JP5058680B2 - 帯電部材、電子写真装置及びプロセスカートリッジ - Google Patents
帯電部材、電子写真装置及びプロセスカートリッジ Download PDFInfo
- Publication number
- JP5058680B2 JP5058680B2 JP2007145445A JP2007145445A JP5058680B2 JP 5058680 B2 JP5058680 B2 JP 5058680B2 JP 2007145445 A JP2007145445 A JP 2007145445A JP 2007145445 A JP2007145445 A JP 2007145445A JP 5058680 B2 JP5058680 B2 JP 5058680B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rubber roller
- surface roughness
- ave
- rubber
- charging
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
- Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
Description
(A)(導電性弾性体の帯電部位の長さ)/(8mm)=N(Nは小数点以下切上げの整数部分、N≧3)より、導電性弾性体部をN分割し、片端から順に1〜Nとする。この時に、表面粗さRzjis−ave.(1)及びRzjis−ave.(N)が2.0〜7.0μmであり、且つRzjis−ave.(2〜N−1)のうち少なくとも1点以上が、表面粗さRzjis−ave.(1)及びRzjis−ave.(N)の1.2〜5.0倍である。
(表面粗さRzjisは、JIS94−B0601の十点平均粗さ)
(表面粗さRzjis−ave.は周方向6点測定の平均値)
また、本発明は上記帯電部材を有する画像形成装置及びプロセスカートリッジである。
加熱・加硫後に所望のローラ形状、表面粗さにするためには回転砥石を用いた乾式研磨方法、
また内面を所望のローラ形状、表面粗さに合わせてブラスト加工等をした金型を用いてゴムローラを射出成形する方法がある。
所望のゴムローラの長手方向の表面粗さ分布に合わせて砥石の長手方向で粗さ分布を持たせるように砥石の材質を組合わせたり、砥石に粒度分布を持たせる方法、
上記ゴムローラを加熱して加硫する際に加熱状態の円筒状または平面状の部材を所望のゴムローラの長手方向の表面粗さ分布に合わせてブラスト加工等をしておきこれを用いてゴムローラを加熱して加硫する方法や
内面を所望のゴムローラの長手方向の表面粗さ分布に合わせてブラスト加工等をした金型を用いてゴムローラを射出成形する方法
がある。
天然ゴム、ブタジエンゴム、ヒドリンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ニトリルゴム、エチレン−プロピレンゴム、ブチルゴム、シリコーンゴム、ウレタンゴム、フッソゴム、塩素ゴム、熱可塑エラストマー
等が挙げられる。これらはいずれでも良い。またゴム材料中に分散させる導電粉としてはカーボンブラック、導電性カーボン等のカーボン類、金属粉、導電性の繊維、或いは酸化スズ等の半導電性金属酸化物粉体、更に、これらの混合物等のいずれでも良い。
・フッ化アルキル基 : 5.0〜50.0質量%
・オキシアルキレン基: 5.0〜30.0質量%
・アルキル基 : 5.0〜30.0質量%
・フェニル基 : 5.0〜30.0質量%
・シロキサン部分 :20.0〜80.0質量%
前記フッ化アルキル基及びオキシアルキレン基を有するポリシロキサンは、下記工程(I)及び(II)を経て得られるポリシロキサンであることが好ましい。
(I)カチオン重合可能な基を有する加水分解性シラン化合物と、フッ化アルキル基を有する加水分解性シラン化合物とを加水分解し、縮合させる縮合工程
(II)該カチオン重合可能な基を開裂させることにより、工程(I)により得られた加水分解性縮合物を架橋させる架橋工程
前記カチオン重合可能な基を有する加水分解性シラン化合物としては、下記式(2)で示される構造を有する加水分解性シラン化合物が好適である。
