JP5742761B2 - 金属汚染検出方法及びそれを用いたシリコンエピタキシャルウェーハの製造方法 - Google Patents

金属汚染検出方法及びそれを用いたシリコンエピタキシャルウェーハの製造方法 Download PDF

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本発明は、シリコン基板製造プロセス又はデバイス製造プロセスにおいて用いられる種々の熱処理炉の金属汚染を検出する金属汚染検出方法に関する。さらには、前記金属汚染検出方法を用い、金属汚染が低減されたエピタキシャルウェーハの製造方法に関する。
半導体シリコン基板(ウェーハ)の製造プロセスや半導体デバイスの製造プロセスにおいて、ウェーハが金属不純物などで汚染されると製品の性能に悪影響が生じるので、金属汚染の低減は極めて重要な課題である。
シリコン基板製造プロセス又はデバイス製造プロセス中の金属汚染を評価する方法として、マイクロ波光導電減衰法(μ―PCD法)による再結合ライフタイムの測定が広く用いられている。このμ―PCD法では、先ずシリコン単結晶のバンドギャップよりも大きなエネルギーの光パルスを照射し、ウェーハ中に過剰キャリアを発生させる。発生した過剰キャリアによりウェーハの導電率が増加するが、その後、時間経過に伴い過剰キャリアが再結合によって消滅することで導電率が減少する。この変化を反射マイクロ波パワーの時間変化として検出し、解析することにより再結合ライフタイムを求めることができる。再結合ライフタイムは、禁制帯中に再結合中心となる準位を形成する金属不純物や欠陥などが存在すると短くなる。このことから、再結合ライフタイムの測定により、ウェーハ中の金属不純物や結晶欠陥などを評価することができる(例えば、非特許文献1)。
評価対象の試料がウェーハ形状の場合、光パルスによって発生した過剰キャリアは、ウェーハ内部で再結合して消滅するだけではなく、ウェーハ表面及び裏面に拡散し、表面再結合により消滅する。従って、ウェーハ内部の金属汚染を評価するためには、表面及び裏面での表面再結合を抑制する必要がある。表面再結合を抑制する方法として、熱酸化処理(酸化膜パシベーション)や電解溶液処理(ケミカルパシベーション処理、CP処理と略称されることがある)が一般的に用いられている。酸化膜パシベーションでは、酸化膜を形成するための熱処理工程において、金属汚染や結晶欠陥を発生させないように注意する必要がある。そのため、酸化炉以外の熱処理炉、例えばエピタキシャルウェーハを製造するためのエピタキシャル成長炉の金属汚染を評価する場合は、ケミカルパシベーション処理が用いられる。
ケミカルパシベーション処理用の溶液としては、ヨウ素アルコール溶液(例えば、非特許文献2)とキンヒドロンアルコール溶液(例えば、特許文献1)が知られている。キンヒドロンアルコール溶液の場合は、表面パシベーション効果が安定するまでに時間がかかる(例えば、非特許文献3)。そのため、金属汚染の評価結果をできるだけ早く得たい場合には、ヨウ素アルコール溶液が用いられる。
近年、半導体デバイスの高性能化に伴い、微量な金属汚染でもデバイス性能に悪影響を及ぼすようになり、金属汚染を低減することが極めて重要な課題となっている。特に、CCD(電荷結合素子)やCIS(CMOSイメージセンサ)などの撮像素子においては、受光感度や解像度の向上に伴い、微弱な白キズや暗電流などが問題となり、極微量の金属汚染が悪影響を及ぼすことが懸念されている。そのため、撮像素子用基板として広く用いられているエピタキシャルウェーハでは、デバイス製造プロセスにおける金属汚染のみならず、エピタキシャルウェーハを製造するプロセスにおける金属汚染も低減することが強く望まれている。シリコン基板製造プロセス又はデバイス製造プロセス中における金属汚染を低減するためには、極微量な金属汚染を高感度、かつ高精度で評価する方法が必要である。
