JP2007171433A - 液晶表示装置の組み立て方法および液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置の組み立て方法および液晶表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007171433A
JP2007171433A JP2005367455A JP2005367455A JP2007171433A JP 2007171433 A JP2007171433 A JP 2007171433A JP 2005367455 A JP2005367455 A JP 2005367455A JP 2005367455 A JP2005367455 A JP 2005367455A JP 2007171433 A JP2007171433 A JP 2007171433A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
flexible substrate
backlight
crystal panel
terminal portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2005367455A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Katayama
真人 片山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Display Corp
Original Assignee
Kyocera Display Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Display Corp filed Critical Kyocera Display Corp
Priority to JP2005367455A priority Critical patent/JP2007171433A/ja
Publication of JP2007171433A publication Critical patent/JP2007171433A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】液晶パネルのフレキシブル基板にバックライトのフレキシブル基板をはんだ付けして液晶表示装置を組み立てる際、フレキシブル基板のはんだ付け部分が外面に露出しないようにする。
【解決手段】液晶パネル側フレキシブル基板30の給電端子部34Aに、バックライト側フレキシブル基板40の電源入力端子部41Aをはんだ付けして液晶表示装置を組み立てるにあたって、液晶パネル10とバックライト20とを並置した状態で、給電端子部34Aと電源入力端子部41Aとが重なるように、少なくとも一方のフレキシブル基板に他方のフレキシブル基板側に向けて突出する端子部接続用の枝基板を形成し、液晶パネル10とバックライト20とを並置した状態で、給電端子部34Aと電源入力端子部41Aとを重ね合わせてはんだ付けしたのち、そのはんだ付け部分が内側となるように、枝基板をほぼ180度折り曲げて液晶パネル10とバックライト20とを対向的に重ね合わせる。
【選択図】図1

Description

本発明は、液晶パネルとバックライトを含む液晶表示装置の組み立て方法に関し、さらに詳しく言えば、液晶パネル側のフレキシブル基板とバックライト側のフレキシブル基板のはんだ付け部分が外面に露出しないようにした液晶表示装置およびその組み立て方法に関するものである。
透過型もしくは半透過型の液晶表示装置では、暗いところでも明るい表示が得られるようにするため、液晶パネルの反観察面側(裏面側)にバックライトを備える。
その典型的な従来例を図7を参照して説明する。図7(a)は液晶表示装置の表示面側(液晶パネルの観察面側)を模式的に示す平面図,図7(b)は液晶表示装置の裏面側(バックライトの裏面側)を模式的に示す平面図であり、これに示すように、透過型もしくは半透過型の液晶表示装置は、液晶パネル10と、液晶パネル10の反観察面側に配置されるバックライト20とを備えている。
液晶パネル10は、観察面10a側の透明電極基板11と、図示しない液晶層を挟んで透明電極基板11と対向的に配置される裏面側の透明電極基板12とを備え、この例では、裏面側の透明電極基板12の一辺にパネル端子部12aが連設されている。
パネル端子部12aには、液晶駆動用の例えばCOF(chip on film)もしくはTCP(tape carrier package)などのフレキシブル基板30が接続される。なお、COG(chip on glass)型の液晶表示装置においては、パネル端子部12a上に例えばベアICチップなどのチップ部品が実装される。
