JP5740477B2

JP5740477B2 - 表示装置

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Publication number: JP5740477B2
Application number: JP2013533496A
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Inventors: 榎本　弘美; 弘美榎本; 雄介仁井; 伸彦赤沼
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Description

本発明は、表示装置に関するものである。

近年、例えば液晶表示装置等の薄型の表示装置（フラットパネルディスプレイ）についての需要が高まっており、スマートフォンや携帯電話等のモバイル機器にも広く適用されている。

例えば、液晶表示装置は、照明装置であるバックライトユニットと、バックライトユニットに対向配置された液晶表示パネルとを有している。バックライトユニットは、ＬＥＤ（発光ダイオード）等の光源と、光源に光源信号等を供給するためのＦＰＣ（フレキシブルプリント基板）とを有している。一方、液晶表示パネルは、複数のＴＦＴ（薄膜トランジスタ）が形成されたＴＦＴ基板と、ＴＦＴ基板に制御信号を供給するためのＦＰＣとを有している。すなわち、バックライトユニット及び液晶表示パネルは、それぞれＦＰＣを有している。

また、近年、液晶表示パネルには、バックライトユニットだけでなく、例えば所謂タッチパネルや、立体的表示を行うための視差バリアパネル等を重ね合わせることにより、表示装置を高機能化することが行われている。

しかし、上記タッチパネルや視差バリアパネル等もＦＰＣをそれぞれ有し、通常は各ＦＰＣのそれぞれにコネクタが設けられていることから、これらのコネクタを配置するために表示装置に比較的大きなスペースが必要になってしまうだけでなく、コネクタ自体による部品コストの上昇を招く問題がある。

ここで、特許文献１には、液晶表示パネルとバックライトユニットとタッチパネルとを有する表示装置において、液晶表示パネルの第１ＦＰＣに対し、タッチパネルの第２ＦＰＣと、バックライトユニットの第３ＦＰＣとを半田接続又はＡＣＦ（異方性導電膜）接続することが開示されている。そうして、第２及び第３ＦＰＣのコネクタを省略し、第１ＦＰＣのコネクタを各ＦＰＣに共通に用いることによって、コネクタの数を削減し、コネクタのためのスペース及び部品コストの問題を解決しようとしている。

特開２００５−３１７９５７号公報

ところが、上記特許文献１の液晶表示装置では、矩形の液晶表示パネルにおける１つの短辺に上記第１ＦＰＣの基端側が接続される一方、その第１ＦＰＣの他端側が上記液晶表示パネルの短辺から当該液晶表示パネルの長辺方向（つまり、短辺と直交する方向）に、大きく延出するように形成されている。そして、上記第２及び第３ＦＰＣもまた、第１ＦＰＣと同様に液晶表示パネルの長辺方向にそれぞれ延出した状態で、第１ＦＰＣに接続されている。

したがって、特許文献１の液晶表示装置では、液晶表示パネルの短辺からその長辺方向に延出している３つのＦＰＣを、液晶表示パネルの背面側（つまり、使用者と反対側）に折り畳んで配置させる必要がある。

そのため、この従来の表示装置では、当該表示装置の背面側に複数のＦＰＣが配置されるために、装置全体の薄型化を阻害する問題がある。特に、近年では、タッチパネルや視差バリアパネル等の機能パネルを表示パネルに複数積層した構成が需用者から求められているところ、かかる構成ではＦＰＣであるフレキシブル基板の数も増加するため、上記装置全体の薄型化を阻害する問題は顕著になる。

本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、フレキシブル基板の増加に拘わらず、装置全体の薄型化を図ることにある。

上記の目的を達成するために、本発明に係る表示装置は、複数の矩形状のパネルにおける各短辺が互いに同じ方向に延びるようにして、互いに積層された上記複数のパネルを有するパネル積層体と、上記パネル積層体の１つの側部に配置されている上記複数のパネルの短辺にそれぞれ接続されたフレキシブル基板と、少なくとも一部の上記フレキシブル基板に形成され、上記パネル積層体の側方領域から、該側方領域の上記パネルの短辺方向外側へ延出した延出部とを備えている。そして、少なくとも一組の上記延出部が、互いに重なった状態で電気的に接続され、上記パネル積層体の側方領域に折り畳まれている。

この構成によると、フレキシブル基板を有するパネルが複数積層されたパネル積層体を表示装置が有していても、パネル積層体の側方領域からパネルの短辺方向外側へ延出した延出部を少なくとも一部のフレキシブル基板に形成し、少なくとも一組の延出部を、互いに重なった状態で電気的に接続して、パネル積層体の側方領域に折り畳むようにしたので、複数のフレキシブル基板を、パネル積層体に重ねることなく当該パネル積層体の側方領域にコンパクトに配置させることが可能になる。

その結果、パネルの増加に伴ってフレキシブル基板が増加したとしても、装置全体を薄型化することができる。しかも、複数のフレキシブル基板を延出部において互いに電気的に接続するようにしたので、コネクタの数を低減できるため、コネクタのためのスペース及び部品コストを大幅に低減することが可能になる。

また、複数の上記フレキシブル基板には、コネクタを有する１つのメインフレキシブル基板と、コネクタを有しない少なくとも１つのサブフレキシブル基板とが含まれ、上記サブフレキシブル基板の延出部は、上記メインフレキシブル基板の延出部に電気的に接続されていてもよい。

この構成によると、サブフレキシブル基板の延出部をメインフレキシブル基板の延出部に接続するようにしたので、サブフレキシブル基板のコネクタを省略して、メインフレキシブル基板の１つのコネクタを各フレキシブル基板に共通に用いることが可能になる。

上記パネル積層体に積層されると共に該パネル積層体の側方領域側に突出した側端部を有する基板部材を備え、上記フレキシブル基板の折り畳まれた延出部は、当該延出部全体が上記基板部材の側端部に重なるように配置されていてもよい。

