JP2008162832A - ウェーハの検査方法とウェーハの検査装置 - Google Patents

ウェーハの検査方法とウェーハの検査装置 Download PDF

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健次 中嶋
Takahide Sugiyama
隆英 杉山
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Abstract

【課題】 チョクラルスキー法によって得られたウェーハのN領域内に存在する微細な結晶欠陥を検出し、ウェーハの品質を正確に評価することが可能な技術を提供する。
【解決手段】 本発明のN領域の検査方法によると、ウェーハ2内に形成されている結晶欠陥4の存在部位と結晶欠陥4の非存在部位に対するエッチング速度が異なる異方性ドライエッチングを実施する。この異方性ドライエッチングにより、ウェーハ2の表面には結晶欠陥4を頂点とする円錐状のエッチング残渣6が残される。このエッチング残渣6を測定し、その測定値を評価することで、ウェーハ2のN領域の品質を検査することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、主としてチョクラルスキー法(CZ法)によって得られたウェーハのN領域に存在する結晶欠陥を検出してウェーハを検査する方法と、その検査方法を実現する検査装置に関する。
シリコン単結晶のインゴットを作成する方法として、チョクラルスキー法(CZ法)が知られている。この方法では、引き上げ速度や温度等の結晶成長条件に応じて、空孔型の点欠陥が多く取り込まれる領域(V領域)と、格子間型の点欠陥が多く取り込まれる領域(I領域)と、V領域とI領域の境界付近に位置し、シリコン酸化物で構成される酸素析出欠陥が取り込まれる領域(OSF領域)が形成される。V領域は引き上げ速度が速い場合に形成されるのに対し、I領域は引き上げ速度が遅い場合に形成される。OSF領域は、V領域が形成される引き上げ速度よりもやや遅い速度で形成される。V領域から得られたウェーハでは、シリコン原子が不足する部分に空孔が生じており、この空孔が凝集することにより空洞欠陥をもたらす。空洞欠陥は、半導体装置のゲート酸化膜の耐圧を劣化させる原因となる場合がある。I領域から得られたウェーハでは、シリコン原子間に余分なシリコン原子が存在しており、この余分なシリコン原子がウェーハ内に転位欠陥をもたらし、リーク電流を増大させる原因となり、半導体装置の特性劣化の原因となる場合がある。OSF領域から得られたウェーハでは、ウェーハの内部にシリコン酸化物で構成される酸素析出欠陥や酸化膜が存在しているため、半導体装置の特性劣化の原因となる場合がある。本明細書では、シリコン単結晶の成長時に導入される種々の欠陥のうち、特に空洞欠陥と酸素析出欠陥を総称して結晶欠陥という。
半導体装置に安定した特性を持たせるために、シリコン単結晶の成長時に結晶欠陥の密度およびサイズを低減したいとする要求が存在しており、その要求に応じるための技術が開発されている。
特許文献1の技術では、結晶の引き上げ速度および温度勾配を調整することにより、原子が不足することもなければ余分に存在することもないニュートラルな領域(N領域)を形成する。N領域では、原子の不足や余剰が少ない。特許文献1の技術を用いることでN領域を結晶成長させることができ、こうして成長させたウェーハにはほとんど結晶欠陥がないと認識されている。
特開平11−79889号公報
実際にN領域のウェーハの結晶欠陥を測定してみると、V領域やI領域のウェーハに比べて、結晶欠陥密度が低いという結果が得られている。しかしながら、本出願人らが開発した微小な結晶欠陥まで測定できる技術でN領域のウェーハを測定してみると、N領域のウェーハといえども、結晶欠陥密度が必ずしも低くないということが判明してきた。
従来の結晶欠陥の測定方法では、薬液を用いたエッチングを利用して結晶欠陥を測定する。あるいは、ウェーハに光を入射させ、結晶欠陥部での光散乱を利用して結晶欠陥を測定する。従来の方法によって測定する限り、N領域のウェーハの結晶欠陥密度は低いという測定結果が得られる。しかしながら、従来の測定方法では、微小な結晶欠陥が見落とされてしまっているのに過ぎない。本出願人らが開発した微小な結晶欠陥まで測定できる技術で測定してみると、N領域のウェーハの結晶欠陥密度は必ずしも低くない。そしてウェーハから製造する半導体装置の種類によっては、N領域のウェーハに存在する結晶欠陥密度によって、半導体装置の特性が影響を受けることがわかってきた。
