JP5740564B2 - 照明器具用の防水装置 - Google Patents

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Description

本発明は、誘導灯などの照明器具に用いられる照明器具用の防水装置に関する。
従来から、屋外などの雨水が掛かる虞のある場所には、誘導灯の内部に水が浸入するのを防止するために防水構造を備えた誘導灯が設置されている。このような防水構造を備えた誘導灯が、例えば特許文献1に開示されている。この誘導灯は、天井に固定される誘導灯本体と、この誘導体本体が収納される上方開口の透明ケースと、この透明ケースを天井に固定する取付台とを備える。誘導灯本体は、表示パネルに誘導表示を設けており、内部には表示パネルを内側から照射する光源と、この光源を停電時に点灯させる電池駆動の無停電電源回路とを内蔵している。取付台は、透明ケースの上端開口部を内側に入れる周壁を有している。また、透明ケースは、水平方向の外側に突出するフランジを有している。而して、透明ケースの上端開口部を取付台の周壁の内側に入れて、パッキンを介してフランジを取付台の周壁に当接させて透明ケースを取付台に連結することで、外部から透明ケース内部への雨水の浸入を防止している。
特開2005−100686号公報
ところで、上記従来例のような誘導灯では、上述のように停電時に光源を点灯させるために電池駆動の無停電電源回路を内蔵している。この無停電電源回路に用いられる電池としては、二次電池であるニッケル・水素電池が一般的である。このニッケル・水素電池を用いる場合、特に電池の寿命末期において引火性を有する水素ガスが発生し、誘導灯の内部から透明ケースの内部へと放出される虞があった。したがって、この水素ガスを透明ケースの外部へ放出させる必要があったが、上記従来例のような誘導灯は、水素ガスを積極的に透明ケースの外部に放出させる構造を有していない。
本発明は、上記の点に鑑みて為されたもので、照明器具に内蔵された電池から放出される水素ガスをケースの外部に効率良く放出させることのできる照明器具用の防水装置を提供することを目的とする。
本発明の照明器具用の防水装置は、一面を開口するとともに内部に照明器具を収納するケースと、後面が造営面に固定されるとともに前面に前記開口を塞ぐように前記ケースが固定される板状の取付台と、後面が前記取付台の前面に固定されるとともに前面に前記照明器具が着脱自在に支持される板状の器具用取付台と、前記取付台と前記器具用取付台との間に介在するとともに、前面が前記ケースの前記開口を覆うように取り付けられる板状の封止部材とを備え、前記封止部材には、厚み方向に貫通するとともに前記ケースの内部を前記封止部材の後面側に臨ませる通気孔が設けられ、前記取付台には、厚み方向に貫通するとともに前記照明器具に接続される電源線を前記ケース内部へと案内するための窓孔が設けられ、前記器具用取付台には、厚み方向に貫通するとともに前記封止部材の前記通気孔と対向する通気孔が設けられ、前記窓孔及び前記封止部材の前記通気孔及び前記器具用取付台の前記通気孔を介して前記ケース内部と外部との間に通気路を形成したことを特徴とする。
この照明器具用の防水装置において、前記封止部材の前記通気孔は、前記封止部材の後面から後向きに突出する筒体に設けられることが好ましい。
この照明器具用の防水装置において、前記筒体の端部には、その周方向に沿って1乃至複数の溝が設けられることが好ましい。
この照明器具用の防水装置において、前記封止部材の前記通気孔及び前記器具用取付台の前記通気孔は、それぞれ複数設けられることが好ましい。
本発明は、封止部材の通気孔と、電源線をケース内部へと案内するための取付台の窓孔とを介して通気路を形成することで、照明器具に内蔵された電池から放出される水素ガスをケースの外部に効率良く放出させることができる。
