JP5738268B2 - 殺真菌薬として有用な置換1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4,5]デカン類およびその調製方法 - Google Patents

殺真菌薬として有用な置換1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4,5]デカン類およびその調製方法 Download PDF

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Description

本発明は、一般式(1)
Figure 0005738268
[式中、R1は、アルキル(C1−C6)、置換されたアルキル(C1−C6)または置換されたアリール(不飽和(un))および置換されたヘテロアリールからなる群から選択され、R2は、ハロ基、ヒドロキシル基、チオ基、アミノ基、アルキル(C1−C6)、置換されたアルキル(C1−C6)、置換されたアリール(不飽和(un))および置換されたヘテロアリールからなる群から選択される。]
の置換1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4,5]デカンに関する。
本発明はまた、一般式(1)の置換1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4,5]デカンを調製する方法にも関する。
本発明はさらに、一般式(1)の置換1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4,5]デカンの抗真菌活性、およびそれを含む組成物に関する。
発明の背景および先行技術
この10年の間、真菌感染の頻度は驚異的に増加している。現在広く用いられている殺真菌性化合物としては、トリアゾールおよびストロビルリン系殺真菌薬が挙げられる。しかし一般に、真菌は抗真菌薬に対して容易に耐性を獲得し、それはトリアゾール類およびストロビルリン類でも同様である。そのため、真菌類が耐性でない化合物を要するという切迫した必要性が当技術分野において存在する。さらに、該新規に合成された化合物は、高効率かつ低毒性の殺真菌作用を示すべきである。
特許出願EP0833561号を参照すると、A)式(I)の8−t−ブチル−2−(N−エチル−N−n−プロピルアミノ)−メチル−1,4−ジオキサスピロ[4,5]デカン、B)式(II)の1−(4−クロロフェニル)−4,4−ジメチル−3−(1,2,4,−トリアゾール−1−イル−メチル)ペンタン−3−オール、およびC)殺真菌性を有する式(III)X=CH(OH)(トリアジメノール)(IIIa)またはX=CH(トリアジメホン)(IIIb)のトリアゾール誘導体を組み合わせた殺真菌剤が開示されている。
特許出願JP3158631号を参照すると、スピロデカンを含む非線形光学材料として式(I)のジオキサ−アザ−(アセチルフェニル)スピロデカン.1,4−ジオキサ−8−アザ−8−(4−アセチルフェニル)スピロ(4,5)デカンおよび該スピロデカンを含有する組成物が開示されている。
特許出願US4900833号を参照すると、R1がC1−C4アルキル基を表し、R2が、所望により1以上のC1−C4アルコキシ、C1−C4アルキル、シアノ、ニトロ、ヒドロキシルまたはトリフルオロメチル基で、あるいは1以上のハロゲン原子で置換されている、C1−C4アルキル基、ベンジル基、ベンゾイル基またはフェニル基を表し、同一であるかまたは異なっているR3およびR4が、各々水素原子、ニトロ基または塩素原子を表す、式Iの1,4−ジヒドロピリジン−3,5−ジカルボン酸に由来する新規な非対称エステル、それらの光学異性体およびジアステレオ異性体および対応する付加塩に関する、標題「Asymmetrical ester derivatives of 1,4−dihydropyridine−3,5−dicarboxylic acid」が開示されている。それらは抗高血圧薬として使用される。
抗真菌活性を有する化合物に対する当技術分野における必要性に応えるために、さらに、真菌がまだ耐性を獲得していない殺真菌性化合物を得るために、本発明は、殺真菌剤として置換1,4−ジオキサ−8−アザ−スピロ[4,5]デカンである化合物を開示する。
発明の目的
本発明の主目的は、一般式(1)の置換1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4,5]デカンを提供することである。
本発明のもう一つの目的は、一般式(1)の置換1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4,5]デカンを調製する方法を提供することである。
本発明のなおもう一つの目的は、抗真菌活性を有する一般式(1)の置換1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4,5]デカンを提供することである。
本発明のさらにもう一つの目的は、殺真菌薬として使用される前記化合物の製剤を提供することである。
したがって、本発明は、一般式1
Figure 0005738268
[式中、R1は、アルキル(C1−C6)、置換されたアルキル(C1−C6)、または置換されたアリール(不飽和)および置換されたヘテロアリールからなる群から選択され、R2は、は、ハロ基、ヒドロキシル基、チオ基、アミノ基、アルキル(C1−C6)、置換されたアルキル(C1−C6)、置換されたアリール(不飽和)および置換されたヘテロアリールからなる群から選択される。]
の置換1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4,5]デカン化合物を提供する。
一実施形態では、本発明は、R1が、2−フェネチル、4,6−ジメトキシピリミジン−2−イルメチル、(2−クロロチアゾール−5−イル)メチルからなる群から選択され、R2が、ヒドロキシ、4−ブロモ−2−クロロフェノキシ、モルホリン−4−イル(2−クロロ−5−チアゾリル)メチルオキシ、ベンジルオキシ;フェニルスルファニル、ベンゾトリアゾール−1−イルおよび5−クロロ−2−フルオロアニリノからなる群から選択される、請求項1に記載の置換1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4,5]デカン化合物を提供する。
本発明のさらに別の実施形態では、置換1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4,5]デカン化合物は、
2−(4−ブロモ−2−クロロフェノキシ)メチル−8−フェネチル−1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4,5]デカン(2);
