JP5742769B2 - 車両用シート - Google Patents
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Description
また、連結部は、可動支持体における左右の被案内部を介してシートバックフレームの左右の側部に支持されるため、当該連結部によってヘッドレストの本体部を後方から強固に支持することができる。これにより、シートバックに対するヘッドレストの後傾を効果的に抑制することができる。
また、この発明では、制御装置が車両の側面衝突を検知又は予測すると、該制御装置によってアクチュエータが作動される。すると、シートバックに支持された側突用可動体が、可動支持体と共に上方へ変位される。その結果、側突用可動体に上端が接続された側方展開部材がシートバック及びシートクッションから引き出されつつ、上下の接続部間で展開(張設)される。これにより、着座乗員の車両側方への移動を抑制することができる。
図1〜図5に示されるように、車両用シート10は、乗員が前方を向いて着座するように設けられている。具体的には、車両用シート10は、着座部を成すシートクッション12と、該シートクッション12の後端部に下端部が接続されバックレストを成すシートバック14と、シートバック14の上端に取り付けられたヘッドレスト15とを主要部として構成されている。この実施形態における車両用シート10は、運転席又は助手席用とされているが、2列目以降の後部座席用としても良い。
車両用シート10は、車両用乗員拘束装置11を構成する側突用可動体としてのポップアップバー18を備えている。ポップアップバー18は、シートバック14に対し、図2に示す格納位置から、図1に示す如く格納位置よりも上方の位置であるポップアップ位置へと移動可能とされている。以下、具体的に説明する。
図1〜図7に示される如く、車両用シート10は、車両用乗員拘束装置11を構成する可動支持体としての鞭打ち軽減バー25を備えている。鞭打ち軽減バー25は、例えば金属製のパイプ材が曲げ加工されることにより形成されたものであり、シートバック14の前後方向から見て略逆U字状に形成されている。鞭打ち軽減バー25は、シート幅方向に沿って延びる連結部25Aと、連結部25Aのシート幅方向両端部から垂下された左右一対の被案内部25Bとを有して構成されている。左右の被案内部25Bは、ポップアップバー18の左右のスライダ18B内にスライド可能に挿入されている。すなわち、被案内部25Bは、シートバック14の後方に向けて凸を成す円弧状に形成されており、被案内部25B及びスライダ18Bは、側面視で互いの軸心部の曲率半径が略一致されている。
図1,図3〜図5に示される如く、車両用乗員拘束装置11は、後述する側突時に車両用シート10の側方で展開される側方展開部材としてのテンションクロス26(図6〜図8では図示省略)を備えている。テンションクロス26は、展開状態での側面視で略矩形状を成している。この実施形態では、車両用シート10の左右両側にテンションクロス26が設けられた例を示すが、左右何れか一方のみにテンションクロス26が設けられた構成としても良い。なお、車幅方向外側に設けられるテンションクロス26は、主に側面衝突等の衝突時に着座乗員Pの車幅方向外側への移動を規制する機能とされ、車幅方向内側に設けられるテンションクロス26は、主に側面衝突等の衝突時に隣席の着座乗員Pとの干渉を抑制する機能とされる。
ニア側サイドエアバッグ装置42は、シートバック14の車幅方向外側の側部に設けられている。このニア側サイドエアバッグ装置42は、着座乗員Pに対する車幅方向外側で膨張展開されるニア側サイドエアバッグ46と、ニア側サイドエアバッグ46にガスを供給するインフレータ48とを主要部として構成されている。ニア側サイドエアバッグ装置42は、ニア側サイドエアバッグ46及びインフレータ48を含む各部がモジュール化されてシートバック14内でシートバックフレーム14Aに支持されている。ニア側サイドエアバッグ46は、膨張展開の際には切れ目28からシートバック14外に突出され、テンションクロス26の内側(着座乗員P)側で膨張展開されるようになっている。
ファー側サイドエアバッグ装置44は、シートバック14の車幅方向内側の側部に設けられている。このファー側サイドエアバッグ装置44は、着座乗員Pに対する車幅方向内側で膨張展開されるファー側サイドエアバッグ52と、ファー側サイドエアバッグ52にガスを供給するインフレータ54とを主要部として構成されている。ファー側サイドエアバッグ装置44は、ファー側サイドエアバッグ52及びインフレータ54を含む各部がモジュール化されてシートバック14内でシートバックフレーム14Aに支持されている。ファー側サイドエアバッグ52は、膨張展開の際には切れ目28からシートバック14内に突出され、テンションクロス26の内側(着座乗員P)側で膨張展開されるようになっている。