本発明に係る照明器具用の防水装置の実施形態を示す分解斜視図である。 同上のケースを示す図で、(a)は前面図で、(b)は上面図である。 同上の取付台を示す図で、(a)は上面図で、(b)は(a)のA−A’線断面矢視図である。 同上の器具用取付台を示す図で、(a)は下面図で、(b)は前面図である。 同上の封止部材を示す図で、(a)は上面図で、(b)は(a)のB−B’線断面矢視図である。 同上の封止部材を示す図で、(a)は下面図で、(b)は要部断面図である。 同上の全体斜視図である。 同上の取付台と封止部材との関係を説明するための図で、(a)は断面図で、(b)は要部断面図である。
以下、本発明に係る照明器具用の防水装置の実施形態について図面を用いて説明する。尚、以下の説明では、図2(a)における上下左右を上下左右方向、紙面手前側を前方向、紙面奥側を後方向と定めるものとする。また、本実施形態では、特許請求の範囲における「後」が「上」に相当し、「前」が「下」に相当する。本実施形態は、図1に示すように、内部に照明器具1(図8(a)参照)を収納するケース2と、ケース2を造営面(図示せず)に固定するための取付台3と、照明器具1を着脱自在に支持する器具用取付台4と、ケース2の上面を覆う封止部材5とを備える。
照明器具1は、本実施形態では誘導灯であって、絵文字の誘導表示が設けられた表示パネル(図示せず)が正方形状の枠部の前後両面に固定されて成る。照明器具1は、表示パネルを内側から照射する蛍光灯等の光源(図示せず)と、通常時に光源に点灯電力を供給する電源回路(図示せず)と、停電時に光源に点灯電力を供給する電池駆動の無停電電源回路(図示せず)を内蔵している。尚、本実施形態では照明器具1として誘導灯を採用しているが、照明器具1は誘導灯に限定されるものではない。
ケース2は、例えばアクリル等の透光性を有する材料から形成され、図2(a),(b)に示すように、上面を開口した四角錐台状の本体部20と、本体部20の開口の外周縁から外向きに突出する鍔状のフランジ21とから構成される。本体部20は、照明器具1を収納可能な寸法で形成されており、その下底部には円形状の水抜き穴20Aが厚み方向に貫通して設けられている。このため、仮に本体部20の内側に水が溜まったとしても、水抜き穴20Aを介して溜まった水をケース2の外部に出すことができる。
フランジ21の外周縁には、上向きに突出する外壁22がフランジ21の周方向に沿って一体に形成されている。また、フランジ21の内周縁には、上向きに突出する内壁23がフランジ21の周方向に沿って一体に形成されている。そして、フランジ21において外壁22と内壁23とで囲まれる部位は、ケース2の外部から浸入した水を受ける水受け部24となっている。このため、仮にケース2の外部から水が浸入したとしても、浸入した水が水受け部24に溜まるので、本体部20側まで水が浸入するのを防ぐことができる。また、フランジ21の左右両端部には、それぞれ円形状の水抜き穴24Aが厚み方向に貫通して2つずつ設けられている。このため、仮に水受け部24に水が溜まったとしても、水抜き穴24Aを介して溜まった水をケース2の外部に出すことができる。また、フランジ21の左右両端部には、それぞれ水抜き穴24Aの径寸法よりも大きい径寸法から成る円形状の水抜き穴24Bが厚み方向に貫通して設けられている。この水抜き穴24Bは、後述する取付台3の水抜き穴30A、及び後述する封止部材5の水抜き穴50Cと対向するように設けられている。
尚、内壁23のうち左右両壁は、何れもケース2の開口の内周縁との間に一定の間隔を空けて設けられている。したがって、内壁23の左壁とケース2の開口の内周縁との間の部位、及び内壁23の右壁とケース2の開口の内周縁との間の部位は、それぞれ後述する器具用取付台4の左端部及び右端部を載せることができる段部25となっている。