このパネル側フレキシブル基板30は、パネル端子部12aと図示しない主制御回路基板との間に接続される。そのため、パネル側フレキシブル基板30は、パネル端子部12aに対する第1接続部31と、上記主制御回路基板に対する第2接続部32とを備える。
通常、第1接続部31は異方性導電フィルム(ACF)を介してパネル端子部12aに電気的・機械的に接続される。また、第2接続部32は、主制御回路基板側に設けられているソケットに対する差込型のコネクタ端子として形成される。
図示を省略しているが、パネル側フレキシブル基板30には、液晶駆動用の信号ラインのほかに、バックライト点灯用の給電ラインが配線されており、パネル側フレキシブル基板30からバックライト20に対して点灯電源を供給するようにしている。
バックライト20は、バックライトケース21内に収納された状態で液晶パネル10の裏面側に配置される。図示しないが、バックライトケース21内には、導光板と、その光入射面と対向して配置される光源としての発光ダイオード(LED)とを含むバックライトユニットが収納されている。
バックライトケース21からは、電源ラインを含むフレキシブル基板40が引き出されており、このライト側フレキシブル基板40は、パネル側フレキシブル基板30のバックライト点灯用の給電ラインと接続される(例えば、特許文献1参照)。
この接続は、高い熱を伴うはんだ付けによって行われるため、ライト側フレキシブル基板40をパネル側フレキシブル基板30にはんだ付けするにあたっては、そのはんだ付け箇所に位置的な制約が生ずる。
すなわち、パネル側フレキシブル基板30には、多くのチップ部品が実装されているため、パネル側フレキシブル基板30に対するライト側フレキシブル基板40のはんだ付け箇所は、チップ部品の実装領域を避ける必要がある。
その理由は、チップ部品は多くの場合、リフローはんだ付けにより実装されるが、その後、その近くでパネル側フレキシブル基板30とライト側フレキシブル基板40とがはんだ付けされると、その熱によってリフローはんだ付け時のはんだ付け箇所が再溶融するおそれがあるからである。
そのため、パネル側フレキシブル基板30の表面30a側から見て、図7(a)の鎖線枠で示すように、裏面30b側の中央部分にチップ部品の実装領域33が広い面積をもって割り当てられているような場合には、パネル側フレキシブル基板30の片側に、バックライト20に対する給電端子部34を舌片状に連設し、図7(b)に示すように、パネル側フレキシブル基板30の裏面30b側で、給電端子部34にライト側フレキシブル基板40の電源入力端子部41をはんだ付けするようにしている。このはんだ付けは、次のようにして行われる。
図7(b)のD−D線断面図である図8を参照して、この従来例において、パネル側フレキシブル基板30およびライト側フレキシブル基板40はともに、ポリイミド樹脂などのベースフィルム310,410の片面に銅箔からなる配線層320,420を形成し、この配線層320,420の上にソルダレジストとしてのカバーフィルム330,430を形成してなる片面基板である。
パネル側フレキシブル基板30の給電端子部34には、カバーフィルム330の一部を除去することにより配線層320の端部を露出させてなる給電端子用の電極パッド321が設けられ、また、ライト側フレキシブル基板40の電源入力端子部41にも、同様にして、カバーフィルム430の一部を除去することにより配線層420の端部を露出させてなる電源入力端子用の電極パッド421が設けられる。
パネル側フレキシブル基板30側の給電端子用の電極パッド321と、ライト側フレキシブル基板40の電源入力端子用の電極パッド421とを、その一部分において重なるように相対的にずらして配置し、上記電極パッド321と上記電極パッド421とに跨るようにはんだ付けすることにより、パネル側フレキシブル基板30の給電端子部34と、ライト側フレキシブル基板40の電源入力端子部41と電気的・機械的に接続する。
特開2003−322871号公報
しかしながら、上記従来例によると、パネル側フレキシブル基板30の給電端子部34と、ライト側フレキシブル基板40の電源入力端子部41とのはんだ付け部分Sが、露出された状態となるため、液晶表示装置を例えば携帯端末機などに組み込む場合、上記露出状態のはんだ付け部分Sが、他の電気部品と接触して不測の短絡事故を起こすことがある。
これを防止するため、従来では、図8に示すように、はんだ付け部分Sを絶縁テープTにて被覆するようにしているが、これは手作業によるものであるため作業効率が悪く、部品コストの面だけでなく生産効率の面でも問題があった。