Figure 0005738268
2−(モルホリン−4−イル)メチル−8−フェネチル−1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4,5]デカン(3);
Figure 0005738268
2−(2−クロロ−5−チアゾリル)メトキシメチル−8−フェネチル−1,4−ジオキサ−8アザスピロ[4,5]デカン(4);
Figure 0005738268
2−ベンジルオキシメチル−8−フェネチル−1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4,5]デカン(5);
Figure 0005738268
8−フェネチル−2−フェニルスルファニルメチル−1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4,5]デカン(6);
Figure 0005738268
2−(ベンゾトリアゾール−1−イル)メチル−8−(4,6−ジメトキシ−ピリミジン−2−イル)−1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4,5]デカン(7)および
Figure 0005738268
N−(5−クロロ−2−フルオロフェニル)−N−[8−[(2−クロロ−5−チアゾリル)メチル]−1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4,5]デカ−2−イル]メタンアミン(8)
Figure 0005738268
により表される。
本発明のさらに別の実施形態では、一般式1の化合物(2)〜(6)を調製する方法が提供され、前記方法は、
i.化合物2−ヒドロキシメチル−8−フェネチル−1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4,5]デカン(1)
Figure 0005738268
を準備するステップと;
ii.反応混合物を得るために、ステップ(i)で準備した化合物2−ヒドロキシメチル−8−フェネチル−1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4,5]デカン(1)を、2−クロロ−4−ブロモフェノール、モルホリン、2−クロロ−5−クロロメチル−チアゾール、塩化ベンジル、およびチオフェノールからなる群から選択される試薬と、有機溶媒中、触媒の存在下で反応させるステップと;
iii.ステップ(ii)で得た反応混合物を25〜120℃の範囲内の温度で10〜20時間攪拌するステップと;
iv.ステップ(iii)で得た溶液を25〜30℃の温度まで冷却するステップと;
v.式(2)〜(6)の該所望の化合物を得るために、ステップ(iv)で得た該冷却溶液を公知の方法によって濾過し、精製するステップと
を含む。
本発明のさらに別の実施形態では、化合物2は、試薬2−クロロ−4−ブロモフェノールを用いて得られる。
本発明のさらに別の実施形態では、化合物3は、試薬モルホリンを用いて得られる。
本発明のさらに別の実施形態では、化合物4は、試薬2−クロロ−5−クロロメチル−チアゾールを用いて得られる。
本発明のさらに別の実施形態では、化合物5は、試薬塩化ベンジルを用いて得られる。
本発明のさらに別の実施形態では、化合物6は、試薬チオフェノールを用いて得られる。
本発明のさらに別の実施形態では、ステップ(ii)において化合物4および5の調製のために用いられる触媒は、テトラブチルアンモニウム臭化物(TBAB)である。
本発明のさらに別の実施形態では、ステップ(ii)において化合物2、3および6の調製のために用いられる触媒は、パラトルエンスルホン酸(PTSA)である。
本発明のさらに別の実施形態では、ステップ(ii)における化合物4および5の調製のための反応は、水素化ナトリウムの存在下で実施される。
本発明のさらに別の実施形態では、一般式(1)の化合物(7)を調製する方法が開示され、前記方法は、
I.化合物2−クロロメチル−8−(4,6−ジメトキシ−ピリミジン−2−イル)−1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4,5]デカンを得るために、無水HClガスをN−(4,6 ジメトキシピリミジン−2−イル)−4−ピペリドンおよびグリセロールのDMF溶液に通すステップと;
II.ステップ(I)で得た2−クロロメチル−8−(4,6−ジメトキシ−ピリミジン−2−イル)−1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4,5]デカンをベンゾトリアゾールと、炭酸カリウムの存在下で攪拌下、100〜150℃の温度で20〜30時間反応させるステップと;
III.化合物2−(ベンゾトリアゾール−1−イル)メチル−8−(4,6−ジメトキシ−ピリミジン−2−イル)−1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4,5]デカン(7)を得るために、ステップ(II)で得た攪拌溶液を25〜30℃の温度まで冷却し、溶媒を蒸留するステップと
を含む。
本発明のさらに別の実施形態では、一般式(1)の化合物(8)を調製する方法が開示され、前記方法は、
(a)2−クロロメチル−8−(2−クロロ−5−チアゾリル)メチル−1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4,5]デカンを得るために、無水HClガスを、2−ヒドロキシメチル(hydroxymetnyl)−8−(2−クロロ−5−チアゾリル)メチル−1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4,5]デカンのDMF溶液に通すステップと;
(b)上述の結果として生じる化合物を、炭酸カリウムおよびヨウ化カリウムの存在下、5−クロロ(cholro)−2−フルオロアニリンと、攪拌下、100〜150℃の温度で20〜30時間反応させるステップと、
(c)化合物N−(5−クロロ−2−フルオロフェニル)−N−{8−(2−クロロ−5−チアゾリル)メチル−1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4,5]デカ−2−イル}メタンアミン(8)を得るために、ステップ(ii)で得た攪拌溶液を25〜30℃の温度まで冷却し、溶媒を蒸留するステップと
を含む。
本発明のさらに別の実施形態では、置換1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4,5]デカン化合物は、殺真菌性である。
