JP5743725B2 - ローラの製造方法 - Google Patents
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Description
(1)周面に弾性層を形成した軸芯体と同心に、内周の全周に亘り開口を有する塗工リングヘッドを配置し、該塗工リングヘッドを該軸芯体の軸に沿う方向に移動させつつ、該開口から塗工液を吐出して該弾性層の周面上に該塗工液を塗布する工程と、
(2)該弾性層の周面上に塗布された該塗工液を乾燥させて該塗膜を形成する工程と
を有し、
該工程(2)は、該軸芯体と同心に配置されてなる気体ブローリングを、該塗工リングヘッドと共に該軸芯体の軸に沿う方向に移動させつつ、該気体ブローリングから該弾性層の周面上に塗布された該塗工液の表面に対して気体を吹き付ける工程を含み、
該気体ブローリングは、気体ブローリングの該軸芯体の軸に沿う方向の移動に伴って気体を吸入可能な環状吸気口と、該環状吸気口から取り入れた気体を付勢しつつ、該弾性層の周面に塗布された塗工液の表面に導く環状ダクトとを有するものであるローラの製造方法が提供される。
1)周面に弾性層を形成した軸芯体と同心に、内周の全周に亘り開口を有する塗工リングヘッドを配置し、該塗工リングヘッドを該軸芯体の軸に沿う方向に移動させつつ、該開口から塗工液を吐出して該弾性層の周面上に該塗工液を塗布する工程。
2)弾性層の周面上に塗布された塗工液を乾燥させて塗膜を形成する工程。
工程2は、軸芯体と同心に配置されてなる気体ブローリングを、塗工リングヘッドと共に軸芯体の軸に沿う方向に移動させつつ、気体ブローリングから弾性層の周面上に塗布された塗工液の表面に対して気体を吹き付ける工程を含む。
そして気体ブローリングは、気体ブローリングの軸芯体の軸に沿う方向の移動に伴って気体を吸入可能な環状吸気口と、環状吸気口から取り入れた気体を付勢しつつ弾性層の周面上に塗布された塗工液の表面に導く環状ダクトとを有する。
(ローラの作製〉
以下の原料を加圧式ニーダーで15分間混練した。
表面層塗工液として、グリシドキシプロピルトリエトキシシラン(GPTES)27.84g(0.1mol)、メチルトリエトキシシラン(MTES)17.83g(0.1mol)およびトリデカフルオロ−1,1,2,2−テトラヒドロオクチルトリエトキシシラン(FTS、パーフルオロアルキル基の炭素数6)7.68g(0.0151mol(加水分解性シラン化合物総量に対して7mol%相当))と、水17.43gおよびエタノール37.88gとを混合した後、室温で攪拌し、次いで24時間加熱還流を行うことにより、有機無機ハイブリッドゾルを得た。
図2に示す構成を有する装置を用いた。得られた表面処理剤(塗工液)を密閉容器に入れ、密閉容器を液供給手段であるシリンジポンプから塗工リングヘッドに具備された4箇所の液供給口につなぎ、塗工リングヘッド内に適量の表面処理剤を供給した。前記より得られたゴムローラを垂直状態に支持し、このゴムローラの弾性層外径に対して0.5mmの間隔をなす距離に全周に開口されたスリット状の吐出口がくるように塗工リングヘッドを配置した。この時、塗工リングヘッドの全周に開口されたスリット状の吐出口の開口幅(スリット幅)は0.1mmであった。塗工リングヘッドをゴムローラの上端部から下端部へ、85mm/sの一定の速度で垂直移動させると同時に表面処理剤の塗工を行った。このとき、塗工リングヘッドとともに気体ブローリングを移動させた。このようにして工程1および2を行った。なお、塗工は、23℃、0.10MPaの環境下で行った。
×:ローラ長手方向に筋状の乾燥ムラがわずかに確認できる。
××:ローラ長手方向に筋状の乾燥ムラがはっきりと確認できる。
○△:筋状の乾燥ムラは確認されないが、ローラ端部(塗工時の下端)に液ダレに起因する膜厚が厚い部分が確認できる。
○:乾燥ムラが確認されない。
ローラの作成は実施例1と同様に行った。表面処理(塗膜形成)は、塗工液を以下に示すものを用いて表3に示す条件で行った。表3に示す条件以外は実施例1と同様にしてローラを作成し、得られたローラに対しても実施例1と同様に評価を行った。
