JP5740144B2 - 発光モジュールおよび発光装置 - Google Patents

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本発明は、発光モジュールおよび発光装置に関し、特に発光ダイオード(以下、LEDという)を用いた発光モジュールおよび当該発光モジュールを用いた照明装置、表示装置などの発光装置に関する。
近年、省エネルギーの次世代照明として、白熱電球に換えてLEDを用いたLED電球などの照明装置が増えてきている。LED照明装置においては、主にLED光源として複数のLEDチップを用いたものが多く利用されている。複数のLEDチップを用いた照明装置は、1個のLEDチップのみを用いる場合に比べて光源発光部の面積を広げることができ、照度を高くすることもできる。
複数のLEDチップを用いたLED発光モジュールを用いた照明装置として、例えば特許文献1がある。特許文献1は、マトリクス状に配列したLEDチップを設けたLEDモジュールと、ヒートシンクと、LEDモジュールをヒートシンクに装着するための固定具とを備え、端子部を絶縁性樹脂により被覆した発光ユニットおよび当該発光ユニットを用いた照明装置を提案しており、LEDモジュールには金属ベース基板を用いている。
特許文献1によれば、屋外で使用しても接続部分でのショートや腐食を無くすことが可能となる。また、ねじ込み式の口金を備えた照明装置等において複数の発光チップを用いた発光モジュールの熱特性を改善することが可能となる。
特開2006−310138号公報
LEDモジュールを小型化するために、LEDチップの密集度を高めようとすると、特許文献1では、LEDチップが金属ベース基板表面の絶縁層を介して金属ベースに熱的に接続しているため、放熱性が悪く、密集度を高めるのが難しい。そこで、本発明者等の検討によれば、金属ベース基板の代わりに金属ベース基板表面の絶縁層よりも熱伝導性の高い材料からなるセラミック基板を用いることで、LEDチップの密集度を高められることを見出した。
しかしながら、セラミック基板を用いたLEDモジュールを光源として用いた照明装置の場合、複数のLEDチップからの発熱も集中し、セラミック基板、固定具、セラミック基板上に形成した構造物等が熱膨張する。その場合において、セラミック基板と他の部材との熱膨張度合いが異なるため、反りが生じる問題点がある。
また、反りが生じた場合にはLEDチップを搭載したLEDモジュールの受電部と、接続部の接続端子との接続が不十分になり信頼性が低下するという問題点がある。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、複数のLEDチップの密集度を高めることが可能な熱伝導性セラミック基板を用いたLED発光モジュールを提供すると共に、その発光モジュールの信頼性を高めることにある。また、当該発光モジュールを用いた発光装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1に記載の発光モジュール(1,100)は、
金属基台(10)と、樹脂基板(20)と、セラミック基板(31)と、セラミック基板(31)に搭載された複数の発光ダイオード(33)を有する発光モジュール(1,100)であって、
前記金属基台(10)は、発光ダイオード(33)の照射方向の表面(10a)が平坦面とされ、
前記樹脂基板(20)の発光ダイオード(33)の照射方向と反対側に位置する裏面(20b)は、平坦面とされ、前記金属基台(10)の表面(10a)と対向するように配設され、
前記樹脂基板(20)の発光ダイオード(33)の照射方向側に位置する表面(20a)には、前記発光ダイオード(33)に給電するための配線パターン(25)が形成されており、
前記樹脂基板(20)には、前記セラミック基板(31)を内部に設置可能な矩形開口部(23)が設けられ、
前記矩形開口部(23)の長手方向の両側端部(26)には、当該開口部(23)内に配設した前記セラミック基板端部を発光ダイオード照射方向側から押圧するセラミック基板固定部材(40)が配設され、