また、パネル側フレキシブル基板30に、給電端子部34を舌片状に形成するにしても、給電端子部34の突出幅が液晶パネル10の幅以上に突出させなければならない場合があり、そのような場合には、液晶表示装置を小型化するうえでの支障となる。
したがって、本発明の課題は、液晶パネルのフレキシブル基板にバックライトのフレキシブル基板をはんだ付けして液晶表示装置を組み立てる際、フレキシブル基板のはんだ付け部分が外面に露出しないようにすることにある。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、液晶パネルおよび同液晶パネルのパネル端子部に接続された第1フレキシブル基板と、上記液晶パネルの反観察面側に配置されるバックライトおよび同バックライトに接続された第2フレキシブル基板とを含み、上記第1フレキシブル基板に形成されている給電端子部に、上記第2フレキシブル基板に形成されている電源ラインの電源入力端子部をはんだ付けして液晶表示装置を組み立てる液晶表示装置の組み立て方法において、上記液晶パネルと上記バックライトとを並置した状態で、上記給電端子部と上記電源入力端子部とが重なるように、上記第1フレキシブル基板と上記第2フレキシブル基板の少なくとも一方のフレキシブル基板に他方のフレキシブル基板側に向けて突出する端子部接続用の枝基板を形成し、上記液晶パネルと上記バックライトとを並置した状態で、上記給電端子部と上記電源入力端子部とを重ね合わせてはんだ付けしたのち、そのはんだ付け部分が内側となるように、上記枝基板をほぼ180度折り曲げて上記液晶パネルと上記バックライトとを対向的に重ね合わせることを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、上記請求項1において、上記液晶パネルと上記バックライトとを並置する際、上記液晶パネルの反観察面側を上面に向ける場合には上記バックライトの光出射面側を上面に向けて配置し、上記液晶パネルの観察面側を上面に向ける場合には上記バックライトの裏面側を上面に向けて配置することを特徴としている。
また、上記課題を解決するため、請求項3に記載の発明は、液晶パネルおよび同液晶パネルのパネル端子部に接続された第1フレキシブル基板と、上記液晶パネルの反観察面側に配置されるバックライトおよび同バックライトに接続された第2フレキシブル基板とを含み、上記第1フレキシブル基板に形成されている給電端子部に、上記第2フレキシブル基板に形成されている電源ラインの電源入力端子部をはんだ付けして液晶表示装置を組み立てる液晶表示装置の組み立て方法において、上記第1フレキシブル基板と上記第2フレキシブル基板の同一辺側に、互いに重なるように側方に突出する端子部接続用の枝基板をそれぞれ形成して、上記各枝基板に上記給電端子部と上記電源入力端子部とを配置し、上記液晶パネルと上記バックライトとを重ね合わせるとともに、上記各枝基板を重ね合わせた状態で、上記給電端子部と上記電源入力端子部とをはんだ付けしたのち、そのはんだ付け部分が内側となるように、上記各枝基板をそれぞれ反対方向に向けてほぼ180度折り曲げて上記液晶パネルと上記バックライトとを対向的に重ね合わせることを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、上記請求項3おいて、上記液晶パネルと上記バックライトとを重ね合わせる際、上記液晶パネルの反観察面側を上面に向ける場合には上記バックライトの裏面側を上面に向けて配置し、上記液晶パネルの観察面側を上面に向ける場合には上記バックライトの光出射面側を上面に向けて配置することを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、液晶パネルおよび同液晶パネルのパネル端子部に接続された第1フレキシブル基板と、上記液晶パネルの反観察面側に配置されるバックライトおよび同バックライトに接続された第2フレキシブル基板とを含み、上記第1フレキシブル基板に形成されている給電端子部と上記第2フレキシブル基板に形成されている電源ラインの電源入力端子部とが接続されるはんだ付け部を有する液晶表示装置において、上記第1フレキシブル基板と上記第2フレキシブル基板の少なくとも一方のフレキシブル基板に、同フレキシブル基板から突出する端子部接続用の枝基板が配設され、上記少なくとも一方のフレキシブル基板の端子部は上記枝基板に配設され、上記枝基板がほぼ180゜に折り曲げられて、上記はんだ付け部が上記枝基板の内側に配置されていることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、液晶パネル側の第1フレキシブル基板に形成されている給電端子部に、バックライト側の第2フレキシブル基板に形成されている電源ラインの電源入力端子部をはんだ付けして液晶表示装置を組み立てるにあたって、液晶パネルとバックライトとを並置した状態で、給電端子部と電源入力端子部とが重なるように、第1フレキシブル基板と第2フレキシブル基板の少なくとも一方のフレキシブル基板に他方のフレキシブル基板側に向けて突出する端子部接続用の枝基板を形成し、液晶パネルとバックライトとを並置した状態で、給電端子部と電源入力端子部とを重ね合わせてはんだ付けしたのち、そのはんだ付け部分が内側となるように、枝基板をほぼ180度折り曲げて液晶パネルとバックライトとを対向的に重ね合わせるようにしたことにより、はんだ付け部分が枝基板の折り曲げ部分により隠されるため、はんだ付け部分が外面に露出することがなく、絶縁テープなどの絶縁処理工程をなくすことができ、生産効率を向上させることができる。