JP6543369B2 - 防災監視設備管理システム - Google Patents

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Description

本発明は、火災感知器からの火災信号を受信して警報する受信機を設けた防災設備をサーバにより管理する防災監視設備管理システムに関する。
従来、火災を監視する防災監視設備にあっては、例えばP型として知られた受信機から引き出された感知器回線にオンオフ型の火災感知器を接続して回線単位で火災を監視して警報するようにしている。また、R型として知られた受信機から引き出された伝送回線にアドレスを設定したアナログ火災感知器を接続し、感知器単位に火災を監視して警報するようにしている。
このような防災監視設備は、製造元が対象施設に設置して顧客に引き渡しを完了した後は、顧客側が管理責任者を定めることで責任を持って防災監視設備の運用管理を行っており、万一、火災が発生した場合にも適切に対処可能としている。
また防災監視設備の運用中にあっては、外部の専門会社等に依頼して定期的に保守点検を行っており、受信機、火災感知器、発信機等の試験を行うことで設備が正常に機能することを確認している。
このような防災監視設備の運用については、製造側で管理マニュアルを作成し、これに従った運用管理を推奨しているが、実際の運用は施設の規模や利用形態により様々であり、管理マニュアルに従った一義的な運用に限られず、防災監視設備に固有の運用管理が行われる可能性があり、運用管理の実態を設備の製造側で把握することは困難な状況にある。
この問題を解決するため、防災監視設備の受信機にブラウザ機能を設け、また受信機の近傍に設置したゲートウェイ装置を介してインターネットに接続可能とし、製造側で防災監視設備の運用管理を支援するサーバを準備し、サーバと監視設備の受信機との間をインターネットを介して通信接続可能とし、必要に応じてサーバからの要求で受信機側で記憶している火災検知などのイベントを示す履歴データをアップロードして収集可能とし、また、サーバから更新プログラムをダウンロードして受信機の制御プログラムをバージョンアップして支援するような利用法等が考えられている。
特開2013−089091号公報 特開2004−126880号公報 特開2003−109137号公報 特開2013−089077号公報
しかしながら、このような従来のインターネットを利用してサーバによる防災監視設備の運用管理の支援や履歴データの収集を行うシステムにあっては、受信機側にブラウザ機能を設けたり、専用のゲートウェイ装置を設けてインターネット接続を可能とする機能の追加や機器の設置が必要であり、サーバによる履歴データの収集は例えば1ケ月単位で十分であり、また、更新プログラムによる受信機のバージョンアップもその頻度は低いものであり、受信機とサーバとの間を常時接続可能とする機能や設備を設置する必要性は低く、必要以上に設備コストや運用コストが嵩むことになる。
このため受信機にメモリカードを設けて履歴データを格納し、定期点検等の際に、メモリカードを交換して履歴データを収集したり、また、必要に応じて受信機にパソコンを接続して更新プログラムをインストールする方法がとられる。しかし、防災監視設備の点検は製造元以外の会社に依頼することもあり、製造元であっても顧客の許可を得ない限り、施設に出入りすることはできず、継続的な運用管理の支援や履歴データの収集は期待できない状況にある。
本発明は、アクセスポイント機能をもつ携帯電話端末の普及を前提に、機能や機器の追加を必要最小限に抑え、インターネット及び携帯電話網を介してサーバと受信機を通信接続してデータのやり取りを可能とする防災監視設備管理システムを提供することを目的とする。
(防災監視設備監視システム)
本発明は、
1又は複数の防災設備に設けられ、監視領域に設置した火災感知器からの火災信号を受信して警報する受信機と、
受信機に設けられた制御部に接続されて外部機器との間を無線回線により通信接続する無線通信アダプタと、
無線通信アダプタの通信可能エリアに存在した場合に、無線通信アダプタと外部通信網との間を通信接続すると共に外部通信網と通信接続する携帯端末と、
外部通信網を介して携帯端末と通信接続するサーバと、
を備え、受信機とサーバとの間を無線通信アダプタ、携帯端末及び外部通信網を経由して通信接続し、受信機とサーバとの間で所定のデータを送受信する防災監視設備管理システムを対象とする。
(履歴データの収集)
受信機の制御部は、監視制御中に発生した所定のイベントを履歴データとして保存し、無線通信アダプタの通信可能エリアに携帯端末が存在する場合に、サーバに問合せ信号を送信し、
サーバの制御部は、受信機から問合せ信号を受信した場合に、所定の履歴収集周期に達していた場合は受信機に履歴要求信号を送信し、
受信機の制御部は、サーバから履歴要求信号を受信した場合に、所定期間分の履歴データをサーバに送信し、
サーバの制御部は、受信機から受信した履歴データを保存する。