前記セラミック基板固定部材(40)は、金属により形成され、
前記矩形開口部(23)の対向する長辺(27)の各々に固定した第1の橋脚(41)と、第1の橋脚(41)よりも幅の広い第2の橋脚(42)と、第1および第2の橋脚部上に位置する平面橋部(43)と、平面橋部(43)から前記樹脂基板(20)側に垂下った懸垂部(44)と、平面橋部(43)に設けた板バネ部(45)および第1の橋脚間を連結する架設部(46)を有し、さらに、前記配線パターン(25)と前記橋脚(41,42)が接続および固定され、
前記セラミック基板(31)の前記金属基台(10)と反対側の表面には、前記発光ダイオード(33)および発光ダイオード(33)と電気的に接続した受電用の端子パッド(38)が設けられており、
前記板バネ部(45)は、前記端子パッド(38)を押圧し、前記セラミック基板(31)を前記セラミック基板固定部材(40)と金属基台(10)との間に挟持し、
前記第2の橋脚(42)および懸垂部(44)は、前記矩形開口部(23)の長手方向の両端よりも外側に位置し、前記懸垂部(44)と前記樹脂基板(20)との間に空隙部を有し、
前記セラミック基板は、前記発光ダイオード素子を搭載する側の表面に形成され、前記発光ダイオード素子を囲むガラス材からなるリフレクタを備え、
前記樹脂基板は、前記矩形開口部の長手方向に沿って、前記セラミック基板固定部材の近傍に固定孔を備え、
前記固定孔は、長手方向が前記矩形開口部の長手方向と平行に配置され、
前記固定孔に挿入した締結部材により前記樹脂基板と前記金属基台とが固定されているすることを特徴とする。
本発明によれば、信頼性を高めたセラミック基板を用いたLED発光モジュールおよび発光装置を提供することができる。
本発明に係る第1の実施の形態である発光モジュールの概略斜視図である。 図2は、図1の発光モジュールの概略正面図である。 図3は、図2の発光モジュールの断面図で、(a)がA−A線断面図、(b)がB−B線断面図である。 図4は、図1の発光モジュールにおける樹脂基板の裏面を示す平面図である。 図1の発光モジュールの組立状態を説明する概略斜視図である。 図6は、図3(a)のC部を拡大して示す模式的断面図である。 図7は、本発明に係る第2の実施の形態である発光装置の一部を示す概略斜視図である。 図8は、本発明に係る第3の実施の形態である発光モジュールの発光モジュールの組立状態を説明する概略斜視図である。
以下、本発明の一実施形態である発光モジュールおよび発光装置について図1〜図8を参照しながら説明する。
<第1の実施の形態>
図1は本発明の第1の実施態様に係るLED発光モジュール1の構成の一例を示す斜視図、図2は図1の発光モジュール1の正面図である。図3は図2の発光モジュール1の断面を示すもので、(a)がA−A線断面図、(b)がB−B線断面図である。図4は図1の発光モジュールにおける樹脂基板の裏面を示す概略斜視図である。図5は図1の発光モジュールの組立状態を示す分解斜視図である。図6は図3(a)のC部を拡大して示す模式的断面図である。本実施形態の発光モジュール1は、LEDを光源とした発光モジュールであり、室内灯、室外灯などの照明装置などに内蔵される光源である。
本発明に係る発光モジュール1は、金属基台10と、金属基台10と重ね合わせネジ50にて固定する矩形開口部23を有する樹脂基板20と、矩形開口部23内に嵌め合わされ、上方から樹脂基板20に固定されたセラミック基板固定部材40により押圧固定されたセラミック基板光源30からなり、セラミック基板光源30に複数のLEDチップが搭載されている。発光モジュールの照射方向は、正面方向、すなわち図3の紙面上方側となる。
金属基台10は、アルミニウム、銅などの熱伝導性に優れた材料により形成されている。樹脂基板20およびセラミック基板光源30を搭載する側の表面10aは、平坦面とされ熱抵抗が大きくならないようにされている。本実施の形態において金属基台10は矩形形状とされ、長手方向両端には、後述する発光装置本体に取付固定するためのモジュール取付部13,14が形成されている。モジュール取付部13はネジ孔で、モジュール取付部14は位置決めピンと嵌合する切り欠き孔である。また、樹脂基板20を取付固定するためのネジ孔11,12が設けてある。尚、符号15は位置決めピン孔である。
