JP5736586B2 - シリンダ式弁装置 - Google Patents
シリンダ式弁装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5736586B2 JP5736586B2 JP2011015791A JP2011015791A JP5736586B2 JP 5736586 B2 JP5736586 B2 JP 5736586B2 JP 2011015791 A JP2011015791 A JP 2011015791A JP 2011015791 A JP2011015791 A JP 2011015791A JP 5736586 B2 JP5736586 B2 JP 5736586B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve body
- side opening
- case
- valve
- cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Multiple-Way Valves (AREA)
Description
例えば下記特許文献1に、弁体側開口の形状をこのような形状としたものが開示されている。
同図において、200は円筒形状をなすシリンダ弁体で、周方向所定個所に通水用の弁体側開口202を有している。
ここでは弁体側開口202が、回転方向に長い略楕円形状(オーバル形状)をなしている。
204は、シリンダ弁体200に対して回転操作力を伝達する軸体で、206はシリンダ弁体200を回転可能に嵌入させる弁ケースであり、シリンダ弁体200の弁体側開口202に対応したケース側開口208を有している。
210は、このケース側開口208周りをシールするシール部材で、弁ケース206に取り付けられてそこに保持されている。
そしてその全開状態から再び止水状態にすべくシリンダ弁体200を開弁時とは逆方向に回転させると、その後端縁202aが再びシール部材210を通過して、シール部材210の外側の位置まで移動する。
この特許文献2に開示のものは、シリンダ式弁装置において、弁体側開口がケース側開口よりも回転方向に長い形状をなしているが、シリンダ弁体を開弁方向に回転させて全開状態としたときに、弁体側開口の後端縁がシール部材を通過してその内側に入り込む位置まで移動するものであり、このことによってシール部材が損傷を受ける恐れのあるもので、この点で特許文献2に開示のものは本発明とは相異なったものである。
図1において、10は壁付の混合水栓で、図中左右方向に長手形状をなす水栓本体12を有している。
水栓本体12の下面からは、先端に吐水口14を備えた略L字状をなす吐水管16が延び出しており、また背面からはシャワー側の流出口部18が後方に突出して、そこにシャワーエルボ20が接続されている。
このシャワーエルボ20には、図示を省略するシャワーヘッドが可撓性のシャワーホースを介して接続される。
ここで切替ハンドル24は、吐水から止水若しくはその逆への切替えも行う。
混合水栓10は、これら一対のクランク脚26,28によって後方の壁に取り付けられている。
即ちこの実施形態の混合水栓10は、水栓本体12が2重ハウジング構造をなしている。
ここで弁ケース44は、シリンダ弁体42に対して直接接触するインナケース46と、その外側のアウタケース48とから成っている。
また他方のシール押え58には、シリンダ弁体42におけるシャワー側の弁体側開口52に対応した、一対のシャワー側の弁体側開口72が設けられている。
同様にシール押え56,58における各一対のケース側開口70,72もまた、同様に回転方向つまり周方向において異なった位置に設けられている。
他方のシール部材68は、シャワー側のケース側開口72(及び後述のケース側開口76(図6及び図8参照))の周りをシールするもので、ケース側開口72を取り囲む位置において、シリンダ弁体42とアウタケース48とで挟まれている。
また図6及び図8に示しているように、シール押え58におけるケース側開口72に対応する位置に且つ対応する形状で、アウタケース側のケース側開口76が設けられている。
このうちシール部材78-1,78-2は、軸端においてアウタケース48と内ハウジング32との間をシールするものであり、また中間のシール部材78-3は、吐水管16側のケース側開口74と、シャワー側のケース側開口76との間をシールし遮断するものである。
そしてそれら係合片86と切欠部88との係合によって、アウタケース48が回転規制部材84に対し回転規制されている。
そしてそれら係合片90,92と切欠部94,96との係合によって、回転規制部材84自体が内ハウジング32に対して回転規制されている。
その状態の下で回転規制部材84は、図2に示しているように固定ナット98によって、内ハウジング32に軸方向に固定されている。
切替ハンドル24は、ストッパ部100-1が当り部102に当接することによって、上向き(切替ハンドル24における摘み104の上向き)の最大回転量が規定され、またストッパ部100-2が当り部102に当接することによって、下向きの最大回転量が規定されるようになっている。