また、絶縁テープの部品コストを含めて、より一層のコストダウンを図ることができる。
請求項2に記載の発明によれば、液晶パネルとバックライトとを並置する際、液晶パネルの反観察面側を上面に向ける場合にはバックライトの光出射面側を上面に向けて配置し、液晶パネルの観察面側を上面に向ける場合にはバックライトの裏面側を上面に向けて配置するようにしたことにより、枝基板をほぼ180度折り曲げて液晶パネルとバックライトとを対向的に重ね合わせる際、液晶パネルの反観察面側にバックライトを配置することができる。
請求項3に記載の発明によれば、液晶パネル側の第1フレキシブル基板に形成されている給電端子部に、バックライト側の第2フレキシブル基板に形成されている電源ラインの電源入力端子部をはんだ付けして液晶表示装置を組み立てるにあたって、第1フレキシブル基板と第2フレキシブル基板の同一辺側に、互いに重なるように側方に突出する端子部接続用の枝基板をそれぞれ形成して、各枝基板に給電端子部と電源入力端子部とを配置し、液晶パネルとバックライトとを重ね合わせるとともに、各枝基板を重ね合わせた状態で、給電端子部と電源入力端子部とをはんだ付けしたのち、そのはんだ付け部分が内側となるように、各枝基板をそれぞれ反対方向に向けてほぼ180度折り曲げて液晶パネルとバックライトとを対向的に重ね合わせるようにしたことにより、請求項1に記載の発明と同じく、はんだ付け部分が枝基板の折り曲げ部分により隠されるため、はんだ付け部分が外面に露出することがなく、絶縁テープなどの絶縁処理工程をなくすことができ、生産効率を向上させることができる。また、絶縁テープの部品コストを含めて、より一層のコストダウンを図ることができる。
また、請求項4に記載の発明によれば、液晶パネルとバックライトとを重ね合わせる際、液晶パネルの反観察面側を上面に向ける場合にはバックライトの裏面側を上面に向けて配置し、液晶パネルの観察面側を上面に向ける場合にはバックライトの光出射面側を上面に向けて配置するようにしたことにより、各枝基板をほぼ180度折り曲げて液晶パネルとバックライトとを対向的に重ね合わせる際、液晶パネルの反観察面側にバックライトを配置することができる。
請求項5に記載の発明によれば、第1フレキシブル基板と第2フレキシブル基板の少なくとも一方のフレキシブル基板に、同フレキシブル基板から突出する端子部接続用の枝基板を配設し、上記少なくとも一方のフレキシブル基板の端子部を枝基板に配設し、枝基板をほぼ180゜に折り曲げて、はんだ付け部を枝基板の内側に配置していることにより、はんだ付け部が枝基板の折り曲げ部分により隠されるので、はんだ付け部が外面に露出することがなくなる。これによって、絶縁テープの部品コストを削減することができるとともに、絶縁テープ配設工程を省略することができる。
まず、図1ないし図4により、本発明の請求項1に対応する第1実施形態について説明する。図1は本発明に係る液晶表示装置の液晶パネルとバックライトとの組立前の状態を模式的に示す平面図,図2は図1のA−A線拡大断面図,図3は組み立て後の液晶表示装置を模式的に示す背面図,図4は図3のB−B線拡大断面図である。なお、この実施形態の説明において、上記従来例と同一または同一とみなせる構成要素には同じの参照符号を付してある。
本発明の液晶表示装置は透過型もしくは半透過型であって、図1に示すように、この液晶表示装置には、液晶パネル10と、バックライト20とが含まれ、液晶パネル10にはパネル側フレキシブル基板30が接続され、また、バックライト20にはライト側フレキシブル基板40が接続されている。
液晶パネル10は、図示しない液晶層を挟んで対向的に配置された一対の透明電極基板11,12を備え、上記従来例と同様に、その一方の透明電極基板12側にパネル端子部12aが連設されている。
パネル側フレキシブル基板30には、COFやTCPなどのフレキシブル基板が用いられてよい。パネル側フレキシブル基板30は、パネル端子部12aに対する第1接続部31と、図示しない主制御回路基板に対する第2接続部32とを備えている。