樹脂基板20は、プリント基板であって、ガラスエポキシ樹脂などの公知の樹脂系材料よりなる。樹脂基板20には矩形開口部23が形成されており、矩形開口部23内にセラミック基板光源30を勘合する。矩形開口部23はセラミック基板光源30の外形よりも僅かに大きな大きさとし、熱の影響で膨張もしくは収縮したときに樹脂基板20とセラミック基板30がぶつかって、干渉しないようにしている。
矩形開口部30の長手方向端部26には、セラミック基板固定部材40、40が対向するように配設されている。また、樹脂基板20には、矩形開口部30の長手方向に沿って、セラミック基板固定部材40の近傍の位置にネジ孔21,22が設けてある。ネジ孔22はネジ50の大きさに合わせた大きさとされる。ネジ孔21は長孔とされ、その長手方向は、矩形開口部30の長手方向と平行としている。また、ネジ孔21とネジ孔22はセラミック基板光源30を搭載した状態において、セラミック基板光源30の中心点を中心とした点対称の位置に設定している。点対照の位置とすることで、熱膨張により光源位置のズレ量を制御し、照明装置に用いた場合における配光パターンが大きく変化しないようにすることができる。
樹脂基板20の裏面20bには、金属層24が形成されている。金属層24は樹脂基板20の熱伝導を改善する。また、金属基台表面10aおよび金属層24を平坦面とし、互いの密着度を向上させることで、金属基台10と樹脂基板20の間の熱抵抗を下げることができ得る。反対側の表面20aには、所定の配線パターン25が形成されている。図1において、配線パターン25の一部を図示し、他の図面においては図示を省略する。配線パターン25は、例えば、樹脂基板表面20aに設けたコネクタ52とセラミック基板固定部材40を電気的に接続している。コネクタ52はネジ孔21および/またはネジ孔22の長手方向近傍に設け、発光モジュール1全体の短手方向の幅が広くならないようにしている。
セラミック基板光源30は、酸化アルミニウム(Al)などの熱伝導度の高い板状の材料からなる絶縁性のセラミック基板31上に、基板表面に形成した配線パターン36と、基板表面に接着固定した複数のLEDチップ33と、側部リフレクタ34と、側部リフレクタ34にて周囲を囲われた凹部32と、凹部32内に充填されLEDチップ33と配線パターン36および側部リフレクタ34を覆うモールド樹脂37が配設されている。本実施の形態においてLEDチップ33は、各々の凹部32内に1個を設けている。凹部32は、図1に示すように3列としたマトリクス状に配列され、各列に16個の凹部が形成されている。したがって、この発光モジュール1は、48個のLEDチップが密集して設けられており、このセラミック基板光源は30は、細長の矩形形状である。また、配線パターン36は、その一部が矩形のセラミック基板31の長手方向端部側に引き出され、セラミック基板表面31の長手方向端部側に受電用の端子パッド38が形成されている。なお、本実施の形態では、LEDチップとして絶縁性の基板上に発光層を形成した、窒化ガリウム系のLEDチップを用い、各列のLEDチップ33を直列に接続している。
受電用の端子パッド38を通して給電してLEDチップ33を点灯すると、点灯に伴ってLEDからの発熱が生じる。凹部32間の距離を小さくしてLEDチップ33の密集度を高めると、隣接する他のLEDチップからの発熱を受けLEDチップの発光効率が低下する。よって、放熱性を高めるためには凹部32間の距離を開けるのが好ましい。しかしながら、隣接する凹部32間の距離を長く保ったままセラミック基板光源30自体の大きさを小型化しようとすると、凹部32の数量を減らさなければならない。凹部32の数量を減少することは、発光照度の低下に直結する。そこで、本実施の形態においては、放熱性の高いセラミック基板31を用いて凹部32の密集度を高めることができるようにしている。