前述したように、金属汚染を評価する方法として、μ―PCD法による再結合ライフタイム測定が広く用いられている。この方法により金属汚染を高感度で評価するためには、金属汚染前の段階での再結合ライフタイムの初期値が高いシリコン基板を、金属汚染評価用シリコン基板として用いることが望ましい。これは、同じ金属汚染量であっても、再結合ライフタイムの初期値が高いほど、金属汚染による再結合ライフタイムの低下度合が大きくなるからである。
従来は、金属汚染評価方法として、例えば抵抗率を限定した金属汚染評価用シリコン基板を評価対象の熱処理炉で熱処理して、その熱処理後の再結合ライフタイムの測定値により金属汚染を評価していた。しかし、熱処理後の再結合ライフタイムの測定値は、金属汚染濃度が同じでも初期値によって異なるため、熱処理後の再結合ライフタイムの測定値のみから金属汚染を厳密に評価することはできないという問題があった。金属汚染を厳密に評価するためには、評価対象となる熱処理の前後での変化量を求める必要がある。
しかし、シリコン基板の再結合ライフタイムの初期値は、抵抗率のみで決まるわけではなく、結晶育成中に形成されたGrown−in欠陥(結晶成長導入欠陥)がキャリアの再結合中心となることにより、低下する場合がある(以下、結晶育成中に形成された再結合中心をGrown−in再結合中心と称する場合がある)。そのため、熱処理後の測定値に対して基準とすべき熱処理前の初期値が結晶ロットにより異なる(すなわち、別々に育成されたシリコン単結晶インゴットから作製されたシリコン基板同士では熱処理前の初期値が異なる)という問題があった。もちろん、Grown−in再結合中心の密度が極めて低いシリコン結晶を製造すれば問題はないが、そのようなシリコン結晶を製造するには、製造条件が極めて限定的になり、生産性が低くなってコスト高となるという問題が生じる。
特許文献2では、シリコンウェーハが熱酸化時に受ける流入空気による汚染量を、μ−PCD法によるライフタイム測定によるウェーハ面内分布測定により評価している。具体的には、1枚のウェーハ上でのライフタイム測定点は137点とし、その平均値と標準偏差値から流入空気による汚染の有無を判断している。
しかし、特許文献2で開示されている実施例では、ライフタイムの平均値は344μsec又は318μsecとなっており、近年の半導体製造用熱処理炉としては極めて低い値であることから、ウェーハ全体に汚染があったと考えられる。
更に、酸化膜パシベーション又はケミカルパシベーションのいずれの場合も、金属汚染の面内分布の他にパシベーション効果自体に面内ばらつきがあるため、標準偏差値から汚染の有無を判断する場合、基準とする値が明らかでないという問題があった。特に、極微量の金属汚染を再結合ライフタイムにより評価する際には、表面パシベーション効果のばらつきの影響を強く受けるため、その影響を考慮する必要がある。
特開2002−329692号公報 特開平08−279472号公報
JEIDA−53−1997"シリコンウェーハの反射マイクロ波光導電減衰法による再結合ライフタイム測定方法" T. S. Horanyi et al., Appl. Surf. Sci. 63(1993)306. H. Takato et al., Jpn. J. Appl. Phys. 41(2002)L870.
