JP5734919B2 - 緊急通報システム - Google Patents

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Description

本発明は、緊急通報システムに関する。
従来より、犯罪、急病等の緊急事態を特定の通報先に通報する緊急通報システムが知られている。図1は、従来の緊急通報システムの一例を示す。緊急通報システム100は、各拠点(一般家庭等)に設置された複数の緊急通報装置101と、アナログ回線網103を介して緊急通報の受け付けを行う緊急通報センタ102から構成される。
緊急通報装置101は、緊急時に緊急通報センタ102に通報するための緊急ボタン、相談ボタン、通報後に緊急通報センタ102のオペレータとハンズフリー通話するためのスピーカ/マイク、緊急通報装置101の各種設定情報を設定するための電話機インターフェース、パソコンインターフェースなどを備えている。
緊急通報センタ102は、緊急通報装置101からの緊急通報情報(データ通報)を画面上に自動的に表示・管理するためのデータ処理装置108、緊急通報装置101からの音声通報を受信し、通報者と音声会話をするための電話機109などから構成される。緊急通報情報は、装置番号、電話番号、住所、氏名、発生事象などから構成され、通報方式は、緊急通報情報をデータの形式でのみ通報する「データ通報」と、緊急通報情報を音声メッセージとして通報し、音声会話に移行する「音声通報」、両者を併用した「データ・音声通報」がある。
ここで、緊急通報装置101は運用開始前に機器の各種設定を行う必要がある。設定には大きく分けて2種類あり、緊急通報装置101の通信条件、動作条件を指定する「動作設定」と、音声通報メッセージを編集する「音声編集」とがある。これらの設定作業は、主に緊急通報装置101を各家庭に設置する工事業者により行われる。
動作設定には、装置番号、自局電話番号、住所、氏名、通報先電話番号、通報シーケンス、センサ条件などの設定があり、音声編集には、あらかじめ緊急通報装置101に登録された固定音声メッセージ(以下、「固定音片」とも称する)の組合せの他、住所、氏名などユーザ固有の音声メッセージの新規作成などがある。緊急通報装置101は、あらかじめ共通使用可能な音片(「緊急」、「発生」、「こちらは」、「です」など)を格納しており、ある程度の音声通報メッセージは組立可能であるが、住所、氏名などはユーザ毎に固有のため、新規に音声メッセージの作成が必要である。新規に音声メッセージを作成する手段として、任意のテキスト入力による音声合成技術が近年、進歩しており、音声合成エンジン(ミドルウェア)として製品化されている。音声合成エンジンとは、入力されたテキストベースの音声メッセージを元に、登録された音声フォント(音声素片)を最適に組合せ違和感のない音声を合成するもので、イントネーション、音量、音程などを任意に調整することができる。
特開2001−272993号公報 特開2003−309666号公報
図1に示すように、緊急通報装置101の設定は、主に電話機106および/またはパソコン107により行われる。
電話機106を使用した設定の場合、家庭にある一般の電話機のみで行えるメリットはあるが、テンキーによるPBトーン(0〜9、*、#)のみを用いるため、前述した「動作設定」及び「音声編集」のうち固定音片の組立までしかできず、新規に音声メッセージを作成することはできない。また、設定情報が緊急通報装置101にしか残らないため、履歴管理・設定情報の流用が困難である。
一方、パソコン107を使用した設定の場合、任意音声メッセージの作成を含めた全ての設定が可能となり、設定情報の蓄積も可能であるが、緊急通報装置101の設置工事の際、工事業者は専用の設定ソフトをインストールしたパソコン107を携行する必要がある。また、工事業者が複数のパソコン107を使用して設定作業を行った場合、蓄積したデータベースの統合が図りにくいといったデメリットもある。また、音声合成エンジンは比較的高いCPU性能を要求するため、設定作業を行う工事業者の所有するパソコン107のリプレースが必要となるケースもある。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、緊急通報装置の設定を効率的に行うことのできる緊急通報システムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の緊急通報システムは、緊急通報を発する緊急通報装置と、緊急通報装置から発せられた緊急通報を第1の通信回線網を介して受信する緊急通報受信装置と、緊急通報装置に関する情報を一元管理する情報管理サーバと、第1の通信回線網とは異なる第2の通信回線網を介して情報管理サーバと通信可能に構成され、且つ緊急通報装置と通信可能に構成された携帯端末装置であって、緊急通報装置と情報管理サーバとの間の情報の受け渡しを仲介する携帯端末装置とを備える。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を装置、方法、システム、プログラム、プログラムを格納した記録媒体などの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、緊急通報装置の設定を効率的に行うことのできる緊急通報システムを提供できる。
