JP5736804B2 - 連続式加熱炉の燃焼制御方法及び燃焼制御装置 - Google Patents
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Description
始めに、図1乃至図3を参照して、本発明が適用される連続式加熱炉の構成について説明する。図1は、本発明が適用される連続式加熱炉の一構成例を示す模式図である。図2は、図1に示す連続式加熱炉の平面構成を示す模式図である。図3は、連続式加熱炉内におけるスラブの位置の変化に伴うスラブの温度変化の様子を示す図である。
次に、図4を参照して、本発明の一実施形態である燃焼制御装置の構成について説明する。
このような構成を有する燃焼制御装置1は、以下に示す加熱炉燃焼制御処理を実行することによって、スラブ毎の最適炉温を短時間、且つ、高精度に算出し、算出された最適炉温に従って連続式加熱炉の炉温を制御する。以下、図5に示すフローチャートを参照して、この加熱炉燃焼制御処理を実行する際の燃焼制御装置1の動作について説明する。なお、以下に示す燃焼制御装置1の動作は、演算部6が記憶部5に記憶されている加熱炉燃焼制御プログラム5aを実行することによって実現される。
奇数ステップ時の差分方程式を見ると、ある点(i,j)における将来のスラブ温度を求める際に、x方向に隣接するメッシュ点(i−1,j),(i+1,j)の将来スラブ温度が含まれている。すなわち、奇数ステップ時の差分方程式を解くためには、各メッシュ点の差分方程式のjが同じものをm(x方向のメッシュ点数)個集めて連立方程式を作り、未知数θi,j,t+1(Ii=1〜m)を求めることになる。また、全てのメッシュ点のスラブ温度を求めるためには、これをn(y方向のメッシュ点数)回行うことになる。以下、各メッシュ点におけるスラブ温度を算出するための差分計算式を示す。なお、奇数ステップ時には、(5)スラブ上表面最左端点(図6に示す点P5)、(4)スラブ上表面内部点(図6に示す点P4)、(6)スラブ上表面最右端点(図6に示す点P6)、(2)スラブ最左端内部点(図6に示す点P2)、(1)スラブ内部点(図6に示す点P1)、(3)スラブ最右端内部点(図6に示す点P3)、(8)スラブ下表面最左端点(図6に示す点P8)、(7)スラブ下表面内部点(図6に示す点P7)、及び(9)スラブ下表面最右端点(図6に示す点P9)の順に計算を行う。また、将来変換温度(未知数)には、「’」を付けて示している。
偶数ステップ時は、奇数ステップ時と同様に、n元連立方程式を解くことになる。また、全てのメッシュ点のスラブ温度を求めるためには、これをm回行うことになる。以下、各メッシュ点におけるスラブ温度を算出するための差分計算式を示す。なお、偶数ステップ時には、(5)スラブ上表面最左端点(図6に示す点P5)、(2)スラブ最左端内部点(図6に示す点P2)、(8)スラブ下表面最左端点(図6に示す点P8)、(4)スラブ上表面内部点(図6に示す点P4)、(1)スラブ内部点(図6に示すP1)、(7)スラブ下表面内部点(図6に示す点P7)、(6)スラブ上表面最右端点(図6に示す点P6)、(3)スラブ最右端内部点(図6に示す点P3)、及び(9)スラブ下表面最右端点(図6に示す点P9)の順に計算を行う。また、将来変換温度(未知数)には、「’」を付けて示している。
上述の奇数ステップ時の差分方程式を整理し、一般的な形で表すと、以下に示す数式(22),(23)のように表される。また同様に、上記偶数ステップ時の差分方程式を整理し、一般的な形で表すと、以下に示す数式(22),(24)のように表される。
(1)各方程式の係数Ak,Bk,Ck,Dkを求める(k=1〜kx)
(2)係数Ak,Bk,Ck,Dkに基づいてαk,βkを求める(k=1〜kx)
(3)Xkxを求める
(4)Xkx−1から順にX1まで求める
(a)初期計算
帯入時の2次元差分計算結果のパラメータB1を初期温度とする。
(b)代表放射率εcgs
初期代表放射率εcgsc,εcgsdを決定する。
(c)スラブ温度計算を計算回数分繰り返すことにより帯出側スラブ温度を算出
メッシュ点表面温度と炉温と代表放射率とから熱流束を求める。
(d)スラブ温度平均値θss1c,θss1dと2次元差分計算結果のスラブ温度平均値θss2とを比較