本発明のさらに別の実施形態では、置換1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4,5]デカン化合物は、限定されるものではないが、ピリクラリア・オリゼー(Pyricularia oryazae)、リゾクトニア・ソラニ(Rhizoctonia solani)、ピシウム・アファニデルマタム(Pythium aphanidematum)、ドレッシラ・オリゼー(Dreshlera oryazae)、コラトロトリカム・カプシカム(Collatrotricum capsicum)、フザリウム・オキシスポラム(Fusarium oxysporum)およびマグナポルサ・グリセア(Magnaportha grisea)からなる群から選択される、広範囲の真菌に対する抗真菌活性を示している。
本発明のさらに別の実施形態では、置換1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4,5]デカン化合物は、全ての試験病原体に対して40〜100%の抑制を示す。
本発明のさらに別の実施形態では、抗真菌活性を示す製剤は、一般式(1)
Figure 0005738268
[式中、R1は、1〜6個の炭素原子を含むアルキル、置換されたアルキル(1−6)、または置換されたアリール(不飽和(un))および置換されたヘテロアリールからなる群から選択され、R2は、ハロ基、ヒドロキシル基、チオ基、アミノ基、アルキル(C1−C6)、置換されたアルキル(C1−C6)、置換されたアリール(不飽和(un))、および置換されたヘテロアリールからなる群から選択される。]
の少なくとも1つの活性化合物を含む。
本発明のさらに別の実施形態では、製剤は、
a)一般式(1)
Figure 0005738268
[式中、R1は、1〜6個の炭素原子を含むアルキル、置換されたアルキル(1−6)、または置換されたアリール(不飽和(un))および置換されたヘテロアリールからなる群から選択され、R2は、ハロ基、ヒドロキシル基、チオ基、アミノ基、アルキル(C1−C6)、置換されたアルキル(C1−C6)、置換されたアリール(不飽和(un))、および置換されたヘテロアリールからなる群から選択される。]
の少なくとも1つの活性化合物を含み、前記製剤は、乳剤(EC)、懸濁剤(SC)または顆粒水和剤(WDG)からなる群から選択される。
本発明のさらに別の実施形態では、乳剤(EC)は、
a)有効成分20〜25%
b)乳化剤10〜20重量%および
c)有機溶媒60〜70重量%
として配合される。
本発明のさらに別の実施形態では、使用する乳化剤は、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウムとスチレン化(styrinated)エトキシ化フェノールの比が3:7の混合物である。
本発明のさらに別の実施形態では、使用する有機溶媒は、トルエン、N−メチルピロリジノン、シクロヘキサノンおよびC−IX(石油留分)からなる群から選択される。
本発明のさらに別の実施形態では、懸濁剤(SC)は、
a)有効成分(a.i.)3%〜72%
b)分散剤/
c)懸濁化剤3〜15%
d)湿潤剤1%〜2%
e)凍結防止剤5%〜15%
f)抗真菌剤0.05%〜0.2%
g)消泡剤0.2%〜1.0%
h)増粘剤(類)0.1%〜1.0%
i)脱塩水:差引残量
として配合される。
本発明のさらに別の実施形態では、顆粒水和剤(WDG)は、
a)有効成分2.5%〜90%
b)分散剤/懸濁化剤3%〜15%
c)湿潤剤1%〜3%
d)消泡剤0.2%〜1.0%
e)沈降シリカ(自由流動用)1%〜4%
f)チャイナクレー(増量剤)差引残量
として配合される。
本発明は、R1が、アルキル(C1−C6)、置換されたアルキル(C1−C6)、置換されたアリール(不飽和(un))および置換されたヘテロアリールからなる群から選択され、R2が、ハロ基、ヒドロキシル基、チオ基、アミノ基、アルキル(C1−C6)、置換されたアルキル(C1−C6)、置換されたアリール(不飽和(un))および置換されたヘテロアリールからなる群から選択される、一般式(I)の置換1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4,5]デカンを提供する。
本発明は、一般式(I)の置換1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4,5]デカンの化合物(1)〜(6)を調製する方法をさらに提供し、前記方法は、
a)化合物2−ヒドロキシメチル−8−フェネチル−1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4,5]デカン(1)を得るために、無水HClガスを、トルエンに取ったN置換−4−ピペリドンに通し、その後に25〜90℃の温度のグリセロールを添加するステップと、
b)式2〜6の所望の化合物を得るために、化合物2−ヒドロキシメチル−8−フェネチル−1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4,5]デカン(1)を、2−クロロ−4−ブロモフェノール、モルホリン、2−クロロ−5−クロロメチルチアゾール、塩化ベンジル、およびチオフェノールから選択される試薬と、有機溶媒中、パラトルエンスルホン酸(PTSA)およびテトラブチルアンモニウム臭化物(TBAB)から選択される触媒の存在下、攪拌下で25〜120℃の範囲の温度で10〜20時間反応させ、それに続いて25〜30℃の温度まで冷却させ、公知の方法により濾過および精製するステップと
を含む。
本発明は、一般式(I)の置換1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4,5]デカン化合物(7)を調製する方法をさらに提供し、前記方法は、
化合物2−クロロメチル−8−(4,6−ジメトキシ−ピリミジン−2−イル)−1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4,5]デカンを得るために、無水HClガスを、N−(4,6−ジメトキシピリミジン−2イル)−4−ピペリドンおよびグリセロールのDMF溶液に通すステップと、上述の結果として生じる化合物を、炭酸カリウムの存在下、ベンゾトリアゾールと攪拌下100〜150℃の温度で20〜30時間反応させるステップと、化合物2−(ベンゾトリアゾール−1−イル)メチル−8−(4,6−ジメトキシ−ピリミジン−2−イル)−1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4,5]デカン(7)を得るために、それに続いて25〜30℃まで冷却し、溶媒を蒸留するステップとを含む。