従来の緊急通報システムの一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る緊急通報システムを説明するための図である。 緊急通報装置の構成を説明するための図である。 緊急通報装置に対する設定一覧を示す図である。 多機能携帯電話の構成を説明するための図である。 情報管理サーバの構成を説明するための図である。 緊急通報センタ内のデータ処理装置の構成を説明するための図である。 情報管理サーバのデータ格納部に格納されるデータと、データ処理装置のデータ格納部に格納されるデータを示す図である。 本発明の実施形態に係る緊急通報システムにおける動作設定情報編集処理および音声メッセージ編集/試聴処理を説明するためのフローを示す図である 本発明の実施形態に係る緊急通報システムにおける設定情報の書込処理および読出処理を説明するためのフローを示す。 多機能携帯電話を介したデータ転送について説明するための図である。 図12(a)〜(c)は、データ転送方法の変更について説明するための図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
図2は、本発明の実施形態に係る緊急通報システム10を説明するための図である。図2に示すように、緊急通報システム10は、緊急通報を発する緊急通報装置11と、緊急通報受信装置としてデータ処理装置18および電話機19を有する緊急通報センタ12と、緊急通報装置11と緊急通報センタ12とを通信可能に接続する第1の通信回線網としてのアナログ回線網13と、多機能携帯電話20と、情報管理サーバ22と、多機能携帯電話20と情報管理サーバ22とを通信可能に接続する第2の通信回線網としてのIP(Internet Protocol)回線網24および携帯回線網26と、緊急通報センタ12と情報管理サーバ22とを通信可能に接続するIP回線網27とを備える。
図3は、緊急通報装置11の構成を説明するための図である。図3に示すように、緊急通報装置11は、緊急時に緊急通報センタ12に通報するための緊急ボタン30と、通報後に緊急通報センタ12のオペレータとハンズフリー通話するためのスピーカ31およびマイク32と、スピーカ31およびマイク32に接続されたハンズフリー制御部33と、多機能携帯電話20と通信するための無線近距離IF(インタフェース)部34および有線近距離IF部35と、緊急通報装置11の各部を統括制御する制御部36と、アナログ回線網13を介した緊急通報センタ12との通信を制御するネットワーク制御部37と、緊急通報装置11に設定された各種設定情報を格納する設定情報格納部38とを備える。
緊急時にユーザが緊急ボタン30を押すと、制御部36は設定情報格納部38から設定情報を読み出す。ネットワーク制御部37は、読み出された設定情報を緊急通報情報としてアナログ回線網13を介して緊急通報センタ12に送信する。上述したように、緊急通報情報は、装置番号、電話番号、住所、氏名、発生事象などから構成され、通報方式は、緊急通報情報をデータの形式でのみ通報する「データ通報」と、緊急通報情報を音声メッセージとして通報し、音声会話に移行する「音声通報」、両者を併用した「データ・音声通報」がある。
緊急通報装置11は、運用開始前に各種設定を行う必要がある。上述したように、設定には大きく分けて2種類あり、緊急通報装置11の通信条件、動作条件を指定する「動作設定」と、音声通報メッセージを編集する「音声編集」とがある。これらの設定作業は、主に緊急通報装置11を各家庭に設置する工事業者により行われる。
図4は、緊急通報装置11に対する設定一覧を示す。上述したように、緊急通報装置11に対する設定には、動作設定と、音声編集とがある。図4に示すように、動作設定は、装置番号、電話番号、住所、氏名、通報先電話番号、センサ条件、通報シーケンスの設定を含む。音声編集は、事象別メッセージの組み立て、任意メッセージの編集を含む。緊急通報装置11に対して設定された内容は、設定情報として設定情報格納部38に格納される。
本実施形態において、緊急通報装置11に対する各種設定は、多機能携帯電話20により行われる。あるいは、多機能携帯電話20に代えて、パソコンやタブレット形式の多機能携帯端末が用いられてもよい。
