JP5446194B2 - 導電性ロールおよび導電性ロールを備えた画像形成装置 - Google Patents
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Description
本発明における第1の実施の形態の導電性ロールは、図1に示すように、軸体であり導電性軸心である芯金30の外周に、少なくとも同芯状に半導電性弾性層32と、最表層34a,34bとが設けられ、電圧が印加された状態で被帯電体(例えば、感光体)に接触し、被帯電体を帯電させる導電性ロール100であって、導電性ロール100の最表層34aは粗面化層であって、最表層34の表面粗さは軸方向(図1の黒矢印で示す方向)で異なっている。
ここで、体積抵抗率は、円形電極(例えば、アドバンテスト社製レジスティビティチャンバー12704Aまたは(株)ダイヤインスツルメント製ハイレスタUPMCP−450型URプローブ)を用い、JIS K 6911(1995)に従って測定することができる。前記体積抵抗率の測定方法を、図を用いて説明する。図13は、円形電極の一例を示す概略平面の図13(a)及び概略断面の図13(b)からなる。図13に示す円形電極は、第一電圧印加電極Aと第二電圧印加電極Bとを備える。第一電圧印加電極Aは、円柱状電極部Cと、該円柱状電極部Cの外径よりも大きい内径を有し、且つ円柱状電極部Cを一定の間隔で囲む円筒状のリング状電極部Dとを備える。第一電圧印加電極Aにおける円柱状電極部C及びリング状電極部Dと第二電圧印加電極Bとの間に上述の測定試料Tを挟持し、第一電圧印加電極Aにおける円柱状電極部Cと第二電圧印加電極Bとの間に電圧V(V)を印加したときに流れる電流I(A)を電圧印加10秒後に測定し、下記式により、測定試料の体積抵抗率ρv(Ωcm)を算出することができる。ここで、下記式中、tは、測定試料の接着剤層の厚さを示す。
式:ρv=19.6×(V/I)×t
次いで、本発明の画像形成装置について、図を用いて詳細に説明する。本発明の画像形成装置は、潜像保持体と、該潜像保持体表面を帯電する帯電手段と、前記潜像保持体表面に潜像を形成する潜像形成手段と、前記潜像をトナーにより現像してトナー像を形成する現像手段と、前記トナー像を記録媒体上に一次転写する転写手段と、を備える画像形成装置であって、前記帯電手段に、上述した第1,第2,第3の実施の形態の導電性ロール100,110,120を備えることを特徴とする。なお、後述する図8,9,10の帯電器12として、第1,第2,第3の実施の形態の導電性ロール100,110,120を適宜用いる。
(導電性ロールの作製)
図1に示す導電性ロール100の構成の一例を製作した。
金属芯金として、径φ8mmのSUMロールに無電解ニッケルめっき処理したものを用いた。以下の混合物をオープンロールで混練りし、上記めっき処理された芯金の周囲に、ゴム厚さ3mmとなるように、半導電性弾性層を形成し、その後プランジ研磨により厚さ2mmで十点平均表面粗さRzが1μm以上5μm以下になるように表面を仕上げ、半導電性弾性層を形成した。
(エピクロルヒドリン−エチレンオキシド−アリルグリシジルエーテル共重合ゴム:Gechron3106:95%、アクリロニトリルブタジエンゴム:Nipol1312:5%:日本ゼオン社製)
・カーボンブラック(#3030B:三菱カーボンブラック社製)・・15質量部
・イオン導電剤 ・・・・1質量部
(塩化ベンジルトリエチルアンモニウム:関東化学社製)
・加硫剤((硫黄)200メッシュ:鶴見化学工業社製) ・・・・1質量部
・加硫促進剤(ノクセラーDM:大内新興化学工業社製) ・・2.0質量部
・加硫促進剤(ノクセラーTT:大内新興化学工業社製) ・・0.5質量部
・酸化亜鉛(亜鉛華1号:正同化学工業社製) ・・・・5質量部
・炭酸カルシウム(ホワイトンSSB:白石カルシウム) ・・・30質量部
下記混合物をビーズミルにて分散し得られた分散液Aを、MEKで希釈し、前記半導電性弾性層の端部側表面に浸漬塗布し、一方、分散液Aと粗面化フィラーとの総質量に対して径φ10μmのArkema INC社製の多孔質ナイロン樹脂を30質量部添加した分散液BをMEKで希釈し、前記半導電性弾性層の中央付近の側表面に浸漬塗布した後、180℃で30分間加熱乾燥し、厚さ10μmの最表層34a,34bを形成し、導電性ロール100を得た。
・高分子材料 ・・・・100質量部
(飽和共重合ポリエステル樹脂溶液 バイロン30SS:東洋紡績社製)
・硬化剤 ・・・・26.3質量部
(アミノ樹脂溶液 スーパーベッカミンG−821−60:大日本インキ化学工業社製)
・導電剤 ・・・10質量部
(カーボンブラック MONARCH1000:キャボット社製)
(導電性ロールの作製)
図2に示す導電性ロール110の構成の一例を製作した。
上記実施例1に準拠して半導電性弾性層を形成した。