本出願人らの研究によって、結晶欠陥が少ないことがわかっているために結晶欠陥密度を評価する必要がないと認識されていたN領域のウェーハについても、その結晶欠陥密度を評価する必要があることがわかってきた。また、N領域のウェーハの結晶欠陥密度を測定して評価することが可能となってきた。
本発明では、ウェーハのN領域内に存在する微細な結晶欠陥を検出し、ウェーハの品質を正確に評価することが可能な技術を提供する。
本明細書で開示される技術は、ウェーハのN領域に存在する結晶欠陥を検出してウェーハの品質を検査する方法を提供する。この方法は、結晶欠陥の存在部位に対するエッチング速度と結晶欠陥の非存在部位に対するエッチング速度が異なる異方性のドライエッチングを実施することを特徴としている。異方性のドライエッチングを実施すると、従来のウェーハの検査方法では顕在化されなかった微小な結晶欠陥さえも顕在化させることができる。したがって、本明細書で開示される技術によると、ウェーハのN領域に存在する微小な結晶欠陥を正確に検出することができ、その結果、ウェーハの品質を正確に検査することができる。本方法は、ウェーハのN領域に異方性のドライエッチングを適用することによって、従来は検査不能であった検査を可能とする。
本明細書で開示される技術は、ウェーハのN領域内に存在する結晶欠陥を検出してウェーハを検査する。この検査方法は、結晶欠陥の存在部位に対するエッチング速度と結晶欠陥の非存在部位に対するエッチング速度が異なる異方性のドライエッチングを実施する異方性ドライエッチング工程を備えている。この検査方法はさらに、前記異方性ドライエッチング工程後に前記ウェーハの表面に残された円錐状のエッチング残渣を測定する測定工程を備えている。この検査方法はさらに、前記測定工程によって測定された測定値を評価する評価工程を備えている。
上記の検査方法によると、異方性のドライエッチングを利用して、ウェーハのN領域内に存在する微小な結晶欠陥さえも検出してウェーハの品質を検査することができる。検査するウェーハはN領域を有していればよく、その全面がN領域で構成されるウェーハであってもよいし、V領域あるいはOSF領域あるいはI領域とN領域がリング状に存在しているウェーハであってもよい。
上記の検査方法の測定工程では、エッチング残渣を測定する。ここで測定する対象には、エッチング残渣の個数、エッチング残渣の形態、エッチング残渣の大きさ、エッチング残渣の位置又はこれらの組み合せを含む。上記の検査方法では、異方性のドライエッチングを利用して微小な結晶欠陥さえも円錐状のエッチング残渣として顕在化させることができる。このため、上記の測定工程では、微小な結晶欠陥の存在を反映した測定値を得ることができる。
上記の検査方法によると、微小な結晶欠陥の存在を反映した測定値を得ることができるので、ウェーハの品質を正確に評価することができる。
本明細書で開示される検査方法は、異方性ドライエッチング工程を実施するのに先立って、ウェーハを加熱して未だ顕在化されていない結晶欠陥を顕在化させる加熱工程をさらに備えていてもよい。
この検査方法によると、ウェーハのN領域内に本検査方法で検出できない大きさの結晶欠陥が存在している場合であっても、ウェーハを加熱することで、その微小な結晶欠陥を構成している原子が酸化され、酸化物が形成される。本検査方法で検出できる大きさ(4nm以上)の酸素析出欠陥を形成することができ、未だ顕在化されていない結晶欠陥さえも顕在化させることが可能となる。
この場合の異方性ドライエッチング工程では、加熱工程後に、結晶欠陥の存在部位に対するエッチング速度と結晶欠陥の非存在部位に対するエッチング速度が異なる異方性エッチングを実施する。この異方性エッチングは、例えば、酸化物に対する選択比が高いエッチング材を用いて実施することができる。結晶欠陥の存在する部位のエッチング速度が遅く、かつ、結晶欠陥の存在しない部位、すなわちウェーハを構成している原子が綺麗に結晶構造を形成している部位のエッチング速度が速い異方性エッチングを実施すると、ウェーハの表面に酸素析出欠陥あるいは空洞欠陥等の酸化物で構成される結晶欠陥を頂点とする円錐状のエッチング残渣が残される。この方法によると、非常に微細な結晶欠陥であっても円錐状のエッチング残渣に顕在化するので、円錐状のエッチング残渣の数や大きさ等を測定することで、ウェーハのN領域内に存在する結晶欠陥を検出することができる。上記の検査方法によると、エッチング残渣の測定値を用いて、ウェーハのN領域内に酸素析出欠陥等の結晶欠陥が存在する程度を評価することができる。ウェーハのN領域の品質について正確な評価を行うことができる。