前記式(2)中のRc21で示されるカチオン重合可能な基とは、開裂によってオキシアルキレン基を生成するカチオン重合可能な有機基を意味し、例えば、エポキシ基やオキセタン基などの環状エーテル基、および、ビニルエーテル基などが挙げられる。これらの中でも、入手の容易性および反応制御の容易性の観点から、エポキシ基であることが好ましい。
(2−1):グリシドキシプロピルトリメトキシシラン
(2−2):グリシドキシプロピルトリエトキシシラン
(2−3):エポキシシクロヘキシルエチルトリメトキシシラン
(2−4):エポキシシクロヘキシルエチルトリエトキシシラン
また、前記フッ化アルキル基を有する加水分解性シラン化合物としては、下記式(3)で示される構造を有する加水分解性シラン化合物が好適である。
前記式(3)中のR31およびR32で示される飽和または不飽和の1価の炭化水素基としては、例えば、アルキル基、アルケニル基およびアリール基などが挙げられる。これらの中でも、炭素数1〜3の直鎖状または分岐鎖状のアルキル基が好ましく、さらにはメチル基、エチル基がより好ましい。
(3−1):CF3−(CH2)2−Si−(OR)3
(3−2):F(CF2)2−(CH2)2−Si−(OR)3
(3−3):F(CF2)4−(CH2)2−Si−(OR)3
(3−4):F(CF2)6−(CH2)2−Si−(OR)3
(3−5):F(CF2)8−(CH2)2−Si−(OR)3
(3−6):F(CF2)10−(CH2)2−Si−(OR)3
(式(3−1)〜(3−6)中のRは、メチル基またはエチル基を示す。)
前記式(3−1)〜(3−6)で示される化合物の中でも、前記式(3−4)〜(3−6)で示される化合物が好ましい。
(R11)a−Si−(OR12)b (1)
(式中、R11は、フェニル基置換のアルキル基もしくは無置換のアルキル基、または、アルキル基置換のアリール基もしくは無置換のアリール基を示し、R12は、飽和または不飽和の1価の炭化水素基を示す。aは、0〜3の整数を、bは、1〜4の整数を示し、a+b=4である。)
前記式(1)中のR11で示されるフェニル基置換のアルキル基または無置換のアルキル基のアルキル基としては、炭素数1〜21の直鎖状のアルキル基が好ましい。また、前記式(1)中のR11で示されるアルキル基置換のアリール基もしくは無置換のアリール基のアリール基としては、フェニル基が好ましい。
(1−1):テトラメトキシシラン
(1−2):テトラエトキシシラン
(1−3):テトラプロポキシシラン
(1−4):メチルトリメトキシシラン
(1−5):メチルトリエトキシシラン
(1−6):メチルトリプロポキシシラン
(1−7):エチルトリメトキシシラン
(1−8):エチルトリエトキシシラン
(1−9):エチルトリプロポキシシラン
(1−10):プロピルトリメトキシシラン
(1−11):プロピルトリエトキシシラン
(1−12):プロピルトリプロポキシシラン
(1−13):ヘキシルトリメトキシシラン
(1−14):ヘキシルトリエトキシシラン
(1−15):ヘキシルトリプロポキシシラン
(1−16):デシルトリメトキシシラン
(1−17):デシルトリエトキシシラン
(1−18):デシルトリプロポキシシラン
(1−19):フェニルトリメトキシシラン
(1−20):フェニルトリエトキシシラン
(1−21):フェニルトリプロポキシシラン
(1−22):ジフェニルジメトキシシラン
(1−23):ジフェニルジエトキシシラン
前記式(1)で示される構造を有する加水分解性シラン化合物および前記式(3)で示される構造を有する加水分解性シラン化合物を併用する場合、前記式(1)中のaは1〜3の整数であることが好ましく、bは1〜3の整数であることが好ましい。さらに、a個のR11のうちの1個のR11は、炭素数1〜21の直鎖状のアルキル基であることが好ましい。
n2−1≦n1≦n2+1
前記炭素数1〜21の直鎖状のアルキル基は、パーフルオロアルキル基と同様、帯電ゴムローラの最表面層中で表面に向かって配向する傾向にある。上記関係を満たす直鎖状のアルキル基を有する前記式(1)で示される加水分解性シラン化合物を用いると、前記式(3)で示される構造を有する加水分解性シラン化合物のパーフルオロアルキル基による効果が損なわれることがなく好ましい。
・フッ化アルキル基 :ポリシロキサン全質量に対して 5.0〜50.0質量%
・オキシアルキレン基 :ポリシロキサン全質量に対して 5.0〜70.0質量%
・シロキサン部分 :ポリシロキサン全質量に対して20.0〜90.0質量%