本発明は、一般式(I)の置換1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4,5]デカン化合物(8)を調製する方法をさらに提供し、前記方法は、
2−クロロメチル−8−(2−クロロ−5−チアゾリル)メチル−1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4,5]デカンを得るために、無水HClガスを、2−ヒドロキシメチル−8−(2−クロロ−5−チアゾリル)メチル)−1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4,5]デカン、メタノールのDMF溶液に通すステップと、上述の結果として生じる化合物を、炭酸カリウムおよびヨウ化カリウムの存在下、5−クロロ(cholro)−2−フルオロアニリンと、攪拌下100〜150℃の温度で20〜30時間反応させるステップと、化合物N−(5−クロロ−2−フルオロフェニル)−N−{8−(2−クロロ−5−チアゾリル)メチル−1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4,5]デカ−2−イル}メタンアミン(8)を得るために、それに続いて25〜30℃まで冷却し、溶媒を蒸留するステップとを含む。
化合物1、4および5の調製のためにステップ(b)で使用する触媒は、テトラブチルアンモニウム臭化物(TBAB)である。
化合物2、3および6の調製のためにステップ(b)で使用する触媒は、パラトルエンスルホン酸(PTSA)である。
ステップ(b)における化合物4および5の調製のための反応は、水素化ナトリウムの存在下で実施される。
本発明の殺真菌性化合物は、乳剤(EC)、懸濁剤(SC)および顆粒水和剤(WDG)として配合される。
製剤は、少なくとも1つの一般式(1)の活性化合物を含む。
本発明の乳剤(EC)を、本明細書において例示されるように配合した。
有効成分 :20〜25%
乳化剤 :10〜20重量%
有機溶媒 :60〜70重量%
使用する乳化剤は、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウムとスチレン化(styrinated)エトキシ化フェノールの比が3:7の混合物である。
使用する有機溶媒は、N−メチルピロリジノン、シクロヘキサノンおよびC−IX(石油留分)からなる群から選択される。
本発明の顆粒水和剤(WDG)を、本明細書において例示されるように配合した。
有効成分(a.i.) 2.5%〜90%
分散剤/懸濁化剤 3%〜15%
湿潤剤 1%〜3%
消泡剤 0.2%〜1.0%
沈降シリカ(自由流動用) 1%〜4%
チャイナクレー(増量剤) 差引残量
100% w/w
分散剤/懸濁化剤は、ナトリウムメチルナフタレンとホルムアルデヒドの重縮合物である。湿潤剤は、硫酸化脂肪アルコールのクラスに属する陰イオン性界面活性剤である。消泡剤はジメチルポリシロキサンである。
本発明の懸濁剤(SC)を、本明細書において例示されるように配合した。
有効成分(a.i.) 3%〜72%
分散剤/懸濁化剤 3〜15%
湿潤剤 1%〜2%
凍結防止剤 5%〜15%
抗真菌剤 0.05%〜0.2%
消泡剤 0.2%〜1.0%
増粘剤(類) 0.1%〜1.0%
脱塩水 差引残量
100% w/w
凍結防止剤は、プロピレングリコールであり、増粘剤は、ヘテロ多糖ガム、好ましくはキサンタンガムであり、抗真菌剤は、1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オンである。
実施例
本発明を、以下の実施例でより具体的に説明する。しかし、本発明の範囲は、以下のこれらの実施例の範囲に限定されない。
〔実施例1〕
2−ヒドロキシメチル−8−フェネチル−1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4,5]デカン(化合物1)の調製
50グラム(0.2463モル)のN−2−フェネチル−4−ピペリドンを、300mlのトルエンに取った。これに、100グラムのHClガスを通してN−2−フェネチル−4−ピペリドン塩酸塩を作製した。27グラムのグリセロールを、4.6グラムの触媒パラトルエンスルホン酸(PTSA)の存在下、室温25℃〜75℃でゆっくりと添加した。反応混合物を115℃まで14時間加熱した。冷却後、生成物を濾過した。次に、それを中和させ、酢酸エチルで抽出した。溶媒を留去して、融点96℃および収率94%のクリーム色の固体生成物を得た。
〔実施例2〕
2−(4−ブロモ−2−クロロフェノキシ)メチル−8−フェネチル−1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4,5]デカン(化合物2)の調製
2−ヒドロキシメチル−8−フェネチル−1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4,5]デカン(化合物−1、50グラム、0.18モル)を、室温にてトルエン(300ml)に溶解させた。これに、トルエン(150ml)中44グラムの2−クロロ−4−ブロモフェノールを、パラトルエンスルホン酸(PTSA、3.5グラム)の存在下、室温28℃にて添加した。反応混合物を攪拌しながら13時間還流した。次に、それを冷却し、濾過した。濾液を水洗浄してpHを中性にした。トルエンを真空除去して、濃い赤レンガ色の生成物を収率95%で得た。
〔実施例3〕
2−(モルホリン−4−イル)メチル−8−フェネチル−1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4,5]デカン(化合物3)の調製
2−ヒドロキシメチル−8−フェネチル−1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4,5]デカン(化合物−1、50グラム、0.18モル)、パラトルエンスルホン酸(PTSA、3.5グラム)を、28℃のトルエン(300ml)に溶解させた。これに、18.5グラムのモルホリンを連続的に攪拌しながら滴下し、その攪拌を還流温度で13時間継続した。トルエンを真空蒸留して赤レンガ色の半固体を得た。生成物の収率は90%であった。
〔実施例4〕
2−(2−クロロ−5−チアゾリル)メトキシメチル−8−フェネチル−1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4,5]デカン(化合物4)の調製
トルエン(250ml)中8.64g(0.36モル)の水素化ナトリウムに、トルエン(350ml)中、2−ヒドロキシメチル−8−フェネチル−1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4,5]デカン(化合物−1、50グラム、0.18モル)に、28℃にて攪拌しながら添加した。相間移動触媒であるテトラブチルアンモニウムブロミド(TBAB)2グラムを添加し、トルエン(225ml)中31グラムの2−クロロ−5−クロロメチルチアゾールを10℃にて滴下し、反応混合物を15時間還流した。反応混合物を水で洗浄し、生成物を塩化メチレン100mlで抽出した。溶媒を留去して濃黒色の液体を得た。生成物の収率は85%であった。