この構成によると、基板部材の側端部が配置される領域にフレキシブル基板及びその延出部を収容することができるため、スペースを有効に利用することが可能になる。

さらに、上記基板部材の側端部には、上記パネル積層体の側方領域から、該側方領域の上記パネルの短辺方向外側へ延出した基板部材側延出部を有する基板部材側フレキシブル基板が設けられ、上記基板部材側延出部は、上記フレキシブル基板の延出部に重なった状態で電気的に接続され、上記パネル積層体の側方領域に折り畳まれていてもよい。

この構成によると、パネル積層体側のフレキシブル基板だけでなく、基板部材に設けられているフレキシブル基板についても、その延出部同士を接続するようにしたので、パネル積層体の側方領域のスペースを有効に利用しつつ、基板部材の側端部に回路構成を設けることが可能になる。

上記フレキシブル基板の延出部は、該延出部の基端側部分が先端側部分よりも、当該フレキシブル基板が設けられている上記パネル積層体の側部から離隔するように形成されていてもよい。

この構成によると、フレキシブル基板の延出部を折り畳む前の状態で、延出部の基端側部分がパネル積層体の側部から離隔しているので、表示装置の製造工程において、当該パネル積層体の側部を容易に保持することが可能になる。

上記フレキシブル基板には、折り畳まれた上記延出部と重なる領域に素子が設けられ、上記素子と、折り畳まれた上記延出部との間には、絶縁性部材が介在されていてもよい。

この構成によると、フレキシブル基板の素子と折り畳まれた延出部との間に絶縁性部材が介在されるために、素子を電気的に保護できると共に延出部の接触から物理的に保護することが可能になる。

折り畳まれた上記延出部は、該延出部の電気的接続部を覆う絶縁性テープ材によって上記フレキシブル基板に固定されていてもよい。

この構成によると、絶縁性テープ材によって、延出部の電気的接続部を確実に保護しつつ、延出部を折り畳んだ状態で当該フレキシブル基板に固定できるため、装置の信頼性を高めることができる。

本発明によれば、フレキシブル基板を有するパネルが複数積層されたパネル積層体を表示装置が有していても、パネル積層体の側方領域からパネルの短辺方向外側へ延出した延出部を少なくとも一部のフレキシブル基板に形成し、少なくとも一組の延出部を、互いに重なった状態で電気的に接続して、パネル積層体の側方領域に折り畳むようにしたので、複数のフレキシブル基板を、パネル積層体に重ねることなく当該パネル積層体の側方領域にコンパクトに配置させることができる。その結果、パネルの増加に伴ってフレキシブル基板が増加したとしても、装置全体を薄型化することができる。しかも、複数のフレキシブル基板を延出部において互いに電気的に接続するようにしたので、コネクタの数を低減できるため、コネクタのためのスペース及び部品コストを大幅に低減することができる。

図１は、本実施形態１における液晶表示装置の要部構成を示す斜視図である。図２は、液晶表示装置の側部を拡大して示す断面図である。図３は、ＳＷパネル及び液晶表示パネルを示す斜視図である。図４は、液晶表示パネルのＦＰＣに接続されたＳＷパネルのＦＰＣを拡大して示す斜視図である。図５は、カバー基板、樹脂フィルム及びタッチパネルを示す斜視図である。図６は、タッチパネルに貼り付けられる樹脂フィルムを示す斜視図である。図７は、第３サブＦＰＣ及びカバー基板を示す斜視図である。図８は、カバー基板に貼り付けられた第３サブＦＰＣを示す斜視図である。図９は、基板部材、ＳＷパネル及び液晶表示パネルを示す斜視図である。図１０は、ＳＷパネル及び液晶表示パネルが重ね合わされた基板部材と、バックライトユニットとを示す斜視図である。図１１は、バックライトユニットが重ね合わされた基板部材を示す斜視図である。図１２は、互いに接続された第１及び第４延出部を拡大して示す斜視図である。図１３は、互いに接続された第２及び第３延出部を拡大して示す斜視図である。図１４は、折り畳まれた延出部を示す斜視図である。図１５は、延出部が折り畳まれた液晶表示装置を示す斜視図である。図１６は、延出部を固定する絶縁性テープ材を示す斜視図である。図１７は、折り畳まれた延出部を拡大して示す断面図である。図１８は、本実施形態２における液晶表示装置の要部構成を示す斜視図である。図１９は、液晶表示装置の側部を拡大して示す断面図である。図２０は、反射板及びカバー基板を示す斜視図である。図２１は、カバー基板に貼り付けられた反射板を示す斜視図である。図２２は、基板部材、ＳＷパネル及び液晶表示パネルを示す斜視図である。図２３は、ＳＷパネル及び液晶表示パネルが重ね合わされた基板部材と、バックライトユニットとを示す斜視図である。図２４は、バックライトユニットが重ね合わされた基板部材を示す斜視図である。図２５は、延出部が折り畳まれた液晶表示装置を示す斜視図である。図２６は、延出部を固定する絶縁性テープ材を示す斜視図である。図２７は、本実施形態３における液晶表示装置の要部構成を示す斜視図である。

以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。

《発明の実施形態１》
図１〜図１７は、本発明の実施形態１を示している。

図１は、本実施形態１における液晶表示装置１の要部構成を示す斜視図である。図２は、液晶表示装置１の側部を拡大して示す断面図である。

また、図１４は、折り畳まれた延出部３０ａ，３０ｂ，３２ａ，３３ａを示す斜視図である。図１５は、延出部３０ａ，３０ｂ，３２ａ，３３ａが折り畳まれた液晶表示装置１を示す斜視図である。図１６は、延出部３０ａ，３０ｂ，３２ａ，３３ａを固定する絶縁性テープ材５５を示す斜視図である。図１７は、折り畳まれた延出部３０ｂ，３３ａを拡大して示す断面図である。