(履歴データ送信の中断と再開)
受信機の制御部は、
サーバから履歴要求信号を受信した場合に、送信対象とする所定期間分の履歴データを所定データ長のブロックデータに分割して順次送信し、
ブロックデータの送信中に無線通信アダプタと携帯端末との間の通信接続が中断した場合に、データ送信が中断したブロックデータを記憶し、無線通信アダプタと携帯端末との間の通信接続が確立した場合、データ送信を中断したブロックデータの先頭から送信を再開する。
(プログラム更新)
受信機の制御部は、無線通信アダプタの通信可能エリアに携帯端末が存在する場合に、サーバに問合せ信号を送信し、
サーバの制御部は、受信機から問合せ信号を受信した場合に、所定のプログラム更新信号を受信機に送信し、
受信機の制御部は、プログラム更新信号を受信した場合に、当該プログラム更新信号に基づき自己のプログラムを更新する。
(更新プログラム送信の中断と再開)
サーバの制御部は、受信機にプログラム更新信号を送信する場合に、送信対象とする更新プログラムを所定データ長のブロックデータに分割して順次送信し、ブロックデータの送信中に携帯端末と無線通信アダプタの間の通信接続が中断した場合に、データ送信が中断したブロックデータを記憶し、携帯端末と無線通信アダプタとの間の通信接続が確立した場合、データ送信を中断したブロックデータの先頭から送信を再開する。
(携帯電話端末)
防災監視管理システムで使用する携帯端末は通話機能を備えた携帯電話端末である。
(基本的な効果)
本発明の防災監視設備管理システムは、1又は複数の防災設備に設けられ、監視領域に設置した火災感知器からの火災信号を受信して警報する受信機と、受信機に設けた制御部の入出力ポートに接続して外部機器との間を無線回線により通信接続する無線通信アダプタと、無線通信アダプタの通信可能エリアに存在した場合に、無線通信アダプタと外部通信網との間を通信接続すると共に外部通信網と通信接続する携帯端末と、外部通信網を介して携帯端末と通信接続するサーバとを設け、受信機とサーバとの間を無線通信アダプタ、携帯端末及び外部通信網を経由して通信接続し、受信機とサーバとの間で所定のデータを送受信するようにしたため、例えば施設の管理者や担当者が保有する無線LANのアクセスポイントとして機能するスマートフォン等の携帯端末が受信機に設けた無線通信アダプタ、例えば無線LANアダプタの通信エリアに入ると、受信機とサーバとの間に無線LANアダプタ、携帯端末、携帯電話網とインターネットからなる外部通信網を介して通信接続が行われ、このときに受信機側又はサーバ側からの要求に基づき、必要とするデータの受信機からサーバへのアップロード又はサーバから受信機へのダウンロードが可能となり、サーバを保有する製造側で防災監視設備のデータが収集でき、また受信機側ではサーバからの支援サービスを必要に応じて受けることができる。
また、受信機とサーバの通信接続は、受信機に無線LANのステーションとして機能する無線通信アダプタ、例えばWiFiドングルとして知られた小型で低価格の無線LANアダプタを受信機制御部の入出力ポートとして機能するUSBポートにコネクタ接続し、また、設備の受信機設置場所に出入りする管理者や担当者の保有している携帯端末のアクセスポイント機能を利用することで実現でき、追加機器は無線LANアダプタだけで済み、後は携帯端末のアクセスポイント機能を利用してインターネット接続が簡単に実現できる。
また、設備の受信機設置場所に出入りする管理者や担当者の保有している携帯端末のアクセスポイント機能を利用してインターネット接続する場合、管理者や担当者が不在の場合は、その携帯端末を利用できないが、例えば一日単位や一週間単位といった期間でみた場合、受信機に設けた無線通信アダプタの通信エリアに携帯端末が存在する機会は必ずあり、そのタイミングを利用してインターネット接続することで、データをやり取りする頻度がそれほど高くないサーバと受信機との間に、必要にして十分な通信接続を実現可能とする。
(履歴データの収集による効果)
また、受信機の制御部は、監視制御中に発生した所定のイベントを履歴データとして保存し、所定の問合せ周期に達する毎に、無線通信アダプタと携帯端末との間の通信接続が確立したことを条件にサーバに問合せ信号を送信し、サーバの制御部は、受信機から問合せ信号を受信した場合に、所定の履歴収集周期に達していた場合は受信機に履歴要求信号を送信し、受信機の制御部は、サーバから履歴要求信号を受信した場合に、所定期間分の履歴データをサーバに送信し、サーバの制御部は、受信機から受信した履歴データを保存するようにしたため、受信機に接続した通信アダプタと携帯端末の通信接続は、携帯端末を保有している施設の管理者や担当者等の行動に依存してランダムに発生するが、このとき受信機からサーバに問合せを行い、問合せを受けたサーバは、例えば1ケ月の履歴収集周期に達していたら履歴要求を受信機に行って履歴データを収集し、履歴収集周期に達していなければ、例えば通信終了を通知し、これによる受信機とサーバとの通信接続がランダムに発生したとしても、その機会を利用して所定期間分の履歴データを受信機からサーバに送って活用可能とする。