フランジ21の四隅には、それぞれ上向きに突出する円筒状のボス部24Cが一体に形成されている。これらボス部24Cには、取付ねじ(図示せず)を挿入するための円形状のねじ挿入孔24Dがそれぞれ厚み方向に貫通して設けられている。また、各ねじ挿入孔24Dは、後述する取付台3のねじ挿入孔30B、及び後述する封止部材5のねじ挿入孔50Dとそれぞれ対向するように設けられている。
ところで、本体部20の左右両側面、及び前後両側面は、下に向かうにつれて互いに近付くように傾斜している。これは、ケース2の製造時において、本体部20の金型から本体部20を抜き取り易くするための抜き勾配を必要とするからである。また、フランジ21の各ねじ挿通孔24Dに取付ねじを挿入してドライバ等の工具で締め付ける際に、工具を持つ手の邪魔とならないスペースを確保する必要があるからである。
取付台3は、図3(a),(b)に示すように、例えばSUS304から成るステンレス板等の金属板で形成された矩形板状の主片30を備える。主片30には、その外周縁を上向きに折り曲げて成る側片31が取付台3の周方向に沿って設けられている。主片30の中央部には、矩形状の台部32が上方に向かって突出するように切り起こして設けられている。尚、台部32の上下方向の寸法は、側片31の上下方向の寸法よりも小さくなっており、台部32が側片31よりも上方に突出しないようになっている。また、台部32の前後両側には、それぞれ台部32の長手方向に沿って切り欠かれた長尺の通気孔33が厚み方向に貫通して設けられている。
台部32の中央部には、四隅が丸みを帯びた矩形状の第1の窓孔32Aが厚み方向に貫通して設けられている。この第1の窓孔32Aには、後述する封止部材5の電源線取付台53及び電線取付台54が挿入され、電源線取付台53及び電線取付台54が第1の窓孔32Aを介して上方に突出するようになっている。即ち、第1の窓孔32Aが、照明器具1に接続される電源線をケース2内部へと案内するための「窓孔」に相当する。この第1の窓孔32Aと、後述する器具用取付台4の通気孔40Cと、後述する封止部材5の通気孔55Aとを介してケース2内部と外部との間に通気路を形成している。第1の窓孔32Aの周辺部には、前後方向に長尺な長円形状の第2の窓孔32Bが1対と、左右方向に長尺な長円形状の第3の窓孔32Cとが厚み方向に貫通して設けられている。
主片30の左右両端部には、それぞれ円形状の水抜き穴30Aが厚み方向に貫通して設けられている。これら水抜き穴30Aは、前述のようにケース2の水抜き穴24B、及び後述する封止部材5の水抜き穴50Cとそれぞれ対向するように設けられている。このため、仮に主片30の上面に水が溜まったとしても、これら水抜き穴30A,24B,50Cを介して溜まった水をケース2の外部に逃がすことができる。
主片30の四隅には、それぞれ上向きに突出する円筒状のボス部30Bが一体に形成されている。これらボス部30Bには、取付ねじを挿入するための円形状のねじ挿入孔30Cが厚み方向に貫通して設けられている。これらねじ挿入孔30Cは、前述のようにケース2のねじ挿入孔24D、及び後述する封止部材5のねじ挿入孔50Dとそれぞれ対向するように設けられている。このため、これらねじ挿入孔30C,24D,50Dと、造営面に設けられたねじ挿入孔(図示せず)とに取付ねじを挿入して締め付けることで、本実施形態を造営面に固定することができる。尚、本実施形態を造営面に固定する際には、取付台3の後面(本実施形態では、上面)が造営面に固定される。
主片30の左右の水抜き穴30Aの隣には、それぞれ上方に突出する円錐台部30Cが設けられている。これら円錐台部30Cの上底部の中央部には、それぞれ円形状のねじ挿入孔30Dが厚み方向に貫通して設けられている。各ねじ挿入孔30Dは、後述する器具用取付台4のねじ挿入孔40B、及び後述する封止部材5のねじ挿入孔50Aとそれぞれ対向するように設けられている。このため、各ねじ挿入孔30D,40B,50Aに組立ねじ6(図2参照)を挿入して締め付けることで、封止部材5を間に挟む形で取付台3と器具用取付台4とを互いに固定することができる。