本明細書で開示される技術では、測定工程が、単位面積あたりのエッチング残渣数を計測する計測工程を有しているのが好ましい。さらに、評価工程がその計測値と閾値を比較する工程を備えていることが好ましい。
上記の検査方法によると、N領域内に存在する結晶欠陥が所定の量よりも少ないか多いかを指標にして、高品質なN領域を有するウェーハを選別することができる。すなわち、単位面積あたりのエッチング残渣数を計測して閾値と比較することで、高品質なN領域を有するウェーハなのか低品質なN領域を有するウェーハなのかを選別することができる。ウェーハのN領域の品質に対して正確な評価を行うことができる。
ウェーハのN領域内に存在する結晶欠陥を検査する方法では、比較に用いる閾値を、そのウェーハを用いて製造する半導体装置の種類に応じて決定することが好ましい。
製造する半導体装置の種類によっては、結晶欠陥が極めて少ないウェーハを用いる必要がある場合と、結晶欠陥の存在がある程度は許容される場合がある。本明細書で開示される技術を用いると、製造する半導体装置の種類に応じて適切な条件を満たすウェーハを選別することが可能となる。
異方性ドライエッチング工程は、半導体チップを形成しないウェーハの一部の領域に実施することが好ましい。
この検査方法によると、半導体チップを形成しない一部の領域に異方性エッチングを実施することで、そのウェーハのN領域の評価を行うことができる。ここでいう半導体チップが形成されない一部の領域とは、例えば、ダイシング前のダイシングライン上に位置する領域であってもよいし、マスク合わせマーク用に設けられている領域であってもよい。ウェーハを無駄にせずに、ウェーハのN領域に対して正確な評価を行うことができる。半導体チップを製造するウェーハ自体の品質を評価することができる。半導体チップを高歩留まりで製造することができる。
上記の検査方法を利用すると、従来の検査方法では見落としていた微小な結晶欠陥さえも反映した評価結果を得ることができる。このため、上記の検査方法を利用すると、ウェーハの品質をより正確に検査することができる。例えば、上記の検査方法を利用すると、その評価結果に応じて、製造する半導体装置の種類に応じて適切なウェーハを選択することが可能となる。上記の検査方法を利用すると、高品質な半導体チップを高歩留まりで製造することができる。
本明細書で開示される技術によると、上記の検査方法を実現する検査装置を提供することができる。
検査装置は、結晶欠陥の存在部位に対するエッチング速度と結晶欠陥の非存在部位に対するエッチング速度が異なる異方性のドライエッチングが実施されたウェーハの表面に残された円錐状のエッチング残渣を測定する測定手段と、前記測定手段によって測定された前記エッチング残渣の測定値を評価する評価手段を備えている。
本明細書で開示される検査装置は、単位面積あたりのエッチング残渣数を測定する測定手段と、その測定値を記憶する記憶手段を有しているのが好ましい。さらに、検査装置の評価手段が、記憶手段に記憶された測定値と閾値を比較する手段を備えていることが好ましい。なお、上記の検査装置では、単位面積あたりのエッチング残渣数のほかに、測定する対象にエッチング残渣の個数、エッチング残渣の形態、エッチング残渣の大きさ、エッチング残渣の位置又はこれらの組み合せを含んでいてもよい。
本明細書で開示される検査装置では、前記閾値が、そのウェーハを用いて製造する半導体装置の種類に応じて決定されることが好ましい。
本発明によると、ウェーハのN領域に存在する微細な空洞欠陥あるいは酸素析出欠陥等の結晶欠陥であっても、検出することができる。ウェーハのN領域の品質の評価を正確に行うことができる。本発明の検査方法によって評価されたウェーハを用いることで、半導体装置の特性を安定させ、半導体装置を高歩留まりで製造することができる。従来の認識では高品質であることが保障されており、検査が不要であり、検査しても結晶欠陥が検出されなかったN領域を検査することが可能となり、従来の検査技術では検査不能であった微小な結晶欠陥に起因する不具合の発生を防止することが可能となった。
