JP5740966B2 - 搬送ラインのストッパ - Google Patents

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Description

本発明は、搬送ラインの一時ストッパに関し、特に、円形鋼管のような外周円形状長尺鋼材をその横方向(すなわち円の直径方向)に搬送する搬送ラインの終点で受け止めて一時停止させるための、搬送ラインのストッパに関する。
従来、円形鋼管をその横方向に搬送する搬送ラインにおいては、例えば図3に示すように、傾斜面1を用い、円形鋼管10を傾斜面1の下り方向に転がして搬送する。前記搬送ラインの終点になる傾斜面1の下り終端部が次工程への受け渡し位置であり、そこには、円形鋼管10を受け止めて一時停止させるためのストッパ(例えば特許文献1に記載の堰止めストッパ24)が設置されている。尚、堰止めストッパ24で受け止められた円形鋼管10は、次工程への移送許可が下り次第、キッカ(図示せず)或いはウォーキングアーム(図示せず)により、次工程へ移送される。尚、傾斜面1に代えてチェーンコンベア(図示せず)を用いる場合もあるが、チェーンコンベアの終点近くは傾斜面1と同様、下り傾斜となっている。
特開2006−68758号公報
前記搬送ラインにおける従来のストッパは、堰止めストッパ24のように、搬送方向に対して屹立した障壁を形成している。そのため、被搬送材である円形鋼管10のような外周円形状長尺鋼材を受け止める際に、被搬送材の外周面が前記障壁と正面衝突して、騒音発生、ストッパ過負荷(固定ボルト損傷等の機械的損傷)、円形鋼管の疵発生を招く問題があり、未解決の課題となっていた。特に熱間ラインにおいては、熱間鋼管表面は負荷をかけると変形し易いため、ストッパと衝突させると鋼管表面に疵をつけてしまうリスクが高くなる。
本発明は上記課題を解決し、騒音を発生せず、損傷し難く、被搬送材に疵を発生させない、搬送ラインのストッパを提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた本発明は、次のとおりである。
(1)外周円形状長尺鋼材をその円の直径方向に搬送する搬送ラインの終点で受け止めて一時停止させる搬送ラインのストッパであって、
前記終点に到着した被搬送材を搬送方向に凹曲がりをもつ凹曲面で受ける受座と、
該受座の被搬送材入側端部に、昇降可能であって下降状態では被搬送材の受け入れを許容し、上昇状態では受け入れた被搬送材の逆送を阻止するように構成された逆送ストッパとを有すること
および、前記受座の直前の被搬送材通過を検出する通過センサと、前記受座上の被搬送材停留を検出する停留センサとを設け、これらセンサの検出信号を用いて前記逆送ストッパを昇降させるようにしたことを特徴とする搬送ラインのストッパ。
本発明によれば、騒音を発生せず、損傷し難く、しかも被搬送材に疵を発生させることもない、搬送ラインの一時ストッパが実現する。
本発明の実施形態の1例を示す概略図(逆送ストッパ下降) 本発明の実施形態の1例を示す概略図(逆送ストッパ上昇) 従来のストッパを示す概略図 臨界高さHcの推定方法を示す概略図
図1及び図2は本発明の実施形態の1例を示す概略図である。この例では、被搬送材である円形鋼管10をその円の直径方向に搬送する搬送ラインが傾斜面1である場合を示したが、傾斜面1に代えてチェーンコンベア(図示せず)としてもよい。又、円形鋼管に代えて他の外周円形状長尺鋼材例えば円形棒鋼等としてもよい。傾斜面1の下り終端部(搬送ラインの終点)には、ストッパが設けてある。このストッパは、傾斜面1の下り終端部に到着した円形鋼管10を、搬送方向に凹曲がりをもつ凹曲面3で受ける受座2を有し、且つ、受座2の円形鋼管10入側端部(以下、単に、入側端部という)に逆送ストッパ4を有する。逆送ストッパ4は上昇7及び下降8が可能とされ、下降8した状態では円形鋼管10の受け入れを許容し(図1)、上昇7した状態では円形鋼管10の逆送を阻止するように構成されている(図2)。凹曲面3の底部の位置は次工程への受け渡し位置(B位置とする)にとってある。B位置から次工程への円形鋼管10の移送には従来同様キッカ或いはウォーキングアームを用いる。
円形鋼管10を凹曲面3で受けるようにしたことで、円形鋼管10と受座2との正面衝突は起こらないから、本発明に係るストッパは、騒音を発生せず、損傷し難く、しかも被搬送材に疵を発生させることもない。
ストッパに入った円形鋼管10は重力及び摩擦力の作用で、凹曲面3と上昇状態の逆送ストッパ4上面との連結凹曲面内を搬送方向に対し順逆交互の向きに転がって速度減衰しつつB位置の両側を何回か往復し、最終的にB位置に停止する(図2)。凹曲面3の底から上端までの高さHは、円形鋼管10が前記連結凹曲面内で転がっている間に当該連結凹曲面の外に飛び出さない臨界高さ(Hcとする)以上にとる必要がある。
臨界高さHcは工場実験により直接測定することができるが、他に、図4に示す推定方法によって簡易に推定することも可能である。すなわち、Hcは図4に示した下記式(4)で算出される。