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、シリコン基板製造プロセス又はデバイス製造プロセスにおいて用いられる熱処理炉の金属汚染を高感度で検出することができる金属汚染検出方法を提供することを目的とする。さらに本発明は、前記金属汚染検出方法を用い、金属汚染が極めて低減されるエピタキシャルウェーハの製造方法提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の金属汚染検出方法は、シリコン基板の再結合ライフタイムの測定値を用いて熱処理炉の金属汚染を検出する方法であって、前記熱処理炉で熱処理したシリコン基板の再結合ライフタイムの面内分布をマイクロ波光導電減衰法により測定する工程と、前記シリコン基板の面内を複数の領域に分割して、各領域における再結合ライフタイムの平均値を求める工程と、前記各領域における再結合ライフタイム測定値の平均値を比較することにより前記熱処理炉の金属汚染を検出する工程と、を含み、前記熱処理後の再結合ライフタイムの面内分布の測定値において、基板半径の30%〜70%を境界半径Rとし、前記境界半径R以内の内側の領域における測定値の平均値をWLT1とし、前記境界半径Rを超えた外側の領域における測定値の平均値をWLT2とした場合、WLT2/WLT1の比が所定の基準値よりも小さい場合に金属汚染があったと判定し、かつ前記基準値を0.9とすることを特徴とする。
上記のような金属汚染検出方法を用いれば、熱処理前のシリコン基板の再結合ライフタイムの初期値に係わらず、熱処理後の再結合ライフタイムの面内分布により金属汚染を高感度で検出できる。すなわち、熱処理前の再結合ライフタイムの初期値を高くするためにシリコン基板の製造条件を限定する必要がなく、また、Grown−in再結合中心の影響を考慮する必要がなくなる。
この場合、前記熱処理後の再結合ライフタイムの面内分布の測定値において、基板半径の30%〜70%を境界半径Rとし、前記境界半径R以内の内側の領域における測定値の平均値をWLT1とし、前記境界半径Rを超えた外側の領域における測定値の平均値をWLT2とした場合、WLT2/WLT1の比が所定の基準値よりも小さい場合に金属汚染があったと判定することができる。熱処理炉における金属汚染は、シリコン基板の外周部で高くなる場合が多いので、WLT2/WLT1の比は1よりも小さくなる場合が多い。なお、境界半径Rが、基板半径の30%未満の場合、境界半径Rの外側の領域が広くなりすぎ外周部での汚染が平準化してしまう。また、境界半径Rが、基板半径の70%を超える場合、境界半径Rの内側にも外周部の汚染が入り込んでしまう。その結果、いずれの場合も、WLT2/WLT1の比で汚染の有無を判別することができなくなる。
また、前記基準値を0.9とすることが好ましい。このような基準値とすることにより、金属汚染を高感度で検出できる。
また、本発明の金属汚染検出方法では、前記熱処理炉として、エピタキシャル成長炉を適用することができる。
また、本発明のエピタキシャルウェーハの製造方法は、上記の金属汚染検出方法によって金属汚染を管理したエピタキシャル成長炉を用いて、シリコン基板上に単結晶薄膜をエピタキシャル成長させてエピタキシャルウェーハを製造することを特徴とする。
このようにしてエピタキシャルウェーハを製造すれば、製造されたエピタキシャルウェーハは、デバイスの性能に悪影響を及ぼす金属汚染が極めて低減されたものとすることができる。
また、エピタキシャルウェーハは、前記エピタキシャルウェーハの製造方法により製造されるエピタキシャルウェーハであり、前記エピタキシャル成長後の再結合ライフタイムの面内分布の測定値において、基板半径の30%〜70%を境界半径Rとし、前記境界半径R以内の内側の領域における測定値の平均値をWLT1とし、前記境界半径Rを超えた外側の領域における測定値の平均値をWLT2とした場合、WLT2/WLT1の比が所定の基準値よりも大きいことを特徴とする。