最初に、以下に説明する実施例の主要な特徴を列記する。
(特徴1)異方性ドライエッチング工程では、高選択比RIEによるエッチングを行う。
(特徴2) ウェーハ上に検査用の検査領域を設けておき、その検査領域に対して異方性エッチング工程を行う。
(特徴3) ダイシング前のウェーハを複数の領域にダイシングするダイシングラインに対して異方性エッチング工程を行う。
(特徴4) ウェーハのアラインメントに用いる合わせマークを形成する領域に対して異方性エッチング工程を行う。
本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。図6に、シリコン単結晶内に形成される領域と結晶の成長速度の関係を表わす。縦軸は結晶成長速度を示し、横軸はインゴット16の直径を示している。CZ法により作製されたシリコン単結晶のインゴット16には、引き上げ速度や温度等の結晶育成条件により、異なる性質を有する領域が形成される。引き上げ速度が速く、結晶の成長速度が速い場合にはV領域18が形成される。このV領域18には空洞欠陥が多く取り込まれている。V領域18が形成される速度よりもやや遅い引き上げ速度であり、結晶の成長速度が速い場合にはOSF領域19が形成される。このOSF領域19には酸素析出欠陥が多く取り込まれている。この一方で、引き上げ速度が遅く、結晶の成長速度が遅い場合にはI領域22が形成される。このI領域22には格子間型の点欠陥が多く取り込まれている。これに対し、結晶の成長速度を適切に調節することで、N領域20が形成される。N領域20では原子の不足や余剰の程度が低減されており、V領域18あるいはOSF領域19あるいはI領域22の特性のいずれかに偏った特性を有していない。
例えば、図6の(1)の速度で成長したシリコン単結晶インゴット16の場合、インゴット16の中央にV領域18が形成され、その周囲にOSF領域19が形成され、そのOSF領域19の周囲にN領域20が形成されたウェーハを得ることができる。図6の(2)の速度で成長したシリコン単結晶インゴット16は、その全領域がN領域20となっている。あるいは、図6の(3)の速度で成長したシリコン単結晶インゴット16の場合、インゴット16の中央にN領域20が形成され、その周囲にI領域22が形成されたウェーハを得ることができる。
検査するウェーハはN領域20が形成された範囲を有していればよく、上記の(1)〜(3)のいずれの位置より得られたウェーハであっても、そのN領域20の検査を実施することができる。
図3に、従来の検査方法によって測定されたV領域のウェーハとN領域のウェーハの結晶欠陥密度をグラフ中の斜線で示す。その全面がV領域のウェーハとその全面がN領域のウェーハの結晶欠陥密度を光散乱法等の従来の検査方法により測定したところ、(1)に示すV領域のウェーハの結晶欠陥密度のほうが(3)に示すN領域のウェーハの結晶欠陥密度よりも高いことを示していた。
これに対し、本検査方法によって上記のV領域のウェーハとN領域のウェーハの結晶欠陥密度を測定したところ、図3のグラフ中の白抜きで示す結果が得られた。結晶欠陥密度の低減が図られたと考えられていたN領域のウェーハであるにも関わらず、本検査方法によって検査したところ、微細な結晶欠陥が存在するために、実際には(2)に示すV領域のウェーハよりも(4)に示すN領域のウェーハのほうが高い結晶欠陥密度を有していることがわかった。
図2に、本検査方法によって測定されたV領域のウェーハとN領域のウェーハの結晶欠陥の分布を表わす図を示す。縦軸は結晶欠陥密度を示し、横軸はウェーハの半径を示している。上記のV領域のウェーハに対して本検査方法の異方性エッチングを実施したところ、(1)に示すように、サイズの大きい(従来の検査方法でも検出可能なサイズの)結晶欠陥がウェーハの全面にほぼ均一に存在することが確認された。この一方で、上記のN領域のウェーハに対して本検査方法の異方性エッチングを実施したところ、(2)に示すように、ウェーハの外周から中心に近づくにつれて、微小な結晶欠陥が多く存在していることが確認された。この微小な結晶欠陥は従来の技術では検出不能であり、中心近傍に多く存在する微小な結晶欠陥が検出されていなかったために、図3の(1)と(3)の結果が得られていたことがわかった。