図9に示される如く、車両用シート10の車両用乗員拘束装置11は、MGG22、インフレータ48、54の作動を制御する制御装置としての衝突ECU56を備えている。衝突ECU56は、MGG22、インフレータ48、54の他、側面衝突を予測するプリクラッシュセンサ(側突予測センサ)58及び側突センサ32に電気的に接続されている。衝突ECU56は、プリクラッシュセンサ58からの信号に基づいて側面衝突を予測した場合にMGG22を作動し、側突センサ32からの信号に基づいて側面衝突(の不可避)を検知した場合にインフレータ48、54を作動させる構成とされている。これにより例えば、衝突ECU56は、側面衝突発生の略300msec前にMGG22を作動してバー本体18Aをポップアップ位置に移動し、側面衝突開始(検出)から1〜10msec後にインフレータ48、54を作動させるようになっている。
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
上記実施形態では、可動支持体としての鞭打ち軽減バー25と、側突用可動体としてのポップアップバー18とが別々に設けられた構成にしたが、本発明はこれに限らず、両者が部品共用される構成にしてもよい。例えば、図10に示されるポップアップバー18’(変形例)のように、バー本体18Aを下方側へ延長して鞭打ち軽減部19を形成すると共に、ポップアップバー18’がポップアップ位置に上昇した状態で鞭打ち軽減部19がヘッドレスト15の本体部16に対し後方から対向するように構成すればよい。この場合、鞭打ち軽減部19によってヘッドレスト15の後退を抑制することができるので、上記実施形態における鞭打ち軽減バー25を省略することができる。つまり、ポップアップバー18’が可動支持体及び側突用可動体の両方の機能を発揮する構成になる。この場合、ポップアップバー18’のバー本体18A、スライダ18Bを、それぞれ本発明における連結部、被案内部として捉えることができる。
12 シートクッション
14 シートバック
14A シートバックフレーム
15 ヘッドレスト
16 本体部
18 ポップアップバー(側突用可動体)
20 ガイドパイプ(案内部)
22 MGG(アクチュエータ)
25 鞭打ち軽減バー(可動支持体)
26 テンションクロス(側方展開部材)
42,44 サイドエアバッグ装置
46,52 サイドエアバッグ
46B,52B 頭部保護チャンバ
56 衝突ECU(制御装置)
Claims (5)
- シートバックに対し上方へ変位可能に支持されると共に、シートバックフレームの左右の側部に支持された左右の被案内部と、前記左右の被案内部の上端側をシート幅方向に連結した連結部とを有する可動支持体と、
作動されることで、前記連結部がヘッドレストの本体部に対し後方から対向する位置へと前記可動支持体を変位させるアクチュエータと、
車両の後面衝突を検知又は予測した場合に前記アクチュエータを作動させる制御装置と、
を備えた車両用シート。 - シートバックに対し上方へ変位可能に支持された可動支持体と、
作動されることで、前記可動支持体の一部がヘッドレストの本体部に対し後方から対向する位置へと前記可動支持体を変位させるアクチュエータと、
前記シートバックに対し上方へ変位可能に支持され、前記アクチュエータの作動により上方へ変位される側突用可動体と、
上端側が前記側突用可動体に接続されると共に下端側がシートクッションの前端側に接続され、かつ前記シートクッションの側部から前記シートバックの側部にかけて収納され、前記側突用可動体が前記シートバックに対し上方に変位することで、前記側突用可動体との接続部と前記シートクッションとの接続部との間に張力が作用するように展開される側方展開部材と、
車両の後面衝突を検知又は予測した場合、及び車両の側面衝突を検知又は予測した場合に前記アクチュエータを作動させる制御装置と、
を備えた車両用シート。 - 前記可動支持体は、側面視で前記シートバックの後方側に凸となる円弧状を成す被案内部を有し、
前記シートバックには、前記可動支持体を前記被案内部において案内する案内部が設けられている請求項1又は請求項2に記載の車両用シート。 - 前記制御装置が車両の側面衝突を検知又は予測した場合に、前記側方展開部材と着座乗員の少なくとも肩部及び胸部との間へサイドエアバッグを膨張展開させるサイドエアバッグ装置を備えた請求項2に記載の車両用シート。
- 前記サイドエアバッグは、着座乗員の頭部を拘束する頭部保護チャンバを有する請求項4に記載の車両用シート。
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