このうち第1接続部31は、例えば異方性導電フィルム(ACF)を介してパネル端子部12aに電気的・機械的に接続される。なお、COG機種の場合には、パネル端子部12aに図示しないチップ部品(例えばIC(集積回路)のベアチップ)が実装される。また、第2接続部32は、主制御回路基板側に設けられているソケットに対する差込型のコネクタ端子として形成される。
図示しないが、パネル側フレキシブル基板30には、液晶駆動用の信号ラインのほかに、バックライト点灯用の給電ラインが配線されており、パネル側フレキシブル基板30からバックライト20に対して点灯電源が供給される。
バックライト20は、バックライトケース21内に収納された状態で液晶パネル10の裏面側に配置される。バックライト20はサイドライト型で、バックライトケース21内には、導光板と、その光入射面と対向して配置される光源としての発光ダイオード(LED)とを含むバックライトユニットが収納されている。
バックライトケース21からは、電源ラインを含むフレキシブル基板40が引き出されており、このライト側フレキシブル基板40には、パネル側フレキシブル基板30のバックライト点灯用の給電ラインと接続される。
この接続は、はんだ付けによって行われるが、ライト側フレキシブル基板40をパネル側フレキシブル基板30にはんだ付けするにあたっては、パネル側フレキシブル基板30のチップ部品の実装領域を避ける必要がある。
その理由は、上記従来例でも説明したように、チップ部品は多くの場合、リフローはんだ付けにより実装されるが、その後、その近くでパネル側フレキシブル基板30とライト側フレキシブル基板40とがはんだ付けされると、その熱によってリフローはんだ付け時のはんだ付け箇所が再溶融するおそれがあるからである。
ここで、パネル側フレキシブル基板30の表面30a側から見て、図1に鎖線枠で示すように、裏面30b側の中央部分にチップ部品の実装領域33が広い面積をもって割り当てられているとする。
このような場合、パネル側フレキシブル基板30の片側にバックライト20に対する給電端子部34Aを舌片状に連設して、この給電端子部34Aにライト側フレキシブル基板40の電源入力端子部41Aをはんだ付けすることになるが、液晶パネル10とバックライト20とを重ね合わせて液晶表示装置を組み立てた際に、そのはんだ付け部分が外面に露出しないようにするため、この第1実施形態では、次のような構成としている。
すなわち、図1に示すように、液晶パネル10とバックライト20とを同一平面上に並置した状態で、給電端子部34Aと電源入力端子部41Aとが重なるようする。そのため、この第1実施形態では、給電端子部34A側を枝基板として液晶パネル10のパネル幅H1よりも外側に向けて幅H2だけ突出させて、電源入力端子部41Aと重なるようにしている。なお、これとは異なり、電源入力端子部41A側を枝基板として給電端子部34A側に突出させてもよく、また、その双方を互いに近づく方向に突出させて重なるようにしてもよい。
この第1実施形態では、図2に示すように、パネル側フレキシブル基板30およびライト側フレキシブル基板40ともに片面基板で、給電端子部34Aの裏面側にカバーフィルム330の一部を除去して配線層320の端部を露出させてなる給電端子用の電極パッド321が設けられ、同じく、電源入力端子部41Aの裏面側にカバーフィルム430の一部を除去して配線層420の端部を露出させてなる電源入力端子用の電極パッド421が設けられているとする。
液晶表示装置を組み立てるには、図1に示すように、液晶パネル10とバックライト20とを同一平面上に並置する。このとき、例えば液晶パネル10はその観察面(表示面)10a側を上面とするときには、バックライト20はその裏面(バックライトケース21の裏側)20b側を上面とする。
また、図2に示すように、給電端子部34Aの下側に電源入力端子部41Aを潜り込ませ、給電端子用の電極パッド321と電源入力端子用の電極パッド421とを、その一部分において重なるように相対的にずらして配置し、上記電極パッド321と上記電極パッド421とに跨るようにはんだ付けする。
そして、給電端子部34Aを図1の鎖線で示すパネル幅H1に沿った仮想の折り曲げ線L1の部分で山折状にほぼ180度折り曲げて、液晶パネル10の反観察面側をバックライト20の光出射面側に重ね合わせる。
なお、仮想の折り曲げ線L1は、パネル幅H1より内側に形成することが好ましい。すなわち、仮想の折り曲げ線L1をパネル幅H1より内側に形成することで、フレキシブル基板が液晶パネル10の外形寸法を超えることがなくなり、その分、液晶表示装置を小型化することができる。
図3は、このようにして組み立てた液晶表示装置をバックライト20の裏面20b側から見た背面図で、液晶パネル10はバックライト20と重なっており、パネル側フレキシブル基板30のみが図1と左右反転した状態で示されている。