本実施形態では、本発明に係る表示装置の一例として液晶表示装置１について説明する。液晶表示装置１は、例えばスマートフォンの表示部を構成している。液晶表示装置１は、図１及び図２に示すように、パネル積層体１０と、パネル積層体１０に積層された基板部材４０とを備えている。

（パネル積層体）
パネル積層体１０は、複数の矩形状のパネル１１，１２，１３における各短辺が互いに同じ方向に延びるようにして、互いに積層された上記複数のパネル１１，１２，１３を有している。上記複数のパネル１１，１２，１３には、平面（２Ｄ）表示及び立体（３Ｄ）表示を切り替えるための視差バリアパネルであるＳＷパネル１１と、ＳＷパネル１１に対向配置された液晶表示パネル１２と、液晶表示パネル１２のＳＷパネル１１と反対側に配置された照明装置であるバックライトユニット１３とが含まれる。

図１に示すように、ＳＷパネル１１、液晶表示パネル１２及びバックライトユニット１３には、それぞれパネル積層体１０の１つの側部に配置されている短辺に、フレキシブル基板であるＦＰＣ３０，３１，３２がそれぞれ接続されている。

ＦＰＣ３０，３１，３２には、コネクタ３５を有する１つのメインフレキシブル基板であるメインＦＰＣ３０と、コネクタを有しない少なくとも１つのサブフレキシブル基板である第１サブＦＰＣ３１及び第２サブＦＰＣ３２とが含まれる。

＜液晶表示パネル＞
ここで、液晶表示パネル１２は、図２に示すように、スイッチング素子としてのＴＦＴ（不図示）が複数形成されたＴＦＴ基板１８と、ＴＦＴ基板１８に対向配置された対向基板１９と、これらのＴＦＴ基板１８及び対向基板１９の間に封入された液晶層（不図示）とを有している。ＴＦＴ基板１８における対向基板１９と反対側の表面には、偏光板２０が貼り付けられている。一方、対向基板１９におけるＴＦＴ基板１８と反対側の表面には、偏光板２１が貼り付けられている。

ＴＦＴ基板１８は、対向基板１９に対向していない短辺領域を有しており、この短辺領域にメインＦＰＣ３０が接続されている。メインＦＰＣ３０は、図１に示すように、パネル積層体１０の側方領域５から、この側方領域５の液晶表示パネル１２の短辺方向外側へ延出した第１延出部３０ａ及び第２延出部３０ｂを有している。

各延出部３０ａ，３０ｂの先端は、図１に示すように、液晶表示パネル１２の短辺方向両側へ互いに逆向きに延出している。また、各延出部３０ａ，３０ｂは、それぞれクランク状に形成されており、その延出部３０ａ，３０ｂの基端側部分が先端側部分よりも、当該メインＦＰＣ３０が設けられているパネル積層体１０の側部から離隔するように形成されている。

さらに、メインＦＰＣ３０は、パネル積層体１０の側方領域５において液晶表示パネル１２の長辺方向に突出した先端部３０ｃを有している。先端部３０ｃには、接続端子を有するコネクタ３５が設けられている。

＜ＳＷパネル＞
ＳＷパネル１１は、図２に示すように、一対の透明基板である上側基板１５及び下側基板１６を有している。上側基板１５における下側基板１６と反対側の表面には、偏光板１４が貼り付けられている。そして、ＵＶ硬化樹脂等の樹脂層１７を介して液晶表示パネル１２に貼り付けられている。

ＳＷパネル１１の一方の短辺における中央領域には、第１サブフレキシブル基板である第１サブＦＰＣ３１が接続されている。第１サブＦＰＣ３１は、図１に示すように、ＳＷパネル１１の短辺方向に延びる先端部３１ａを有している。先端部３１ａは、パネル積層体１０の側方領域５に配置されると共に、メインＦＰＣ３０に半田付け等により電気的に接続されている。

＜バックライトユニット＞
バックライトユニット１３は、図２に示すように、液晶表示パネル１２のＳＷパネル１１と反対側に配置されている。バックライトユニット１３は、矩形板状の導光板２２と、導光板２２の側面に対向配置された光源である複数のＬＥＤ（不図示）と、導光板２２のＳＷパネル１１側に設けられた複数の光学シート２５と、導光板２２の光学シート２５と反対側に設けられた反射板２４とを有している。導光板２２、ＬＥＤ、光学シート２５及び反射板２４は、樹脂からなるフレーム２３によって保持されている。こうして、バックライトユニット１３は、全体として矩形板状に形成されている。

バックライトユニット１３の短辺には、第２サブフレキシブル基板である第２サブＦＰＣ３２が接続されている。第２サブＦＰＣ３２は、図１に示すように、パネル積層体１０の側方領域５から、バックライトユニット１３の短辺方向外側へ延出した第４延出部３２ａを有している。第４延出部３２ａは、メインＦＰＣ３０の第１延出部３０ａに重なった状態で、半田付け等により互いに電気的に接続され、図１４及び図１５に示すように、パネル積層体１０の側方領域５に折り畳まれている。

（基板部材）
基板部材４０は、図１に示すように、保護フィルム４２が貼り付けられたカバー基板４１と、カバー基板４１に樹脂フィルム４３を介して貼り付けられたタッチパネル４４とを有している。そして、基板部材４０は、タッチパネル４４側において樹脂フィルム４５を介してパネル積層体１０のＳＷパネル１１に貼り付けられている。

カバー基板４１は、例えばガラス基板等によって構成されている。タッチパネル４４におけるパネル積層体１０の側方領域５と反対側の短辺には、このタッチパネル４４に制御信号等を伝送するためのＦＰＣ３７が接続されている。

また、基板部材４０は、図２に示すように、パネル積層体１０よりも当該パネル積層体１０の側方領域５側に突出した側端部４０ａを有している。側端部４０ａは、カバー基板４１及びタッチパネル４４の各短辺領域によって構成されている。この側端部４０ａのカバー基板４１には、遮光膜（不図示）が形成されており、その遮光膜には、当該液晶表示装置１を操作するための複数のアイコン（不図示）が、光を透過するパターンによって形成されている。