〔実施例5〕
2−ベンジルオキシメチル−8−フェネチル−1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4,5]デカン(化合物5)の調製
2−ヒドロキシメチル−8−フェネチル−1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4,5]デカン(化合物−1、50グラム、0.18モル)を、室温にてトルエン(250ml)に溶解させた。10グラムのトルエン(300ml)60%の水素化ナトリウムを、上記溶液に起沸が止むまで添加した。2グラムの相間移動触媒テトラブチルアンモニウムブロミド(TBAB)を添加した。次に、塩化ベンジル23グラムを上記反応質量に滴下し、反応を58℃にて15時間維持した。反応質量を水に注入し、有機層を分離した。トルエンを減圧下で除去して濃赤褐色の液体を得た。収率は84%である。
〔実施例6〕
8−フェネチル−2−フェニルスルファニルメチル−1,4−ジオキサ−8 アザスピロ[4,5]デカン(化合物6)の調製
2−ヒドロキシメチル−8−フェネチル−1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4,5]デカン(化合物−1、50グラム、0.18モル)およびパラトルエンスルホン酸(PTSA、2グラム)を、室温にてトルエン(350ml)に溶解させた。20グラムのチオフェノールを上記溶液に滴下した。反応を還流温度で13時間還流した。溶媒を留去して、融点58℃の淡褐色の固体生成物を得た。生成物の収率は、95%であった。
〔実施例7〕
2−ヒドロキシメチル−8−(4,6−ジメトキシ−ピリミジン−2−イル)−1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4,5]デカン(化合物−7の調製のための出発物質)の調製
25gのピペルドン(piperdone)塩酸塩を、50〜60°(正確な値を提供する)の250mlのアセトニトリル中2gのTBABおよび67gのKCOにロットでゆっくりと添加した後、25gのピペルドン塩酸塩をロットでゆっくりと添加し、反応混合物を1時間攪拌した。29gの4,6−ジメトキシ−2−クロロピリミジンを、1時間にわたってゆっくりと添加し、反応混合物を60℃にて11時間還流した。
反応混合物をNaOH水溶液で中和し、MDC(二塩化メチレン)で抽出した。有機層を留去して1−(4−6−ジメトキシ−ピリミジン−2−イル)−ピペリジン−4−オンを得た。
45gの1−(4−6−ジメトキシ−ピリミジン−2−イル)−ピペリジン−4−オンおよび5.2gのPTSAを、トルエン(400ml)中で30分間攪拌した。21gのグリセロール(1.2モル)を滴下し、反応混合物を120℃で7時間還流した。トルエンを除去して目的生成物を収率85%で得た。
〔実施例8〕
2−クロロメチル−8−(4,6−ジメトキシ−ピリミジン−2−イル)−1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4,5]デカン(化合物7の中間体)の調製
20g(0.064モル)の2−ヒドロキシメチル−8−(4,6−ジメトキシ−ピリミジン−2−イル)−1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4,5]デカンを、DMF(250ml)に取り、50グラムの無水HClガスを−10〜0℃にて3時間にわたって反応質量に通し、1.0時間攪拌して必要とするクロロメチル化合物を得た。収率90%。
〔実施例9〕
2−(ベンゾトリアゾール−1−イル)メチル−8−(4,6−ジメトキシ−ピリミジン−2−イル)−1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4,5]デカン(化合物7)の調製。
ジメチルホルムアミド(DMF)(350ml)中、37.63グラム(0.3163モル)のベンゾトリアゾールおよび35グラムの炭酸カリウムに、DMF(300ml)中の82グラムの2−クロロメチル−8−(4,6−ジメトキシ−ピリミジン−2−イル)−1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4,5]デカン(化合物7の中間体)を攪拌しながらゆっくりと添加した。添加後、反応混合物を120℃に加熱し、30時間維持した。反応混合物を室温28℃まで冷却し、濾過した。溶媒を留去して生成物を得た。それは濃い暗褐色の液体であった。生成物の収率は90%であった。
化合物2−クロロ−5−クロロメチルチアゾールは公知である。Ref.Ref.137:33289
Miyazaki,Takashi;Satou,Makoto;Inoue,Yoshihisa (Takeda Chemical Industries,Ltd.,Japan).U.S.US 6407251 B1 18 Jun 2002,4 pp.(English).(United States of America).CODEN:USXXAM.CLASS:ICM:C07D277−20.NCL:548202000.APPLICATION:US 2001−4829 7 Dec 2001.PRIORITY:JP 2000−400802 28 Dec 2000.DOCUMENT TYPE:Patent CA Section:28 (Heterocyclic Compounds (More Than One Hetero Atom)) Section cross−reference(s):45
〔実施例10〕
1−(2−クロロ−5−チアゾリルメチル)ピペリジン 4−オンの調製
25グラムのピペルドン塩酸塩を250mlのアセトニトリルに取った。68.7グラムのKCOを60℃にて攪拌しながら添加し、続いて27.8グラムの2−クロロ−5−クロロメチルチアゾールを添加し、6時間還流した。
〔実施例11〕
N−(5−クロロ−2−フルオロフェニル)−N−{8−(2−クロロ5−チアゾリル)メチル−1,4−ジオキサ−8−アザ−スピロ[4,5]デカ−2−イル}メタンアミン(化合物8)の調製。