この回転係合部106には、雄セレーション部108と平坦な係合面110-1とを有し、更に係合面110-1とは周方向の異なった位置の平坦な係合面110-2とを有している。
他方、切替ハンドル24の円筒部112の内部には、雄セレーション部108に対応する雌セレーション部114と、係合面110-1,110-2に共通に対応した平坦な係合面116とが設けられている。
上記のシリンダ弁体42は、この切替ハンドル24と軸体54との回転方向の係合によって、かかる軸体54を介し切替ハンドル24と一体に回転せしめられる。
この実施形態では、切替ハンドル24を中立位置(止水位置)から上向きに回転操作することで、流路をシャワー側に切り替えてシャワー吐水を行い、また切替ハンドル24を中立位置から下向きに回転操作することで、流路を吐水管16側に切り替えて、吐水口14から吐水させる。
この場合、前者も後者も同じ切替ユニット、即ち切替弁装置34と、軸体54と、切替ハンドル24のユニットを用いて対応することが可能である。
この場合、本実施形態においては図9(A)に示すように軸体54側の平坦な係合面100-1に対して係合状態にあった切替ハンドル24側の係合面116を、図9(B)に示すように軸体54側の平坦な係合面110-2に係合させることによって、同じ切替ユニットを用いて、そのまま対応することが可能となる。
図7は、切替ハンドル24の回転操作によるシリンダ弁体42の開弁時の吐水管16側の弁体側開口50と、対応するケース側開口70(及び74)との位置関係の変化を示している。
切替ハンドル24を更に下向きに回転操作すると、ケース側開口70に対する弁体側開口50の重合面積が増大して、吐水口14からの吐水流量が増大する。
このとき、弁体側開口50はケース側開口70に対し全開状態となり、吐水口14から最大流量で混合水が吐水される。
図7(C)に示しているように、この全開状態の下において弁体側開口50は、開弁側の回転方向の後端縁50aが、シール部材66の外側に位置しており、後端縁50aがシール部材66からはみ出した位置にある。
弁体側開口50の形状が、予めそのように定められている。
図8(A)は、図7(A)と同様に切替ハンドル24が中立位置にあるときの状態を表しており、このとき弁体側開口52はケース側開口72(及び76)に対して完全非重合状態にあって、シリンダ弁体42は完全閉弁状態にある。
この状態から更に切替ハンドル24を上向きに一杯まで回転操作すると、シャワー側の弁体側開口52が全開状態となり、ここにおいてシャワー側から最大流量で混合水が吐水される。
尚この実施形態では、回転方向と平行な第2部分50b-2を有しているが、側辺全体を傾斜形状となしておくことも勿論可能である。
一方前端縁については角度θ2で傾斜する2つの傾斜部50cにて形成されている。
この実施形態において、角度θ1はθ1=12.2°であり、またθ2=90°である。
42 シリンダ弁体
44 弁ケース
50,52 弁体側開口
50a 後端縁
66,68 シール部材
70,72,74,76 ケース側開口
Claims (2)
- 周方向の所定個所に通水用の弁体側開口を有する円筒形状のシリンダ弁体を、弁ケースの内部に回転可能に嵌入させるとともに、該弁体側開口に対応して該弁ケースに設けたケース側開口の周りをシールするシール部材を該弁ケースに保持させ、前記シリンダ弁体の回転により前記弁体側開口と前記ケース側開口とを重合状態として通水を行う一方、非重合状態として止水を行うようになしたシリンダ式弁装置において
前記弁体側開口の形状を、前記止水状態から前記シリンダ弁体を開弁側に回転させて全開状態としたとき、該弁体側開口の回転方向の後端縁が前記シール部材より外側の位置に位置する形状となしてあることを特徴とするシリンダ式弁装置。 - 請求項1において、前記弁体側開口の、前記シリンダ弁体の回転方向に延びる側辺の形状を、該回転方向と平行をなす部分を有しないか又は有するとしてもその長さが少なくとも1mm以下の、全体として該回転方向に対し非平行をなす形状としてあることを特徴とするシリンダ式弁装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011015791A JP5736586B2 (ja) | 2011-01-27 | 2011-01-27 | シリンダ式弁装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011015791A JP5736586B2 (ja) | 2011-01-27 | 2011-01-27 | シリンダ式弁装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012154456A JP2012154456A (ja) | 2012-08-16 |
JP5736586B2 true JP5736586B2 (ja) | 2015-06-17 |
Family
ID=46836384