また、上記加水分解性シラン化合物のほかに、更に、前記式(1)で示される構造を有する加水分解性シラン化合物を用いる場合においても、得られるポリシロキサンが、上記基等を上記含有量で含むものとなるように配合割合を定めればよい。
10:1〜1:10
の範囲になるように配合することが好ましい。
紫外線積算光量(mJ/cm2)=紫外線強度(mW/cm2)×照射時間(sec)
紫外線の積算光量については、表面処理の効果に応じて適宜選択すれば良い。その調節は、照射時間、ランプ出力、ランプとゴムローラとの距離のいずれでも行う事が可能であり、所望の積算光量が得られるように決めればよい。又、照射時間内で積算光量に勾配をつけても良い。
カットオフを0.8mm、
測定速度を0.5mm/s、
測定長さを8mm
として測定を行った。ここで、(導電性弾性体の帯電部位の長さ)/(8mm)N(Nは整数部分、N≧3)より、導電性弾性層をN分割して、ゴムローラの長手方向でN分割した各部分の周方向で60°おきに6点の測定(上記の「周方向6点測定」)を行った。そして、6点の平均値をN分割した各部分の表面粗さRzjis−ave.とした(図6)。導電性弾性体の帯電部位の長手方向における表面粗さ分布を図7に示す。
(A)(導電性弾性体の帯電部位の長さ)/(8mm)=N(Nは小数点以下切上げの整数部分、N≧3)より、導電性弾性体部をN分割し、片端から順に1〜Nとする。この時に、表面粗さRzjis−ave.(1)及びRzjis−ave.(N)が2.0〜7.0μmであり、且つRzjis−ave.(2〜N−1)のうち少なくとも1点以上が、表面粗さRzjis−ave.(1)及びRzjis−ave.(N)の1.2〜5.0倍(好ましくは1.5〜3.0倍)である。また、好ましくは、表面粗さSm−ave.が30〜130μmである。
〈ゴムローラの作製〉
以下の原料を加圧式ニーダーで15分間混練した。
・NBR 100質量部
(商品名「Nipol DN219」:日本ゼオン(株)製)
・カーボンブラック1 14質量部
(商品名「旭HS−500」:旭カーボン(株)製)
・カーボンブラック2 4質量部
(商品名「ケッチェンブラックEC600JD」:ライオン(株)製)
・ステアリン酸亜鉛 1質量部
・酸化亜鉛 5質量部
・炭酸カルシウム 30質量部
(商品名「ナノックス#30」:丸尾カルシウム(株)製)
更に、
加硫促進剤(DM:ジ−2−ベンゾチアゾリルジスルフィド)1質量部、
加硫促進剤(TBzTD:テトラベンジルチウラムジスルフィド)3質量部及び
加硫剤としてイオウ1.2質量部
を加えて、15分間オープンロールで混練して未加硫ゴム組成物を作製した。次いで、外径φ6mm、長さ252mmのステンレス棒の芯金を用意した。ここで、図1に模式的に示す押出機を用いて上記芯金と未加硫ゴム組成物とを一体に押出してゴムローラを成形した。その後160℃、2時間の加熱加硫を行い、更にトラバース方式の研磨を行った。
接触させた砥石をゴムローラの一端側から移動速度50mm/minから中央部に向かって移動速度を200mm/minに上げて、中央部を越えて他端側に向かって移動速度を50mm/minに下げるように移動させることによって
研磨を行った。このとき用いた砥石はGC−120(ノリタケ製)であった。端部の切断・除去処理により、厚み1.25mm、長さ232mmのゴムローラを得た(ゴムローラ外径φ8.5mm、クラウン量110μm、導電性弾性層の厚み1.25mm)。更にその後、低圧水銀ランプ(ハリソン東芝ライティング製)による紫外線照射を5分間行った。低圧水銀ランプに関しては、主に254nmの波長を代表とする紫外線で、この時の紫外線積算光量は約10000mJ/cm2であった(紫外線強度は35mW/cm2)。
通紙1〜10枚間を初期画像、また連続通紙6000枚間を耐久画像とした。帯電ゴムローラに固着したトナーや外添剤による、点状もしくは線状の画像不良、或いは帯電ムラによる黒または白の横スジ状の画像不良の有無を目視で観察して検査した。得られた検査結果に基づき、下記基準で画像評価を行った。
A :画像不良がまったくない
B :画像不良がごくまれにある
C :画像不良が多量にある。
〈ゴムローラの作製〉
前記実施例1のトラバース方式の研磨条件を下記にした以外は実施例1と同様にしてゴムローラを得た(ゴムローラ外径φ8.5mm、クラウン量110μm、導電性弾性層の厚み1.25mm)。