＜光源ユニット＞
基板部材４０の側端部４０ａには、図２に示すように、光源ユニット５０が設けられている。光源ユニット５０は、上記複数のアイコンに光を供給するための光源であり、タッチパネル４４のカバー基板４１と反対側の表面に貼り付けられている。

光源ユニット５０は、基板部材４０の短辺方向に延びる帯状の導光板５１と、導光板５１の側方に配置されたＬＥＤ（不図示）と、ＬＥＤに接続された基板部材側フレキシブル基板である第３サブＦＰＣ３３とを有している。すなわち、第１及び第２サブＦＰＣ３１，３２はパネル積層体１０の側部に設けられているのに対し、第３サブＦＰＣ３３は、基板部材４０側端部４０ａに設けられている。

第３サブＦＰＣ３３は、図１に示すように、パネル積層体１０の側方領域５から、この側方領域５の基板部材４０の短辺方向外側へ延出した基板部材側延出部である第３延出部３３ａを有している。第３延出部３３ａは、メインＦＰＣ３０の第２延出部３０ｂに重なっている。

図１４及び図１５に示すように、この第３サブＦＰＣ３３の第３延出部３３ａは、メインＦＰＣ３０の第２延出部３０ｂに重なった状態で、半田付け等により互いに電気的に接続され、パネル積層体１０の側方領域５に折り畳まれている。

さらに、図１７に示すように、メインＦＰＣ３０には、折り畳まれた第２及び第３延出部３０ｂ，３３ａと重なる領域に、コンデンサ等の素子５３が設けられている。そして、素子５３と、折り畳まれた第２及び第３延出部３０ｂ，３３ａとの間には、絶縁性部材としての絶縁性シート５４が介在されている。

また、図１６に示すように、折り畳まれた上記第１〜第４延出部３０ａ，３０ｂ，３２ａ，３３ａは、これらの延出部３０ａ，３０ｂ，３２ａ，３３ａにおける半田付け等された電気的接続部５６と、メインＦＰＣ３０に形成されている素子５２とを覆う絶縁性テープ材５５によって当該メインＦＰＣ３０に固定されている。

そうして、折り畳まれた第２及び第３延出部３０ｂ，３３ａと、折り畳まれた第１及び第４延出部３０ａ，３２ａとは、これらの延出部３０ａ，３０ｂ，３２ａ，３３ａ全体が基板部材４０の側端部４０ａに重なるように配置されている。つまり、全ての延出部３０ａ，３０ｂ，３２ａ，３３ａが、パネル積層体１０の側方領域５であって基板部材４０の側端部４０ａに重なるスペースに効率良く配置されている。

こうして、液晶表示装置１は、メインＦＰＣ３０のコネクタ３５から複数種類の制御信号が入出力されることにより、バックライトユニット１３、液晶表示パネル１２、ＳＷパネル１１及び光源ユニット５０の全てが制御されるようになっている。

すなわち、バックライトユニット１３には、コネクタ３５からメインＦＰＣ３０及び第２サブＦＰＣ３２を介して制御信号等が供給される。また、液晶表示パネル１２には、コネクタ３５からメインＦＰＣ３０を介して制御信号等が供給される。ＳＷパネル１１には、メインＦＰＣ３０及び第１サブＦＰＣ３１を介して制御信号等が伝送される。さらに、光源ユニット５０には、コネクタ３５からメインＦＰＣ３０及び第３サブＦＰＣ３３を介して制御信号等が供給される。

こうして、光源ユニット５０は、バックライトユニット１３とは別個独立に制御され、基板部材４０の側端部４０ａに形成されているアイコンに光を供給することにより、そのアイコンを点灯表示させるようになっている。そして、使用者が、点灯表示されているアイコンをタッチしたときに、そのタッチ位置がタッチパネルによって検出されるようになっている。

−製造方法−
次に、上記液晶表示装置１の製造方法について説明する。

ここで、図３は、ＳＷパネル１１及び液晶表示パネル１２を示す斜視図である。図４は、液晶表示パネル１２のＦＰＣ３０に接続されたＳＷパネル１１のＦＰＣ３１を拡大して示す斜視図である。

図５は、カバー基板４１、樹脂フィルム４３及びタッチパネル４４を示す斜視図である。図６は、タッチパネル４４に貼り付けられる樹脂フィルム４５を示す斜視図である。図７は、第３サブＦＰＣ３３及びカバー基板４１を示す斜視図である。図８は、カバー基板４１に貼り付けられた第３サブＦＰＣ３３を示す斜視図である。図９は、基板部材４０、ＳＷパネル１１及び液晶表示パネル１２を示す斜視図である。

図１０は、ＳＷパネル１１及び液晶表示パネル１２が重ね合わされた基板部材４０と、バックライトユニット１３とを示す斜視図である。図１１は、バックライトユニット１３が重ね合わされた基板部材４０を示す斜視図である。図１２は、互いに接続された第１及び第４延出部３０ａ，３２ａを拡大して示す斜視図である。図１３は、互いに接続された第２及び第３延出部３０ｂ，３３ａを拡大して示す斜視図である。

まず、図３に示すように、メインＦＰＣ３０が接続されている液晶表示パネル１２に対し、第１サブＦＰＣ３１が接続されているＳＷパネル１１を貼り合わせる。このとき、液晶表示パネル１２又はＳＷパネル１１の表面に例えばＵＶ硬化樹脂を塗布し、ＳＷパネル１１の第１サブＦＰＣ３１が液晶表示パネル１２のメインＦＰＣ３０に対向するように、ＳＷパネル１１及び液晶表示パネル１２を配置する。そして、真空環境下において、ＳＷパネル１１を液晶表示パネル１２に貼り合わせた後に、ＵＶ硬化樹脂に紫外線を照射することにより、当該ＵＶ硬化樹脂を硬化させる。