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011015791A Active JP5736586B2 (ja) | 2011-01-27 | 2011-01-27 | シリンダ式弁装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5736586B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104455554B (zh) * | 2013-09-12 | 2017-02-01 | 北京清华阳光能源开发有限责任公司 | 双联动恒温阀门 |
JP6656846B2 (ja) * | 2015-08-26 | 2020-03-04 | 株式会社不二工機 | 流路切換弁及びシール部材 |
JP6722576B2 (ja) * | 2016-12-09 | 2020-07-15 | 株式会社Kvk | 切換止水弁 |
CN111102372A (zh) * | 2018-10-29 | 2020-05-05 | 伊利诺斯工具制品有限公司 | 调节阀 |
JP2023006587A (ja) * | 2021-06-30 | 2023-01-18 | パナソニックホールディングス株式会社 | 水栓 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60161761U (ja) * | 1984-04-05 | 1985-10-26 | 松下電工株式会社 | 水栓装置 |
JP2003336754A (ja) * | 2002-05-16 | 2003-11-28 | Jiyopuratsukusu Kk | 流体切換具 |
JP4062726B2 (ja) * | 2002-06-07 | 2008-03-19 | Toto株式会社 | シリンダバルブ |
-
2011
- 2011-01-27 JP JP2011015791A patent/JP5736586B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012154456A (ja) | 2012-08-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5736586B2 (ja) | シリンダ式弁装置 | |
JP5881335B2 (ja) | 流路切換弁 | |
US9512928B2 (en) | Valve and construction machine with the same | |
JP2004176873A (ja) | リーク機能付逆止弁 | |
JP2009036250A (ja) | 逆流防止止水栓と逆止弁ユニット | |
JP5727150B2 (ja) | シングルレバー混合水栓 | |
JP6101030B2 (ja) | シャワー水栓 | |
JP5736587B2 (ja) | ハンドルのストッパ機構 | |
JP2011033160A (ja) | 流量調整止水栓 | |
JP2010031986A (ja) | 流体調整弁 | |
JP6722576B2 (ja) | 切換止水弁 | |
JP6654492B2 (ja) | 水栓装置 | |
JP2007312953A (ja) | ドラム式洗濯機 | |
JP5621126B2 (ja) | 切替弁 | |
CN210949954U (zh) | 一种多功能闸阀 | |
TWI604148B (zh) | 球閥 | |
JP2010029857A (ja) | 散水ノズル | |
JP3795334B2 (ja) | バルブのウォータハンマ防止構造 | |
JP6452983B2 (ja) | バルブユニット,水栓及びバルブユニットの組付け方法 | |
JP4334039B2 (ja) | 止水機能付シャワーヘッドを備えたシングルレバー式混合水栓 | |
JP2007327249A (ja) | 水抜栓 | |
JP2008298199A (ja) | 止め輪及び止め輪を用いたストレーナ内蔵ボール弁装置。 | |
JP4257999B2 (ja) | 水抜栓 | |
CN216519706U (zh) | 一种安全双密封浮动球阀 | |
KR20110008209U (ko) | 밸브 일체형 엘보 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130930 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140826 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140828 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150324 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150326 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5736586 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |