば、1時間)以内に冷凍室3の温度が、前記冷凍室下限温度TFLまで低下したこと
条件3:霜取運転の開始前、所定時間(例えば、1時間)以内の通常冷却運転中に、冷凍室霜取復帰温度センサ41が検出する冷凍室蒸発器5の温度と冷凍室温度センサ29が検出する冷凍室3の温度との差が、所定値(例えば、15℃)以内に保たれていること
である。
ここで、冷凍室3の断熱扉8が頻繁に開放され、或いは、長時間開放されたままとされた場合、冷凍室3内には湿気を含んだ多量の外気が侵入することになる。そのような場合、冷凍室3の温度は異常に高くなり、且つ、冷凍室蒸発器5への着霜量も多くなることが想定される。前記条件1はこのような状態が霜取運転の開始前、所定時間以内に発生したか否かを判断するために設けられたもので、冷凍室3の温度が冷凍室設定温度TF+20℃等の所定の高温度に上昇したことが、霜取運転の開始前の3時間等の所定時間以内に発生していなければ、冷凍室蒸発器5の着霜量は少ないと予想できる。
また、冷凍室蒸発器5の着霜量が少なく、冷凍室蒸発器5と通風冷気との熱交換が円滑に行われていれば、冷凍室3は良好に冷却される。前記条件2はこのような状態が霜取運転の開始前の1時間以内等の所定時間以内に発生しているか否かを判断するために設けられたもので、冷凍室3の温度が冷凍室下限温度TFLまで低下して冷凍室蒸発器5への冷媒供給が停止したことが、霜取運転の開始前の1時間等の所定時間以内に発生していれば、冷凍室蒸発器5の着霜量は少ないと予想できる。
更に、冷凍室蒸発器5の着霜量が少なく、冷凍室蒸発器5の通風が円滑に行われていれば、通常冷却運転中における冷凍室蒸発器5の温度と冷凍室3内の温度との差は、通風が阻害されている場合よりも小さくなる。前記条件3はこのような状態が霜取運転の開始前の1時間以内等の所定時間以内に維持されているか否かを判断するために設けられたもので、通常冷却運転中に、冷凍室霜取復帰温度センサ41が検出する冷凍室蒸発器5の温度と冷凍室温度センサ29が検出する冷凍室3の温度との差が、15℃等の所定値以内に保たれている場合には、冷凍室蒸発器5の着霜量は少ないと予想できる。
実施例で制御装置40は、霜取運転を開始した際のステップS14で、当該霜取運転に入る前の冷凍室3の冷却状況が上記三条件の全てに合致しているか否か判断し、何れかが合致していない場合、冷凍室蒸発器5の着霜量は多いものと判断し、ステップS15に進んで冷凍室霜取ヒータ46を常時通電(100%)とする。
次に、ステップS16で冷凍室霜取復帰温度センサ41が検出する冷凍室蒸発器5の温度が例えば+1℃等の所定の閾値以上に上昇したか否か判断する。ここで、冷凍室3の設定温度TFは例えば−20℃とされるため、冷凍室蒸発器5の温度も霜取運転開始当初は−20℃以下の低温度となっているが、冷媒供給が停止され、冷凍室霜取ヒータ46が100%で通電されて発熱することにより、冷凍室蒸発器5の着霜は融解していき、その温度も上昇していく。尚、冷凍室蒸発器5から脱落した霜や滴下する水はドレンパン20に受け止められて外部に排出される。
そして、冷凍室蒸発器5の霜取が進行し、その温度が上記閾値(+1℃)まで上昇した場合、制御装置40は殆どの霜が融解しているものと判断し、ステップS16からステップS19に進んで、冷凍室霜取ヒータ46を所定時間、例えば3分間非通電(OFF)、同じく所定時間、例えば3分間通電(ON)するデューティー制御に移行する。これにより、冷凍室霜取ヒータ46の通電率は50%に低下するが、この時点で冷凍室蒸発器5の着霜は殆ど融解しているので、以後は半分の発熱量で残りの霜を融解させていく。
次に、制御装置40はステップS20で冷凍室蒸発器5の温度が前記霜取復帰温度(例えば、+10℃)に上昇したか否か判断し、上昇するまでデューティー制御による通電を継続する。そして、霜取復帰温度まで上昇したら冷凍室蒸発器5の霜取運転を終了し、スタートに戻る。
一方、ステップS14で霜取運転に入る前の冷凍室3の冷却状況が上記三条件の全てに合致している場合、制御装置40は冷凍室蒸発器5の着霜量は少ないものと判断して、ステップS17に進み、冷凍室霜取ヒータ46を所定時間、例えば7分間通電(ON)、所定時間、例えば3分間非通電(OFF)するデューティー制御とする。即ち、冷凍室蒸発器5の着霜量が少ない場合、霜取運転の開始時から70%の通電率で冷凍室霜取ヒータ46を通電する。これにより発熱量は常時通電の場合よりも70%に低下するが、着霜量は少ないので冷凍室蒸発器5の霜は支障無く融解されていく。
次に、ステップS18で冷凍室霜取復帰温度センサ41が検出する冷凍室蒸発器5の温度が前記閾値(例えば+1℃)以上に上昇したか否か判断する。そして、冷凍室蒸発器5の霜取が進行し、その温度が上記閾値(+1℃)まで上昇した場合、制御装置40は殆どの霜が融解しているものと判断し、ステップS18からステップS19に進んで、冷凍室霜取ヒータ46を前述同様に所定時間(例えば、3分間)非通電(OFF)、所定時間(例えば、3分間)通電(ON)するデューティー制御に移行する。これにより、冷凍室霜取ヒータ46の通電率は開始当初の70%から50%に低下するが、この時点で冷凍室蒸発器5の着霜は殆ど融解しているので、以後は半分の発熱量で残りの霜を融解させていく。
次に、制御装置40はステップS20で冷凍室蒸発器5の温度が前記霜取復帰温度(例えば、+10℃)に上昇したか否か判断し、上昇するまでデューティー制御による通電を継続する。そして、霜取復帰温度まで上昇したら冷凍室蒸発器5の霜取運転を終了し、スタートに戻る。
このように、制御装置40は冷凍室蒸発器5の霜取運転に入る前の冷凍室3の冷却状況に基づいて冷凍室蒸発器5への着霜量を判断し、霜が少ないと判断した場合には、霜取運転における冷凍室霜取ヒータ46への通電率を低下させるようにしたので、冷凍室蒸発器5の着霜量が少ない状況では、冷凍室霜取ヒータ46の発熱量を抑制して過剰な加熱を防止することが可能となる。これにより、冷凍室蒸発器5の霜取を支障無く行いながら、異常な温度上昇に伴う樹脂製の機器の劣化を防止することができるようになる。また、不必要な電力消費も防止されるので、省エネルギーにも寄与することができるようになる。
また、制御装置40は霜取運転の開始前、所定時間以内に冷凍室3の温度が所定の高温度に上昇したことが無いこと、又は、霜取運転の開始前、所定時間以内に冷凍室3の温度が冷凍室下限温度TFLまで低下したこと、又は、霜取運転の開始前、所定時間以内における通常冷却運転中に、冷凍室霜取復帰温度センサ41と冷凍室温度センサ29が検出する温度の差が所定値以内に保たれていることの全てが発生した場合、霜が少ないと判断するようにしたので、冷凍室蒸発器5の着霜量が少ないことを的確に判断することが可能となり、冷凍室蒸発器5の霜取を確実に行いながら、冷凍室霜取ヒータ46の通電率を効果的に低下させることができるようになる。
また、制御装置40は、霜取運転中に冷凍室霜取復帰温度センサ41が検出する冷凍室蒸発器5の温度上昇に応じて冷凍室霜取ヒータ46への通電率を低下させるので、霜取運転の進行に伴って冷凍室蒸発器5の着霜が少なくなり、温度が上昇した場合には冷凍室霜取ヒータ46の発熱量を下げていくことができるようになり、より一層の過剰加熱の防止と省エネ化を図ることが可能となる。
尚、前述したように冷蔵室蒸発器6の霜取についても制御装置40は冷蔵室温度センサ30と冷蔵室霜取復帰温度センサ42が検出する冷蔵室4の温度と冷蔵室蒸発器6の温度に基づいて同様に冷蔵室霜取ヒータ47の通電率制御を実行するが、霜取運転が早く終了した方の室については、他方が終了するまで待って通常冷却運転を開始することになる。
また、着霜量が少ないことを判断する三条件について、実施例では全ての条件が合致する場合に着霜量が少ないものと判断するようにしたが、それに限らず、何れか一つの条件に合致した場合、或いは、そのうちの二つの条件に合致した場合に、着霜量が少ないと判断しても良い。但し、実施例の如く全ての条件に合致する場合に着霜量が少ないと判断するようにすれば、より確実に着霜量を判断することができる。
更に、実施例では冷凍室3と冷蔵室4とを有した冷却貯蔵庫1で本発明を説明したが、それに限らず、貯蔵室として冷凍室のみを有する冷凍庫でも冷蔵室のみを有する冷蔵庫でも本発明は有効である。或いは、冷凍室と冷蔵室を有していても単一の蒸発器で冷凍室を冷却し、冷蔵室へはダンパ等で供給量が調整された冷気を送り込んで冷却する冷却貯蔵庫でも良い。その場合は、単一の蒸発器で冷凍室及び/又は冷蔵室を冷却することになるので、蒸発器への冷媒供給は実施例のような弁(三方弁17)で行うのでは無く、圧縮機13の運転/停止で制御されることになる。
更にまた、実施例で示した通電率の数値や時間、温度値はそれらに限定されるものでは無く、冷却貯蔵庫1に応じて適宜決定すべきものである。
1 冷却貯蔵庫
3 冷凍室(貯蔵室)
4 冷蔵室(貯蔵室)
5 冷凍室蒸発器(蒸発器)
6 冷蔵室蒸発器(蒸発器)
8、9 断熱扉
13 圧縮機
17 三方弁
29 冷凍室温度センサ
30 冷蔵室温度センサ
40 制御装置(制御手段)
41 冷凍室霜取復帰温度センサ
42 冷蔵室霜取復帰温度センサ
46 冷凍室霜取ヒータ
47 冷蔵室霜取ヒータ

Claims (3)

  1. 貯蔵室を冷却する蒸発器を有する冷却貯蔵庫において、
    前記蒸発器の霜取を行うための霜取ヒータと、
    前記蒸発器の所定の霜取復帰温度を検出するための霜取復帰温度センサと、
    前記蒸発器への冷媒供給と前記霜取ヒータを制御する制御手段とを備え、
    該制御手段は、蒸発器への冷媒供給を制御して冷却運転を実行し、
    前記蒸発器への冷媒供給を停止し、前記霜取ヒータに通電することによって前記蒸発器の霜取運転を実行すると共に、
    該霜取運転に入る前の前記貯蔵室の冷却状況に基づいて前記蒸発器への着霜量を判断し、霜が少ないと判断した場合には、前記霜取運転における霜取ヒータへの通電率を低下させることを特徴とする冷却貯蔵庫。
  2. 前記貯蔵室の温度を検出する貯蔵室温度センサを備え、
    前記制御手段は、前記貯蔵室温度センサが検出する前記貯蔵室の所定の上限温度で前記蒸発器への冷媒供給を開始し、所定の下限温度にて冷媒供給を停止すると共に、
    前記霜取運転の開始前、所定時間以内に前記貯蔵室の温度が所定の高温度に上昇したことが無いこと、又は、
    前記霜取運転の開始前、所定時間以内に前記貯蔵室の温度が前記下限温度まで低下したこと、又は、
    前記霜取運転の開始前、所定時間以内における前記冷却運転中に、前記霜取復帰温度センサと貯蔵室温度センサが検出する温度の差が所定値以内に保たれていること、
    のうちの何れか一つ、若しくは、それらの組み合わせ、或いは、それらの全てが発生した場合、霜が少ないと判断することを特徴とする請求項1に記載の冷却貯蔵庫。
  3. 前記制御手段は、前記霜取運転中に前記霜取復帰温度センサが検出する前記蒸発器の温度上昇に応じて前記霜取ヒータへの通電率を低下させ、当該蒸発器の温度が前記霜取復帰温度まで上昇した場合、前記霜取運転を終了することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の冷却貯蔵庫。
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