21グラム(0.065モル)の2−クロロメチル−8−(2−クロロ−5−チアゾリル)メチル−1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4,5]デカンを、28℃にてDMF(300ml)に取った。この混合液に、28グラムの炭酸カリウム、10グラムの5−クロロ−2−フルオロアニリンおよび触媒のヨウ化カリウムを添加した。この質量を140℃にて20時間保持した。この混合物を氷冷水に注入し、質量を酢酸エチルで抽出した。溶媒を留去して暗赤レンガ色の生成物を収率85%で得た。
〔実施例12〕
20グラムの活性化合物(1)、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム(3グラム)で作られた10グラムの乳化剤およびスチレン化(styrinated)エトキシル化フェノール(7グラム)を、70グラムのC−IX(石油留分)に取り、60分間よく攪拌してそれぞれの配合生成物を得た。収量100グラム。
〔実施例13〕
49.4gの水を容器に装入する。0.5gの脱泡剤を添加し攪拌する。4gの分散剤および1gの湿潤剤を攪拌しながら添加する。10gの凍結防止剤を攪拌しながら添加する。0.1gの抗真菌剤を攪拌しながら添加する。25gの有効成分(100%ベースとして)を添加し、30分間ホモジナイズする。上記のプレミックスを所望の粒径が得られるまでダイノミルに通す。粉砕された材料を容器に収集する。10gの2%増粘剤を添加し、30分間ゆっくりと攪拌する。
〔実施例14〕
50gの有効成分(100%ベースとして)、7gの分散剤/懸濁化剤、2gの湿潤剤、0.2gの消泡剤、3gの沈降(prcipited)シリカおよび37.8gのチャイナクレーをブレンドする(Blende)。ブレンドした材料をエアジェットミルで粉砕する。15gの水をエアジェットミル材料に添加し、シグマミキサーでダウを作製する。ダウをダイローラー押出機(die roller extruder)に通過させる。押出された顆粒を収集し、乾燥機で乾燥させる。乾燥させた顆粒を篩にかける。QAから許可を得た後に材料を充填する(pack)。
〔実施例15〕
抗真菌活性材料および方法
フザリウム・オキシスポラム(Fusarium oxysporum)、マグナポルテ・グリセア(Magnaporthe grisea)、ピリクラリア・オリゼー(Pyricularia oryazae)およびピシウム・アファニデルマタム(Pythium aphanidematum)を、ポテトデキストロース寒天斜面培地で28℃にて維持した。リゾクトニア・ソラニ(Rhizoctonia solani)、コラトロトリカム・カプシカム(Collatrotricum capsicum)、ドレッシラ・オリゼー(Dreshlera oryazae)を、ツァペック・ドックス寒天斜面培地で28℃にて維持した。R.ソラニ、C.カプシシ、D.オリゼー、F.オキシスポラム、M.グリセア、P.オリゼーおよびP.アファニデルマタムを、28℃のポテトデキストロース培養液に48時間播種した。化合物をDMSO(2.5% v/v)に可溶化させ、1.28mg/mlの保存溶液を調製した。
成長抑制プレートアッセイ
2リットルのポテトデキストロース培地を調製し、500mlのエルレンマイヤーフラスコにつき200mlを分注し、滅菌した。12.5、25および37.5mgの試験化合物(純度100%)の保存溶液を、5mlの標準的なフラスコに別々に調製した。この化合物を好適な溶媒(2.5% v/v DMSO)を用いて溶解させ、量を構成した(volume made up)。これにより、それぞれ2500、5000および7500ppmの濃度を得た。1mlの保存溶液を100mlの該培地に移し、同時に滅菌培地を融解して、2500、5000および7500ppmの保存溶液から、それぞれ必要な濃度の25、50および75ppmを得る。この培地をペトリプレートに等しく分配し、培地を凝固させた。各々の処理に対して好適な数の反復を維持した。活発に成長する試験生物をペトリプレートの中に入れた。試験真菌培養物の小型の均一なディスクを、滅菌したコルク穿孔器(7mm)を用いて切断し、それらの各々をペトリプレートの中心に無菌で移動させた。溶媒対照は、実験で用いた溶媒の2.5%を培地に添加し、プレートに注入することにより維持した。好適なチェックは、試験生物のディスクを、化合物または溶媒を含まない培地を含有するペトリプレートに移動させることにより維持した。処理プレートと対照プレートの両方を28℃にてインキュベートした。24時間間隔でコロニーの直径を測定し、平均値を算出した。
抗真菌活性
全ての合成した化合物を、植物病原性真菌に対する抗真菌活性について評価し、全てが活性があると見出された。化合物7は、R.ソラニ、F.オキシスポラムおよびP.アファニデルマタムに対して40〜60%の抑制を示したが、それに対して化合物8は、P.アファニデルマタムに対して50〜60%の抑制を示した。化合物5は、R.ソラニ、F.オキシスポラムに対して40〜50%の抑制を示したが、D.オリゼーおよびM.グリセアに対して60〜70%の抑制を示した。化合物4は、試験した全ての菌株に対して20〜30%の抑制を示した。
化合物2および6は、全ての病原体に対して活性があることが見出された。
化合物2は、全ての試験病原体に対して90〜100%の抑制を示したが、一方化合物6は、リゾクトニア・ソラニの90〜100%の成長を抑制し、C.カプシシ、D.オリゼー、F.オキシスポラムおよびP.オリゼーの成長の60〜90%を抑制した。化合物3は、R.ソラニ、F.オキシスポラムの70〜80%;D.オリゼーの60〜70%およびP.オリゼーの40〜50%の抑制を記録した。
Figure 0005738268
〔実施例14〕
化合物の抗真菌性のブドウうどんこ病(grape powdery mildew)に対する効力。
圃場試験は、剪定したブドウの木で、ランダム化ブロックデザインで10の処理(表1)および3反復で行った。散布は10日間の間隔をあけて2回散布した。区画サイズは1回の処理/反復につきブドウの木8株であった。散布は、850Lの散布量/ヘクタールで背負い型散布器を用いて行った。
液果の総数およびべと病(downy mildew)に感染した液果の数を計数することによる、10の無作為に選択された房/処理/反復からのうどんこ病発生率の観察結果を、2回目の散布の11日後および15日後に記録した。この観察結果に基づいて発生率を算定した。データを統計解析にかけ、表2に示した。
Figure 0005738268
a)g a.i./ha−1ヘクタール当たりの有効成分グラム数。
2回目の散布の11日後に、化合物6 20%EC@510および680g a.i./ha(1ヘクタール当たりの有効成分グラム数)は、標準物質ヘキサコナゾール5%E@42.50g a.i./ha、クレソキシムメチル50%SC@425ga.i./haおよびアゾキシストロビン25%SC@212g a.i./haと等価であることが観察され、うどんこ病発生率は5.50〜10.09%の範囲に低減したことが見出され、未処理チェックよりも大きい減少率の66.26〜81.61%を記録した。一方、未処理チェックは29.91%の最大うどんこ病発生率を記録した。