続いて、図４に示すように、ＳＷパネル１１における第１サブＦＰＣ３１の先端部３１ａを、半田付け等によってメインＦＰＣ３０に電気的に接続する。こうして、半田付け等による接続部６２がメインＦＰＣ３０及び第１サブＦＰＣ３１に形成される。

一方、図５に示すように、カバー基板４１とタッチパネル４４とを樹脂フィルム４３を介して貼り合わせる。カバー基板４１には保護フィルム４２を貼り付けておく。次に、図６に示すように、カバー基板４１と貼り合わされたタッチパネル４４に樹脂フィルム４５を貼り付ける。樹脂フィルム４５は、タッチパネル４４よりもその長辺方向に短くなっている。したがって、図７に示すように、基板部材４０の側端部４０ａとなる領域において、タッチパネル４４の一方の短辺領域が樹脂フィルム４５から露出する。その後、図８に示すように、樹脂フィルム４５から露出しているタッチパネル４４に光源ユニット５０を貼り付ける。こうして、基板部材４０を製造する。

次に、図９に示すように、液晶表示パネル１２に貼り付けられているＳＷパネル１１に対し、基板部材４０を対向配置させる。このとき、光源ユニット５０における第３サブＦＰＣ３３の第３延出部３３ａが、メインＦＰＣ３０の第２延出部３０ｂに対向するように、基板部材４０を配置させる。そして、真空環境において、例えばＵＶ硬化樹脂等により基板部材４０とＳＷパネル１１とを貼り合わせる。

次に、図１０に示すように、基板部材４０に貼り付けられたＳＷパネル１１及び液晶表示パネル１２と、第２サブＦＰＣ３２が接続されているバックライトユニット１３とを貼り合わせる。このとき、バックライトユニット１３の第２サブＦＰＣ３２における第４延出部３２ａがメインＦＰＣ３０の第１延出部３０ａに対向するように、バックライトユニット１３を液晶表示パネル１２に組み付ける。

続いて、図１１及び図１２に示すように、メインＦＰＣ３０の第１延出部３０ａと、バックライトユニット１３に設けられている第２サブＦＰＣ３２の第４延出部３２ａとを半田付け等により電気的に接続する。そのことにより、図１２に示すように、第１延出部３０ａ及び第４延出部３２ａには、半田付け等による電気的接続部５６が形成される。

一方、図１１及び図１３に示すように、メインＦＰＣ３０の第２延出部３０ｂと、光源ユニット５０に設けられている第３サブＦＰＣ３３の第３延出部３３ａとを半田付け等により電気的に接続する。そのことにより、図１３に示すように、第２延出部３０ｂ及び第３延出部３３ａにも、半田付け等による電気的接続部５６が形成される。

次に、図１４及び図１５に示すように、パネル積層体１０の側方領域５から、その側方領域５の各パネル１１，１２，１３の短辺方向外側へ延出すると共に互いに重なった状態で電気的に接続されている第１及び第４延出部３０ａ，３２ａを、パネル積層体１０の側方領域５に折り畳む。これと同様に、第２及び第３延出部３０ｂ，３３ａをパネル積層体１０の側方領域５に折り畳む。このとき、図１７に示すように、第２延出部３０ｂと第３延出部３３ａとの間には、メインＦＰＣ３０に実装されている素子５３を覆うように絶縁性シート５４を介在させる。

続いて、図１６に示すように、折り畳まれた第１及び第４延出部３０ａ，３２ａと、折り畳まれた第２及び第３延出部３０ｂ，３３ａとを、絶縁性テープ材５５によってメインＦＰＣ３０に貼り付けて固定する。こうして、液晶表示装置１を製造する。

−実施形態１の効果−
したがって、この実施形態１によると、ＦＰＣ３０，３１，３２を有するパネル１１，１２，１３が複数積層されたパネル積層体１０を液晶表示装置１が有していても、パネル積層体１０の側方領域５からパネル１２，１３の短辺方向外側へ延出した延出部３０ａ，３２ａを少なくとも一部のＦＰＣ３０，３２に形成し、少なくとも一組の延出部である第１及び第４延出部３０ａ，３２ａを、互いに重なった状態で電気的に接続して、パネル積層体１０の側方領域５に折り畳むようにしたので、複数のＦＰＣを、パネル積層体１０に重ねることなく当該パネル積層体１０の側方領域５にコンパクトに配置させることができる。

その結果、パネルの増加に伴ってＦＰＣが増加したとしても、液晶表示装置１の全体を薄型化することができる。しかも、複数のＦＰＣ３０，３２を、コネクタを介することなく直接に、第１及び第４延出部３０ａ，３２ａにおいて互いに電気的に接続するようにしたので、コネクタの数を低減することができる。よって、コネクタのためのスペース及び部品コストを大幅に低減することができる。

さらに、第１及び第２サブＦＰＣ３１，３２をメインＦＰＣ３０に直接に接続するようにしたので、第１及び第２サブＦＰＣ３１，３２のコネクタを省略して、メインＦＰＣ３０の１つのコネクタ３５を各ＦＰＣ３０，３１，３２に共通に用いることができる。

また、基板部材４０の側端部４０ａが配置される領域に各ＦＰＣ３０，３１，３２とその延出部３０ａ，３２ａ及び先端部３１ａを収容できるため、スペースを有効に利用して液晶表示装置１の非表示領域を縮小することができる。

さらにまた、パネル積層体１０側のＦＰＣ３０，３２だけでなく、基板部材４０に設けられている第３サブＦＰＣ３３についても、その延出部３０ｂ，３３ａ同士を接続するようにしたので、パネル積層体１０の側方領域５のスペースを有効に利用しつつ、基板部材４０の側端部４０ａに光源ユニット５０等の回路構成を設けることが可能になる。