緊急通報装置11は、無線および有線を用いた近距離通信手段で多機能携帯電話20と通信可能に構成されている。緊急通報装置11との通信は、無線近距離IF部34および有線近距離IF部35を介して行われる。無線通信方式は特に限定されず、例えばBluetooth(登録商標)、IrDA(Infrared Data Association)、Felica(登録商標)などであってよい。有線通信方式も特に限定されず、例えばUSB(Universal Serial Bus)などのシリアルバスを用いたものであってよい。
図5は、多機能携帯電話20の構成を説明するための図である。多機能携帯電話20は、緊急通報装置11と情報管理サーバ22との間の情報の受け渡しを仲介する。図5に示すように、多機能携帯電話20は、制御部50と、メモリ51と、無線回線IF部52と、無線近距離IF部53と、有線近距離IF部54と、表示部55と、操作部56と、スピーカ57とを備える。
多機能携帯電話(「スマートフォン」とも呼ばれる)20は、従来の携帯電話とパソコン・PDA(携帯情報端末)の機能を組み合わせたもので、近年急速に普及している。多機能携帯電話20は、従来の携帯電話と比較して表示部55および操作部56が広く、処理性能、通信機能が強化されている。また、多くのWebサイトがスマートフォンに対応しているため、Webサイト閲覧が容易であり、インターネットとの親和性が高い。また、サードパーティが提供するアプリケーションをダウンロードすることにより、自分好みに機能を強化することができるのも特長である。
多機能携帯電話20は、アナログ回線網13とは異なる回線であるIP回線網24および携帯回線網26を介して情報管理サーバ22と通信可能に構成されている。情報管理サーバ22との通信は、無線回線IF52を介して行われる。
また、多機能携帯電話20は、上述したように無線および有線を用いた近距離通信手段により緊急通報装置11と通信可能に構成されている。情報管理サーバ22との通信は、無線近距離IF部53および有線近距離IF54を介して行われる。
多機能携帯電話20の制御部50は、動作設定・音声編集部58と、データ転送制御部59とを含む。動作設定・音声編集部58は、多機能携帯電話20に緊急通報装置11の動作設定の編集および音声メッセージの編集を可能とするための機能ブロックであり、例えばWebブラウザであってよい。工事業者は、多機能携帯電話20の表示部55および操作部56を用いて動作設定・音声編集部58を操作して、IP回線網24および携帯回線網26を介して情報管理サーバ22にリモートアクセスする。そして、情報管理サーバ22内のアプリケーションを利用して緊急通報装置11の動作設定の編集および任意音声メッセージの編集を行う。ここで、編集された緊急通報装置11の設定情報は、全て情報管理サーバ22のデータベースのみに格納され、多機能携帯電話20には格納されない。
音声メッセージを編集する工事業者は、スピーカ57を用いて編集した音声メッセージの内容を確認することができる。
データ転送制御部59は、緊急通報装置11と情報管理サーバ22との間を仲介してデータを双方向に転送する機能を有する。
工事業者が緊急通報装置11に設定情報の書き込みを行う際は、多機能携帯電話20を緊急通報装置11の近傍に携行し、書き込み操作を行う。工事業者から書き込み指示がなされた場合、データ転送制御部59は、IP回線網24および携帯回線網26を介して情報管理サーバ22から設定情報をダウンロードする。そして、データ転送制御部59は、ダウンロードした設定情報を無線近距離IF部53および/または有線近距離IF54を介して緊急通報装置11に転送する。転送された設定情報は、緊急通報装置11の設定情報格納部38に格納される。ここで、情報管理サーバ22からダウンロードした設定情報は、一時的に多機能携帯電話20のメモリ51に展開されるが、緊急通報装置11への転送が完了した時点で削除される。
また、工事業者が緊急通報装置11から設定情報の読み出しを行う際は、多機能携帯電話20を緊急通報装置11の近傍に携行し、読み出し操作を行う。工事業者から読み出し指示がなされた場合、データ転送制御部59は、無線近距離IF部53および有線近距離IF54を介して緊急通報装置11の設定情報格納部38から設定情報を読み出す。そして、データ転送制御部59は、読み出した設定情報をIP回線網24および携帯回線網26を介して情報管理サーバ22にアップロードする。アップロードされた設定情報は、情報管理サーバ22に格納される。この場合も、緊急通報装置11から読み出した設定情報は、一時的に多機能携帯電話20のメモリ51に展開されるが、情報管理サーバ22へのアップロードが完了した時点で削除される。
このように本実施形態においては、多機能携帯電話20は、緊急通報装置11と情報管理サーバ22との間の設定情報の受け渡し処理を完了後、多機能携帯電話20内に該設定情報が残らないよう構成されている。