器具用取付台4は、図4(a),(b)に示すように、例えばSUS304から成るステンレス板等の金属板で形成された矩形板状の主片40を備える。主片40には、その外周縁を下向きに折り曲げて成る側片41が主片40の周方向に沿って設けられている。主片40の中央部には、四隅が丸味を帯びた矩形状の窓孔40Aが厚み方向に貫通して設けられている。この窓孔40Aには、後述する封止部材5の電源線取付台53及び電線取付台54が挿入されるようになっている。
主片40の左右両端部には、それぞれ円形状のねじ挿入孔40Bが厚み方向に貫通して設けられている。各ねじ挿入孔40Bは、前述のように取付台3のねじ挿入孔30D、及び後述する封止部材5のねじ挿入孔50Aとそれぞれ対向するように設けられている。主片40における窓孔40Aの左右両側には、それぞれ円形状の通気孔40Cが厚み方向に貫通して設けられている。これら通気孔40Cは、後述する封止部材5の通気孔55Aとそれぞれ対向するように設けられている。また、主片40における各通気孔40Cの近傍には、下向きに突出する器具用取付ねじ7がそれぞれ設けられている。これら器具用取付ねじ7は、器具用取付台4の下面に照明器具1を着脱自在に固定するためのものである(図1参照)。尚、このような器具用取付ねじ7は従来周知であるので、ここでは詳細な説明を省略する。
主片40には、複数の円形状の突部挿入孔40Dが厚み方向に貫通して設けられている。これら突部挿入孔40Dは、主片40の外周縁に沿って一定の間隔を空けて設けられるとともに、窓孔40Aの左右両側にも設けられている。これら突部挿入孔40Dは、後述する封止部材5の第1の突部50Eとそれぞれ対向するように設けられている。また、主片40における各器具用取付ねじ7を挟んだ左右両側には、下向きに突出するように切り起こされた四分の一球状の切り起こし部40Eがそれぞれ1対ずつ設けられている。これら切り起こし部40Eは、後述する封止部材5の第2の突部50Fとそれぞれ対向するように設けられている。また、主片40の左右両端部には、上向きに突出する半球状の突部40Fがそれぞれ1対ずつ設けられている。これら突部40Fは、後述する封止部材5の凹部50Gにそれぞれ対向するように設けられている。そして、突部挿入孔40Dに第1の突部50Eが、切り起こし部40Eに第2の突部50Fが、凹部50Gに突部40Fがそれぞれ嵌め合わされるようになっている。
封止部材5は、図5(a),(b)に示すように、例えばゴム等の弾性を有する樹脂材料から成る矩形板状の主片50を備える。主片50の外周縁には、上向きに突出する側壁51が主片50の周方向に沿って一体に形成されている。この側壁51と主片50とで囲まれる下向きに窪んだ凹所52に取付台3が配置されるようになっている。主片50の中央部には、外部からの電源線(図示せず)を外部から照明器具1へと案内するための円筒状の電源線取付台53が上下方向に貫通する形で一体に形成されている。また、同じく主片50の中央部には、アース線等の電源線以外の電線(図示せず)を外部から照明器具1へと案内するための角筒状の電線取付台54が上下方向に貫通する形で電源線取付台53と一体に形成されている。