実施例1における最表層34a,34bの形成に用いた混合物と同一の混合物をビーズミルにて分散し得られた分散液Aを用い、分散液Aと粗面化フィラーとの総質量に対して、径φ5μmのArkema INC社製の多孔質ナイロン樹脂を50質量部添加した分散液BをMEKで希釈し、図7に示す浸漬コーティング法を用い、弾性層の両端部側への塗布時の芯金30の引き揚げ速度を、弾性層の中央付近への塗布時の芯金30の引き上げ速度より遅くすることにより、前記半導電性弾性層の表面に浸漬塗布した後、180℃で30分間加熱乾燥し、両端部側の最表層膜厚が20μmで、かつ中央付近の最表層膜厚が10μmの最表層34を形成して導電性ロール110を得た。
(導電性ロールの作製)
図3に示す導電性ロール120の構成の一例を製作した。
上記実施例1に準拠して半導電性弾性層を形成した。
下記混合物をビーズミルにて分散し得られた分散液Aを、MEKで希釈し、前記半導電性弾性層の表面に浸漬塗布した後、180℃で30分間加熱乾燥し、厚さ5μmの中間層36を形成した。
・高分子材料 ・・・・100質量部
(共重合ナイロン樹脂溶液 CM8000:東レ社製)
・硬化剤 ・・・・26.3質量部
(アミノ樹脂溶液 スーパーベッカミンG−821−60:大日本インキ化学工業社製)
・導電剤 ・・・10質量部
(カーボンブラック MONARCH1000:キャボット社製)
さらに中間層36の両端部をそれぞれ8mmずつマスキングした後、上記中間層の形成に用いた混合物と同一の混合物をビーズミルにて分散し得られた分散液Aを用い、分散液Aと粗面化フィラーとの総質量に対して、径φ10μmのArkema INC社製の多孔質ナイロン樹脂を30質量部添加した分散液BをMEKで希釈し、図7に示す浸漬コーティング法を用い、前記中間層の表面に浸漬塗布した後、180℃で30分間加熱乾燥し、膜厚が10μmの最表層34を形成して導電性ロール120を得た。
(導電性ロールの作製)
参考例となる導電性ロール130の構成の一例を製作した。
上記実施例1に準拠して半導電性弾性層を形成した。
下記混合物をビーズミルにて分散し得られた分散液Aを、MEKで希釈し、前記半導電性弾性層の表面に浸漬塗布した後、180℃で30分間加熱乾燥し、厚さ5μmの中間層36を形成した。
参考例2に示す分散液Aを、MEKで希釈し、図7に示す浸漬コーティング法を用い、半導電性弾性層の表面に浸漬塗布した後、180℃で30分間加熱乾燥し、膜厚が10μmの最表層を形成して導電性ロール130を得た。
(導電性ロールの作製)
参考例となる導電性ロール140の構成の一例を製作した。
上記実施例1に準拠して半導電性弾性層を形成した。
参考例2に示す分散液Aを用い、分散液Aと粗面化フィラーとの総質量に対して、径φ10μmのArkema INC社製の多孔質ナイロン樹脂を30質量部添加した分散液BをMEKで希釈し、図7に示す浸漬コーティング法を用い、半導電性弾性層の表面に浸漬塗布した後、180℃で30分間加熱乾燥し、膜厚が10μmの最表層を形成して導電性ロール140を得た。
まず、接触型帯電器(BCR)における導電性ロールを回転させる力は、被帯電体である感光体との摩擦力である。一方、BCRが回転することを阻害する要因としては、導電性ロールの変形による転がり抵抗や、BCRの軸の摺動抵抗に加え、清掃手段であるクリーニングロールの回転負荷である。そこで、BCRの導電性ロールの従動性は、図11に示すように、BCRの導電性ロールを回転させるモーメントと、導電性ロールの回転を阻害するモーメントのバランスにより決まる。
Claims (3)
- 少なくとも軸体と、前記軸体の外周に設けられた半導電性弾性層と、最表層とを有し、電圧が印加された状態で被帯電体に接触し、被帯電体を帯電させる導電性ロールであり、
前記導電性ロールの画像領域における最表層の表面粗さは、導電性ロールの非画像領域における最表層の表面粗さに比べ粗く、
前記最表層にはフィラーが含有され、前記導電性ロールの画像領域における最表層のフィラーの含有量は、前記導電性ロールの非画像領域における最表層のフィラーの含有量に比べ多いことを特徴とする導電性ロール。 - 少なくとも軸体と、前記軸体の外周に設けられた半導電性弾性層と、最表層とを有し、電圧が印加された状態で被帯電体に接触し、被帯電体を帯電させる導電性ロールであり、
前記導電性ロールの画像領域における最表層の表面粗さは、導電性ロールの非画像領域における最表層の表面粗さに比べ粗く、
前記最表層にはフィラーが含有され、前記導電性ロールの非画像領域における最表層の厚みは、前記導電性ロールの画像領域における最表層の厚みに比べ厚いことを特徴とする導電性ロール。 - 少なくとも像保持体と、該像保持体に接触しその表面を帯電する帯電手段とを備える画像形成装置であって、前記帯電手段が請求項1または2に記載の導電性ロールからなることを特徴とする画像形成装置。
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