側部リフレクタ34は、セラミック材料にて形成することができる。本実施の形態においては、ホウケイ酸ガラス等のガラス材に、光散乱粒子として酸化チタン(TiO)または硫酸バリウム(BaSO)等を含有させた物から構成している。SiO、B、Al等を主成分とするガラス粉末と、光散乱粒子とを有機媒質(ビヒクル)に分散させることにより調製したガラスペーストを所定の位置に印刷・塗布して形成することができる。
側部リフレクタ34に用いるセラミック材料は、窒化アルミニウム(AlN)、酸化チタン、ガラスセラミック、ガラス等が適当であり、透明なガラスを用いると、密集度を高めることができ、且つ、側部リフレクタ34表面による反射光と同時に透過光も生じるので、セラミック基板光源30全体の均一性および側方拡散性が向上し好適である。
モールド樹脂37はエポキシ樹脂、シリコーン樹脂などからなりLEDチップ33を保護する。モールド樹脂37内には、YAG等の図示しない蛍光体粒子が混合されている。蛍光体粒子は、青色発光のLEDチップ33からの光により励起されLEDチップ33の補色である黄色の光を発する。側部リフレクタ34を光散乱粒子を含有したガラスで構成し、1個のLEDチップ33に対し1つの凹部とする。凹部ができる限り小さくなるように側面部リフレクタ34を配設することで、蛍光体粒子を含有したモールド樹脂37を通過する光の光路長の差をできる限り小さくできる。よって、色むらの少ないセラミック基板光源を提供することができる。
また、側部リフレクタ34を透明なガラスリフレクタまたは一部の光を透過するセラミックスリフレクタとしたときには、隣接する凹部32の青色LEDチップ33からの照射光をガラスリフレクタ34を透過して受光することができる。この場合、いずれかのLEDチップが故障した場合でも、隣接するLEDチップからの照射光がガラスリフレクタ34を透過して届くので、故障したLEDチップが配設してある凹部32も、非点灯ではなく、隣接する凹部32よりも低い照度で光ることが可能となる。それゆえ、部分的に故障したLEDチップが生じた場合でも、セラミック基板光源30全体の照度均一性の低下を抑制することができる。
セラミック基板光源30は、本実施の形態において、セラミック基板31の裏面(LEDチップの搭載された面と反対の面)に、任意に設けられるガラス層(図示しない)が形成されている。ガラス層は、リフレクタ34を構成するガラスと同一組成のものが好適に用いられ、セラミック基板31の反り(主に、セラミクス基板31とリフレクタ34やモールド樹脂37との熱膨張率差に起因する)を抑制する効果を有する。
また、セラミック基板光源30は、矩形開口部23内においてセラミック基板固定部材40と金属基台10により押圧力により固定される。セラミック基板31の厚さは樹脂基板20の厚さよりも薄く形成されている。図6に拡大して示したように、受電用の端子パッド38が、後述する板バネ部45により押圧される。また、本実施の形態においては、受電用の端子パッド38は、3列の凹部32毎に設けられた配線パターン36が受電用の端子パッド38を設けたセラミック基板端部にて結合する大面積とされ、当該パッド38に板バネ部45を通して3列の全てに同時に給電が行なわれる。板バネ部45および受電用の端子パッド38の各々を、対応する一対の関係になるようにして複数、例えば各々3個づつ設けても良い。これにより、容易に凹部32毎にLEDの点灯を制御することが可能になる。なお、図6における符号53は、弾性熱伝導シートで、任意に設けられる。シート53は、セラミック基板光源30と金属基台10との接触を確実にするために、高熱伝導率で、且つ、弾性を有する材料よりなり、両社の間に設けられる。
セラミック基板固定部材40は、金属材料により形成され、プレス加工および折り曲げ加工により形成する。具体的には、電気導電性、耐久性に優れるリン青銅や、さらに放熱特性およびバネ性に優れるステンレス鋼が好適である。橋脚41,42と、橋脚上の矩形の平面橋部43からなる。橋脚41は、矩形開口部23の長辺27と平行する近傍位置、即ち長辺27の側方に設置する。第2の橋脚42は、第1の橋脚41を通る長辺27と平行な直線上であって、矩形開口部23長手方向端部26とネジ孔21の間に設置する。橋脚41,42の長辺27と平行な方向の幅は、第2の橋脚42の幅が第1の橋脚41の幅より広く形成されている。第2の橋脚42の幅を広くすることで、板バネ部45の根元45aを強固に支えることができ、板バネ部45の押圧力を高めることができる。なお、橋脚41,42は、樹脂基板20に設けた配線パターン25上に搭載され半田付けにより機械的および電気的に接続固定される。