(履歴データ送信の中断と再開による効果)
また、受信機の制御部は、サーバから履歴要求信号を受信した場合に、送信対象とする所定期間分の履歴データを所定データ長のブロックデータに分割して順次送信し、ブロックデータの送信中に無線通信アダプタと携帯端末との間の通信接続が中断した場合に、データ送信が中断したブロックデータを記憶し、無線通信アダプタと携帯端末との間の通信接続が確立した場合、データ送信を中断したブロックデータの先頭から送信を再開するようにしたため、携帯端末を利用した受信機とサーバとの通信接続は、携帯端末を保有している管理者や担当者が受信機設置場所から離れた場合に、ランダムに中断する可能性があるが、このデータ送信の中断を想定して履歴データをブロックデータに分割して順次送信しており、データ送信が中断した場合、次の通信接続が行われたら、データ送信を中断したブロックデータの先頭から送信を再開することで、履歴データを最初から送り直す必要がなく、データ送信の中断と再開が起きても、効率良く履歴データを送信することを可能とする。
(プログラム更新による効果)
また、受信機の制御部は、所定の問合せ周期に達する毎に、無線通信アダプタと携帯端末との間の通信接続が確立したことを条件にサーバに問合せ信号を送信し、サーバの制御部は、受信機から問合せ信号を受信した場合に、所定のプログラム更新信号を受信機に送信し、受信機の制御部は、プログラム更新信号を受信した場合に、当該プログラム更新信号に基づき自己のプログラムを更新するようにしたため、受信機からサーバへの履歴データ送信の場合と同様、受信機に接続した通信アダプタと携帯端末の通信接続は、携帯端末を保有している施設の管理者や担当者等の行動に依存してランダムに発生するが、このとき受信機からサーバに問合せを行い、問合せを受けたサーバは、受信機のプログラム更新が設定されていれば、更新プログラムを受信機に送ってバージョンアップし、受信機とサーバとの通信接続がランダムに発生したとしても、その機会を利用して更新プログラムを受信機からサーバに送って更新可能とする。
(更新プログラム送信の中断と再開による効果)
また、サーバの制御部は、受信機にプログラム更新信号を送信する場合に、送信対象とする更新プログラムを所定データ長のブロックデータに分割して順次送信し、ブロックデータの送信中に携帯端末と無線通信アダプタの間の通信接続が中断した場合に、データ送信が中断したブロックデータを記憶し、携帯端末と無線通信アダプタとの間の通信接続が確立した場合、データ送信を中断したブロックデータの先頭から送信を再開するようにしたため、履歴データ送信の場合と同様に、携帯端末を利用した受信機とサーバとの通信接続は、携帯端末を保有している管理者や担当者が受信機設置場所から離れた場合に、ランダムに中断する可能性があるが、このデータ送信の中断を想定して更新プログラムをブロックデータに分割して順次送信しており、データ送信が中断した場合、次の通信接続が行われたら、データ送信を中断したブロックデータの先頭から送信を再開することで、更新プログラムの送信を最初から送り直す必要がなく、データ送信の中断と再開が起きても、効率良く更新プログラムを送信することを可能とする。
複数の防災監視設備の受信機をサーバにより管理する防災監視設備管理システムの概略を示した説明図 受信機の機能構成の概略を示したブロック図 受信機からサーバへの履歴データのブロック分割送信を示した説明図 携帯電話端末の機能構成の概略を示した説明図 受信機制御を示したフローチャート サーバ制御を示したフローチャート
[防災監視設備監視システムの概要]
図1は本発明による防災監視設備管理システムの概略を示した説明図である。図1に示すように、管理対象とする施設A1〜Anには例えば回線単位に火災を監視するP型の受信機10を備えた防災監視設備を設けている。
受信機10は施設A1〜Anにおける建物の管理人室などに設置しており、受信機10からは建物内の警戒区域に向けて引き出した信号回線に所定の感知区域ごとに設置した火災感知器16を接続している。
火災感知器16は火災に伴う煙を検出する煙感知器又は火災に伴う熱を検出する熱感知器である。火災感知器16は煙濃度又は温度の検出信号から火災を検出して動作した場合(これを「発報」又は「発報動作」という)、発報電流を信号回線に流すことで火災信号を受信機10に送信して火災警報を出力させる。
受信機10は火災感知器16が送信した火災信号を受信すると、主音響警報、地区音響警報、代表火災表示、地区火災表示等による火災警報の出力を行う。
また受信機10から引き出された信号回線には図示しない発信機を接続しており、発信機釦の押し込み操作によるスイッチのオンにより火災発信信号を受信機10に送信して火災警報を出力させる。
受信機10には制御部11とアンテナ13を備えた無線LANアダプタ12を設けている。無線LANアダプタ12は無線通信アダプタとして機能し、制御部11の入出力ポートに接続して外部機器との間を無線LAN回線により通信接続する。