接触させた砥石をゴムローラの一端側から移動速度50mm/minから中央部に向かって移動速度を200mm/minに上げて、中央部を越えて他端側に向かって移動速度を50mm/minに下げるように移動させることによって
研磨を行った。このとき用いた砥石はGC−80(ノリタケ製)であった。
〈ゴムローラの作製〉
前記実施例1のトラバース方式の研磨条件を下記にした以外は実施例1と同様にしてゴムローラを得た(ゴムローラ外径φ8.5mm、クラウン量110μm、導電性弾性層の厚み1.25mm)。
接触させた砥石をゴムローラの一端側から移動速度10mm/minから中央部に向かって移動速度を600mm/minに上げて、中央部を越えて他端側に向かって移動速度を10mm/minに下げるように移動させることによって
研磨を行った。このとき用いた砥石はGC−80(ノリタケ製)であった。
〈ゴムローラの作製〉
前記実施例1のトラバース方式の研磨条件を下記にした以外は実施例1と同様にしてゴムローラを得た(ゴムローラ外径φ7mm、クラウン量70μm、導電性弾性層の厚み0.5mm)。
接触させた砥石をゴムローラの一端側から移動速度50mm/minから中央部に向かって移動速度を200mm/minに上げて、中央部を越えて他端側に向かって移動速度を50mm/minに下げるように移動させることによって
研磨を行った。このとき用いた砥石はGC−120(ノリタケ製)であった。
〈ゴムローラの作製〉
前記実施例1のトラバース方式の研磨条件を下記にした以外は実施例1と同様にしてゴムローラを得た(ゴムローラ外径φ8.5mm、クラウン量90μm、導電性弾性層の厚み1.25mm)。
接触させた砥石をゴムローラの一端側から移動速度200mm/minから中央部に向かって移動速度を250mm/minに上げて、中央部を越えて他端側に向かって移動速度を200mm/minに下げるように移動させることによって
研磨を行った。このとき用いた砥石はGC−80(ノリタケ製)であった。
〈ゴムローラの作製〉
前記実施例1のトラバース方式の研磨条件を下記にした以外は実施例1と同様にしてゴムローラを得た(ゴムローラ外径φ8.5mm、クラウン量90μm、導電性弾性層の厚み1.25mm)。
接触させた砥石をゴムローラの一端側から移動速度20mm/minから中央部に向かって移動速度を600mm/minに上げて、中央部を越えて他端側に向かって移動速度を20mm/minに下げるように移動させることによって
研磨を行った。このとき用いた砥石はGC−80(ノリタケ製)であった。
〈ゴムローラの作製〉
前記実施例1のトラバース方式の研磨条件を下記にした以外は実施例1と同様にしてゴムローラを得た(ゴムローラ外径φ8.5mm、クラウン量90μm、導電性弾性層の厚み1.25mm)。
接触させた砥石をゴムローラの一端側から移動速度200mm/minから中央部に向かって移動速度を400mm/minに上げて、中央部を越えて他端側に向かって移動速度を200mm/minに下げるように移動させることによって
研磨を行った。このとき用いた砥石はGC−80(ノリタケ製)であった。
〈ゴムローラの作製〉
前記実施例1のトラバース方式の研磨条件を下記にした以外は実施例1と同様にしてゴムローラを得た(ゴムローラ外径φ8.5mm、クラウン量90μm、導電性弾性層の厚み1.25mm)。
接触させた砥石をゴムローラの一端側から移動速度20mm/minから中央部に向かって移動速度を300mm/minに上げて、中央部を越えて他端側に向かって移動速度を20mm/minに下げるように移動させることによって
研磨を行った。このとき用いた砥石はGC−80(ノリタケ製)であった。ここで、クラウン量が90μmのゴムローラであらかじめゴムローラと感光体ドラムとの当接ニップ内の圧力分布を測定して、圧力が高い部分では表面粗さを小さく、圧力が小さい部分では表面粗さを大きくするように研磨条件(砥石の移動速度)を調整した。ゴムローラと感光体ドラムとの当接ニップ内の圧力分布と長手方向の表面粗さRzjis−ave.の関係を図9に示す。
〈ゴムローラの作製〉
前記実施例1のトラバース方式の研磨条件を下記にした以外は実施例1と同様にしてゴムローラを得た(ゴムローラ外径φ8.5mm、クラウン量150μm、導電性弾性層の厚み1.25mm)。
接触させた砥石をゴムローラの一端側から移動速度100mm/minから中央部に向かって移動速度を200mm/minに上げて、中央部を越えて他端側に向かって移動速度を100mm/minに下げるように移動させることによって