平面橋部43は、矩形形状とされ、図2に示すように正面視において矩形開口部23の長手方向端部26を覆うように設けられている。平面橋部43の長辺27に対応する側面の各々には、橋脚41,42が夫々が対向するように一体に設けられている。第1の橋脚41と第2の橋脚42との間の側面には、側面折り曲げ部48が第1の橋脚41および第2の橋脚42の一部と一体となって形成されている。また、平面橋部43の第2の橋脚42,42を結ぶ直線側の辺、換言すればネジ孔側の辺には、懸垂部44が一体に形成されている。懸垂部44は、平面橋部43にのみ連結し、その下側には、樹脂基板表面20aとの間に空隙部47を有するようにされている。空隙部47は、平面橋部43と、樹脂基板20およびセラミック光源基板30との間の空間内において加熱され温まった空気の流れを形成できるように空気の入出口となる。なお、側面折り曲げ部48と樹脂基板表面20aとの間の隙間も同様に空気の入出口として作用する。
また、平面橋部43には、板バネ部45が形成されている。板バネ部45は、一方の端部が平面橋部43と一体に連結している片持ち梁形状の舌片とされる。板バネ部45の先端(舌端)は、屈曲され、屈曲部が受電用端子パッド38に接触して電気的な接続および機械的な接続を行なう。根元45aは対向する第2の橋脚42、第2の橋脚42間を結ぶ直線上もしくはその近傍に位置するように形成する。根元45aには、板バネ部45が受電用端子パッド38を押圧した際の変位により力がかかる。根元45aが第2の橋脚42、第2の橋脚42間を結ぶ直線上もしくはその近傍に設けてあり、且つ、第2の橋脚42の幅を太くしているので、押圧力を高く保ったままセラミック基板30を保持することができる。なお、第1の実施の形態では、板バネ部45は、各々セラミック基板固定部材40に2箇所を、平行に設けている。また、その形状はプレス成形および折り曲げ加工により形成されるようにされている。
コネクタ52は、3ピン端子のコネクタを利用し両端の第1ピンおよび第3ピンに図示しない電極の正極および負極を接続する。また、中央の第2ピンにはLEDチップ33に給電するための給電線を接続していない。第2ピンを接続しないことで、ピン間の距離が狭い場合においても耐電圧を高くすることができるからである。なお、4ピン以上の端子を有するものを用いる場合においても、同様の考えからから、中央のピンにはLEDチップ33に給電するための給電線を接続しないようにするのが好ましい。
次に発光モジュール1の製造方法について、図5を参照しながら説明する。最初に、金属基台10、セラミック基板光源30および樹脂基板20を用意する。次に図示しない治具に金属基台10をセットする。このとき、治具には位置決め用のピンが2本形成されており、ピンが金属基台10の位置決めピン孔15に挿入されるようにしてセットする。次いで、セラミック基板光源30をセットする。このとき治具のピンに、セラミック基板10の両端の孔および凹部を合わせて位置決めを行なう。続いて、ネジ孔11とネジ孔21が、ネジ孔12とネジ孔22とが一致するようにして樹脂基板20を上側から重ね合わせる。重ね合わせた状態でネジ50およびナット51を螺合して取付固定する。この際、板バネ部45が受電用の端子パッド38を押圧して、セラミック基板光源30を所定位置に固定することができる。最後に、一体化した発光モジュール1を治具から取り外す。
本実施の形態の発光装置1によれば、金属基台10に対し、同一方向からセラミック基板光源30および樹脂基板20を取り付けるものとされている。また、セラミック基板光源30は樹脂基板20に設けたセラミック基板固定部材40の板バネ部45にて金属基台10に押圧するのみで電気的な接続と機械的固定を同時に行なうことができる。それゆえ、組み付け作業を同一方向から組立可能にするとともに工程を簡略化し、組立時間の短縮と歩留まり改善によるコスト低減を図ることができる。