施設A1〜Anの受信機10に設けた無線LANアダプタ12の通信エリアに、防災管理者や担当者が保有する携帯端末として機能するスマートフォン等の携帯電話端末14が存在した場合、携帯電話端末14は受信機10の無線LANアダプタ12と通信接続すると共に、基地局20を介して外部通信網となる携帯電話網18と接続し、更にインターネット22を介してサーバ24と通信接続する。サーバ24は例えば受信機10を備えた防災監視設備を製造したメーカが保有している管理用のサーバであり、制御部26とデータベース28を備える。
ここで、スマートフォン等を用いた携帯電話端末14は、無線LANのアクセスポイントとして機能する無線LAN通信機能、例えばデザリング機能を備えており、無線ルータを経由せず、受信機10に設けた無線LANアダプタ12との間で無線LANによる通信接続を可能とする。
このようなシステム機器の構成により、施設A1〜Anに設けた受信機10とサーバ24との間を無線LANアダプタ12、携帯電話端末14、携帯電話網18及びインターネット22を経由して通信接続し、受信機10とサーバ24との間で所定のデータを送受信することを可能とする。このデータ送受信は、例えば受信機10の履歴データをサーバに送信(アップロード)して収集し、また、サーバ24から更新プログラムを受信機10に送信(ダウンロード)してバージョンアップする。
[受信機と無線LANアダプタ]
(受信機の構成)
図2は、図1における受信機の構成を無線LANアダプタ及び携帯電話端末と共に示した説明図である。
図2に示すように、受信機10は制御部11を備え、制御部11は、CPU、メモリ、各種の入出力ポートを備えたコンピュータ回路で構成している。制御部11に対しては、回線受信部32、表示部34、操作部36、警報部38及び移報部40を設けている。
回線受信部32は火災感知器の火災検知による発報動作又は発信機の押し釦操作で流れる発報電流を検出して火災信号を制御部11に出力する。
表示部34は受信機の盤前面や盤内に設けた各種の表示灯や表示器を備えている。例えば表示部34には、火災代表灯、地区表示灯、地区音響一時停止灯、主音響停止灯等を設けている。
操作部36は受信機の盤前面や盤内に設けた各種の操作スイッチを備えている。例えば操作部36には、地区音響一時停止スイッチ、主音響停止スイッチ等を設けている。
警報部38には音響警報や音声案内を行うスピーカやブザー等を設けている。移報部40には、外部接続する例えば表示盤等に火災代表移報信号や回線移報信号を出力する無電圧リレー接点を用いた移報回路を設けている。
また制御部11に設けたCPUからはUSBとして知られた汎用シリアルバス(Universal Serial Bus)が引き出され、この汎用シリアルバスに入出力ポートとして機能するUSBコネクタによるUSBポート42を1又は複数設けており、その内の1つに無線LANアダプタ12を接続している。
無線LANアダプタ12は、インタフェース変換アダプタとして機能し、USB通信プロトコルに従ったパケット信号と無線LAN通信プロトコルに従ったパケット信号との間の変換を行う。例えば無線LANアダプタ12は、USB2.0又はUSB3.0の標準規格に従ったパケット信号とイーサネット(登録商標)による無線ネットワークをベースにしたIEEE802.11に準拠した無線LAN通信によるパケット信号との間の変換を行う。この無線LAN通信において、無線LANアダプタ12は無線LANのステーションとして機能し、アクセスポイントとして機能する携帯電話端末14との間の通信接続を確立してパケット信号を通信する。なお、以下の説明ではパケット信号を単に信号という場合がある。
無線LANアダプタ12としては、USBポート42に差し込んで使用するWiFi(登録商標)ドングルとして知られた小型のインタフェース変換デバイスを使用することができる。また、USBポート42に無線LANアダプタ12として機能する例えばWiFi(登録商標)ドングルを直接差し込んでいるが、アンテナ13は受信機筐体の外部に露出して設けており、外部の携帯電話端末14との通信接続をより確実なものとしている。
このように制御部11のUSBポート42に無線LANアダプタ12を接続することで、受信機10の外部機器となる無線LANのアクセスポイント機能を備えた携帯電話端末14との通信接続を可能とする。
(受信機の制御部)
受信機10の制御部11は、監視制御中に、火災感知器からの火災信号や発信機からの火災発信信号を受信して火災警報を出力する制御等を行う。
また、受信機10の制御部11は、監視制御中に発生した火災、障害、試験等の所定のイベントを履歴データとしてメモリに保存し、所定の問合せ周期、例えば1時間の問合せ周期に達する毎に、無線LANアダプタ12と携帯電話端末14との間の通信接続が確立したことを条件にサーバ24に問合せ信号を送信し、これに対しサーバ24から履歴要求信号を受信した場合に、所定期間分の履歴データ、例えば1ケ月分の履歴データをサーバ24に送信する制御を行う。