研磨を行った。このとき用いた砥石はGC−80(ノリタケ製)であった。ここで、クラウン量が150μmのゴムローラであらかじめゴムローラと感光体ドラムとの当接ニップ内の圧力分布を測定して、圧力が高い部分では表面粗さを小さく、圧力が小さい部分では表面粗さを大きくするように研磨条件(砥石の移動速度)を調整した。ゴムローラと感光体ドラムとの当接ニップ内の圧力分布と長手方向の表面粗さRzjis−ave.の関係を図10に示す。
〈ゴムローラの作製〉
前記実施例1と同様にしてゴムローラを得た(ゴムローラ外径φ8.5mm、クラウン量110μm、導電性弾性層の厚み1.25mm)。
下記原料を用意した。
・グリシドキシプロピルトリエトキシシラン(GPTES):27.84g(0.1mol)
・メチルトリエトキシシラン(MTES):17.83g(0.1mol)
・トリデカフルオロ−1,1,2,2−テトラヒドロオクチルトリエトキシシラン(FTS、パーフルオロアルキル基の炭素数6):7.68g(0.0151mol)(加水分解性シラン化合物総量に対して7mol%相当)
・水:17.43g
・エタノール:37.88g
上記原料を混合した後、室温で攪拌し、次いで24時間加熱還流を行うことによって、加水分解性シラン化合物を加水分解し、縮合して加水分解性縮合物を得た。この加水分解性縮合物を2−ブタノール/エタノールの混合溶剤に添加することによって、固形分7質量%の加水分解性縮合物含有アルコール溶液を調製した。この加水分解性縮合物含有アルコール溶液100gに対して0.35gの光カチオン重合開始剤としての芳香族スルホニウム塩(商品名:アデカオプトマーSP−150、旭電化工業(株)製)を添加した。更に固形分2.0質量%となるようにエタノールで希釈して最表面層用塗布液を調製した。
〈ゴムローラの作製〉
前記実施例1のトラバース方式の研磨条件を下記にした以外は実施例1と同様にしてゴムローラを得た(ゴムローラ外径φ12mm、クラウン量160μm、導電性弾性層の厚み3.0mm)。
接触させた砥石をゴムローラの一端側から移動速度100mm/minから中央部に向かって移動速度を400mm/minに上げて、中央部を越えて他端側に向かって移動速度を100mm/minに下げるように移動させることによって
研磨を行った。このとき用いた砥石はGC−80(ノリタケ製)であった。
〈ゴムローラの作製〉
前記実施例1のトラバース方式の研磨条件を下記にした以外は実施例1と同様にしてゴムローラを得た(ゴムローラ外径φ8.5mm、クラウン量80μm、導電性弾性層の厚み1.25mm)。
接触させた砥石をゴムローラの一端側から移動速度200mm/minから中央部に向かって移動速度を500mm/minに上げて、中央部を越えて他端側に向かって移動速度を200mm/minに下げるように移動させることによって
研磨を行った。このとき用いた砥石はGC−80(ノリタケ製)であった。
〈ゴムローラの作製〉
前記実施例1の未加硫ゴム組成物とトラバース方式の研磨条件を下記にした以外は実施例1と同様にしてゴムローラを得た(ゴムローラ外径φ8.5mm、クラウン量90μm、導電性弾性層の厚み1.25mm)。
以下の原料をオープンロールで30分間混練した。
・エピクロルヒドリンゴム 100質量部
(商品名「エピクロマーCG102」:ダイソー(株)製)
・MTカーボン 30質量部
(商品名「HTC#20」:新日化カーボン製)
・酸化亜鉛 5質量部
・ステアリン酸 1質量部
更に、
加硫促進剤(DM:ジ−2−ベンゾチアゾリルジスルフィド)1質量部、
加硫促進剤(TS:テトラメチルチウラムモノスルフィド)0.5質量部及び
加硫剤としてイオウ1.2質量部
を加えて、15分間オープンロールで混練して未加硫ゴム組成物を作製した。
砥石を1570rpmの速度で回転しながら300rpmの速度で回転しているゴムローラに接触させ、かつ、
接触させた砥石をゴムローラの一端側から移動速度20mm/minから中央部に向かって移動速度を200mm/minに上げて、中央部を越えて他端側に向かって移動速度を20mm/minに下げるように移動させることによって
研磨を行った。このとき用いた砥石はGC−120(ノリタケ製)であった。
〈ゴムローラの作製〉
前記実施例1の未加硫ゴム組成物とトラバース方式の研磨条件を下記にした以外は実施例1と同様にしてゴムローラを得た(ゴムローラ外径φ8.5mm、クラウン量110μm、導電性弾性層の厚み1.25mm)。