また、前記基準値を0.9とすることが好ましい。このような基準値とすることにより、金属汚染が極めて低減されたエピタキシャルェーハとすることができる。このようなエピタキシャルウェーハは、金属汚染が極めて低減されているので、近年の高性能デバイス、特に金属汚染に敏感な撮像素子用の基板として好適である。
本発明に係る金属汚染検出方法により、熱処理前の再結合ライフタイムの初期値に係わらず、熱処理後の再結合ライフタイムの測定値により金属汚染を高感度で検出できる。その結果、シリコン基板製造プロセスやデバイス製造プロセスにおいて、熱処理炉の金属汚染を高感度で検出することができる。
また、本発明に係るエピタキシャルウェーハの製造方法では、金属汚染が極めて低減されるため、デバイス性能に悪影響を及ぼす金属汚染が低減されたエピタキシャルウェーハを提供することができる。
実験例1における再結合ライフタイムの全面平均値と、半径30mmを境にした場合のWLT2/WLT1との関係を示したグラフである。 実験例1における再結合ライフタイムの全面平均値と、半径70mmを境にした場合のWLT2/WLT1との関係を示したグラフである。 実施例1における再結合ライフタイムの初期値と、エピタキシャル成長後の再結合ライフタイムの面内分布におけるWLT2/WLT1との関係を示したグラフである。 実施例1におけるエピタキシャル成長後の再結合ライフタイムの面内分布における全面平均値と、半径70mmを境にした場合のWLT2/WLT1との関係を示したグラフである。 実施例2における再結合ライフタイムの初期値と、エピタキシャル成長後の再結合ライフタイムの面内分布におけるWLT2/WLT1との関係を示したグラフである。 実施例2におけるエピタキシャル成長後の再結合ライフタイムの面内分布における全面平均値と、半径70mmを境にした場合のWLT2/WLT1との関係を示したグラフである。 実施例2におけるエピタキシャル成長前の再結合ライフタイムの初期値と、エピタキシャル成長後の再結合ライフタイムの面内分布における全面平均値との差(全面平均値−初期値)と、半径70mmを境にした場合のWLT2/WLT1との関係を示したグラフである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
まず、金属汚染検出用シリコン基板(モニターウェーハとも呼ばれることがある。)を準備する。このシリコン基板を準備する方法は特に限定されないが、例えば、チョクラルスキー法(CZ)又はフローティングゾーン法(FZ)により、導電型がp型又はn型で、抵抗率が1Ω・cm以上となるようにシリコン単結晶を育成し、そのシリコン単結晶からシリコン基板を作製することができる。
ここで準備する金属汚染検出用シリコン基板の直径は、評価対象となる熱処理炉で処理されるウェーハの直径と同じにすることが好ましく、例えば6〜12インチ(150〜300mm)とすることができる。このシリコン基板の厚みは標準的な厚みで良く、例えば0.5〜1.0mmとすることができる。このシリコン基板の表面の加工条件は標準的な条件で良いが、サンドブラスト処理や多結晶シリコン膜の形成など、再結合ライフタイムを低下させる処理は避けることが好ましい。
以上のようにシリコン基板を準備した後、シリコン基板を評価対象の熱処理炉で熱処理する。本発明に係る金属汚染検出方法は、半導体基板を熱処理することができる種々の熱処理炉に適用することができ、エピタキシャル成長炉に適用することもできる。
評価対象の熱処理炉がエピタキシャル成長炉の場合、この熱処理工程の際に、金属汚染検出用シリコン基板の表面にエピタキシャル層を成長させることが好ましい。エピタキシャル層の厚み、導電型、抵抗率などは特に問わないが、例えば、ノンドープのエピタキシャル層を1〜10μm程度の厚みで成長させることができる。あるいは、製造する製品の仕様と同じにすることができる。また、エピタキシャル層を成長させずに熱処理だけを施すこともできる。