今回の試験に用いたN領域のウェーハは、その中心部分に微細な結晶欠陥を多く含んでいることがわかった。仮に、このN領域のウェーハを用いるならば、特性が安定しない不良な半導体装置が製造されてしまうおそれがある。従来の検査方法によると、上記の試験に用いたN領域のウェーハには微小な結晶欠陥が形成されているにも関わらず、それらの微小な結晶欠陥が見落とされてしまうために、ウェーハが高品質であると評価されてしまう。従来のウェーハの検査方法では、ウェーハの品質の評価を正確に行うことができない。
本検査方法によると、従来の検査方法では検出されなかった10nm以下の微細な結晶欠陥さえも顕在化させることができる。したがって、本検査方法を用いると、N領域内に存在する微小な結晶欠陥をも考慮して、ウェーハの品質の評価を正確に行うことができる。
(第1実施例)
図8に、本検査方法の工程を表わすフローチャートを示す。また、図1に、結晶欠陥を顕在化させる処理を表わす図を示す。図1(a)のウェーハ2は、図6の(2)の速度で成長したシリコン単結晶のインゴット16のからスライスされたものである。このウェーハ2には、インゴット16の成長時に導入された空洞欠陥あるいは酸素析出欠陥等の、微小な結晶欠陥4が存在している。
本検査方法では、まず、ウェーハ2に対して結晶欠陥4の存在部位と結晶欠陥4の非存在部位に対するエッチング速度が異なる異方性ドライエッチングを実施する(図8のステップS2)。この異方性ドライエッチングは、シリコン酸化物に対する選択比が高いエッチング材を用いて実施することができる。例えば、HBr/NF3/He+O2等の、ハロゲン系の混合ガスをエッチングガスとして用いると、結晶欠陥4の存在する部位のエッチング速度が遅く、かつ、結晶欠陥4の存在しない部位、すなわちシリコン原子のみが存在する部位のエッチング速度が速いエッチングを行うことができる。対シリコン酸化物に対する選択比が高いエッチング材としては、例えば、Br系ガス、Cl系ガス、F系ガス等を用いることができる。
そのような異方性ドライエッチングを実施すると、ウェーハ2の表面には結晶欠陥4を頂点とする円錐状のエッチング残渣6が残される。図1(b)に、異方性ドライエッチング処理後のウェーハ2の様子を表わす。
本実施例では、図8のステップS2および図1に示した一連の処理によってウェーハ2の表面に残された円錐状のエッチング残渣6を測定し、ウェーハ2のN領域の品質を評価することができる。この測定工程と評価工程は、図7に示す検査装置24を用いて実施することができる。
図7の検査装置24は、ハードディスク26と、CCDカメラ28と、操作部30と、表示部32と、CPU34と、ROM36と、RAM38を備えている。この検査装置24を用いると、エッチング残渣6が残されたウェーハ2の表面の画像をCCDカメラ28で撮像し、その画像データをRAM38に記憶することができる。また、画像データに対して画像処理を実行し、エッチング残渣を測定し、測定によって得られた値を予め設定されている閾値と比較し、ウェーハ2を評価することができる。
図8のステップS2および図1に示したウェーハ2の表面にエッチング残渣6を顕在化させる工程後に、まず、ウェーハ2の表面に残された円錐状のエッチング残渣6を測定する(図8のステップS4)。エッチング残渣6は光学顕微鏡、電子顕微鏡等を用いてその数を測定してもよいし、ウェーハ2の表面の画像データを作成し、画像処理を実行して測定してもよい。本実施例では、ステップS4において検査装置24のCCDカメラ28でエッチング残渣を撮像し、画像データを作成する。
上記の測定工程後に、単位面積あたりのエッチング残渣数を計算する(図8のステップS6)。本実施例では、このステップにおいてステップS4で作成した画像データに対してエッジ抽出等の画像処理を実行して単位面積あたりのエッチング残渣数を計算する。算出された値は、図7の検査装置24のRAM38に記憶しておくことができる。画像データをRAM38に記憶してもよい。
上記の方法で検査装置24に記憶されたエッチング残渣6の測定値を用いて、ウェーハのN領域と、N領域内に存在する結晶欠陥を評価する(図8のステップS8)。具体的には、エッチング残渣6の測定値と予め設定されている閾値を比較し、測定値が閾値において要求される基準を満たしているか否かによって評価することができる。閾値の具体的な値は、ウェーハ2を用いて製造する半導体装置の種類に応じて決定される。