以下の原料をオープンロールで30分間混練した。
・エピクロルヒドリンゴム 100質量部
(商品名「エピクロマーCG102」:ダイソー(株)製)
・MTカーボン 5質量部
(商品名「HTC#20」:新日化カーボン製)
・酸化亜鉛 5質量部
・ステアリン酸 1質量部
更に、
加硫促進剤(DM:ジ−2−ベンゾチアゾリルジスルフィド)1質量部、
加硫促進剤(TS:テトラメチルチウラムモノスルフィド)0.5質量部及び
加硫剤としてイオウ1.2質量部
を加えて、15分間オープンロールで混練して未加硫ゴム組成物を作製した。
砥石を1570rpmの速度で回転しながら400rpmの速度で回転しているゴムローラに接触させ、かつ、接触させた砥石をゴムローラの一端側から移動速度20mm/minで他端側に向かって移動させることによって研磨を行った。このとき用いた砥石はGC−120(ノリタケ製)であった。
〈ゴムローラの作製〉
前記比較例1のトラバース方式の研磨条件を下記にした以外は比較例1と同様にしてゴムローラを得た(ゴムローラ外径φ8.5mm、クラウン量110μm、導電性弾性層の厚み1.25mm)。
接触させた砥石をゴムローラの一端側から移動速度150mm/minで他端側に向かって移動させることによって
研磨を行った。このとき用いた砥石はGC−80(ノリタケ製)であった。
〈ゴムローラの作製〉
前記比較例1と同様にしてゴムローラを得た(ゴムローラ外径φ8.5mm、クラウン量90μm、導電性弾性層の厚み1.25mm)。
〈ゴムローラの作製〉
前記比較例1のトラバース方式の研磨条件を下記にした以外は比較例1と同様にしてゴムローラを得た(ゴムローラ外径φ8.5mm、クラウン量90μm、導電性弾性層の厚み1.25mm)。
接触させた砥石をゴムローラの一端側から移動速度50mm/minから中央部に向かって移動速度を800mm/minに上げて、中央部を越えて他端側に向かって移動速度を50mm/minに下げるように移動させることによって
研磨を行った。このとき用いた砥石はGC−80(ノリタケ製)であった。
〈ゴムローラの作製〉
前記比較例1のトラバース方式の研磨条件を下記にした以外は比較例1と同様にしてゴムローラを得た(ゴムローラ外径φ8.5mm、クラウン量110μm、導電性弾性層の厚み1.25mm)。
接触させた砥石をゴムローラの一端側から移動速度5mm/minから中央部に向かって移動速度を700mm/minに上げて、中央部を越えて他端側に向かって移動速度を5mm/minに下げるように移動させることによって
研磨を行った。このとき用いた砥石はGC−80(ノリタケ製)であった。
〈ゴムローラの作製〉
前記比較例1のトラバース方式の研磨条件を下記にした以外は比較例1と同様にしてゴムローラを得た(ゴムローラ外径φ8.5mm、クラウン量90μm、導電性弾性層の厚み1.25mm)。
接触させた砥石をゴムローラの一端側から移動速度150mm/minから中央部に向かって移動速度を10mm/minに下げて、中央部を越えて他端側に向かって移動速度を150mm/minに上げるように移動させることによって
研磨を行った。このとき用いた砥石はGC−80(ノリタケ製)であった。
2 クロスヘッド
3 芯金送りローラ
4 芯金
5 切断・除去処理
6 ゴムローラ
7 回転が可能な取付部材
8 砥石
9 リングヘッド
10 全周に開口されたスリット状の吐出口
11 液絞り部
12 液供給口
13 液分配室
14 ローラ回転部材
15 紫外線照射口
16 反射板
17 電子写真感光体(感光体ドラム)
18 帯電ローラ(帯電手段)
19 露光系
20 現像ローラ(現像手段)
21 転写ローラ(転写手段)
22 クリーニング手段
E1、E2、E3 バイアス印加用電源
23 弾性層(ゴム層)
24 最表面層
Claims (3)
- 芯金上に導電性弾性層を有する帯電部材において、導電性弾性層の長手方向の表面粗さRzjisが2.0〜20.0μmであり、且つ下記(A)の関係にある事を特徴とする帯電部材。
(A)(導電性弾性体の帯電部位の長さ)/(8mm)=N(Nは小数点以下切上げの整数部分、N≧3)より、導電性弾性体部をN分割し、片端から順に1〜Nとする。この時に、表面粗さRzjis−ave.(1)及びRzjis−ave.(N)が2.0〜7.0μmであり、且つRzjis−ave.(2〜N−1)のうち少なくとも1点以上が、表面粗さRzjis−ave.(1)及びRzjis−ave.(N)の1.2〜5.0倍である。