また、受信機10の制御部11は、サーバ24への問合せ信号の送信に対しサーバ24から履歴要求信号を受信した場合に、図3に示すように、送信対象とする所定期間分の履歴データを所定データ長のブロックデータDB1〜DB8に分割して受信機送信バッファ72に記憶し、通信経路74を介してサーバ24のサーバ受信バッファ76に順次送信する制御を行う。
また、受信機10の制御部11は、履歴データを分割したブロックデータの送信中に、携帯電話端末14を保有している管理者や担当者が無線LANアダプタ12の通信エリアから出ることにより、無線LANアダプタ12と携帯電話端末14との間の通信接続が中断した場合、例えば図3のブロックデータDB4の送信中にデータ送信が中断した場合、データ送信がブロックデータDB4の送信中に中断したことを記憶し、その後に、無線LANアダプタ12と携帯電話端末14との間の通信接続が確立して通信経路74が再開した場合、データ送信を中断したブロックデータDB4の先頭から送信を再開する制御を行う。
これにより履歴データの送信が途中で中断した場合、次の通信接続が行われたら、中断したブロックデータの先頭からデータ送信を再開することで、履歴データの送信を最初から送り直す必要がなく、効率良く履歴データを送信することを可能とする。
また、受信機の制御部11は、サーバ24への問合せ信号の送信に対しサーバ24から
プログラム更新信号を受信した場合には、当該プログラム更新信号に基づき自己のプログラムを更新する制御を行う。
[携帯電話端末]
(携帯電話機の機能構成)
図4は携帯電話端末の機能構成の概略を示した説明図であり、個人用の携帯コンピュータの機能を併せもつ携帯電話端末として知られたスマートフォンを例にとっている。
図4において、携帯電話端末14は、制御部46、携帯電話通信部48、無線LAN通信部50、高速移動通信部52、GPS通信部(全地球測位システム通信部)54、カメラ部56、SIMカード58、ディスプレイ60、タッチパネル62、音声入出力部64、USB端子部66、操作部68及びメモリカード70等を備える。
制御部46は、プロセッサを構成するCPU、メモリ、各種入出力インタフェースを備えたLSIで実現され、インストールされたプログラムを実行する。
携帯電話通信部48は、第3世代移動通信システム(3G)として知られたW−CDMAにより携帯電話通信を行う。
無線LAN通信部50は、イーサネット(登録商標)による無線ネットワークをベースにしたIEEE802.11に準拠した無線通信を行い、図2の受信機10に設けた無線LANアダプタ12との間に無線LAN回線を確立してデータ伝送を行う。このため無線LAN通信部50は、無線LANのアクセスポイントとして機能する無線LAN通信機能、例えばデザリング機能を備えている。
無線LAN通信部50は、イーサネット(登録商標)による無線ネットワークをベースにしたIEEE802.11に準拠した無線通信を行い、図2の受信機10に設けた無線LANアダプタ12との間に無線LAN通信回線を確立してパケット伝送を行う。
高速移動通信部52は、IEEE802.16eに準拠したモバイルWiMAX(登録商標)によるモバイル高速移動通信を行う。
GPS通信部54は、米国が運用する周回衛星を使用した全地球測位システム(Global Positioning System)を利用して、現在位置の経度と緯度を取得するための通信を行う。
カメラ部56は、CMOS撮像素子を使用して画像の撮像を行い、静止画及び動画を取得する。
SIMカード58は、携帯電話番号を識別するための番号であるIMSI(International Mobile Subscriber Identity)番号を格納したカードであり、SIMカード58の差し替えにより、複数の携帯電話端末で同じ携帯電話番号を利用可能とする。
ディスプレイ60は、液晶パネルや有機ELパネルなどの表示デバイスを使用し、パネル表面にはタッチパネル62を配置している。音声入出力部64は、マイク、スピーカ、及びオーディオコーデック(Audio CODEC)を備えて音声入出力を行う。
USB端子部66は、適宜の周辺機器を接続するデジタル・インタフェースのコネクタを接続する。操作部68は、キーパッドや操作釦による利用者の操作を受け付けて制御部46に通知する。メモリカード70は、着脱自在な外部メモリであり、カメラ部56で撮像した画像等の各種データの外部記憶に使用する。
制御部46にはプログラムの実行により実現する機能として、通話接続、メール接続、インターネット接続などの通信接続及び関連する各種の制御を行う。
(無線LAN通信部のアクセスポイント制御機能)
携帯電話端末14に設けた無線LAN通信部50のアクセスポイント制御機能は次のようになる。ここで、携帯電話端末14の無線LAN通信部50は無線LANのアクセスポイントとなり、受信機10に設けた無線LANアダプタ12は無線LANのステーションとなる。