電源線取付台53には、その上面に左右方向に長尺な長円形状の開口を有して内部に電源線が挿入される1対の電源線挿入部53Aが設けられている。また、電線取付台54には、その上面に円形状の開口を有して内部に電線が挿入される2対の電線挿入部54Aが設けられている。これら電源線挿入部53A及び電線挿入部54Aは、図6(b)に示すように、何れもその内壁が上下方向に沿って凹凸が連続する形状に形成されている。また、これら電源線挿入部53A及び電線挿入部54Aの下底部53B,54Bは薄膜状に形成されており、電源線や電線を挿入する際に突き破ることができるようになっている。このため、電源線や電線を挿入する際に突き破られた下底部53B,54Bが電源線や電線の周囲に纏わりついて密着することで、電源線挿入部53A及び電線挿入部54Aを介して外部から水が内部へと浸入するのを防止することができる。尚、電源線挿入部53A及び電線挿入部54Aの下底部53B,54Bと電源線や電線との間に充填材を詰めることで、防水効果を高めてもよい。
主片50上面における電源線取付台53及び電線取付台54を挟んだ左右両側には、それぞれ上向きに突出する円筒形状の筒部55が一体に形成されている。これら筒部55には、上下方向に貫通する円形状の通気孔55Aがそれぞれ設けられている。これら通気孔55Aは、前述のように器具用取付台4の通気孔40Cとそれぞれ対向するように設けられている。主片50の左右両端部には、それぞれ下向きに突出する円筒状のボス部50Bが一体に形成されている。これらボス部50Bには、それぞれ円形状の水抜き穴50Cが厚み方向に貫通して設けられている。これら水抜き穴50Cは、前述のようにケース2の水抜き穴24B、及び取付台3の水抜き穴30Aとそれぞれ対向するように設けられている。
主片50の四隅には、それぞれ取付ねじを挿入するための円形状のねじ挿入孔50Dが厚み方向に貫通して設けられている。これらねじ挿入孔50Dは、前述のようにケース2のねじ挿入孔24D、及び取付台3のねじ挿入孔30Cとそれぞれ対向するように設けられている。また、主片50の左右のボス部50Bの隣には、それぞれ円形状のねじ挿入孔50Aが厚み方向に貫通して設けられている。各ねじ挿入孔50Aは、前述のように取付台3のねじ挿入孔30E、及び器具用取付台4のねじ挿入孔40Bとそれぞれ対向するように設けられている。
主片50上面には、上向きに突出するとともに電源線取付台53及び電線取付台54、及び各筒部55を囲む矩形枠状の1対のリブ56Aが一体に形成されている。また、主片50上面には、上向きに突出するとともに各ねじ挿入孔50Aを囲む環状の3つのリブ56Bがそれぞれ一体に形成されている。更に、主片50上面には、上向きに突出するとともに、これらリブ56A,56Bを囲む矩形枠状の1対のリブ56Cが一体に形成されている。このため、仮に主片50上面に水が浸入して溜まったとしても、電源線取付台53及び電線取付台54、並びにねじ挿入孔50Aといった部位に水が浸入するのを防止することができる。
側壁51の下面には、図6(a)に示すように、ケース2のフランジ21の外壁22を覆うように下向きに突出する第1の周壁51Aが主片50の周方向に沿って一体に形成されている。この第1の周壁51Aと主片50との間には、外壁22の上端部が嵌め合わされる第1の溝部51Bとなっている。したがって、外壁22の上端部を第1の溝部51Bに嵌め合わせることで、第1の周壁51Aによってケース2内部への水の浸入を防止することができる。主片50下面における各ボス部50Bの隣には、図6(a)に示すように、ケース2のフランジ21の内壁23を覆うように下向きに突出する1対の第2の周壁57A,57Bが主片50の周方向に沿って一体に形成されている。これら第2の周壁57A,57Bに挟まれる空間が、内壁23の上端部が嵌め合わされる第2の溝部57Cとなっている。したがって、内壁23の上端部を第2の溝部57Cに嵌め合わせることで、第2の周壁57A,57Bによってケース2内部への水の浸入を防止することができる。
ここで、内側の第2の周壁57Bと主片50下面とで囲まれる空間には、器具用取付台4がインサート成形によって配置されるようになっている。そして、内側の第2の周壁57Bは、その内側に器具用取付台4の側片41が当接するようになっている。このため、内側の第2の周壁57Bが剛体から成る器具用取付台4の側片41によって補強されるので、内側の第2の周壁57Bが屈曲するのを防止することができる。したがって、内側の第2の周壁57Bによる水の浸入を防止する効果を高めることができる。