図6は、情報管理サーバ22の構成を説明するための図である。情報管理サーバ22は、緊急通報装置11に関する設定情報を一元管理する機能を有する。情報管理サーバ22は、制御部60と、多機能携帯電話20とIP回線網27を介して通信するためのLAN IF部61と、多機能携帯電話20とIP回線網24および携帯回線網26を介して通信するためのLAN IF部62と、メモリ63と、データ格納部64とを備える。
情報管理サーバ22の制御部60は、動作設定編集部65と、音声編集部66と、データ更新部67とを備える。
動作設定編集部65は、多機能携帯電話20からのリモートアクセスにより動作する、緊急通報装置11に設定する動作設定情報を編集するためのアプリケーションである。
音声編集部66は、多機能携帯電話20からのリモートアクセスにより動作する、緊急通報装置11に設定する音声メッセージを編集するためのアプリケーションである。音声編集部66は、入力されたテキストベースの音声メッセージを元に、登録された音声フォント(音声素片)を最適に組合せ違和感のない音声を合成する音声合成エンジンを含む。
データ更新部67は、緊急通報センタ12内のデータ処理装置18が有する緊急通報装置11に関する設定情報を、定期的におよび/またはデータ処理装置18からの要求に応じて更新する。データ更新部67の動作については後述する。
データ格納部64は、緊急通報装置11に設定される設定情報、すなわち動作設定情報および音声メッセージ情報を格納する。本実施形態においては、情報管理サーバ22は、緊急通報装置11の設定情報を一元管理している。従って、データ格納部64に格納された設定情報が最も優先されるデータであり、緊急通報装置11の設定情報を書き換える場合には、必ずデータ格納部64に格納された設定情報が参照される。言い換えると、緊急通報装置11の設定情報をデータ格納部64に格納された設定情報と異なるものとすることはできない。
図7は、緊急通報センタ12内のデータ処理装置18の構成を説明するための図である。データ処理装置18は、制御部70と、情報管理サーバ22とIP回線網27を介して通信するためのLAN IF部71と、メモリ72と、データ格納部73と、緊急通報装置11からの緊急通報情報を表示するための表示部74とを備える。
図8は、情報管理サーバ22のデータ格納部64に格納されるデータと、データ処理装置18のデータ格納部73に格納されるデータを示す。緊急通報センタ12内のデータ処理装置18が有する緊急通報装置11に関する情報(装置情報)と、データ格納部64が有する設定情報は、一部共通である。図8に示すように、緊急通報装置11の電話番号、装置番号、住所、氏名などが共通データである。
本実施形態では、データ処理装置18の制御部70は、装置情報更新要求部75と、装置情報自動更新受付部76とを備える。
装置情報更新要求部75は、例えば緊急通報センタ12のオペレータからの指示に応じて、情報管理サーバ22のデータ更新部67に対し緊急通報装置11に関する設定情報の更新を要求する。情報管理サーバ22のデータ更新部67は、この要求に応じて装置番号などの情報を制御部70に送信し、データ処理装置18のデータ格納部73の装置情報が更新される。
また、装置情報自動更新受付部76は、データ更新部67のデータ更新部67から定期的に送られてくる装置番号などの情報を受け付け、データ処理装置18のデータ格納部73の装置情報が更新される。
本実施形態では、このように、データ処理装置18で装置情報の設定作業を行う場合、必ず情報管理サーバ22のデータ格納部64に格納された設定情報を参照する。情報管理サーバ22のデータ格納部64に該当のデータがない場合は、情報管理サーバ22に装置情報がない旨を通知する。すなわち、装置情報は情報管理サーバ22のデータ格納部64に格納されたデータを優先とし、データ処理装置18単独での書き換えはできないものとする。このような構成とすることで、データ処理装置18と情報管理サーバ22とで装置情報が不一致となる事態を回避できる。なお、装置情報の識別には、装置設置宅の電話番号などユニークな項目を使用することで、データの重複を回避する。
図9は、本発明の実施形態に係る緊急通報システム10における動作設定情報編集処理および音声メッセージ編集/試聴処理を説明するためのフローを示す。
まず、緊急通報装置11に設定する動作設定情報の編集について説明する。動作設定情報の編集を行う場合、工事業者90は、まず多機能携帯電話20を用いて情報管理サーバ22にリモートアクセスし、情報管理サーバ22の動作設定編集部65を起動して動作設定情報の編集を行う。具体的には、設置宅の住所、氏名、電話番号、設置する緊急通報装置11のシリアル番号等の編集を行う。編集された動作設定情報は、情報管理サーバ22のデータ格納部64に格納される。なお、多機能携帯電話20には動作設定情報は保存されない。