このステップでは、例えば、ウェーハ2のN領域内に存在する結晶欠陥が所定の量よりも少ないことを指標にして、ウェーハ2が高品質であるか否かを評価することができる。すなわち、単位面積あたりのエッチング残渣数から算出した値と閾値を比較し、閾値以下であるか否かによって高品質なN領域を有するウェーハを選別することができる。ウェーハのN領域の品質に対して正確な評価を行うことができる。高品質の半導体装置を高歩留まりで製造することができる。各ウェーハの評価を検査装置24のRAM38に記憶しておき、製造する半導体装置の種類に応じて適切な条件を満たすウェーハを選別することもできる。
本実施例では、図8のステップS4〜ステップS6で単位面積あたりのエッチング残渣数を測定しているが、ウェーハの品質を評価する際の基準はこれに限られない。例えば、エッチング残渣6の大きさと円錐の底面積を測定すれば、ウェーハ2のN領域に存在する結晶欠陥の程度を知ることができる。ウェーハ2に対するエッチング残渣6の深さについては、図1(d)に示すように、ウェーハ2の一部の表面をマスキングして残しておき、この残された表面と異方性エッチング後の表面の段差から、エッチング残渣6の位置する深さを測定することができる。あるいは、異方性エッチングのエッチング速度とエッチング時間が既知であれば、それらの値からエッチング残渣6の位置する深さを計算することができる。
(第2実施例)
図9に、第2実施例の検査方法の工程を表わすフローチャートを示す。また、図10に、結晶欠陥を顕在化させる処理を表わす図を示す。図10(a)のウェーハ40は、図6の(2)の速度で成長したシリコン単結晶のインゴット16のからスライスされたものである。このウェーハ40では、インゴット16の成長時に導入された結晶欠陥4と、さらに微小な結晶欠陥(図10(a)では図示せず)が混在している。
本検査方法では、まず、ウェーハ40を加熱処理する(図9のステップS10)。600〜1100℃でウェーハ40を加熱処理(アニーリング)すると、ウェーハ40の表面にはシリコン酸化膜が形成されることがある。同時に、ウェーハ40の内部では、結晶欠陥4および結晶欠陥4よりもさらに微小な結晶欠陥を取り囲むシリコン原子とウェーハ中に含まれている酸素の化学反応により、結晶欠陥が粗大化する。この結果として、結晶欠陥4が酸化されたことにより結晶欠陥5が形成されるとともに、ウェーハ40内に存在していた微小な結晶欠陥が酸化されたことにより、加熱によって本検査方法で検出可能な大きさの結晶欠陥7が形成される。図10(b)に、加熱処理によって顕在化された結晶欠陥5および7を示す。
加熱工程後のウェーハ40の表面には酸化膜が形成されていることがある。対シリコン酸化物の選択比が高い異方性ドライエッチングを実施して結晶欠陥5および7をエッチング残渣として顕在化させるためには、異方性ドライエッチング工程を実施する前にこの酸化膜を取り除く必要がある。そこで、加熱処理後にウェーハ40の表面の酸化膜を除去する工程が行われる(図9のステップS12)。図10(c)に、酸化膜の除去処理後のウェーハ40の様子を表わす。ウェーハ40の表面の酸化膜の除去処理は、例えば、洗浄装置を用いて行ってもよいし、エッチングを用いて行ってもよい。
酸化膜の除去処理工程の後に、ウェーハ40に対して、図9のステップS14〜ステップS20を実施する。ステップS14〜ステップS20では、図8のステップS2〜ステップS8と同様の処理がウェーハ40に対して実施される。具体的には、結晶欠陥5および7の存在する部位のエッチング速度が遅く、かつ、結晶欠陥5および7の存在しない部位、すなわちシリコン原子のみが存在する部位のエッチング速度が速い異方性ドライエッチングを行い、ウェーハ40の表面に残された酸化物で構成される結晶欠陥5あるいは7を頂点とする円錐状のエッチング残渣6を測定し、測定値を所定の閾値と比較することで、ウェーハ40の品質を評価する。本実施例の測定工程と評価工程は、図7に示す検査装置24を用いて実施することができる。
(第3実施例)
本実施例の検査方法によると、異方性ドライエッチング工程をウェーハの半導体チップが形成されない一部の領域に実施することで、ウェーハを破壊せずにウェーハのN領域内に存在する結晶欠陥の検査を行うことができる。図4に、本実施例のウェーハ8の平面図を示す。ウェーハ8の表面には、ダイシングライン上に位置する溝10と、アラインメント用の合わせマーク13が形成されている。溝10と合わせマーク13が形成されていないその他の領域12は、半導体チップが形成される領域である。