このようにして液晶表示装置を組み立てると、図4の拡大断面図に示すように、給電端子用の電極パッド321と電源入力端子用の電極パッド421とのはんだ付け部分Sが、給電端子部34Aの内側となり外面に露出しないため、従来のようにはんだ付け部分Sを絶縁テープで覆い隠す必要がなくなる。また、給電端子部34Aをパネル幅H1内に納めることができる。
なお、液晶パネル10とバックライト20とを同一平面上に並置する際、上記とは反対に、液晶パネル10の反観察面側を上面とするときには、バックライト20の光出射面側を上面とする。また、給電端子部34Aの上に電源入力端子部41Aを重ねて、給電端子用の電極パッド321と電源入力端子用の電極パッド421とをはんだ付けする。
そして、そのはんだ付け部分が内側となるように、給電端子部34Aを谷折り状にほぼ180度折り曲げて、液晶パネル10の反観察面側とバックライト20の光出射面側とを重ね合わせればよい。
次に、図5および図6により、本発明の第2実施形態について説明する。この第2実施形態において、上記第1実施形態と対応する構成要素には同じ参照符号を用いている。この第2実施形態では、液晶パネル10とバックライト20とを重ねた状態で、パネル側フレキシブル基板30とライト側フレキシブル基板40とをはんだ付けして、液晶表示装置を組み立てる。
そのため、この第2実施形態では、図5に示すように、パネル側フレキシブル基板30の一方の片側辺に、給電端子部34Aを枝基板としてパネル幅よりも外側に突出するように形成するとともに、ライト側フレキシブル基板40の電源入力端子部41Aを同じく枝基板として上記給電端子部34Aと重なるように、バックライトケース21の側方に突出させる。
図5の例では、液晶パネル10は観察面10a側を上面とし、また、バックライト20も光出射面20a側を上面としているため、給電端子部34Aの給電端子用の電極パッド321はパネル側フレキシブル基板30の表面30a側に形成され、電源入力端子部41Aの電源入力端子用の電極パッド421もライト側フレキシブル基板40の表面40a側に形成される。
この第2実施形態で、液晶表示装置を組み立てるには、バックライト20を液晶パネル10の上に重ねて、図6(a)に示すように、給電端子部34Aの上に電源入力端子部41Aを配置する。この状態で、給電端子用の電極パッド321と電源入力端子用の電極パッド421とをはんだ付けする。
その後、液晶パネル10の側辺に沿った仮想の折り曲げ線L2を目安として、図6(b)に示すように、給電端子部34Aと電源入力端子部41Aをそれぞれ反対方向に向けてほぼ180度折り曲げながら、バックライト20を図5の矢印E方向(反時計方向)に反転させるとともに、液晶パネル10を図5の矢印F方向(時計方向)に反転させて、バックライト20の光出射面20aと液晶パネル10の反観察面側とを重ね合わせる。
このようにして、液晶表示装置が組み立てられるが、上記のように、給電端子部34Aと電源入力端子部41Aをそれぞれ反対方向に向けてほぼ180度折り曲げることにより、図6(c)の断面図(図6(b)のC−C線断面図)に示すように、給電端子用の電極パッド321と電源入力端子用の電極パッド421とのはんだ付け部分Sが給電端子部34Aと電源入力端子部41Aとにより挟まれた状態となる。
このため、そのはんだ付け部分Sを覆い隠す絶縁テープおよびそのテープ貼り作業が不要となるため、絶縁テープの部品コストを含めてより一層のコストダウンを図ることができる。また、給電端子部34Aと電源入力端子部41Aとを液晶パネル10の側辺に沿った仮想の折り曲げ線L2で折り曲げることにより、上記第1実施形態と同じく、給電端子部34Aと電源入力端子部41Aの各枝基板をパネル幅内に納めることができる。
なお、液晶表示装置を組み立てるにあたって、図5の配置を入れ替えて、バックライト20を下側とし、液晶パネル10を上側とする場合には、バックライト20の裏面側を上面とし、液晶パネル10の反観察面側を上面とすればよい。
本発明の第1実施形態に係る液晶表示装置の液晶パネルとバックライトとの組立前の状態を模式的に示す平面図。 図1のA−A線拡大断面図。 上記第1実施形態での組み立て後の液晶表示装置を模式的に示す背面図。 図3のB−B線拡大断面図。 本発明の第2実施形態に係る液晶表示装置の液晶パネルとバックライトとの組立前の状態を模式的に示す平面図。 (a)上記第2実施形態での給電端子部と電源入力端子部とを重ねた状態を示す平面図,(b)給電端子部と電源入力端子部とを折り曲げた状態を示す平面図,(c)(b)のC−C線断面図。 (a)従来例に係る液晶表示装置の観察面側を示す正面図,(b)その背面図。 図7のD−D線拡大断面図。
符号の説明
10 液晶パネル
10a 観察面