さらに、メインＦＰＣ３０、第２サブＦＰＣ３２及び第３サブＦＰＣ３３の各延出部３０ａ，３０ｂ，３２ａ，３３ａを折り畳む前の状態で、延出部３０ａ，３０ｂ，３２ａの基端側部分がパネル積層体１０の側部から離隔しているので、液晶表示装置１の製造工程において、当該パネル積層体１０の側部を他の保持手段によって容易に保持することが可能になる。

また、メインＦＰＣ３０の素子５３と折り畳まれた延出部３０ｂ，３３ａとの間に絶縁性シートを介在させたので、素子５３を電気的に保護できると共に延出部３０ｂ，３３ａの接触から物理的に保護することができる。

さらに、絶縁性テープ材５５によって、各延出部３０ａ，３０ｂ，３２ａ，３３ａの電気的接続部５６を確実に保護しつつ、延出部を３０ａ，３０ｂ，３２ａ，３３ａ折り畳んだ状態でメインＦＰＣ３０に固定できるため、液晶表示装置１の信頼性を高めることができる。

《発明の実施形態２》
図１８〜図２６は、本発明の実施形態２を示している。

図１８、本実施形態２における液晶表示装置１の要部構成を示す斜視図である。図１９は、液晶表示装置１の側部を拡大して示す断面図である。図２５は、延出部３０ａ，３２ａが折り畳まれた液晶表示装置１を示す斜視図である。図２６は、延出部３０ａ，３２ａを固定する絶縁性テープ材５５を示す斜視図である。

尚、以降の各実施形態では、図１〜図１７と同じ部分については同じ符号を付して、その詳細な説明を一部省略する。

本実施形態２の液晶表示装置１は、図１８及び図１９に示すように、パネル積層体１０と、パネル積層体１０に積層された基板部材４０とを備えている。

（パネル積層体）
パネル積層体１０は、上記実施形態１と同様に、互いに積層されたＳＷパネル１１と液晶表示パネル１２とバックライトユニット１３とを有している。

図１８示すように、ＳＷパネル１１、液晶表示パネル１２及びバックライトユニット１３には、それぞれパネル積層体１０の１つの側部に配置されている短辺に、フレキシブル基板であるＦＰＣ３０，３１，３２がそれぞれ接続されている。

ＳＷパネル１１、液晶表示パネル１２及びバックライトユニット１３は、それぞれ上記実施形態１と同様の構成を有している。

すなわち、液晶表示パネル１２の短辺領域にはメインＦＰＣ３０が接続されている。メインＦＰＣ３０は、図１８に示すように、パネル積層体１０の側方領域５から、この側方領域５の液晶表示パネル１２の短辺方向外側へ延出した第１延出部３０ａを有している。また、メインＦＰＣ３０は、パネル積層体１０の側方領域５において液晶表示パネル１２の長辺方向に突出した先端部３０ｃを有している。先端部３０ｃには、接続端子を有するコネクタ３５が設けられている。

ＳＷパネル１１の短辺領域には、その短辺方向に延びる先端部３１ａを有する第１サブＦＰＣ３１が接続されている。先端部３１ａは、パネル積層体１０の側方領域５に配置されると共に、メインＦＰＣ３０に半田付け等により電気的に接続されている。

バックライトユニット１３の短辺領域には、第２サブＦＰＣ３２が接続されている。第２サブＦＰＣ３２は、図１８に示すように、パネル積層体１０の側方領域５から、バックライトユニット１３の短辺方向外側へ延出した第４延出部３２ａを有している。第４延出部３２ａは、メインＦＰＣ３０の第１延出部３０ａに重なった状態で、半田付け等により互いに電気的に接続され、図２５及び図２６に示すように、パネル積層体１０の側方領域５に折り畳まれている。

（基板部材）
基板部材４０は、図１８に示すように、保護フィルム４２が貼り付けられたカバー基板４１と、カバー基板４１に樹脂フィルム４３を介して貼り付けられたタッチパネル４４とを有している。そして、基板部材４０は、タッチパネル４４側において樹脂フィルム４５を介してパネル積層体１０のＳＷパネル１１に貼り付けられている。

また、基板部材４０は、図１９に示すように、パネル積層体１０よりも当該パネル積層体１０の側方領域５側に突出した側端部４０ａを有している。側端部４０ａは、カバー基板４１及びタッチパネル４４の各短辺領域によって構成されている。この側端部４０ａのカバー基板４１には、遮光膜（不図示）が形成されており、その遮光膜には、当該液晶表示装置１を操作するための複数のアイコン（不図示）が、光を透過するパターンによって形成されている。

基板部材４０の側端部４０ａには、図１９に示すように、反射板６１が設けられている。反射板６１は、カバー基板４１側から入射した光を反射して上記複数のアイコンを反射表示するためのものであり、タッチパネル４４のカバー基板４１と反対側の表面に貼り付けられている。反射板６１は、基板部材４０の短辺方向に延びる帯状に形成されている。

こうして、液晶表示装置１は、メインＦＰＣ３０のコネクタ３５から複数種類の制御信号が入出力されることにより、バックライトユニット１３、液晶表示パネル１２及びＳＷパネル１１の全てが制御されるようになっている。

すなわち、バックライトユニット１３には、コネクタ３５からメインＦＰＣ３０及び第２サブＦＰＣ３２を介して制御信号等が供給される。また、液晶表示パネル１２には、コネクタ３５からメインＦＰＣ３０を介して制御信号等が供給される。ＳＷパネル１１には、メインＦＰＣ３０及び第１サブＦＰＣ３１を介して制御信号等が伝送される。

そして、使用者が、反射板６１によって反射表示されているアイコンをタッチしたときに、そのタッチ位置がタッチパネルによって検出されるようになっている。

ここで、図２０は、反射板６１及びカバー基板４１を示す斜視図である。図２１は、カバー基板４１に貼り付けられた反射板６１を示す斜視図である。図２２は、基板部材４０、ＳＷパネル１１及び液晶表示パネル１２を示す斜視図である。図２３は、ＳＷパネル１１及び液晶表示パネル１２が重ね合わされた基板部材４０と、バックライトユニット１３とを示す斜視図である。図２４は、バックライトユニット１３が重ね合わされた基板部材４０を示す斜視図である。