2回目の散布の15日後に、化合物6 20%EC@680g a.i./ha(1ヘクタール当たりの有効成分グラム数)は、標準物質ヘキサコナゾール5%E@42.50gのa.i./ha、クレソキシムメチル50%SC@425gのa.i./haおよびアゾキシストロビン25%SC@212gのa.i./haに匹敵することが見出され、うどんこ病発生率は3.55〜7.65%の範囲で減少したことが見出された。未処理チェック処理は、26.13%の最大うどんこ病発生率を記録した。
〔実施例16〕
標準物質と比較した、ブドウべと病に対する化合物の効力
この実施例では、2(20%EC)、6(20%EC)および2と6の混合物(3:1、20%EC)を評価して、標準物質と比較した、ブドウべと病を防除するそれらの効力を見出した。
圃場試験は、剪定したブドウの木で、ランダム化ブロックデザインで10の処理(表3)および3反復で行った。散布は剪定後28日目に開始し、6日間の間隔をあけて2回散布した。区画サイズは1回の処理/反復につきブドウの木10株であった。散布は、1000Lの散布量/ヘクタールで背負い型散布器を用いて行った。
葉の総数およびべと病感染葉数を計数することによる、10の無作為に選択された枝/処理/反復からのべと病発生率の観察結果を、2回目の散布の7日後および10日後に記録した。この観察結果に基づいて疾病発生率を算定した。データを統計解析にかけた。ブドウべと病に対する化合物の効力の結果を表3に示す。
Figure 0005738268
ブドウべと病(2回目の散布後7日目)
表3に示される結果から、化合物2、20%EC@400および800g a.i./haの両方の用量が、べと病の防除に有効な、標準的なチェック殺真菌薬メタラキシル8%+マンコゼブ64%72WP@(80+640g a.i./ha)、アゾキシストロビン23SC@230g a.i./haおよびジメトモルフ50WP@500g a.i./haに匹敵することが見出され、2.39〜6.01%の発生率、および未処理チェックを上回る64.33〜85.81%の減少を記録したことが明らかである。未処理チェックは、16.85%の最大べと病発生率を記録した。
ブドウべと病(2回目の散布後10日目)
2回目の散布後10日目に、化合物2、20%EC@800g a.i./haは、べと病の防除において、標準的なチェック殺真菌薬、メタラキシル8%+マンコゼブ64%72WP@(80+640g a.i./ha)、アゾキシストロビン23SC@230g a.i./haおよびジメトモルフ50WP@500g a.i./haと等価であることが見出され、2.42〜5.27の範囲の発生率を記録した。未処理チェックは、22.78%の最大べと病発生率を記録した。
〔実施例17〕
標準物質と比較した、バラうどんこ病に対する化合物の効力
圃場試験は、バラ品種で、ランダム化ブロックデザインで10の処理(表4)および3反復で実施した。散布は4日間の間隔をあけて2回散布した。散布は、1200Lの散布量/ヘクタールで足踏み式散布器を用いて行った。
葉の総数およびうどんこ病感染葉数を計数することによる、10の無作為に選択された枝/処理/反復からのうどんこ病発生率の観察結果を、最初の散布の4日後に記録した。この観察結果に基づいて発生率を算定した。データを統計解析にかけた。
Figure 0005738268
結果から、6、20%EC@480および720g a.i./haは、うどんこ病発生率を23.21〜29.45%の範囲で最小限に抑えるのに有効であり、未処理チェックを上回って42.84〜54.31%の防除率を記録し、一方、未処理チェックは、51.53%の最大うどんこ病発生率を記録したことは明白であった。
発明の利点
本発明の主な利点は:
置換1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4,5]デカンは、単独または組み合わせて殺真菌性化合物として有用である
ということである。

Claims (18)

  1. 置換1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4,5]デカン化合物の殺真菌剤であって、前記真菌剤が、
    2−(4−ブロモ−2−クロロフェノキシ)メチル−8−フェネチル−1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4,5]デカン(2)
    Figure 0005738268

    2−(モルホリン−4−イル)メチル−8−フェネチル−1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4,5]デカン(3)
    Figure 0005738268

    2−(2−クロロ−5−チアゾリル)メトキシメチル−8−フェネチル−1,4−ジオキサ−8アザスピロ[4,5]デカン(4)
    Figure 0005738268

    2−ベンジルオキシメチル−8−フェネチル−1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4,5]デカン(5)
    Figure 0005738268

    8−フェネチル−2−フェニルスルファニルメチル−1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4,5]デカン(6)
    Figure 0005738268

    2−(ベンゾトリアゾール−1−イル)メチル−8−(4,6−ジメトキシ−ピリミジン−2−イル)−1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4,5]デカン(7)
    Figure 0005738268
    ;および
    N−(5−クロロ−2−フルオロフェニル)−N−[8−[(2−クロロ−5−チアゾリル)メチル]−1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4,5]デカ−2−イル]メタンアミン(8)
    Figure 0005738268
    により表される、置換1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4,5]デカン化合物の殺真菌剤。
  2. 請求項1に記載の殺真菌剤(2)〜(6)を製造する方法であって、前記方法が、
    殺真菌剤2−ヒドロキシメチル−8−フェネチル−1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4,5]デカン(1)