主片50下面には、図6(a)に示すように、複数の円柱状の第1の突部50Eが下向きに突出する形で一体に形成されている。これら第1の突部50Eは、内側の第2の周壁57Bの内周縁に沿って一定の間隔を空けて設けられるとともに、電源線取付台53及び電線取付台54の左右両側にも設けられている。また、主片50下面における各通気孔55Aを挟んだ左右両側には、下向きに突出する四分の一球状の第2の突部50Fがそれぞれ1対ずつ一体に形成されている。また、主片50下面における内側の第2の周壁57Bに囲まれる部位の四隅には、上向きに窪む半球状の凹部50Gがそれぞれ設けられている。
側壁51の上面には、図5(a)に示すように、上向きに突出する1対の第3の周壁51Dが主片50の周方向に沿って一体に形成されている。これら第3の周壁51Dは、本実施形態を造営面に取り付ける際に、造営面に押し潰される形で当接するようになっている。このため、造営面と封止部材5との間に隙間が生じないようにすることができ、外部から封止部材5の上面に向かって水が浸入するのを防止することができる。
以下、本実施形態の組立方法について説明する。尚、器具用取付台4は、予め封止部材5にインサート成形されているものとする。先ず、封止部材5の凹所52に取付台3を配置し、各ねじ挿入孔30D,40B,50Aに組立ねじ6を挿入して締め付けることで、封止部材5を間に挟む形で取付台3と器具用取付台4とを互いに固定する。次に、器具用取付台4の器具用取付ねじ7を用いて、照明器具1を器具用取付台4に取り付ける。そして、照明器具1をケース2の本体部20内部に挿入し、ケース2のフランジ21上に封止部材5を載せる。このとき、封止部材5の第1の溝部51Bにフランジ21の外壁22を嵌め合わせるとともに、第2の溝部57Cに内壁23を嵌め合わせる。最後に、各ねじ挿入孔30C,24D,50Dと、造営面に設けられたねじ挿入孔とに取付ねじを挿入して締め付けることで、本実施形態を造営面に固定する。
上述のように、封止部材5の通気孔55Aと、電源線をケース2内部へと案内するための取付台3の第1の窓孔32Aとの間に通気路を形成することで、照明器具1に内蔵された電池から放出される水素ガスをケース2の外部に効率良く放出させることができる。特に、本実施形態を屋内の天井や屋外の軒下等に設置した場合には、水素ガスが空気より軽いために上方へと溜まり易いので、上方に設けられた通気孔55A及び第1の窓孔32Aから効果的に水素ガスを排出することができる。また、本実施形態では、第1の窓孔32Aのみならず第2の窓孔32B及び第3の窓孔32Cを台部32に設けているので、これらの窓孔32B,32Cからも水素ガスを放出させることができる。更に、本実施形態では、取付台3に通気孔33を設けているので、当該通気孔33からも水素ガスを放出させることができる。したがって、本実施形態では、第1の窓孔32Aのみを設ける場合と比較して、より効率的に水素ガスを放出させることが可能となっている。
ここで、水素ガスをケース2の外部に放出させる構成としては、ケース2の側面に穴を設け、当該穴を多孔質フィルムで閉塞する構成が考えられる。この構成では、多孔質フィルムが水素ガスを透過させ且つ外部からの水分を遮断することで、電池から放出される水素ガスを多孔質フィルムを介してケース2の外部に放出させるとともに防水を図ることができる。しかしながら、この構成では、多孔質フィルムの粘着力が経時劣化するために長時間の利用に適さないという問題がある。更に、多孔質フィルムという特殊な部材を必要とすることから、製造コストが増大するという問題がある。これに対して、本実施形態では、封止部材5及び取付台3にそれぞれ通気孔55A及び窓孔32Aを設けて通気路を形成するだけで、防水を図りつつ水素ガスをケース2の外部に放出させることができる。したがって、多孔質フィルムを必要としないことから、製造コストを削減することができ、また、長時間の利用にも適する。