(表面粗さRzjisは、JIS94−B0601の十点平均粗さ)
(表面粗さRzjis−ave.は周方向6点測定の平均値) - 電子写真感光体、該電子写真感光体の表面を帯電する手段、帯電された該電子写真感光体に露光して静電潜像を形成する手段、該静電潜像を現像してトナー像を形成する手段、および、該トナー像を転写材の表面に転写する転写手段を有する電子写真装置であって、
該電子写真感光体を帯電する手段が、請求項1に記載の帯電部材を有する事を特徴とする電子写真装置。 - 像担持体と、請求項1に記載の帯電部材と、を一体に支持し、電子写真装置の本体に着脱自在であることを特徴とするプロセスカートリッジ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007145445A JP5058680B2 (ja) | 2007-05-31 | 2007-05-31 | 帯電部材、電子写真装置及びプロセスカートリッジ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007145445A JP5058680B2 (ja) | 2007-05-31 | 2007-05-31 | 帯電部材、電子写真装置及びプロセスカートリッジ |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008299108A JP2008299108A (ja) | 2008-12-11 |
JP2008299108A5 JP2008299108A5 (ja) | 2010-07-15 |
JP5058680B2 true JP5058680B2 (ja) | 2012-10-24 |
Family
ID=40172679
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007145445A Active JP5058680B2 (ja) | 2007-05-31 | 2007-05-31 | 帯電部材、電子写真装置及びプロセスカートリッジ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5058680B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008310056A (ja) * | 2007-06-14 | 2008-12-25 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 帯電ローラ及び画像形成装置 |
JP5446194B2 (ja) * | 2008-09-25 | 2014-03-19 | 富士ゼロックス株式会社 | 導電性ロールおよび導電性ロールを備えた画像形成装置 |
JP6292889B2 (ja) * | 2014-01-10 | 2018-03-14 | キヤノン株式会社 | 帯電部材、プロセスカートリッジ及び画像形成装置。 |
JP6237253B2 (ja) * | 2014-01-17 | 2017-11-29 | 富士ゼロックス株式会社 | 導電性ロール、転写ユニット、画像形成装置、及びプロセスカートリッジ |
JP2019164288A (ja) * | 2018-03-20 | 2019-09-26 | 富士ゼロックス株式会社 | 帯電部材、帯電装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001249533A (ja) * | 2000-03-02 | 2001-09-14 | Canon Inc | 画像形成装置 |
JP2004037667A (ja) * | 2002-07-01 | 2004-02-05 | Canon Inc | 現像ローラ、プロセスカートリッジおよび画像形成装置 |
JP2004126104A (ja) * | 2002-10-01 | 2004-04-22 | Canon Inc | 画像形成装置 |
JP2006259246A (ja) * | 2005-03-17 | 2006-09-28 | Bridgestone Corp | 現像部材及びそれを用いた画像形成装置 |
-
2007