パラメータfc(=(θss1c−θss2)×(θss1c−θss2))とパラメータfd(=(θss1d−θss2)×(θss1d−θss2))とを算出する。fc−fd>0である場合、黄金分割法によって代表放射率εcgsc,εcgsdを更新し、その差がΔtolerance以下である場合、その時の代表放射率εcgscをεcgsとして格納する。一方、その差がΔtolerance以下でない場合には、更新した代表放射率で帯出側スラブ温度を再計算し、パラメータfcを求める。
(a)初期計算
帯入時の2次元差分計算結果のパラメータA2を初期温度とする。
(b)代表放射率εcgm
黄金分割法を利用して初期代表放射率εcgmc,εcgmdを決定する。
(c)スラブ温度計算を計算回数分繰り返すことにより帯出側スラブ温度を算出
メッシュ点表面温度と炉温と代表放射率とから熱流束を求める。
(d)スラブ温度平均値θsm1c,θsm1dと2次元差分計算結果のスラブ温度平均値θsm2とを比較
パラメータfc(=(θsm1c−θsm2)×(θsm1c−θsm2))とパラメータfd(=(θsm1d−θsm2)×(θsm1d−θsm2))とを算出する。fc−fd>0である場合、黄金分割法によって代表放射率εcgmc,εcgmdを更新し、その差がΔtolerance以下である場合、その時の代表放射率εcgmcをεcgmとして格納する。一方、その差がΔtolerance以下でない場合には、更新した代表放射率で帯出側スラブ温度を再計算し、パラメータfcを求める。
(1)燃料流量Fujの影響係数Aij
3 炉温検出部
4 データベース
5 記憶部
5a 加熱炉燃焼制御プログラム
6 演算部
6a 将来炉温計算部
6b 2次元スラブ温度計算部
6c 1次元スラブ温度計算部
6d 炉温最適化部
6e 設定炉温決定部
7 加熱炉制御部
Claims (3)
- 鋼材の搬送方向に配列された複数の加熱帯を有し、各加熱帯に鋼材を連続的に搬送することによって鋼材を連続的に加熱する連続式加熱炉の燃焼制御方法であって、
2次元伝熱方程式に基づく2次元モデルを利用して各加熱帯における鋼材の温度を予測するステップと、
1次元伝熱方程式に基づく1次元モデルを利用して予測された各加熱帯における鋼材の温度が前記2次元モデルを利用して予測された各加熱帯における鋼材の温度と一致するように、前記2次元モデルを利用して予測された各加熱帯における鋼材の温度に基づいて1次元モデルにおける各帯の代表放射率を決定するステップと、
決定された代表放射率を用いた1次元モデルを利用して各加熱帯における鋼材の最適炉温を算出するステップと、
算出された各加熱帯における鋼材の最適炉温に基づいて、各加熱帯の炉温を設定するステップと、
を含むことを特徴とする連続式加熱炉の燃焼制御方法。 - 前記炉温を設定するステップは、前記1次元伝熱方程式から求めた影響係数を利用して線形計画法によって各加熱帯の炉温を算出するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の連続式加熱炉の燃焼制御方法。
- 鋼材の搬送方向に配列された複数の加熱帯を有し、各加熱帯に鋼材を連続的に搬送することによって鋼材を連続的に加熱する連続式加熱炉の燃焼制御装置であって、
2次元伝熱方程式に基づく2次元モデルを利用して各加熱帯における鋼材の温度を予測する2次元スラブ温度計算部と、
1次元伝熱方程式に基づく1次元モデルを利用して予測された各加熱帯における鋼材の温度が前記2次元モデルを利用して予測された各加熱帯における鋼材の温度と一致するように、前記2次元スラブ温度計算部によって予測された各加熱帯における鋼材の温度に基づいて1次元モデルにおける各帯の代表放射率を決定する1次元スラブ温度計算部と、
前記1次元スラブ温度計算部が決定した代表放射率を用いた1次元モデルを利用して各加熱帯における鋼材の最適炉温を算出する炉温最適化部と、
前記炉温最適化部によって算出された各加熱帯における鋼材の最適炉温に基づいて、各加熱帯の炉温を設定する設定炉温決定部と、
を備えることを特徴とする連続式加熱炉の燃焼制御装置。
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