アクセスポイントとして機能する携帯電話端末14の無線LAN通信部50に通信接続する受信機10の無線LANアダプタ12には、アクセスポイントの識別子であるESS−ID(Extended Service Set Identifier)を予め設定登録しておく。これにより携帯電話端末14の無線LAN通信部50は設定登録されている識別子ESS−IDの端末としか通信しないようにすることができる。
アクセスポイントとなる携帯電話端末14の無線LAN通信部50とそのステーションとなる受信機10の無線LANアダプタ12との間の通信接続を行うアクセスポイント制御機能は、パッシブスキャン方式とアクティブスキャン方式に大別される。
(パッシブスキャン方式)
パッシブスキャン方式は、携帯電話端末14の無線LAN通信部50が定期的にブロードキャストするビーコンフレームを受信機10の無線LANアダプタ12で受信し、無線LANアダプタ12は予め設定登録している携帯電話端末14の無線LAN通信部50の識別子ESS−IDが、接続しようとしている携帯電話端末14の無線LAN通信部50の識別子ESS−IDと同じかどうかを問い合わせるプローブ要求フレームを送信する。
携帯電話端末14の無線LAN通信部50はプローブ要求フレームにより受信した識別子ESS−IDが自己の識別子ESS−IDと同じであればプローブ応答フレームを返送し、受信機10の無線LANアダプタ12はこれを受信して、携帯電話端末14の無線LAN通信部50の識別子ESS−IDが設定登録しているものと同じ識別子であることを確認する。
続いて受信機10の無線LANアダプタ12と携帯電話端末14の無線LAN通信部50の間で、予め設定した認証方式を使って認証を行い、認証に成功すると、受信機10の無線LANアダプタ12から携帯電話端末14の無線LAN通信部50へ接続要求としてアソシエーション要求フレームを送信し、携帯電話端末14の無線LAN通信部50が許可応答としてアソシエーション応答フレームを返送すると接続が完了し、パケット信号の通信を行う。
(アクティブスキャン方式)
アクティブスキャン方式は、受信機10の無線LANアダプタ12で携帯電話端末14の無線LAN通信部50からのビーコンフレームを一定時間にわたり受信できなかった場合に、受信機10の無線LANアダプタ12が接続を行いたい識別子ESS−IDの情報をプローブ要求フレームにより送信し、携帯電話端末14の無線LAN通信部50からプローブ応答フレームが得られれば、パッシブスキャン方式と同様に、認証、アソシエーション要求と応答に移行し、接続を完了し、パケット信号の通信を行う。
[サーバの機能構成]
図1に示した管理用のサーバ24は、施設A1〜Anに設けている受信機10から履歴データを収集すると共に、更新プログラムを受信機10に送ってバージョンアップする制御を制御部26により行う。
サーバ24の制御部26は、受信機10から問合せ信号を受信した場合に、所定の履歴収集周期、例えば1ケ月周期となる月の1日の所定時刻、例えば正午に達していた場合は受信機10に履歴要求信号を送信し、これに対し受信機10から1ケ月分の履歴データを受信した場合にデータベース28に保存する制御を行う。
また、サーバ24の制御部26は、受信機10から問合せ信号を受信した場合に、受信機10に対する更新プログラムを準備している場合は、準備している更新プログラムを含むプログラム更新信号を受信機に送信して更新させる制御を行う。
また、サーバ24の制御部26は、受信機10にプログラム更新信号を送信する場合に、送信対象とする更新プログラムを所定データ長のブロックデータに分割して順次送信する制御を行う。
また、サーバ24の制御部26は、プログラム更新信号を分割したブロックデータの送信中に、携帯電話端末14を保有している管理者や担当者が無線LANアダプタ12の通信エリアから出ることにより、無線LANアダプタ12と携帯電話端末14との間の通信接続が中断した場合に、データ送信が中断したブロックデータを記憶し、携帯電話端末14と無線LANアダプタ12との間の通信接続が確立した場合、データ送信を中断したブロックデータの先頭から送信を再開する制御を行う。
これによりプログラム更新信号のデータ送信が中断した場合、次の通信接続が行われたら、中断したブロックデータの先頭からデータ送信を再開することで、プログラム更新信号の送信を最初から送り直す必要がなく、効率良くプログラム更新信号を送信することを可能とする。
また、サーバ24の制御部26は、受信機10から問合せ信号を受信した場合に、所定の履歴収集周期に達しておらず、また、更新プログラムの準備もない場合には、通信終了通知信号を受信機10に送信する制御を行い、これを受信した受信機10に問合せ信号の送信に基づく処理を終了させる。
[受信機制御]
図5は履歴データの送信を例にとって受信機制御を示したフローチャートであり、図2の受信機10に設けた制御部11による制御となる。
図5に示すように、ステップS1(以下「ステップ」は省略)で電源投入に伴う所定の初期化処理を行った後、S2に進んで火災監視モードを設定して火災監視制御を行う。火災監視制御では火災感知器の発報による火災信号や発信機の操作による火災発信信号を受信して火災警報を出力する。
火災監視モードによる火災監視制御中にS3で例えば1時間となる所定の問合せ周期への到達を判別するとS4に進み、無線LANアダプタ12による携帯電話端末14と無線LAN通信が可能か否か判別する。このとき携帯電話端末14が無線LANアダプタ12の通信エリアに存在していれば、S3で無線LAN通信可能を判別してS5に進み、サーバ24に対し問合せ信号を送信して問合せを行う。
続いてS6でサーバ24からの応答ありを判別するとS7に進み、履歴要求信号の受信により履歴データの要求を判別するとS8に進んで所定期間分、例えば1ケ月分の履歴データを所定データ長のブロック単位に分割した履歴データ信号を順次サーバ24へ送信する。この履歴データ信号の送信中にS9でデータ送信終了を判別するとS2に戻って火災監視モードによる火災監視制御を行う。
またS9でデータ送信終了を判別するまでの間に、S10で無線LAN通信の中断を判別した場合はS11に進んで中断したブロックを記憶し、S12で無線LAN通信可能を判別するとS13に進み、中断したブロックの先頭から履歴データ信号の送信を再開する。
一方、S7でサーバ24からの要求信号が履歴要求でないことを判別した場合はS14に進み、通信終了要求信号の受信による通信終了要求を判別した場合はS2に戻る。S14で通信終了要求でない場合はS15に進み、その他の要求に対する必要な処理を行ってS2に戻る。
なお、受信機10からの問合せに対しサーバ24からプログラム更新要求信号を受信した場合は、ブロック分割により順次送信されてくるプログラム更新信号の受信が完了したら受信機10の制御部11のプログラムを更新する制御を行い、また、プログラム更新信号の受信が中断した場合は中断したブロックを記憶し、データ受信が再開した場合、中断したブロックの先頭から受信したブロックを記憶する制御が図5のフローチャートに加わることになる。
[サーバ制御]
図6は履歴データの受信を例にとってサーバの制御を示したフローチャートであり、図1のサーバ24に設けた制御部26による制御となる。
図6に示すように、S21で電源投入に伴う所定の初期化処理を行った後、S22で受信機10からの問合せ信号の受信による問合せありを判別するとS23に進み、例えば1ケ月周期となる月の1日の正午以降となる履歴データの収集タイミングを判別すると、S24で受信機10に対し履歴要求信号を送信して履歴データ要求を行う。
続いてS25で受信機10からの履歴データ信号の送信応答を判別すると、S26で履歴データ信号をブロック単位に受信して記憶する。この履歴データ信号の受信中にS27でデータ受信終了を判別するとS22に戻って火災監視モードによる火災監視制御を行う。
またS27でデータ送信終了を判別までの間に、S28でデータ受信の中断を判別した場合はS29に進んで中断したブロックを記憶し、S30でデータ受信の再開を判別するとS31に進み、中断したブロックの先頭からの履歴データを受信して記憶する。
一方、S23で履歴データ収集タイミングでないことを判別した場合はS32に進み、受信機10へ通信終了要求信号を送信してS22に戻る。
なお、受信機10からの問合せ信号の受信に対しサーバ24側で更新プログラムを準備している場合は、所定データ長にブロック分割したプログラム更新信号を受信機10に順次送信し、データ送信が中断した場合は中断したブロックを記憶し、通信接続が再開した場合、中断したブロックの先頭から送信を再開する制御が図6のフローチャートに加わることになる。
[本発明の変形例]
(受信機とサーバによるデータ)
上記の実施形態は、受信機から履歴データをサーバにアップロードする場合と、サーバから受信機に更新プログラムをダウンロードする場合を例にとっているが、受信機とサーバとの間でやり取りするデータはこれに限定されず、防災監視設備の運用や管理に必要な適宜の情報をやり取りすることを可能とする。
(R型受信機を用いた防災監視設備)
上記の実施形態は、P型の受信機10を設けた防災監視設備を例にとっているが、R型として知られた受信機から引き出された伝送回線にアドレスを設定したアナログ火災感知器を接続して感知器単位に火災を監視して警報する防災監視設備についても同様に適用することができる。
(携帯電話端末)
上記の実施形態は、受信機に設けた無線LANアダプタとアクセスポイント機能を備えたスマートフォン等の携帯電話端末と通信接続する場合を例にとっているが、携帯電話端末に代え、無線LANのアクセスポイント機能を備えたタブレット等の電話機能を持たない携帯端末としても良い。
(WiFi網)
また、図1に示した施設A1〜An内に、WiFi(登録商標)網などの無線LAN網を構築している場合には、携帯電話端末に代え、タブレット等の電話機能を持たない携帯端末として使用し、無線LAN網に設けたアクセスポイントのゲートウェイ装置を介してインターネット上のサーバ24との間で通信接続を確立するようにしても良い。
(その他)
また、本発明は上記の実施形態に限定されず、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
10:受信機
11,26,46:制御部
12:無線LANアダプタ
14:携帯電話端末
16:火災感知器
18:携帯電話網
20:基地局
22:インターネット
24:サーバ
28:データベース
32:回線受信部
34:表示部
36:操作部
38:警報部
40:移報部
42:USBポート
50:無線LAN通信部
72:受信機送信バッファ
76:サーバ受信バッファ

Claims (5)

  1. 1又は複数の防災設備に設けられ、監視領域に設置した火災感知器からの火災信号を受信して警報する受信機と、
    前記受信機に設けられた制御部に接続されて外部機器との間を無線回線により通信接続する無線通信アダプタと、
    前記無線通信アダプタの通信可能エリアに存在した場合に、前記無線通信アダプタと外部通信網との間を通信接続すると共に外部通信網と通信接続する携帯端末と、
    前記外部通信網を介して前記携帯端末と通信接続するサーバと、
    を備え、前記受信機と前記サーバとの間を前記無線通信アダプタ、前記携帯端末及び前記外部通信網を経由して通信接続し、前記受信機と前記サーバとの間で所定のデータを送受信する防災監視設備管理システムであって、
    前記受信機の制御部は、監視制御中に発生した所定のイベントを履歴データとして保存し、前記無線通信アダプタの通信可能エリアに前記携帯端末が存在する場合に、前記サーバに問合せ信号を送信し、
    前記サーバの制御部は、前記受信機から問合せ信号を受信した場合に、所定の履歴収集周期に達していた場合は前記受信機に履歴要求信号を送信し、
    前記受信機の制御部は、前記サーバから履歴要求信号を受信した場合に、所定期間分の履歴データを前記サーバに送信し、
    前記サーバの制御部は、前記受信機から受信した履歴データを保存することを特徴とする防災監視設備管理システム。
  2. 請求項1記載の防災監視設備管理システムに於いて、前記受信機の制御部は、
    前記サーバから履歴要求信号を受信した場合に、送信対象とする所定期間分の履歴データを所定データ長のブロックデータに分割して順次送信し、
    前記ブロックデータの送信中に前記無線通信アダプタと前記携帯端末との間の通信接続が中断した場合に、データ送信が中断したブロックデータを記憶し、前記無線通信アダプタと前記携帯端末との間の通信接続が確立した場合、前記データ送信を中断したブロックデータの先頭から送信を再開することを特徴とする防災監視設備管理システム。
  3. 1又は複数の防災設備に設けられ、監視領域に設置した火災感知器からの火災信号を受信して警報する受信機と、
    前記受信機に設けられた制御部に接続されて外部機器との間を無線回線により通信接続する無線通信アダプタと、
    前記無線通信アダプタの通信可能エリアに存在した場合に、前記無線通信アダプタと外部通信網との間を通信接続すると共に外部通信網と通信接続する携帯端末と、
    前記外部通信網を介して前記携帯端末と通信接続するサーバと、
    を備え、前記受信機と前記サーバとの間を前記無線通信アダプタ、前記携帯端末及び前記外部通信網を経由して通信接続し、前記受信機と前記サーバとの間で所定のデータを送受信する防災監視設備管理システムであって、
    前記受信機の制御部は、前記無線通信アダプタの通信可能エリアに前記携帯端末が存在する場合に、前記サーバに問合せ信号を送信し、
    前記サーバの制御部は、前記受信機から問合せ信号を受信した場合に、所定のプログラム更新信号を前記受信機に送信し、
    前記受信機の制御部は、前記プログラム更新信号を受信した場合に、当該プログラム更新信号に基づき自己のプログラムを更新することを特徴とする防災監視設備管理システム。
  4. 請求項3記載の防災監視設備管理システムに於いて、前記サーバの制御部は、
    前記受信機にプログラム更新信号を送信する場合に、送信対象とする更新プログラムを所定データ長のブロックデータに分割して順次送信し、
    前記ブロックデータの送信中に前記携帯端末と前記無線通信アダプタの間の通信接続が中断した場合に、データ送信が中断したブロックデータを記憶し、前記携帯端末と前記無線通信アダプタとの間の通信接続が確立した場合、前記データ送信を中断したブロックデータの先頭から送信を再開することを特徴とする防災監視設備管理システム。
  5. 請求項1乃至4の何れかに記載の防災監視設備管理システムに於いて、前記携帯端末は通話機能を備えた携帯電話端末であることを特徴とする防災監視設備管理システム。
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