また、本実施形態では、図1に示すように、上向きに突出する筒体55を封止部材5の上面に一体に形成するとともに、当該筒体55に通気孔55Aを設けている。このため、仮に封止部材5の上面に水が浸入したとしても、筒体55によって通気孔55Aが覆われているので、通気孔55Aを介してケース2内部に水が浸入するのを防止することができる。更に、本実施形態では、図1に示すように、封止部材5において通気孔55Aを複数(図示では2つ)設けている。このため、通気孔55Aを1つのみ設ける場合と比較して、ケース2内部における空気の対流性を向上させることができ、水素ガスをより効率的にケース2の外部に放出させることができる。
ところで、封止部材5の筒体55は、その上端部が取付台3の台部32と対向するようになっており、筒体55の上端部と台部32との間に一定の隙間が空くように設計される(図8(a)参照)。このため、ケース2の内部から通気孔55A及び当該隙間を介して水素ガスを封止部材5の上側へ放出させることができるようになっている。しかしながら、設計時のばらつきによっては、筒体55の上端部と台部32とが接触してしまい、台部32の下面によって通気孔55Aが閉塞される虞がある。
そこで、本実施形態では、図5(a)に示すように、筒体55の上端部の周方向に沿って複数の溝55Bを設けている。このため、仮に図8(b)に示すように筒体55の上端部と台部32とが接触したとしても、溝55Bは台部32の下面によって閉塞される虞はない。したがって、通気孔55A及び溝55Bを介して水素ガスを封止部材5の上側へ放出させることができる。
尚、本実施形態では、造営面として屋内であれば天井、屋外であれば軒下等を想定しているが、壁面を造営面として本実施形態を設置してもよい。
2 ケース
3 取付台
32A 第1の窓孔
4 器具用取付台
5 封止部材
55A 通気孔

Claims (4)

  1. 一面を開口するとともに内部に照明器具を収納するケースと、後面が造営面に固定されるとともに前面に前記開口を塞ぐように前記ケースが固定される板状の取付台と、後面が前記取付台の前面に固定されるとともに前面に前記照明器具が着脱自在に支持される板状の器具用取付台と、前記取付台と前記器具用取付台との間に介在するとともに、前面が前記ケースの前記開口を覆うように取り付けられる板状の封止部材とを備え、前記封止部材には、厚み方向に貫通するとともに前記ケースの内部を前記封止部材の後面側に臨ませる通気孔が設けられ、前記取付台には、厚み方向に貫通するとともに前記照明器具に接続される電源線を前記ケース内部へと案内するための窓孔が設けられ、前記器具用取付台には、厚み方向に貫通するとともに前記封止部材の前記通気孔と対向する通気孔が設けられ、前記窓孔及び前記封止部材の前記通気孔及び前記器具用取付台の前記通気孔を介して前記ケース内部と外部との間に通気路を形成したことを特徴とする照明器具用の防水装置。
  2. 前記封止部材の前記通気孔は、前記封止部材の後面から後向きに突出する筒体に設けられたことを特徴とする請求項1記載の照明器具用の防水装置。
  3. 前記筒体の端部には、その周方向に沿って1乃至複数の溝が設けられたことを特徴とする請求項2記載の照明器具用の防水装置。
  4. 前記封止部材の前記通気孔及び前記器具用取付台の前記通気孔は、それぞれ複数設けられたことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の照明器具用の防水装置。
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