11,12 透明電極基板
12a パネル端子部
20 バックライト
20a 光出射面
20b 裏面
21 バックライトケース
30 パネル側フレキシブル基板
30a 表面
30b 裏面
31,32 接続部
321 給電端子用の電極パッド
33 チップ部品の実装領域
34 給電端子部(枝基板)
40 ライト側フレキシブル基板
41 電源入力端子部(枝基板)
421 電源入力端子用の電極パッド
S はんだ付け部分

Claims (5)

  1. 液晶パネルおよび同液晶パネルのパネル端子部に接続された第1フレキシブル基板と、上記液晶パネルの反観察面側に配置されるバックライトおよび同バックライトに接続された第2フレキシブル基板とを含み、上記第1フレキシブル基板に形成されている給電端子部に、上記第2フレキシブル基板に形成されている電源ラインの電源入力端子部をはんだ付けして液晶表示装置を組み立てる液晶表示装置の組み立て方法において、
    上記液晶パネルと上記バックライトとを並置した状態で、上記給電端子部と上記電源入力端子部とが重なるように、上記第1フレキシブル基板と上記第2フレキシブル基板の少なくとも一方のフレキシブル基板に他方のフレキシブル基板側に向けて突出する端子部接続用の枝基板を形成し、
    上記液晶パネルと上記バックライトとを並置した状態で、上記給電端子部と上記電源入力端子部とを重ね合わせてはんだ付けしたのち、そのはんだ付け部分が内側となるように、上記枝基板をほぼ180度折り曲げて上記液晶パネルと上記バックライトとを対向的に重ね合わせることを特徴とする液晶表示装置の組み立て方法。
  2. 上記液晶パネルと上記バックライトとを並置する際、上記液晶パネルの反観察面側を上面に向ける場合には上記バックライトの光出射面側を上面に向けて配置し、上記液晶パネルの観察面側を上面に向ける場合には上記バックライトの裏面側を上面に向けて配置することを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置の組み立て方法。
  3. 液晶パネルおよび同液晶パネルのパネル端子部に接続された第1フレキシブル基板と、上記液晶パネルの反観察面側に配置されるバックライトおよび同バックライトに接続された第2フレキシブル基板とを含み、上記第1フレキシブル基板に形成されている給電端子部に、上記第2フレキシブル基板に形成されている電源ラインの電源入力端子部をはんだ付けして液晶表示装置を組み立てる液晶表示装置の組み立て方法において、
    上記第1フレキシブル基板と上記第2フレキシブル基板の同一辺側に、互いに重なるように側方に突出する端子部接続用の枝基板をそれぞれ形成して、上記各枝基板に上記給電端子部と上記電源入力端子部とを配置し、
    上記液晶パネルと上記バックライトとを重ね合わせるとともに、上記各枝基板を重ね合わせた状態で、上記給電端子部と上記電源入力端子部とをはんだ付けしたのち、そのはんだ付け部分が内側となるように、上記各枝基板をそれぞれ反対方向に向けてほぼ180度折り曲げて上記液晶パネルと上記バックライトとを対向的に重ね合わせることを特徴とする液晶表示装置の組み立て方法。
  4. 上記液晶パネルと上記バックライトとを重ね合わせる際、上記液晶パネルの反観察面側を上面に向ける場合には上記バックライトの裏面側を上面に向けて配置し、上記液晶パネルの観察面側を上面に向ける場合には上記バックライトの光出射面側を上面に向けて配置することを特徴とする請求項3に記載の液晶表示装置の組み立て方法。
  5. 液晶パネルおよび同液晶パネルのパネル端子部に接続された第1フレキシブル基板と、上記液晶パネルの反観察面側に配置されるバックライトおよび同バックライトに接続された第2フレキシブル基板とを含み、上記第1フレキシブル基板に形成されている給電端子部と上記第2フレキシブル基板に形成されている電源ラインの電源入力端子部とが接続されるはんだ付け部を有する液晶表示装置において、
    上記第1フレキシブル基板と上記第2フレキシブル基板の少なくとも一方のフレキシブル基板に、同フレキシブル基板から突出する端子部接続用の枝基板が配設され、上記少なくとも一方のフレキシブル基板の端子部は上記枝基板に配設され、上記枝基板がほぼ180゜に折り曲げられて、上記はんだ付け部が上記枝基板の内側に配置されていることを特徴とする液晶表示装置。