例えば、半導体チップの形成工程において、ウェーハ8に溝10と合わせマーク13を形成する形成工程を実施した後に、溝10に異方性ドライエッチングを実施してもよい(図5(a)を参照)。あるいは、合わせマーク13に異方性ドライエッチングを実施してもよい(図5(b)を参照)。溝10と合わせマーク13の少なくともいずれかの一部に異方性ドライエッチングを実施することで、エッチング残渣14を顕在化させて測定することができる。単位面積あたりのエッチング残渣数と閾値を比較して、ウェーハ8のN領域を評価することができる。ウェーハ8を無駄にせずに、ウェーハ8のN領域に対して正確な評価を行うことができる。本検査方法によって評価されたウェーハを用いることで、半導体装置の特性を安定させ、高歩留まりで製造することができる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項に記載の組み合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
結晶欠陥を顕在化させる処理を表わす図。 V領域のウェーハとN領域のウェーハの欠陥密度を表わす図。 V領域のウェーハとN領域のウェーハの欠陥の分布を表わす図。 ウェーハの平面図。 ウェーハの断面図。 インゴット内に形成される領域と結晶の成長速度の関係を表わす図。 ウェーハの検査装置のハードウェア図。 第1実施例の検査方法の工程を表わすフローチャート。 第2実施例の検査方法の工程を表わすフローチャート。 加熱処理を実施して結晶欠陥を顕在化させる処理を表わす図。
符号の説明
2,8,40:ウェーハ
4,5,7:結晶欠陥
6,14:エッチング残渣
10:溝
12:半導体チップ形成面
13:合わせマーク
16:インゴット
18:V領域
19:OSF領域
20:N領域
22:I領域
24:検査装置
26:ハードディスク
28:CCDカメラ
30:操作部
32:表示部
34:CPU
36:ROM
38:RAM

Claims (6)

  1. ウェーハのN領域内に存在する結晶欠陥を検出してウェーハを検査する方法であって、
    結晶欠陥の存在部位に対するエッチング速度と結晶欠陥の非存在部位に対するエッチング速度が異なる異方性のドライエッチングを実施する異方性ドライエッチング工程と、
    前記異方性ドライエッチング工程後に前記ウェーハの表面に残された円錐状のエッチング残渣を測定する測定工程と、
    前記測定工程によって測定された測定値を評価する評価工程と、
    を備えているウェーハの検査方法。
  2. 前記異方性ドライエッチング工程を実施するのに先立って、ウェーハを加熱して未だ顕在化されていない結晶欠陥を顕在化させる加熱工程をさらに備えていることを特徴とする請求項1のウェーハの検査方法。
  3. 前記測定工程は、単位面積あたりのエッチング残渣数を計測する計測工程を有し、
    前記評価工程は、その計測値と閾値を比較する比較工程を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載のウェーハの検査方法。
  4. 前記閾値は、そのウェーハを用いて製造する半導体装置の種類に応じて決定されることを特徴とする請求項3に記載のウェーハの検査方法。
  5. 前記異方性ドライエッチング工程を、
    半導体チップを形成しないウェーハの一部の領域に実施することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のウェーハの検査方法。
  6. ウェーハのN領域内に存在する結晶欠陥を検出してウェーハを検査する装置であって、
    結晶欠陥の存在部位に対するエッチング速度と結晶欠陥の非存在部位に対するエッチング速度が異なる異方性のドライエッチングが実施されたウェーハの表面に残された円錐状のエッチング残渣を測定する測定手段と、
    前記測定手段によって測定された測定値を評価する評価手段と、
    を備えているウェーハの検査装置。
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