- 2007-05-31 JP JP2007145445A patent/JP5058680B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008299108A (ja) | 2008-12-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4878659B1 (ja) | 帯電部材及び電子写真装置 | |
JP2007232861A (ja) | 導電性ローラ | |
JP6066906B2 (ja) | 電子写真用部材の製造方法及びコーティング液 | |
KR100871048B1 (ko) | 대전 부재, 공정 카트리지, 및 전자 사진 장치 | |
JP6000989B2 (ja) | 帯電部材および電子写真装置 | |
JP4863353B2 (ja) | 帯電部材、プロセスカートリッジおよび電子写真装置 | |
JP5170956B2 (ja) | 帯電部材、プロセスカートリッジおよび電子写真装置 | |
JP5058680B2 (ja) | 帯電部材、電子写真装置及びプロセスカートリッジ | |
JP5213387B2 (ja) | 電子写真部材、プロセスカートリッジおよび電子写真装置 | |
JP2009086263A (ja) | 帯電部材 | |
JP5020752B2 (ja) | リングヘッド及びそれを用いたローラ部材の製造方法 | |
JP5006586B2 (ja) | 現像ローラ、その製造方法、現像装置及び電子写真プロセスカートリッジ | |
JP2008299094A (ja) | 弾性ローラの製造方法 | |
JP2011137109A (ja) | ポリシロキサン含有膜形成用の組成物及び帯電部材 | |
JP4854326B2 (ja) | 帯電部材、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 | |
JP5279218B2 (ja) | 帯電部材、プロセスカートリッジおよび電子写真装置 | |
JP2007225995A (ja) | 帯電ローラおよびその製造方法 | |
JP5224728B2 (ja) | 帯電部材、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 | |
JP2006113115A (ja) | 弾性部材の表面処理方法 | |
JP2007225692A (ja) | 帯電装置 | |
JP5311934B2 (ja) | 電子写真画像形成装置 | |
JP2010096911A (ja) | 帯電部材、電子写真画像形成装置 | |
JP2008299118A (ja) | 帯電ローラおよびその製造方法 | |
JP2009151161A (ja) | 帯電部材、プロセスカートリッジおよび電子写真装置 | |
JP5075560B2 (ja) | リングヘッド及びそれを用いたローラ部材の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20100201 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100528 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100528 |
|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20100630 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120627 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120703 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120801 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150810 Year of fee payment: 3 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5058680 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150810 Year of fee payment: 3 |