次に、金属汚染検出用シリコン基板の表面に対して表面パシベーション処理を行う。この表面パシベーション処理は、ケミカルパシベーション処理により行うことが好ましいが、シリコン基板の表面に酸化膜を形成すること(酸化膜パシベーション)により行うこともできる。酸化膜パシベーションにより表面パシベーションを行う場合には、前記熱処理と表面パシベーション処理を同時に行うこともできる。
ケミカルパシベーションは、酸化膜パシベーションよりもパシベーション効果が高く、表面再結合の影響をより効果的に抑制できるので、金属汚染による再結合ライフタイムの低下をより高感度で評価できる。また、エピタキシャル成長炉による熱処理の場合など、酸化膜が形成されない熱処理の場合には、後から酸化膜を形成する酸化膜パシベーションよりもケミカルパシベーションの方が容易であり、酸化膜を形成するための熱処理の影響を受けないという利点がある。
熱処理炉が酸化膜を形成できる熱処理炉の場合は、熱処理により酸化膜を形成し、その酸化膜をパシベーション用の酸化膜として、ケミカルパシベーション処理を行うことなく、再結合ライフタイムを測定できる。酸化膜の形成条件は、例えば非特許文献1に記載された条件により形成することができる。酸化膜パシベーションはケミカルパシベーション処理よりもパシベーション効果が低いものの、それが影響しない程度の評価であれば酸化膜パシベーションを表面パシベーション処理として採用することもできる。特に、酸化が可能な熱処理炉の場合には、熱処理により酸化膜を形成して、その酸化膜をパシベーション膜として用いることにより、ケミカルパシベーション処理をすることなく、そのまま再結合ライフタイムを測定することができる。
なお、表面パシベーション処理をケミカルパシベーション処理で行う際に、金属汚染検出用シリコン基板の表面に自然酸化膜が形成されている場合は、ケミカルパシベーション処理の前にフッ酸水溶液により自然酸化膜を除去する。熱処理炉がエピタキシャル成長炉の場合は、エピタキシャル成長後の金属汚染検出用シリコン基板の再結合ライフタイムを測定することができる。
次に、熱処理及び表面パシベーション処理を行った後のシリコン基板の再結合ライフタイムの面内分布を、マイクロ波光導電減衰法(μ―PCD法)により測定する。μ―PCD法における測定条件は、一般的に用いられている条件で良く、例えば非特許文献1に記載された条件により測定することができる。測定装置は市販されているものを用いることができる。
再結合ライフタイムの面内分布の測定は、例えば、1mm〜8mm間隔で測定することができる。測定点の間隔が1mmよりも小さいと面内分布の測定に時間がかかり効率的ではなくなる。また、8mmよりも大きいと、局所的な汚染があるような場合には、その汚染箇所を外してしまう可能性がある。測定点の間隔は、測定の効率と汚染分布の特徴を考慮して決定することが好ましい。
次に、ウェーハ面内を複数の領域に分割して、各領域における再結合ライフタイム測定値の平均値を求めて、前記各領域における再結合ライフタイム測定値の平均値を比較することにより、前記熱処理炉の金属汚染の有無を判定する。このような金属汚染検出方法を用いれば、熱処理前のシリコン基板の再結合ライフタイムの初期値に係わらず、熱処理後の再結合ライフタイムの測定値により金属汚染を高感度で検出できる。すなわち、熱処理前の再結合ライフタイムの初期値を高くするためにシリコン基板の製造条件を限定する必要がなく、また、Grown−in再結合中心の影響を考慮する必要がなくなる。
再結合ライフタイムの面内分布において、ウェーハの外周の領域は、測定点がエッジ部に当たることで測定が正常に行われない場合があるので、例えば、ウェーハの外周部から数mmまでの領域における測定値を評価対象から外すことが好ましい場合がある。
ここで、熱処理後の再結合ライフタイムの面内分布の測定値において、基板半径の30%〜70%を境界半径Rとし、前記境界半径R以内の内側の領域における測定値の平均値をWLT1とし、前記境界半径Rを超える外側の領域における測定値の平均値をWLT2とした場合、WLT2/WLT1の比が所定の基準値よりも小さい場合に金属汚染があったと判定することが好ましい。この基準値を例えば0.9とすることにより、近年の高性能デバイスの性能に悪影響を及ぼす極微量の金属汚染を高感度で検出することができる。
再結合ライフタイムの面内分布を測定する場合、金属汚染以外の影響として、表面パシベーション効果の面内ばらつきや、表面の汚れやパーティクルなどの外因的要因の影響により測定値が低くなる測定点が含まれる場合がある。このことから、例えば最小値と最大値を比較した場合は、金属汚染以外の影響を受ける可能性が高い。また、金属汚染の影響と外因的要因の影響を区別することは困難である。外因的要因の影響を小さくするという点から、各領域における平均値を取ることが重要となる。
WLT2/WLT1の比が所定の基準値よりも小さい場合には、金属汚染を低減するための対策を行う。WLT2/WLT1の比が所定の基準値よりも大きい場合には、その熱処理炉を用いて製品となる半導体基板を熱処理することができる。すなわち、エピタキシャル成長炉の場合、基準値よりも高い場合には、エピタキシャルウェーハの製品を製造することができる。この基準値を例えば0.9とする(すなわち、エピタキシャル成長後のシリコン基板のWLT2/WLT1の比が0.9よりも大きくなるように金属汚染を管理する)ことにより、近年の高性能デバイスの性能を劣化させることのない、金属汚染が低減されたエピタキシャルウェーハを製造することができる。
このようにして、本発明に係る金属汚染検出方法によって金属汚染を管理したエピタキシャル成長炉を用いて、シリコン基板上に単結晶薄膜をエピタキシャル成長させて製造されたエピタキシャルェーハは、金属汚染が極めて低減されているので、近年の高性能デバイス、特に金属汚染に敏感な撮像素子用の基板として好適である。
次に、熱処理後の再結合ライフタイムの面内分布の測定値において、基板半径の30%〜70%を境界半径Rとし、前記境界半径R以内の内側の領域における測定値の平均値をWLT1とし、前記境界半径Rを超える外側の領域における測定値の平均値をWLT2とした場合、WLT2/WLT1の比が所定の基準値よりも大きい場合に金属汚染がなかったと判定することが好ましい理由は、以下のような実験により得られた知見によることを説明する。
(実験例1)
熱処理による金属汚染がない場合の再結合ライフタイムの面内分布を調査するため、以下の実験を行った。
チョクラルスキー法(CZ)により、導電型や抵抗率、酸素濃度が異なる17本のシリコン単結晶インゴットを育成した。結晶直径は全て200mm、結晶軸方位は全て<100>である。そして、これらのシリコン単結晶インゴットから、標準的なウェーハ加工プロセスにより、鏡面研磨仕上げのシリコン基板を作製した。
次に、作製したシリコン基板に対して、熱処理を施さずに(すなわち、熱処理による金属汚染がない状態で)、自然酸化膜をフッ酸水溶液により除去し、表面再結合を抑制するためにヨウ素エタノール溶液を用いたケミカルパシベーション処理を施した後、μ―PCD法により再結合ライフタイムの面内分布を測定した。面内分布の測定は、2mm間隔、あるいは4mm間隔で行った。
次に、再結合ライフタイムの面内分布の測定値において、基板半径の30%を境界半径Rとし前記境界半径Rが30mmのもの、及び基板半径の70%を境界半径Rとし前記境界半径Rが70mmのもの、について、それぞれ前記境界半径R以内の内側の領域における測定値の平均値を求めて、その値をWLT1とした。また、前記境界半径Rを超える外側の領域における測定値の平均値を求めて、その値をWLT2とした。尚、ウェーハ外周部における測定上の問題を避けるため、エッジから10mmまでの領域における測定値は除外した。
再結合ライフタイムの全面平均値と、半径30mmを境にした場合のWLT2/WLT1との関係を図1に示した。また、再結合ライフタイムの全面平均値と、半径70mmを境にした場合のWLT2/WLT1との関係を図2に示した。
図1、図2ともに、再結合ライフタイムの全面平均値に依らず、WLT2/WLT1の値は0.9よりも大きくなっていることがわかる。ここで、再結合ライフタイムの全面平均値は、約1000μsec〜約6000μsecの間で異なっており、これは、熱処理前の再結合ライフタイムの初期値が異なっていることを意味する。このことから、再結合ライフタイムの初期値に係わらず、熱処理による金属汚染がない場合は、WLT2/WLT1の値は0.9よりも大きくなっていることがわかる。
以下、実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明するが、これらは本発明を限定するものではない。
(実施例1)
チョクラルスキー法(CZ)により、導電型や抵抗率、酸素濃度が異なる7本のシリコン単結晶インゴットを育成した。結晶直径は全て200mm、結晶軸方位は全て<100>である。そして、これらのシリコン単結晶インゴットから、標準的なウェーハ加工プロセスにより、鏡面研磨仕上げのシリコン基板を作製した。
次に、作製したシリコン基板に対して、熱処理を施さずに(すなわち、熱処理による金属汚染がない状態で)、自然酸化膜をフッ酸水溶液により除去し、表面再結合を抑制するためにヨウ素エタノール溶液を用いたケミカルパシベーション処理を施した後、μ―PCD法により再結合ライフタイムの面内分布を測定した。面内分布の測定は4mm間隔で行った。そして、ウェーハ全面における測定値の平均値を求め、その平均値を初期値とした。
また、準備した他のシリコン基板を、金属汚染を低減する対策が施されたエピタキシャル成長炉内に入れて、ノンドープで厚み約10μmのエピタキシャル層を成長させた。その後、自然酸化膜をフッ酸水溶液により除去し、ヨウ素エタノール溶液を用いてケミカルパシベーション処理を行い、μ―PCD法により再結合ライフタイムの面内分布を測定した。面内分布の測定は4mm間隔で行った。
次に、再結合ライフタイムの面内分布の測定値において、境界半径70mm以内の内側の領域における測定値の平均値を求めて、その値をWLT1とした。また、境界半径70mmを超える外側の領域における測定値の平均値を求めて、その値をWLT2とした。また、半径70mmを境にせずに、全面における平均値を求めて、全面平均値とした。尚、ウェーハ外周部における測定上の問題を避けるため、エッジから10mmまでの領域における測定値は除外した。
エピタキシャル成長前の再結合ライフタイムの初期値と、エピタキシャル成長後の再結合ライフタイムの面内分布における半径70mmを境にした場合のWLT2/WLT1との関係を図3に示した。この結果から、再結合ライフタイムの初期値に依らず、エピタキシャル成長による金属汚染が極めて少ない場合は、WLT2/WLT1の値が0.9よりも大きくなっていることがわかる。
また、エピタキシャル成長後の再結合ライフタイムの面内分布における全面平均値と、半径70mmを境にした場合のWLT2/WLT1との関係を図4に示した。この結果から、エピタキシャル成長後の再結合ライフタイムの面内分布における全面平均値に依らず、エピタキシャル成長による金属汚染が極めて少ない場合は、WLT2/WLT1の値が0.9よりも大きくなっていることがわかる。従来技術のように、熱処理前の再結合ライフタイムの初期値やGrown−in再結合中心の影響を考慮せずに、全面平均値の絶対値から金属汚染を評価すると、全面平均値が小さい場合は金属汚染濃度が高いと間違った判断をしてしまうが、本発明によれば、そのような間違いを避けることができる。
(実施例2)
実施例1と同じシリコン単結晶インゴットから作製されたシリコン基板を、金属汚染を低減する対策が施されていないエピタキシャル成長炉内に入れて、ノンドープで厚み約10μmのエピタキシャル層を成長させた。その後、自然酸化膜をフッ酸水溶液により除去し、ヨウ素エタノール溶液を用いてケミカルパシベーション処理を行い、μ―PCD法により再結合ライフタイムの面内分布を測定した。面内分布の測定は4mm間隔で行った。
次に、再結合ライフタイムの面内分布の測定値において、境界半径70mm以内の内側の領域における測定値の平均値を求めて、その値をWLT1とした。また、境界半径70mmを超える外側の領域における測定値の平均値を求めて、その値をWLT2とした。また、半径70mmを境にせずに、全面における平均値を求めて、全面平均値とした。尚、ウェーハ外周部における測定上の問題を避けるため、エッジから10mmまでの領域における測定値は除外した。
エピタキシャル成長前の再結合ライフタイムの初期値と、エピタキシャル成長後の再結合ライフタイムの面内分布における半径70mmを境にした場合のWLT2/WLT1との関係を図5に示した。この結果から、再結合ライフタイムの初期値に依らず、エピタキシャル成長による金属汚染が多い場合は、WLT2/WLT1の値は0.9よりも小さくなっていることがわかる。
また、エピタキシャル成長後の再結合ライフタイムの面内分布における全面平均値と、半径70mmを境にした場合のWLT2/WLT1との関係を図6に示した。この結果から、エピタキシャル成長による金属汚染が多い場合は、エピタキシャル成長後の再結合ライフタイムの面内分布における全面平均値に依らず、WLT2/WLT1の値が0.9よりも小さくなっていることがわかる。従来技術では、エピタキシャル成長後の再結合ライフタイムの値が所定の基準値よりも大きい場合に金属汚染が無いと判断してしまうが、本発明によれば、再結合ライフタイムの初期値の熱処理後測定値への影響を排除して、金属汚染を高感度で検出できる。
また、エピタキシャル成長前の再結合ライフタイムの初期値と、エピタキシャル成長後の再結合ライフタイムの面内分布における全面平均値との差(全面平均値−初期値)と、半径70mmを境にした場合のWLT2/WLT1との関係を図7に示した。この結果から、エピタキシャル成長による金属汚染が多い場合は、全面平均値−初期値の値が0よりも大きい場合でも、WLT2/WLT1の値が0.9よりも小さくなっていることがわかる。全面平均値−初期値の値が0よりも大きい場合があるのは、エピタキシャル成長工程によりGrown−in再結合中心が消滅したことにより、エピタキシャル成長後の再結合ライフタイムが高くなったためである。本発明によれば、Grown−in再結合中心の影響を排除して、金属汚染を高感度で検出できる。
以上の実施例の結果から、本発明によれば、再結合ライフタイムの初期値に係らず、熱処理炉の金属汚染を高感度に検出できることがわかった。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は、例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。

Claims (3)

  1. シリコン基板の再結合ライフタイムの測定値を用いて熱処理炉の金属汚染を検出する方法であって、
    前記熱処理炉で熱処理したシリコン基板の再結合ライフタイムの面内分布をマイクロ波光導電減衰法により測定する工程と、
    前記シリコン基板の面内を複数の領域に分割して、各領域における再結合ライフタイムの平均値を求める工程と、
    前記各領域における再結合ライフタイム測定値の平均値を比較することにより前記熱処理炉の金属汚染を検出する工程と、を含み、
    前記熱処理後の再結合ライフタイムの面内分布の測定値において、基板半径の30%〜70%を境界半径Rとし、前記境界半径R以内の内側の領域における測定値の平均値をWLT1とし、前記境界半径Rを超えた外側の領域における測定値の平均値をWLT2とした場合、WLT2/WLT1の比が所定の基準値よりも小さい場合に金属汚染があったと判定し、かつ前記基準値を0.9とすることを特徴とする金属汚染検出方法。
  2. 前記熱処理炉はエピタキシャル成長炉であることを特徴とする請求項記載の金属汚染検出方法。
  3. 請求項に記載の金属汚染検出方法によって金属汚染を管理したエピタキシャル成長炉を用いて、シリコン基板上に単結晶薄膜をエピタキシャル成長させてエピタキシャルウェーハを製造することを特徴とするエピタキシャルウェーハの製造方法。
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