また、セラミック基板光源30の裏面にガラス層を設けてセラミック基板光源30自体の反りを誘発する応力がセラミック基板31の両面で生じるようにしている。本実施の形態においては、セラミック基板光源30の裏面のガラス層は一方でセラミック基板31と密着し、他方で金属基台10に接触する。そのため、金属基台10に接触しない場合と異なり金属基台10の熱による影響を受けるため、セラミック基板光源30の反りが生じる場合もある。セラミック基板光源30に反りが生じた場合であっても、板バネ部45により押圧するものとしているので、半田接合の場合に想定される半田クラックのように応力が集中して生じる断線を防ぐことができる。したがって、信頼性の高い発光装置1を提供することができる。
<第2の実施の形態>
図7は、本発明に係る第2の実施の形態である発光装置60の一部を示す概略斜視図である。発光装置60は、複数の発光モジュール1と発光装置本体61とからなる。図面において発光モジュール1の4個の搭載状態を示している。発光装置本体61は、室内照明灯具の照明装置のハウジングであり、白色樹脂により発光装置凹部62が形成されている。発光装置凹部62の底面の夫々に発光モジュール1が取付られている。発光装置凹部62の側面は傾斜壁63とされ、反射壁として所定の配光パターンを形成可能されている。なお、発光モジュール1については、第1の実施の形態にて説明したので、ここでの説明は省略し、同一の符号を付す。
発光装置60は、複数の発光モジュール1を備えているので、発光モジュール1を多く用いるほど明るい照明装置することができる。発光モジュール1が点灯したときには、マトリクス状に配列したLEDチップが光ることになり、面状の発光部が発光装置凹部62の底面に存在する。また、LEDチップの密集度は、上述したようにセラミック基板31を用いて高めている。したがって、発光装置60全体の小型化を図ることができる。
<第3の実施の形態>
図8は、本発明に係る第3の実施の形態である発光モジュール100の組立状態を説明する概略斜視図である。第3の実施の形態の発光モジュール100では、金属基台10に、放熱穴101が設けてある点が第1の実施の形態と相違し、他の点は第1の実施の形態と同一である。したがって、第1の実施の形態と同一の構成については同一の符号を付し、ここでの詳細な説明は省略する。
この種の発光モジュール100は小型化とともに軽量化することが望ましい。そこで、複数の放熱穴101を設けることで軽量化を図っている。また、放熱穴101は、セラミック基板光源30の複数の凹部32を設けている領域に対応する位置に、適宜の数量を形成している。放熱穴101を設けることで放熱穴101を設けない場合に比べて表面積を増やすことができ。金属基台10からの放熱性を向上させると共に、軽量化を図ることができる。
このように本発明に係る発光モジュール1,100においては、複数のLEDチップ33の密集度を高めることができる。また、LEDチップ33の密集度を高めた場合であっても、LEDチップが発光した際に生じる発熱が集中する。発熱が集中することで熱膨張が大きくなる。本発明に係る発光モジュール1,100においては、上述した構成とすることで、セラミック基板31と他の部材との熱膨張が異なっても反りが生じにくくなる。
また、樹脂基板とセラミック基板との熱膨張率の装置により、伸縮度が異なっても、その伸縮差を吸収することができる。具体的には、本発明の実施の形態にて示した線膨張係数αは、アルミニウム金属基台10が23.6×10−6、セラミック基板31が7.2×10−6、樹脂基板20が0.17×10−6である。したがって、伸び量は、 ΔL=α・L・ΔT(ΔL:伸び、L:長さ、ΔT:温度上昇)式にて求めることができる。この式からわかるように、発光モジュールにおける各々の材料の伸び量が異なる。本発明においては、上記した説明により、伸び量の相違に基づく反りが生じにくい構成とし、発光モジュールの信頼性を高めることができる。