まず、実施形態１と同様に、メインＦＰＣ３０が接続されている液晶表示パネル１２に対し、第１サブＦＰＣ３１が接続されているＳＷパネル１１を貼り合わせる。続いて、ＳＷパネル１１における第１サブＦＰＣ３１の先端部３１ａを、半田付け等によってメインＦＰＣ３０に電気的に接続する。

一方、カバー基板４１とタッチパネル４４とを樹脂フィルム４３を介して貼り合わせる。カバー基板４１には保護フィルム４２を貼り付けておく。次に、カバー基板４１と貼り合わされタッチパネル４４に樹脂フィルム４５を貼り付ける。樹脂フィルム４５は、タッチパネル４４よりもその長辺方向に短くなっている。したがって、図２０に示すように、基板部材４０の側端部４０ａとなる領域において、タッチパネル４４の一方の短辺領域が樹脂フィルム４５から露出する。その後、図２１に示すように、樹脂フィルム４５から露出しているタッチパネル４４に反射板６１を貼り付ける。こうして、基板部材４０を製造する。

次に、図２２に示すように、液晶表示パネル１２に貼り付けられているＳＷパネル１１に対し、基板部材４０を貼り合わせる。続いて、図２３に示すように、基板部材４０に貼り付けられたＳＷパネル１１及び液晶表示パネル１２と、第２サブＦＰＣ３２が接続されているバックライトユニット１３とを貼り合わせる。このとき、バックライトユニット１３の第２サブＦＰＣ３２における第４延出部３２ａがメインＦＰＣ３０の第１延出部３０ａに対向するように、バックライトユニット１３を液晶表示パネル１２に組み付ける。

次に、図２４に示すように、メインＦＰＣ３０の第１延出部３０ａと、バックライトユニット１３に設けられている第２サブＦＰＣ３２の第４延出部３２ａとを半田付け等により電気的に接続する。そのことにより、第１延出部３０ａ及び第４延出部３２ａには、半田付け等による電気的接続部５６が形成される。

次に、図２５に示すように、パネル積層体１０の側方領域５から、その側方領域５の各パネル１１，１２，１３の短辺方向外側へ延出すると共に互いに重なった状態で電気的に接続されている第１及び第４延出部３０ａ，３２ａを、パネル積層体１０の側方領域５に折り畳む。

続いて、図２６に示すように、折り畳まれた第１及び第４延出部３０ａ，３２ａを、絶縁性テープ材５５によってメインＦＰＣ３０に貼り付けて固定する。こうして、液晶表示装置１を製造する。

−実施形態２の効果−
したがって、この実施形態２によると、実施形態１と同様に、パネル積層体１０の側方領域５からパネル１２，１３の短辺方向外側へ延出した延出部３０ａ，３２ａをＦＰＣ３０，３２に形成し、第１及び第４延出部３０ａ，３２ａを、互いに重なった状態で電気的に接続して、パネル積層体１０の側方領域５に折り畳むようにしたので、複数のＦＰＣを、パネル積層体１０に重ねることなく当該パネル積層体１０の側方領域５にコンパクトに配置させることができる。

その結果、パネルの増加に伴ってＦＰＣが増加したとしても、液晶表示装置１の全体を薄型化することができる。しかも、複数のＦＰＣ３０，３２を、コネクタを介することなく直接に、第１及び第４延出部３０ａ，３２ａにおいて互いに電気的に接続するようにしたので、コネクタの数を低減することができる。よって、コネクタのためのスペース及び部品コストを大幅に低減できる。

さらに、第１及び第２サブＦＰＣ３１，３２をメインＦＰＣ３０に直接に接続するようにしたので、メインＦＰＣ３０の１つのコネクタ３５を各ＦＰＣ３０，３１，３２に共通に用いることができる。また、基板部材４０の側端部４０ａが配置される領域に各ＦＰＣ３０，３１，３２とその延出部３０ａ，３２ａ及び先端部３１ａを収容できるため、スペースを有効に利用して液晶表示装置１の非表示領域を縮小することができる。

さらにまた、メインＦＰＣ３０及び第２サブＦＰＣ３２の各延出部３０ａ，３２ａを折り畳む前の状態で、延出部３０ａ，３２ａの基端側部分がパネル積層体１０の側部から離隔しているので、液晶表示装置１の製造工程において、当該パネル積層体１０の側部を他の保持手段によって容易に保持することが可能になる。

さらに、絶縁性テープ材５５によって、各延出部３０ａ，３２ａの電気的接続部５６を確実に保護しつつ、延出部を３０ａ，３２ａ折り畳んだ状態でメインＦＰＣ３０に固定できるため、液晶表示装置１の信頼性を高めることができる。

《発明の実施形態３》
図２７は、本発明の実施形態２を示している。

図２７は、本実施形態３における液晶表示装置１の要部構成を示す斜視図である。

上記実施形態１では、パネル積層体１０がＳＷパネル１１、液晶表示パネル１２及びバックライトユニット１３を有していたが、ＳＷパネル１１を設けない簡易な構成として、液晶表示パネル１２及びバックライトユニット１３によってパネル積層体１０を構成するようにしてもよい。

すなわち、本実施形態３における液晶表示装置１は、ＳＷパネル１１を有しない点で実施形態１の液晶表示装置１と相違している。本実施形態３における液晶表示パネル１２のメインＦＰＣ３０には、バックライトユニット１３の第２サブＦＰＣ３２と、光源ユニット５０の第３サブＦＰＣ３３とが接続されている。