次に、緊急通報装置11に設定する音声メッセージの編集およびその試聴について説明する。工事業者90は、まず多機能携帯電話20を用いて情報管理サーバ22にリモートアクセスし、情報管理サーバ22の音声編集部66を起動して音声メッセージの編集を行う。編集された音声メッセージは、情報管理サーバ22のデータ格納部64に格納される。なお、多機能携帯電話20には動作設定情報は保存されない。
音声メッセージ編集後、工事業者90は正しく音声メッセージが編集されたか確認するために、音声メッセージを試聴する。まず、工事業者90は多機能携帯電話20を用いて情報管理サーバ22にリモートアクセスし、データ格納部64に格納された編集済の音声メッセージを多機能携帯電話20にダウンロードする。工事業者90が音声メッセージを試聴後、音声メッセージは多機能携帯電話20から消去される。あるいは、音声メッセージのダウンロードに代えて、音声メッセージをストリーミングで試聴してもよい。
図10は、本発明の実施形態に係る緊急通報システム10における設定情報の書込処理および読出処理を説明するためのフローを示す。設定情報は、動作設定情報および音声メッセージ情報を含む。
まず、緊急通報装置11への設定情報の書き込みについて説明する。工事業者90は、まず近距離通信を行うために多機能携帯電話20を緊急通報装置11の近傍に携行し、多機能携帯電話20を用いて設定情報の書込を指示する。この書込指示は、多機能携帯電話20を介して情報管理サーバ22および緊急通報装置11の双方に通知される。指示を受けた情報管理サーバ22は、データ格納部64に格納された設定情報をIP回線網24および携帯回線網26を介して多機能携帯電話20に送信する。多機能携帯電話20にダウンロードされた設定情報は、近距離通信手段を介して緊急通報装置11に転送され、緊急通報装置11の設定情報格納部38に書き込まれる。ここで、上述したようにダウンロードされた設定情報は一時的に多機能携帯電話20内のメモリ51に展開されるが、緊急通報装置11への転送が完了した時点で削除される。
次に、緊急通報装置11からの設定情報の読み出しについて説明する。工事業者90は、まず多機能携帯電話20を緊急通報装置11の近傍に携行し、多機能携帯電話20を用いて設定情報の読出を指示する。この読出指示は、多機能携帯電話20を介して情報管理サーバ22および緊急通報装置11の双方に通知される。指示を受けた緊急通報装置11は、設定情報格納部38に格納された設定情報を近距離通信手段を介して多機能携帯電話20に送信する。多機能携帯電話20に読み出された設定情報は、IP回線網24および携帯回線網26を介して緊急通報装置11にアップロードされ、情報管理サーバ22のデータ格納部64に格納される。ここで、上述したように緊急通報装置11から読み出された設定情報は一時的に多機能携帯電話20内のメモリ51に展開されるが、情報管理サーバ22へのアップロードが完了した時点で削除される。
図11は、多機能携帯電話20を介したデータ転送について説明するための図である。多機能携帯電話20を介した情報管理サーバ22と緊急通報装置11との間のデータ転送は、短時間に完了することが望ましいが、多機能携帯電話20は多種多様であり、メーカごと、または機種ごとに内部メモリ容量、回線IFの通信速度、近距離通信手段の種別、近距離通信手段の通信速度など、個々に異なる仕様を有する。
そのため、本実施形態では、図11に示すように、多機能携帯電話20のデータ転送制御部59に、情報管理サーバ22と多機能携帯電話20との間の通信回線の速度、メモリ51の容量、緊急通報装置11と多機能携帯電話20との間の近距離通信速度などに基づいて最適なデータ転送方法を決定し、変更するデータ転送方法判定部80を備える。
図12(a)〜(c)は、データ転送方法の変更について説明するための図である。例えば、図12(a)に示すように近距離通信速度が回線通信速度より遅い場合、近距離通信速度の許容量を考慮して、回線側のデータ転送量を制御し、ウェイトを設けるなどの速度調整を行う。
逆に図12(b)に示すように近距離通信速度が回線通信速度より速い場合は、回線通信速度の許容量を考慮して、近距離通信のデータ転送量を制御し、ウェイトを設けるなどの速度調整を行う。
また、図12(c)に示すようにメモリ51の容量が小さい場合は、メモリ51の許容量を考慮してパケットを分割するなどの処理を行い、転送量を調整する。
以上、本発明の実施形態に係る緊急通報システム10について説明した。本実施形態に係る緊急通報システム10では、緊急通報装置に関する情報を一元管理する情報管理サーバ22を設け、多機能携帯電話20を介して緊急通報装置11と情報管理サーバ22との間の設定情報の受け渡しを仲介するよう構成した。これにより、緊急通報装置11の設定情報の編集が任意の場所から可能となり、設定情報の一元管理が可能となる。その結果、設定情報の履歴管理・流用などが容易となり、緊急通報装置11の設定作業の効率化を図ることができる。また、緊急通報装置11への設定情報の書込/読出作業も携行が容易な汎用の多機能携帯電話20にて可能となるため、設定作業の利便性向上を図ることができる。
