JP5742492B2 - 排気浄化装置 - Google Patents
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Description
請求項1に記載の発明は、内燃機関からの排気を浄化する触媒コンバータよりも排気上流側の排気マニホールドに取付けられる添加弁と、前記添加弁に接続され、かつ前記触媒コンバータの排気浄化能力を回復させるための添加剤を前記添加弁に供給する供給管とを備え、前記供給管を通じて供給される前記添加剤を、前記添加弁から前記排気マニホールド内に噴射するようにした排気浄化装置であって、前記添加弁に対する前記供給管の少なくとも接続部の下方かつ前記排気マニホールドの上方には、前記接続部から前記添加剤が漏出した場合にその添加剤を受け止める遮蔽壁が設けられていることを要旨とする。
図1において二点鎖線で示す内燃機関10は複数の気筒を有している。この内燃機関10では、気筒毎の燃焼室(図示略)において、燃料及び空気の混合気が燃焼される。この燃焼に伴い生じた高温高圧の燃焼ガスによりピストンが往復動され、機関出力軸(ともに図示略)が回転されて、内燃機関10の駆動力(トルク)が得られる。
触媒コンバータ13には、NOx吸収剤(NOx:窒素酸化物)を使用するタイプや、NOx浄化だけでなく、排気中における粒子状物質PM(PM:Paticulate Matter )を捕捉するタイプも含まれる。
ここで、添加剤Aは液状をなし、炭化水素(HC)成分を含むものが好ましく、例えば対象となる内燃機関10で使用する種類の燃料(軽油、ガソリン等)あるいはその他の異種の燃料等、さらには灯油等を液状の添加剤として用いることができる。
ここで、添加弁30の設置箇所としては、例えばシリンダヘッドの排気ポートの近傍や、ターボチャージャのタービンから触媒コンバータ13までの領域が考えられるが、本実施形態では次の理由により排気マニホールド20を添加弁30の設置箇所としている。
排気マニホールド20の合流部22の上方には、図2に示すように、上方へ向けて膨出する膨出部23が一体に形成されている。膨出部23の上面23Tは、添加弁30から水平方向へ遠ざかるに従い低くなるように、水平面に対し一定の角度で傾斜している。膨出部23の内部には、排気マニホールド20の内外を連通させるとともに、添加弁30から噴射される添加剤Aを排気マニホールド20の合流部22へ向けるよう導く通路24が設けられている。膨出部23の上端部の周りには、取付けフランジ25が一体に形成されている。
接続補助部60の多くの部分は、添加剤流路62を有する補助ホルダ61によって構成されている。添加剤流路62において添加剤Aの流れ方向についての下流側の端部は、この接続補助部60の下部の端面60Lにおいて開口している。添加剤流路62において添加剤Aの流れ方向について上流側の端部は、接続補助部60の上部の端面60Tにおいて開口している。添加剤流路62において添加剤Aの流れ方向についての下流部は、添加弁30の添加剤導入部31に装着される装着孔部63とされている。また、添加剤流路62において添加剤Aの流れ方向についての上流部は、雌ねじの形成されたねじ孔部64とされている。
遮蔽壁70において、接続部Bの下方となる箇所から水平方向へ遠ざかった箇所には、添加剤Aの排出部72が設けられている。本実施形態では、遮蔽壁70の一部が、排気マニホールド20に対する添加弁30(ホルダ40)の取付け部分を挟んで、添加弁30とは反対側(図2の右側)となる箇所まで延びており、この部分によって排出部72が構成されている。排出部72は、遮蔽壁70を上下に貫通する孔(図示略)を添加剤Aの排出口として有している。
添加弁30に対しては、サプライポンプから液状の添加剤Aが供給される。この供給に際しては、添加剤Aは、供給管50(管本体51、アイユニオン52)、接続補助部60(ボルト66、補助ホルダ61)を順に流れる。この供給の過程で、接続部Bから添加剤Aが漏出する(滲み出る)可能性がある。例えば、図3に示すように、接続補助部60に対する供給管50の接続部分、より詳しくはボルト66とアイユニオン52との間、アイユニオン52とガスケット65との間等から添加剤Aが漏出する(滲み出る)可能性がある。また、添加弁30に対する接続補助部60の装着部分、より詳しくは、Oリング33と装着孔部63の内壁面との間、Oリング33と添加弁30(添加剤導入部31)との間から添加剤Aが漏出する(滲み出る)可能性がある。これらの箇所から添加剤Aが万が一漏出した場合、その添加剤Aは自重により落下する(垂れる)。しかし、落下した(垂れた)添加剤Aは、排気マニホールド20に達する前に、接続部Bの下方かつ排気マニホールド20の上方に配置されている遮蔽壁70によって受け止められる。
ここで、仮に、遮蔽壁70を添加弁30(ホルダ40)又は排気マニホールド20に取付ける構造を採ると、添加弁30(ホルダ40)に対する遮蔽壁70の取付け部分や、排気マニホールド20に対する遮蔽壁70の取付け部分に多少なりとも隙間が生じ、漏出した添加剤Aがこの隙間を通過して落下する(垂れる)おそれがある。しかし、遮蔽壁70を添加弁30(ホルダ40)と排気マニホールド20との間で挟み込む構造を採っている本実施形態では、上記のような隙間がホルダ40と膨出部23との間に位置することとなって、実質的に塞がれた状態となり、添加剤Aがその隙間を通過して落下する(垂れる)ことが起こりにくい。