上記実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎない。これらの記載によって本発明は限定的に解釈されるものではない。例えば、ネジによる固定の替わりに、リベットを用いて固定するもの等も本発明に含まれ、また、LEDチップの照射方向前面にレンズを設けたものも本発明に包含される。
本発明に係る発光モジュールおよび発光装置は、屋内用のLED照明装置、例えば室内灯や検査装置の光源、液晶表示パネルの背面光源などの発光装置等の用途にも適用できる。
1,100 発光モジュール
10 金属基台
20 樹脂基板
23 矩形開口部
26 長手方向端部
30 セラミック基板光源
31 セラミック基板
32 凹部
33 LEDチップ
40 セラミック基板固定部材
41 第1の橋脚
42 第2の橋脚
43 平面橋部
44 懸垂部
45 板バネ部
46 架設部
47 空隙部
48 側面折り曲げ部
52 コネクタ
53 弾性熱伝導シート
60 発光装置
61 発光装置本体
62 発光装置凹部
63 傾斜壁
101 放熱穴

Claims (3)

  1. 金属基台と、樹脂基板と、細長の矩形形状のセラミック基板と、セラミック基板に搭載された複数の発光ダイオード素子を有する発光モジュールであって、
    前記金属基台は、発光ダイオードの照射方向の表面が平坦面とされ、
    前記樹脂基板の発光ダイオードの照射方向と反対側に位置する裏面は、平坦面とされ、前記金属基台の表面と対向するように配設され、
    前記樹脂基板の発光ダイオードの照射方向側に位置する表面には、前記発光ダイオードに給電するための配線パターンが形成されており、
    前記樹脂基板には、前記セラミック基板を内部に設置可能な矩形開口部が設けられ、
    前記矩形開口部の長手方向の両側端部には、当該開口部内に配設した前記セラミック基板端部を発光ダイオード照射方向側から押圧するセラミック基板固定部材が配設され、
    前記セラミック基板固定部材は、金属により形成され、
    前記矩形開口部の対向する長辺の各々に固定した第1の橋脚と、第1の橋脚よりも幅の広い第2の橋脚と、第1および第2の橋脚部上に位置する平面橋部と、平面橋部から前記樹脂基板側に垂下った懸垂部と、平面橋部に設けた板バネ部および第1の橋脚間を連結する架設部を有し、さらに、前記配線パターンと前記橋脚が接続および固定され、
    前記セラミック基板の前記金属基台と反対側の表面には、前記発光ダイオードおよび発光ダイオードと電気的に接続した受電用の端子パッドが設けられており、
    前記板バネ部は、前記端子パッドを押圧し、前記セラミック基板を前記セラミック基板固定部材と前記金属基台との間に挟持し、
    前記第2の橋脚および懸垂部は、前記矩形開口部の長手方向の両端よりも外側に位置し、前記懸垂部と前記樹脂基板との間に空隙部を有し、
    前記セラミック基板は、前記発光ダイオード素子を搭載する側の表面に形成され、前記発光ダイオード素子を囲むガラス材からなるリフレクタを備え、
    前記樹脂基板は、前記矩形開口部の長手方向に沿って、前記セラミック基板固定部材の近傍に固定孔を備え、
    前記固定孔は、長手方向が前記矩形開口部の長手方向と平行に配置され、
    前記固定孔に挿入した締結部材により前記樹脂基板と前記金属基台とが固定されていることを特徴とする発光モジュール。
  2. 前記セラミック基板は、酸化アルミニウムからなり、
    前記リフレクタは、光散乱性粒子を含有したホウケイ酸ガラスからなることを特徴とする請求項1に記載の発光モジュール。
  3. 前記セラミック基板の裏面には、リフレクタを構成するガラス材と同一組成の材料から構成されるガラス層が形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の発光モジュール。
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