よって、本実施形態においても、バックライトユニット１３の第２サブＦＰＣ３２における第４延出部３２ａがメインＦＰＣ３０における第１延出部３０ａに電気的に接続され、光源ユニット５０の第３サブＦＰＣ３３における第３延出部３３ａがメインＦＰＣ３０における第２延出部３０ｂに電気的に接続されている。そうして、各延出部３０ａ，３０ｂ，３２ａ，３３ａをパネル積層体１０の側方領域５に折り畳むようにしたので、本実施形態においても、ＦＰＣの増加に拘わらず、液晶表示装置１全体を薄型化でき、上記実施形態１と同様の効果を得ることができる。

《その他の実施形態》
上記実施形態３では、上記実施形態１の構成においてＳＷパネル１１を有しない構成について説明したが、実施形態３の構成において光源ユニット５０の代わりに実施形態２のような反射板６１を有する構成としてもよい。このようにしても、パネルの増加に拘わらず装置全体を薄型化することができる。

上記実施形態１〜３では、本発明に係る表示装置の一例として液晶表示装置１について説明したが、本発明はこれ以外に例えば有機ＥＬ表示装置等の他のフラットパネルディスプレイについても同様に適用することができる。

また、上記実施形態１〜３では、基板部材４０の側端部４０ａにおけるカバー基板４１に遮光膜を形成し、その遮光膜に光を透過する複数のアイコンを形成することを説明したが、ここでいう遮光膜には、照射される光を略完全に遮蔽する膜、及び照射される光の一部を遮蔽すると共に他の一部の光を透過する膜が含まれる。

また、本発明は上記実施形態１〜３に限定されるものでなく、本発明には、これらの実施形態１〜３を適宜組み合わせた構成が含まれる。

以上説明したように、本発明は、例えば液晶表示装置等の薄型の表示装置について有用である。

１液晶表示装置
５側方領域
１０パネル積層体
１１ＳＷパネル（パネル）
１２液晶表示パネル（パネル）
１３バックライトユニット（パネル）
３０メインＦＰＣ
３０ａ第１延出部
３０ｂ第２延出部
３１第１サブＦＰＣ
３２第２サブＦＰＣ
３２ａ第４延出部
３３第３サブＦＰＣ（基板部材側フレキシブル基板）
３３ａ第３延出部（基板部材側延出部）
３５コネクタ
４０基板部材
４０ａ側端部
５０光源ユニット
５３素子
５４絶縁性シート（絶縁性部材）
５５絶縁性テープ材
５６電気的接続部

Claims

複数の矩形状のパネルにおける各短辺が互いに同じ方向に延びるようにして、互いに積層された上記複数のパネルを有するパネル積層体と、
上記パネル積層体の１つの側部に配置されている上記複数のパネルの短辺にそれぞれ接続されたフレキシブル基板と、
少なくとも一部の上記フレキシブル基板に形成され、上記パネル積層体の側方領域から、該側方領域の上記パネルの短辺方向外側へ延出した延出部と、
上記パネル積層体に積層されると共に該パネル積層体の側方領域側に突出した側端部を有する基板部材とを備え、
少なくとも一組の上記延出部が、互いに重なった状態で電気的に接続され、上記パネル積層体の側方領域に折り畳まれており、
上記フレキシブル基板の折り畳まれた延出部は、当該延出部全体が上記基板部材の側端部に重なるように配置されており、
上記基板部材の側端部には、上記パネル積層体の側方領域から、該側方領域の上記パネルの短辺方向外側へ延出した基板部材側延出部を有する基板部材側フレキシブル基板が設けられ、
上記基板部材側延出部は、上記フレキシブル基板の延出部に重なった状態で電気的に接続され、上記パネル積層体の側方領域に折り畳まれている
ことを特徴とする表示装置。
複数の矩形状のパネルにおける各短辺が互いに同じ方向に延びるようにして、互いに積層された上記複数のパネルを有するパネル積層体と、
上記パネル積層体の１つの側部に配置されている上記複数のパネルの短辺にそれぞれ接続されたフレキシブル基板と、
少なくとも一部の上記フレキシブル基板に形成され、上記パネル積層体の側方領域から、該側方領域の上記パネルの短辺方向外側へ延出した延出部とを備え、
少なくとも一組の上記延出部が、互いに重なった状態で電気的に接続され、上記パネル積層体の側方領域に折り畳まれており、
折り畳まれた上記延出部は、該延出部の電気的接続部を覆う絶縁性テープ材によって上記フレキシブル基板に固定されている
ことを特徴とする表示装置。
請求項２に記載された表示装置において、
上記パネル積層体に積層されると共に該パネル積層体の側方領域側に突出した側端部を有する基板部材を備え、
上記フレキシブル基板の折り畳まれた延出部は、当該延出部全体が上記基板部材の側端部に重なるように配置されている
ことを特徴とする表示装置。
請求項３に記載された表示装置において、
上記基板部材の側端部には、上記パネル積層体の側方領域から、該側方領域の上記パネルの短辺方向外側へ延出した基板部材側延出部を有する基板部材側フレキシブル基板が設けられ、
上記基板部材側延出部は、上記フレキシブル基板の延出部に重なった状態で電気的に接続され、上記パネル積層体の側方領域に折り畳まれている
ことを特徴とする表示装置。
請求項１乃至４の何れか１つに記載された表示装置において、
複数の上記フレキシブル基板には、コネクタを有する１つのメインフレキシブル基板と、コネクタを有しない少なくとも１つのサブフレキシブル基板とが含まれ、
上記サブフレキシブル基板の延出部は、上記メインフレキシブル基板の延出部に電気的に接続されている
ことを特徴とする表示装置。
請求項１乃至５の何れか１つに記載された表示装置において、
上記フレキシブル基板の延出部は、該延出部の基端側部分が先端側部分よりも、当該フレキシブル基板が設けられている上記パネル積層体の側部から離隔するように形成されている
ことを特徴とする表示装置。
請求項１乃至６の何れか１つに記載された表示装置において、
上記フレキシブル基板には、折り畳まれた上記延出部と重なる領域に素子が設けられ、
上記素子と、折り畳まれた上記延出部との間には、絶縁性部材が介在されている
ことを特徴とする表示装置。