また、従来のように、個々のパソコンで設定作業をした場合、万が一、工事業者が所有するパソコンの紛失や、ウィルス感染などが発生した場合、個人情報の流出の恐れがある。その点、本実施形態に係る緊急通報システム10では、設定情報を情報管理サーバ22で一元管理し、設定情報の転送を仲介する多機能携帯電話20にはデータが残らないように構成されているので、セキュリティ性の向上を図ることができる。
また、本実施形態では、現状のアナログ回線網13を介した緊急通報装置11と緊急通報センタ12間の緊急通報システム自体には特別な手を加えることなくシステムを構成できるので、コスト面において有利である。また、緊急通報装置11と緊急通報センタ12との間の通信回線を信頼性およびセキュリティ性の高いアナログ回線網13のままとすることにより、システムのとしての信頼性およびセキュリティ性を維持しつつ、緊急通報装置11の設定作業の効率化を図ることができる。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
10 緊急通報システム、 11 緊急通報装置、 12 緊急通報センタ、 13 アナログ回線網、 18 データ処理装置、 19 電話機、 20 多機能携帯電話、 22 情報管理サーバ、 24、27 IP回線網、 26 携帯回線網、 緊急ボタン、 31 スピーカ、 32 マイク、 38 設定情報格納部、 58 動作設定・音声編集部、 59 データ転送制御部、 65 動作設定編集部、 66 音声編集部、 67 データ更新部、 75 装置情報更新要求部、 76 装置情報自動更新受付部。

Claims (7)

  1. 緊急通報を発する緊急通報装置と、
    前記緊急通報装置から発せられた緊急通報を第1の通信回線網を介して受信する緊急通報受信装置と、
    前記緊急通報装置に関する情報を一元管理する情報管理サーバと、
    前記第1の通信回線網とは異なる第2の通信回線網を介して前記情報管理サーバと通信可能に構成され、且つ前記緊急通報装置と通信可能に構成された携帯端末装置であって、前記緊急通報装置と前記情報管理サーバとの間の情報の受け渡しを仲介する携帯端末装置と、
    を備え
    前記情報管理サーバは、
    前記緊急通報装置に設定する動作設定情報を編集するための動作設定編集部と、
    前記緊急通報装置に設定する音声メッセージ情報を編集するための音声編集部と、
    前記緊急通報装置に設定される動作設定情報および音声メッセージ情報を格納する格納部と、
    を備えることを特徴とする緊急通報システム。
  2. 前記第1の通信回線網は、アナログ回線網であることを特徴とする請求項1に記載の緊急通報システム。
  3. 前記第2の通信回線網は、IP回線網および/または携帯回線網を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の緊急通報システム。
  4. 前記携帯端末装置は、前記情報管理サーバの前記動作設定編集部および前記音声編集部に前記第2の通信回線網を介してリモートアクセスし、動作設定および音声メッセージの編集を行うことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の緊急通報システム。
  5. 前記携帯端末装置は、前記緊急通報装置と前記情報管理サーバとの間の情報の受け渡し処理を完了後、当該携帯端末装置内にある前記情報を消去するよう構成されることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の緊急通報システム。
  6. 前記携帯端末装置は、前記緊急通報装置と当該携帯端末装置との間の通信速度、前記情報管理サーバと当該携帯端末装置との間の通信速度、および当該携帯端末装置の内部メモリ容量に基づいて、データの転送方法を変更するデータ転送方法判定部を備えることを特長とする請求項1からのいずれかに記載の緊急通報システム。
  7. 前記情報管理サーバは、前記緊急通報受信装置が有する前記緊急通報装置に関する情報を定期的におよび/または前記緊急通報受信装置からの要求に応じて更新するデータ更新部をさらに備えることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の緊急通報システム。
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