表面層塗工液として、グリシドキシプロピルトリエトキシシラン(GPTES、商品名:KBM−403、信越化学工業(株)製) 11.56g(0.049mol)、ヘキシルトリメトキシシラン(HeTMS、商品名:KBM−3063、信越化学工業(株)製) 62.11g(0.301mol)、エタノール 91.87g、水 11.34gとを混合した後、室温で攪拌した。その後、オイルバスを用い、120℃で20時間加熱還流を行うことによって、縮合物を得た。このときの縮合物の濃度は固形分(加水分解性シラン化合物が全て脱水縮合したと仮定したときの溶液全質量に対する質量比率)として28.0質量%である。
ローラの作成は実施例1と同様に行った。表面処理(塗膜形成)は、塗工液を以下に示すものを用いて表3に示す条件で行った。表3に示す条件以外は実施例1と同様にローラを作成し、得られたローラに対して実施例1と同様に評価を行った。
ラクトン変性アクリルポリオール「プラクセルDC2009」(商品名、ダイセル化学工業株式会社製)200質量部を、MIBK(メチルイソブチルケトン)500質量部に溶解し、固形分16質量%の溶液とした。このアクリルポリオール溶液200質量部に対してカーボンブラック「MA100」(商品名、三菱化学株式会社製)12質量部を加え、これに直径0.8mmのガラスビーズ200質量部を加えて、ペイントシェーカを使い12時間分散した。
ローラの作成は実施例1と同様に行った。
ローラの作成は実施例1と同様に行った。表面処理(塗膜形成)は、気体ブローリングを用いなかった以外は実施例1と同様に行った。つまり、塗工リングヘッドによる塗工液の塗布のみ行い、塗布された塗料への気体の吹きつけは行わなかった。得られたローラに対して実施例1と同様に評価を行った。外観上、塗工ムラが発生し、またローラ端部(塗工時の下端)に液溜りが発生した。また、実施例1と同様に画像評価を行ったが、塗工ムラ、ローラ端部の液溜りに起因する画像不良が発生した。
2 押出機のクロスヘッド
3 芯金送りローラ
4 芯金
5 切断・除去手段
6 ローラ
21 ローラ
22 上把持軸
23 下把持軸
24 塗工リングヘッド
25 LMガイド
26 スライドガイド
27 気体ブローリング
28 シリンジポンプ
29 塗工液貯蔵タンク
31 全周に開口されたスリット状の吐出口
32 液分配室
33 液絞り部
34 液供給口
35 ローラ上に塗工された塗膜
36 内側の環状部材
37 外側の環上部材
38 環状吸気口
39 環状ダクト
40 エアー吹出し口
50 気体ブローリング
61 電子写真感光体(感光ドラム)
62 帯電ローラ(帯電手段)
63 露光系
64 現像ローラ(現像手段)
65 転写ローラ(転写手段)
66 クリーニング手段
E1、E2、E3 バイアス印加用電源
67 ゴム層
68 紫外線照射処理層
69 表面処理剤の塗膜層
70 吹出リングヘッド
71 全周に開口されたスリット状の吹出し口
72 エアー絞り部
73 エアー流入孔
74 エアー分配室
Claims (1)
- 軸芯体の周面上に弾性層を有し、該弾性層の周面上に塗膜を有するローラの製造方法であって、
(1)周面に弾性層を形成した軸芯体と同心に、内周の全周に亘り開口を有する塗工リングヘッドを配置し、該塗工リングヘッドを該軸芯体の軸に沿う方向に移動させつつ、該開口から塗工液を吐出して該弾性層の周面上に該塗工液を塗布する工程と、
(2)該弾性層の周面上に塗布された該塗工液を乾燥させて該塗膜を形成する工程と
を有し、
該工程(2)は、該軸芯体と同心に配置されてなる気体ブローリングを、該塗工リングヘッドと共に該軸芯体の軸に沿う方向に移動させつつ、該気体ブローリングから該弾性層の周面上に塗布された該塗工液の表面に対して気体を吹き付ける工程を含み、
該気体ブローリングは、気体ブローリングの該軸芯体の軸に沿う方向の移動に伴って気体を吸入可能な環状吸気口と、該環状吸気口から取り入れた気体を付勢しつつ、該弾性層の周面に塗布された塗工液の表面に導く環状ダクトとを有するものであることを特徴とするローラの製造方法。
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