(1)少なくとも接続部Bの下方かつ排気マニホールド20の上方に、接続部Bから添加剤Aが漏出した場合にその添加剤Aを受け止める遮蔽壁70を設けている。
(2)遮蔽壁70を、接続部Bの下方から、排気マニホールド20に対する添加弁30(ホルダ40)の取付け部分まで少なくとも延出させ、添加弁30(ホルダ40)及び排気マニホールド20間で挟み込んでいる。
また、仮に遮蔽壁70を添加弁30(ホルダ40)又は排気マニホールド20に取付ける構造を採ると、添加弁30(ホルダ40)に対する遮蔽壁70の取付け部分や、排気マニホールド20に対する遮蔽壁70の取付け部分に多少なりとも隙間が生ずる。
(3)添加弁30(ホルダ40)及び排気マニホールド20間に、断熱性の高いガスケット82を介在させる。遮蔽壁70を、ガスケット82の上側に重ねられた状態で添加弁30(ホルダ40)及び排気マニホールド20間に配置している。
そのため、排出部72に導かれた添加剤Aを、導出管74によって排気マニホールド20から遠ざけつつ、その排気マニホールド20よりも温度の低い箇所まで導くことができる。
そのため、直に排気マニホールド20に取付ける場合に比べ、添加弁30を排気マニホールド20に付設しやすくすることができる。
そのため、排気マニホールド20の熱を添加弁30に伝わりにくくすることができる。この点においても、添加弁30内における添加剤Aの熱劣化を抑制し、もって添加弁30の目詰まりを生じにくくすることが可能となる。
<排気マニホールド20に対する添加弁30の取付け態様について>
・添加弁30(ホルダ40)と排気マニホールド20とによって遮蔽壁70及びガスケット81,82を挟み込む構造を採用すると、遮蔽壁70及びガスケット81,82の合計の厚みが大きくなり(ホルダ40と排気マニホールド20との間隔が広くなり)、添加弁30の取付け位置が高くなる。
<遮蔽壁70の大きさ・形状等について>
・「遮蔽壁70が、少なくとも接続部Bの下方かつ排気マニホールド20の上方に位置する」という条件を満たす範囲で、遮蔽壁70の大きさや形状が変更されてもよい。
・遮蔽壁70は、添加弁30(ホルダ40)及び排気マニホールド20間で挟み込む構造以外の構造によって固定されてもよい。
こうした変更は、添加弁30(ホルダ40)又は排気マニホールド20に対する遮蔽壁70の固定部分で生ずる隙間が比較的小さく、添加剤Aの通過が問題とならない場合に有効である。
・図5において二点鎖線で示すように、遮蔽壁70の全体と、その遮蔽壁70よりも上側の部材(添加弁30、ホルダ40、ガスケット81、接続補助部60及び供給管50の一部)とを上方から覆うカバー95がさらに設けられてもよい。
・本発明は、触媒コンバータ13として、例えばDPF(Diesel Paticulate Filter)、NOx吸蔵還元触媒、酸化触媒等が用いられた排気浄化装置にも適用可能である。また、内燃機関10が希薄燃焼型ガソリンエンジンである場合には、本発明は、触媒コンバータ13として三元触媒コンバータが用いられた排気浄化装置にも適用可能である。
・本発明は、添加弁30が、前記実施形態よりも急峻に、又はなだらかに傾斜した状態で排気マニホールド20に取付けられる排気浄化装置にも適用可能である。
・本発明は、ホルダ40が用いられることなく、添加弁30が排気マニホールド20に直に取付けられるタイプの排気浄化装置にも適用可能である。
Claims (7)
- 内燃機関からの排気を浄化する触媒コンバータよりも排気上流側の排気マニホールドに取付けられる添加弁と、
前記添加弁に接続され、かつ前記触媒コンバータの排気浄化能力を回復させるための添加剤を前記添加弁に供給する供給管と
を備え、前記供給管を通じて供給される前記添加剤を、前記添加弁から前記排気マニホールド内に噴射するようにした排気浄化装置であって、
前記添加弁に対する前記供給管の少なくとも接続部の下方かつ前記排気マニホールドの上方には、前記接続部から前記添加剤が漏出した場合にその添加剤を受け止める遮蔽壁が設けられていることを特徴とする排気浄化装置。 - 前記遮蔽壁は、前記排気マニホールドに対する前記添加弁の取付け部分まで少なくとも延び、前記添加弁及び前記排気マニホールド間で挟み込まれている請求項1に記載の排気浄化装置。
- 前記添加弁及び前記排気マニホールド間にはガスケットが介在されており、前記遮蔽壁は、前記ガスケットの上側に重ねられた状態で前記添加弁及び前記排気マニホールド間で挟み込まれている請求項2に記載の排気浄化装置。
- 前記遮蔽壁の一部はガスケットにより構成されており、前記遮蔽壁は前記ガスケットにおいて前記添加弁及び前記排気マニホールド間で挟み込まれている請求項2に記載の排気浄化装置。
- 前記遮蔽壁において、前記接続部の下方となる箇所から遠ざかった箇所には、前記添加剤の排出部が設けられており、
前記遮蔽壁には、少なくとも前記接続部の下方となる箇所から前記排出部に向かって低くなるように傾斜する傾斜部が設けられている請求項1〜4のいずれか1つに記載の排気浄化装置。 - 前記排出部には、前記傾斜部により前記排出部に導かれた前記添加剤を、前記排気マニホールドよりも温度の低い箇所に導出する導出管が接続されている請求項5に記載の排気浄化装置。
- 前記遮蔽壁及び前記遮蔽壁よりも上側の部材を上方から覆うカバーがさらに設けられている請求項1〜6のいずれか1つに記載の排気浄化装置。
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