Hc=(ω/(4g))×(3R +R )+R ‥‥(4)
尚、ω:中心回転運動の角速度、g:重力加速度、R:内半径、R:外半径、である。丸棒鋼のような外周円形状中実鋼材の場合は式(4)においてR=0とする。
上記推定では、摩擦抵抗によるエネルギーロスを無視しているので、そのロスを有する実際よりはHcを大きめに推定しており、それゆえ、より安全側の推定値が得られることになる。以下、いくつか計算した例を示す。計算では、g=9.8m/s、π=3.14とした。
(計算例1)
外径D=660mm=0.66m、肉厚t=22mm=0.022m、回転数N=0.5/sである場合、R=D/2=0.33m、R=R−t=0.308m、ω=2πN=3.14/s、なので、式(4)での計算によるHcは、Hc=0.436mである。
(計算例2)
外径D=330mm=0.33m、肉厚t=11mm=0.011m、回転数N=1/sである場合、R=D/2=0.165m、R=R−t=0.154m、ω=2πN=6.28/s、なので、式(4)での計算によるHcは、Hc=0.271mである。
(計算例3)
外径D=660mm=0.66m、内径なし、回転数N=0.5/sである場合、R=D/2=0.33m、R=0、ω=2πN=3.14/s、なので、式(4)での計算によるHcは、Hc=0.412mである。
逆送ストッパ4は、凹曲面3内で逆方向に転がってきた円形鋼管10を傾斜面1内に逆戻りさせないために不可欠である。上昇7した逆送ストッパ4の上端の高さ(Hの場合と同様、凹曲面3の底部を基準とする)も、円形鋼管10を傾斜面1側へ飛び出させない高さとする必要があるが、その高さは向い側の凹曲面上端の高さHよりも、逆戻り時の速度減衰に見合った分だけ小さくとることができる。
又、凹曲面3の搬送方向沿いの凹曲がり曲線の曲率半径(Rとする)は、凹曲がり曲線内の全域にわたって、円形鋼管10の外径(Dとする)の2倍程度以上とするのが、より滑らかに転がらせて騒音をより低減させる観点から好ましいが、Dの5倍程度を超えるまでRを大きくすると他設備との干渉が生じる可能性が高くなるので、RはDの2倍〜5倍程度にとるのが好ましい。尚、前記連結凹曲面のRについても同様である。
又、本発明では、ストッパの作業効率と信頼性を高める観点から、好ましい形態として、受座2の直前(A位置)での円形鋼管10通過を検出する通過センサ5と、受座2上の円形鋼管10停留を検出する停留センサ6とを設け、これらセンサの検出信号を用いて逆送ストッパ4を昇降させるようにした。これらセンサとしては光学的非接触式センサが好ましく用いうる。これにより、円形鋼管10をより適切なタイミングで誤りなく受け入れることができる。この好適形態における具体的な動作フローの例を以下に示す。
(動作1)通過センサ5が円形鋼管10のA位置通過を検出し、通過検出信号がOFFからONに切り替わる。このとき円形鋼管10はストッパ内に入る(受座2上に載る)。
(動作2)前記通過検出信号のONへの切り替わりに応じて逆送ストッパ4が上昇7し、円形鋼管10の逆戻りを阻止する。円形鋼管10は前記連結凹曲面内で速度減衰しながらB位置の両側を往復し、最終的にB位置で安定する。
(動作3)停留センサ6が円形鋼管10の、B位置における存在を検出してOFFからONに切り替わる。このON状態が所定の秒数の時間(例えば3秒間程度)持続したら、次工程への移送手段(図示しないキッカあるいはウォーキングアーム)は、受座2上の円形鋼管10が安定したものと認識し、次工程側から送信される移送許可信号を待ちながら、動作開始の準備態勢に入る。
(動作4)次工程側からの移送許可信号を受信し次第、前記移送手段が円形鋼管10を次工程へ移送する。円形鋼管10がB位置から去るので、前記停留検出信号がOFFに切り替わる。
(動作5)前記停留検出信号のOFFへの切り替わりに応じて、逆送ストッパ4が下降8し、ストッパは後続材を受け入れ可能な態勢に入る。
以下、動作1へ戻り、動作1〜動作5をこの順に繰り返す。
1 傾斜面
2 受座
3 凹曲面
4 逆送ストッパ
5 通過センサ
6 停留センサ
7 上昇
8 下降
10 円形鋼管(外周円形状長尺鋼材)
24 堰止めストッパ(従来のストッパ)

Claims (1)

  1. 外周円形状長尺鋼材をその円の直径方向に搬送する搬送ラインの終点で受け止めて一時停止させる搬送ラインのストッパであって、
    前記終点に到着した被搬送材を搬送方向に凹曲がりをもつ凹曲面で受ける受座と、
    該受座の被搬送材入側端部に、昇降可能であって下降状態では被搬送材の受け入れを許容し、上昇状態では受け入れた被搬送材の逆送を阻止するように構成された逆送ストッパとを有すること
    および、前記受座の直前の被搬送材通過を検出する通過センサと、前記受座上の被搬送材停留を検出する停留センサとを設け、これらセンサの検出信号を用いて前記逆送ストッパを昇降させるようにしたことを特徴とする、搬送ラインのストッパ。
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