JP2005367455A 2005-12-21 2005-12-21 液晶表示装置の組み立て方法および液晶表示装置 Withdrawn JP2007171433A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005367455A JP2007171433A (ja) 2005-12-21 2005-12-21 液晶表示装置の組み立て方法および液晶表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005367455A JP2007171433A (ja) 2005-12-21 2005-12-21 液晶表示装置の組み立て方法および液晶表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007171433A true JP2007171433A (ja) 2007-07-05

Family

ID=38298102

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005367455A Withdrawn JP2007171433A (ja) 2005-12-21 2005-12-21 液晶表示装置の組み立て方法および液晶表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007171433A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010231145A (ja) * 2009-03-30 2010-10-14 Casio Computer Co Ltd 電子機器及びその製造方法
WO2013038653A1 (ja) * 2011-09-15 2013-03-21 シャープ株式会社 表示装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010231145A (ja) * 2009-03-30 2010-10-14 Casio Computer Co Ltd 電子機器及びその製造方法
WO2013038653A1 (ja) * 2011-09-15 2013-03-21 シャープ株式会社 表示装置
CN103733242A (zh) * 2011-09-15 2014-04-16 夏普株式会社 显示装置
US20140185251A1 (en) * 2011-09-15 2014-07-03 Sharp Kabushiki Kaisha Display device
JPWO2013038653A1 (ja) * 2011-09-15 2015-03-23 シャープ株式会社 表示装置
US9510473B2 (en) 2011-09-15 2016-11-29 Sharp Kabushiki Kaisha Display device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI311032B (ja)
KR100705869B1 (ko) 실장 구조체, 전기 광학 장치 및 전자 기기
CN106814484A (zh) 显示装置
US9510473B2 (en) Display device
US6945789B2 (en) Display module
WO2012141117A1 (ja) 液晶モジュールおよび表示装置
JP2008078520A (ja) 配線基板の半田接合構造
JP4519709B2 (ja) フレキシブル配線基板、電子部品搭載フレキシブル配線基板、および液晶表示装置
JP2007171433A (ja) 液晶表示装置の組み立て方法および液晶表示装置
JP2005234335A (ja) 液晶表示装置
JP2008294114A (ja) フレキシブルプリント基板及び液晶表示装置
CN103188869B (zh) 柔性印刷线路板
KR20140143538A (ko) 표시장치
US20130186678A1 (en) Substrate set, electronic device, and method for manufacturing substrate set
JP2007234830A (ja) フレキシブル配線基板の導通接合構造
JP2008107514A (ja) L形フレキシブルプリント配線体及びこれを用いた液晶表示パネル
JP5226225B2 (ja) 配線基板の半田接合構造
JP2006071814A (ja) 表示装置
JP2005173000A (ja) 電気光学装置および電子機器
JP5205780B2 (ja) 表示モジュール
CN102265213A (zh) 电子封装和显示装置
JP2008010712A (ja) フレキシブル基板
JP5109644B2 (ja) フレキシブル配線基板の実装構造とそれを適用した液晶表示モジュール。
JP2008078341A (ja) 配線基板の半田接合構造
JP3800015B2 (ja) 電気光学装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20090303