    Figure 0005738268
    を準備するステップと;
    ii.反応混合物を得るために、前記ステップ(i)で準備した該殺真菌剤2−ヒドロキシメチル−8−フェネチル−1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4,5]デカン(1)を、2−クロロ−4−ブロモフェノール、モルホリン、2−クロロ−5−クロロメチル−チアゾール、塩化ベンジル、およびチオフェノールからなる群から選択される試薬と、有機溶媒中、触媒の存在下で反応させるステップと;
    iii.前記ステップ(ii)で得た該反応混合物を25〜120℃の範囲内の温度で10〜20時間攪拌するステップと;
    iv.前記ステップ(iii)で得た該溶液を25〜30℃の温度まで冷却するステップと;
    .式(2)〜(6)の該所望の殺真菌剤を得るために、前記ステップ(iv)で得た該冷却溶液を公知の方法によって濾過し、精製するステップと
    を含む、殺真菌剤の製造方法
  3. 殺真菌剤2を、試薬2−クロロ−4−ブロモフェノールを用いて得る、請求項に記載の殺真菌剤の製造方法
  4. 殺真菌剤3を、試薬モルホリンを用いて得る、請求項に記載の殺真菌剤の製造方法
  5. 殺真菌剤4を、試薬2−クロロ−5−クロロメチル−チアゾールを用いて得る、請求項に記載の殺真菌剤の製造方法
  6. 殺真菌剤5を、試薬塩化ベンジルを用いて得る、請求項に記載の殺真菌剤の製造方法
  7. 殺真菌剤6を、試薬チオフェノールを用いて得る、請求項に記載の殺真菌剤の製造方法
  8. 前記ステップ(ii)において、殺真菌剤4および5の該製造に用いる該触媒が、テトラブチルアンモニウムブロミド(TBAB)である、請求項に記載の殺真菌剤の製造方法
  9. 前記ステップ(ii)において、殺真菌剤2、3および6の該製造に用いる該触媒が、パラトルエンスルホン酸(PTSA)である、請求項に記載の殺真菌剤の製造方法
  10. 前記ステップ(ii)における殺真菌剤4および5の該製造のための該反応が、水素化ナトリウムの存在下で実施される、請求項に記載の殺真菌剤の製造方法
  11. 請求項1に記載の殺真菌剤(7)製造する方法であって、前記方法が、
    I.殺真菌剤2−クロロメチル−8−(4,6−ジメトキシ−ピリミジン−2−イル)−1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4,5]デカンを得るために、無水HClガスをN−(4,6 ジメトキシピリミジン−2−イル)−4−ピペリドンおよびグリセロールのDMF溶液に通すステップと;
    II.ステップ(I)で得た2−クロロメチル−8−(4,6−ジメトキシ−ピリミジン−2−イル)−1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4,5]デカンをベンゾトリアゾールと、炭酸カリウムの存在下で攪拌下、100〜150℃の温度で20〜30時間反応させるステップと;
    III.殺真菌剤2−(ベンゾトリアゾール−1−イル)メチル−8−(4,6−ジメトキシ−ピリミジン−2−イル)−1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4,5]デカン(7)を得るために、ステップ(II)で得た該攪拌溶液を25〜30℃の温度まで冷却し、溶媒を蒸留するステップと
    を含む、殺真菌剤の製造方法
  12. 請求項1に記載の殺真菌剤(8)を調製する方法であって、前記方法が、
    (a)2−クロロメチル−8−(2−クロロ−5−チアゾリル)メチル−1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4,5]デカンを得るために、無水HClガスを、2−ヒドロキシメチル−8−(2−クロロ−5−チアゾリル)メチル−1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4,5]デカンのDMF溶液に通すステップと;
    (b)上述の結果として生じる殺真菌剤を、炭酸カリウムおよびヨウ化カリウムの存在下、5−クロロ−2−フルオロアニリンと、攪拌下、100〜150℃の温度で20〜30時間反応させるステップと、
    (c)殺真菌剤N−(5−クロロ−2−フルオロフェニル)−N−{8−(2−クロロ−5−チアゾリル)メチル−1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4,5]デカ−2−イル}メタンアミン(8)を得るために、ステップ(II)で得た該攪拌溶液を25〜30℃の温度まで冷却し、溶媒を蒸留するステップと
    を含む、殺真菌剤の製造方法
  13. 殺真菌剤用の製剤であって、
    請求項1に記載の殺真菌剤を少なくとも1つ備え、
    前記製剤が、乳剤(EC)、懸濁剤(SC)または顆粒水和剤(WDG)からなる群から選択される、殺真菌剤用の製剤
  14. 乳剤(EC)が、
    a)有効成分とする前記殺真菌剤20〜25%
    b)乳化剤10〜20重量%および
    c)有機溶媒60〜70重量%
    として配合される、請求項13に記載の殺真菌剤用の製剤
  15. 使用する該乳化剤が、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウムとスチレン化エトキシ化フェノールの比が3:7の混合物である、請求項14に記載の殺真菌剤用の乳剤(EC)。
  16. 使用する該有機溶媒が、トルエン、N−メチルピロリジノン、シクロヘキサノンおよびC−IX(石油留分)からなる群から選択される、請求項14に記載の殺真菌剤用の乳剤(EC)。
  17. 懸濁剤(SC)が、
    a)有効成分とする前記殺真菌剤(a.i.)3%〜72%
    b)分散剤
    c)懸濁化剤3〜15%
    d)湿潤剤1%〜2%
    e)凍結防止剤5%〜15%
    f)抗真菌剤0.05%〜0.2%
    g)消泡剤0.2%〜1.0%
    h)増粘剤(類)0.1%〜1.0%
    i)脱塩水:差引残量
    として配合される、請求項13に記載の殺真菌剤用の製剤
  18. 顆粒水和剤(WDG)が、
    a)有効成分とする前記殺真菌剤2.5%〜90%
    b)分散剤/懸濁化剤3%〜15%
    c)湿潤剤1%〜3%
    d)消泡剤0.2%〜1.0%
    e)沈降シリカ(自由流動用)1%〜4%
    f)チャイナクレー(増量剤)差引残量
    として配合される、請求項13に記載の殺真菌剤用の製剤
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